JPH0784823B2 - 開き戸用電気錠 - Google Patents

開き戸用電気錠

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JPH0784823B2
JPH0784823B2 JP62174767A JP17476787A JPH0784823B2 JP H0784823 B2 JPH0784823 B2 JP H0784823B2 JP 62174767 A JP62174767 A JP 62174767A JP 17476787 A JP17476787 A JP 17476787A JP H0784823 B2 JPH0784823 B2 JP H0784823B2
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retractor
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、一般住宅、マンション等の集合住宅或はホテ
ルなどの出入口開き戸に用いられる電気錠に関し、詳し
くは、自動施錠の使用或は不使用の切替が可能であり勝
つパニックプルーフ機構を備えた電気錠に関するもので
ある。
〔従来の技術と問題点〕
開き戸の施錠装置には時と場合によりいろいろな機能が
要求される。
一般に、開き戸の施錠装置は内側からサムターンなどに
より、外側からは鍵によって施解錠されるが、自動施錠
される方が便利な場合と自動施錠されない方が便利な場
合がある。
例えば、閉扉後施錠を忘れた場合には盗難の虞があるた
め閉扉と同時に施錠されることが望ましく、又、急ぐ場
合には施錠の手間を省くことができれば便利である。
かかる目的から、自動施錠機能をもった円筒鍵やホテル
錠が既に実用化されているが、これとは逆に、室外にち
ょっとした用事のある場合、例えば牛乳や新聞をとりに
行く場合或は室外の立ち話をするようになときに、うっ
かり扉を全閉してしまうと、鍵を持ちあわせていない限
り閉め出されてしまう危険性があり、かかる場合には自
動施錠されない施錠装置が望まれる。
このように、一つの扉であっても、外出するときには自
動施錠され、ちょっと扉の外に出る場合には自動施錠さ
れないような使い分けのできる兼用型の施錠装置があれ
ば便利である。
現状では、実用的な兼用型はなく、工具を用いて自動施
錠機能を抑制する方法が採られる場合があるが、その都
度工具を用いて自動施錠機能を固定したり或いは解放し
たりすることは不便である。
かかる理由から、簡単に自動施錠の使用、不使用が切換
えられる便利な兼用型施錠装置が望まれる。
又、緊急時には、極めて簡単にしかも確実に解錠並びに
開扉して室内より脱出できる施錠装置でなければならな
い。
例えば、火災が発生した場合などのように緊急脱出を要
する場合には、サムターンを操作して解錠した後に開き
戸を開く余裕はなく、開き戸に設けられたレバーを倒す
ことによって解錠し、そのままレバーを引いて開き戸を
開いて脱出できるように施錠装置内にパニック機構が設
けられることがある。
然し、従来のパニックプルーフ機構は、レバーを一方向
に廻したときのみ作動し、あわてて反対方向に廻した場
合には如何に力を加えても作用しない欠点と、リンク機
構を用いたためレバー操作によるリンク機構の作動のみ
では不充分で、不足分をばね力で補う必要があり、何ら
かの事情でパニックルーフ機構の摩擦抵抗が増加して動
きが不円滑になった場合に解錠しない虞れがあった。
従って、レバーをいずれの方向に廻しても確実に解錠
し、いかなる場合にも円滑に解錠動作をするパニック機
構が必要である。
又、施錠装置には室外より鍵で解錠する機械的なもの
と、外より暗証番号をインプットしたときに解錠される
電気錠があり、これらがケースバイケースに応じて使い
分けられる施錠装置があれば便利である。
しかし、以上述べた各機能を兼ね備えた電気錠は構造が
複雑且つ大形となるため、コスト高となる欠点を開き戸
に組み込み難い欠点がある。
本発明は、かかる問題点を解決するもので、上記の各機
能を備えた電気錠を小さなケース内にコンパクトに収容
する電気錠を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ケース内に施解錠機構部とパニックプルーフ
機構部と電気解錠機構部を構成し、施解錠機構部は閉扉
によるトリガーボルトの後退により傾動するストッパー
と、該ストッパーの傾動により係合解除され、付勢され
た方向に移動するスライダーと、施錠角度と解錠角度に
付勢され、上記スライダーの付勢方向の移動に連動して
施錠角度に回動するカムプレートと、該カムプレートに
係合し、該カムプレートの施錠角度の回動により突出す
るデッドボルトと、中立位置に付勢され、上記カムプレ
ートの施錠方向の回動に押動されて上記デッドボルトに
係合するカードレバーを具備し、パニックプルーフ機構
部は内側ハブの回転により移動する内側レトラクター
と、該内側レトラクターより押圧力を受けて移動するパ
ニックスライダーと、該パニックライダーの移動に連動
して回動する回動レバーと、該回動レバーの回動に連動
して上記カムプレートを解錠角度の押動する連結レバー
を具備し、電気解錠機構部はソレノイドの作動或いは上
記ガードレバーの回動により外側レトラクターに係脱す
るロッキングブロックと、該ロッキングブロックとの係
合解除されときに外側ハブの回動により移動して上記パ
ニックスライダーを押圧して移動せしめる外側レトラク
ターを具備するものである。
〔作 用〕
以上のような構成により、電気錠の作用は次のようにな
る。
(1) 自動施錠 閉扉により開き戸より突出していたトリガーボルトが没
入してストッパーを傾動し、スライダーはストッパーと
の係合が解除されて付勢された方向に移動し、スライダ
ーに連動するカムプレートが施錠角度に回動する。
カムプレートの施錠角度の回動によりデッドボルトが突
出して開き戸を施錠すると共に、カプレートに押動され
たガードレバーが突出したデッドボルトに係合して施錠
状態となる。
(2) 鍵、サムターン等による解錠 鍵などを用いてカムプレートを解錠角度に回動すると、
カムプレートから開放されたガードレバーが、中立位置
に復帰してデッドボルトとの係合を解除すると共に、ロ
ッキングブロックを押動し、ロッキングブロックと外側
レトラクターとの係合が解除される。
カムプレートの解錠角度により、デッドボルトが没入す
る。
又、カムプレートに連動するスライダーは旧位置に復帰
して再びストッパーと係合する。
そして開扉によりトリガーボルトが突出して自動施錠可
能状態となる。
(3) 自動施錠機能の抑制 指でデッドボルトの突出を防止して、トリガーボルトを
押しトリガーボルトを開扉時の後退量以上に後退させる
と、トリガーボルトはストッパーを係合しストッパーは
スライダーとの係合状態を保持するため、スライダー、
カムプレート及びデッドボルトは解錠状態に保たれる。
かかる状態で閉扉してもトリガーボルトが移動すること
はないので、自動施錠されない。
(4) 自動施錠機能の抑制解除 鍵又はサムターンにてカムプレートを解錠方向に回動さ
せると、スライダーが移動し、スライダーに当ったスト
ッパーが傾動してトリガーボルトの係合を解除し、トリ
ガーボルトが突出して自動施錠機能が回復する。
(5) パニックプルーフによる解錠 室内側よりレバーハンドルを時計方向或いは反時計方向
のいずれかに回動すると、内側ハブが内側レトラクター
を移動し、移動する内側レトラクターに押されたパニッ
クスライダーが同方向に移動し、パニックスライダーに
枢着された回動レバーが回動し、連結レバーを介してカ
ムプレートを解錠方向に回動し、ガードレバーはデッド
ボルトとの係合を解除しデッドボルトはカムプレートの
回動に伴って没入して開き戸は解錠される。
(6) 電気による解錠 ソレノイドが消磁されている場合には、ロックキングブ
ロックが外側レトラクターと係合して外側レトラクター
は移動不能であり、従って、外側ハブは回転されず解錠
されないが、ソレノイドが励磁されるとロッキングブロ
ックと外側レトラクターの係合が解除され、外側ハブは
室外のレバーにより回動可能となり、外側ハブを回転す
ると外側レトラクターが移動してパニックプルーフ機構
のパニックスライダーを押圧して移動せしめる。
以下、パニックプルーフによる解錠と同じ動作で解錠さ
れる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は開扉状態における施解錠機構部Aの正面図を示
し、符号1は開き戸Dの端面に埋め込まれたケースで、
ケース1の前面(図面で左側)にはトリガーボルト挿入
孔2及びデッドボルト挿入孔3が穿設され、トリガーボ
ルト挿入孔2にはトリガーボルト4が出没可能に嵌挿さ
れる。
トリガーボルト4は、第12図及び第13図に示すように、
下面左側に垂直面をもった肩部4aが形成され、上面にV
字状の係止溝4bが刻設される。
そして、下面右側には垂直面をもったばね受4cが設けら
れる。
ケース1内側面にはL字形のばね受け5が着設され、ば
ね受5及び4cとの間にばね6が装着される。
従って、トリガーボルトは左側に向って付勢され、トリ
ガーボルト4の肩部4aがドア側板7に当接している。
トリガーボルト4の上方には、ケース1の内側壁に植設
されたピン8にストッパー9が回動自在に枢着され、ば
ね(図示しない)によって時計方向に付勢されている。
ストッパー9は下方に突起部9aを有し、トリガーボルト
4が後退(右側に移動)した倍に、トリガーボルト4が
突起部9aに当接し、ストッパー9が反時計方向に回動す
る。
更にトリガーボルト4が後退すると、突起部9aが係合溝
4bに嵌入し、ストッパー9の反時計方向の回動が阻止さ
れる。
ストッパー9の上方には、ストッパー9と係合する凹部
10aを有するスライダー10が配設される。
スライダー10は、第16図及び第17図に示すように、長手
方向に底11a付きの孔11が設けられ、孔11に対して直角
に長孔12が形成され、両側面に突出する突起13が突設さ
れる。
そして、下面にラック14が設けられる。
突起13はケース1に穿設された長孔15に嵌挿され、スラ
イダー10の長孔12にはケースに植設されたピン16が嵌挿
される。
従って、スライダー10はケース1に対して左右方向に摺
動可能である。
スライダー10の孔11の底11aとピン16との間にばね17が
装着され、スライダー10は右方向に付勢される。
符号18は、ケース1に枢着され、サムターン或は鍵によ
って回動されるカムプレートで、外周に突起19と、ラッ
ク14に歯合するピニオン20並びに駆動片21が設けられ
る。
駆動片21にはピン22が固着され、ピン22にはばね23の一
端が巻回される。
ばね23の他端はケース1の内側面に設けられたピン24に
巻回される。
ケース1のデッドボルト挿入孔3にはデッドボルト25が
嵌挿され、デッドボルト25に設けられた孔に嵌入しデッ
ドボルト25の両端より突出する軸26はケース1に設けら
れた長孔27に遊嵌される。
従って、デッドボルト25ケース1に対して左右方向に摺
動可能である。
デッドボルト25は、駆動片21に係合する凹溝28を有し、
凹溝28の開口側端部にはテーパー状部29が形成される。
又、デッドボルト25の上面に段部30が設けられ、その上
方には、ケース1に固設されたピン31にガードレバー32
が枢着される。
ガードレバー32は、第14図及び第15図に示すよに、角部
33aを有するレバー33と、その略反対方向に突設された
レバー34を有し、側面にばね係合溝35が刻設される。
ばね係合溝35にはばね36が嵌入し、ガードレバー32を第
1図に示す中立位置に安定させる。
第5図の下半部はパニックプルーフ機構部Bの正面図を
示し、ケース1に枢着される室内側より操作されるレバ
ー等により回動される内側ハブ37は回動中心に対して両
側に鍔部38A,38Bが設けられる。
第11図に示すように、内側ハブ37に隣接して外側ハブ39
がケース1内に設けられるが、外側ハブ39は開き戸の室
外側に設けられたレバーなどにより回動されるものであ
り、内側ハブ37と外側ハブ39とはそれぞれ独立して回動
するものである。
内側ハブ37の鍔部38A,38Bに当接する垂直壁40A,40Bを有
する内側レトラクターに隣接して外側レトラクター42が
配設される。
内側レトラクター41と外側レトラクター42とは対称形を
なすもので、第18図に示すように、外側レトラクター42
にはピン43が樹設されるが内側レトラクター41はピン43
を有しない点で相異するが、その他の構造は同様であ
る。
そして、内側ハブ37及び内側レトラクター41はパニック
プレーフ機構部Bの構成要素であるが、外側ハブ39及び
外側レトラクター42は後述する電気解錠機構を構成する
ものである。
内側レトラクター41には3箇の脚44が突設され、脚44は
ケース1に設けられた長溝(図示しない)に遊嵌して内
側レトラクター41の左右方向移動を案内する。
内側レトラクター41は右端縁より直角方向に立設される
垂直壁40A,40Bと共に上部に垂直壁45を有する。
垂直壁45は端面に半円状の凹部45aが形成され、凹部45a
にはラッチボルト46が挿入され、ラッチボルト46に設け
られた小径部46aにスナップリング47が嵌着される。
ラッチボルト46の頭部48とケース1の内壁面に固着され
たばね受49との間にラッチボルト46を巻回するばね50が
挿入され、ばね50により頭部48方向に付勢されたラッチ
ボルト46はスナップリング47を介して内側レトラクター
41を左側に押圧する(第5図参照)。
垂直壁40A及び40Bとケース1との間にはばね51A及び51B
が装着され、内側レトラクター4は左側に押圧される。
内側レトラクター41の上方には、第19図及び第20図に示
すパニックスライダー52が左右方向に移動可能に設けら
れる。
パニックスライダー52は長孔53及び54を有し、下端面に
内側レトラクター41の垂直壁45に当接可能な突起片55を
有し、上部に軸部56を有する。
長孔53には回動レバー57に立設されたピン58が嵌挿さ
れ、ピン58はケース1に回動自在に枢着される。
回動レバー57は中央部に長孔59と自由端側に軸部60を有
し、長孔59にはパニックスライダー52の軸部56が嵌挿さ
れ、軸部60には連結レバー61の一端に設けられた長孔62
が遊嵌され、連結レバー61の他端は駆動片21のピン22に
枢着される。
電気解錠部Cは、第7図及び第11図に示すように、室外
側より操作されるレバー等により回動される外側ハブ39
が内側ハブ37に相対して隣接され、外側ハブ39の回動中
心に対して両側に鍔部38A,38Bが設けられることは内側
ハブ37と同様である。
鍔部38A,38Bに当接する直壁40A,40Bを有する外側レトラ
クター42は垂直壁45を有し、垂直壁45の端面に形成され
た半円状の凹部45aにはラッチボルト46が挿入される。
外側レトラクター42の垂直壁40A,40Bとケース1との間
にばね63A,63Bが装着され外側レトラクター42は左方向
に付勢される。
ケース1の下にはソレノイドが固設され、ソレノイド64
の上部には、第21図に示すように、引張ばね65の一端が
支持され、引張ばね65の他端はケース1内に昇降自在に
設けられたロッキングプレート66の支持されるので、ロ
ッキングプレート66は下方に付勢される。
ロッキングブロック66は逆向きのL字形をなし、上部の
水平壁66aには上端に突起67aを有するスライドプレート
67が着設され、ロッキングプレート66の垂直壁66bに
は、第22図に示すように、矩形の長孔68が設けられる。
長孔68には、第23図に示すロッキングブロック69が挿入
され、ロッキングブロック69は先端に固着される支持板
70によってロッキングプレート66を挾持し、長孔68内を
上下方向に摺動することができる。
ロッキングブロック69の下端に設けられた凹溝71は外側
レトラクター42が左側に位置するときに外側レトラクタ
ー42に樹設されたピン43に嵌脱可能である。
そして、ソレノイド64が励磁されると、ロッキングプレ
ート66と一体となったスライドプレート67がばね65に抗
して上昇するが、ガードレバー32がカムプレート18の突
起19に押動されたときにも突起67aを上方に押動されて
上昇する。
又、ロッキングプレート66の上昇に伴ってロッキングブ
ロック69が上昇しピン43と凹溝71との係合か解除され
る。
以上のようの構成された電気錠の各作用を説明する。
(1) 自動施錠 第1図に示すように、トリガーボルト4が突出し、デッ
ドボルト25が没入した状態で閉扉すると、トリガーボル
ト4がストライカーSに当ってケース1内に押し込ま
れ、トリガーボルト4の右端部がストッパー9の突起部
9aに当たり、ストッパー9は半時計方向に回動し、スト
ッパー9とスライダー10の凹部10aとの係合が外れて、
スライダー10はばね17の押圧力により右側に移動し、ラ
ック14に歯合するピニオ20を有するカムプレート18が時
計方向に回動して施錠角度となり、駆動片21がデッドボ
ルト25を左方向に押圧しながら左側に移動し、ばね23に
より左側移動端に押し付けられ、デッドボルト25がスト
ライカーSに設えられた嵌入孔に進入する。
一方、駆動片21にレバー34を押されて反時計方向に傾動
したガードレバー32のレバー33の先端33aがデッドボル
ト25の段部30に係合し、デッドボルト25が施錠状態にロ
ックされる。
従って、開き戸を閉鎖するだけで、強力なデッドボルト
による自動施錠が完了する。
(2) 解錠 鍵又はサムターンによりカムプレート18を反時計方向に
回転すると、第2図に示すように、ピニオン20に歯合す
るラック14を有するスライダー10が左側に移動すると共
に、カムプレートの駆動片21が右側に移動してレバー34
より離れ、ガードレバー32がばね36により中立位置に復
帰してレバー33の先端33aがデッドボルト25の段部30と
の係合を解除すると共に、スライドプレート67の突起67
aを上方に押動してロッキングブロック69の凹部71と外
側レトラクタ42のピン43との係合を解除し、外側レトラ
クタ42が移動可能になる。
かくして、デッドボルト25は駆動片21の右側移動により
ケース1内に没入する。
一方、スライダー10の凹部10aがストッパー9上の到来
し、ばねにより時計方向に付勢されているストッパー9
が凹部10a内に入り、スライダー10を係止して、第1図
の解錠状態に戻る。
(3) 自動施錠の抑制 第3図に示すように、デッドボルト25の先端を指で抑え
て突出を防止すると共に、トリガーボルト4を閉扉時の
後退量以上に指で押し込むと、トリガーボルト4の係止
溝4bにストッパー9の突起部9aが嵌入してトリガーボル
ト4を係止する。
トリガーボルト4はばね6により右方向に付勢されてい
るが、突起部9aと係止溝4bとが係合しているため、トリ
ガーボルト4より指を離してもトリガーボルト4が突出
することはなく、ストッパー9もばね6により時計方向
に付勢されたままとなり、ストッパー9とスライダー10
の凹部10aとの係合状態が維持される。
かかる状態で閉扉しても、スライダー10及びスライダー
10に歯合するカムプレート18は停止状態にあり、デッド
ボルト25は突出することなく、扉は解錠状態に保持され
る。
(4) 自動施錠の抑制の解除 次に、自動施錠機能の抑制を解除するには、鍵又はサム
ターンによりカムプレート18を解錠方向に回転させる
と、スライダー10が左側に移動して、ストッパー9に当
りストッパー9を反時計方向に傾動し、突起部9aと係止
溝4bとの係合が外れ、係合解除されたトリガーボルト4
はばね6の押圧力により左側に移動してケース1より突
出する(第4図参照)。
鍵又はサムターンによる回転力を除くと、第1図の状態
に戻る。
(5) パニックプルーフによる緊急解錠 第5図に示すように、デッドボルト25がストライカーS
に嵌入して施錠された状態において、室内側より操作さ
れるレバー等により内側ハブ37を回動する。
内側ハブ37を時計方向に回動した場合には鍔部38Aが垂
直壁40Aを押圧して内側レトラクター41はばね51A,51Bに
抗して右に移動する。
内側ハブ37を反時計方向に回動した場合には鍔部38Bが
垂直壁40Bを押圧して同様に内側レトラクター41を右に
移動する。
従って、内側ハブ37はいずれの方向に回動されても内側
レトラクター41を右に移動できるため、緊急脱出者が考
えるとまもなく操作するのに便利である。
内側レトラクター41が右方向に移動すると、垂直壁45に
押されるスナップリング47と共にラッチボルト46が右方
向に移動して頭部48がストライカーSの孔より離脱す
る。
一方、垂直壁45に当接するパニックスライダーの突起片
55は垂直壁45に押されて右方向に移動し、パニックスラ
イダー52の軸部56の右移動により回動レバー57がピン58
を支点として時計方向に回動し、回動レバー57の自由端
側の軸部60と係合する長孔62を有する連結レバー61が駆
動片21を右方向に押圧するためカムプレート18が反時計
方向に回動すると共に、右移動する駆動片21に係合する
凹溝28を有するデッドボルト25は開き戸D内に没入して
ストライカーSより離脱して解錠される(第6図参
照)。
かくして、内側ハブ37を回動した室内側のレバーを手前
に引けば解錠された開き戸Dは開かれて緊急脱出でき
る。
レバーを手離すと、ばね51A,51Bに押された内側レトラ
クター41は左方に移動して旧位置に復帰すると共に、垂
直壁40Aに押された内側ハブ37も第5図の状態に戻る。
施解錠機構部Aの動作は第(2)項の解錠の動作と同様
である。
(6) 電気解錠機構部による解錠 第7図に示すように施錠された状態から、暗証番号の一
致によりソレノイド64が一定時間(例えば7〜8秒)励
磁されると、ロッキングプレート66が引張ばね65に抗し
て上昇する。
ロッキングプレート66と共にスライドプレート67が上昇
し、ロッキングブロック69が上昇して凹溝71が外側レト
ラクター42のピン43より離脱する(第8図参照)。
かかる状態の間に、室外より操作されるレバーにより外
側ハブ39を回転すると、第9図に示すように、外側ハブ
39の鍔部40Aが垂直壁38Aを押圧し、外側レトラクター42
はばね63A,63Bに抗して右に移動する。
外側レトラクター39の右移動に伴って垂直壁45がスナッ
プリング47を介してラッチボルト46を右に移動せしめる
と共に突起片55が右に押されてパニックスライダー52は
右方向に移動する。
パニックスライダー52の右方向移動から解錠までの動作
はパニックプルーフ機構の動作と同じである。
解錠後に開き戸を開いてレバーを手離すと、ばね63A,63
Bに押圧されて外側レトラクター42が左側に復帰する
が、ロッキングブロック69の下端部に設けられた傾斜面
69aにピン43が当ってロッキングブロック69を押上げ
る。
ロッキングブロック69はロッキングプレート66に対して
昇降可能であるため上昇し、ピン43が凹溝71に嵌入する
(第10図参照)。
かくして、電気解錠機構部Cは再び施錠状態に戻る。
〔効 果〕
本発明は次の効果を有する。
(a) 自動施錠として使用できるし、或は自動施錠し
ない施錠装置として使用するこもできる。
そして、その切替は工具を用いなくても簡単に行うこと
できる。
(b) 極めて円滑かつ確実に動作するパニックプルー
フ機構を備えているので、緊急の場合の安全が保証され
る。
(c) デッドボルトによる施錠であるため、破壊強度
が大であり、施錠の信頼性が高い。
しかも、デッドボルトによる施錠であるにも拘らず、ソ
レノイドで解錠できるため、電気錠のコンパクト化が図
れる。
小さなソレノイドで作動するため省エネルギーの効果が
あり、電源として乾電池を使用することができる。
(d) 電気解錠はパニックプルーフ機構を大部分兼用
しており、全体としてケース内にコンパクトに収納され
るため、開き戸に組込みが容易であり、コストも廉価で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第23図は本発明の実施例を示し、 第1図は開扉状態における施解錠機構部の正面図、 第2図は施錠状態における施解錠機構部の正面図、 第3図は自動施錠機能抑制の要領を示す施解錠機構部の
正面図、 第4図は自動施錠機能抑制を解除した施解錠機構部の正
面図、 第5図は施錠状態におけるパニックプルーフ機構部の正
面図、 第6図は解錠状態におけるパニックプルーフ機構部の正
面図、 第7図は施錠状態における電気解錠機構部の正面図、 第8図は通電したときの電気解錠機構部の正面図、 第9図は解錠動作中の電気解錠機構部の正面図、 第10図は通電終了後の電気解錠機構部の正面図、 第11図はハブ及びレトラクターの斜視図、 第12図はトリガーボルトの平面図、 第13図は同上の正面図、 第14図はガードレバーの正面図、 第15図は同上の底面図、 第16図はスライダーの正面図、 第17図は同上の側面図、 第18図はレトラクターの正面図、 第19図はパニックスライダーの正面図、 第20図は同上の側面図、 第21図はロッキングプレート及びスライドプレートの正
面図、 第22図はロッキングプレートの側面図、 第23図はロッキングブロックの正面図である。 D……開き戸、S……ストライカー、A……施解錠機構
部、B……パニックプルーフ機構部、C……電気解錠機
構部、1……ケース、4……トリガーボルト、6……ば
ね、9……ストッパー、9a……突起部、10……スライダ
ー、14……ラック、18……カムプレート、20……ピニオ
ン、21……駆動片、25……デッドボルト、30……段部、
32……ガードレバー、36……ばね、37……内側ハブ、39
……外側ハブ、41……内側レトラクター、42……外側レ
トラクター、45……垂直壁、46……ラッチボルト、52…
…パニックスライダー、55……突起片、57……回動レバ
ー、61……連結レバー、64……ソレノイド、66……ロッ
キングプレート、67……スライドプレート、69……ロッ
キングブロック、71……凹溝。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施解錠機構部とパニックプルーフ機構部と
    電気解錠機構部とにより構成され、施解錠機構部は閉扉
    によるトリガーボルトの後退により傾動するストッパー
    と、該ストッパーの傾動により係合解除され、付勢され
    た方向に移動するスライダーと、施錠角度と解錠角度に
    付勢され、上記スライダーの付勢方向の移動に連動して
    施錠角度に回動するカムプレートと、該カムプレートに
    係合し、該カムプレートの施錠角度の回動により突出す
    るデッドボルトと、中立位置に付勢され、上記カムプレ
    ートの施錠方向の回動に押動されて上記デッドボルトに
    係合するガードレバーを具備し、パニックプルーフ機構
    部は内側ハブの回転により移動する内側レトラクター
    と、該内側レトラクターより押圧力を受けて移動するパ
    ニックスライダーと、該パニックスライダーの移動に連
    動して回動する回動レバーと、該回動レバーの回動に連
    動して上記カムプレートを解錠角度に押動する連結レバ
    ーを具備し、電気解錠機構部はソレノイドの作動或いは
    上記ガードレバーの回動により外側レトラクターに係脱
    するロッキングブロックと、該ロッキングブロックとの
    係合を解除されたときに外側ハブの回動により移動して
    上記パニックスライダーを押圧して移動せしめる外側レ
    トラクターを具備することを特徴とした開き戸用電気
    錠。
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