JPH0785299B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPH0785299B2
JPH0785299B2 JP61235892A JP23589286A JPH0785299B2 JP H0785299 B2 JPH0785299 B2 JP H0785299B2 JP 61235892 A JP61235892 A JP 61235892A JP 23589286 A JP23589286 A JP 23589286A JP H0785299 B2 JPH0785299 B2 JP H0785299B2
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polar
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magnetic
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健一郎 江口
員宏 黒田
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Description

【発明の詳細な説明】 I 発明の背景 技術分野 本発明は磁気記録媒体に関し、物理特性、特に分散性、
および高温高湿環境下の保存性、走行性、電磁変換特性
等の良好な磁気記録媒体に関する。
先行技術とその問題点 従来から、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール
共重合体が磁気テープの結合剤用樹脂として広く使用さ
れてきた。
この塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール共重合
体としては、米国UCC社の商品名“VAGH"が代表的なもの
として市販されている。
この共重合体は、溶剤に溶け易いこと、他の樹脂との相
溶性が良いこと、またその分子中にある水酸基のために
磁性粉末と良く親和して、その分散性を良くすること等
の利点を有する。
特にその分散性は良好であり、配向度、最大残留磁束密
度などのすぐれた磁気特性、およびすぐれた電磁変換特
性をもたらしている。
しかし、近年になって磁性粉が微粒子化され、これらの
樹脂でもかならずしも分散性が満足できなくなり、この
型の共重合体において、水酸基の量の増加や、塩化ビニ
ルと共重合可能な単量体、例えば(無水)マレイン酸な
どを共重合することによって分散性の低下を補ってい
る。
しかし、この水酸基の量を増大した共重合体や塩化ビニ
ルと共重合可能な単量体を共重合した共重合体は、それ
の製造過程で加水分解のためのケン化工程を経ているた
め、樹脂自体、脱塩酸等しやすい。このために熱安定性
が悪く、従って磁気記録媒体としての物理特性、特に高
温高湿環境下の保存性および耐久性走行性が不十分であ
るという欠点がある。
また、ケン化工程を経ておらず、極性基をもつ単量体を
有する塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン酸共重合体
が、米国UCC社の商品名“VMCH"として市販されている。
しかしこのものは、その製造過程のケン化工程を含む塩
化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール−マレイン酸
三共重合体の4元系に比べ分散性および物性が悪く、近
年の微粒子化された磁性粉の分散には適さない。
このような問題を解決するために、本発明者は、先に塩
化ビニル−水酸基含有単量体からなる共重合体または、
塩基ビニル−酢酸ビニル−水酸基含有単量体からなる共
重合体であって、構成成分としてビニルアルコールを含
まない(ケン化工程を経ていない)ものを結合剤として
使用することを提案している(特願昭60−207196号)。
この共重合体はケン化工程を経ずに製造されるため、特
に高温高湿下での保存性、走行性、電磁変換特性等の点
できわめて良好な特性を示す。
しかし、微粒子化された磁性粉の分散性、熱安定性をよ
り一層改善することが望まれている。
II 発明の目的 本発明の目的は、製造過程中にケン化工程を含まない塩
化ビニル共重合体を結合剤として用いることにより、分
散性にすぐれ、また熱的安定性にすぐれ、特に高温高湿
下での保存性、耐久走行性にすぐれた磁気記録媒体を提
供することにある。
III 発明の開示 このような目的は、下記の本発明によって達成される。
すなわち、第1の発明は、結合剤と磁性粉とを含有する
磁性塗料を基体上に溶接した磁気記録媒体において、 結合剤が塩化ビニル、水酸基含有単量体および極性基含
有単量体、または塩化ビニル、酢酸ビニル、水酸基含有
単量体および極性基含有単量体を構成単位として含む共
重合体を含有し、 この水酸基含有単量体は下記式で示される構造をもち、 極性基含有単量体は、極性基として、リン酸基、硫酸基
およびスルホン酸基またはそれらの塩、アミノ基ならび
にアンモニウム基のうちの1種以上の極性基と、エポキ
シ基とを有することを特徴とする磁気記録媒体である。
(式中、Rは炭素原子数1〜5の直鎖のアルキレン基を
表わし、R1はHまたはCH3を表わす。) また、第2の発明は、結合剤と磁性粉とを含有する磁性
塗料を基体上に塗設した磁気記録媒体において、 結合剤が塩化ビニル、水酸基含有単量体および極性基含
有単量体、または塩化ビニル、酢酸ビニル、水酸基含有
単量体および極性基含有単量体を構成単位として含む共
重合体を含有し、 この水酸基含有単量体は下記式で示される構造をもち、 極性基含有単量体は、極性基として、リン酸基、硫酸基
およびスルホン酸基またはそれらの塩、アミノ基ならび
にアンモニウム基のうちの1種以上の極性基と、エポキ
シ基と、カルボン酸基またはその塩とを有することを特
徴とする磁気記録媒体である。
(式中、Rは炭素原子数1〜5の直鎖のアレキレン基を
表わし、R1はHまたはCH3を表わす。) である。
なお、この出願の先願である特開昭61−53368号公報に
は、 1)酢酸ビニル、塩化ビニル、イタコン酸、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレートおよびグリシジルメタクリ
レートを含有する共重合体A、Eと、 2)酢酸ビニル、塩化ビニル、イタコン酸および2−ヒ
ドロキシプロピルメタクリレートを含有する共重合体F
とが記載されている。
しかし、本発明の共重合体は、極性基含有単量体として
カルボン酸基を必須としない点でこの公報記載のものと
異なるものであり、しかもこの公報記載のものと同等な
いしそれ以上の効果を有するものである。
IV 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明する。
本発明は、結合剤として塩化ビニルおよび水酸基含有単
量体、または塩化ビニル、酢酸ビニルおよび水酸基含有
単量体と、極性基含有単量体とを構成成分とする共重合
体であって構成成分としてビニルアルコールを含まない
(ケン化工程を経ていない)ものを使用する。
本発明に用いる極性基含有単量体は、極性基を含有する
ビニル単量体である。
極性基としては、リン酸基、硫酸基およびスルホン酸基
またはそれらの塩、アミノ着ならびにアンモニア基等が
好ましい。
また、これら必須極性基に加え、他の極性基としてカル
ボン酸基またはその塩が存在してもよい。
この場合、リン酸基PO4H2、硫酸基SO4H、スルホン酸基S
O3H、カルボン酸基COOHの塩としては、K,Na等のアルカ
リ金属やCa,Mg等のアルカリ土類金属の塩等の他、アン
モニウム塩等であってもよい。
なお、リン酸基は、アルキル基、アリール基等を有する
モノリン酸エステル基であってもよい。
そして、アミノ基としては、非置換のものの他、アルキ
ル基、アリール基等で置換されたモノ置換アミノ基であ
ってもよい。
さらに、アンモニウム基としては、非置換のものの他、
アルキル基、アリール基等で置換されたモノ,ジ,トリ
置換アミノ基であってもよい。
そして、アンモニウム基には、ハロゲン等の酸アニオン
が結合していてもよい。
本発明に用いる極性基含有単量体は、上記必須極性基を
1種以上と必要に応じ他の極性基を有するものである。
そして、極性基は、直接ビニル基に結合してもよく、あ
るいは、ビニル基に結合する置換基に結合していてもよ
い。
極性基が結合するビニル基に結合する置換基としては、
ROCO−、R−、RNHCO−、RSi−、RNCOOCO−等が好まし
い。
この場合、Rは、アルキル基、特に炭素原子数1〜10、
アリール基(フェニル基、ナフチル基など)等である。
なお、これらには、さらに他に置換基等が置換していて
もよい。
これら極性基は、通常、ビニル基に直接ないし間接的に
1個のみ結合するが、2個以上結合していてもよい。
さらに、ビニル基には、他に、アルキル基、特に炭素原
子数1〜10のもの、アリール基等、好ましくは低級アル
キル基が結合していてもよい。
以下に、これら極性基含有単量体の具体例を挙げる。
(1)リン酸基含有単量体 1)CH2=CHCOO(R)n−OPO(OH) ここでR:CH2,C(CH3等の置換もしくは非置換のメチ
レン n:1〜10程度 2)CH2=CHCOO[C(CH3]n(CH2)m−OPO(O
H) ここでm:1〜10程度 n:1〜10程度 など。
(2)硫酸基含有単量体 ここでA:HまたはNa,k等のカチオンなど。
(3)スルホン酸基含有単量体 1)ビニルスルホン酸 2)ビニルスルホン酸塩 3)スチレンスルホン酸 4)スチレンスルホン酸塩 5)CH2=CH(R)nSO3A ここでR:CH2,C(CH3等の置換 または非置換のメチレン n:1〜10程度 A:HまたはNa,K等のカチオン 6)CH2=CH[C(CH3]n(CH2)mSO3A ここでm:1〜10程度 n:1〜10程度 A:HまたはNa,K等のカチオン ここでA:HまたはNa,K等のカチオンなど。
(4)アミノ基含有単量体 1)アクリルアミド 2)CH2=CHCOO(CH3−NH2 3)ジメチルアミノエチルメタクリレート 4)CH2=CHCONH(CH2−SO3A ここでA:HまたはNa,K等のカチオンなど。
(5)アンモニウム基含有単量体 1)CH2=CH−COO(CH23N−(R′)+X- ここでR′:CH3,C2H5等のアルキル X:Cl,I等のアニオン 2)ジアリルジメチル−アンモニウムブロミド など。
この他、カルボン酸基含有単量体を併用してもよい。
(6)カルボン酸基含有単量体 1)アクリル酸 2)メタクリル酸 3)クロトン酸 4)イソクロトン酸 5)ビニル酢酸 6)アンゲリカ酸 7)チグリン酸 8)アリル酢酸 9)β、β−ジメチルアクリル酸 10)ピロテレピン酸 11)ウンデシレン酸 12)マレイン酸 13)イタコン酸など。
このような極性基含有単量体は、共重合体中に1種以上
含有され、構成単位として総計0.02〜40重量%程度含有
される。
そして、この結果、極性基は共重合体中に総計0.01〜15
重量%、好ましくは0.01〜10重量%、より好ましくは0.
01〜5重量%、特に0.1〜5重量%含有される。
極性基含有量が0.01重量%未満となると、分散性が悪化
し、また、15重量%をこえると溶解性、耐久性等の点で
不都合を生じる。
本発明に用いる極性基含有単量体は、また極性基として
エポキシ基と前述の極性基(リン酸基、硫酸基、スルホ
ン酸基またはそれらの塩、アミノ基ならびにアンモニウ
ム基等)のうちの1種以上の基と、さらに、必要に応じ
カルボン酸基またはその塩とを有しているもの(以下エ
ポキシ基含有単量体とする)であってよい。
すなわち、極性基含有単量体の製造過程においてエポキ
シ基を介して前述の極性基を導入するに際し、エポキシ
基を残存させたものであってよい。
この場合、 は通常非置換のものである。
また、エポキシ基と他の極性基のうちの1種以上の基
は、直接ビニル基に結合してもよく、あるいはビニル基
に結合する置換基に結合していてもよい。
エポキシ基と他の極性基のうちの1種以上の基が結合す
るビニル基に結合する置換基としては、前述した極性基
が結合する基であってよいが、特にROCO−が好ましい。
この場合、Rは、アルキル基、特に炭素原子数1〜10、
アリール基(フェニル基、ナフチル基など)等である。
なお、これらには、さらに他に置換基等が置換していて
もよい。
これら極性基はビニル基に直接ないし間接的に通常1個
のみ結合するが、2個以上結合していてもよい。
さらに、ビニル基には、他に、アルキル基、特に炭素原
子数1〜10のもの、アリール基等、好ましくは低級アル
キル基が結合していてもよい。
以下に、エポキシ基含有単量体の具体例を挙げる。
エポキシ基含有単量体 ここでR,R′:H,CH3等 n:1〜10程度 例えばグリシジルメタクリレートなど このようなエポキシ基含有単量体は共重合体中に構成単
位として総計0.02〜40重量%含有される。
そして、この結果、エポキシ基と他の極性基は共重合体
中に総計0.01〜15重量%、特に0.01〜10重量%含有され
る。そして、この極性基のうち50〜95重量%、特に50〜
90重量%をエポキシ基が占めることが好ましい。
極性基中のエポキシ基含有量が95重量%をこえると分散
性が劣化し、50重量%未満になると熱安定性におけるエ
ポキシ基含有の効果が現われない。
このように極性基としてエポキシ基が含有されると、共
重合体の耐熱性はより良好になる。
このような極性基含有単量体を構成単位として含む共重
合体は、塩化ビニルおよび水酸基含有単量体を必須構成
単位として含む。
塩化ビニル単位含有量は60〜95重量%、より好ましくは
70〜90重量%である。
塩化ビニル単位含有量が95%をこえると溶解性が悪化す
る。
また、60重量%未満になると、分散性が悪化する。
また、用いる水酸基含有単量体の水酸基は直接ビニル基
に結合せず、ビニル基に結合する置換基に結合するもの
である。
より具体的には、この水酸基が係合し、ビニル基に結合
する置換基は、R0OCO−である。この場合、R0は、炭素
原子数2〜6の直鎖のアルキル基である。
そして、水酸基が結合するR中の炭素原子は、2位ある
いはそれよりビニル基側のものである。
さらに、ビニル基には、他に、メチル基が結合していて
もよい。
すなわち、本発明の水酸基含有単量体は、下記式で示さ
れるヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートである。
(式中、Rは炭素原子数1〜5の直鎖のアルキレン基を
表わし、R1はHまたはCH3である。) 以下に、これら水酸基含有単量体の具体例を挙げる。
1)2−ヒドロキシエチルアクリレート 2)2−ヒドロキシエチルメタクリレート 3)2−ヒドロキシプロピルアクリレート 4)2−ヒドロキシプロピルメタクリレート 5)3−ヒドロキシプロピルアクリレート 6)3−ヒドロキシプロピルメタクリレート 7)2−ヒドロキシブチルアクリレート 8)2−ヒドロキシブチルメタクリレート 9)3−ヒドロキシブチルアクリレート 10)3−ヒドロキシブチルメタクリレート 11)4−ヒドロキシブチルアクリレート 12)4−ヒドロキシブチルメタクリレート 13)5−ヒドロキシペンチルアクリレート 14)5−ヒドロキシペンチルメタクリレート 15)6−ヒドロキシヘキシルアクリレート 16)6−ヒドロキシヘキシルメタクリレート このような水酸基含有単量体は、共重合体中に、構成単
位として0.02〜40重量%、特に0.5〜40重量%含有され
る。
そして、この結果、水酸基は共重合体中に0.01〜5重量
%含有される。
水酸基含有量が0.01重量%未満となると、分散性が悪化
し、また後述の架橋剤による架橋度が低下する。他方、
5重量%をこえると溶解性や耐久性等の点で不都合が生
じる。
さらに、共重合体中には、構成単位として、酢酸ビニル
が含有されていてもよい。
酢酸ビニルの添加により、溶解性が良くなる傾向にある
が、酢酸ビニル単位の含有量が20重量%をこえると、分
散性が悪化することになるので、酢酸ビニル単位の含有
量は20重量%以下である。
このような共重合体の数平均分子量は、通常、10000〜3
0000とする。
数平均分子量が10000未満となると物性が悪化し、また3
0000をこえると分散性が悪化する。
このような共重合体を合成するには、通常、各単量体を
常法に従い共重合すればよい。
あるいは酸基ないしアンモニウム基等は共重合体合成
後、別途常法に従い導入することもできる。
あるいはエポキシ基含有単量体を含む共重合体を変性す
ることによってもよい。
このような共重合体は磁気記録媒体の主バインダ(結合
剤)として用いられるものである。
本発明において結合剤は、熱可塑性のエラストマーおよ
び/または樹脂を結合剤における全樹脂分に対して70重
量%以下、特に20〜70重量%、さらには50〜70重量%含
有する。
熱可塑性エラストマーとしては、下記のものが好適であ
る。
i)ポリウレタンエラストマー 熱可塑性エラストマーの系統としては、磁気記録媒体に
要求される磁性塗膜の耐摩耗性、PETフィルムとの接着
性、磁性材粒子との湿潤性のバランスが優れている点
で、特にウレタン系化合物は本発明目的に適する。
このようなウレタン化合物の例としては、イソシアネー
トとして、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トル
エンジイソシアネート、1,3−キシレンジイソシアネー
ト、1,4−キシレンジイソシアネート、1,5−ナフタレン
ジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、
p−フェニレンジイソシアネート、3,3′−ジメチル−
4−4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3′−ジメチ
ルビフェニレンジイソシアネート、4,4′−ビフェニレ
ンジイソシアネート、ヘキサンメチレンジイソシアネー
ト、イソフォロンジイソシアネート、ジシクロヘキシル
メタンジイソシアネート、デスモジュールL、デスモジ
ュールN等の各種多価イソシアネートと、網状飽和ポリ
エステル(エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、1,4−ブタ
ンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ペンタエリスリ
ット、ソルビトール、ネオペンチルグリコール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、のような多価アルコール
と、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン
酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸のような飽和多
塩基酸との縮重合によるもの)、網状飽和ポリエーテル
(ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラエチレングリコール)やカプロラクタ
ム、ヒドロキシ含有アクリル酸エステル、ヒドロキシ含
有メタアクリル酸エステル等の各種ポリエステル類の縮
重合物よりなるポリウレタンエラストマーが有効であ
る。
ii)アクリルニトリル−ブタジエン共重合体エラストマ
ー シンクレアペトロケミカル社製ポリBDリクイッドレジン
として市販されている末端水酸基のあるアクリルニトリ
ルブタジエン共重合体あるいは日本ゼオン社製ハイカー
1432j等のエラストマー。
iii)ポリブタジエンエラストマー シンクレアペトロケミカル社製ポリBDリクイッドレジン
R−15等の低分子量末端水酸基を有するプレポリマー
が、特に熱可塑性プラスチックとの相溶性、磁性粉との
親和性の上で好適である。
また、ポリブタジエンの環化物日本合成ゴム製CBR−M90
1も熱可塑性プラスチックとの組合わせにより優れた性
能を発揮する。
その多、熱可塑性エラストマーで好適なものとしては、
塩化ゴム、アクリルゴム、イソプロピレンゴムおよびそ
の環化物(日本合成ゴム製CIR701)、エポキシ変性ゴ
ム、内部可塑性飽和線状ポリエステル(東洋紡バイロン
#300)等がある。
また、このようなエラストマ成分に代わる、あるいはこ
れに加える熱可塑性樹脂としては、線状飽和ポリエステ
ル樹脂、バイエル社製デスモフェン#800、#1100、#2
200の様なイソシアネートとの2液タイプに汎用性のあ
る低分子量ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂フェノキシ
樹脂、クロルスルホン化ポリエチレン樹脂、ビニルイソ
ブチルエーテル、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラー
ル樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等を使用することが
できる。
また、結合剤は、特に共重合体の水酸基と反応し得る化
合物架橋剤により架橋することができる。
このような架橋剤としては、前にふれたようなイソシア
ネート基を有する多官能性イソシアネート化合物もしく
はイソシアネート含有物のほか、ブチル化メラミン樹脂
等が挙げられる。
このような結合剤を硬化するには、一般に加熱オーブン
中で50〜80℃にて6〜100時間加熱すればよい。
本発明の磁気記録媒体の磁性塗料に用いる磁性粉は、金
属磁性粒子あるいはコバルト被着酸化鉄粒子さらにはγ
−Fe2O3粒子、バリウムフェライト粒子等が含まれてい
てもよい。
そして、磁性粉とこれら結合剤との混合比は、重量比で
10/1〜1/10程度とする。
磁性塗料には、その他必要に応じて各種研磨剤、潤滑
剤、帯電防止剤、分散剤等を用途に合わせて使用するこ
とが有効である。
なお、磁性粒子と結合剤とを含む記録層の厚さは、通常
1〜7μm程度とする。
基体としては、ポリエステルフィルム、ポリアミド、ポ
リイミド等の各種樹脂、アルミ金属、ガラスなど目的に
応じていずれを用いてもよい。
また、このような基体の記録層設層面の反対側に種々の
公知のバックコート層を設けてもよい。
さらに、基体の両面に記録層を設けてもよい。
V 発明の具体的作用効果 本発明によれば、結合剤として、極性基含有単量体と、
塩化ビニル−水酸基含有単量体または、塩化ビニル−酢
酸ビニル−水酸基含有単量体との共重合体であって、ケ
ン化工程を経ないでえられるものを用いているため、微
粒子化された磁性粉末と結合剤との間の親和性が高く、
信頼性、耐久性、電磁変換特性に優れた磁気記録媒体が
得られる。
本発明は、塩化ビニル系と、これに対して共重合可能な
単量体を構成成分とする共重合体であって、構成成分と
してビニルアルコールを含まない(ケン化工程を経てい
ない)ものを使用するので、高温高湿環境下での経時変
化が減少し、さらに電磁変換特性を劣化させることなく
高温高湿環境下の磁気テープの走行性を向上させること
ができる。
これは、樹脂の製造過程において、ケン化工程を経てい
ない共重合体を磁気記録媒体に用いることにより、脱塩
酸および脱塩酸による樹脂自体の化学変化を防止すると
ともに、樹脂から遊離したHClによる磁性粉末や、他の
磁気記録媒体構成物の化学変化を減少させ、これによ
り、磁気記録媒体としての物理特性、特に高温高湿環境
下での経時安定性および耐久走行性の向上が実現するか
らである。
さらに、本発明では、極性基含有単量体を構成成分とし
ている共重合体を使用するので、磁性塗料中における磁
性粉末の分散性がきわめて良好である。
また、さらに極性基としてエポキシ基を使用した場合に
は、記録層の耐熱性がより高いものとなる。
VI 発明の具体的実施例 次に本発明の実施例を掲げ、本発明をさらに詳細に説明
する。
実施例1 表1に示される磁性粉を用意した。
また、表2に示される共重合体を用意した。
前記の磁性粉および共重合体を表3に示す組合わせで使
用し、下記のようにして磁性塗料を作製した。
重量部 磁性粉 100 共重合体 10 ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン社製ニッポラン23
04) 10 潤滑剤 1 研磨剤 1 メチルエチルケトン 70 メチルイソブチルケトン 70 トルエン 70 この混合物をボールミル中で約20時間分散した。この
後、架橋剤としてコロネートL(日本ポリウレタン社製
ポリイソシアネート)を添加し、8μmのポリエステル
ベースに塗布した。表面加工処理後、熱硬化処理を行
い、塗膜5μmの磁気テープをえた。
これらの塗布組成物の表面加工処理前のものについてグ
ロスメーター(村上式)にて光沢度を測定した。結果を
表3に示す。
表3の結果から、実施例の光沢度は比較例に比べ大幅に
向上し、分散製が良くなっていることがわかる。
さらに、これらの磁気テープを、50℃、80%RHの環境下
でそれぞれ24時間および48時間連続走行した時の最大走
行事故率を表3に示す。50℃、80%RH環境下での事故率
は、実施例では最大5%であるのに対し、比較例ではこ
れよりかなり高い値になっている。
なお実施例、比較例はすべて良好な電磁変換特性を示し
た。
以上により本発明の磁気記録媒体はすぐれた電磁変換特
性のほかに、良好な物理特性を有することが明らかであ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結合剤と磁性粉とを含有する磁性塗料を基
    体上に塗設した磁気記録媒体において、 結合剤が塩化ビニル、水酸基含有単量体および極性基含
    有単量体、または塩化ビニル、酢酸ビニル、水酸基含有
    単量体および極性基含有単量体を構成単位として含む共
    重合体を含有し、 この水酸基含有単量体は下記式で示される構造をもち、 極性基含有単量体は、極性基として、リン酸基、硫酸基
    およびスルホン酸基またはそれらの塩、アミノ基ならび
    にアンモニウム基のうちの1種以上の極性基と、エポキ
    シ基とを有することを特徴とする磁気記録媒体。 (式中、Rは炭素原子数1〜5の直鎖のアルキレン基を
    表わし、R1はHまたはCH3を表わす。)
  2. 【請求項2】結合剤と磁性粉とを含有する磁性塗料を基
    体上に塗設した磁気記録媒体において、 結合剤が塩化ビニル、水酸基含有単量体および極性基含
    有単量体、または塩化ビニル、酢酸ビニル、水酸基含有
    単量体および極性基含有単量体を構成単位として含む共
    重合体を含有し、 この水酸基含有単量体は下記式で示される構造をもち、 極性基含有単量体は、極性基として、リン酸基、硫酸基
    およびスルホン酸基またはそれらの塩、アミノ基ならび
    にアンモニウム基のうちの1種以上の極性基と、エポキ
    シ基と、カルボン酸基またはその塩とを有することを特
    徴とする磁気記録媒体。 (式中、Rは炭素原子数1〜5の直鎖のアルキレン基を
    表わし、R1はHまたはCH3を表わす。)
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