JPH0786229B2 - 不透水性シ−トを使用した遮水壁およびその施工方法並びに遮水壁に使用する不透水性シ−ト - Google Patents

不透水性シ−トを使用した遮水壁およびその施工方法並びに遮水壁に使用する不透水性シ−ト

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JPH0786229B2
JPH0786229B2 JP26526186A JP26526186A JPH0786229B2 JP H0786229 B2 JPH0786229 B2 JP H0786229B2 JP 26526186 A JP26526186 A JP 26526186A JP 26526186 A JP26526186 A JP 26526186A JP H0786229 B2 JPH0786229 B2 JP H0786229B2
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益光 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ダム、地下タンク、産業廃棄物埋立場等の建
設事業における不透水性シートを使用した遮水壁および
その施工方法並びに遮水壁に使用する不透水性シートに
関する。
〔従来の技術〕
従来、地下水流出防止や地下水涵養等のための地中遮水
壁の構築法としては、鉄筋コンクリートを使用した地中
連続壁工法が一般的であるが、この工法は高価であると
共に、周辺地盤の変形に対して追従性が無いため壁体に
応力が集中し、また、地震時にクラックが発生して漏水
する等の問題を有している。
また、鉄筋コンクリートの代わりに泥水固化系材料、ベ
ントナイトコンクリート、アスファルトコンクリート等
の低強度遮水材料を用いた遮水壁の研究も行われている
が、これらの材料はコンクリートに比較すれば、変形係
数が小さく周辺地盤の変形に対して追従性が優れている
が、クラック発生の問題や、その発生したクラックが50
〜100年という耐用年数の間に透水により拡大する恐れ
があり信頼性に欠けるため、遮水性の確保のために鋼矢
板を挿入するなどの方法がとられている。しかし、地下
ダム等深部の遮水をする場合には、鋼矢板の水平繋ぎが
困難であり、挿入できたとしても相当高価なものとなる
という問題を有している。
従来、上記問題を解決するために、塩化ビニル系材料、
ポリエチレン系材料、ゴム系材料等の可撓性材料からな
る不透水性シートを用いた遮水壁が提案されている。こ
れを第4図により説明すると、遮水壁は掘削溝20内に圧
入される接続金具21を有する仕切鉄板22と、隣接する仕
切鉄板22a、22bの接続金具21、22間に挟着される不透水
性シート23と、隣接する仕切鉄板22a、22b間に注入固化
される注入材料25からなる。接続金具21と不透水性シー
ト23の接続はそれぞれの雌雄の継手により行われる。
その施工法について説明すると、図において前工程で仕
切鉄板22aの左側の遮水壁Aの施工完了後、泥水26が満
たされている掘削溝20内に不透水性シート23を仕切鉄板
22aの接続金具21に沿って下降させる。次いで、仕切鉄
板22bの接続金具21を不透水性シート23の端部に沿って
下降させ、隣接する仕切鉄板22a、22b間に注入材料25を
注入固化した後、接続金具21内にもグラウトを注入して
固化させ遮水壁Bを形成し、以下順次この方法を繰り返
して遮水壁を形成してゆく。
また、第5図(a)および第5図(b)に示すように、
仕切鉄板の代わりにロッキングパイプを用いる方法も提
案されている。第5図(a)は不透水性シート23の一端
に接続金具27を挿通し、この接続金具27の雌継手に沿っ
てロッキングパイプ28の雄継手29を下降させ、注入材料
25を注入固化した後ロッキングパイプ28のみを引抜き、
以下順次この方法を繰り返し、接続金具27の継手部分内
にもグラウトを注入して固化させ遮水壁を形成する。
また、第5図(b)は同図(a)のように不透水性シー
ト23と別体の接続金具27を用いないで、不透水性シート
23の一端に雌継手からなる接続金具30を固着し、この接
続金具30の雌継手に沿ってロッキングパイプ28に設けた
雄継手29を下降させ、注入材料25を注入固化した後ロッ
キングパイプ28のみを引抜き、以下順次この方法を繰り
返し、接続金具30の継手部分内にもグラウトを注入して
固化させ遮水壁を形成するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来の不透水性シートを用いた遮水壁において、仕
切鉄板22およびロッキングパイプ28の役割は、未施工空
間に満たされている泥水内に注入材料25が混入しないよ
うにシールすることであるが、上記従来例のうち仕切鉄
板22に接続金具21を取付ける方法においては、仕切鉄板
が高価であるとともに、グラウトを注入する手間がかか
り過ぎるという問題を有している。
また、ロッキングパイプ28と接続金具27、30を組合わせ
る方法においては、ロッキングパイプの挿入に手間がか
かるという問題があり、とくに第5図(a)の例におい
ては、ロッキングパイプ引抜き時に接続金具27も同時に
抜出してしまうという問題があり、また、第5図(b)
の例においては不透水性シート23と接続金具30の固着が
異種材料であるため困難であるとともに、現場接着とす
るには信頼性に欠けるという問題を有している。
さらに、不透水性シート間の継手部分はグラウトを注入
固化しているため、経年変化により透水が生じてしまう
という問題を有している。
本発明は上記問題を解決するものであって、不透水性シ
ートにロッキングパイプの機能を付加することにより、
泥水内への注入材料の混入を遮断すると共に施工能率、
コストを向上させ、また、不透水性シート間の継手部の
シール性を向上させることができる遮水壁用不透水性シ
ート、不透水性シートを使用した遮水壁および遮水壁の
施工方法を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本発明の本発明の不透水性シートを使用した
遮水壁は、掘削溝と、該掘削孔内に挿入される不透水性
シートと、該不透水性シートの両端に設けられる雌雄の
継手と、該雌雄の継手の間で不透水性シートの両面に取
付ける折畳可能なロッキングバッグと、該ロッキングバ
ッグ内および前記掘削溝内に注入される注入材料からな
ることを特徴とし、さらに本発明の遮水壁の施工方法
は、掘削溝内に両端に雌雄の継手を有する不透水性シー
トを挿入し掘削溝内に注入材料を注入固化した後、前記
不透水性シートの雌雄の継手を順次接続することにより
遮水壁を施工する方法において、不透水性シートの雌雄
の継手の間で不透水性シートの両面に折畳まれたロッキ
ングバッグを取付け、該折畳まれたロッキングバッグ内
に注入材料を注入し前記掘削溝をシールした後、掘削溝
内に注入材料を注入することを特徴とし、さらに遮水壁
に使用する不透水性シートは、不透水性シートの両端に
雌雄の継手を設けるとともに、該不透水性シートの雌雄
の継手の間で不透水性シートの両面に折畳可能なロッキ
ングバッグを取付けたことを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明においては、例えば第2図および第3図に示すよ
うに、不透水性シート6のロッキングバッグ7、7に、
その中に低強度遮水材料8が注入されると、図示点線の
如く膨らみ掘削溝9内をシールし、注入材料が泥水10内
に混入するのを遮断するため、従来の仕切鉄板或いはロ
ッキングパイプの役割を果たすことになる。また、隣接
するシート1、1′の継手部は吸水性膨張部材5が吸水
膨張するため、止水性を完全なものとすることができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明す
る。
第1図は本発明の遮水壁の施工方法の1実施例を示す施
工順序を説明するための図、第2図は本発明の遮水壁用
不透水性シートの1実施例を示す断面図、第3図は遮水
壁用不透水性シートの作用を説明するための図である。
図において、1、1′は不透水性シート、2は雄継手、
3は雌継手、5は吸水性膨張材料、6は不透水性シー
ト、7はロッキングバッグ、8、11は注入材料、9は掘
削溝、10は泥水を示す。
第2図において、不透水性シート1、1′は、塩化ビニ
ル系材料、ポリエチレン系材料、ゴム系材料、薄板鋼板
等の可撓性材料から製造され、不透水性シート1、1′
の一端に雄継手2が、他端に雌継手3が設けられ、雌継
手3内にゴム等からなる吸水性膨張部材5が配設されて
いる。これら雌雄の継手2、3は不透水性シート1、
1′と同一種類の材料で固着される。この不透水性シー
ト1、1′同士の接続は、例えばシート1の雄継手2の
上方にシート1′の雌継手3を合致させ、シート1′を
下降させることにより行われ、シート1、1′の継手部
は吸水性膨張部材5が吸水膨張し止水性を完全なものと
することができる。
不透水性シート1は上記した両端に前記雄継手2および
雌継手3のみが設けられたシートと、第3図に示すよう
に雄継手2と雌継手3の間でシート1の両側にロッキン
グバッグ7、7を固着したシート6が用意される。この
ロッキングバッグ7、7は、その中にモルタル等の低強
度遮水材料8が注入されると、図示点線の如く膨らみ掘
削溝9をシールし、注入材料が泥水10内に混入するのを
遮断するため、従来の仕切鉄板板或いはロッキングパイ
プの役割を果たすことになる。
次に、本発明の遮水壁の施工方法の1実施例を第1図に
より説明すると、先ずロングウォールドリル機、グラブ
等により1サイクル分の掘削溝9を掘削し()、次い
で泥水10が満たされた掘削溝9内に、不透水性シート1
を挿入しこのシート1の雄継手2の上方にロッキングバ
ッグ7を有する不透水性シート6の雌継手3を合致さ
せ、シート6を挿入する()、なお、不透水性シート
はクレーンにより吊下げながら挿入してもよいし、ロー
ル状に巻いた不透水性シートを回転させながら挿入する
ようにしてもよい。このときロッキングバッグ7は折畳
まれた状態にある。次に、ロッキングバッグ7内に注入
材料8を注入し()、図示点線の如くロッキングバッ
グ7を膨らませ掘削溝9をシールした後、ロッキングバ
ッグ7を仕切りとした空間A間に注入材料11を注入して
固化させるか又は泥水10を原位置で固化させる()。
空間Aに遮水壁が形成されると、次のサイクル分を掘削
し()、上記〜の作業を順次くりかえすことによ
り遮水壁を施工するものである。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種
々の変更が可能である。
例えば上記実施例においては、両端に前記雄継手2およ
び雌継手3のみが設けられたシート1と、雄継手2と雌
継手3の間でシート1の両側にロッキングバッグ7、7
を固着したシート6とを交互に接続しているが、ロッキ
ングバッグ7を有するシート6のみを接続することによ
り遮水壁を形成してもよい。
また、上記実施例においては、不透水性シートと注入材
料により遮水壁を形成しているが、不透水性シートの片
側あるいは両側に鉄筋を配設し、モルタルまたはコンク
リートを注入することにより、遮水壁を施工し遮水壁に
構造壁の機能を持たせてもよい。
さらに、上記実施例においては、雌雄の継手2、3は不
透水性シート1、1′と同一種類の材料で固着している
が、雌雄の継手の一部に鉄筋、ワイヤーメッシュ等の剛
性材料を付加するようにしてもよい。この場合には可撓
性材料からなる不透水性シート同士の接続を容易に行う
ことが可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、不透水性シートに
仕切機能を付加することにより簡単な構成で泥水内への
注入材の混入を遮断し、従来の仕切鉄板、ロッキングパ
イプを不用とするため、施工能率を向上させるととも
に、コストを低減させることができる。
また、不透水性シートには予め継手を取付けることがで
きるため、製品の信頼性を高めることができるととも
に、不透水性シートと継手が同一材料で形成されるた
め、簡単に強固な固着が可能となる。
さらに、不透水性シートの継手部分には吸水性膨張部材
を使用してシート間の継手の止水を行うため、継手部の
シール性を向上させることができると共に、従来行って
いた継手部のグラウト注入が不用となり、施工能率をさ
らに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の遮水壁の施工方法の1実施例を示す施
工順序を説明するための図、第2図は本発明の遮水壁用
不透水性シートの1実施例を示す断面図、第3図は遮水
壁用不透水性シートの作用を説明するための図、第4図
および第5図(a)、同図(b)は従来の遮水壁の施工
方法を説明するための図である。 1、1′…不透水性シート、2…雄継手、3…雌継手、
5…吸水性膨張部材、6…不透水性シート、7…ロッキ
ングバッグ、8、11…注入材料、9…掘削溝、10…泥
水。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削溝と、該掘削溝内に挿入される不透水
    性シートと、該不透水性シートの両端に設けられる雌雄
    の継手と、該雌雄の継手の間で不透水性シートの両面に
    取付ける折畳可能なロッキングバッグと、該ロッキング
    バッグ内および前記掘削溝内に注入される注入材料から
    なることを特徴とする不透水性シートを使用した遮水
    壁。
  2. 【請求項2】掘削溝内に両端に雌雄の継手を有する不透
    水性シートを挿入し掘削溝内に注入材料を注入固化した
    後、前記不透水性シートの雌雄の継手を順次接続するこ
    とにより遮水壁を施工する方法において、不透水性シー
    トの雌雄の継手の間で不透水性シートの両面に折畳まれ
    たロッキングバッグを取付け、該折畳まれたロッキング
    バッグ内に注入材料を注入し前記掘削溝をシールした
    後、掘削溝内に注入材料を注入することを特徴とする遮
    水壁の施工方法。
  3. 【請求項3】上記不透水性シートは、両端に雌雄の継手
    のみを有する不透水性シートと、雌雄の継手の間で不透
    水性シートの両面に折畳まれたロッキングバッグを取付
    けた不透水性シートからなることを特徴とする特許請求
    の範囲第2項記載の遮水壁の施工方法。
  4. 【請求項4】不透水性シートの両端に雌雄の継手を設け
    るとともに、該不透水性シートの雌雄の継手の間で不透
    水性シートの両面に折畳可能なロッキングバッグを取付
    けたことを特徴とする遮水壁に使用する不透水性シー
    ト。
  5. 【請求項5】上記不透水性シートおよび雌雄の継手は同
    一材料からなることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の遮水壁に使用する不透水性シート。
  6. 【請求項6】上記雌継手内に吸水性膨張部材を配設する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第4項または第5項記
    載の遮水壁に使用する不透水性シート。
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JP4771157B2 (ja) * 2006-06-20 2011-09-14 清水建設株式会社 遮水シート施工装置および遮水シートの施工方法
CO6330166A1 (es) * 2011-06-22 2011-10-20 Figueroa Pablo Poch Procedimiento de refuerzo y regulación de las filtraciones de los jarillones de los ríos lagunas y lagos

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