JPH078741U - 側圧測定装置 - Google Patents
側圧測定装置Info
- Publication number
- JPH078741U JPH078741U JP4291893U JP4291893U JPH078741U JP H078741 U JPH078741 U JP H078741U JP 4291893 U JP4291893 U JP 4291893U JP 4291893 U JP4291893 U JP 4291893U JP H078741 U JPH078741 U JP H078741U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 粉体の成形時における側圧を精度よく測定す
る装置を提供する。 【構成】 測定する粉体を中間に配置するための一対の
ダイス11、12からなり、そのうちの一方12は可動
であるダイス部1と、粉体に荷重を負荷するためのポン
チと、上記可動なダイス12に接して配置され、該ダイ
ス12からの荷重を測定するための荷重測定手段4と、
上記可動なダイス12の移動方向と平行に配置され、ダ
イス部1を貫通するシャフト5とよりなる側圧測定装
置。
る装置を提供する。 【構成】 測定する粉体を中間に配置するための一対の
ダイス11、12からなり、そのうちの一方12は可動
であるダイス部1と、粉体に荷重を負荷するためのポン
チと、上記可動なダイス12に接して配置され、該ダイ
ス12からの荷重を測定するための荷重測定手段4と、
上記可動なダイス12の移動方向と平行に配置され、ダ
イス部1を貫通するシャフト5とよりなる側圧測定装
置。
Description
【0001】
本考案は、セラミックス等の粉体を圧縮成形する等、粉体に圧縮荷重を負荷し た際に生じる圧縮方向と垂直な方向における応力(側圧)を測定するための装置 に関するものである。
【0002】
セラミックス等の粉体を圧縮成形する際、圧縮方向と垂直な方向に一般に側圧 と呼ばれる応力が生じる。粉体の場合、粒子間の摩擦等の影響により圧縮成形圧 より側圧が小さくなる。すなわち、圧縮成形圧に対する側圧の比(側圧係数)が 1より小さくなる。このような状態では、圧縮成形圧が粉体の成形体中を均一に 伝達しておらず、その結果、成形体中に粉体の充填むらが発生する。この充填む らは、焼結後の密度むら(密度分布)となり製品の品質低下に繋がる。
【0003】 そのため、側圧係数が1に近い粉体を用いて製品を製造することが、品質を保 証する上で重要であり、粉体の側圧を測定することが必要となる。
【0004】 一方、粉体を圧縮成形するためのダイスを設計する際、粉体成形時の最大成形 圧と使用する粉体の側圧係数よりダイスの強度を算出しているため、粉体の側圧 を測定する必要がある。
【0005】 この粉体の側圧を測定する装置として各種のものが開発されている。
【0006】 例えば、金属粉体の側圧係数を測定するための装置として、側圧により移動す るボールとロードセルとを有する装置が開発されている(「粉体および粉末冶金 」、22、205(1975))。この装置は、一対のダイスの間に形成された 空間に粉体を配置し、上下方向に配置した一対のポンチにより粉体を圧縮し、生 じる粉体の側圧により一方のダイスの外側に配置したボールが移動し、その先に 配置したロードセルで側圧を測定するものである。
【0007】 しかし、この装置では、外側にボールを配置したダイスおよびロードセルに保 持機構がないため、ダイスの横方向への移動が不安定であり、しかも側圧がロー ドセルに垂直に加わらず、正確な側圧を測定することができない。
【0008】 また、側圧測定のためのピンを用いた装置も開発されている(「平成4年度 塑性加工春季講演会」、673(1992))。この装置は、粉体を上ポンチに より圧縮し、生じる粉体の側圧をダイス中に配置した側圧測定ピンにより検出す るものである。
【0009】 しかし、この装置では、側圧測定ピンとダイスとの間隙に粉体が入り込むおそ れがあり、この場合これが摩擦抵抗となり、正確な側圧を測定することができな い。
【0010】 また、ダイス本体から一部切り離された可動なダイスをボールスクリューによ り数点保持し、粉体を成形する際の側圧をロードセルを用いて測定する装置も開 発されている(特開平4−9639号)。
【0011】 しかし、この装置でも、可動なダイスを数点のみで保持するため、負荷が保持 部分に集中し、ボールスクリューの摩擦が増大することにより測定精度が低下す る。また、可動なダイスが傾いて移動することがあり、この場合ロードセルに垂 直な荷重がかからず測定精度が低下する。
【0012】
このように、従来の技術では、粉体の側圧により移動し、圧力センサーに圧力 を伝達する部材に摩擦抵抗が働いたり、その移動が不安定であったりして正確に 側圧を測定することは困難である。
【0013】 本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、粉体の側圧を精 度よく測定することができる装置を提供することを目的とする。
【0014】
本考案の側圧測定装置は、測定する粉体を中間に配置するための一対のダイス よりなり、該ダイスの一方は可動であるダイス部と、上記粉体に圧縮荷重を負荷 するためのポンチと、上記可動なダイスに接して配置され、該ダイスからの荷重 を測定するための荷重測定手段と、上記可動なダイスの移動方向と平行に配置さ れ、上記可動なダイスを貫通する複数のシャフトとよりなることを特徴とするも のである。
【0015】
本考案では、以下のようにして側圧を測定する。
【0016】 一対のダイスの中間に粉体を配置し、該粉体にポンチにより圧縮荷重を負荷す る。これにより粉体に側圧(圧縮方向と垂直な方向における応力)が発生し、こ の側圧により可動なダイスはシャフトと平行に移動する。可動なダイスに接する 荷重測定手段は、この可動なダイスの移動による荷重を受けて該荷重を測定する 。この荷重より側圧を求める。
【0017】 本考案では、一対のダイスのうちの可動なダイスを、該ダイスの移動方向と平 行に配置された複数のシャフトにより貫通しているため、粉体の側圧により可動 なダイスは傾くことなく移動することができる。従って、可動なダイスの移動は スムーズであり、かつ可動なダイスは荷重測定手段に対して垂直に荷重を伝達す ることから、粉体の側圧を精度よく測定することができる。
【0018】
本考案の側圧測定装置によれば、粉体の側圧を精度よく測定することができる 。
【0019】
以下、本考案の実施例を説明する。
【0020】 図1に本実施例における側圧測定装置の斜視図を、図2に本装置の一部欠截正 面図を、図3に図2中のIII−III線に沿う断面図を示す。
【0021】 本装置は、ダイス1と、ダイス1に対向して配置した、ロードセル4を支持す る支持部材3と、支持部材3の中央内部に配設したロードセル4と、ダイス1と 支持部材3とを貫通して配置した一対の平行なシャフト5と、該一対のシャフト 5とダイス1との間に配置した多数の鋼球7とよりなる。
【0022】 ダイス1は、A−A線によりダイス11とダイス12とに分割されている。こ の2つのダイスのうち、外側のダイス11はシャフト5により支持部材3に固定 され、該ダイス11と支持部材3との間にあるダイス12はシャフト5と平行に 移動できる。ダイス11とダイス12との間の中央には、被測定体である粉体を 配置する空隙2が設けられており、その上下には、一対のポンチ91、92が配 置されている。支持部材3には、ロードセル4が固定されている。ダイス11、 ダイス12、および支持部材3を平行な一対のシャフト5が貫通し、ボルト6に よりロードセル4がダイス12に接するまで締めつけてある。ダイス12とシャ フト5との間隙には、鋼球7(球径2mm、シャフト1本につき約100球)が 挿入してある。
【0023】 この装置を用いて粉体の側圧を測定する場合、ダイス11、12をスペーサ8 上に据え置き、上部のポンチ91、下部のポンチ92、およびダイス11、12 で囲まれた空間2に粉体を充填し、該粉体を一対のポンチで圧縮して側圧を測定 する。
【0024】 本実施例の装置は、以下のようにして側圧を測定することができる。
【0025】 ダイス11とダイス12との間の中央の空隙2に被測定体である粉体を配置し 、該粉体に一対のポンチ91、92により圧縮荷重を負荷する。これにより粉体 に側圧が発生して移動可能なダイス12はシャフト5と平行に移動する。このダ イス12の移動によりロードセル4は荷重を受けて該荷重を測定することにより 側圧を求めることができる。
【0026】 本実施例の装置では、移動可能なダイス12が一対のシャフト5により貫通さ れているため、ダイス12はシャフト5と平行に移動する際に傾くことなく移動 する。従って、ダイス12の移動はスムーズであり、かつダイス12はロードセ ル5に対して垂直に荷重を伝達するため、粉体の側圧を精度よく測定することが できる。また、シャフト5と移動可能なダイス12との間に多数の鋼球を配置し ており、これがダイス12の移動における摩擦抵抗を減少させるため、更にダイ ス12の移動がスムーズになり、側圧測定の精度が向上する。
【0027】 この装置を用いて、以下のように側圧を測定した。
【0028】 圧縮試験機(島津製作所製オートグラフ試験機)の定板上にダイス1、スペー サー8および下部のポンチ92を設置し、市販アルミナ(Al2 O3 )粉体3g を投入した後、上部のポンチ91を挿入して、5mm/minの圧縮速度で粉体 を圧縮し、圧縮過程の成形圧と側圧の変化を連続測定した。
【0029】 図4に圧縮過程の成形圧(オートグラフ試験機のロードセルより求めた値)お よび側圧の粉体の相対密度に対する変化を示す。また、図5に粉体の相対密度に 対する側圧係数(側圧/成形圧)の変化を示す。
【0030】 なお、上記実施例では、シャフトを一対使用したが、シャフトの本数を更に多 くしてもよい。また、シャフトと可動なダイスとの間に配置した鋼球に代えて別 のベアリング機構を用いてもよい。
【0031】 以上のように、本考案の装置は、側圧を精度よく測定することができ、例えば 、粉体の圧縮成形時の側圧係数の算出、あるいはダイスの設計等に利用すること ができる。
【図1】本考案の実施例における側圧測定装置を示す斜
視図
視図
【図2】本考案の実施例における側圧測定装置を示す一
部欠截正面図
部欠截正面図
【図3】図2中のIII−III線に沿う断面図
【図4】本考案の実施例の側圧測定装置により測定した
粉体の側圧および成形圧と粉体の相対密度との関係を示
す線図
粉体の側圧および成形圧と粉体の相対密度との関係を示
す線図
【図5】本考案の実施例の側圧測定装置により測定した
粉体の側圧係数と粉体の相対密度との関係を示す線図
粉体の側圧係数と粉体の相対密度との関係を示す線図
1 ダイス 2 粉体を配置する空間 3 支持部材 4 ロードセル 5 シャフト 6 ボルト 7 鋼球 8 スペーサー 11 ダイス 12 ダイス 91 ポンチ 92 ポンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 梅村 祐二 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 測定する粉体を中間に配置するための一
対のダイスよりなり、該ダイスの一方は可動であるダイ
ス部と、 上記粉体に圧縮荷重を負荷するためのポンチと、 上記可動なダイスに接して配置され、該ダイスからの荷
重を測定するための荷重測定手段と、 上記可動なダイスの移動方向と平行に配置され、上記可
動なダイスを貫通する複数のシャフトとよりなることを
特徴とする側圧測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4291893U JPH078741U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 側圧測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4291893U JPH078741U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 側圧測定装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH078741U true JPH078741U (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=12649405
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4291893U Pending JPH078741U (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 側圧測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH078741U (ja) |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP4291893U patent/JPH078741U/ja active Pending
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