JPH0784801A - 連続メディアの同期再生方法 - Google Patents

連続メディアの同期再生方法

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JPH0784801A
JPH0784801A JP5226799A JP22679993A JPH0784801A JP H0784801 A JPH0784801 A JP H0784801A JP 5226799 A JP5226799 A JP 5226799A JP 22679993 A JP22679993 A JP 22679993A JP H0784801 A JPH0784801 A JP H0784801A
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JP
Japan
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continuous media
delay
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JP5226799A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Sato
哲司 佐藤
Ryoji Kataoka
良治 片岡
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】連続メディアを再生する個々のプロセス間での
同期を実現するために,簡便で統一的な同期機構であっ
て,特に連続メディアを同期再生している過程で,ある
メディアの再生が遅れた場合に,その再生の遅れを検出
して遅れを取り戻すことができる同期機構を実現するこ
とを目的とする。 【構成】複数個の連続メディア再生手段が複数の装置か
ら各々受信した画像や音声等の情報を同期をとって再生
する場合に,再生情報の再生に関する遅延許容値δを決
め,またはその遅延許容値δを再生情報と共に受信し, (自身のシーケンス番号)≧(相手のシーケンス番号)
−δ の条件式を満たすように再生位置を決める。または条件
式の判定結果に従って再生速度を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複数の連続メディアの
再生を同期させる方法に関し,特に,音声や動画像,ア
ニメーション等,時間的に連続した再生が必要となるメ
ディアの複数を同期させて再生する連続メディアの同期
再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年,ワークステーションやパーソナル
コンピュータの著しい技術革新に支えられ,これらの汎
用計算機に簡単な付加回路,例えば,スピーカであると
か画像の符号化/復号化ボードを付加することで簡単に
連続メディアの再生装置を実現することができるように
なってきた。この場合,連続メディアの再生装置は,汎
用計算機上の処理単位であるプロセスとして実現され,
複数の再生プロセスを同一の汎用計算機上で動作させる
こともできる。
【0003】動画,音声やアニメーションなど時間的に
連続な再生が必要となる情報メディアは,連続メディア
と呼ばれ,これらの連続メディアは互いに組み合わせて
並行して再生することで1つの意味を持つので,連続メ
ディア間の同期が重要となる。しかし,汎用計算機上の
プロセスとして連続メディアの再生装置を実現した場合
は,連続メディアの再生プロセス以外のプロセスも並行
して処理されることから,複数の連続メディアの再生を
同期させることは以下の要因により難しい。
【0004】すなわち,同期させるプロセス間で再生位
置に関する情報を交換する必要があるが,この情報交換
のためのメッセージの伝搬遅延時間が無視できないこと
である。メッセージを伝搬している時間にも,それぞれ
のプロセスは連続メディアの再生を続けているので,メ
ッセージを送信した時刻と受信した時刻では状態が変わ
っている。したがって,単にメッセージ交換をしただけ
では正確な同期はとれない。また,より正確な同期をと
るためには,より頻繁にメッセージの交換を行わなけれ
ばならないが,メッセージの伝搬遅延時間より短い間隔
でメッセージ交換を行うことはできない。
【0005】この問題に対処する従来技術として,各メ
ディアの再生プロセスに再生開始時刻を絶対時間で与え
る方法が,例えば,情報処理学会主催の「マルチメディ
ア通信と分散処理」ワークショップ(平成5年3月)に
おける「分散型マルチメディアシステムにおける情報間
同期機構の実現」田島,寺西,他著により既知である。
【0006】そこでは,メッセージの伝搬遅延時間と表
示するメディア情報の準備に必要な時間をあらかじめ見
積もっておき,見積もった遅れ時間を考慮して各メディ
アの再生プロセスに再生開始時刻を送信する。この方法
では,十分な遅れ時間を考慮し,かつ,各メディアの再
生プロセスを実行する計算機の時計を合わせておくこと
で,同期して複数のメディアを再生できる。メッセージ
の伝搬遅延時間に相当する“遅れ時間”の間は,それぞ
れのプロセスで絶対時間を用いてあらかじめ決められた
時間あるいは速度で再生を行う実時間同期機構を実現し
ている。さらに,全体を制御する制御プロセスと再生速
度の基準となる基準プロセスとを設けて,基準プロセス
の再生状態(遅れ/進み)を制御プロセスに通知し,制
御プロセスが他の再生プロセスに対して速度変更の指示
を出す適応型連続同期機構をも実現している。
【0007】このように従来の同期機構では,同期のた
めの制御が複雑で,同期のための処理が大きかったた
め,簡便な同期機構を実現できる新たな同期方式が必要
とされていた。
【0008】特に,3つ以上の連続メディアを同期再生
する際に,格納装置からのデータ読み出し等の不定期な
処理によって1つのメディアの再生が遅れたときに,遅
れたことを検出してその遅れを取り戻すような簡便な同
期再生方法が必要とされていた。その際,同期している
複数の他のプロセスの実現に影響を与えることなく,遅
れを取り戻せる拡張性が必要となるが,この問題に対処
できる公知の従来技術はなく,新たな同期再生方法が必
要とされていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は,連続
メディアを再生する個々のプロセス間での同期を実現す
るために,簡便で統一的な同期機構を実現することにあ
る。特に,3つ以上の連続メディアを同期再生している
過程で1つのメディアの再生が遅れた時に,そのメディ
アの再生が遅れたことを検出してその遅れを取り戻すこ
とができる簡便な同期再生方法を実現することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに,本発明の同期再生方法では,各連続メディア再生
手段は,現在再生している位置あるいは再生しようとし
ている位置を示すシーケンス番号を少なくとも含むメッ
セージを他の連続メディア再生手段に送信するメッセー
ジ送信手段と,他の連続メディア再生手段から送信され
たメッセージを受信するメッセージ受信手段を具備し,
再生開始時および再生途中において新たなシーケンス番
号を持つデータを再生する際に,自身のシーケンス番号
と,前記メッセージ受信手段で受信したメッセージに含
まれる相手のシーケンス番号とあらかじめ定められた遅
延許容値δとの間に,条件式 (自身のシーケンス番号)≧(相手のシーケンス番号)
−δ が成立する場合は,該自身のシーケンス番号を再生位置
として決定し,成立しない場合は,自身のシーケンス番
号を上記の条件式が成立する範囲まで進めて新たなシー
ケンス番号に対応する再生位置を決定する。
【0011】さらに,前記連続メディア再生手段は,再
生速度を変更する再生速度変更手段を具備し,再生開始
時および再生途中において新たなシーケンス番号を持つ
データを再生する際に,自身のシーケンス番号と,前記
メッセージ受信手段で受信したメッセージに含まれる相
手のシーケンス番号とあらかじめ定められた遅延許容値
δとの間に,条件式 (自身のシーケンス番号)≧(相手のシーケンス番号)
−δ が成立する場合は,あらかじめ定められた通常速度で再
生することを前記再生速度変更手段に通知し,成立しな
い場合は,あらかじめ定められた通常速度より速い速度
で再生することを前記再生速度変更手段に通知する。
【0012】また,前記メッセージ送信手段は,前記シ
ーケンス番号と遅延許容値δを少なくとも含むメッセー
ジを送信し,前記メッセージ受信手段で受信したメッセ
ージ内の遅延許容値δと,該メッセージ内の相手のシー
ケンス番号と自身のシーケンス番号とを前記条件式に入
力して,再生位置もしくは再生速度,またはそれらの双
方を決定する。
【0013】
【作用】連続メディア再生手段は,メッセージ送信手段
とメッセージ受信手段とを用いて,他の連続メディア再
生手段との間で同期を取る。その際に,メッセージとし
て現在再生している位置あるいは再生しようとしている
位置を示すシーケンス番号を送受し,受け取ったメッセ
ージのシーケンス番号と自身のシーケンス番号を比較す
ることで,相手の連続メディア再生手段と比較して自身
の再生が進んでいるか,あるいは,遅れているかを判断
する。特徴的なことは,シーケンス番号を比較する際に
遅延許容値δを用いることである。すなわち,自身の再
生が相手よりシーケンス番号でδだけ遅れることは許容
するが,δより遅れた場合には,シーケンス番号を飛ば
す飛び越し再生あるいは再生速度を上げる高速再生によ
って遅れを取り戻す。いずれの場合も,自身の連続メデ
ィア再生手段の再生方法を変更するだけで遅れを取り戻
すことが可能であり,他の連続メディア再生手段に変更
が波及することはない。
【0014】さらに,遅延許容値δを同期を必要とする
連続メディア再生手段の間で交換することで,同期する
相手に遅れの許容限度を指示できる。相手から受信した
遅延許容値δは,次に相手から同期のメッセージを受信
するまで有効であるから,複数メディアの同期再生によ
る物語の進行に伴って,個々のメディア再生手段の遅延
許容値を変更できる。
【0015】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面を用いて詳述す
る。図1は本発明を用いたマルチメディア再生装置の一
構成例であり,音声を再生するメディアAの再生プロセ
ス1aと,動画を再生するメディアBの再生プロセス1
bの2つを同期させる例を示している。いずれのプロセ
スも時間的に連続した再生が必要であり,両者を同期し
て再生することで意味のある再生を行うことができる。
【0016】図中の各メディアA,Bの再生プロセス1
a,1bは,図2で後述する同期操作を行う同期制御部
2a,2b,音声あるいは動画を再生する音声再生部3
aあるいは動画再生部3b,同期のためのメッセージを
送信するメッセージ送信部4a,4b,同期のためのメ
ッセージを受信するメッセージ受信部5a,5bで構成
される。メッセージは,情報を伝達する物理的な通信路
を介して通信相手を指定して送受信する。再生する音声
および動画には,物理的な再生の単位であるフレームあ
るいは複数のフレーム単位,あるいは,論理的な再生の
単位であるシーンやカットにシーケンス番号が付与され
ているものとし,このシーケンス番号を用いて複数のメ
ディア間で同期をとる。
【0017】図2は,本実施例における同期操作の手順
を説明する図である。図3は,本実施例を用いた同期の
実現例を示す図である。図3の例は,メディアA(音
声)とメディアB(動画)を同期再生する際に,音声の
遅延許容値はδ=0に固定して,動画の遅延許容値をδ
=0およびδ=1とした場合の例である。本来,メディ
アA(音声)とメディアB(動画)は,(A0,B
0),(A1,B1),…,(An,Bn)のシーケン
スの組がそれぞれ同期して再生されることが期待されて
いるが,図3では動画の再生が何らかの理由によって遅
れたために,その遅れを取り戻すように制御する例を示
している。図中のt0 ,t1 ,t2 ,…は時刻を表して
いる。
【0018】以下,図2に示した同期操作の流れを説明
する。なお,相手からのメッセージを受け取る前の初期
状態として,相手のシーケンス番号は−1とする。 [1]自身の再生に関して,次に再生すべきシーケンス
番号,すなわち現在のシーケンス番号を得る。その際,
再生すべきものがなければ再生を終了する(図2のステ
ップS1)。再生を終了するにあたって必要な操作があ
れば終了操作として実行する。
【0019】[2]再生すべきものがある場合には,相
手のメディア再生プロセスから送られてきたメッセージ
を受け取る。メッセージは,相手のシーケンス番号と遅
延許容値からなる。受け取ったメッセージからこれらの
値を求め,現時点での相手のシーケンス番号と遅延許容
値を決定し保持する(図2のステップS2)。メッセー
ジ中に遅延許容値がない場合には,あらかじめ定められ
たシステム固有の遅延許容値を現在の遅延許容値とす
る。メッセージが到着していない場合には何もしない。
【0020】[3]現在保持している相手のシーケンス
番号と遅延許容値から,次式を用いて自身の再生すべき
シーケンス番号と再生速度を決定する(図2のステップ
S3)。条件式 (自身のシーケンス番号)≧(相手のシーケンス番号)
−δ が成立する場合は,現在の自身のシーケンス番号を再生
位置とし,あらかじめ定められた通常速度で再生すると
して決定する。条件式が成立しない場合は,遅延許容値
で許容された範囲を超えて自身の再生が遅れていると判
定し,遅れを取り戻すための制御を行う。具体的には,
自身のシーケンス番号を条件式が満たされるまで進める
飛び越し制御による再生位置の変更,または,自身のシ
ーケンス番号の位置をあらかじめ定められた通常速度よ
り速い速度で再生する再生速度の変更のいずれかの制
御,あるいは,両者を組み合わせた制御を行う。
【0021】[4]再生可能であれば,自身のシーケン
ス番号と相手プロセスに要求する遅延許容値を,同期す
る相手である他のメディア再生プロセスにメッセージと
して送信する(図2のステップS4)。
【0022】[5]決定した再生位置と再生方法で再生
を行う(図2のステップS5)。以上の操作を再生すべ
きデータがなくなるまで繰り返す。図3の音声と動画
(δ=0)を同期させる例を参照しながら,より詳細に
同期操作を説明する。図3の時刻t0 ,t1 では,メデ
ィアA(音声)とメディアB(動画)は,それぞれA
0,A1と,B0,B1のシーケンス番号が得られる。
このうち,同期に使われる情報すなわちシーケンス番号
は第2文字の0,1である。したがって,時刻t0 から
1 の間は,音声再生プロセスはA0を,動画再生プロ
セスはB0を再生している。この例では,時刻t1 以降
に再生する動画B1,B2,B3の再生が遅れ,時刻t
5 においてB3の再生が完了している。
【0023】時刻t5 で,動画再生プロセスは音声再生
プロセスからA5の再生を開始するメッセージを受け取
る。自身はシーケンス番号が4のデータB4を再生しよ
うとするが,(自身のシーケンス番号)=4,(相手の
シーケンス番号)=5,δ=0であり, (自身のシーケンス番号)≧(相手のシーケンス番号)
−δ の条件式が満たされないことから,遅延許容値δで許容
された範囲を超えて自身の再生が遅れていると判定し,
遅れを取り戻すための制御を行う。この例では,シーケ
ンス番号を進めて,B5のデータを再生することにより
遅れを取り戻している。
【0024】次に,再生速度を上げて遅れを取り戻す場
合の同期手順を,図3で音声再生プロセス(A0,A
1,…の再生)と,動画の遅延許容値をδ=1した動画
再生プロセス(C0,C1,…の再生)の例を用いて詳
細に説明する。
【0025】この場合にも動画再生プロセスの再生が遅
れ,時刻t5 からt6 の中間付近でやっとC2の再生が
終了している。この時点で,音声再生プロセスはA5の
再生を開始していることから,動画再生プロセスは自身
のシーケンス番号が3,相手のシーケンス番号が5を用
いて条件式を判定する。動画再生プロセスの遅延許容値
はδ=1であるから,遅延許容値δで許容された範囲を
超えて自身の再生が遅れている。このため,C3の再生
速度を2倍として高速再生を行い,遅れを取り戻す制御
を行う。
【0026】この結果,C3の再生が時刻t6 をわずか
に過ぎた時点で終了するまで遅れを回復している。しか
し,この時点で音声再生プロセスはA6の再生を開始し
ていることから,ここでも条件式を満足することができ
ず,次のC4も再生速度を2倍として高速再生を行う。
この結果,動画再生プロセスは,音声再生プロセスがA
6を再生し終る時刻t7 より前にC4の再生を終了し,
以降のC5は,あらかじめ定められた通常速度で再生す
る。
【0027】以上示したように,遅延許容値δ=0とし
た場合には,相手のシーケンス番号と同じシーケンス番
号のデータを再生する。相手が再生しているシーケンス
番号と比較して遅延許容値で許容された範囲を超えて自
身の再生が遅れていると判定された場合には,自身のシ
ーケンス番号を条件式が満たされるまで進める飛び越し
制御を行って再生位置を変更する。この飛び越し制御に
よって簡単に遅れを取り戻すことができる。
【0028】一方,再生速度を可変とするような手段を
備えた再生部であれば,あらかじめ定められた通常速度
より速い速度で再生する再生速度の変更によって遅れを
取り戻すようにすることもできる。このような再生速度
を変更する手法として,例えば1秒間に30フレームを
再生する動画再生プロセスであれば1フレームおきに再
生するなどの手法があり,この場合,本来2秒かかる再
生を1秒で終えることができるから,簡単に2倍速の再
生を実現できる。
【0029】以上示した実施例では,遅延許容値をメッ
セージとして相手に送信していたが,この値をシステム
で固定する,あるいは,再生プロセス毎に固定する方法
をとることもできる。これによって再生プロセスの実現
が容易になり,また,メッセージの伝搬遅延時間を僅か
でも削減することができる。
【0030】遅延許容値δとして正の整数値(δ>0)
を用いる場合を示したが,遅延許容値に負の整数値を用
いた実現も可能である。この場合には,負の遅延許容値
を与えられた再生プロセスは,同期する相手のプロセス
より少なくとも遅延許容値の絶対値だけ進んだシーケン
ス番号の位置を再生することになる。したがって,英会
話教材における日本語解説を十分に遅らせて再生したい
場合でも,負の遅延許容値を指定することで,少なくと
も所望の遅れを保証した同期を簡単に実現できる。
【0031】また,遅延許容値δとして負の整数値を指
定することで,メッセージ伝搬遅延時間を相殺すること
ができる。先行して再生しているプロセスからのメッセ
ージは,伝搬遅延時間だけ遅れて到着するため,遅延許
容値δに伝搬遅延時間を加えた値が実際の遅れ保証時間
となる。このため,相手プロセスに送信するあるいはあ
らかじめ設定しておく遅延許容値を伝搬遅延時間だけ減
算して指定することで伝搬遅延時間が大きい場合でも所
望の遅れ保証時間を設定することができる。すなわち,
上述の実施例では遅れなく再生したい時に遅延許容値を
δ=0に設定したが,伝搬遅延時間として1が見込まれ
る時には,δ=−1と設定することで,目的とする遅れ
のない再生を実現することができる。
【0032】本実施例では,各メディアの再生プロセス
を,あらかじめ付与された昇順の整数値によるシーケン
ス番号に基づいて同期させているが,ここでいうシーケ
ンス番号とは何らかの順序関係が明らかなものであれば
よく,この番号に相当する値として,例えば絶対時間で
ある時刻や再生開始点からの経過時間等を用いても,本
発明に係る同期再生方法を実現することができる。この
場合には,各プロセスが持つあるいはメッセージで交換
する遅延許容値の値も時間に基づく値とする必要があ
る。
【0033】また,本実施例では,遅延許容値δの値が
0,1と小さい場合を説明したが,δの値が大きい場合
には,条件式 (自身のシーケンス番号)≧(相手のシーケンス番号)
−δ を満たす新たな自身のシーケンス番号として,条件式を
満たす範囲において種々の値を取ることができる。例え
ば,相手のシーケンス番号が10,遅延許容値がδ=
3,自身のシーケンス番号が5の場合を考える。この値
の組み合わせでは条件式を満たさないから,自身のシー
ケンス番号を進める。その際,自身のシーケンス番号を
7以上とすれば条件式を満たすことができる。しかし,
この値では,相手よりまだ3遅れているので,更に自身
のシーケンス番号を進めて,例えば相手のシーケンス番
号と等しい10を設定するようにしてもよい。
【0034】以上の説明では,図1に示すメディアAと
メディアBの2つの再生プロセス間での同期に限定して
述べたが,3つ以上の複数のメディアの同期再生に一般
化することは容易である。すなわち,1つのメディアの
再生プロセスから送信したメッセージを他の同期させる
全てのプロセスが受信すること,および,受信した全メ
ッセージのシーケンス番号と遅延許容値を満足するよう
に再生を行うことで実現できる。例えば,受信した複数
メッセージの中で最も遅れている,あるいは,進んでい
るプロセスからのメッセージを選択して,その選択した
メッセージとの間で,条件式を判定するように実施すれ
ばよい。また,特定のプロセスを制御プロセスとして設
け,制御プロセスを介して全体を制御する構成も実現で
きる。
【0035】また,実施例では,個々のメディアの再生
手段をプロセスとしてソフトウェア的に実現する場合に
ついて述べたが,各メディアの再生手段の一部または全
部をハードウェアで実現する場合にも,同様に本発明に
係る同期再生方法を実施することができることは言うま
でもない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば,複数メディアの再生を
メッセージ交換によって同期させる際に,自身の再生の
遅れが許容できる範囲内にあるかどうかを容易に判定で
き,許容範囲を超えた遅れが生じた場合には,シーケン
ス番号の飛び越しあるいは再生速度の変更によって簡単
に遅れを取り戻すことができる。遅れの許容範囲は,遅
延許容値としてパラメータ化されていることから,簡単
に遅延許容値を変更・設定することができる。
【0037】さらに,遅延許容値δを同期を必要とする
連続メディア再生手段の間で交換することで,同期する
相手に遅れの許容限度を指示できる。相手から受信した
遅延許容値δは,次に相手から同期のメッセージを受信
するまで有効であるから,複数メディアの同期再生によ
る物語の進行に伴って,個々のメディア再生手段の遅延
許容値を変更できる。
【0038】このように,あらかじめプロセス毎に設定
された遅延許容値,あるいは,相手プロセスから受信し
たメッセージに含まれる遅延許容値の値を変更するだけ
で再生の遅れが許容できる範囲にあるかどうかを容易に
変更できる。この結果,3つ以上の連続メディアを同期
再生する際に1つのメディアの再生が遅れた時に,遅れ
た再生プロセス自身が遅れたことを検出してその遅れを
取り戻すことができるため,同期している他のプロセス
の実現に影響を与えることなく,遅れを取り戻すことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたマルチメディア再生装置の一構
成例を示す図である。
【図2】本実施例における同期操作の手順を説明する図
である。
【図3】本実施例を用いた同期の実現例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1a,1b メディアの再生プロセス 2a,2b 同期制御部 3a 音声再生部 3b 動画再生部 4a,4b メッセージ送信部 5a,5b メッセージ受信部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/93 7/14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間的に連続した再生が必要な連続メデ
    ィア再生手段を複数個備えたマルチメディア再生装置に
    おける同期再生方法において,各連続メディア再生手段
    は,現在再生している位置あるいは再生しようとしてい
    る位置を示すシーケンス番号を少なくとも含むメッセー
    ジを他の連続メディア再生手段に送信するメッセージ送
    信手段と,他の連続メディア再生手段から送信されたメ
    ッセージを受信するメッセージ受信手段とを具備し,再
    生開始時および再生途中において新たなシーケンス番号
    を持つデータを再生する際に,自身のシーケンス番号
    と,前記メッセージ受信手段で受信したメッセージに含
    まれる相手のシーケンス番号とあらかじめ定められた遅
    延許容値δとの間に,条件式 (自身のシーケンス番号)≧(相手のシーケンス番号)
    −δ が成立する場合は,該自身のシーケンス番号を再生位置
    として決定し,成立しない場合は,自身のシーケンス番
    号を上記の条件式が成立する範囲まで進めて新たなシー
    ケンス番号に対応する再生位置を決定し,該決定した再
    生位置のシーケンス番号を前記メッセージ送信手段を用
    いて送信すると同時に,前記連続メディア再生手段によ
    る再生操作を再生すべきデータがなくなるまで繰り返す
    ことを特徴とする連続メディアの同期再生方法。
  2. 【請求項2】 時間的に連続した再生が必要な連続メデ
    ィア再生手段を複数個備えたマルチメディア再生装置に
    おける同期再生方法において,各連続メディア再生手段
    は,現在再生している位置あるいは再生しようとしてい
    る位置を示すシーケンス番号を少なくとも含むメッセー
    ジを他の連続メディア再生手段に送信するメッセージ送
    信手段と,他の連続メディア再生手段から送信されたメ
    ッセージを受信するメッセージ受信手段と,再生速度を
    変更する再生速度変更手段とを具備し,再生開始時およ
    び再生途中において新たなシーケンス番号を持つデータ
    を再生する際に,自身のシーケンス番号と,前記メッセ
    ージ受信手段で受信したメッセージに含まれる相手のシ
    ーケンス番号とあらかじめ定められた遅延許容値δとの
    間に,条件式 (自身のシーケンス番号)≧(相手のシーケンス番号)
    −δ が成立する場合は,あらかじめ定められた通常速度で再
    生することを前記再生速度変更手段に通知し,成立しな
    い場合は,あらかじめ定められた通常速度より速い速度
    で再生することを前記再生速度変更手段に通知し,前記
    メッセージ送信手段を用いて自身のシーケンス番号を送
    信すると同時に,連続メディア再生手段において該通知
    した再生速度に基づく再生操作を再生すべきデータがな
    くなるまで繰り返すことを特徴とする連続メディアの同
    期再生方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の連続メデ
    ィアの同期再生方法において,前記メッセージ送信手段
    は,前記シーケンス番号と遅延許容値δとを少なくとも
    含むメッセージを送信し,前記メッセージ受信手段で受
    信したメッセージ内の遅延許容値δと,該メッセージ内
    の相手のシーケンス番号と自身のシーケンス番号とを用
    いて前記条件式を判定することを特徴とする連続メディ
    アの同期再生方法。
JP5226799A 1993-09-13 1993-09-13 連続メディアの同期再生方法 Pending JPH0784801A (ja)

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JP5226799A Pending JPH0784801A (ja) 1993-09-13 1993-09-13 連続メディアの同期再生方法

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JP (1) JPH0784801A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010250844A (ja) * 1998-06-29 2010-11-04 British Telecommun Plc <Bt> 通信システムの動作特性
WO2013094397A1 (ja) * 2011-12-20 2013-06-27 シャープ株式会社 出力装置、出力装置の制御方法、伝送装置、伝送システム、制御プログラム、および記録媒体

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