JPH078508Y2 - 不良紙巻取装置 - Google Patents

不良紙巻取装置

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JPH078508Y2
JPH078508Y2 JP8849190U JP8849190U JPH078508Y2 JP H078508 Y2 JPH078508 Y2 JP H078508Y2 JP 8849190 U JP8849190 U JP 8849190U JP 8849190 U JP8849190 U JP 8849190U JP H078508 Y2 JPH078508 Y2 JP H078508Y2
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明 福田
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ハマダ印刷機械株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、巻取紙保持部に保持された巻取紙から送り出
される不良紙を下方に撓ませた状態でその両側を一対の
チャック装置によって挟持し、チャック装置を回転させ
ることにより不良紙をロール状に巻き取るようにした不
良紙巻取装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
例えば新聞などの印刷に用いる巻取紙は、紙庫から取り
出された状態においては、その表面に傷や汚れがあるた
め、その表層から数巻きの部分を不良紙として除去し、
これを巻き取る必要があるが、このような不良紙巻取装
置として、例えば特開昭64−69442号公報に示されるも
のがある。
この不良紙巻取装置は、巻取紙保持装置に保持された巻
取紙から送り出される不良紙をニップロールによって挟
持して一対のチャック装置方向に搬送し、この不良紙の
両端をチャック装置によって挟持させ、その状態でチャ
ック装置を回転することにより不良紙をロール状に巻き
取るようにしたものであるが、不良紙の巻取りを行う
際、巻取紙から送り出される不良紙の送り量(速度)と
チャック装置による巻取り量(速度)との間に差があ
り、巻き取られる不良紙に張力がかかり過ぎて不良紙が
破損されてしまうことがあるところから、巻取紙から送
り出される不良紙をチャック装置によって挟持する前に
一旦下方に十分に弛ませ、その状態で不良紙を巻き取る
ようにしており、従来は前記弛みを不良紙の自重によっ
て形成するようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記巻取紙から送り出される不良紙の送り量
とチャック装置による巻取り量との間の差は、巻取紙の
直径によって変化するなど微妙に変わるところから、上
記従来技術のように不良紙の自重によって弛みを形成す
る方法においては、必要とする弛み量を確実に形成する
ことができないことがあった。
そこで、第10図に示すように、不良紙91の弛みによって
生ずる袋部分に摩擦の小さい材料よりなる円筒状または
丸棒状のテンションバー92を、その両端をひも状体93に
よって保持して水平に吊り下げた状態に設け、テンショ
ンバー92の自重を用いて必要な弛み量を形成することを
試みたところ、ある程度の効果を上げることができるに
至った。
しかしながら、不良紙(巻取紙)91が全幅の半分である
ような場合、同図に示すように、テンションバー92の左
右のバランスが崩れ、テンションバー92の例えば右半分
側が垂れ下がるため、その自重によって不良紙91が破損
されてしまい、不良紙91の巻取りに支障を来すことがあ
った。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その
目的とするところは、不良紙の巻取りを行う際、必要な
弛みを確実に形成し、不良紙を破損させることなく確実
に巻き取ることができる不良紙巻取装置を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案においては、巻取紙
保持装置に保持された巻取紙から送り出される不良紙を
下方に弛ませた状態でその両側を一対のチャック装置に
よって挟持し、チャック装置を回転させることにより不
良紙をロール状に巻き取るようにした不良紙巻取装置に
おいて、前記不良紙の幅方向に、モータによって上下方
向に駆動される吊下げ部材によって両端を保持した状態
でテンションバーを設ける一方、前記吊下げ部材の移動
路に臨む位置に吊り下げ部材との当接または離間によっ
てオンオフされる制御スイッチを設け、この制御スイッ
チのオンオフに基づいて前記モータの運転制御を行うこ
とにより、前記テンションバーを前記不良紙の弛みによ
って形成される袋部内においてほぼ水平な状態を維持し
ながら上下動させるようにした点に特徴がある。
〔作用〕
上記構成よりなる不良紙巻取装置においては、テンショ
ンバーによって不良紙はその下方において所定の弛みを
確実に形成することができ、不良紙を確実に巻き取るこ
とができると共に、テンションバーが不良紙の袋内部に
おいてほぼ水平な状態を維持しながら上下動するので、
テンションバーによる不良紙の破損が防止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、第2図は本考案に係る不良紙巻取装置が設けられ
る新聞輪転機の給紙部の構成を示し、巻取紙保持装置と
しての三叉アーム1に支持された3本の巻取紙2のう
ち、1本の巻取紙2が紙通し経路3に通され、その巻取
紙2の巻径が小さくなると、紙継ぎ準備位置Aに位置す
る巻取紙2に紙継ぎが施されるようにしてある。そし
て、上記紙継ぎ準備位置Aに位置する巻取紙2は、一方
向に回動される駆動ロール4との接触によって回転され
る。その巻取紙2の側方に配置された枠体5は、巻取紙
2に向けて長い固定配置のラック6と噛合するピニオン
7を上部に備え、ピニオン7をモータ(図外)で回転さ
せることによって枠体5が巻取紙2に向けて移動するよ
うに構成されている。この枠体5には、本考案に係る不
良紙巻取装置が設けられている。
すなわち、第1図および第3図に示すように、枠体5の
サイドプレート(図外)間には、ニップロール8,9が設
けてあり、これらのニップロール8,9は、巻取紙2の外
側に巻付く不良紙10を挟持して互いに逆方向に回転する
ことにより不良紙10を下方に送り出すように構成されて
いる。
前記ニップロール8,9の下方には、第3図および第6図
に示すように、前記サイドプレートに揺動自在に支持さ
れた揺動枠11が、図外の回動装置によって支点12を中心
にして回動できるように保持されている。この揺動枠11
のステー13には一対のレール14(片方しか図示してな
い)が直線状に取り付けられ、各レール14に沿って一対
のチャック支持板15が移動可能に設けられている。ま
た、揺動枠11には、第4図にも示すように、各レール14
に並行して一対のねじ棒16(片方しか図示してない)が
取り付けられ、各ねじ棒16に係合したナット17がチャッ
ク支持板15に取り付けられている。このため、各ねじ棒
16を、その端部に接続したモータ(図外)によって回動
させることにより、チャック支持板15がレール14に沿っ
て移動する。そして、チャック支持板15のそれぞれに
は、前記ニップロール8,9の回転によって下方に送り出
される不良紙10の側部を挟持しこれを回転させるチャッ
ク装置18が取り付けられている。
チャック装置18は、第5図(A),(B),(C)にも
示すように、チャック支持板15に回動可能に支持された
チャック本体19を備え、このチャック本体19の前部に設
けた一対の開閉片20を、チャック本体19の内部に供給す
る圧縮エヤーによって開閉させるようにした公知のエヤ
ーチャックが用いられる。ここで、前記開閉片20の対向
面にはL字型の挟持片21が取り付けられ、この挟持片21
は互いに交叉している。このため、開閉片20が開放する
と挟持片21は、同図(B)に示すように、閉鎖して互い
に衝合し、開閉片20と逆の動きをするように構成されて
いる。
また、チャック支持板15にはギヤ22が回転可能に支持さ
れ、このギヤ22は揺動枠11の側板(図外)間に渡したス
プライン軸23に対して非回転に、かつ、軸方向に移動可
能に嵌合されている。このため、スプライン軸23をその
端部に接続したモータ(図外)によって回転するとギヤ
22が回転し、このギヤ22の回転はタイミングベルト24を
介してチャック本体19に伝達されて、チャック本体19
は、第5図(B)に示すように、不良紙10を挟持した状
態で回転したり、同図(C)に示すように、待機状態に
なることができる。
再び第1図において、25は不良紙10の幅方向に設けられ
る円筒状のテンションバーで、例えばアルミニウムや鉄
などの金属よりなり摩擦が可及的に小さくなるように形
成されている。このテンションバー25の両端には、テン
ションバー25とは別体のホルダ26が設けてあり、従っ
て、テンションバー25はホルダ26によって保持されると
共に、これに対して遊転できるようになっている、な
お、27はテンションバー25の軸方向に位置変更可能なよ
うに設けられる鍔である。
28,29はテンションバー25をほぼ水平に吊り下げ保持す
る吊り下げ部材で、例えば平ベルトまたは柔らかいロー
プなどよりなり、テンションバー25の左右両側に設けら
れ、各吊り下げ部材28,29の一端側(下端側)は前記ホ
ルダ26にそれぞれ固着してあり、他端側(上端側)はプ
ーリ30,31に巻き付けられている。そして、各プーリ30,
31は正逆いずれの方向にも回転可能なモータ32,33の出
力軸34,35と連結されている。従って、モータ32,33が例
えば正回転することにより吊り下げ部材28,29が繰り出
されてテンションバー25が下がり、一方、モータ32,33
が逆回転することにより吊り下げ部材28,29が巻き上げ
られてテンションバー25が上がるようにしてある。
36,37は吊り下げ部材28,29の移動路に臨むようにして設
けられるリミットスイッチなどの制御スイッチで、その
検出片38,39が吊り下げ部材28,29と当接または離間する
ことによってオンオフされるようにしてある。そして、
この制御スイッチ36,37のオンオフに基づいて前記モー
タ32,33の運転が制御されるようにしてある。
而して、上記構成の不良紙巻取装置の動作について、第
6図〜第9図をも参照しながら説明すると、先ず、紙継
ぎ準備指令が出されると、紙継ぎ準備位置Aに位置する
巻取紙2に向けて枠体5が移動して所定位置で停止す
る。そして、今、巻取紙2の外周の不良紙10が予め切り
離されているものとすると、巻取紙2は駆動ロール4と
の接触によって回動され、これによって、不良紙10の先
端はニップロール8,9に送り込まれる。このとき、揺動
枠11は、第3図に示すように、ほぼ水平状態になってお
り、この状態で不良紙10はニップロール8,9に挟持され
てさらに下方に送り込まれるが、テンションバー25は所
定の位置で待機している。また、このとき、揺動枠11に
設けられている一対のチャック装置18はねじ棒16の回転
によって巻取紙2の幅に応じて予め位置調整され、その
一対の挟持片21は、第5図(C)に示すように、開放状
態に保持されている。
上述のように、ニップロール8,9の回転によって下方に
送り出された不良紙10は、チャック装置18における挟持
片21間を通過し、不良紙10がチャック装置18の下方に所
定長さ送り出されると、チャック装置18が作動して挟持
片21は、第4図および第5図(A)に示すように閉じて
不良紙10の両端を挟持する。この挟持後、チャック装置
18のチャック支持板15は外側に少し移動して不良紙10に
幅方向のテンションを付与する。このとき、ニップロー
ル8,9が回転しており、図外のエヤー噴射ノズルから不
良紙10に向かって噴射されるエヤーによって、ニップロ
ール8,9とチャック装置18との間において、第4図に示
すように、不良紙10に弛み10′が形成される。
このようにして、不良紙10に弛み10′が形成されると、
第6図に示すように、揺動枠11は支点12を中心にして下
方に回動する。そして、揺動枠11が所定の角度だけ回動
して停止すると、モータ32,33が正転して吊り下げ部材2
8,29が巻き戻され、待機状態にあったテンションバー25
は矢印P方向に下降して、前記不良紙10の弛み10′によ
って形成された袋部40内に至る。そして、このとき、ス
プライン軸23の回転によりチャック本体19が回動され、
不良紙10は、第7図に示すように、開放片20の外側に巻
き付けられ、この巻付け時、不良紙10は巻取紙2の回転
とニップロール8,9の回転とによって下方に送り出され
ているため、不良紙10は切断することなくロール状に巻
き取りが行われる。
この不良紙10の巻取りの際、テンションバー25は、第8
図に示すように、袋部40内に位置するが、テンションバ
ー25が袋部40の底部に当接すると、吊り下げ部材28,29
が検出片38,39から離れるため、制御スイッチ36,37がオ
フになり、これによってモータ32,33が停止してテンシ
ョンバー25の下降が停止される。そして、不良紙10の弛
み10′が大きくなってテンションバー25が袋部40の底部
から離れると、吊り下げ部材28,29が検出片38,39と当接
するため、制御スイッチ36,37がオンになり、これによ
ってモータ32,33が正転してテンションバー25を下降さ
せる。逆に、前記弛み10′が小さくなってテンションバ
ー25が持ち上げ気味になると、吊り下げ部材28,29が検
出片38,39から離れるため、制御スイッチ36,37がオフに
なり、モータ32,33が逆転して吊り下げ部材28,29を一定
量巻き上げることで、テンションバー25の荷重による不
良紙10の切断が防止される。
従って、第9図に示すように、不良紙10(巻取紙2)が
半幅の場合でも、テンションバー25は常に水平に保持さ
れ、袋部40の底部に余分な荷重をかけることなく上下動
するので、不良紙10が破損されることはない。
上記実施例においては、テンションバー25の両端を保持
する吊り下げ部材28,29にそれぞれ対応するように制御
スイッチ36,37およびこれによってそれぞれ制御される
モータ32,33を設けているので、きめの細かい制御が行
なえる。
本考案は上記実施例に限られるものではなく、例えばモ
ータ32,33の一方を省略し、プーリ30,31間を軸で直結し
てもよい。また、制御スイッチ36,37として近接スイッ
チなどを使用してもよい。
〔考案の効果〕 本考案は以上のように構成されるので、不良紙の巻取り
を行う際、必要な弛みを確実に形成し、不良紙を破損さ
せることなく確実に巻き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本考案の一実施例を示し、第1図は本
考案に係る不良紙巻取装置の斜視図、第2図は前記不良
紙巻取装置を設置した新聞輪転機の給紙部の正面図、第
3図は枠体の要部を示す縦断正面図、第4図はチャック
装置の要部を示す縦断正面図、第5図(A),(B),
(C)はそれぞれチャック装置の要部を示す平面図、第
6図〜第8図は不良紙巻取装置の動作説明図、第9図は
不良紙巻取装置の要部の模式的に示す図である。 第10図は従来技術を説明するための模式図である。 1…巻取紙保持装置、2…巻取紙、10…不良紙、10′…
弛み、18…チャック装置、25…テンションバー、28,29
…吊り下げ部材、32,33…モータ、36,37…制御スイッ
チ、40…袋部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻取紙保持装置に保持された巻取紙から送
    り出される不良紙を下方に弛ませた状態でその両側を一
    対のチャック装置によって挟持し、チャック装置を回転
    させることにより不良紙をロール状に巻き取るようにし
    た不良紙巻取装置において、前記不良紙の幅方向に、モ
    ータによって上下方向に駆動される吊下げ部材によって
    両端を保持した状態でテンションバーを設ける一方、前
    記吊下げ部材の移動路に臨む位置に吊り下げ部材との当
    接または離間によってオンオフされる制御スイッチを設
    け、この制御スイッチのオンオフに基づいて前記モータ
    の運転制御を行うことにより、前記テンションバーを前
    記不良紙の弛みによって形成される袋部内においてほぼ
    水平な状態を維持しながら上下動させるようにしたこと
    を特徴とする不良紙巻取装置。
JP8849190U 1990-08-25 1990-08-25 不良紙巻取装置 Expired - Lifetime JPH078508Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0446062U JPH0446062U (ja) 1992-04-20
JPH078508Y2 true JPH078508Y2 (ja) 1995-03-01

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