JPH078427Y2 - フッ素樹脂でライニングされたタンク類 - Google Patents

フッ素樹脂でライニングされたタンク類

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JPH078427Y2
JPH078427Y2 JP1989037288U JP3728889U JPH078427Y2 JP H078427 Y2 JPH078427 Y2 JP H078427Y2 JP 1989037288 U JP1989037288 U JP 1989037288U JP 3728889 U JP3728889 U JP 3728889U JP H078427 Y2 JPH078427 Y2 JP H078427Y2
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fluororesin
liner
inner peripheral
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tanks
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孝男 森屋
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Nippon Valqua Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、フッ素樹脂でライニングされたタンク類に関
し、更に詳しくは、負圧条件下で使用してもフッ素樹脂
ライナーがタンク内周面から浮き上がることがないフッ
素樹脂でライニングされたタンク類に関する。
考案の技術的背景ならびにその問題点 金属製あるいは汎用の合成樹脂製のタンク類では、耐化
学薬品性に劣るため腐食性流体用に用いることはでき
ず、またタンク壁に巣ケースなどが付着することがある
ため、タンク類の内周面にフッ素樹脂ライナーを設けた
フッ素樹脂ライニングタンク類が用いられている。
ところでタンク類は、一般に、開放型と密封型とに大別
されるが、このうち開放型を例にとって説明すると、開
放型タンク類1は、第5図に示すように、上部体(特に
上蓋体)2と下部体3とからなっている。この上蓋体2
はフランジ部4を有するとともにその内周面にはフッ素
樹脂第1ライナー5を有しており、このフッ素樹脂第1
ライナー5の先端部には上部体2のフランジ部4に沿っ
てフレアー部6が形成されている。また下部体3も同様
であってフランジ部7を有するとともにその内周面には
フッ素樹脂等2ライナー8を有しており、このフッ素樹
脂第2ライナー8の先端部には下部体3のフランジ部7
に沿ってフレアー部9が形成されている。このような上
部体2と下部体3とは、互いのフランジ部4および7を
締めつけることによって接合されている。
なおタンク類の上部体2および下部体3は必要に応じて
それぞれ開口部AおよびBを有している。
このようなフッ素樹脂でライニングされたタンク類は、
内部に貯蔵される液体の圧力が常圧より大きい正圧の場
合には、かなりの高圧にも耐えうるが、逆にタンク内部
の圧力が常圧より小さい負圧の場合には、第6図に示す
ように、タンク3の内周面からフッ素樹脂ライナー8が
浮き上がってしまい、この浮き上がった部分のフッ素樹
脂ライナーに亀裂が生ずることがあるという問題点があ
った。
このため、本件出願人としては、フッ素樹脂ライナーの
内周面に、内部に補強体が内装されたフッ素樹脂からな
る環状体を装着し、この環状体により前記ライナーの浮
き上がりを防止するようにしたフッ素樹脂ライニングタ
ンク類を既に提案した(実開昭62−127,982号公報参
照)。
しかしながら、タンク内の使用流体温度が高く、また高
真空状況下ではフッ素樹脂ライナーの浮き上がりを完全
に防止することができない場合があり、時として前記環
状体が脱落する虞もあり、なお一層の改善が望まれてい
た。
考案の目的 本考案は上記のような従来技術に伴なう問題点を解決し
ようとするものであって、フッ素樹脂ライナーがタンク
類の内周面から浮き上がるのを防止し、特に耐負圧特性
に優れた、フッ素樹脂でライニングされたタンク類を提
供することを目的としている。
考案の概要 本考案に係るフッ素樹脂でライニングされたタンク類
は、内周面がフッ素樹脂ライナーによって被覆されたタ
ンク類において、該フッ素樹脂ライナーの内周面上に、
内部に補強体が埋設されたフッ素樹脂からなるコイル状
の環状体が装着されているとともに、この環状体には前
記フッ素樹脂ライナーの内周面に接着されたフッ素樹脂
リブが交差し係合するように構成されていることを特徴
としている。
本考案に係るフッ素樹脂でライニングされたタンク類で
は、内部に補強体が埋設されたフッ素樹脂からなるコイ
ル状の環状体が装着されており、しかもこの環状体には
フッ素樹脂ライナーの内周面に接着されたフッ素樹脂リ
ブが交差し係合するように構成されているので、フッ素
樹脂ライナーがタンク類の内周面から浮き上がったり、
剥離したりすることがなく、またこの環状体自体もライ
ナー内周面から脱落することがない。
考案の具体的説明 以下本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図であり、図2
は図1をより詳細に示す拡大断面図であり、以下の説明
において、第5図に示す部材と同一部材には同一符号を
付する。
本考案を開放型タンク類を例にとって説明すると、この
タンク類20は、第1図に示すように、上部体(特に上蓋
体)2と下部体3とからなっている。この上蓋体2はフ
ランジ部4を有するとともにその内周面にはフッ素樹脂
第1ライナー5を有しており、このフッ素樹脂第1ライ
ナー5の先端部には上蓋体2のフランジ部4に沿ってフ
レアー部6が形成されている。また、下部体3も同様で
あってフランジ部7を有するとともにその内周面にはフ
ッ素樹脂第2ライナー8を有しており、このフッ素樹脂
第2ライナー8の先端部には下部体3のフランジ部に沿
ってフレアー部9が形成されている。このような上蓋体
2と下部体3とは、互いのフランジ部4および7を締め
つけることによって接合されている。
なお、タンク類20の上蓋体2および下部体は、必要に応
じてそれぞれ開口部AおよびBを有することができる。
ライナーを形成するフッ素樹脂としては、PTFE、フッ化
ビニリデン(PVDF)あるいは四フッ化エチレンとパーフ
ルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体であるPF
A、四フッ化エチレンと六フッ化プロピレンとの共重合
体であるFEP,四フッ化エチレンとエチレンとの共重合体
であるETFEなどが用いられる。これらのうち、ライナー
としての信頼性の高さからPTFEが最も好ましい。
タンク類20の上蓋体2および下部体3の内周面に沿う形
状のフッ素樹脂ライナー5および8を製造するには、ど
のような方法を採用してもよい。たとえばフッ素樹脂が
PTFEなどの熱溶融性ではないフッ素樹脂の場合には、上
蓋体あるいは下部体の内周面に沿って、該内周面とほぼ
相似形の可撓性隔膜を被包した中子を配置し、該隔膜と
内周面との間隙部にPTFE粉末を充填した後、上蓋体ある
いは下部体に水などの液体を中子から圧入して隔膜を膨
らませて内周面に圧接してPTFEライナーを予備成形し、
得られた予備形成ライナーを加熱炉に入れてPTFEの融点
以上の温度に加熱焼成する、いわゆる液圧成形法が採用
される。
また、フッ素樹脂ライナー5および8を製造するには、
予め、フッ素樹脂シートを接合して、タンクの上蓋体2
あるいは下部体3の内周面と同一形状のライナー5,8を
完成させておき、該ライナー5,8をタンク内に引き込ん
だ後、ライナー5,8をタンク内周面に接着して、ライニ
ングする引き込みライニング法(仮称)も採用される。
さらに、ガラスクロスが裏打ちされた前記フッ素樹脂シ
ートを、タンク類20の内周面に順次張り合わせて、各々
シートの接合部をフッ素樹脂溶接棒で溶融接着する方法
も採用されている。
本実施例では、フッ素樹脂ライナー8の内周面上をコイ
ル状に伸延し、内部に補強体21が埋設されたフッ素樹脂
からなる環状体22を挿着している。
このコイル状環状体22は、主としてタンク類20の下部体
3の内周面上に設けられたフッ素樹脂第2ライナー8の
内周面上に挿入設置されるが、このコイル状環状体22の
外径は、前記第2ライナー8がライニングされたタンク
類20の内径Dにほぼ等しく、またこのコイル状環状体22
の高さは、タンク類20の下部体3の直線部(胴体部分)
の長さLより若干短く設定することが好ましい。
このコイル状環状体22を形成するには、例えば、補強体
21の外周にフッ素樹脂チューブを挿通し、補強体21の両
端部をフッ素樹脂製メクラ栓(図示せず)で融着封止す
れば良い。このようにして補強体21が完全にフッ素樹脂
で被覆されたコイル状環状体22が形成される。
この環状体22を形成するフッ素樹脂としては、PTFE,PVD
F,PFA,FEPあるいはETFEなどが用いられるが、これらの
うちPTFE、PFAが特に好ましい。
コイル状の環状体22の内部に埋設される補強体21は、弾
性的に拡開習性を持つ金属製であることが好ましく、こ
れによりフッ素樹脂ライナー5,8がタンク類20の内周面
からの浮き上がり、剥離を防止でき、またこの環状体自
体も脱落することがない。
前記金属製補強体としては、例えば一般鋼材、ワイヤー
ロープ、ばね用炭素鋼線など各種金属材からなる帯状
体、棒状体、線状体が適用される。しかし、材質は、金
属製に限定されるものでは無く、各種耐熱性プラスチッ
クあるいはこれらの複合材を使用することも可能であ
る。
このようにすれば、タンク類20が、仮に使用流体温度が
高く、高真空状況下で使用されても、その内周面の設け
られた第1、第2ライナー5,8は、コイル状環状体22が
ライナー8の直状をした胴部分の内周面を押圧している
ので、このライナー8等が浮き上がることはなくなる。
なお、このコイル状環状体22は、必ずしもライナー8の
内周面を弾撥的に押圧する必要はなく、単に、当接する
上体であっても良い。
さらに、本実施例のタンク類20では、第2図および第2
図のIII−III線に沿う断面を示す第3図に詳細に示すよ
うに、このタンク類20の内周面にフッ素樹脂リブ23が接
着されている。このフッ素樹脂リブ23は、所定間隔おき
に凹部が形成されており、この凹部内に環状体22が収容
されることにより、コイル状環状体22と交差し該環状体
22に係合している。
フッ素樹脂リブ23は、前記コイル状環状体22に直交して
タンク類20の高さ方向に4本設けられている。各々のフ
ッ素樹脂製リブ23は、コイル状環状体22と直行する交差
部分に凹部24を設け、該凹部24内にコイル状環状体22の
一部を収納し、フッ素樹脂製リブ23がフッ素樹脂第2ラ
イナー8から浮き上がるのを防止するとともにこの第2
ライナー8に密着するようにフッ素樹脂リブ23と、フッ
素樹脂第2ライナー8とを全面または部分的に接着して
いる。この接着方法は、熱溶融製フッ素樹脂による溶接
法が好ましい。例えば、第2ライナー8がPTFEであると
きは、該リブ23もPTFEが好ましい。この場合PFA溶接棒
を使用して溶融接着するのが良い。
第4図は、本考案の他の実施例を示すもので、前記コイ
ル状環状体22を内方から支持するようにしたものであ
る。
前記コイル状環状体22は、主として下部体3の内周面上
に設けられたフッ素樹脂第2ライナー8の内周面上に挿
着されるが、上蓋体2の内周面上に設けられフッ素樹脂
第1ライナー5上にも設けることは可能である。
なお、本考案では、タンク以外の管体や反応塔等にも適
用することが可能である。
考案の効果 本考案に係るフッ素樹脂でライニングされたタンク類で
は、タンク類の内周面に設けられたフッ素樹脂ライナー
の内周面上をコイル状に伸延する、内部に補強体が埋設
されたフッ素樹脂からなる環状体が設けられ、しかもこ
の環状体には前記フッ素樹脂ライナーの内周面に接着さ
れたフッ素樹脂リブが交差し係合するように構成されて
いるので、フッ素樹脂ライナーがタンク類の内周面から
浮き上がったり、剥離することがなくまたこの環状体自
体も脱落することがない。
さらに、環状体をフッ素樹脂ライナーを内周面に設けら
れたフッ素樹脂リブにより支持するようにした場合に
は、フッ素樹脂ライナーの浮きや環状体の脱落をより一
層効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す開放型タンク類の断面
図、第2図は同実施例をより詳細に示す縦断面図、第3
図は第2図のIII−III線に沿う断面図相当図、第4図は
本考案の他の実施例を示す要部縦断面図、第5図は従来
の開放型タンク類の断面図、第6図は第5図の開放型タ
ンク類におけるライナーが浮き上がった状態を示す断面
図である。 2…上蓋体、3…下部体、5…第1ライナー、8…第2
ライナー、20…タンク類、21…補強体、22…環状体、23
…リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面がフッ素樹脂ライナーによって被覆
    されたタンク類において、該フッ素樹脂ライナーの内周
    面上に、内部に補強体が埋設されたフッ素樹脂からなる
    コイル状の環状体が装着されているとともに、この環状
    体には前記フッ素樹脂ライナーの内周面に接着されたフ
    ッ素樹脂リブが交差し係合するように構成されているこ
    とを特徴とするフッ素樹脂でライニングされたタンク
    類。
JP1989037288U 1989-03-30 1989-03-30 フッ素樹脂でライニングされたタンク類 Expired - Lifetime JPH078427Y2 (ja)

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JPH02129038U JPH02129038U (ja) 1990-10-24
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JPS5217796Y2 (ja) * 1971-05-10 1977-04-22
JPH0343150Y2 (ja) * 1986-02-06 1991-09-10

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