JPH0787512A - 色信号輪郭補償回路 - Google Patents
色信号輪郭補償回路Info
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- JPH0787512A JPH0787512A JP5231321A JP23132193A JPH0787512A JP H0787512 A JPH0787512 A JP H0787512A JP 5231321 A JP5231321 A JP 5231321A JP 23132193 A JP23132193 A JP 23132193A JP H0787512 A JPH0787512 A JP H0787512A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 容易に実現可能な回路のみを用いて構成で
き、しかも補償による不自然な色相の変化による弊害が
伴わず、色の鮮明感を向上できるようにする。 【構成】 輝度信号を入力として、この高域成分を出力
するHPF2と、このHPF2の出力を入力とし、正成
分と負成分を分離して出力する極性分離回路3と、この
極性分離回路3の負成分出力を一方の入力とし、色信号
を他方の入力として負成分出力の振幅に比例して色信号
を減衰し出力する減衰回路5と、極性分離回路5の正成
分出力を一方の入力とし、この減衰回路5の出力を他方
の入力として乗算を行ない、輪郭補償された色信号を出
力する乗算回路6とを有する。
き、しかも補償による不自然な色相の変化による弊害が
伴わず、色の鮮明感を向上できるようにする。 【構成】 輝度信号を入力として、この高域成分を出力
するHPF2と、このHPF2の出力を入力とし、正成
分と負成分を分離して出力する極性分離回路3と、この
極性分離回路3の負成分出力を一方の入力とし、色信号
を他方の入力として負成分出力の振幅に比例して色信号
を減衰し出力する減衰回路5と、極性分離回路5の正成
分出力を一方の入力とし、この減衰回路5の出力を他方
の入力として乗算を行ない、輪郭補償された色信号を出
力する乗算回路6とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号を扱う装置に
おいて使用される色信号輪郭補償回路に関してなされた
ものである。
おいて使用される色信号輪郭補償回路に関してなされた
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に画像信号中の色信号帯域は、輝度
信号に比べて狭帯域である。たとえばNTSC方式では
輝度信号の帯域が約4.2MHzであるのに対して、色
差信号のI信号は1.5MHzに規定され、Q信号は
0.5MHzに規定されている。この規格は、人の視覚
特性から決定されたものであるが、必ずしも十分ではな
く、狭帯域の色差信号に起因する画質上の問題点がいく
つか挙げられる。たとえば縦縞絵柄では色の再現性の低
下、色エッジ部の色割れ(不自然な色相の不連続現象の
発生)、また色エッジ部の色だれ(色のはみ出し)現象
の発生などである。この色の再現性の低下は、I信号お
よびQ信号の規格を変更して高帯域化しなければ改善で
きない。原画像を知らされない受信側ユーザーにとって
は不自然さを感じつつもこの問題は放任されていた。し
かし、最近のテレビジョン受像機の高性能化に伴ってこ
の問題が大きくなりつつある。そこで、色エッジの改善
が着目されるようになり、色信号輪郭補償回路がこれま
でにいくつか提案されている。しかし、従来の色信号輪
郭補償回路では、輪郭補償のために発生した波形のリン
ギングやI信号とQ信号の持つ周波数帯域の違い、補償
量の誤差などから色相を誤って変化させてしまい画質を
著しく劣化させるという問題があった。
信号に比べて狭帯域である。たとえばNTSC方式では
輝度信号の帯域が約4.2MHzであるのに対して、色
差信号のI信号は1.5MHzに規定され、Q信号は
0.5MHzに規定されている。この規格は、人の視覚
特性から決定されたものであるが、必ずしも十分ではな
く、狭帯域の色差信号に起因する画質上の問題点がいく
つか挙げられる。たとえば縦縞絵柄では色の再現性の低
下、色エッジ部の色割れ(不自然な色相の不連続現象の
発生)、また色エッジ部の色だれ(色のはみ出し)現象
の発生などである。この色の再現性の低下は、I信号お
よびQ信号の規格を変更して高帯域化しなければ改善で
きない。原画像を知らされない受信側ユーザーにとって
は不自然さを感じつつもこの問題は放任されていた。し
かし、最近のテレビジョン受像機の高性能化に伴ってこ
の問題が大きくなりつつある。そこで、色エッジの改善
が着目されるようになり、色信号輪郭補償回路がこれま
でにいくつか提案されている。しかし、従来の色信号輪
郭補償回路では、輪郭補償のために発生した波形のリン
ギングやI信号とQ信号の持つ周波数帯域の違い、補償
量の誤差などから色相を誤って変化させてしまい画質を
著しく劣化させるという問題があった。
【0003】この問題を解決した例としては、沼田、藤
嶋による特願平3−113347号の公報に記載される
「色信号輪郭補償回路」がある。この輪郭補償回路で
は、色信号がベクトルで現されることに着目し、色副搬
送波で変調された搬送色信号を、色相を示す色相信号と
色の飽和度を示す包絡線検波信号とに分離し、後者の信
号のみ高域成分の補償を行なっている。高域成分が補償
された包絡線検波信号は、先に分離した色相信号で再度
変調され、搬送色信号となって出力される。この公報に
記載される色信号輪郭補償回路の構成を図9に示す。I
信号とQ信号の補償回路は同一であるので、以下I信号
を例にとりさらに詳しく説明する。この図で、入力端子
71に取り込まれたI信号は、リミッタ73と包絡線検
波回路75に送られる。包絡線検波回路75では、I信
号の包絡線検波を行ない飽和度に関する信号を加算回路
76に出力する。一方、入力端子72に取り込まれた輝
度信号Yは、高域通過フィルタ(以下、HPFという)
77に通され、その高域成分が加算回路76に送られ
る。この加算回路76では、包絡線検波回路75の出力
とHPF77の出力を2つの入力として加算を行ない、
その加算結果を整流回路78に出力する。整流回路78
は、加算回路76の出力の中で正成分のみを乗算回路7
4に出力する。このようにして包絡線検波回路75の出
力は、HPF77の出力する輝度信号の高域成分によっ
て急峻な立ち上がりと立ち下がりを持つ波形となる。し
かし、加算回路76の出力はHPF77によって加えら
れた高域成分のために、負成分を持つ信号となってい
る。包絡線検波回路75の出力は、色の濃さを示す信号
であり、色の濃さに対して負の値は有り得ない。この負
成分はそのまま出力して画像とした場合に、補色を示す
成分となるので、この例では整流回路78によって負成
分を取り除きこの弊害を防いでいる。リミッタ73で
は、I信号の色相を示す一定振幅の信号を乗算回路74
に出力する。これにより、乗算回路74ではリミッタ7
3からの信号によって整流回路78の出力を変調し、輪
郭補償したI信号を出力する。この色信号輪郭補償回路
では、色の飽和度に対してのみ補償を行なうことで、補
償によって生じる不自然な色相の変化による弊害を防い
でいる。
嶋による特願平3−113347号の公報に記載される
「色信号輪郭補償回路」がある。この輪郭補償回路で
は、色信号がベクトルで現されることに着目し、色副搬
送波で変調された搬送色信号を、色相を示す色相信号と
色の飽和度を示す包絡線検波信号とに分離し、後者の信
号のみ高域成分の補償を行なっている。高域成分が補償
された包絡線検波信号は、先に分離した色相信号で再度
変調され、搬送色信号となって出力される。この公報に
記載される色信号輪郭補償回路の構成を図9に示す。I
信号とQ信号の補償回路は同一であるので、以下I信号
を例にとりさらに詳しく説明する。この図で、入力端子
71に取り込まれたI信号は、リミッタ73と包絡線検
波回路75に送られる。包絡線検波回路75では、I信
号の包絡線検波を行ない飽和度に関する信号を加算回路
76に出力する。一方、入力端子72に取り込まれた輝
度信号Yは、高域通過フィルタ(以下、HPFという)
77に通され、その高域成分が加算回路76に送られ
る。この加算回路76では、包絡線検波回路75の出力
とHPF77の出力を2つの入力として加算を行ない、
その加算結果を整流回路78に出力する。整流回路78
は、加算回路76の出力の中で正成分のみを乗算回路7
4に出力する。このようにして包絡線検波回路75の出
力は、HPF77の出力する輝度信号の高域成分によっ
て急峻な立ち上がりと立ち下がりを持つ波形となる。し
かし、加算回路76の出力はHPF77によって加えら
れた高域成分のために、負成分を持つ信号となってい
る。包絡線検波回路75の出力は、色の濃さを示す信号
であり、色の濃さに対して負の値は有り得ない。この負
成分はそのまま出力して画像とした場合に、補色を示す
成分となるので、この例では整流回路78によって負成
分を取り除きこの弊害を防いでいる。リミッタ73で
は、I信号の色相を示す一定振幅の信号を乗算回路74
に出力する。これにより、乗算回路74ではリミッタ7
3からの信号によって整流回路78の出力を変調し、輪
郭補償したI信号を出力する。この色信号輪郭補償回路
では、色の飽和度に対してのみ補償を行なうことで、補
償によって生じる不自然な色相の変化による弊害を防い
でいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示し
た従来の色信号輪郭補償回路では、回路構成が非常に複
雑となり容易に実現しにくいという問題点があった。
た従来の色信号輪郭補償回路では、回路構成が非常に複
雑となり容易に実現しにくいという問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、容易に実
現可能な回路のみを用いて構成でき、しかも補償による
不自然な色相の変化による弊害が伴わず、色の鮮明感を
向上できる色信号輪郭補償回路を提供することを目的と
する。
課題を解決するために提案されたものであり、容易に実
現可能な回路のみを用いて構成でき、しかも補償による
不自然な色相の変化による弊害が伴わず、色の鮮明感を
向上できる色信号輪郭補償回路を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明による色信号輪郭補償回路は、輝度信号もしく
は色信号の少くとも一方の信号を入力として、この高域
成分を出力する高域通過フィルタと、この高域通過フィ
ルタの出力を入力とし、正成分と負成分を分離して出力
する極性分離回路と、この極性分離回路の負成分出力を
一方の入力とし、色信号を他方の入力として負成分出力
の振幅に比例して色信号を減衰し出力する減衰回路と、
上記極性分離回路の正成分出力を一方の入力とし、この
減衰回路の出力を他方の入力として乗算を行ない、輪郭
補償された色信号を出力する乗算回路とを備える構成と
してある。構成となっている。
に本発明による色信号輪郭補償回路は、輝度信号もしく
は色信号の少くとも一方の信号を入力として、この高域
成分を出力する高域通過フィルタと、この高域通過フィ
ルタの出力を入力とし、正成分と負成分を分離して出力
する極性分離回路と、この極性分離回路の負成分出力を
一方の入力とし、色信号を他方の入力として負成分出力
の振幅に比例して色信号を減衰し出力する減衰回路と、
上記極性分離回路の正成分出力を一方の入力とし、この
減衰回路の出力を他方の入力として乗算を行ない、輪郭
補償された色信号を出力する乗算回路とを備える構成と
してある。構成となっている。
【0007】また、本発明による色信号輪郭補償回路
は、輝度信号もしくは色信号の少くとも一方の信号を入
力として、この高域成分を出力する高域通過フィルタ
と、この高域通過フィルタの出力を入力とし、正成分と
負成分を分離して出力する極性分離回路と、この極性分
離回路の正成分出力を一方の入力とし、色信号を他方の
入力として乗算を行なう乗算回路と、上記極性分離回路
の負成分出力を一方の入力とし、この乗算回路の出力を
他方の入力として負成分出力の振幅に比例して色信号を
減衰し、輪郭補償された色信号を出力する減衰回路とを
備える構成としてある。
は、輝度信号もしくは色信号の少くとも一方の信号を入
力として、この高域成分を出力する高域通過フィルタ
と、この高域通過フィルタの出力を入力とし、正成分と
負成分を分離して出力する極性分離回路と、この極性分
離回路の正成分出力を一方の入力とし、色信号を他方の
入力として乗算を行なう乗算回路と、上記極性分離回路
の負成分出力を一方の入力とし、この乗算回路の出力を
他方の入力として負成分出力の振幅に比例して色信号を
減衰し、輪郭補償された色信号を出力する減衰回路とを
備える構成としてある。
【0008】また、本発明による色信号輪郭補償回路
は、輝度信号もしくは色信号の少くとも一方の信号を入
力として、この高域成分を出力する高域通過フィルタ
と、輝度信号の水平帰線消去期間の一部もしくは全部の
検出を行ない検出信号を出力する水平帰線消去期間検出
回路と、この水平帰線消去期間検出回路の出力を一方の
入力とし、色信号を他方の入力として、水平帰線消去期
間の色信号電圧を基準として色信号の電圧比較を行ない
正負を出力する電圧比較回路と、上記高域通過フィルタ
の出力を一方の入力とし、色信号を他方の入力として加
算を行なう第1の加算回路と、この第1の加算回路の出
力を一方の入力とし、上記電圧比較回路の出力を他方の
入力として乗算を行なう乗算回路と、この乗算回路の出
力を入力として負成分を出力する整流回路と、上記高域
通過フィルタの出力からこの整流回路の出力を減じて出
力する減算回路と、この減算回路の出力を一方の入力と
し、色信号を他方の入力として加算を行ない、輪郭補償
された色信号を出力する第2の加算回路とを備える構成
としてある。
は、輝度信号もしくは色信号の少くとも一方の信号を入
力として、この高域成分を出力する高域通過フィルタ
と、輝度信号の水平帰線消去期間の一部もしくは全部の
検出を行ない検出信号を出力する水平帰線消去期間検出
回路と、この水平帰線消去期間検出回路の出力を一方の
入力とし、色信号を他方の入力として、水平帰線消去期
間の色信号電圧を基準として色信号の電圧比較を行ない
正負を出力する電圧比較回路と、上記高域通過フィルタ
の出力を一方の入力とし、色信号を他方の入力として加
算を行なう第1の加算回路と、この第1の加算回路の出
力を一方の入力とし、上記電圧比較回路の出力を他方の
入力として乗算を行なう乗算回路と、この乗算回路の出
力を入力として負成分を出力する整流回路と、上記高域
通過フィルタの出力からこの整流回路の出力を減じて出
力する減算回路と、この減算回路の出力を一方の入力と
し、色信号を他方の入力として加算を行ない、輪郭補償
された色信号を出力する第2の加算回路とを備える構成
としてある。
【0009】また、本発明による色信号輪郭補償回路
は、輝度信号もしくは色信号の少くとも一方の信号を入
力として、この高域成分を出力する高域通過フィルタ
と、輝度信号の水平帰線消去期間の一部もしくは全部の
検出を行ない検出信号を出力する水平帰線消去期間検出
回路と、この水平帰線消去期間検出回路の出力を一方の
入力とし、色信号を他方の入力として、水平帰線消去期
間の色信号電圧を基準として色信号の電圧比較を行ない
正負を出力する第1の電圧比較回路と、上記高域通過フ
ィルタの出力を一方の入力とし、色信号を他方の入力と
して加算を行なう第1の加算回路と、この第1の加算回
路の出力を一方の入力とし、上記第1の電圧比較回路の
出力を他方の入力として乗算を行なう第1の乗算回路
と、この第1の乗算回路の出力を入力として負成分を出
力する整流回路と、上記高域通過フィルタの出力からこ
の整流回路の出力を減じて出力する減算回路と、色信号
を一方の入力とし、上記水平帰線消去期間検出回路の出
力を他方の入力として、水平帰線消去期間の色信号電圧
を基準として一定値以上の色信号振幅の有無を検出して
出力する第2の電圧比較回路と、この第2の電圧比較回
路の出力を一方の入力とし、上記減算回路の出力を他方
の入力として乗算を行なう第2の乗算回路と、この第2
の乗算回路の出力を一方の入力とし、色信号を他方の入
力として加算を行ない、輪郭補償された色信号を出力す
る第2の加算回路とを備える構成としてある。
は、輝度信号もしくは色信号の少くとも一方の信号を入
力として、この高域成分を出力する高域通過フィルタ
と、輝度信号の水平帰線消去期間の一部もしくは全部の
検出を行ない検出信号を出力する水平帰線消去期間検出
回路と、この水平帰線消去期間検出回路の出力を一方の
入力とし、色信号を他方の入力として、水平帰線消去期
間の色信号電圧を基準として色信号の電圧比較を行ない
正負を出力する第1の電圧比較回路と、上記高域通過フ
ィルタの出力を一方の入力とし、色信号を他方の入力と
して加算を行なう第1の加算回路と、この第1の加算回
路の出力を一方の入力とし、上記第1の電圧比較回路の
出力を他方の入力として乗算を行なう第1の乗算回路
と、この第1の乗算回路の出力を入力として負成分を出
力する整流回路と、上記高域通過フィルタの出力からこ
の整流回路の出力を減じて出力する減算回路と、色信号
を一方の入力とし、上記水平帰線消去期間検出回路の出
力を他方の入力として、水平帰線消去期間の色信号電圧
を基準として一定値以上の色信号振幅の有無を検出して
出力する第2の電圧比較回路と、この第2の電圧比較回
路の出力を一方の入力とし、上記減算回路の出力を他方
の入力として乗算を行なう第2の乗算回路と、この第2
の乗算回路の出力を一方の入力とし、色信号を他方の入
力として加算を行ない、輪郭補償された色信号を出力す
る第2の加算回路とを備える構成としてある。
【0010】
【作用】上述した請求項1および請求項2に対応する構
成によれば、補償信号として利用される高域成分は色信
号の極性を変えないように、高域成分の極性によって減
衰回路と乗算回路に分けて用いられる。したがって、輪
郭部に発生する色相変化などの画質劣化を伴わずに、色
信号を輝度信号または色信号の高域成分によって輪郭補
償することができ、画質の鮮明度を向上できる。
成によれば、補償信号として利用される高域成分は色信
号の極性を変えないように、高域成分の極性によって減
衰回路と乗算回路に分けて用いられる。したがって、輪
郭部に発生する色相変化などの画質劣化を伴わずに、色
信号を輝度信号または色信号の高域成分によって輪郭補
償することができ、画質の鮮明度を向上できる。
【0011】また、請求項3および請求項4に対応する
構成によれば、補償によって生じる色相の劣化は減算回
路で取り除ける。したがって、画質劣化を伴わずに、色
信号を輝度信号または色信号の高域成分によって輪郭補
償することができ、画質の鮮明度を向上できる。
構成によれば、補償によって生じる色相の劣化は減算回
路で取り除ける。したがって、画質劣化を伴わずに、色
信号を輝度信号または色信号の高域成分によって輪郭補
償することができ、画質の鮮明度を向上できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明による色信号輪郭補償回路の具
体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1のブ
ロック図に、この色信号輪郭補償回路の一実施例を示
す。この図で、入力端子1に取り込まれた輝度信号Y
は、HPF2に通され、その高域成分が極性分離回路3
に送られる。極性分離回路3では、高域成分の中から正
極性成分を乗算回路6へ出力し、負極性成分を減衰回路
5へ出力する。減衰回路5は、入力端子4に取り込まれ
た色信号Cを一方の入力とし、極性分離回路3の出力す
る負極性出力を他方の入力として、負極性出力の振幅に
比例した色信号の減衰を行なって色信号を乗算回路6へ
出力する。乗算回路6では、この信号を一方の入力と
し、極性分離回路3の出力する正極性の入力を他方の入
力として乗算を行ない輪郭補償された色信号Cを出力す
る。色信号の補償を行なう場合に最も弊害となるのは、
輪郭補償後に生じる色相の反転である。たとえば飽和度
の低い画面、言い替えれば色信号振幅の少ない画面では
輝度信号に大きな変化があると、その高域成分振幅は色
信号振幅を大きく超えることになる。このときに、輝度
信号の高域成分を用いて加算や乗算を行なうと、元の色
信号の振幅を変化させるだけでなくその符号までも変え
てしまうことがある。色信号輪郭補償回路の目的は、色
の輪郭部分に対して振幅の急峻な変化を与えることであ
り、符号までも変えてしまう変化は避けなければならな
い。そこで、この発明では補償に用いる高域成分の極性
に着目して、その極性によって補償の方法を切り替えて
行なうようにしている。まず初めに、極性分離回路3に
よって高域成分を正極性信号と負極性信号に分離してい
る。高域成分の正極性成分は、乗算回路6によって色信
号との乗算を行ない、輪郭補償される。色信号に乗算さ
れる高域成分は正の値のみを持つ信号であるから、出力
される色信号の極性は入力される色信号の極性と一致し
ている。高域成分の負極性成分は、減衰回路5の減衰量
を制御するために用いられる。したがって、色信号は負
成分振幅の大きい部分ほど大きく減衰されて減衰回路5
より出力される。この場合、輝度信号はいくら大きな負
成分を持っていても色信号は振幅がゼロに近づくだけで
有り、けっしてゼロを超えて極性が反転することはな
い。したがって、セーターの編み目にみられるような同
じ色合いであっても陰のできやすい部分では輝度の変化
が大きいので、色信号も効果的に減衰させることがで
き、鮮明な編み目を表示することができる。
体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。図1のブ
ロック図に、この色信号輪郭補償回路の一実施例を示
す。この図で、入力端子1に取り込まれた輝度信号Y
は、HPF2に通され、その高域成分が極性分離回路3
に送られる。極性分離回路3では、高域成分の中から正
極性成分を乗算回路6へ出力し、負極性成分を減衰回路
5へ出力する。減衰回路5は、入力端子4に取り込まれ
た色信号Cを一方の入力とし、極性分離回路3の出力す
る負極性出力を他方の入力として、負極性出力の振幅に
比例した色信号の減衰を行なって色信号を乗算回路6へ
出力する。乗算回路6では、この信号を一方の入力と
し、極性分離回路3の出力する正極性の入力を他方の入
力として乗算を行ない輪郭補償された色信号Cを出力す
る。色信号の補償を行なう場合に最も弊害となるのは、
輪郭補償後に生じる色相の反転である。たとえば飽和度
の低い画面、言い替えれば色信号振幅の少ない画面では
輝度信号に大きな変化があると、その高域成分振幅は色
信号振幅を大きく超えることになる。このときに、輝度
信号の高域成分を用いて加算や乗算を行なうと、元の色
信号の振幅を変化させるだけでなくその符号までも変え
てしまうことがある。色信号輪郭補償回路の目的は、色
の輪郭部分に対して振幅の急峻な変化を与えることであ
り、符号までも変えてしまう変化は避けなければならな
い。そこで、この発明では補償に用いる高域成分の極性
に着目して、その極性によって補償の方法を切り替えて
行なうようにしている。まず初めに、極性分離回路3に
よって高域成分を正極性信号と負極性信号に分離してい
る。高域成分の正極性成分は、乗算回路6によって色信
号との乗算を行ない、輪郭補償される。色信号に乗算さ
れる高域成分は正の値のみを持つ信号であるから、出力
される色信号の極性は入力される色信号の極性と一致し
ている。高域成分の負極性成分は、減衰回路5の減衰量
を制御するために用いられる。したがって、色信号は負
成分振幅の大きい部分ほど大きく減衰されて減衰回路5
より出力される。この場合、輝度信号はいくら大きな負
成分を持っていても色信号は振幅がゼロに近づくだけで
有り、けっしてゼロを超えて極性が反転することはな
い。したがって、セーターの編み目にみられるような同
じ色合いであっても陰のできやすい部分では輝度の変化
が大きいので、色信号も効果的に減衰させることがで
き、鮮明な編み目を表示することができる。
【0013】つぎに、図2に示す他の実施例を説明す
る。この図で、入力端子11に取り込まれた輝度信号Y
は、HPF12に通され、その高域成分が極性分離回路
13に送られる。極性分離回路13では、高域成分の中
から正極性成分を乗算回路15へ出力し、負極性成分を
減衰回路16へ出力する。乗算回路15では、極性分離
回路13の出力する正極性成分の入力を一方の入力と
し、入力端子14に取り込まれる色信号Cを他方の入力
として乗算を行ない、減衰回路16へ出力する。減衰回
路16では、この乗算信号を一方の入力とし、極性分離
回路13の出力する負極性出力を他方の入力として、負
極性出力の振幅に比例して乗算回路15の出力を減衰さ
せ、輪郭補償された色信号Cを出力する。
る。この図で、入力端子11に取り込まれた輝度信号Y
は、HPF12に通され、その高域成分が極性分離回路
13に送られる。極性分離回路13では、高域成分の中
から正極性成分を乗算回路15へ出力し、負極性成分を
減衰回路16へ出力する。乗算回路15では、極性分離
回路13の出力する正極性成分の入力を一方の入力と
し、入力端子14に取り込まれる色信号Cを他方の入力
として乗算を行ない、減衰回路16へ出力する。減衰回
路16では、この乗算信号を一方の入力とし、極性分離
回路13の出力する負極性出力を他方の入力として、負
極性出力の振幅に比例して乗算回路15の出力を減衰さ
せ、輪郭補償された色信号Cを出力する。
【0014】つぎに、図3に示す他の実施例を説明す
る。この図で、入力端子21に取り込まれた輝度信号Y
は、HPF22に通され、その高域成分が半波整流回路
23と減算回路24に送られる。半波整流回路23では
HPF22からの信号を入力として正成分のみを減算回
路24と乗算回路27に出力する。減算回路24は、H
PF22の出力から半波整流回路23の出力を減算し、
その減算結果を電子ボリューム26,29の減衰量制御
入力端子に出力する。電子ボリューム26は入力端子2
5に入力される色信号Iを被制御入力とし、減算回路2
4の出力を制御入力として、減算回路24の出力する振
幅に比例した減衰を色信号に対して行ない、その出力信
号を乗算回路27へ出力する。乗算回路27は、この信
号を一方の入力とし、半波整流回路23の出力を他方の
入力として乗算を行ない、輪郭補償された色信号を出力
する。電子ボリューム29は入力端子28に入力される
色信号Qを被制御入力とし、減算回路24の出力を制御
入力として、減算回路24の出力する振幅に比例した減
衰を色信号に対して行ない、その出力信号を乗算回路3
0へ出力する。乗算回路30は、この信号を一方の入力
とし、半波整流回路23の出力を他方の入力として乗算
を行ない、輪郭補償された色信号Qを出力する。
る。この図で、入力端子21に取り込まれた輝度信号Y
は、HPF22に通され、その高域成分が半波整流回路
23と減算回路24に送られる。半波整流回路23では
HPF22からの信号を入力として正成分のみを減算回
路24と乗算回路27に出力する。減算回路24は、H
PF22の出力から半波整流回路23の出力を減算し、
その減算結果を電子ボリューム26,29の減衰量制御
入力端子に出力する。電子ボリューム26は入力端子2
5に入力される色信号Iを被制御入力とし、減算回路2
4の出力を制御入力として、減算回路24の出力する振
幅に比例した減衰を色信号に対して行ない、その出力信
号を乗算回路27へ出力する。乗算回路27は、この信
号を一方の入力とし、半波整流回路23の出力を他方の
入力として乗算を行ない、輪郭補償された色信号を出力
する。電子ボリューム29は入力端子28に入力される
色信号Qを被制御入力とし、減算回路24の出力を制御
入力として、減算回路24の出力する振幅に比例した減
衰を色信号に対して行ない、その出力信号を乗算回路3
0へ出力する。乗算回路30は、この信号を一方の入力
とし、半波整流回路23の出力を他方の入力として乗算
を行ない、輪郭補償された色信号Qを出力する。
【0015】つぎに、この色信号輪郭補償回路の動作を
図4の波形図を参照してさらに詳しく説明する。なお、
色信号Iと色信号Qは処理過程が同一であるので、色信
号Iについて説明する。いま、入力端子25に図中aに
示す色信号Iの波形S1が入力され、入力端子21に図
中bに示す輝度信号波形S2が入力されているとする。
HPF22は輝度信号の高域成分である図中cに示す波
形S3を半波整流回路23と減算回路24に出力する。
半波整流回路23では、HPF22を通過した高域成分
波形のうちで図中dに示す正成分波形S4のみを出力す
る。減算回路24では、半波整流回路23の入出力信号
を2つの入力として減算を行ない、図中eに示す減算結
果の波形S5を出力する。電子ボリューム26は、波形
S5を制御入力としてこの振幅に比例した減衰量を色信
号波形S1に対して与え、図中fに示す波形S6を乗算
回路27に出力する。ここで、波形S6は電子ボリュー
ム26によって点線部分が取り除かれて出力される。こ
のため、色には変化がなく輝度のみが変化している画
面、たとえば森の木々が日差しを受けて日陰とひなたが
細かく入り組んでいるような画面では、色信号の帯域不
足による波形のなまりを効果的に補償することができ
る。このような画面では、輝度信号のみに高域成分が含
まれているため、この高域成分によって電子ボリューム
26が色信号に波形の減衰を与えて日陰部分の再現性を
向上させることができる。電子ボリューム26の出力さ
れる波形S6は、乗算回路27によって波形S4と乗算
され、波形S6の立ち上がりをさらに補償して図中gに
示す波形S7として出力される。一般の画像では、色の
変化と輝度の変化は強い相関がみられる。たとえばテー
ブルに置かれたりんごの場面などはテーブルやりんごの
輪郭部分では色の変化とともに輝度も変化している。上
述した例のように輝度信号の高域成分を用いれば、特に
このような場面で輝度の変化と共に生じる色の滲みを有
効に抑えることができる。さらに、輝度信号高域成分を
用いてI信号とQ信号を同時に補償するので、セーター
の編み目や芝生の葉の並ぶ場面での色変化がほとんどな
く、輝度のみが変化している部分にも大きな効果を持
つ。このような部分は、本来色の飽和度も落ちていなけ
ればならない部分である。しかし、実際にはI信号およ
びQ信号の帯域不足により、急峻な立ち上がり、立ち下
がりとなるべき波形がなまっている。そこで、この部分
に輝度信号高域成分の変化に合わせてI信号およびQ信
号を補償することにより、色の輪郭補償を行ない鮮明な
画像を得ることができる。
図4の波形図を参照してさらに詳しく説明する。なお、
色信号Iと色信号Qは処理過程が同一であるので、色信
号Iについて説明する。いま、入力端子25に図中aに
示す色信号Iの波形S1が入力され、入力端子21に図
中bに示す輝度信号波形S2が入力されているとする。
HPF22は輝度信号の高域成分である図中cに示す波
形S3を半波整流回路23と減算回路24に出力する。
半波整流回路23では、HPF22を通過した高域成分
波形のうちで図中dに示す正成分波形S4のみを出力す
る。減算回路24では、半波整流回路23の入出力信号
を2つの入力として減算を行ない、図中eに示す減算結
果の波形S5を出力する。電子ボリューム26は、波形
S5を制御入力としてこの振幅に比例した減衰量を色信
号波形S1に対して与え、図中fに示す波形S6を乗算
回路27に出力する。ここで、波形S6は電子ボリュー
ム26によって点線部分が取り除かれて出力される。こ
のため、色には変化がなく輝度のみが変化している画
面、たとえば森の木々が日差しを受けて日陰とひなたが
細かく入り組んでいるような画面では、色信号の帯域不
足による波形のなまりを効果的に補償することができ
る。このような画面では、輝度信号のみに高域成分が含
まれているため、この高域成分によって電子ボリューム
26が色信号に波形の減衰を与えて日陰部分の再現性を
向上させることができる。電子ボリューム26の出力さ
れる波形S6は、乗算回路27によって波形S4と乗算
され、波形S6の立ち上がりをさらに補償して図中gに
示す波形S7として出力される。一般の画像では、色の
変化と輝度の変化は強い相関がみられる。たとえばテー
ブルに置かれたりんごの場面などはテーブルやりんごの
輪郭部分では色の変化とともに輝度も変化している。上
述した例のように輝度信号の高域成分を用いれば、特に
このような場面で輝度の変化と共に生じる色の滲みを有
効に抑えることができる。さらに、輝度信号高域成分を
用いてI信号とQ信号を同時に補償するので、セーター
の編み目や芝生の葉の並ぶ場面での色変化がほとんどな
く、輝度のみが変化している部分にも大きな効果を持
つ。このような部分は、本来色の飽和度も落ちていなけ
ればならない部分である。しかし、実際にはI信号およ
びQ信号の帯域不足により、急峻な立ち上がり、立ち下
がりとなるべき波形がなまっている。そこで、この部分
に輝度信号高域成分の変化に合わせてI信号およびQ信
号を補償することにより、色の輪郭補償を行ない鮮明な
画像を得ることができる。
【0016】以上これまで輝度信号を用いてI信号を補
償する場合を例として述べたが、補償に用いる信号とし
てはI信号もしくはQ信号またはI、Q信号と輝度信号
の双方を用いることもできる。また、極性分離手段とし
て図3の回路では、半波整流回路23と減算回路24を
用いているが、図5に示すように入力端子41に入力さ
れた信号を半波整流回路42によって負成分を出力さ
せ、減算回路43による減算で正成分を出力する構成と
することもできる。さらに、極性分離手段として図6に
示すように入力端子44に入力される信号を半波整流回
路45,46の双方に入力してそれぞれ正成分と負成分
を出力する構成とすることもできる。
償する場合を例として述べたが、補償に用いる信号とし
てはI信号もしくはQ信号またはI、Q信号と輝度信号
の双方を用いることもできる。また、極性分離手段とし
て図3の回路では、半波整流回路23と減算回路24を
用いているが、図5に示すように入力端子41に入力さ
れた信号を半波整流回路42によって負成分を出力さ
せ、減算回路43による減算で正成分を出力する構成と
することもできる。さらに、極性分離手段として図6に
示すように入力端子44に入力される信号を半波整流回
路45,46の双方に入力してそれぞれ正成分と負成分
を出力する構成とすることもできる。
【0017】つぎに、図7に示すさらに他の実施例の色
信号輪郭補償回路を説明する。この図で、入力端子51
に取り込まれたI信号は加算回路55,62と電圧比較
回路(以下、コンパレータという)56へ入力される。
また、入力端子52に取り込まれた輝度信号はHPF5
4と水平帰線消去期間検出回路53へ入力される。この
水平帰線消去期間検出回路53では、輝度信号の水平帰
線消去期間の検出を行ない検出信号をコンパレータ5
6,60へ出力する。コンパレータ56は、水平帰線消
去期間のI信号電圧を比較の基準としてI信号の正負を
比較し比較出力を乗算回路57へ出力する。加算回路5
5はI信号を一方の入力とし、HPF54の出力する輝
度信号高域成分を他方の入力として加算を行ない、加算
結果を乗算回路57へ出力する。乗算回路57は加算信
号を一方の入力とし、コンパレータ56の出力を他方の
入力として乗算を行ない、乗算結果を整流回路58に出
力する。整流回路58では、乗算信号を整流してその負
成分を減算回路59へ出力する。この減算回路59で
は、整流回路58の出力を一方の入力とし、HPF54
の出力を他方の入力とし、HPF54の出力から整流回
路58の出力を減じて乗算回路61に出力する。コンパ
レータ60は、水平帰線消去期間検出回路53の出力を
一方の入力とし、I信号を他方の入力として水平帰線消
去期間のI信号を基準として一定値以上のI信号振幅の
とき“1”を出力し、それ以外のときは“0”を出力す
る。乗算回路61は、このコンパレータ60の出力を一
方の入力とし、減算回路59の出力を他方の入力として
乗算を行ない乗算結果を加算回路62へ出力する。加算
回路62は、乗算回路61の出力を一方の入力とし、I
信号を他方の入力として加算を行ない、輪郭補償された
I信号を出力する。
信号輪郭補償回路を説明する。この図で、入力端子51
に取り込まれたI信号は加算回路55,62と電圧比較
回路(以下、コンパレータという)56へ入力される。
また、入力端子52に取り込まれた輝度信号はHPF5
4と水平帰線消去期間検出回路53へ入力される。この
水平帰線消去期間検出回路53では、輝度信号の水平帰
線消去期間の検出を行ない検出信号をコンパレータ5
6,60へ出力する。コンパレータ56は、水平帰線消
去期間のI信号電圧を比較の基準としてI信号の正負を
比較し比較出力を乗算回路57へ出力する。加算回路5
5はI信号を一方の入力とし、HPF54の出力する輝
度信号高域成分を他方の入力として加算を行ない、加算
結果を乗算回路57へ出力する。乗算回路57は加算信
号を一方の入力とし、コンパレータ56の出力を他方の
入力として乗算を行ない、乗算結果を整流回路58に出
力する。整流回路58では、乗算信号を整流してその負
成分を減算回路59へ出力する。この減算回路59で
は、整流回路58の出力を一方の入力とし、HPF54
の出力を他方の入力とし、HPF54の出力から整流回
路58の出力を減じて乗算回路61に出力する。コンパ
レータ60は、水平帰線消去期間検出回路53の出力を
一方の入力とし、I信号を他方の入力として水平帰線消
去期間のI信号を基準として一定値以上のI信号振幅の
とき“1”を出力し、それ以外のときは“0”を出力す
る。乗算回路61は、このコンパレータ60の出力を一
方の入力とし、減算回路59の出力を他方の入力として
乗算を行ない乗算結果を加算回路62へ出力する。加算
回路62は、乗算回路61の出力を一方の入力とし、I
信号を他方の入力として加算を行ない、輪郭補償された
I信号を出力する。
【0018】つぎに、このように構成される色信号輪郭
補償回路の動作を図8の波形図を参照して説明する。な
お、色信号Iと色信号Qは処理動作が同一であるので、
色信号Iについて説明する。いま、入力端子51に図中
aに示す色信号Iの波形K1が入力され、入力端子52
に図中bに示す輝度信号波形K2が入力されているとす
る。HPF54は輝度信号の高域成分である図中cに示
す波形K3を加算回路55と減算回路59に出力する。
加算回路55はこのHPF54からの出力K3とI信号
K1とを加算し、図中dに示す波形K4を乗算回路57
に出力する。コンパレータ56へ入力されたI信号K1
は水平帰線消去期間の電圧を基準として電圧比較が行な
われ、図中eに示す比較結果の波形K5が乗算回路57
に出力される。乗算回路57は、波形K4と波形K5の
乗算を行ない、図中fに示す波形K6を出力する。整流
回路58は、波形K6を整流して、図中gに示すその負
成分の波形K7を出力する。減算回路59は、この出力
波形K7をHPF54の出力波形K3から減じて、図中
hに示す波形K8を乗算回路61に出力する。これによ
り、輝度信号高域成分波形の中で輪郭補償により、色相
の反転する成分は減算回路59によって取り除かれるの
で、輪郭補償による色ずれを生じることはなく、自由に
補償量を設定することができる。この波形K8と波形K
1を加算回路62によって加算し、図中jに示す急峻な
立ち上がりと立ち下がりを有する波形K9が出力され
る。ここで、色信号のない部分で輝度信号のみが入力さ
れると、減算回路59からはHPF54の出力がそのま
ま出力される。この信号を除くために、I信号が入力さ
れているか否かをコンパレータ60によって検出し、こ
の出力と減算回路59の出力を乗算回路61で乗じるこ
とにより、不要な輝度信号の漏れ込みを防いでいる。こ
のようにこの実施例では、色信号の補償に整流波形K7
を用いているので、補償後の輪郭付近に発生しやすい色
ずれによる画質劣化が生じない。
補償回路の動作を図8の波形図を参照して説明する。な
お、色信号Iと色信号Qは処理動作が同一であるので、
色信号Iについて説明する。いま、入力端子51に図中
aに示す色信号Iの波形K1が入力され、入力端子52
に図中bに示す輝度信号波形K2が入力されているとす
る。HPF54は輝度信号の高域成分である図中cに示
す波形K3を加算回路55と減算回路59に出力する。
加算回路55はこのHPF54からの出力K3とI信号
K1とを加算し、図中dに示す波形K4を乗算回路57
に出力する。コンパレータ56へ入力されたI信号K1
は水平帰線消去期間の電圧を基準として電圧比較が行な
われ、図中eに示す比較結果の波形K5が乗算回路57
に出力される。乗算回路57は、波形K4と波形K5の
乗算を行ない、図中fに示す波形K6を出力する。整流
回路58は、波形K6を整流して、図中gに示すその負
成分の波形K7を出力する。減算回路59は、この出力
波形K7をHPF54の出力波形K3から減じて、図中
hに示す波形K8を乗算回路61に出力する。これによ
り、輝度信号高域成分波形の中で輪郭補償により、色相
の反転する成分は減算回路59によって取り除かれるの
で、輪郭補償による色ずれを生じることはなく、自由に
補償量を設定することができる。この波形K8と波形K
1を加算回路62によって加算し、図中jに示す急峻な
立ち上がりと立ち下がりを有する波形K9が出力され
る。ここで、色信号のない部分で輝度信号のみが入力さ
れると、減算回路59からはHPF54の出力がそのま
ま出力される。この信号を除くために、I信号が入力さ
れているか否かをコンパレータ60によって検出し、こ
の出力と減算回路59の出力を乗算回路61で乗じるこ
とにより、不要な輝度信号の漏れ込みを防いでいる。こ
のようにこの実施例では、色信号の補償に整流波形K7
を用いているので、補償後の輪郭付近に発生しやすい色
ずれによる画質劣化が生じない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、補
償信号として用いる高域成分の極性によって負成分では
色信号を減衰し、正成分では乗算して補償するため、輪
郭補償にって生じる色相の反転を一切伴うことはない。
このため色の不自然な変化による弊害を伴わずに、高域
通過フィルタの出力する高域成分の振幅を自由に選択す
ることができ、色信号の補償量を幅広く設定することが
でき、鮮明な画像を得ることができる。また、本発明に
よれば、輝度信号高域成分によって行なわれる輪郭補償
の中で色ずれを生じる成分を、高域通過フィルタの出力
から整流波形を減ずる減算回路によって取り除くことが
できるので、色ずれの弊害が伴なわず、鮮明な画像が得
られるという利点がある。また、本発明によれば、容易
に実現可能な回路のみを用いて構成できるという利点が
ある。
償信号として用いる高域成分の極性によって負成分では
色信号を減衰し、正成分では乗算して補償するため、輪
郭補償にって生じる色相の反転を一切伴うことはない。
このため色の不自然な変化による弊害を伴わずに、高域
通過フィルタの出力する高域成分の振幅を自由に選択す
ることができ、色信号の補償量を幅広く設定することが
でき、鮮明な画像を得ることができる。また、本発明に
よれば、輝度信号高域成分によって行なわれる輪郭補償
の中で色ずれを生じる成分を、高域通過フィルタの出力
から整流波形を減ずる減算回路によって取り除くことが
できるので、色ずれの弊害が伴なわず、鮮明な画像が得
られるという利点がある。また、本発明によれば、容易
に実現可能な回路のみを用いて構成できるという利点が
ある。
【図1】本発明による色信号輪郭補償回路の一実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】他の実施例の色信号輪郭補償回路を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】さらに他の実施例の色信号輪郭補償回路を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】図3の色信号輪郭補償回路の動作を説明するた
めの波形図である。
めの波形図である。
【図5】極性分離手段の他の実施例を示すブロック図で
ある。
ある。
【図6】極性分離手段のさらに他の実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図7】さらに他の実施例の色信号輪郭補償回路を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図8】図7の色信号輪郭補償回路の動作を説明するた
めの波形図である。
めの波形図である。
【図9】従来の色信号輪郭補償回路を示すブロック図で
ある。
ある。
2,12,22,54 HPF 3,13 極性分離回路 5,16 減衰回路 6,15,27,30,57,61 乗算回路 23 半波整流回路 24,59 減算回路 26,29 電子ボリューム 53 水平帰線消去期間検出回路 55,62 加算回路 55,60 コンパレータ
Claims (4)
- 【請求項1】 輝度信号もしくは色信号の少くとも一方
の信号を入力として、この高域成分を出力する高域通過
フィルタと、 この高域通過フィルタの出力を入力とし、正成分と負成
分を分離して出力する極性分離回路と、 この極性分離回路の負成分出力を一方の入力とし、色信
号を他方の入力として負成分出力の振幅に比例して色信
号を減衰し出力する減衰回路と、 上記極性分離回路の正成分出力を一方の入力とし、この
減衰回路の出力を他方の入力として乗算を行ない、輪郭
補償された色信号を出力する乗算回路とを備えることを
特徴とする色信号輪郭補償回路。 - 【請求項2】 輝度信号もしくは色信号の少くとも一方
の信号を入力として、この高域成分を出力する高域通過
フィルタと、 この高域通過フィルタの出力を入力とし、正成分と負成
分を分離して出力する極性分離回路と、 この極性分離回路の正成分出力を一方の入力とし、色信
号を他方の入力として乗算を行なう乗算回路と、 上記極性分離回路の負成分出力を一方の入力とし、この
乗算回路の出力を他方の入力として負成分出力の振幅に
比例して色信号を減衰し、輪郭補償された色信号を出力
する減衰回路とを備えることを特徴とする色信号輪郭補
償回路。 - 【請求項3】 輝度信号もしくは色信号の少くとも一方
の信号を入力として、この高域成分を出力する高域通過
フィルタと、 輝度信号の水平帰線消去期間の一部もしくは全部の検出
を行ない検出信号を出力する水平帰線消去期間検出回路
と、 この水平帰線消去期間検出回路の出力を一方の入力と
し、色信号を他方の入力として、水平帰線消去期間の色
信号電圧を基準として色信号の電圧比較を行ない正負を
出力する電圧比較回路と、 上記高域通過フィルタの出力を一方の入力とし、色信号
を他方の入力として加算を行なう第1の加算回路と、 この第1の加算回路の出力を一方の入力とし、上記電圧
比較回路の出力を他方の入力として乗算を行なう乗算回
路と、 この乗算回路の出力を入力として負成分を出力する整流
回路と、 上記高域通過フィルタの出力からこの整流回路の出力を
減じて出力する減算回路と、 この減算回路の出力を一方の入力とし、色信号を他方の
入力として加算を行ない、輪郭補償された色信号を出力
する第2の加算回路とを備えることを特徴とする色信号
輪郭補償回路。 - 【請求項4】 輝度信号もしくは色信号の少くとも一方
の信号を入力として、この高域成分を出力する高域通過
フィルタと、 輝度信号の水平帰線消去期間の一部もしくは全部の検出
を行ない検出信号を出力する水平帰線消去期間検出回路
と、 この水平帰線消去期間検出回路の出力を一方の入力と
し、色信号を他方の入力として、水平帰線消去期間の色
信号電圧を基準として色信号の電圧比較を行ない正負を
出力する第1の電圧比較回路と、 上記高域通過フィルタの出力を一方の入力とし、色信号
を他方の入力として加算を行なう第1の加算回路と、 この第1の加算回路の出力を一方の入力とし、上記第1
の電圧比較回路の出力を他方の入力として乗算を行なう
第1の乗算回路と、 この第1の乗算回路の出力を入力として負成分を出力す
る整流回路と、 上記高域通過フィルタの出力からこの整流回路の出力を
減じて出力する減算回路と、 色信号を一方の入力とし、上記水平帰線消去期間検出回
路の出力を他方の入力として、水平帰線消去期間の色信
号電圧を基準として一定値以上の色信号振幅の有無を検
出して出力する第2の電圧比較回路と、 この第2の電圧比較回路の出力を一方の入力とし、上記
減算回路の出力を他方の入力として乗算を行なう第2の
乗算回路と、 この第2の乗算回路の出力を一方の入力とし、色信号を
他方の入力として加算を行ない、輪郭補償された色信号
を出力する第2の加算回路とを備えることを特徴とする
色信号輪郭補償回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5231321A JPH0787512A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 色信号輪郭補償回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5231321A JPH0787512A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 色信号輪郭補償回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0787512A true JPH0787512A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16921807
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5231321A Withdrawn JPH0787512A (ja) | 1993-09-17 | 1993-09-17 | 色信号輪郭補償回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0787512A (ja) |
-
1993
- 1993-09-17 JP JP5231321A patent/JPH0787512A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001128 |