JPH0784859A - データベース構成方式 - Google Patents

データベース構成方式

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JPH0784859A
JPH0784859A JP5252227A JP25222793A JPH0784859A JP H0784859 A JPH0784859 A JP H0784859A JP 5252227 A JP5252227 A JP 5252227A JP 25222793 A JP25222793 A JP 25222793A JP H0784859 A JPH0784859 A JP H0784859A
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JP5252227A
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Shuichi Tanida
秀一 谷田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は更新や統合を伴うデータベース構成
方式に関し、要素間の関係が曖昧で、かつ、特定できな
い場合にもデータベースの更新や統合を可能とし得るデ
ータベース構成方式を提供することを目的とする。 【構成】 対象情報処理部10は評価対象となる情報の
要素が要素情報データベースAに登録されているときは
要素情報データベースAから取得し、登録されていない
ときは登録し、要素間の関係情報を関係情報データベー
スBを検索して取得する。関係規則処理部20は、評価
対象の要素及び要素間の関係情報に対して該当候補の選
定規則を設定して型情報データベースCに型情報として
格納する。論理演算処理部30は、型情報データベース
Cを検索して得た型情報を用いて、任意に指定する要素
に対し適合度に応じて該当候補を判定する。関係情報処
理部40は、判定した該当候補の関係情報を関係情報デ
ータベースBに登録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータベース構成方式に
係り、特に更新や統合を伴うデータベース構成方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より知的な情報処理を行うシステム
では、条件部及び行動部からなるプロダクションルール
の集合であるルールベースを基に、推論の各時点で求ま
っている事実の集合であるデータベースとをマッチング
する手法が取られている(例えば特開平3−16883
4号公報)。
【0003】また、ファジイロジックを基礎とするルー
ル(規則:型の一形式)を形成する方式として、従来よ
り図13に示す如きファジイ知識自動作成装置が知られ
ている(特開平5−88899号公報)。同図におい
て、目標値と制御対象62の出力との差が入力されるフ
ァジイ推論部61は、そのファジイルールとメンバシッ
プ関数(MF)とが、要素情報データベースである入出
力データ記憶手段63に記憶されている教師データを基
に作成される。
【0004】すなわち、型情報データベースを含むファ
ジイルール,MF決定手段64により想定されるファジ
イルールとメンバシップ関数との組み合わせから所定の
最適化手法により、入出力記憶手段63に記憶されてい
るファジイ推論部61の入出力教師データに最も適合す
るものを決定し、プロダクションルール、すなわちファ
ジイルールテーブル65を作成する。
【0005】また、従来のファジイロジックを基礎とす
るルール(規則:型の一形式)を形成する他の方式とし
て、図14に示す如きシステムが知られている(田野俊
一、「ファジイコンピューティングプロジェクトの研究
計画」、ファジイコンピューティング(FC)プロジェ
クト、LIFE:技術研究組合 国際ファジイ工学研究
所、平成4年度研究成果報告、1993)。
【0006】この従来方式では、外部よりのテキストま
たはテキストベース72からのテキストの入力文をツー
ルで自動生成したLFG文法71を用いて解析し(ステ
ップ73)、リアクタ74を通して、文章を生成し(ス
テップ75)、更にリーダ76により音声に変換するも
のである。この従来方式は自然言語による対話システム
であり、特定用途に特化することを目的として、機能的
に見れば単一目的に収束するようプロダクションルール
を構築している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前記したル
ールベースを基にデータベースとをマッチングする従来
のデータベース構成方式では、要素間の関係が複数とな
る場合、その手法に一意性を欠き、適宜条件や関係その
ものを与えてやる必要がある。また、更新を行う際は、
更新条件がANDやOR等の論理演算を含む場合や複数
の属性に対して設定された場合、又は更新条件が結合演
算子を含み複数の関係にまたがって設定された場合の更
新操作に問題がある。
【0008】すなわち、上記の従来のデータベース構成
方式では更新や統合にも問題があり、データベースの規
模によっては、柔軟な対応ができず、特に要素間の関係
が曖昧で、かつ、特定できない場合には通常の論理演算
で対処することができないという問題がある。
【0009】また、図13に示した従来方式は、プラン
ト制御等の特化したシステム制御手法としては有効であ
るが、マルチメディアオーサリング環境支援を例とする
情報処理システムにて要求されるパラメータ、ルール、
システム各レベルでの柔軟な情報処理体系には不向きで
ある。更に、図14に示した従来方式は情報処理の分野
におけるファジイロジックを活用した例であるが、やは
り特定用途に特化することを目的としており、柔軟な情
報処理体系には不向きである。
【0010】本発明は以上の点に鑑みなされたもので、
要素間の関係が曖昧で、かつ、特定できない場合にもデ
ータベースの更新や統合を可能とし、例えばマルチメデ
ィアオーサリング環境支援システムのようなプロダクシ
ョンルールが多様な視点で任意の相対関係を持ち得る体
系を要求する用途にも柔軟に対応し得るデータベース構
成方式を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図を示す。本発明は同図に示すように、評価対象の要素
を格納する要素情報データベースAと、各要素の関係を
格納する関係情報データベースBと、要素間の関係を規
則化した「型」を格納する型情報データベースCと、対
象情報処理部10、関係規則処理部20、論理演算処理
部30及び関係情報処理部40とよりなる構成である。
【0012】ここで、対象情報処理部10は評価対象と
なる情報の要素が要素情報データベースAに登録されて
いるときは要素情報データベースAから取得し、登録さ
れていないときは登録し、要素間の関係情報を関係情報
データベースBを検索して取得する。関係規則処理部2
0は、評価対象の要素及び要素間の関係情報に対して該
当候補の選定規則を設定して型情報データベースCに型
情報として格納する。論理演算処理部30は、型情報デ
ータベースCを検索して得た型情報を用いて、任意に指
定する要素に対し適合度に応じて該当候補を判定する。
関係情報処理部40は、判定した該当候補の関係情報を
関係情報データベースBに登録する。
【0013】また、関係規則処理部20は、外部より付
与された関係規則を、型情報データベースCに格納され
ている型情報と同格に取扱って型情報データベースCに
登録し、論理演算処理部30は任意の要素に対して所定
の条件を満たす該当候補を適合度に応じて判定する。ま
た、関係規則処理部20は、ある条件を満たす要素候補
群を一括して判定する機能も有する。
【0014】更に、関係規則処理部20は、外部より付
与された関係規則が型情報データベースCに格納されて
いる型情報と矛盾する場合において、関係規則に階層構
造を持つ属性値を与え、また、要素間の関係を規定する
関係型情報と、型情報データベースCの保守管理規則を
規定する管理型情報の2種類を用意し、管理型情報を関
係型情報のすべてに優先する上位の階層に規定する。
【0015】
【作用】本発明では、関係情報に関するカテゴリー分類
規則などの情報を関係規則処理部20において要素関係
の基本形として規則化し、ラベル、自然言語などを用い
て表現し、それらに適合度、確信度、濃度、密度などの
重み付けを付与した規則を型情報データベースCに格納
する。そして、この型情報データベースCから検索した
型情報を用いて論理演算処理部30が適合度に応じた該
当候補を判定し、更に関係情報処理部40により定性
的、かつ、定量的に表現した関係情報を関係情報データ
ベースBに登録し、関係情報を更新するようにしている
ため、要素間の関係が曖昧で、かつ、特定できない場合
においてもデータベースの更新や統合ができる。また、
削除や統合等の処理も同様のプロセスで行われる。
【0016】また、本発明では外部より付与された関係
規則が型情報データベースCに格納されている型情報と
矛盾する場合において、関係規則に階層構造を持つ属性
値を与えるようにしているため、その属性値が他の型情
報に対する「優位性」や「排他性」を示す濃度として使
用することで矛盾に対処することができる。
【0017】更に、本発明では型情報データベースCの
保守管理規則を規定する管理型情報を要素間の関係を規
定する関係型情報のすべてに優先する上位の階層に規定
するようにしたため、システムのプロダクションルール
を「型情報」として型情報データベースC上で管理し、
型情報データベースCの構造もプロダクションルールで
記述可能とすることができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の一実施例について説明する。
図2は本発明が適用されるハードウェア構成の一例を示
す図で、このハードウェア構成自体は周知である。図2
において、コンピュータ51はキーボード52などの入
力デバイスとディスプレイ装置53と、補助記憶装置5
4とに接続されている。コンピュータ51はキーボード
52により入力されたデータや演算処理したデータをデ
ィスプレイ装置53に表示する一方、補助記憶装置54
との間で双方向にデータを転送する。
【0019】ここで、補助記憶装置54は図1に示した
本発明における要素情報データベースAと関係情報デー
タベースBと型情報データベースCの3つのデータベー
スを構成している。また、コンピュータ51は、図1に
示した対象情報処理部10、関係情報処理部20、論理
演算処理部30及び関係規則処理部40の各動作をソフ
トウェア処理により実現する。
【0020】本発明の原理構成は図1に示したように、
要素情報データベースAと関係情報データベースBと型
情報データベースCの3つのデータベースと、対象情報
処理部10、関係情報処理部20、論理演算処理部30
及び関係規則処理部40とよりなり、対象情報処理部1
0、関係情報処理部20、論理演算処理部30及び関係
規則処理部40による一連の処理によりデータベースの
更新、統合処理を行うものであるため、次にこれらの各
部10〜40の実施例の動作について順次説明する。
【0021】まず、対象情報処理部10について説明す
る。図3は本発明の一実施例の対象情報処理部10の動
作説明用フローチャートを示す。同図において、まず、
対象情報処理部10は評価対象となる対象情報(要素情
報)が指定されると、要素情報データベースAを検索す
る(ステップ11)。
【0022】すなわち、このステップ11の対象情報設
定処理について、図4と共に更に詳細に説明するに、ま
ず、対象情報処理部10は入力された対象情報の検索タ
ームが「要素名」と「要素特性」のどちらであるかを判
定する(ステップ111)。ここで、「要素名」は任意
要素の属性情報の代表名称で、また、「要素特性」は任
意の属性における適合度である。検索タームが「要素
名」のときはその要素名を設定し(ステップ112)、
「要素特性」のときはその要素特性を設定した後、特性
処理を行う(ステップ113、114)。
【0023】上記のステップ112またはステップ11
4の処理が終わると、続いて要素情報データベースAを
入力された対象情報の検索タームに基づいて検索する
(ステップ115)。なお、「要素特性」の検索はキー
ワード検索であり、文字情報では「属性値の部分一致」
を検索し、数値情報では「しきい値」、または「区間設
定」が検索される。
【0024】ここで、要素情報データベースAの検索は
当該データベースAの全項目にわたって検索を行うので
はなく、要素情報データベースAの格納情報が「要素イ
ンデックス」と「データレコード」とから構成されてい
るので、この「要素インデックス」を検索した後該当す
る「データレコード」より要素固有の情報を取得する。
なお、「データレコード」に要素固有の情報と他の要素
との関係が定義されている場合には、「関係インデック
ス」が要素情報データベースAに記述されている。
【0025】再び、図3に戻って説明するに、ステップ
11で指定(評価)された対象情報による要素情報デー
タベースAの検索が行われ、指定された対象情報が登録
されているか否か判定される(ステップ12)。指定さ
れた対象情報が要素情報データベースAに登録されてい
ないときは新規と見做し、要素情報データベースAにそ
の情報を登録する(ステップ13)。
【0026】一方、指定された対象情報が要素情報デー
タベースAに登録されているときは、新規な対象情報で
ないと判断して要素情報データベースAから前記「関係
インデックス」を検索し(ステップ14)、「データレ
コード」の「関係インデックス」記述内容から関係情報
が登録されているか否かの判断をする(ステップ1
5)。関係情報が登録されていないと判断したときは、
対象情報処理部10は処理を終了する。一方、関係情報
が登録されていると判断したときは、対象情報処理部1
0は関係情報データベースBを「関係インデックス」の
記述内容に従って検索した後(ステップ16)、処理を
終了する。
【0027】上記の対象情報処理部10の処理が終了す
ると、続いて関係規則処理部20の処理が行われる。図
5は本発明の一実施例の関係規則処理部20の動作説明
用フローチャートを示す。同図に示すように、関係規則
処理部20はまず、評価対象に対して該当候補の選定規
則を設定した後(ステップ21)、外部より新規の要素
間の関係規則を付与するか否か判定し(ステップ2
2)、付与しないときは直ちに処理を終了するが、新規
の要素間の関係規則を付与するときは対象の関係規則を
処理し(ステップ23)、型情報データベースCに登録
した後処理を終了する(ステップ24)。
【0028】ここで、ステップ24の型情報処理につい
て更に図6と共に詳細に説明する。同図において、新規
の要素間の関係規則を処理するときに型情報データベー
スCに格納されている型や外部より付与する関係規則等
が判定条件として用いられるが、そのときに相互に矛盾
するか否か判定し、矛盾するときは階層化をすると判断
し(ステップ241)、階層情報を取得する(ステップ
242)。
【0029】ここで、例えばファジイロジックを用いて
「型情報」を表記した場合、型1が「if X an
d Y then Z」で、型2が「if X and
Ythen ¬Z」であるとき、あるいは型1が
「if D and E then F」で、型2が
「if D and E then G」であるとき
は、いずれも要素情報XとYとから、あるいはDとEと
から異なる結論が生じるため、型1と型2とは相互に矛
盾することとなる。
【0030】この場合、型1と型2とを同列に取り扱う
と以降の処理が継続できない。そこで、本実施例では型
1が型2に対し排他性を有するなどの優位性を持つなら
ば、一方の規則を放棄でき、かつ、以降の処理が続行可
能となることに着目し、型情報そのものの属性値として
「階層」を与え、他に対する「優位性」や「排他性」を
示す濃度(グレード)として活用する手法を用いること
で、上記の矛盾する例に対処できるようにしたものであ
る。
【0031】ここで、型情報には「関係型情報」と「管
理型情報」の2種類がある。前者は要素間の関係を規定
した型情報で、後者は型情報データベースCの保守管理
規則を規定した型情報である。「管理型情報」は「関係
型情報」に優先する上位の階層にあるとして型情報相互
間の矛盾が生じた場合の対処方を記述する。また、「管
理型情報」群又は「関係型情報」群内での「型階層」は
濃度を示すのみであるのに対し、「管理型情報」はすべ
ての「関係型情報」に優位性を示すようになされてい
る。すなわち、「関係型情報」と「管理型情報」とは
「階層」の濃度ではなく、次元(ディメンジョン)が異
なるものとして同列の取り扱いが禁止される。
【0032】階層情報が属性値として取得されると、続
いて整合性が検査される(ステップ243)。この整合
性の検査は、型情報処理24のプロセス中において、特
定の型情報に対して階層属性を与える場合に、型情報の
階層属性として不適格な設定がなされていないかを検査
する処理である。具体的には、型情報の属性値である階
層の記述様式として記述する方式を逸脱していないかを
検査する。
【0033】続いて、階層情報における「次元」及び
「濃度」の記述文法(Syntax)及び意味(Sem
antics)において不適格な階層属性指定があるか
否か検査結果から判定する(ステップ244)。特に、
後者はその取り得る値の範囲やラベルとして許されてい
る記述が規定されているため、整合性の検査は不可欠で
ある。検査結果より不適格な階層属性指定があるとき
は、その旨提示し階層情報取得にて再設定する(ステッ
プ242)。不適格な階層属性指定がないことが確認さ
れると、型情報データベースCに型情報が階層情報と共
に登録される(ステップ245)。
【0034】なお、整合性検査243での適格/不適格
の判断基準そのものは「管理型情報」として型情報デー
タベースCに記述されており、特にデータベース構造の
根幹に関わる型情報として高い濃度(グレード)が与え
られている。
【0035】一方、関係規則処理部20はステップ24
1で矛盾が生じないと判定したときは、外部より付与さ
れた関係規則を型情報データベースCに格納されている
型情報と同格に取扱って型情報データベースCに登録す
る(ステップ244)。このように、本実施例では、型
情報相互間に矛盾が生じた場合でも、「階層」という属
性値を取得することにより矛盾に対処することができる
ため、要素間の関係規則を厳密に設定する必要がなく、
データベースA〜Cの保守管理が容易に、かつ、明示的
に行える。
【0036】上記の関係規則処理部20による型情報デ
ータベースCへの型情報の登録が終了すると、続いて論
理演算処理部30による処理が行われる。図7は本発明
の一実施例の論理演算処理部30の動作説明用フローチ
ャートを示す。同図に示すように、論理演算処理部30
はまず、型情報データベースCを検索して型情報を「管
理型情報」、「関係型情報」の順で取得し、また後述す
る如く、その機能の一部として「関係型情報」の置換/
廃棄の判定も行う(ステップ31)。
【0037】次に取得した型情報に階層情報が付与され
ている場合は、任意の型情報の優位性及び排他性等を規
定する処理が行われ、また階層情報が付与されていない
ときは上記の処理は省略され(ステップ32)、その後
論理演算により該当候補が抽出されて(ステップ3
3)、論理演算処理部30の処理が終了する。
【0038】ここで、上記の該当候補の抽出の際の選出
基準として「管理型情報」、「関係型情報」双方の型情
報が用いられる。直接に該当候補として選出するのは
「関係型情報」の方であり、この「関係型情報」のみで
選出可能である。しかし、何らかのアクシデントで不正
な「関係型情報」が型情報データベースCに登録されて
いる場合や、複数の「関係型情報」がお互いに矛盾する
結果を与える場合の対処として「管理型情報」が必要と
なり、「関係型情報」の属性値である階層を基準に矛盾
を排除する。従って、「管理型情報」による処理が「関
係型情報」による処理に優先する。
【0039】次に、上記のステップ31の型情報取得の
際の一部として行われる「関係型情報」の置換/廃棄の
判定について、図8及び図9と共に更に詳細に説明す
る。「関係型情報」の登録規則は「管理型情報」として
記述され、登録規則の拘束力によっては、データベース
構成システムそのものの非効率的な運用に陥り易い傾向
がある。
【0040】すなわち、同値関係となる型情報の重複登
録が次第に増加し、任意型情報の有効な選択/組み合わ
せによる特定型情報の置換/廃棄が可能な場合において
も何らの対策も施さないと、型情報データベースCの肥
大化が促進されていってしまう。そこで、本実施例では
「管理型情報」を用いて論理演算処理部30により「関
係型情報」の置換/廃棄を図8に示すフローチャートに
従って行う。
【0041】同図に示すように、論理演算処理部30
は、まず型情報が特定されているか否か判定する(ステ
ップ311)。特定されているときはその特定されてい
る型情報を取得して(ステップ312)、その型情報の
みを型情報データベースCから検索する(ステップ31
3)。特定されていないときは型情報データベースCの
全項目を検索する(ステップ313)。続いて、論理演
算処理部30は使用頻度情報を取得し(ステップ31
4)、最終使用履歴を取得し(ステップ315)、更に
組み合わせ可能性を判定する(ステップ316)。
【0042】ここで、「関係型情報」の置換/廃棄の判
断の基準となるパラメータとして、本実施例では特定
型情報の使用頻度、特定型情報の最終使用履歴(最後
に使用した日付)、特定型情報と置換可能な型の存在
判定、の3つを用意し、これらのパラメータを組み合わ
せて評価基準とする。
【0043】図9(A)は特定型情報の使用頻度のしき
い値と濃度の関係を示し、同図(B)は特定型情報の最
終使用履歴のしきい値と濃度の関係を示し、同図(C)
は特定型情報と置換可能な型の存在判定におけるしきい
値と濃度の関係を示す。図9(A)においては、使用頻
度に対して3つのしきい値T1 〜T3 (T1 <T2 <T
3 )を与え、このしきい値により特定型情報の使用頻度
を3つのカテゴリーに分類している。ここで、A1 は使
用頻度が小、A2 は使用頻度が中、A3 は使用頻度が大
のときの集合を示し、A1 はしきい値T2 以下でのみ存
在し、A2 はしきい値がT1 以上T3 未満で存在し、A
3 はしきい値がT2 以上で存在する。
【0044】同様に、図9(B)においては、最終使用
履歴(最後に使用した日付)に対して3つのしきい値T
4 〜T6 (T4 <T5 <T6 )を与え、このしきい値に
より特定型情報の最後に使用した日付を3つのカテゴリ
ーB1 〜B3 に分類し、図9(C)においては、特定型
情報と置換可能な型の存在の有無に対して3つのしきい
値T7 〜T9 (T7 <T8 <T9 )を与え、このしきい
値により特定型情報と置換可能な型の存在の有無を3つ
のカテゴリーC1 〜C3 に分類している。
【0045】ここで、図9(B)においてB1 〜B3
うちB1 は最も日付が古く、B3 は最も日付が新しい集
合を示し、同図(C)においてC1 〜C3 のうちC1
置換不可(新規作成の必要あり)を、C2 は型情報の組
み合わせにて置換可能の集合を示し、C3 は置換可能な
型情報が存在する集合をそれぞれ示す。なお、カテゴリ
ー数、分割方法、しきい値はそれぞれ任意に設定するこ
とができる。
【0046】図8に戻って説明するに、上記の3つの評
価基準をしきい値T1 〜T9 に基づいて取得した後(ス
テップ314〜316)、取得した前記集合がC1 〜C
3 のいずれかであるかにより置換可能か否か判断する
(ステップ317)。集合C2又はC3 が取得されたと
きは置換可能と判断し、置換方法を判定する(ステップ
318)。
【0047】この置換方法の判定においては、集合C3
のときは単純な型情報の書き換え(ケースA)と判断
し、集合C2 のときは複数型情報の組み合わせによる書
き換え(ケースB)と判断してそれぞれ演算のためのパ
ラメータを設定する(ステップ319)。一方、ステッ
プ317で集合C1 が取得されたと判定したときは、置
換不可と判断してそのことを示す演算のためのパラメー
タを設定する(ステップ319)。
【0048】上記のステップ319の処理に続いて判定
結果を取得する(ステップ320)。すなわち、論理演
算処理部30は演算のためのパラメータが示す上記の3
つの評価基準を基に「管理型情報」を規定する。例え
ば、「if(A1 ∧B1 ∧C3)then『Aa 』」で
あるときは廃棄する管理型情報として規定し、「if
(A1 ∧B1 ∧C2 )then『Ab 』」であるときは
廃棄候補の管理型情報として規定し、「if(A3 ∧B
3 ∧C1 )then『Zz 』」であるときは保存する管
理型情報として規定する。なお、『 』は特定の型情報
に対する処理内容(ラベル)を示す。
【0049】また、論理演算処理部30は併せて、評価
基準となる「管理型情報」と評価基準より求められた
「処理内容」の確信度を求める。この「評価基準となる
管理型情報の確信度」と「処理内容の確信度」の一方又
は双方を用いて処理内容の有効/無効を判定する。例え
ば、評価基準となる管理型情報の確信度を〈F* 〉と表
し、処理内容の確信度を〈F* 〉と表し、また「管理型
情報」や「処理内容」を有効とするしきい値をS1 、S
2 とすると、以下のようなケースがある。
【0050】ケース1: 〈F* 〉 > S1 ケース2: 〈F* 〉 > S2 ケース3: (〈F* 〉 > S1 )∨(〈F* 〉 >
2 ) ケース4: (〈F* 〉 > S1 )∧(〈F* 〉 >
2 ) 以上のケースに従い、確信度が設定したしきい値(任意
に設定)を越えるならば、評価基準となる「管理型情
報」や評価基準から求められた「処理内容」を有効と
し、以降の処理が継続される。他方、確信度が任意に設
定したしきい値を下回るときはこれらは無効として以降
の処理が禁止される。
【0051】具体的な演算例として、前記の「if(A
1 ∧B1 ∧C3 )then『Aa 』」である廃棄する管
理型情報について説明するに、この場合、論理式で書き
換えると、[(A1 ∧B1 ∧C3 )→「Aa 」]と表現
することができ、これに対して次の含意演算が施され
る。 [(A1 ∧B1 ∧C3 )→「Aa 」]=[¬(A1 ∧B
1 ∧C3 )∨「Aa 」]=max[¬(A1 ∧B1 ∧C
3 ),「Aa 」]=(1,「Aa 」+(1―(A1 ∧B
1 ∧C3 )) 次に確信度が次式に具体的な数値を代入することで求め
られる。
【0052】 〈R〉 =[(A1 ∧B1 ∧C3 )→「Aa 」] 〈F* 〉=[〈R〉―¬(A1 ∧B1 ∧C3 )] 〈F* 〉=[「Aa 」―¬(A1 ∧B1 ∧C3 )] また、データベースの根幹にかかわる処理に対しては次
式により確信度〈F*〉を求める。 〈R1 〉= [¬(A1 ∧B1 ∧C3 )→「Aa 」] 〈R2 〉= [¬(A1 ∧B1 ∧C3 )→¬「Aa 」] 〈R' 〉= min(R1 ,R2 ) 〈F* 〉=[〈R' 〉―¬(A1∧B1∧C3)] このようにして、論理演算処理部30による該当候補の
抽出が終わると、図1に示したように続いて関係情報処
理部40による処理が行われる。この関係情報処理部4
0は図10に示すように、まず論理演算処理部30で得
られた結果に対し、属性値の度合い(適合度)によるラ
ベル付けや自然言語表記化等の適合要素処理を行う(ス
テップ41)。
【0053】すなわち、データベースを構築する際に任
意情報間の関係を記述する場合、ラベルや自然言語等の
表記化の適合処理をするのは一般的であるが、本実施例
では関係情報データベースB及び型情報データベースC
を構成する手法として、任意要素間の関係の度合いや関
係規則をラベル、自然言語等の表記手段を用いて記述す
る。ラベルに関しては、具体的には任意要素間の特定属
性における「適合度」表現として「相関性が大」、「相
関性が中程度」、「相関性が小」等のラベルを与えるこ
とである。実際は、特定のラベルが示す「適合度」区間
を先に定義しておく。
【0054】自然言語に関しては型情報の表記方法とし
てファジイロジックを用いた場合の一般的記述である
「if X and Y then Z」等の表現方法
を許すことを目的として、「(X∩Y)⇒Z」に示すよ
うな含意演算を行う。この型情報には、前記したように
要素間の関係を規定する「関係型情報」のほかに、型情
報データベースCの保守管理規則を規定する「管理型情
報」があり、「関係型情報」に優先する上位の階層にあ
るとして型情報相互間の矛盾が生じた場合の対処方を記
述できる。
【0055】本実施例では、この2種類の型情報に対し
て同様の表記を許している。すなわち、論理式の対象が
要素情報なのか型なのかの違いとして表現し、「関係型
情報」と「管理型情報」は「階層」が異なるものとして
同列に扱うことを禁止している。
【0056】図10のステップ41における適合要素処
理は、具体的には演算結果の表現の変更処理、処理
の履歴処理、キャプション項目の追加処理の3種の処
理である。の演算結果の表現の変更処理は、演算結果
を関係情報データベースBに記述する形式へと変換する
処理で、属性値のラベル表現、属性値の分類、真理値の
表現の関係情報データベースB中での表現方法への変更
(射影:Projection)、濃度(グレード)の
ダイナミックレンジの変更、などの写像(Mappin
g)を行う処理である。
【0057】の処理の履歴は、特定の関係情報におけ
る論理演算処理の履歴に関する情報の処理で、必要に応
じて行われる。具体的には、”履歴そのもの”又は”回
数”を関係情報データベースBに記述する手法に準じた
表現に変換し、今後の同様の処理に対する重み付け参考
値とする。のキャプション項目の追加処理は、関係情
報データベースBに記述するフラグやコメント文などの
作成処理である。
【0058】関係情報処理部40は上記の図10のステ
ップ41における適合要素処理が終わると、適合処理さ
れた関係情報を関係情報データベースBに登録すること
で処理を終了する(ステップ42)。
【0059】このように、本実施例では、評価対象の要
素を格納する要素情報データベースAと、各要素間の関
係情報を格納する関係情報データベースBと、これらか
ら求めた関係情報のカテゴリー分類規則等を型情報とし
て格納する型情報データベースCの3種類のデータベー
スを用意し、型情報を検索して関係情報を適宜更新する
と共に、その関係情報の更新の際に型情報を基に、任意
の要素間の関係を評価しその適合度を求め、併せて定性
的、かつ、定量的に表現するようにしたため、要素間の
関係が時間的に変化する場合にも対応することができ
る。
【0060】例えば、時間的変化を示す要素IとIIと
があり、時間的変化を示さない要素IIIとがある場合
において、図11に示すように、時間t1 における要素
I及びIIの特定の属性値の濃度を基に適合度を求める
ことができる。また、図12に示すように、時間的変化
を示す要素Iと時間的変化を示さない要素IIIとの間
でも、時間t2 における特定の属性値の濃度を基に適合
度を求めることができる。
【0061】すなわち、本実施例では、互いに時間に依
存する曖昧な要素間だけでなく、一方が時間に依存する
曖昧な要素で、他方が時間に依存しない要素間でも適合
度を求めることができ、それにより柔軟なデータベース
の更新ができる。従って、型情報も過去の登録履歴や処
理実績を基に適宜更新することができる。
【0062】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではなく、例えば図6に示した型情報処理24にお
いては外部より付与された関係規則が型情報と矛盾する
場合は、階層という属性値を与えるようにしているが、
常に型情報データベースCに格納されている型情報と同
格に取扱い、この外部より付与された関係規則が型情報
データベースCに格納されている型情報と矛盾する場合
は、警告を発して作業を中断したり、あるいは一方を破
棄して処理するようにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
要素間の関係が曖昧で、かつ、特定できない場合におい
てもデータベースの更新や統合が通常の論理演算で対処
することができ、従来型情報に相当する論理演算ルール
は1又は少数用意し、以降パラメータチューニングは行
うものの、本発明におけるようにデータベース形式にて
登録/更新などを行う形式にはなっていなかったため、
特定制御対象における推論エンジンとしての機能は十分
に果たすが、例えばマルチメディアオーサリング環境支
援システムにおける素材の情報やマルチメディアタイト
ル作成における素材の時空間的配置等の情報処理をデー
タベースを活用して行う場合には不向きであったのに対
し、本発明ではこのような用途においてハイパーテキス
トの概念におけるリンク等に代表される任意要素(素
材)間の関係を柔軟に定義でき、かつ、データベースの
構造そのものも柔軟に更新できる。
【0064】また、本発明によれば、外部より付与され
た関係規則が前記型情報データベースに格納されている
型情報と矛盾する場合において、関係規則に階層構造を
持つ属性値を与えるようにしたため、要素間の関係規則
を必ずしも厳密に設定する必要がなく、型情報相互間に
矛盾が生じた場合でもデータベースの保守管理が容易
に、かつ、明示的に行える。
【0065】更に本発明によれば、型情報データベース
の保守管理規則を規定する管理型情報を要素間の関係を
規定する関係型情報のすべてに優先する上位の階層に規
定することにより、システムのプロダクションルールを
「型情報」として型情報データベース上で管理し、型情
報データベースの構造もプロダクションルールで記述可
能とし、よってシステムとしての柔軟性を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明が適用されるハードウェア構成の一例を
示す図である。
【図3】本発明の一実施例の対象情報処理部の動作説明
用フローチャートである。
【図4】図3の要部の詳細を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の一実施例の関係規則処理部の動作説明
用フローチャートである。
【図6】図5の型情報処理の詳細説明用フローチャート
である。
【図7】本発明の一実施例の論理演算処理部の動作説明
用フローチャートである。
【図8】図7の要部の詳細説明用フローチャートであ
る。
【図9】「管理型情報」の置換/廃棄の評価基準の各例
を示す図である。
【図10】本発明の一実施例の関係情報処理部の動作説
明用フローチャートである。
【図11】双方が時間依存する属性値を有する要素間の
適合判定の説明図である。
【図12】一方のみが時間依存する属性値を有する要素
間の適合判定の説明図である。
【図13】従来の一例の構成図である。
【図14】従来の他の例の構成図である。
【符号の説明】
10 対象情報処理部 20 関係規則処理部 30 論理演算処理部 40 関係情報処理部 A 要素情報データベース B 関係情報データベース C 型情報データベース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 評価対象の要素を格納する要素情報デー
    タベースと、 各要素の関係を格納する関係情報データベースと、 要素間の関係を規則化した型情報を格納する型情報デー
    タベースと、 評価対象となる情報の要素が前記要素情報データベース
    に登録されているときは該要素情報データベースから取
    得し、該要素情報データベースに登録されていないとき
    は該要素情報データベースに登録し、要素間の関係情報
    を前記関係情報データベースを検索して取得する対象情
    報処理部と、 該対象情報処理部により取得した評価対象の要素及び要
    素間の関係情報に対して該当候補の選定規則を設定して
    前記型情報データベースに型情報として格納する関係規
    則処理部と、 前記型情報データベースを検索して得た型情報を用い
    て、任意に指定する要素に対し適合度に応じて該当候補
    を判定する論理演算処理部と、 該判定した該当候補の関係情報を前記関係情報データベ
    ースに登録する関係情報処理部とを有することを特徴と
    するデータベース構成方式。
  2. 【請求項2】 前記関係規則処理部は、外部より付与さ
    れた関係規則を、前記型情報データベースに格納されて
    いる型情報と同格に取扱って前記型情報データベースに
    登録し、前記論理演算処理部は任意の要素に対して所定
    の条件を満たす該当候補を適合度に応じて判定すること
    を特徴とする請求項1記載のデータベース構成方式。
  3. 【請求項3】 前記関係規則処理部は、外部より付与さ
    れた関係規則が前記型情報データベースに格納されてい
    る型情報と矛盾する場合において、該関係規則に階層構
    造を持つ属性値を与えることを特徴とする請求項1記載
    のデータベース構成方式。
  4. 【請求項4】 前記関係規則処理部は、要素間の関係を
    規定する関係型情報と、前記型情報データベースの保守
    管理規則を規定する管理型情報の2種類を用意し、該管
    理型情報を該関係型情報のすべてに優先する上位の階層
    に規定することを特徴とする請求項1記載のデータベー
    ス構成方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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