JPH0786728B2 - 弾性回転体及びそれを有する定着装置 - Google Patents
弾性回転体及びそれを有する定着装置Info
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- JPH0786728B2 JPH0786728B2 JP60039063A JP3906385A JPH0786728B2 JP H0786728 B2 JPH0786728 B2 JP H0786728B2 JP 60039063 A JP60039063 A JP 60039063A JP 3906385 A JP3906385 A JP 3906385A JP H0786728 B2 JPH0786728 B2 JP H0786728B2
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- elastic
- resin
- roller
- resin layer
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Description
【発明の詳細な説明】 〔本発明が属する分野〕 本発明は複写機、印刷機、フアクシミリ、プリンター或
いはこれらの複合機等の画像形成装置に用いられる、加
熱ローラ、加圧ローラ又は加熱加圧ローラ或いは一般搬
送用回転体(ベルト状の回転体を含む)等の弾性回転体
及びそれを有する定着装置に関する。
いはこれらの複合機等の画像形成装置に用いられる、加
熱ローラ、加圧ローラ又は加熱加圧ローラ或いは一般搬
送用回転体(ベルト状の回転体を含む)等の弾性回転体
及びそれを有する定着装置に関する。
従来、紙搬送の分野で多用されているローラやベルトの
ような回転体には、搬送性はもとより耐久性、及び被搬
送体である物品の状態を損なわないように適正な弾性と
表面の剛性とを兼ね備えた回転体が望まれている。
ような回転体には、搬送性はもとより耐久性、及び被搬
送体である物品の状態を損なわないように適正な弾性と
表面の剛性とを兼ね備えた回転体が望まれている。
従来、この分野の中でも厳しい条件下で使用されるもの
として加熱定着用回転体がある。そしてトナー像に接す
る加熱ローラとして芯金に四弗化エチレン樹脂を被覆し
たローラを、トナー像の加熱加圧時間を増すため加熱ロ
ーラに圧接する加圧ローラとしてゴム層を被覆したロー
ラを用いるのが一般的である。
として加熱定着用回転体がある。そしてトナー像に接す
る加熱ローラとして芯金に四弗化エチレン樹脂を被覆し
たローラを、トナー像の加熱加圧時間を増すため加熱ロ
ーラに圧接する加圧ローラとしてゴム層を被覆したロー
ラを用いるのが一般的である。
しかしながら、トナー像側に設けられた加熱ローラ表面
は、剛体に近いものであるため、トナー像を加圧して熱
を伝達する際、紙表面,トナー像の凹凸に対してのなじ
みが少なく有効な熱伝達が少ない。従って、得られる画
像性、定着性がゴムローラをトナー像側に用いた場合に
比べて悪く、トナー像が定着されるシートのカール発生
量も大きい。逆にトナー側ローラにゴムローラを用いた
場合は離型性が悪いためオフセツトが増大し、耐摩耗性
が低いため当接部材(分離爪やセンサー等)によって摩
耗し部分的定着不良及び部分的オフセツトも増大してし
まう。
は、剛体に近いものであるため、トナー像を加圧して熱
を伝達する際、紙表面,トナー像の凹凸に対してのなじ
みが少なく有効な熱伝達が少ない。従って、得られる画
像性、定着性がゴムローラをトナー像側に用いた場合に
比べて悪く、トナー像が定着されるシートのカール発生
量も大きい。逆にトナー側ローラにゴムローラを用いた
場合は離型性が悪いためオフセツトが増大し、耐摩耗性
が低いため当接部材(分離爪やセンサー等)によって摩
耗し部分的定着不良及び部分的オフセツトも増大してし
まう。
このようにゴムローラ、樹脂ローラは、いずれも長所短
所があり、これらの長所を兼ね備えた弾性ローラが望ま
れていたが満足のいく耐久性等の条件を満たすものは無
かった。。
所があり、これらの長所を兼ね備えた弾性ローラが望ま
れていたが満足のいく耐久性等の条件を満たすものは無
かった。。
従来の例として、表面に樹脂層をその下層にゴム層を設
けた定着ローラが提案されている。
けた定着ローラが提案されている。
しかし、これは弗素ゴムと弗素樹脂の混合層や四弗化エ
チレンチユーブをゴム層上に設けたものであるが、ゴム
層上に樹脂層を有する定着ローラは耐久限界時にゴム層
と樹脂層との部分剥離を引き起こし、樹脂層の部分摩耗
等が見られ、耐久性は1万枚から5万枚程度であった。
チレンチユーブをゴム層上に設けたものであるが、ゴム
層上に樹脂層を有する定着ローラは耐久限界時にゴム層
と樹脂層との部分剥離を引き起こし、樹脂層の部分摩耗
等が見られ、耐久性は1万枚から5万枚程度であった。
このように大きなバラツキがあることは製品の安定した
品質保証ができないばかりか、交換品度が多くなりすぎ
てメンテナンスが極めて大変であった。従って、このよ
うな、問題を抱えた回転体は実用化されにくいのが現状
であった。
品質保証ができないばかりか、交換品度が多くなりすぎ
てメンテナンスが極めて大変であった。従って、このよ
うな、問題を抱えた回転体は実用化されにくいのが現状
であった。
例えば、ゴム層上にフツ素樹脂とフツ素ゴムの混合層を
設けたものでは定着性は良好だが通紙耐久により、徐々
に離型性が低下していき約5万枚程度でオフセツトトナ
ーによる定着ローラ汚れが生じる。また、シリコーンゴ
ムローラの表面を研磨した上に接着剤を塗布し、予めゴ
ムローラ径より大径の熱収縮性樹脂チユーブ(FEP:弗素
化エチレン・プロピレン)をかぶせ、加熱収縮させたロ
ーラは、得られた形状自体にバラツキがありすぎて、ゴ
ムから樹脂が剥離してしまうことが多く見られた。この
現象がないものは、耐久性は優れているが、定着性は悪
く、特性的には樹脂のみを表面層に使用した場合と変わ
らず、ローラの径方向の熱伝導が悪いため熱の追従性の
面で樹脂ローラに比べ非常に劣っていた。
設けたものでは定着性は良好だが通紙耐久により、徐々
に離型性が低下していき約5万枚程度でオフセツトトナ
ーによる定着ローラ汚れが生じる。また、シリコーンゴ
ムローラの表面を研磨した上に接着剤を塗布し、予めゴ
ムローラ径より大径の熱収縮性樹脂チユーブ(FEP:弗素
化エチレン・プロピレン)をかぶせ、加熱収縮させたロ
ーラは、得られた形状自体にバラツキがありすぎて、ゴ
ムから樹脂が剥離してしまうことが多く見られた。この
現象がないものは、耐久性は優れているが、定着性は悪
く、特性的には樹脂のみを表面層に使用した場合と変わ
らず、ローラの径方向の熱伝導が悪いため熱の追従性の
面で樹脂ローラに比べ非常に劣っていた。
いずれにしても、シートを挟持搬送した際の局部応力が
ゴム層と樹脂層の間に集中することによって生じる弾性
回転体の耐久性低下を防止することやその特性の安定化
が望まれている。
ゴム層と樹脂層の間に集中することによって生じる弾性
回転体の耐久性低下を防止することやその特性の安定化
が望まれている。
本発明は定着ローラ及びそれを有する装置にとって画期
的な定着用ローラ及びそれを有する定着装置を提供する
ものである。
的な定着用ローラ及びそれを有する定着装置を提供する
ものである。
本発明の目的は表面樹脂特性を有し、全体として弾性が
適度にあって、定着性、耐摩耗性、耐久性を従来より優
れたものとできる定着用ローラ及びそれを有する定着装
置の提供にある。
適度にあって、定着性、耐摩耗性、耐久性を従来より優
れたものとできる定着用ローラ及びそれを有する定着装
置の提供にある。
本発明は上記目的を達成するもので、弾性回転体の樹脂
層とゴム層との関係に着目し、ゴム層の表面状態が樹脂
層の密着性と耐久性とを左右するものであることを究明
したもので以下の新たな構成要件に特徴をもつものであ
る。
層とゴム層との関係に着目し、ゴム層の表面状態が樹脂
層の密着性と耐久性とを左右するものであることを究明
したもので以下の新たな構成要件に特徴をもつものであ
る。
即ち、本発明は、 弾性層上に樹脂層を有する弾性回転体及びそれを有する
定着装置であって、樹脂層は粗面化された弾性層面上に
樹脂を塗布して焼成することで形成された樹脂被膜であ
り、弾性層から剥離した樹脂層を物理的接触により測定
した最大厚みtd(μ)と樹脂層の重量換算から求められ
る厚みtw(μ)に対して、0.5≦(td−tw)≦5の関係
を満たし、樹脂層を有する状態の弾性回転体の外径を非
接触測定により測定した外径値d1と樹脂層を弾性層から
剥離した後の弾性回転体の最大外径を非接触測定により
測定した外径値d2との差(d1−d2)の1/2によって算定
される厚みtm(μ)が厚みtw(μ)に対して、 tw>tm の関係を満たしていることを特徴とする弾性回転体及び
それを有する定着装置である。
定着装置であって、樹脂層は粗面化された弾性層面上に
樹脂を塗布して焼成することで形成された樹脂被膜であ
り、弾性層から剥離した樹脂層を物理的接触により測定
した最大厚みtd(μ)と樹脂層の重量換算から求められ
る厚みtw(μ)に対して、0.5≦(td−tw)≦5の関係
を満たし、樹脂層を有する状態の弾性回転体の外径を非
接触測定により測定した外径値d1と樹脂層を弾性層から
剥離した後の弾性回転体の最大外径を非接触測定により
測定した外径値d2との差(d1−d2)の1/2によって算定
される厚みtm(μ)が厚みtw(μ)に対して、 tw>tm の関係を満たしていることを特徴とする弾性回転体及び
それを有する定着装置である。
特に、本発明が特に有効なものとなるのは、ゴム層がシ
リコーンゴム層で、樹脂層が327℃以上に焼成された四
弗化エチレン樹脂層である。
リコーンゴム層で、樹脂層が327℃以上に焼成された四
弗化エチレン樹脂層である。
本発明の構成によれば、耐久性が従来多くても数万枚で
あったものを、通常の紙類搬送で100万枚以上可能であ
り、定着でも10万枚以上に、数段向上することができ
る。
あったものを、通常の紙類搬送で100万枚以上可能であ
り、定着でも10万枚以上に、数段向上することができ
る。
以下本発明のさらなる特徴は実施例の説明によって明瞭
にされるであろう。
にされるであろう。
第1図は本発明の定着用ローラを有する本発明定着装置
の実施例説明図である。
の実施例説明図である。
第1図中1は、未定着のトナー像と接する側の定着ロー
ラで、2は定着ローラ1に圧接回転する加圧ローラで、
共に本発明の定着用ローラの一例である。具体的構成は
以下のとおりである。
ラで、2は定着ローラ1に圧接回転する加圧ローラで、
共に本発明の定着用ローラの一例である。具体的構成は
以下のとおりである。
定着ローラ1は、アルミ等の熱伝導の良好な芯金11上
に、シリコンゴムの比較的薄い(本例では0.3mm乃至0.8
mm範囲内の所定厚)、反撥弾性率が65%〜85%の弾性体
層12と、その上層13にPFA樹脂(四弗化エチレン樹脂;
パーフロロアルコキシエチレン樹脂の共重合体),PTFE
(四弗化エチレン樹脂)等の弗素樹脂を弾性体層12より
も薄く(本例では10μm乃至25μm範囲内の所定厚)膜
強度が50kg/cm2以上の樹脂層として有している。同様に
加圧ローラ2はステンレス,鉄等の芯金21上に、シリコ
ンゴム弾性体層12の厚さより厚く比較的厚く(本例で
は、4mm乃至10mm範囲内の所定厚)、その反撥弾性率が6
5%〜85%の弾性体層22と、その上層にPFA、PTFE等の弗
素樹脂を厚い弾性体層22の厚さより薄く(本例では、5
μ乃至35μ範囲内の所定厚)、膜強度が50kg/cm2の以上
の樹脂層を23を有する。
に、シリコンゴムの比較的薄い(本例では0.3mm乃至0.8
mm範囲内の所定厚)、反撥弾性率が65%〜85%の弾性体
層12と、その上層13にPFA樹脂(四弗化エチレン樹脂;
パーフロロアルコキシエチレン樹脂の共重合体),PTFE
(四弗化エチレン樹脂)等の弗素樹脂を弾性体層12より
も薄く(本例では10μm乃至25μm範囲内の所定厚)膜
強度が50kg/cm2以上の樹脂層として有している。同様に
加圧ローラ2はステンレス,鉄等の芯金21上に、シリコ
ンゴム弾性体層12の厚さより厚く比較的厚く(本例で
は、4mm乃至10mm範囲内の所定厚)、その反撥弾性率が6
5%〜85%の弾性体層22と、その上層にPFA、PTFE等の弗
素樹脂を厚い弾性体層22の厚さより薄く(本例では、5
μ乃至35μ範囲内の所定厚)、膜強度が50kg/cm2の以上
の樹脂層を23を有する。
これらのローラ1,2は第3図に示した製造方法又はそれ
の目的に合致した方法によって形成されたものである。
簡単に説明すれば、次のような行程を含むものである。
の目的に合致した方法によって形成されたものである。
簡単に説明すれば、次のような行程を含むものである。
芯金の上に加硫成型したシリコーンゴム層(熱伝導度1.
4×10-4〜1.5×10-3)を形成して所望形状のシリコンゴ
ムローラを作る。好ましい形状は中央部が両端に比較し
てわずかに小径の逆クラウンタイプである。このゴムロ
ーラ表面に未焼成の弗素樹脂例えばデイスパージヨン
(水に弗素樹脂粉末を界面活性剤により分散させたも
の)、エナメル又は粉末状態の弗素樹脂を、ゴムローラ
全長にわたってスプレー塗装、静電塗装、粉体塗装等の
方法により均一厚に塗布する。このデイスパージソンは
例えば弗素樹脂の結晶融点のガラス転移点327℃以上に
加熱されることでフィルム状の樹脂被膜を形成する。そ
のため未焼成の弗素樹脂が塗布されたシリコンゴムロー
ラは結晶融点以上(PTFEが327℃以上、PFAが306℃以
上)に加熱される必要がある。
4×10-4〜1.5×10-3)を形成して所望形状のシリコンゴ
ムローラを作る。好ましい形状は中央部が両端に比較し
てわずかに小径の逆クラウンタイプである。このゴムロ
ーラ表面に未焼成の弗素樹脂例えばデイスパージヨン
(水に弗素樹脂粉末を界面活性剤により分散させたも
の)、エナメル又は粉末状態の弗素樹脂を、ゴムローラ
全長にわたってスプレー塗装、静電塗装、粉体塗装等の
方法により均一厚に塗布する。このデイスパージソンは
例えば弗素樹脂の結晶融点のガラス転移点327℃以上に
加熱されることでフィルム状の樹脂被膜を形成する。そ
のため未焼成の弗素樹脂が塗布されたシリコンゴムロー
ラは結晶融点以上(PTFEが327℃以上、PFAが306℃以
上)に加熱される必要がある。
ところがシリコンゴム自体は反撥弾性率や圧縮永久歪等
のゴム特性に優れているものの300℃以上に、ましてや3
06℃、327℃以上に加熱されると、発煙や解重合を起こ
す。これらは、良質な弗素樹脂層の形成を防げるばかり
でなく、シリコンゴム自体のゴム特性を失なわせてしま
う。従ってゴム層の加熱は、ゴム層の機能がなく、樹脂
層の特性もなくしてしまい、定着に適した条件を失う。
のゴム特性に優れているものの300℃以上に、ましてや3
06℃、327℃以上に加熱されると、発煙や解重合を起こ
す。これらは、良質な弗素樹脂層の形成を防げるばかり
でなく、シリコンゴム自体のゴム特性を失なわせてしま
う。従ってゴム層の加熱は、ゴム層の機能がなく、樹脂
層の特性もなくしてしまい、定着に適した条件を失う。
これらの理由から本発明実施例中においては、シリコン
ゴムローラ自体には発煙や解重合を起こさせないような
低温(最高でも300℃以下)の加熱下に維持しながら弗
素樹脂の塗布層にはその結晶融点以上の高温状態を与え
る焼成方法を採用した。
ゴムローラ自体には発煙や解重合を起こさせないような
低温(最高でも300℃以下)の加熱下に維持しながら弗
素樹脂の塗布層にはその結晶融点以上の高温状態を与え
る焼成方法を採用した。
具体的には、芯金内部からゴム層を急冷却しながら、表
面の未焼成弗素樹脂を急激に加熱する方法又は、液状弗
素樹脂(デイスパージヨン、エナメル)自体の誘電正接
がゴム層の誘電正接より大きいことを利用した誘電加熱
方法(第3図参照)の他、この趣旨に適合するものであ
れば、本発明に適するものである。
面の未焼成弗素樹脂を急激に加熱する方法又は、液状弗
素樹脂(デイスパージヨン、エナメル)自体の誘電正接
がゴム層の誘電正接より大きいことを利用した誘電加熱
方法(第3図参照)の他、この趣旨に適合するものであ
れば、本発明に適するものである。
この方法によって実質的にシリコンゴムにはその厚み方
向に熱的勾配が形成されるものの、260℃〜280℃程度
が、未焼成弗素樹脂にはその結晶融点以上の温度(具体
的にはPTFEで327℃以上の340℃〜380℃の焼成温度が5
分乃至10分程度与えられる。この焼成を行った後、この
ローラは急冷される。この急冷によってシリコンゴムロ
ーラ上に結晶化度が95%以下で引張強度50kg/cm2以上、
水に対する接触角100度以上の樹脂特性を示す焼成弗素
樹脂表層が、ゴムローラに対して強力な密着状態で、し
かも十分厚く形成される。
向に熱的勾配が形成されるものの、260℃〜280℃程度
が、未焼成弗素樹脂にはその結晶融点以上の温度(具体
的にはPTFEで327℃以上の340℃〜380℃の焼成温度が5
分乃至10分程度与えられる。この焼成を行った後、この
ローラは急冷される。この急冷によってシリコンゴムロ
ーラ上に結晶化度が95%以下で引張強度50kg/cm2以上、
水に対する接触角100度以上の樹脂特性を示す焼成弗素
樹脂表層が、ゴムローラに対して強力な密着状態で、し
かも十分厚く形成される。
従って、上記定着ローラ1,加熱ローラ2は、下層のシリ
コンゴム自体が所望のゴム特性を樹脂層形成前とほぼ同
様に示し、表面の弗素樹脂層は完全に焼成された樹脂特
性を示し、これらの層の接着性が強固である。
コンゴム自体が所望のゴム特性を樹脂層形成前とほぼ同
様に示し、表面の弗素樹脂層は完全に焼成された樹脂特
性を示し、これらの層の接着性が強固である。
ここで第1図にもどって、定着装置の他の構成を説明す
る。
る。
3は、定着ローラを内部から加熱するための、ハロゲン
ランプ等のヒーターであり、定着ローラ表面温度はヒー
ター3と、温度検出素子4と、制御手段31とにより、常
にトナー溶融可能な最適温度(具体的には160℃乃至200
℃)に維持される。
ランプ等のヒーターであり、定着ローラ表面温度はヒー
ター3と、温度検出素子4と、制御手段31とにより、常
にトナー溶融可能な最適温度(具体的には160℃乃至200
℃)に維持される。
5は、定着ローラ表面にシリコンオイル等のオフセツト
防止液を塗布するための、クリーニング手段をも兼ねて
いるオフセツト防止液塗布手段である。塗布手段5とし
てはフエルト様のものでも良いが、本例ではウエブを用
いている。オフセツト防止液を含有したウエブ51は、シ
リコンスポンジ等の弾性押圧ローラ52により定着ローラ
1に当接させられ、定着ローラ1表面に、微量のオフセ
ツト防止液を塗布する。また、ウエブ51は巻取りローラ
53により、供給ローラ54から徐々に巻取られ、定着ロー
ラ1へのウエブの当接面が、不図示の制御手段により逐
次わかる構成となっている。
防止液を塗布するための、クリーニング手段をも兼ねて
いるオフセツト防止液塗布手段である。塗布手段5とし
てはフエルト様のものでも良いが、本例ではウエブを用
いている。オフセツト防止液を含有したウエブ51は、シ
リコンスポンジ等の弾性押圧ローラ52により定着ローラ
1に当接させられ、定着ローラ1表面に、微量のオフセ
ツト防止液を塗布する。また、ウエブ51は巻取りローラ
53により、供給ローラ54から徐々に巻取られ、定着ロー
ラ1へのウエブの当接面が、不図示の制御手段により逐
次わかる構成となっている。
未定着トナー像Tを担持した記録紙Pは、入口ガイド6
にガイドされながら、ローラ対1,2の間を通過すること
によって、トナー像Tは、記録紙Pに永久定着される。
ローラ1表面に当接する分離爪41は、ローラ表面1から
記録材を分離するために設けられている。
にガイドされながら、ローラ対1,2の間を通過すること
によって、トナー像Tは、記録紙Pに永久定着される。
ローラ1表面に当接する分離爪41は、ローラ表面1から
記録材を分離するために設けられている。
このように形成した定着用ローラ1,2は、従来では存在
しなかったローラ特徴、即ち、シリコンゴム特性を熱劣
化させずに、弗素樹脂を完全に焼成しているため十分な
反撥弾性を有し圧縮永久歪の少ないシリコンゴムの利用
を可能にし、表面離型性,耐摩耗性に優れ、弾性を十分
備えた耐久性の高いものである。しかも、記録紙にトナ
ー像を定着する際に生じる応力がシリコンゴム層と弗素
樹脂層との間に集中しても、弗素樹脂層の強度が高く、
これらの密着性も良好である。
しなかったローラ特徴、即ち、シリコンゴム特性を熱劣
化させずに、弗素樹脂を完全に焼成しているため十分な
反撥弾性を有し圧縮永久歪の少ないシリコンゴムの利用
を可能にし、表面離型性,耐摩耗性に優れ、弾性を十分
備えた耐久性の高いものである。しかも、記録紙にトナ
ー像を定着する際に生じる応力がシリコンゴム層と弗素
樹脂層との間に集中しても、弗素樹脂層の強度が高く、
これらの密着性も良好である。
上記構成において他の特徴構成は第2図に示すように、
定着ローラの弾性層12の厚みt1,定着ローラの樹脂層13
の厚みt2、加圧ローラの弾性層22の厚みt3、及び加圧ロ
ーラの樹脂層23の厚みt4の以下の関係である。
定着ローラの弾性層12の厚みt1,定着ローラの樹脂層13
の厚みt2、加圧ローラの弾性層22の厚みt3、及び加圧ロ
ーラの樹脂層23の厚みt4の以下の関係である。
即ち、ローラ1で t1>t2 ローラ2で t3>t4 又、好ましくは t4<t2<t1<t3 この構成により、基本的には定着ローラ、加圧ローラ相
互の相乗効果により、互いの欠点を補い互いの利点を向
上させ、得られる画質や定着性を優れたものにでき耐久
性に優れたものとなる。
互の相乗効果により、互いの欠点を補い互いの利点を向
上させ、得られる画質や定着性を優れたものにでき耐久
性に優れたものとなる。
上記定着用ローラ1、2は、その樹脂層が下層の弾性層
に対して以下の条件を満たしている。即ち、 該弾性層から剥離した樹脂層を物理的接触により測定し
た最大厚みtd(μ)と該樹脂層の重量換算から求められ
る厚みtw(μ)とが 0.5≦(td−tw)≦5 の関係を満たし、 該樹脂層を有する状態の該弾性回転体の外径を非接触測
定により測定した外径値d1と該樹脂層を該弾性層から剥
離した後の弾性回転体の最大外径を非接触測定により測
定した外径値d2との差(d1−d2)の1/2によって算定さ
れる厚みtm(μ)が該みかけの厚みtw(μ)に対して、 tw>tm の関係を満たしている。
に対して以下の条件を満たしている。即ち、 該弾性層から剥離した樹脂層を物理的接触により測定し
た最大厚みtd(μ)と該樹脂層の重量換算から求められ
る厚みtw(μ)とが 0.5≦(td−tw)≦5 の関係を満たし、 該樹脂層を有する状態の該弾性回転体の外径を非接触測
定により測定した外径値d1と該樹脂層を該弾性層から剥
離した後の弾性回転体の最大外径を非接触測定により測
定した外径値d2との差(d1−d2)の1/2によって算定さ
れる厚みtm(μ)が該みかけの厚みtw(μ)に対して、 tw>tm の関係を満たしている。
特に、(tw−tm)が3μ以上あると、弾性層の凹凸に対
応して、樹脂層がその凹凸の凹部に入り込んで、しかも
弾性層を押圧するように弾性層に確実に密着するので耐
久性が良い。
応して、樹脂層がその凹凸の凹部に入り込んで、しかも
弾性層を押圧するように弾性層に確実に密着するので耐
久性が良い。
以下、具体的な実施例を比較例とともに説明する。
上記定着ローラ1として;樹脂層(PTFE)のみかけの厚
みtw(μ)が10(μ)、弾性層のゴム層を平均表面粗さ
Rzが10(μ)で、ゴム層の厚さが0.5mm、外径が40mm
(レーザー測長器;キヤノン(株)製造による測定結
果)のローラを同様の製造方法で作り数本用意した。
みtw(μ)が10(μ)、弾性層のゴム層を平均表面粗さ
Rzが10(μ)で、ゴム層の厚さが0.5mm、外径が40mm
(レーザー測長器;キヤノン(株)製造による測定結
果)のローラを同様の製造方法で作り数本用意した。
このローラの内の2本を取出してゴム層から剥離した樹
脂層を物理的接触の代表例であるダイヤルゲージおよび
マイクロメータにより測定した厚みtd(μ)は、実質的
に最大厚又はこれに近い厚さを示すものであり、11〜13
(μ)で平均すると12として代表される。そして、上記
非接触測定により測定した外径値d1の40.012mmに対し
て、この樹脂層を弾性層から剥離した後の弾性回転体の
最大外径を上記レーザー測定器による非接触測定した外
径値d2は、40mmであった。
脂層を物理的接触の代表例であるダイヤルゲージおよび
マイクロメータにより測定した厚みtd(μ)は、実質的
に最大厚又はこれに近い厚さを示すものであり、11〜13
(μ)で平均すると12として代表される。そして、上記
非接触測定により測定した外径値d1の40.012mmに対し
て、この樹脂層を弾性層から剥離した後の弾性回転体の
最大外径を上記レーザー測定器による非接触測定した外
径値d2は、40mmであった。
従って、これらの差(d1−d2)の1/2によって算定され
る厚みtm(μ)は、6(μ)となり、上記みかけの厚み
tw(μ)と比較して tw>tmの関係を満たしている。又、上記樹脂層の重量換
算から求められる厚みtw(μ)とこの物理的接触により
測定した厚みtd(μ)は、(td−tw)=1〜3となり、
数値2で代表される。これも 0.5≦(td−tw)≦5 の関係を満たしている。
る厚みtm(μ)は、6(μ)となり、上記みかけの厚み
tw(μ)と比較して tw>tmの関係を満たしている。又、上記樹脂層の重量換
算から求められる厚みtw(μ)とこの物理的接触により
測定した厚みtd(μ)は、(td−tw)=1〜3となり、
数値2で代表される。これも 0.5≦(td−tw)≦5 の関係を満たしている。
尚、上記樹脂層の重量換算は 樹脂重量を化学天びんで測定し、PTFEの比重を2.25g/cm
3、上記樹脂の面積(20×20)mm2を用いて、 tw=重量/(比重と表面積との積) で求めている。
3、上記樹脂の面積(20×20)mm2を用いて、 tw=重量/(比重と表面積との積) で求めている。
上記加圧ローラとして;上記構成を持たない通常の10mm
厚のシリコーンゴムローラを用意した。
厚のシリコーンゴムローラを用意した。
この構成の定着装置で定着処理を行ったところ、30万枚
の定着後でも定着ローラは異常がみられず、定着効果も
安定し且つ満足のいくものであった。しかも、この定着
ローラはさらなる耐久にも耐えることができるだけの物
性を示していた。
の定着後でも定着ローラは異常がみられず、定着効果も
安定し且つ満足のいくものであった。しかも、この定着
ローラはさらなる耐久にも耐えることができるだけの物
性を示していた。
比較例として、以下の定着ローラを製造して同様の実験
をしたところ、以下のようになった。
をしたところ、以下のようになった。
1)ローラA 5.5≦(td−tw)では、日本工業規格A4サイズ紙の横送
りで、5万枚通紙でローラ汚れが見られ、オフセットト
ナーに対して、離型性がかなり劣ってしまった。
りで、5万枚通紙でローラ汚れが見られ、オフセットト
ナーに対して、離型性がかなり劣ってしまった。
2)ローラB 2≦(td−tw)≦3であるが、 0≦tm−tw≦1のとき、即ち、 tw≦tmのときは、 上記A4サイズ紙の縦送りで、7万枚定着通紙で、紙端部
の通過部に相当するローラ表面で亀裂が生じて、部分剥
離がみられた。
の通過部に相当するローラ表面で亀裂が生じて、部分剥
離がみられた。
3)ローラC 2≦(td−tw)≦3で (tw−tm)>3を満たすと、 上記A4サイズ紙の縦送りでも、30万枚定着通紙しても異
常は無かった。しかも、定着効果に優れ、トナーに対す
る離型性も優れていた。
常は無かった。しかも、定着効果に優れ、トナーに対す
る離型性も優れていた。
以上の条件を満たす範囲の構成によれば、耐久性があっ
て定着効果も高い定着装置が得られる。
て定着効果も高い定着装置が得られる。
この条件のうち(td−tw)は以下の意味を持つ。tdを求
めるための物理接触による測定は、測定時の押圧力によ
るつぶれの影響が出ているものの、樹脂内表面の内面粗
さ(上記の例では下層の弾性層の表面粗さに対応して形
成されたものである)に相当するものを数値化するもの
である。この測定値のtdが上記みかけの厚みtwよりも大
であれば、弾性層の表面粗さの凹部に樹脂層が入り込ん
でいることを意味する。仮に下層の弾性層の表面荒さが
平滑であるとtdはtwとほぼ同一となり、逆にこの弾性層
の粗さがかなり大きいと、tdはtwよりはるかに大きくな
る。
めるための物理接触による測定は、測定時の押圧力によ
るつぶれの影響が出ているものの、樹脂内表面の内面粗
さ(上記の例では下層の弾性層の表面粗さに対応して形
成されたものである)に相当するものを数値化するもの
である。この測定値のtdが上記みかけの厚みtwよりも大
であれば、弾性層の表面粗さの凹部に樹脂層が入り込ん
でいることを意味する。仮に下層の弾性層の表面荒さが
平滑であるとtdはtwとほぼ同一となり、逆にこの弾性層
の粗さがかなり大きいと、tdはtwよりはるかに大きくな
る。
本発明の条件構成の、 0.5≦(td−tw)≦5は弾性層の表面粗さと共に弾性層
の表面粗さの凹部に樹脂層が入り込んでいる程度を、耐
久性、定着性及び離型性とを満足していることを規定す
るものである。
の表面粗さの凹部に樹脂層が入り込んでいる程度を、耐
久性、定着性及び離型性とを満足していることを規定す
るものである。
この範囲より小さいと、弾性層と樹脂層との接着力が弱
く、耐久使用中にこれらの層間ですべりが生じて樹脂層
の膨れ現象がでてしまった。この範囲より大きいと、弾
性層表面の粗さも大きく、樹脂表面の表面粗さを大きな
ものにしてしまうために、トナー汚れがでてしまった。
く、耐久使用中にこれらの層間ですべりが生じて樹脂層
の膨れ現象がでてしまった。この範囲より大きいと、弾
性層表面の粗さも大きく、樹脂表面の表面粗さを大きな
ものにしてしまうために、トナー汚れがでてしまった。
本発明の条件構成の、tw>tmは、弾性層を樹脂層が収縮
せしめていることを示し、弾性層の表面粗さとは別の弾
性層と樹脂層との密着力を示している。
せしめていることを示し、弾性層の表面粗さとは別の弾
性層と樹脂層との密着力を示している。
本発明では、これらを共に有しているために、弾性層表
面に対する樹脂層が互いの接触部分において凹凸部の係
合密着状態を作り、これを樹脂層の収縮力によって弾性
層の凸部を押圧して互いに密着性を向上することで、弾
性ローラ表面の平滑性を高め、一般搬送では50万枚の搬
送を無理無く達成でき、定着用回転体としても、20万枚
以上の定着処理を優れた定着効果と離型性を維持しつつ
行なうことができる。
面に対する樹脂層が互いの接触部分において凹凸部の係
合密着状態を作り、これを樹脂層の収縮力によって弾性
層の凸部を押圧して互いに密着性を向上することで、弾
性ローラ表面の平滑性を高め、一般搬送では50万枚の搬
送を無理無く達成でき、定着用回転体としても、20万枚
以上の定着処理を優れた定着効果と離型性を維持しつつ
行なうことができる。
上記構成において 0.5≦(td−tw)≦5且つtw>tmであると、上記数値を
平均値として決定したときの規定条件としての目安とな
る。特に、 1.0≦(td−tw)≦3でtw−tm>3のときは、一般搬送
では70万枚の搬送を無理無く達成でき、定着用回転体と
しても、30万枚以上の定着処理を優れた定着効果と離型
性を維持しつつ行なうことができるので、さらに好まし
い。
平均値として決定したときの規定条件としての目安とな
る。特に、 1.0≦(td−tw)≦3でtw−tm>3のときは、一般搬送
では70万枚の搬送を無理無く達成でき、定着用回転体と
しても、30万枚以上の定着処理を優れた定着効果と離型
性を維持しつつ行なうことができるので、さらに好まし
い。
上記範囲の測定数値を得るための方法は、数点測定の平
均値が良く、より好ましくは、測定の上限、下限が上記
範囲内に満たされていることが良い。
均値が良く、より好ましくは、測定の上限、下限が上記
範囲内に満たされていることが良い。
又、ゴム層がシリコーンゴムの場合、ゴム硬度(JISA)
は30度以上80度以下が好ましく、伸びが150%以上100
%、引張り応力が10kg/cm2以上であることが好ましい。
は30度以上80度以下が好ましく、伸びが150%以上100
%、引張り応力が10kg/cm2以上であることが好ましい。
定着装置としては、実用的には耐久枚数10万枚以上、定
着率70%以上が、安定性、確実性の面から好ましい定着
用ローラーの条件と言えるが、本発明ではこれを十分満
足する。
着率70%以上が、安定性、確実性の面から好ましい定着
用ローラーの条件と言えるが、本発明ではこれを十分満
足する。
第3図は、本発明定着用ローラの焼成方法を示すもので
ある。図の装置は、誘電加熱装置と赤外線外部加熱を併
用した加熱方式の一具体例で、マグネトロン105と、マ
グネトロン105から発生した高周波(950MHz〜2450MHz)
を伝波する導波管106と、導波管が連結され内面に金属
性の高周波反射板103を有する開閉可能な樹脂容器102
と、上下に2個ずつ赤外線外部加熱用の赤外線ランプ11
1と反射笠を有している。
ある。図の装置は、誘電加熱装置と赤外線外部加熱を併
用した加熱方式の一具体例で、マグネトロン105と、マ
グネトロン105から発生した高周波(950MHz〜2450MHz)
を伝波する導波管106と、導波管が連結され内面に金属
性の高周波反射板103を有する開閉可能な樹脂容器102
と、上下に2個ずつ赤外線外部加熱用の赤外線ランプ11
1と反射笠を有している。
樹脂容器102内には、定着用ローラとしての定着ローラ
1の中空内に空気流を発生するフアン100と、容器102内
に空気流を発生するフアン101と、が夫々容器外の駆動
手段からの駆動によって回転可能に設けられている。こ
の容器は支点108を中心に上下が開閉でき、上部に把手1
09が、下部にローラ1のフランジ1Aを位置決めするアー
ム107が、夫々固設されている。
1の中空内に空気流を発生するフアン100と、容器102内
に空気流を発生するフアン101と、が夫々容器外の駆動
手段からの駆動によって回転可能に設けられている。こ
の容器は支点108を中心に上下が開閉でき、上部に把手1
09が、下部にローラ1のフランジ1Aを位置決めするアー
ム107が、夫々固設されている。
110は装置の制御手段で、駆動手段104とマグネトロン10
5と赤外線ランプ111の作動を容器の閉鎖状態と所定の開
始信号の入力によって、所定時間の間不図示の可変タイ
マーで行わせる。
5と赤外線ランプ111の作動を容器の閉鎖状態と所定の開
始信号の入力によって、所定時間の間不図示の可変タイ
マーで行わせる。
定着ローラ1は下層にシリコンゴム層を表面に弗素樹脂
デイスパージヨンを有しているため、高周波はシリコン
ゴム層よりも比誘電率が大きいデイスパージヨン中に多
量に吸収される。従って、弗素樹脂デイスパージヨンは
高周波、赤外線及び恒温槽による加熱で急激に高温化さ
れ、340℃〜350℃に加熱される。この時シリコンゴム層
は高周波吸収率が小さいためデイスパージヨンほど高温
化されず280℃程度の温度以下に加熱される。これによ
って上述したローラ特性を得ることができる。
デイスパージヨンを有しているため、高周波はシリコン
ゴム層よりも比誘電率が大きいデイスパージヨン中に多
量に吸収される。従って、弗素樹脂デイスパージヨンは
高周波、赤外線及び恒温槽による加熱で急激に高温化さ
れ、340℃〜350℃に加熱される。この時シリコンゴム層
は高周波吸収率が小さいためデイスパージヨンほど高温
化されず280℃程度の温度以下に加熱される。これによ
って上述したローラ特性を得ることができる。
上記実施例中、弗素樹脂デイスパージヨンは例えば、ダ
イキン社製4弗化エチレン樹脂デイスパージヨンD−1
である。
イキン社製4弗化エチレン樹脂デイスパージヨンD−1
である。
本発明中樹脂層の膜厚を10μ以上にした時は耐久性が25
万枚以上にも向上でき、15μ以上にすれば30万枚以上の
耐久性が得られ、定着効果はその厚み増加で減少してし
まう欠点をゴム層の反撥弾性率を補うことによって、硬
度の定着性を維持できる。特に本発明はシリコーンゴム
層上に弗素樹脂を設けた時に有効である。
万枚以上にも向上でき、15μ以上にすれば30万枚以上の
耐久性が得られ、定着効果はその厚み増加で減少してし
まう欠点をゴム層の反撥弾性率を補うことによって、硬
度の定着性を維持できる。特に本発明はシリコーンゴム
層上に弗素樹脂を設けた時に有効である。
本発明は、上記実施例の他に定着用ローラとしてはロー
ラ状の他ベルト状のローラ(例えば転写同時定着用の中
間ベルト)やクリーニングローラ,離型剤供給用ローラ
等が含有される。特に、弗素樹脂の離型性と弾性を備え
ているために転写性,被クリーニング性を備え(ただ
し、クリーニングローラとしては、表面エネルギー順位
等でのクリーニングを行う)、弾性によるならい効果に
よって離型剤の均一塗布や転写ムラを防止し、耐摩耗性
に優れた利点を夫々の用途でも発揮する。
ラ状の他ベルト状のローラ(例えば転写同時定着用の中
間ベルト)やクリーニングローラ,離型剤供給用ローラ
等が含有される。特に、弗素樹脂の離型性と弾性を備え
ているために転写性,被クリーニング性を備え(ただ
し、クリーニングローラとしては、表面エネルギー順位
等でのクリーニングを行う)、弾性によるならい効果に
よって離型剤の均一塗布や転写ムラを防止し、耐摩耗性
に優れた利点を夫々の用途でも発揮する。
又、上記第1図は加熱定着装置の例を示し、本発明の実
施例として好ましいものを示したが、軽い圧力でトナー
像を圧力定着するような圧力定着装置や、転写同時定着
等の圧力定着装置又は加熱定着装置にも本発明は適用で
きる。
施例として好ましいものを示したが、軽い圧力でトナー
像を圧力定着するような圧力定着装置や、転写同時定着
等の圧力定着装置又は加熱定着装置にも本発明は適用で
きる。
又、上記例は2本ローラ構成であるが、3本ローラ又は
それ以上のローラ数の定着装置の加熱ローラ、加圧ロー
ラ、離型剤供給ローラ、或いはクリーニングローラやそ
の他のベルト状ローラを含んだ装置も、本発明に含まれ
る。
それ以上のローラ数の定着装置の加熱ローラ、加圧ロー
ラ、離型剤供給ローラ、或いはクリーニングローラやそ
の他のベルト状ローラを含んだ装置も、本発明に含まれ
る。
本発明は、上述したように弾性層表面に対する樹脂層が
互いの接触部分において凹凸の係合密着状態を作り、こ
れを樹脂層の収縮力によって弾性層の凸部を押圧して互
いに密着性を向上することで、弾性ローラ表面の平滑性
を高め、一般搬送では50万枚の搬送を無理無く達成で
き、定着用回転体としても、20万枚以上の定着処理を優
れた定着効果と離型性を維持しつつ行なうことができ
る。
互いの接触部分において凹凸の係合密着状態を作り、こ
れを樹脂層の収縮力によって弾性層の凸部を押圧して互
いに密着性を向上することで、弾性ローラ表面の平滑性
を高め、一般搬送では50万枚の搬送を無理無く達成で
き、定着用回転体としても、20万枚以上の定着処理を優
れた定着効果と離型性を維持しつつ行なうことができ
る。
本発明定着用ローラ(ベルト状のローラを含む)として
共通する効果は、耐摩耗性,表面離型性に優れ、樹脂層
の表面特性とゴムの弾性特性を充分発揮させて、トナー
像や他のローラへのならい効果にも優れ、寿命が極めて
長いことである。
共通する効果は、耐摩耗性,表面離型性に優れ、樹脂層
の表面特性とゴムの弾性特性を充分発揮させて、トナー
像や他のローラへのならい効果にも優れ、寿命が極めて
長いことである。
本発明定着装置は、上記定着用ローラを記録材を挟圧す
る一方のローラ(ベルトを含む)へ適用するとき、記録
材のカール発生を防止し、定着画像を鮮明でしかも定着
性が良いといった効果を、従来よりも長期にわたって維
持できる。しかも、定着の熱効率が良く定着に必要な温
度を低減(例えば20℃程)できるので消費電力を少なく
し、電力配分の少ない装置でも高速定着記録を達成でき
る。
る一方のローラ(ベルトを含む)へ適用するとき、記録
材のカール発生を防止し、定着画像を鮮明でしかも定着
性が良いといった効果を、従来よりも長期にわたって維
持できる。しかも、定着の熱効率が良く定着に必要な温
度を低減(例えば20℃程)できるので消費電力を少なく
し、電力配分の少ない装置でも高速定着記録を達成でき
る。
本発明の弾性回転体は、表面がかなり平滑となり、研磨
の必要度を減らすことができる。
の必要度を減らすことができる。
第1図は本発明の定着用ローラ(ベルト状のローラを含
む)及びそれを有する定着装置の実施例の説明図、第2
図は定着用ローラの部分拡大説明図、第3図は定着用ロ
ーラの製法の実施例説明図である。 1は定着ローラ、2は加圧ローラ、12,22はシリコーン
ゴムの弾性体層、13,23は弗素樹脂層。
む)及びそれを有する定着装置の実施例の説明図、第2
図は定着用ローラの部分拡大説明図、第3図は定着用ロ
ーラの製法の実施例説明図である。 1は定着ローラ、2は加圧ローラ、12,22はシリコーン
ゴムの弾性体層、13,23は弗素樹脂層。
フロントページの続き (72)発明者 後藤 正弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 阪根 勇 滋賀県大津市一里山5丁目13番13号 株式 会社アイ・エス・テイ内 (56)参考文献 特開 昭60−19178(JP,A) 特開 昭58−23072(JP,A) 特開 昭57−89785(JP,A) 特開 昭57−37382(JP,A) 特開 昭53−74436(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】弾性層上に樹脂層を有する弾性回転体であ
って、 樹脂層は粗面化された弾性層面上に樹脂を塗布して焼成
することで形成された樹脂被膜であり、弾性層から剥離
した樹脂層を物理的接触により測定した最大厚みtd
(μ)と樹脂層の重量換算から求められる厚みtw(μ)
に対して、 0.5≦(td−tw)≦5 の関係を満たし、樹脂層を有する状態の弾性回転体の外
径を非接触測定により測定した外径値d1と樹脂層を弾性
層から剥離した後の弾性回転体の最大外径を非接触測定
により測定した外径値d2との差(d1−d2)の1/2によっ
て算定される厚みtm(μ)が厚みtw(μ)に対して、 tw>tm の関係を満たしていることを特徴とする弾性回転体。 - 【請求項2】上記弾性層はシリコーンゴム層で上記樹脂
層はフッ素樹脂層であることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の弾性回転体。 - 【請求項3】弾性層上に樹脂層を有する弾性回転体で未
定着画像を定着する定着装置において、 樹脂層は粗面化された弾性層面上に樹脂を塗布して焼成
することで形成された樹脂被膜であり、弾性層から剥離
した樹脂層を物理的接触により測定した最大厚みtd
(μ)と樹脂層の重量換算から求められる厚みtw(μ)
に対して、 0.5≦(td−tw)≦5 の関係を満たし、樹脂層を有する状態の弾性回転体の外
径を非接触測定により測定した外径値d1と樹脂層を弾性
層から剥離した後の弾性回転体の最大外径を非接触測定
により測定した外径値d2との差(d1−d2)の1/2によっ
て算定される厚みtm(μ)が厚みtw(μ)に対して、 tw>tm の関係を満たしていることを特徴とする定着装置。 - 【請求項4】上記弾性回転体は内部に熱源を有し未定着
画像と接する加熱定着用回転体であることを特徴とする
特許請求の範囲第3項記載の定着装置。 - 【請求項5】上記弾性層はシリコーンゴム層で上記樹脂
層はフッ素樹脂層であることを特徴とする特許請求の範
囲第3項及び第4項記載の定着装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60039063A JPH0786728B2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 弾性回転体及びそれを有する定着装置 |
| US06/831,729 US4804576A (en) | 1985-02-28 | 1986-02-21 | Elastic rotatable member |
| DE19863606662 DE3606662A1 (de) | 1985-02-28 | 1986-02-28 | Elastisches, drehbares element |
| US07/143,185 US4883715A (en) | 1985-02-28 | 1988-01-13 | Elastic rotatable member |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60039063A JPH0786728B2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 弾性回転体及びそれを有する定着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61198262A JPS61198262A (ja) | 1986-09-02 |
| JPH0786728B2 true JPH0786728B2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=12542671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60039063A Expired - Lifetime JPH0786728B2 (ja) | 1985-02-28 | 1985-02-28 | 弾性回転体及びそれを有する定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0786728B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6286383A (ja) * | 1985-10-12 | 1987-04-20 | Canon Inc | 弾性回転体及びそれを有する定着装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5789785A (en) * | 1980-11-25 | 1982-06-04 | Sumitomo Electric Ind Ltd | Fixing roller |
| JPS5823072A (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-10 | Canon Inc | 定着用回転体及びそれを有する定着装置 |
| JPS6019178A (ja) * | 1983-07-13 | 1985-01-31 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 電子写真装置用ロ−ラ |
-
1985
- 1985-02-28 JP JP60039063A patent/JPH0786728B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61198262A (ja) | 1986-09-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |