JPH0787152B2 - ノイズ阻止トランス - Google Patents

ノイズ阻止トランス

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JPH0787152B2
JPH0787152B2 JP1199923A JP19992389A JPH0787152B2 JP H0787152 B2 JPH0787152 B2 JP H0787152B2 JP 1199923 A JP1199923 A JP 1199923A JP 19992389 A JP19992389 A JP 19992389A JP H0787152 B2 JPH0787152 B2 JP H0787152B2
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noise
magnetic
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primary winding
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満雄 坂口
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コビシ電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ノイズの防止対策を施したノイズ阻止トラ
ンスに関する。
[従来の技術] 従来より、この種のノイズ阻止トランスは、一次巻線お
よび二次巻線として、導線を樹脂の絶縁体で被覆した導
電線を用い、そして次のようなノイズの伝搬を防ぐため
に、種々の手段が講じられている。
ノイズの大きな伝搬原因としては、次の3つが挙げられ
る。
一次巻線と二次巻線の間の静電容量を通じて伝搬す
る。
電磁誘導作用によって、主に、高周波帯のノイズが一
次巻線から二次巻線に伝搬する。
ノイズによる磁力線が空中を通って、二次巻線に誘起
起電力を発生させる。
従来のトランスは、このような原因によるノイズの伝搬
を防ぐために、導電性のシール材料によって一次巻線と
二次巻線との間を遮蔽していた。
上記の原因によるノイズの伝播を防ぐためには、例え
ば第7図のように、絶縁被覆された導電線の一次巻線P
と二次巻線Sとの間に、接地した導電性の静電遮蔽材料
1を入れていた。この静電遮蔽材料1によって、一次巻
線Pと二次巻線Sの間の静電容量が小さくなり、その静
電容量を通して二次巻線Sに伝搬するノイズが減少す
る。
また、上記の原因によるノイズの伝搬を防ぐために
は、例えば第8図および第9図のように、一次巻線P
(または二次巻線S)の外周を導電性の遮蔽材料2で覆
っていた。図中3は一次巻線P(または二次巻線S)の
導電体、4は樹脂製の絶縁被覆、5は鉄心である。い
ま、一次巻線Pに矢印A方向(第9図参照)の電流を流
した場合に、この電流によって磁力線a(第8図参照)
が発生する。この磁力線aの中に位置する導電性の遮蔽
材料2には、矢印B方向の逆電流が流れる。この結果、
導電性の遮蔽材料2の表面には、一次巻線Pによる磁力
線aを打ち消すような逆の方向の磁力線bが発生し、磁
力が外に出なくなる。これにより、一次巻線Pのノイズ
によって発生した磁力線は、一次巻線Pの表面に閉じ込
められて二次巻線Sには届かず、電磁結合による二次巻
線Sへのノイズの伝搬が防がれる。
また、上記の原因によるノイズの伝搬を防ぐために
は、一次巻線Pまたは二次巻線Sの外周を磁性材料によ
って覆っている。この磁性材料は、その内部を磁力線を
通すことによって、外部への磁力の漏洩を防ぐ。これに
より、一次巻線Pからの漏洩磁束を吸収して、二次巻線
Sと鎖交することを防ぎ、ノイズの伝搬を防ぐ。
このように、従来のトランスは、巻線や鉄心とは別に、
導電性の遮蔽材料や磁性材料を備えることによって、ノ
イズの伝搬を防ぐ構成となっていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上述した従来のトランスには次のような問題が
ある。
すなわち、ノイズの伝搬を防ぐために、巻線や鉄心とは
別に、導電性の遮蔽材料や磁性材料を備えるため、必然
的に、それらの材料を備えるためのスペースを確保する
ことが必要となって、トランス全体の大型化、構造の複
雑化、および高価格化を招くという問題がある。しか
も、上記,,の原因によるノイズの伝搬を同時に
防がなければ効果が少ないため、問題は一層大きかっ
た。
この発明は、このような問題を解決課題とするものであ
る。
[課題を解決するための手段] この発明のノイズ阻止トランスは、 絶縁材料によって絶縁被覆された導線体の外周がその絶
縁材料よりも低抵抗率の磁性材料で包覆された電線を、
一次巻線と二次巻線にそれぞれ使用したノイズ阻止トラ
ンスにおいて、この絶縁被覆された導線体の全表面に磁
性材料を隙間なく密着させると共に、一次巻線と二次巻
線の磁性材料をそれぞれ接地したことを特徴とする。
[作用] この発明のノイズ阻止トランスは、巻線として、絶縁材
料によって絶縁被覆された導電線の外周上をその絶縁材
料よりも低抵抗率の磁性材料で包覆した電線を使用する
ことにより、その巻線自体によって、上述した,,
の原因によるノイズ伝搬を同時に防ぐ。
これにより、従来のような特別な導電性の遮蔽材料や磁
性材料を備える必要をなくし、その分、トランス全体の
小型化、構造の簡素化、および低価格化を実現する。
[実施例] 以下、この発明の実施例を第1図ないし第6図に基づい
て説明する。なお、上述した従来例と同様の部分には同
一符号を付して説明を省略する。
第1図ないし第4図は、この発明の第1の実施例を説明
するための図である。
本実施例においては、一次巻線Pと二次巻線Sとして、
導電体3を被覆する絶縁被覆4の外周上を、絶縁被覆4
よりも低抵抗率の磁性材料6で包覆した電線を使用して
いる。そして、一次巻線Pと二次巻線Sの巻き付けによ
り、それぞれの磁性材料6は密着しており、またそれぞ
れの磁性材料は第2図のように接地されている。絶縁被
覆4の抵抗率は、巻線P,Sにトランスとしての所定の電
流を流したときに、その巻線P,Sの表面に発生する2次
誘起起電力の発生が小さく、その誘起起電力による発熱
がトランスの性能に影響を与えない程度の高抵抗率とな
っている。
巻線P,Sを包覆する磁性材料6は、前述した,,
の3つの原因によるノイズの伝搬を、次のようにして同
時に防ぐ。
「の原因によるノイズ伝搬の防止」 巻線P,Sにおける磁性材料6は、それぞれの巻線P,Sにお
いて密着して接地されているため、巻線P,S間の静電容
量が極めて小さくなる。
また、一次巻線Pに電流を流したとき、その導電体3に
現れる電荷(例えば「+」)と逆の極性の電荷(例えば
「−」)が、巻線Pの表面の磁性材料6に現れ、そして
この磁性材料6が接地されていることから、磁性材料6
に現れた電荷による電気力線は、第2図中矢印のように
接地に向かって消滅する。ちなみに、一次巻線Pが磁性
材料6によって包覆されていない場合には、「−」極が
無限遠方となり、電気力線が遠くまでとび、特に、静電
容量を通して二次巻線Sに誘起起電力を発生させること
になる。
結局、磁性材料6は、高抵抗率ではあるものの、静電的
には抵抗が低く、充分な静電遮蔽効果をもち、静電容量
を通して伝搬するノイズを確実に防ぐ。
「の原因によるノイズ伝搬の防止」 巻線P,Sにおける磁性材料6は、それぞれの巻線P,Sにお
いて密着しているため、磁性材料6によって巻線P,Sの
外周が囲まれることになる。したがって、前述した第8
図および第9図の場合と同様に、一次巻線Pに電流を流
したとき、第3図のように巻線による磁力線aとは逆の
方向の磁力線bが磁性材料6の表面に発生し、磁力が外
に出なくなる。これにより、電磁結合によるノイズの伝
搬を防ぐ。
「の原因によるノイズ伝搬の防止」 巻線P,Sにおける磁性材料6は、それぞれの巻線P,Sにお
いて密着しているため、磁性材料6によって巻線P,Sの
外周が囲まれることになる。磁力線は磁気抵抗の小さい
磁性材料6を通り、外部への漏洩を防ぐ。したがって、
一次巻線Pによる漏洩磁束は、第4図のように磁性材料
6によって吸収され、二次巻線Sと鎖交することが防が
れて、ノイズの伝搬が防がれることになる。
以上のように、巻線P,Sを包覆する磁性材料6は、上述
した,,の原因によるノイズ伝搬を同時に防止す
る。
第5図および第6図は、絶縁被覆4と磁性材料6を2層
に成した電気絶縁テープを導電体3の外周上に巻き付け
ることによって、一次巻線Pと二次巻線Sを成してい
る。なお、絶縁被覆4と磁性材料6を2層とせずに、磁
性材料を含有した電気絶縁テープを用いてもよい。
また、磁性材料6で包覆した電線を巻線P,Sとして使用
することと合わせて、一次巻線Pと二次巻線S全体をそ
れぞれ導電体または磁性体で包覆してもよい。
また、磁性材料6で包覆した電線は、漏洩磁束が外に出
ない電線として、巻線P,S以外にも広く使用することが
可能である。
[効果] 以上説明したように、この発明のノイズ阻止トランス
は、絶縁被覆された導線体の全表面に磁性材料を隙間な
く密着させると共に、一次巻線と二次巻線の磁性材料を
それぞれ接地したものであるから、その巻線自体によっ
て、上述した,,の原因によるノイズ伝搬を同時
に防ぐことができる。したがって、従来のような特別な
導電性の遮蔽材料や磁性材料を備える必要がなく、その
分、トランス全体の小型化、構造の簡素化、および低価
格化を実現することができる。特に、巻線と磁性体との
間に静電容量が生じる余地が一切排除されるので、静電
シールド効果を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの発明の実施例を説明するため
の図であって、第1図は縦断面図、第2図は静電遮蔽作
用の説明図、第3図は電磁遮蔽作用の説明図、第4図は
磁気遮蔽の説明図、第5図は電気絶縁テープを用いて成
した巻線の斜視図、第6図は第5図のVI矢視図である。 第7図ないし第9図は従来例を説明するための図であっ
て、第7図は静電容量を通じてのノイズ伝搬の防止対策
の説明図、第8図は電磁誘導作用によるノイズ伝搬の防
止対策の説明図、第9図は第8図のIX−IX線に沿う断面
図である。 1……静電遮蔽材料、2……遮蔽材料、 3……導電体、4……絶縁被覆、 5……鉄心、6……磁性材料、 P……一次巻線、S……二次巻線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁材料によって絶縁被覆された導線体の
    外周がその絶縁材料よりも低抵抗率の磁性材料で包覆さ
    れた電線を、一次巻線と二次巻線にそれぞれ使用したノ
    イズ阻止トランスにおいて、 前記絶縁被覆された導線体の全表面に前記磁性材料を隙
    間なく密着させると共に、前記一次巻線と二次巻線の前
    記磁性材料をそれぞれ接地したことを特徴とするノイズ
    阻止トランス。
JP1199923A 1989-08-01 1989-08-01 ノイズ阻止トランス Expired - Fee Related JPH0787152B2 (ja)

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JPS5941297A (ja) * 1982-09-01 1984-03-07 Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd 熱転写記録媒体

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