JPH0786926B2 - X線画像処理方法および装置 - Google Patents

X線画像処理方法および装置

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JPH0786926B2
JPH0786926B2 JP63066752A JP6675288A JPH0786926B2 JP H0786926 B2 JPH0786926 B2 JP H0786926B2 JP 63066752 A JP63066752 A JP 63066752A JP 6675288 A JP6675288 A JP 6675288A JP H0786926 B2 JPH0786926 B2 JP H0786926B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はX線を被写体に照射して得られた画像(以下
「X線画像」という)をコピーする際に、X線画像が記
録されている原板(以下「オリジナル写真」という)か
ら一旦オリジナル写真に記録されたX線画像の濃度(以
下「オリジナル画像濃度」という)を読み取った後、こ
のオリジナル画像濃度を表わす信号に施すX線画像処理
方法およびこの方法を実施する装置に関するものであ
る。
(従来の技術) X線画像を記録する写真フィルムは撮影に充分な感度と
広い露光域とを持ち、かつ観察読影に必要な高いコント
ラストやシャープネス、細かい粒状性をかねそなえてい
る必要がある。しかし、これらの条件は互いに矛盾する
ところが多く、X線を直接写真フィルムに撮影したので
は、これらの条件すべてに満足のいくX線画像を得るこ
とは困難であり、撮影適性と観察読影適性とを少しずつ
犠牲にしてフィルムを設計しているのが現実である。
そこで、後の画像処理にあうように設計されたガンマ値
の低い写真フィルムを用いてX線画像を記録し、このX
線画像が記録されたオリジナル写真からX線画像を読み
取って電気信号に変換し、これに画像処理を施した後、
コピー写真等に可視像として再生することにより、コン
トラスト、シャープネス、粒状性を改善する方法が種々
検討されている。
(発明が解決しようとする課題) 上記電気信号に施す画像処理方法として、たとえば、本
出願人が特公昭62−62374号等において提案した、オリ
ジナルX線写真を走査して、これに記録されているX線
画像情報を読み出して電気信号に変換した後、コピー写
真等に再生するに当り、各走査点での超低空間周波数に
対応する非鮮鋭マスクの濃度Dusを求め、オリジナル写
真の濃度をDorg、強調係数をβ、コピー写真等に再生さ
れる濃度をD′としたときに D′=Dorg+β(Dorg−Dus) ……(1) なる演算を行なう方法がある。この画像処理方法を用い
ると、観察に重要な空間周波数領域を強調してコントラ
ストやシャープネス等の画質性能の良好な再生画像を得
ることができる。
しかし、撮影時におけるX線の量子雑音等に起因し、X
線画像を粗くざらついた印象の画像にする粒子雑音が有
する空間周波数は、同時にコントラスト、シャープネス
等他の画質性能に影響する空間周波数と重なっているた
め、上記画像処理方法を使用すると、コントラストやシ
ャープネスを向上させると同時に粒子雑音も同時に強調
することになり、特に撮影時に被写体に照射するX線量
を低減させた場合X線の量子雑音等のX線画像に与える
影響が大きくなるため、粗くざらついた印象の再生画像
となってしまっていた。
また、この粒子雑音を積極的に減衰させる方法のひとつ
として、本出願人が特願昭62−265018号において提案し
た方法を用いることができる。この方法は上記(1)式
においてβをβ<0としたことを含むものであり、粒子
雑音が有する空間周波数成分を積極的に押えることによ
り粒子雑音を目立たなくし、かつコントラストやシャー
プネス等他の画質性能の劣化を最小限に押え得るもので
はあるが、前述したように粒子雑音が有する空間周波数
はコントラスト、シャープネス等他の画質性能に影響す
る空間周波数と重なっており、粒子雑音を低減させるに
したがってコントラストやシャープネス等も多少劣化す
るため、粒子雑音が目立ちすぎる場合にのみ用い得るも
のであった。
本発明は、上記事情に鑑み、X線画像の粒子雑音を押え
るとともにシャープネス、コントラスト等を向上させて
画像全体としての画質性能を向上させ、しかも装置を複
雑化することなく演算時間も十分許容できる範囲内にあ
るX線画像処理方法、およびこの方法を実施することの
できる装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明のX線画像処理方法は、写真フィルムにX線を照
射して得た、X線画像情報が記録されたオリジナル写真
を走査し、各走査点のオリジナル画像濃度を読み取った
後、コピー写真等にX線画像を可視像として再生するに
あたり、 各走査点に対応して周囲の所定範囲内のオリジナル画像
濃度を平均化することにより求めたボケマスクの濃度を
Dus、前記オリジナル画像濃度をDorg、前記ボケマスク
に対応する係数をβ、演算処理後の画像濃度をD′とし
たときに、 係数βが、写真フィルムの各点に照射されたX線の線量
が増加するにしたがってβ<0(β>−1)からβ>0
に転ずる関数であり、この係数βを用いて D′=Dorg+β(Dorg−Dus) …(2) の式にしたがって演算を行ない、 1つのX線画像内において、上記線量が低い領域ではボ
ケマスクの濃度Dusが有する空間周波数成分より高い空
間周波数成分を減衰させ、かつ、上記線量が高い領域で
はボケマスクの濃度Dusが有する空間周波数成分より高
い空間周波数成分を強調することを特徴とするものであ
る。
本発明のX線画像処理方法には、上記(2)式に相当す
る演算の他に、さらに他の演算を含ませてもよい。すな
わち、本発明の他のX線画像処理方法は、写真フィルム
にX線を照射して得た、X線画像情報が記録されたオリ
ジナル写真を走査し、各走査点のオリジナル画像濃度を
読み取った後、コピー写真等にX線画像を可視像として
再生するにあたり、 各走査点に対応して周囲の所定範囲内のオリジナル画像
濃度またはこのオリジナル画像濃度を表わす信号に中間
処理を施した画像濃度を平均化することにより求めた1
個または前記所定範囲を変えて求めた複数個のボケマス
クの濃度をDus.k(k=1,2,…,n;nはボケマスクの個数
を示す整数)、オリジナル画像濃度またはこのオリジナ
ル画像濃度を表わす信号に中間処理を施した後の画像濃
度をDb1,Db2、上記1個または複数個のボケマスクにそ
れぞれ対応する1個または複数個の係数をβ(k=1,
2,…,n)、演算処理後の画像濃度をD′としたときに、 係数β(k=1,2,…,n)のうち少なくとも1個の係数
β(lは1〜n内の整数)が、写真フィルムの各点に
照射されたX線の線量が増加するにしたがってβ<0
(β>−1)からβ>0に転ずる関数であり、この
係数βを用いて の式にしたがって演算を行ない、 1つのX線画像内において、上記線量が低い領域では係
数βに対応するボケマスクの濃度Dus.lが有する空間
周波数成分より高い空間周波数成分を減衰させ、かつ、
上記線量が高い領域では係数βに対応するボケマスク
の濃度Dus.lが有する空間周波数成分より高い空間周波
数成分を強調することを特徴とするものである。
また、上記X線画像処理方法を実施するための本発明の
X線画像処理装置のひとつは、写真フィルムにX線を照
射して得た、X線画像情報が記録されているオリジナル
写真を走査し、各走査点のオリジナル画像濃度を読み取
った後、このオリジナル画像濃度を表わす信号を演算部
で処理し、処理後の画像濃度を表わす信号に基づいて、
コピー写真等にX線画像を可視像として再生するX線画
像処理装置において、 上記演算部が、各走査点に対応して周囲の所定範囲内の
オリジナル画像濃度を平均化することにより求めたボケ
マスクの濃度をDus、前記オリジナル画像濃度をDorg
前記ボケマスクに対応する係数をβ、演算処理後の画像
濃度をD′としたときに、 係数βが、前記写真フィルムの各点に照射された前記X
線の線量が増加するにしたがってβ<0(β>−1)か
らβ>0に転ずる関数であり、この係数βを用いて D′=Dorg+β(Dorg−Dus) …(4) の式にしたがって演算を行なうものであることを特徴と
するものである。
本発明のX線画像処理方法を実施するための本発明のX
線画像処理装置には、上記(4)式に相当する演算の他
に、さらに他の演算を行なう機能を有していてもよい。
すなわち、本発明の他のX線画像処理装置は、写真フィ
ルムにX線を照射して得た、X線画像情報が記録された
オリジナル写真を走査し、各走査点のオリジナル画像濃
度を読み取った後、このオリジナル画像濃度を表わす信
号を演算部で処理し、処理後の画像濃度を表わす信号に
基づいて、コピー写真等にX線画像を可視像として再生
するX線画像処理装置において、 上記演算部が、各走査点に対応して周囲の所定範囲内の
オリジナル画像濃度またはこのオリジナル画像濃度を表
わす信号に中間処理を施した画像濃度を平均化すること
により求めた1個または上記所定範囲を変えて求めた複
数個のボケマスクの濃度をDus.k(k=1,2,…,n;nはボ
ケマスクの個数を示す整数)、オリジナル画像濃度また
はこのオリジナル画像濃度を表わす信号に中間処理を施
した後の画像濃度をDb1,Db2、上記1個または複数個の
ボケマスクにそれぞれ対応する1個または複数個の係数
をβ(k=1,2,…,n)、演算処理後の画像濃度をD′
としたときに、 係数β(k=1,2,…,n)のうち少なくとも1個の係数
β(lは1〜n内の整数)が、写真フィルムの各点に
照射されたX線の線量が増加するにしたがってβ<0
(β>−1)からβ>0に転ずる関数であり、この
係数βを用いて の式にしたがって演算を行なうものであることを特徴と
するものである。
ここで、上記各発明における「β<0(β>−1)から
β>0に転ずる」(「β<0(β>−1)からβ
>0に転ずる」)には、たとえば後述する第1C図に示す
ように、途中でβ=0(β=0)の領域を有するもの
も含まれる。
また上記各式(2)〜(5)にしたがって演算を行なう
にあたり、オリジナル画像濃度Dorgを表わす信号とし
て、オリジナル写真の透過光または反射光の光量Eに比
例する信号(Dorg=k・E、k;定数)を用い、それに対
応する各信号等Dus、β、Dus.k、β、Db1、Db2を用
いて演算を行なってもよく、データ量圧縮等の観点か
ら、上記光量Eの対数値と比例するオリジナル画像濃度
Dorgを表わす信号を用い(Dorg=k′・logE、k′;定
数)、それに対応する各信号等Dus、β、Dus.k
β、Db1、Db2を用いて演算を行なってもよい。
(作用) 1つのX線画像中には、通常、被写体を構成する種々の
組織の分布や被写体の厚さの相違等により、照射された
X線の線量の多い領域と少ない領域とが混在している。
このX線画像を読み取って得た画像濃度を表わす信号に
一律な方法でたとえば前述した特公昭62−62374号に示
した方法を用いてコントラストやシャープネス等を強調
する演算を施すと、X線量の多い領域はもともと粒子雑
音が少ないため画質性能が向上されるが、粒子雑音の多
いX線量の少ない領域は粒子雑音が強調されてしまい前
述したように粗くざらざらした印象を与えることにな
る。一方X線量の少ない領域の粒子雑音を押えるため
に、前述した特願昭62−265018号において提案した方法
を用いて粒子雑音を積極的に低減させると、X線量の多
い領域のシャープネスやコントラストまで低下させてし
まう結果となる。したがって、いずれの方法を用いるに
しても画像全体のトータルの画質性能のバランスをみな
がら画像処理を施すことになり途中半端な画像処理にな
らざるを得なかった。
本発明のX線画像処理方法は、上記のように1つのX線
画像中にもX線量の多い領域と少ない領域とが混在する
ことに注目し、上記(2)式にしたがって画像処理を施
すについて、X線量が増加するにしたがって係数βがβ
<0(β>−1)からβ>0に転ずるようにしたもので
ある。
このようにすることにより、X線画像内のX線量が少な
く粒子雑音の多い領域では積極的に粒子雑音の低減が図
られ、またX線画像内のX線量が多くもともとの粒子雑
音の少ない領域では積極的にシャープネスやコントラス
ト等の画質性能の向上が図られ、したがって全体に一様
な画像処理を施す場合と比べてはるかに再生画像の画質
性能を向上させることができる。
X線画像の各領域のX線量は、オリジナル画像写真を走
査して読み取ったオリジナル画像濃度を表わす信号を調
べることによりX線画像の各領域のX線量を知ることが
できる。
また、上記のように各領域毎に最適な画像処理を施すに
は、たとえば上記特公昭62−62374号と特願昭62−26501
8号に示した方法を組み合わせて、オリジナル画像濃度
をDorg、それぞれ適切に周波数処理の施された2つのボ
ケマスクの濃度をDus′,Dus″、オリジナル画像濃度の
関数(X線量の関数)としてそれぞれ適切な関数形を有
する2つの係数β′,β″(β′,β″>0)、処理後
の画像濃度をD′としたときに、 D′=Dorg−β′(Dorg−Dus′) +β″(Dorg−Dus″) …(6) の式に従って演算を施す方法もある。しかしこの方法を
用いると、最低限第2項β′(Dorg−Dus′)と第3項
β″(Dorg−Dus″)の2つの演算を、X線画像の各走
査点について行なう必要がある。
一方、本発明のうち最も基本となる(2)式を用いる
と、β(Dorg−Dus)の1項のみ演算すればよく、上記
(6)式と比べると略半分の演算時間で済むことにな
り、またこの演算をハードウエアで実行するように装置
を構成したときにはその装置の構造がはるかに単純にな
る。
本発明のX線画像処理方法は、上記(3)式に示すよう
に、上記(2)式の演算のほか他の演算を含むものであ
ってもよい。上記(3)式を変形すると、 となる。
この(7)式の第1項のDb1および第2項のDb2をいずれ
もオリジナル画像濃度Dorgと置くと、この第1項と第2
項の組み合わせDb1+β(Db2−Dus.l)は、上記
(2)式と同一となる。すなわち、1つのX線画像には
本発明の他種々の画像処理、たとえば本発明以外の種々
の雑音低減化処理や必要な空間周波数成分のみを取り出
すウインド処理等を施すこともあるため、本発明のX線
画像処理方法を用いるにあたっては、かならずしもX線
画像を読み取って得たオリジナル画像濃度Dorgをそのま
ま用いなくともよく、オリジナル画像濃度Dorgを表わす
信号にたとえば上記のような中間処理を施した後の画像
濃度を用いてもよく、この場合にも上記(2)式と略同
等の効果を得ることができるとともに、他の演算処理と
効果的に組合せることができる。また、上記中間処理を
施した後の画像濃度は、本発明を実施する途中の過程で
生成された画像濃度であってもよい。
次に上記(7)式の第3項、第4項について説明する。
粒子雑音の空間周波数成分およびシャープネス、コント
ラスト等の画質性能を担持する空間周波数成分はかなり
広範囲にわっている。したがって上記(7)式第1項お
よび第2項の組合せだけで画像処理を行なう場合よりさ
らにきめの細かな画像処理を行なう必要のある場合に
は、第2項とは空間周波数帯を変えて、第2項と同様の
演算を第3項または第4項で行なうことができるように
したものである。
また、この第3項、第4項で係数β(m≠l)をβ
>0とし、第1項と第2項とで行なわれる演算を補完す
るために、たとえば特公昭62−62374号において本出願
人が提案した、特定の空間周波数成分を強調する演算を
画像全体に施してもよく、さらにβ(n≠l)をβ
<0とし、特願昭62−265018号において本出願人が提案
した粒子雑音を減少させる演算を画像全体に施してもよ
い。
前述したように、上記(7)式の第1項と第2項の演算
(上記(2)式の演算に相当する)は上記(6)式の演
算等と比べ演算時間が大幅に短縮されるので、この余裕
の時間を利用して上記のような第3項、第4項の演算を
行なってよりきめの細かな画像処理を施すことが可能と
なる。
本発明のX線画像処理装置は、演算部が上記演算処理を
行なう機能を有しているため、前述したように、この機
能をソフトウエアで実現した場合にはソフトウエアの実
行時間の短縮を図ることができ、ハードウエアで実現し
た場合には装置の構造の簡単化を図ることができる。
(実 施 例) 以下、添付図面を参照して本発明の実施例について説明
する。
第3図は、本発明の放射線画像処理方法を使用した放射
画像処理装置の一例を示す斜視図である。
被写体のX線画像情報が記録されたオリジナル写真1は
モータ2により駆動される写真搬送手段3により、矢印
Y方向に搬送(副走査)される。一方、レーザ光源4か
ら発せられた読出光5はモータ13により駆動され矢印方
向に高速回転する回転多面鏡6によって反射偏向され、
fθレンズ等の集束レンズ7を通過した後、ミラー8に
より光路を変えて前記オリジナル写真1に入射し前記副
走査の方向(矢印Y方向)と略垂直な矢印X方向に主走
査する。この読出光5は、オリジナル写真1に記録され
たX線画像の濃度(オリジナル画像濃度)により変調さ
れて透過し、この透過した読出光が集光体10によって集
光され、光検出器としてのフォトマルチプライヤー(光
電子増倍管)11によって光電的に検出される。上記集光
体10はアクリル板等の導光性材料を成形して作られたも
のであり、直線状をなす入射端面10aがオリジナル写真
1上の主走査線に沿って延びるように配され、円環状に
形成された出射端面10bに上記フォトマルチプライヤー1
1の受光面が結合されている。上記入射端面10aから集光
体10内に入射した読出光5は、該集光体10の内部を全反
射を繰り返して進み、出射端面10bから出射してフォト
マルチプライヤー11に受光され、上記X線画像情報を担
持する読出光5の光量がフォトマルチプライヤー11によ
って検出される。
フォトマルチプライヤー11から出力されたアナログ出力
信号Dは増幅器16によって増幅され、A/D変換器17にお
いて所定の収録スケールファクターでディジタル化され
る。
このようにして得られたディジタル化されたオリジナル
画像濃度Dorgは、写真フィルムにX線を照射して放射線
画像を記録した際に、この写真フィルムに照射されたX
線の線量とおおむね比例している。このオリジナル画像
濃度Dorgを表わす信号が演算部18に入力され、演算部18
では、各走査点に対応して周囲の所定範囲の画像濃度を
平均化することによりボケマスクの濃度Dusが求めら
れ、またこのボケマスクに対応して、オリジナル画像濃
度Dorgが薄いときにはβ<0(β>−1)、オリジナル
画像濃度Dorgが濃いときにはβ>0となるように、オリ
ジナル画像濃度Dorgの関数としてあらかじめ用意されて
いる係数βを用いて、 D′=Dorg+β(Dorg−Dus) ……(9) の式に従って演算処理後の画像濃度D′が求められる。
この演算処理は、X線画像内のX線の照射線量が少なく
粒子雑音の大きな領域ではβ<0であるため、ボケマス
クの濃度Dusが有する空間周波数成分より高い空間周波
数成分を減衰させることになる。減衰させる空間周波数
成分と減衰の程度を適切に選択することにより、画像の
粒子雑音が押えられるとともに、シャープネス等他の画
質性能の劣化が最小限に押えられる。また、X線の照射
線量が多く、粒子雑音の少ない領域ではβ>0であるた
め、ボケマスクの濃度Dusが有する空間周波数成分より
高い空間周波数成分が強調され、シャープネス等の画質
性能が積極的に改善される。
また、演算部18は、各走査点に対応して周囲の所定範囲
内のオリジナル画像濃度またはこのオリジナル画像濃度
を表わす信号に中間処理を施した画像濃度を平均化する
ことにより求めた1個または上記所定範囲を変えて求め
た複数個のボケマスクの濃度をDus.k(k=1,2,…,n;n
はボケマスクの個数を示す整数)、オリジナル画像濃度
またはこのオリジナル画像濃度を表わす信号に中間処理
を施した後の画像濃度をDb1,Db2、上記1個または複数
個のボケマスクにそれぞれ対応する1個または複数個の
係数をβ(k=1,2,…n)、演算処理後の画像濃度を
D′としたときに、係数β(k=1,2,…,n)のうち少
なくとも1個の係数β(lは1〜n内の整数)が、写
真フィルムの各点に照射されたX線の線量が増加するに
したがってβ<0(β>−1)からβ>0に転ず
る関数であり、この係数βを用いて の式にしたがって演算を行なうように構成してもよい。
演算部18で上記演算の施された後の画像濃度D′はメモ
リ19に記憶され、必要に応じて画像表示装置20にこの画
像濃度D′を表わす信号に基づくX線画像が再生表示さ
れる。
第1A図、第1B図、第1C図は写真フィルムに照射されたX
線の線量を変数とした係数βの関数の例を示したグラフ
である。前述したように、ここではオリジナル画像濃度
DorgはX線の線量と比例するように読み取っているた
め、横軸の線量はオリジナル画像濃度Dorgと置き替えて
もよい。また実際には、データ量圧縮の観点から、オリ
ジナル写真1を透過した読出光の光量Eの対数をオリジ
ナル画像濃度Dorgを表わす信号とする(Dorg=k′・lo
g E、k′;定数)ことも多いが、この場合もX線の線
量が多い程オリジナル画像濃度Dorgが大きくなるという
(正の相関)関係は変わらない。
第1A図は粒子雑音の目立つ画像濃度の薄い領域Cについ
ては係数β=α(<0)として粒子雑音を押え、粒子雑
音が比較的小さな画像濃度の濃い領域Eについては構造
が細部まで鮮明に再生されるように係数βをβ>0とし
て積極的にコントラスト、シャープネス等の画質性能の
向上を図り、中間の領域Dについては画像濃度が濃くな
るほどβを大きくすることを表わしている。
第1B図は、画像濃度が濃くなるにつれβを単調増加させ
るようにした例である。
第1C図は、中間の領域Fでは画質性能のバランスがとれ
ているためこの領域Fではβ=0とした例である。
尚、上記第1A図、第1B図、第1C図は例示にすぎず、被写
体の種類等に応じて適切な関数形が定められるが、画像
濃度の薄い領域(X線量の少ない領域)ではβ<0(β
>−1)であり、画像濃度の濃い領域(X線量の多い領
域)ではβ>0であることは共通している。また本発明
者の実験によると、被写体の種類等に応じてβの関数形
は異なるがβ≦−1となることはほとんどなく−1<β
の範囲で充分良好な画像処理を施すことができる。
第2A図は、第3図に示した演算部18の構成例を示したブ
ロック図である。
オリジナル画像濃度Dorgを表わす信号が図の左側から記
憶手段21に入力され、一時記憶される。記憶手段21に一
時記憶されたオリジナル画像濃度Dorgを表わす信号は、
ボケマスク計算手段22、係数発生手段23、加算項計算手
段24、および加算手段25に入力される。
ボケマスク計算手段22では、入力されたオリジナル画像
濃度Dorgを表わす信号に基づいて、各走査点に対応して
周囲のN×N個の走査点の画像濃度を平均化してボケマ
スクの濃度Dusが求められる。この求められたボケマス
クの濃度Dusを表わす信号は、後述する加算項計算手段2
4に入力される。
係数発生手段23には、オリジナル画像濃度Dorgを表わす
信号と係数βとの対応テーブルが記憶されており、入力
された各走査点のオリジナル画像濃度Dorgに対応して各
走査点に対応する係数βが発生され、加算項計算手段24
に送出される。
加算項計算手段24では、入力されたオリジナル画像濃度
Dorgを表わす信号、ボケマスクの濃度Dusを表わす信
号、および係数βに基づいて各走査点毎にβ(Dorg−D
us)が計算され出力される。
この出力された計算結果β(Dorg−Dus)は加算手段25
に入力され、加算手段25では、 D′=Dorg+β(Dorg−Dus) ……(11) が計算され、演算処理後の画像濃度D′が求められる。
第2B図は、第3図に示した演算部18の他の構成例を示し
たブロック図である。
オリジナル画像濃度Dorgを表わす信号が図の左側から記
憶手段21′に入力され、一時記憶される。記憶手段21′
に一時記憶されたオリジナル画像濃度Dorgを表わす信号
は、n個のボケマスク計算手段22a′,22b′,…,22
n′、n個の係数発生手段23a′,23b′,…,23n′、n個
の加算項計算手段24a′,24b′,…,24n′、および加算
手段25′に入力される。
第1のボケマスク計算手段22a′等のn個のボケマスク
計算手段22a′,22b′,…,22n′では、それぞれ各走査
点に対応して周囲のN1×N1個,N2×N2個,…,Nn×Nn個の
走査点の画像濃度を平均化してボケマスクの濃度
us.1,Dus.2,…,Dus.nが求められる。これらのボケマ
スクの濃度Dus.1,Dus.2,…,Dus.nを表わす信号はそれ
ぞれ第1の加算項計算手段24a′等のn個の加算項計算
手段24a′,24b′,…,24n′に入力される。
第1の係数発生手段23a′等のn個の係数発生手段23
a′,23b′,…,23n′には、オリジナル画像濃度D
orgと、n個のボケマスク濃度Dus.1,Dus.2,…,Dus.n
のそれぞれに対応する係数β12,…,βとの対応テ
ーブルが記憶されており、入力された各走査点のオリジ
ナル画像濃度に対応して各走査点に対応する係数β1
2,…,βがそれぞれ発生され、第1の加算項計算手段
24a′等のn個の加算項計算手段24a′,24b′,…,24n′
のそれぞれに送出される。
第1の加算項計算手段24a′等のn個の加算項計算手段2
4a′,24b′,…,24n′では、入力されたオリジナル画像
濃度Dorgを表わす信号、対応するボケマスクの濃度D
us.1,Dus.2,…,Dus.nを表わす信号、対応する係数β1,
β2,…,βに基づいて各走査点ごとにβ(Dorg−D
us.1),β(Dorg−Dus.2),…,β(Dorg−D
us.n)それぞれ計算され出力される。
この出力された計算結果β(Dorg−Dus.1),β
(Dorg−Dus.2),…,β(Dorg−Dus.n)は加算
手段25′に入力され、加算手段25′では、 が計算され、演算処理後の画像濃度D′が求められる。
第2C図は、第3図に示した演算部18のさらに異なる構成
例を示したブロック図である。
オリジナル画像濃度Dorgを表わす信号が図の左側から記
憶手段21″に入力され、一時記憶される。記憶手段21″
に一時記憶されたオリジナル画像濃度Dorgを表わす信号
は、ボケマスク計算手段22″、係数発生手段23″、加算
項計算手段24″、および加算手段25″に入力される。
ボケマスク計算手段22″では、入力されたオリジナル画
像濃度Dorgを表わす信号に基づいて、各走査点に対応し
て周囲のN1×N1個の走査点の画像濃度を平均化してボケ
マスクの濃度Dus.1が求められる。この求められたボケ
マスクの濃度Dus.1を表わす信号は、加算項計算手段2
4″に入力される。
係数発生手段23″には、画像濃度と係数β12,…,β
との対応テーブルが記憶されている。オリジナル画像
濃度Dorgを表わす信号が係数発生手段23″に入力される
とこの入力されたオリジナル画像濃度Dorgと係数β
の対応テーブルが参照され、入力された各走査点のオリ
ジナル画像濃度Dorgに対応して各走査点に対応する係数
βが発生され、加算項計算手段24″に送出される。
加算項計算手段24″では、入力されたオリジナル画像濃
度Dorgを表わす信号、ボケマスクの濃度Dus.1を表わす
信号、および係数βに基づいて各走査点毎にβ(D
org−Dus.1)が計算され、出力される。
この出力された計算結果β(Dorg−Dus.1)は加算手
段25″に入力され、加算手段25″では、オリジナル画像
濃度Dorgに中間処理を施した後の画像濃度D1=Dorg+β
(Dorg−Dus.1)が計算される。
この計算結果の画像濃度D1を表わす信号が、記憶手段2
1″に戻され、記憶手段21″に記憶されていたオリジナ
ル画像濃度Dorgを表わす信号のかわりに記憶される。こ
の画像濃度D1を表わす信号がボケマスク計算手段22″、
係数発生手段23″および加算項計算手段24″に送られ
る。ボケマスク計算手段22″では今度は画像濃度D1に基
づいて、各走査点に対応して周囲のN2×N2個の走査点の
画像濃度を平均化してボケマスクの濃度Dus.2が求めら
れ、また係数発生手段23″では画像濃度D1と係数β
の対応テーブルが参照され、入力された各走査点の画像
濃度D1に対応して各走査点に対応する係数βが発生さ
れ、加算項計算手段24″に送出される。加算項計算手段
24″では、今度はβ(D1−Dus.2)の計算がなされ
る。この計算結果が加算手段25″に送られ、画像濃度D1
を表わす信号にさらに第2の中間処理を施した後の画像
濃度D2=D1+β(D1−Dus.2)が計算される。
以上のループをn回繰り返すことにより、最終的な演算
処理が施された後の濃度D′が、 D′=Dn-1−β(Dn-1−Dus.n) …(13) として求められる。
このように、中間処理を施した画像濃度D1,D2,…,Dn-1
を用いてボケマスクの濃度Dus.1,Dus.2,……,Dus.n
計算および(13)式に代表される計算を行なうことによ
っても、X線の線量が少なく粒子雑音の目立つ領域にお
いてはこの粒子雑音を有効的に減衰させるとともにX線
の線量が多く粒子雑音がもともと少ない領域においては
積極的にシャープネスやコントラスト等の画像性能を向
上させることができる。
上記(13)式は、前述した(10)式と比較すると、画像
濃度Db1,Db2として同一の画像濃度Dn-1が用いられてい
るが、たとえば第2C図に示す加算項計算手段24″で入力
されたオリジナル画像濃度Dorgを表わす信号を記憶して
おき、この加算項計算手段24″における計算では中間処
理後の画像濃度D1,D2,…,Dn-1を使用せず、常にオリジ
ナル画像濃度Dorgを使用して、 β(Dorg−Dus.1) β(Dorg−Dus.2) ………………………… 等の計算を行ない、最終的に D′=Dn-1−β(Dorg−Dus.n) …(14) の計算を行なう等、画像濃度Db1,Db2が異なっていても
よい。
(発明の効果) 本発明のX線画像処理方法は、写真フィルムにX線を照
射して得たX線画像情報が記録されたオリジナル写真を
走査し、各走査点のオリジナル画像濃度を読み取った
後、写真フィルムの各点に照射されたX線の線量が増加
するにしたがってβ<0(β>−1)からβ>0に転ず
る係数βを用いて、 D′=Dorg+β(Dorg−Dus) ……(2) の式にしたがって演算を行なうようにしたため、X線画
像内のX線量が少なく粒子雑音の多い領域では粒子雑音
の低減が図られ、またX線画像内のX線量が多くもとも
との粒子雑音の少ない領域では、積極的にシャープネス
やコントラスト等の画質性能の向上が図られることにな
りX線画像全体としての画質性能が向上される。
また(2)式の演算は短い演算時間で済むため、余裕の
時間を利用して前述した(3)式 にしたがって演算を行なうことにより、さらにきめの細
かな画像処理を施すことができる。
また、上記方法を実施する装置が特に複雑となることは
なく、演算時間も十分許容できる範囲内とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1A図、第1B図、第1C図は係数βの関数形の例を示した
グラフ、 第2A図、第2B図、第2C図は第3図に示す演算部18のそれ
ぞれ異なる構成例を示したブロック図、 第3図は本発明のX線画像処理方法を実施したX線画像
処理装置の一例を示す斜視図である。 1……オリジナル写真 2,13……モータ、3……写真搬送手段 4……レーザー、6……回転多面鏡 10……集光体 11……フォトマルチプライヤー 16……増幅器、17……A/D変換器 18……演算部、19……メモリ 20……画像表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9163−4C A61B 6/00 350 M

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真フィルムにX線を照射して得た、X線
    画像情報が記録されたオリジナル写真を走査し、各走査
    点のオリジナル画像濃度を読み取った後、コピー写真等
    にX線画像を可視像として再生するにあたり、 各走査点に対応して周囲の所定範囲内のオリジナル画像
    濃度を平均化することにより求めたボケマスクの濃度を
    Dus、前記オリジナル画像濃度をDorg、前記ボケマスク
    に対応する係数をβ、演算処理後の画像濃度をD′とし
    たときに、 前記係数βが、前記写真フィルムの各点に照射された前
    記X線の線量が増加するにしたがってβ<0(β>−
    1)からβ>0に転ずる関数であり、この係数βを用
    いて D′=Dorg+β(Dorg−Dus) の式にしたがって演算を行ない、 1つの前記X線画像内において、前記線量が低い領域で
    は前記ボケマスクの濃度Dusが有する空間周波数成分よ
    り高い空間周波数成分を減衰させ、かつ、前記線量が高
    い領域では前記ボケマスクの濃度Dusが有する空間周波
    数成分より高い空間周波数成分を強調することを特徴と
    するX線画像処理方法。
  2. 【請求項2】写真フィルムにX線を照射して得た、X線
    画像情報が記録されたオリジナル写真を走査し、各走査
    点のオリジナル画像濃度を読み取った後、コピー写真等
    にX線画像を可視像として再生するにあたり、 各走査点に対応して周囲の所定範囲内のオリジナル画像
    濃度またはこのオリジナル画像濃度を表わす信号に中間
    処理を施した画像濃度を平均化することにより求めた1
    個または前記所定範囲を変えて求めた複数個のボケマス
    クの濃度をDus.k(k=1,2,…,n;nはボケマスクの個数
    を示す整数)、前記オリジナル画像濃度またはこのオリ
    ジナル画像濃度を表わす信号に中間処理を施した後の画
    像濃度をDb1,Db2、前記1個または複数個のボケマスク
    にそれぞれ対応する1個または複数個の係数をβ(k
    =1,2,…,n)、演算処理後の画像濃度をD′としたとき
    に、 前記係数β(k=1,2,…,n)のうち少なくとも1個の
    係数β(lは1〜n内の整数)が、前記写真フィルム
    の各点に照射された前記X線の線量が増加するにしたが
    ってβ<0(β>−1)からβ>0に転ずる関数
    であり、この係数βを用いて の式にしたがって演算を行ない、 1つの前記X線画像内において、前記線量が低い領域で
    は前記係数βに対応するボケマスクの濃度Dus.lが有
    する空間周波数成分より高い空間周波数成分を減衰さ
    せ、かつ、前記線量が高い領域では前記係数βに対応
    するボケマスクの濃度Dus.lが有する空間周波数成分よ
    り高い空間周波数成分を強調することを特徴とするX線
    画像処理方法。
  3. 【請求項3】写真フィルムにX線を照射して得た、X線
    画像情報が記録されているオリジナル写真を走査し、各
    走査点のオリジナル画像濃度を読み取った後、このオリ
    ジナル画像濃度を表わす信号を演算部で処理し、処理後
    の画像濃度を表わす信号に基づいて、コピー写真等にX
    線画像を可視像として再生するX線画像処理装置におい
    て、 前記演算部が、各走査点に対応して周囲の所定範囲内の
    オリジナル画像濃度を平均化することにより求めたボケ
    マスクの濃度をDus、前記オリジナル画像濃度をDorg
    前記ボケマスクに対応する係数をβ、演算処理後の画像
    濃度をD′としたときに、 前記係数βが、前記写真フィルムの各点に照射された前
    記X線の線量が増加するにしたがってβ<0(β>−
    1)からβ>0に転ずる関数であり、この係数βを用い
    て D′=Dorg+β(Dorg−Dus) の式にしたがって演算を行なうものであることを特徴と
    するX線画像処理装置。
  4. 【請求項4】写真フィルムにX線を照射して得た、X線
    画像情報が記録されたオリジナル写真を走査し、各走査
    点のオリジナル画像濃度を読み取った後、このオリジナ
    ル画像濃度を表わす信号を演算部で処理し、処理後の画
    像濃度を表わす信号に基づいて、コピー写真等にX線画
    像を可視像として再生するX線画像処理装置において、 前記演算部が、各走査点に対応して周囲の所定範囲内の
    オリジナル画像濃度またはこのオリジナル画像濃度を表
    わす信号に中間処理を施した画像濃度を平均化すること
    により求めた1個または前記所定範囲を変えて求めた複
    数個のボケマスクの濃度をDus.k(k=1,2,…,n;nはボ
    ケマスクの個数を示す整数)、前記オリジナル画像濃度
    またはこのオリジナル画像濃度を表わす信号に中間処理
    を施した画像濃度をDb1,Db2、前記1個または複数個の
    ボケマスクにそれぞれ対応する1個または複数個の係数
    をβ(k=1,2,…,n)、演算処理後の画像濃度をD′
    としたときに、 前記係数β(k=1,2,…,n)のうち少なくとも1個の
    係数β(lは1〜n内の整数)が、前記写真フィルム
    の各点に照射された前記X線の線量が増加するにしたが
    ってβ<0(β>−1)からβ>0に転ずる関数
    であり、この係数βを用いて の式にしたがって演算を行なうものであることを特徴と
    するX線画像処理装置。
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