JPH0786206B2 - 路面標示体の成形装置及び路面標示体の成形方法 - Google Patents

路面標示体の成形装置及び路面標示体の成形方法

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JPH0786206B2
JPH0786206B2 JP3194062A JP19406291A JPH0786206B2 JP H0786206 B2 JPH0786206 B2 JP H0786206B2 JP 3194062 A JP3194062 A JP 3194062A JP 19406291 A JP19406291 A JP 19406291A JP H0786206 B2 JPH0786206 B2 JP H0786206B2
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一志 山本
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大崎工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、路面上にライン状の路
面標示体を形成する成形装置及び路面標示体の成形方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に路面標示体の成形装置は、走行台
車に溶融塗料の収容槽を設けると共に、該収容槽の底部
に前記溶融塗料の流出口を形成してなり、前記走行台車
を一定速度で走行させながら、前記流出口から前記収容
槽内の溶融塗料を流出させて、路面上に例えば厚さ2ミ
リ程度のライン状の路面標示体を形成すると共に、前記
収容槽の後方に配置したビーズ散布機から順次前記路面
標示体上にビーズを散布して、該ビーズをその上部が前
路面標示体の上面から上方に突出した状態で前記マー
クに固着させて、夜間における前記路面標示体の視認性
向上を図るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記ビーズ
の粒径が大きくなるほど、前記路面標示体の視認性がよ
り向上するものであるが、前記したごとく路面にライン
状の路面標示体を形成した後、前記ビーズ散布機を介し
て前記路面標示体上に大小粒径のビーズ混合物を散布す
るようにすると、大粒径ビーズの前記路面標示体に対す
る固着力が弱くて、頻繁に車両が走行する路面では、前
記ビーズがすぐに剥がれてしまう不具合があるし、また
大粒径ビーズのみの散布機を路面標示体の成形装置の間
近に配置することにより固着力を改善することは可能で
あるが、ビーズの散布工程が増える結果、施工工事に時
間を要して、特に交通量が多い現場では、交通渋滞を招
くものである。
【0004】以上の不具合に対しては、前記ビーズを前
記溶融塗料に混入して、前記収容槽の流出口から前記ビ
ーズを前記溶融塗料と共に流出させる方法が考えられる
が、単に前記流出口から前記溶融塗料と共に前記ビーズ
を流出させるだけでは、前記流出口から流出して形成さ
れるライン状の溶融塗料の内部に前記ビーズが沈み込ん
でしまうし、また前記ビーズの粒径を前記路面に形成す
る路面標示体の厚さ(2ミリ)よりも大きな例えば3ミ
リのものを用いる場合には、前記流出口と路面との間隔
も3ミリ以上として、前記ビーズが前記流出口から排出
可能としなければならないが、斯くのごとく前記流出口
と路面との間隔も3ミリ以上とすると、前記路面標示体
の厚さも3ミリ以上となるばかりか、前記ビーズを溶融
塗料の上面に突出させることが困難である。
【0005】本発明は以上の実情に鑑みて開発したもの
であり、粒径の大きなビーズを、前記収容槽の流出口か
ら前記溶融塗料と共に同時に流出させることが出来なが
ら、しかも路面上に形成される路面標示体の厚さが必要
以上に厚くならずに溶融塗料の上面から前記ビーズの上
部を確実に突出させることが出来る路面標示体の成形装
置を提供することを目的とし、また視認性に優れしかも
ビーズが剥がれ落ち難い路面標示体の成形方法を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして請求項1記載の
発明は、路面上に形成されるライン状の路面標示体の膜
厚よりも大径としたビーズBを混入した溶融塗料Pよ
り、前記ライン状の路面標示体を路面R上に形成する成
形装置であって、走行台車1に、前記溶融塗料Pの収容
槽3を設けて、該収容槽3の底部に前記溶融塗料Pの流
出口5を形成すると共に、該流出口5の後縁に、路面R
と対向して前記走行台車1の進行方向後方に延びて、前
記流出口5から流出する溶融塗料Pに混入する前記ビー
ズBを前記路面とで挾みながら前記走行台車1の進行方
向に移動させるガイド壁6を設けたことを特徴とするも
のである
【0007】また請求項2記載の発明は、ビーズBを混
入した溶融塗料Pを収容した収容槽3を搭載した走行台
車1を走行させながら、前記溶融塗料Pを前記収容槽3
の流出口から路面上に流下させてライン状に塗布すると
共に、塗布した前記溶融塗料に混入している前記ビーズ
Bを、前記流出口の後縁に設けたガイド壁6と路面とで
挾みながら前記走行台車の進行方向に所定長さ移動させ
て、流下が先行して移動終了した先行ビーズとの距離を
拡大して、これらビーズ間の距離の拡大により、該ビー
ズ間の溶融塗料Pを引き伸ばして、該溶融塗料の塗布厚
さを前記ビーズBの直径よりも薄肉にし、該ビーズBの
上部側を、路面上に流下した前記溶融塗料上に突出させ
るようにしたのである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明によれば、施工現場におい
て路面標示体の施工工事が簡単に行えるのは勿論のこ
と、ビーズを溶融塗料に対して強固に固着することが出
来ながらしかもビーズを路面上に流下した前記溶融塗料
上に確実に突出させることが出来る。
【0009】請求項2記載の発明によれば、前記走行台
車1の走行に伴い、前記流出口5から流出するビーズB
を混入した溶融塗料Pが、前記ガイド壁6と路面Rとの
隙間を介して外部に出る過程で、隣合うビーズ間の距離
が、前記ガイド壁6と路面Rとの間に位置している時よ
りも外部に出た段階の方が広がって、これら隣接するビ
ーズ間の溶融塗料Pが前記ビーズ間の距離の拡大により
引き伸ばされ、該溶融塗料の上面がビーズBの頂部より
も下方に沈み込むこととなり、従って、前記溶融塗料P
の厚さが前記ビーズBの外径寸法よりも小さくなって、
該ビーズが該溶融塗料P上に確実に突出するのである
【0010】
【実施例】図において1は、路面上を走行可能とした走
行台車であって、該走行台車1には、ビーズBを混入し
た溶融塗料Pの貯留槽2と、該貯留槽2から樋20を介
して供給される溶融塗料の収容槽3と、前記貯留槽2を
加熱するバーナー(図示せず)の燃料となるガスボンベ
4とを搭載している。
【0011】尚、前記貯留槽2には、溶融塗料Pの供給
口を開閉する開閉蓋21と、該開閉蓋21を開閉操作す
る操作ハンドル22と、溶融塗料の撹拌ハンドル23と
を備えている。
【0012】しかして以上の成形装置において、前記収
容槽3の底部に前記溶融塗料の流出口5を形成すると共
に、図1に示すように該流出口5の後縁に、路面Rと対
向して前記走行台車1の進行方向後方に延びて、前記流
出口5から流出する溶融塗料Pに混入する前記ビーズB
を、前記走行台車1の進行方向に移動させるガイド壁6
を設けるのである。
【0013】図に示す実施例では、前記収容槽3におけ
る前記流出口5と前記路面Rとの間隔、換言すれば、前
記ガイド壁6の下面と路面との間隔Tを3.5ミリに設
定すると共に、前記ガイド壁6の長さLを50ミリとし
ているのであって、また図に示す前記ガイド壁6は、図
1に示すごとく、前記収容槽3への固定壁61を一体に
形成して、該固定壁61を前記収容槽3にボルト62止
めするようにしている。
【0014】尚、前記ガイド壁6は前記収容槽4に一体
形成してもよいし、また路面Rの状況に応じて、前記ガ
イド壁6を、後端側に向かうに従って上方若しくは下方
に僅かに勾配を付けてもよい。
【0015】また前記溶融塗料Pは、トラフィックペイ
ントを用い、この溶融塗料Pに混入するビーズBは、図
3に示すように直径約2ミリの球状のガラス球7の表面
に接着剤71を介して直径0.5ミリ程度の球状のガラ
スバルーン72を固着して、その外径を約3ミリとした
ものを用いているのであって、前記溶融塗料Pには、該
溶融塗料Pに対して5パーセント〜30パーセントのビ
ーズPを混入している。
【0016】尚、前記ガラスバルーン72に替えてシラ
スバルーンを用いてもよい。また前記ビーズ2はガラス
球単体であってもよい。
【0017】以上の構成から成る成形装置は、前記走行
台車1を所定速度(例えば0.7m/sec)で走行さ
せながら、前記収容槽3の流出口5より前記溶融塗料P
を流出させて、路面R上にライン状の路面標示体Mを敷
設するのであり、次にかかる路面標示体Mの敷設を図4
から図6に示す概略説明図に基づいて説明する。
【0018】まず前記走行台車1の走行に伴い、前記収
容槽3内のビーズBを混入した溶融塗料Pが前記流出口
5から前記ガイド壁6と路面Rとの隙間Tに流れ出るの
であるが、図4に示すように一つのビーズB−1(以
下、第1ビーズと云う)が前記ガイド壁6の遊端部近く
に位置し、該ビーズB−1に続くビーズB−2(以下第
2ビーズと云う)が前記ガイド壁6の長さ方向中間部に
位置する状態から、前記走行台車1の走行により、前記
収容槽3が前記路面Rに対して前進するに伴い、前記両
ビーズB−1・B−2が、前記ガイド壁6の下面と路面
Rとの間で挟まれた状態となっておりしかも前記溶融塗
料Pが所定の粘性を有することから、前記各ビーズB−
1・B−2は、図4において時計方向に転動(場合によ
っては摺動)しながら2点鎖線で示す位置に移動して、
まず前記第1ビーズB−1が前記ガイド壁6の遊端から
外部に出る。
【0019】尚、この時、前記ビーズB−1・B−2の
移動距離L1は、前記収容槽3の移動距離L2の約2分
の1程度である。
【0020】そしてかかる状態から前記走行台車1の走
行により、前記収容槽3が更に前方に移動するに伴い、
前記第2ビーズB−2が図5に示すように、実線で示す
位置から2点鎖線で示す位置に更に転動して、該2点鎖
線で示す位置で前記ガイド壁6の遊端部から外部に出る
のであるが、この時の前記第1ビーズB−1と第2ビー
ズB−2との距離S1は、これら両ビーズB−1・B−
2が前記ガイド壁6と路面Rとの間に位置している状態
での距離S2よりも長くなる(S1〉S2)のであっ
て、即ち、前記走行台車1の移動により、両ビーズB−
1・B−2が前記ガイド壁6の遊端から外部に排出され
る段階では、前記ガイド壁6と路面Rとの間に位置して
いる状態での両ビーズB−1・B−2の間の距離S2よ
りも引き離されることとなり、かかる両ビーズB−1・
B−2の間の距離の拡大に伴い、両ビーズB−1・B−
間の溶融塗料が引き伸ばされて、該溶融塗料の上面
が、図6に示すように、前記ビーズB−1・B−2の頂
部よりも下方に沈み込む形となるのである。従って結果
として、前記溶融塗料Pの膜厚が前記ビーズBの外径寸
法よりも小さく(例えば2ミリ)なって、該ビーズBの
上部が溶融塗料P上に突出するのである。
【0021】斯くのごとくガイド壁6によりS1>S2
となるが、その内容は転動(摺動)距離αによりS1=
S2+αと表すことも出来る。尚、αはほぼ一定であ
る。
【0022】ところで路面標示体Mがその性能を十分に
発揮するためには、前記ビーズBの分布が無作為且つ一
様であることが必要であるが、そうあるためには、前記
収容槽3内に貯留する溶融塗料P内のビーズBが無作為
且つ一様に浮遊している必要があり、かかる要件を満た
すために、前記したごとく、ビーズBを構成するガラス
球7の表面に固着するガラスバルーン72若しくはシラ
スバルーンにより、比重の大きなガラス球7の沈降・偏
在を防止するのである。
【0023】尚、以上のごとく形成した路面標示体Mの
施工完了当初にあっては、前記ビーズBの上部表面に前
記溶融塗料Pが付着した状態となるが、かかる路面標示
体M上を車両の走行に伴い、前記ビーズBの上部表面に
付着している溶融塗料Pは、車両のタイヤ等により削ら
れ、ビーズB本来の機能を発揮するものである。
【0024】
【発明の効果】以上のごとく請求項1記載の発明では、
路面上に形成されるライン状の路面標示体の膜厚よりも
大径としたビーズBを混入した溶融塗料Pより、前記ラ
イン状の路面標示体を路面R上に形成する成形装置であ
って、走行台車1に、前記溶融塗料Pの収容槽3を設け
て、該収容槽3の底部に前記溶融塗料Pの流出口5を形
成すると共に、該流出口5の後縁に、路面Rと対向して
前記走行台車1の進行方向後方に延びて、前記流出口5
から流出する溶融塗料Pに混入する前記ビーズBを前記
路面とで挟みながら前記走行台車1の進行方向に移動さ
せるガイド壁6を設けたことにより、前記走行台車の走
行に伴い、前記流出口5から流出するビーズBを混入し
た溶融塗料Pが、前記ガイド壁6と路面Rとの隙間を介
して外部に出る過程で、隣合うビーズ間の距離が、前記
ガイド壁6と路面Rとの間に位置している時よりも外部
に出た段階の方が広がって、これら隣接するビーズ間の
溶融塗料Pが前記ビーズ間の距離の拡大により引き伸ば
され、該溶融塗料の上面がビーズBの頂部よりも下方に
沈み込むこととなり、従って、前記溶融塗料Pの厚さが
前記ビーズBの外径寸法よりも小さくなって、該溶融塗
料P上にビーズBを確実に突出させることが出来、夜間
における視認性に優れた路面標示体を敷設することが出
来る。
【0025】また請求項2記載の発明によれば、ビーズ
Bを混入した溶融塗料Pを収容した収容槽3を搭載した
走行台車1を走行させながら、前記溶融塗料Pを前記収
容槽3の流出口から路面上に流下させてライン状に塗布
すると共に、塗布した前記溶融塗料に混入している前記
ビーズBを、前記流出口の後縁に設けたガイド壁6と路
面とで挟みながら前記走行台車の進行方向に所定長さ移
動させて、流下が先行して移動終了した先行ビーズとの
距離を拡大して、これらビーズ間の距離の拡大により、
該ビーズ間の溶融塗料Pを引き伸ばして、該溶融塗料の
塗布厚さを前記ビーズBの直径よりも薄肉にし、該ビー
ズBの上部側を、路面上に流下した前記溶融塗料上に突
出させるようにしたことにより、施工現場において路面
標示体の施工工事が簡単に行えるのは勿論のこと、ビー
ズを溶融塗料に対して強固に固着することが出来ながら
しかもビーズが路面上に流下した前記溶融塗料上に確実
に突出して、夜間における視認性に優れた路面標示体を
敷設することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】収容槽の要部の断面図。
【図2】成形装置の概略斜視図。
【図3】溶融塗料に混入するビーズの正面図。
【図4】路面への路面標示体の形成過程を示す説明図。
【図5】路面への路面標示体の形成過程を示す説明図。
【図6】路面への路面標示体の形成過程を示す説明図。
【符号の説明】
1 走行台車 3 収容槽 5 流出口 6 ガイド壁 B ビーズ P 溶融塗料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 路面上に形成されるライン状の路面標示
    体の膜厚よりも大径としたビーズBを混入した溶融塗料
    Pより、前記ライン状の路面標示体を路面R上に形成す
    る成形装置であって、走行台車1に、前記溶融塗料Pの
    収容槽3を設けて、該収容槽3の底部に前記溶融塗料P
    の流出口5を形成すると共に、該流出口5の後縁に、路
    面Rと対向して前記走行台車1の進行方向後方に延び
    て、前記流出口5から流出する溶融塗料Pに混入する前
    記ビーズBを前記路面とで挟みながら前記走行台車1の
    進行方向に移動させるガイド壁6を設けたことを特徴と
    する路面標示体の成形装置。
  2. 【請求項2】 ビーズBを混入した溶融塗料Pを収容し
    た収容槽3を搭載した走行台車1を走行させながら、前
    記溶融塗料Pを前記収容槽3の流出口から路面上に流下
    させてライン状に塗布すると共に、塗布した前記溶融塗
    料に混入している前記ビーズBを、前記流出口の後縁に
    設けたガイド壁6と路面とでみながら前記走行台車の
    進行方向に所定長さ移動させて、流下が先行して移動終
    了した先行ビーズとの距離を拡大して、これらビーズ間
    の距離の拡大により、該ビーズ間の溶融塗料Pを引き伸
    ばして、該溶融塗料の塗布厚さを前記ビーズBの直径よ
    りも薄肉にし、該ビーズBの上部側を、路面上に流下し
    た前記溶融塗料上に突出させることを特徴とする路面標
    示体の成形方法。
JP3194062A 1991-08-02 1991-08-02 路面標示体の成形装置及び路面標示体の成形方法 Expired - Lifetime JPH0786206B2 (ja)

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