JPH0788778A - 電動ラチェットレンチ - Google Patents

電動ラチェットレンチ

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JPH0788778A
JPH0788778A JP16223392A JP16223392A JPH0788778A JP H0788778 A JPH0788778 A JP H0788778A JP 16223392 A JP16223392 A JP 16223392A JP 16223392 A JP16223392 A JP 16223392A JP H0788778 A JPH0788778 A JP H0788778A
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JP
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socket
ratchet
pawl
feed
motor
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Inventor
Fusao Fushiya
房男 伏屋
Hajime Ota
肇 太田
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Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソケットにモータの駆動力を伝達してソケッ
トを間欠回動させる機構が占めるスペースを減縮する。 【構成】 ヘッド部9の先端に往復回動動作可能に組付
けられてソケット23が回動可能に結合されたラチェッ
トホルダ20には先端縁がソケット23の鋸歯面23b
に押し当てられた送り爪28を揺動動作可能で共同回動
動作可能に結合し、送り爪28の近傍には先端縁が鋸歯
面23bに押し当てられた増し締め用のラチェット爪2
5を揺動動作可能に設置し、ラチェットホルダ20の往
復回動毎に送り爪28によってソケット23を間欠回動
させ、増し締めする際にはラチェット爪25によってソ
ケット23を押動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はナットやボルトを締結
するときなどに使用する手動兼用の電動ラチェットレン
チに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては例えば特開昭59−
30674号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動ラチェット
レンチでは金属製のハウジングが使用されているため、
全体の重量およびコストが過大となって操作性や取扱い
性が悪化する問題点があった。本発明の目的は上記問題
点を解消した電動ラチェットレンチを提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はレンチ本体の前
部には合成樹脂材で形成されたハウジングの一部が金属
製の補強部材で被覆されたヘッド部をほぼ表裏対称状に
形設した電動ラチェットレンチを要旨とするものであ
る。
【0005】
【作用】本発明はレンチ本体のハウジングを合成樹脂材
で形成して軽量化するとともに、回動操作力が集中する
部位の近傍を金属製の補強部材で補強して、レンチ本体
の要部の構造的強度を部分的に良化するように構成した
ものである。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面にしたがって説
明する。レンチ本体Wのハウジング1は合成樹脂材で横
長状に成形されて横割状の2分割可能に組付けられ、そ
の後部に形成されたグリップ部2の内部にはバッテリが
収納されるとともに、グリップ部2の外周面の中央部付
近にはこのグリップ部2を握持する手のグリップ位置の
後端限界線を明示するために形成された1対の突条3
A,3Aおよび1対の握り防止突条3B,3Bがそれぞ
れ外周面に沿って相対向状に凸設される一方、ハウジン
グ1の前部にはモータ4と、このモータ4を起動、停止
するためのスイッチ5とが内装され、さらに、ハウジン
グ1の中央部付近にはスイッチ5をオン、オフ操作する
ための操作レバ6が傾動操作可能に取着されている。
【0007】ステンレス板等の金属板で成形された補強
板7はハウジング1の前部に被覆され、上下1対の殻片
7a,7aがハウジング1の前部の外側に対し全面密着
状に重層されてビス8〜8で分離可能に組付けられ、レ
ンチ本体Wの前部にはハウジング1の一部を補強板7で
被覆した積層構造のヘッド部9がほぼ表裏対称状に形設
されている。
【0008】ヘッド部9の中央部付近に内装されたリン
グ状のキャリヤ10はモータ4の前方に可転支持され、
その後端面の3等分位置にそれぞれ横出された各支軸1
1にはモータ4のモータ軸に嵌着されたピニオン12に
対し外接状に噛合され、かつ、ピニオン12と同心状で
回転不能に支持されたインターナルギヤ13に対し内接
状に噛合された遊星ギヤ14〜14がそれぞれ遊嵌され
る一方、キャリヤ10の内周面には断面コ型状に形成さ
れた1対のクラッチ溝10a〜10aが相対向状に凹設
されている。
【0009】スピンジル15はキャリヤ10の前方に可
転支持され、その後部に突設されたフランジ15aの後
方にはキャリヤ10内に遊挿された嵌挿部15bが形成
され、この嵌挿部15bにはボール孔16が直径方向に
沿って貫設される一方、スピンドル15の前端面には伝
動ピン17が偏心状に突設されている。
【0010】キャリヤ10の回転動作をスピンドル15
に伝達するためにスピンドル15のボール孔16内に対
し同ボール孔16内外への出没可能に嵌入された1対の
クラッチボール18,18はこの両ボール間に挟持され
たスプリング19で常には相反方向へ付勢されてキャリ
ヤ10の両クラッチ溝10aにそれぞれ弾性係合され、
モータ4の回転で遊星ギヤ14が自転しながら公転して
キャリヤ10が遊星ギヤの公転数で減速回転し、キャリ
ヤ10の回動動作が両クラッチボール18を介してスピ
ンドル15に伝達されて伝動ピン17が偏心回転される
一方、スピンドル15に過大回転トルクが負荷されたと
きには両クラッチボール18がスプリング19に抗して
ボール孔16内に退避し、キャリヤ10が空転してスピ
ンドル15への回転伝達が停止される。
【0011】ヘッド部9の先端に対し回動動作可能に内
装されたラチェットホルダ20はそれぞれリング状に形
成された上下1対の支持片20a,20aと、この両支
持片20a間に連設されてスピンドル15に対置された
連結片20bとを備え、連結片20bにはスピンドル1
5の伝動ピン17をこの伝動ピン17に遊嵌されたスリ
ーブ21とともに係入するための係合孔22が縦長状に
開設され、伝動ピン17の偏心回転で連結片20bが両
側方へ交互に押動されてラチェットホルダ20が往復回
動される。
【0012】ヘッド部9の先端に可転支持されたほぼ円
筒状のソケット23にはスプライン孔23aがこのスプ
ライン孔23aの両側からナット、ボルト頭、若しくは
第4図に示す交換ソケット30が交換可能に嵌挿される
ソケットアダプタ31の六角ナット部31a等を共転可
能に嵌入するために縦貫され、その上下端部がそれぞれ
ラチェットホルダ20の上下支持片20a内に遊嵌され
てその上下端面がヘッド部9の先端の上下面に対しソケ
ット23を表裏反転して使用しうるように露出され、さ
らに、その外周面には断面山型状の突条群が全周にわた
って並行状に配列された鋸歯面23bが形成される一
方、スプライン孔23aの周面の中央部に対し周状に刻
条された条溝23cにはナットやソケットアダプタ31
等をこのスプライン孔23a内へ嵌入するときの嵌入端
を規定するためにワイヤをほぼ三角形状に曲折して形成
されたストッパ24が嵌挿されている。
【0013】ソケット23に外接してソケット23の反
P方向への回動を規制するためにソケット23の鋸歯面
23bに対しソケット23のP方向への回動が許容され
るように噛合されたラチェット爪25はヘッド部9の先
端付近に対しピン26を介して水平搖動動作可能に支持
されて定置され、常にはトーションスプリング27でソ
ケット23に弾接されるように付勢されている。
【0014】ラチェットホルダ20の往復回動動作にソ
ケット23を間欠回動するためにソケット23の鋸歯面
23bに噛合されてばね材で弾性変形可能に形成された
送り爪28はラチェットホルダ20の連結片20bに対
しピン29を介して水平搖動動作可能に支持されて常に
はトーションスプリング32でソケット23に弾接され
るように付勢されている。
【0015】そして、ラチェットホルダ20が図示P方
向へ回動したときには送り爪28はラチェット爪25が
ソケット23の鋸歯面23bに弾接した状態でP方向へ
円弧動して鋸歯面23とを接線方向へ押動し、ソケット
23がP方向へ寸動状に回動し、ラチェットホルダ20
が反P方向へ復帰回動したときには送り爪28はラチェ
ット爪25で反P方向への回動が規制されたソケット2
3の鋸歯面23bに摺接しながら反P方向へ円弧動す
る。
【0016】一方、ヘッド部9を表裏反転した状態でラ
チェットホルダ20が回動したときにはソケット23は
送り爪28の往復円弧動動作毎に反P方向へ間欠回動さ
れる。
【0017】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。さて、例えばナットの締結作業に際
し、ナットをソケット23のスプライン孔23a内に嵌
入してモータ4を起動すると、ラチェットホルダ20と
ともに送り爪28が往復円弧動してソケット23が間欠
回動し、ナットが自動的に螺進してクラッチ機構が作動
するまで締付けるとナットの仮締めが完了する。そし
て、この状態でモータ4を停止して手動操作に切換え、
グリップ部1aを一般の手動ラチェットレンチと同様に
往復回動操作すると、ラチェット爪25がソケット23
に噛合ってソケット23の反P方向への回動動作が規制
されているため、ソケット23がヘッド部9とともにP
方向へ回動されて仮締め状態のナットが締結される。
【0018】一方、締結されたナットを緩めるときには
レンチ本体Wを表裏反転してナットをスプライン孔23
aの反対側に嵌入し、グリップ部2を手動操作で往復回
動操作するとソケット23の鋸歯面23aとラチェット
爪25との噛合でソケット23が反P方向へ間欠回動し
てナットの緊締状態が解除され、次に、モータ4を起動
すると、送り爪28の往復円弧動動作でソケット23が
反P方向へ間欠回動してナットが自動的に螺退される。
【0019】そして、手動操作でソケット23を間欠回
動させるに際し、送り爪28を弾性変形可能に形成して
あるため、ソケット23の鋸歯面23aとラチェット爪
25とが噛合わずに鋸歯面23aと送り爪28とが噛合
った状態でグリップ2を回動操作しても、鋸歯面23a
とラチェット爪25とが噛合うまで送り爪28が撓曲変
形して鋸歯面23aが定常的にラチェット爪25で押動
されるため、ソケット23を送り爪28で強制回動して
送り爪28が破損する不具合を未然に防止することがで
きる。
【0020】また、ハウジング1を合成樹脂材で形成
し、ヘッド部9ではハウジング1を金属製の補強板7で
補強してあるため、レンチ本体W全体を軽量化して操作
性や取扱い性を良化しうるとともに、手動回動操作時に
操作力が集中する部位の近傍の構造的強度を増強してレ
ンチ本体Wに対して回動操作力に適応する剛性を付与し
うる効果がある。
【0021】さらに、グリップ2に突条3Aを設けてあ
るため、グリップ2を定常的に適正位置で握持して操作
することができ、また、グリップ2の後端付近には突条
3Bを設けてあるため、突条3B付近を握持したときに
異和感が生じて握り位置を変えるのでグリップの後端付
近を誤って握持して回動操作力が過大となる不具合を回
避することができる。
【0022】また、キャリヤ10とスピンドル15との
間にクラッチボール18を設けてあるため、スピンドル
15へ回転を伝達し、若しくは回転伝達を停止するため
のクラッチ機構をコンパクト化することができる。
【0023】
【発明の効果】すなわち、本発明はレンチ本体の前部に
は合成樹脂材で形成されたハウジングの一部が金属製の
補強部材で被覆されたヘッド部をほぼ表裏対称状に形設
したことによって、レンチ本体を軽量化して操作性や取
扱い性を良化しうるとともに、ヘッド部の構造的強度を
高めうる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すもので、レンチ本体の
要部の一部破断平面図である。
【図2】レンチ本体の一部破断平面図である。
【図3】図1のX−X線断面図である。
【図4】レンチ本体の一部破断斜視図である。
【図5】要部の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 4 モータ 9 ヘッド部 15 スピンドル 17 伝動ピン 20 ラチェットホルダ 23 ソケット 23b 鋸歯面 25 ラチェット 28 送り爪 W レンチ本体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電動ラチェットレンチ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はナットやボルトを締結
するときなどに使用する手動兼用の電動ラチェットレン
チに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては例えば特開昭59−
30674号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題はナット
やボルトなどの締結作業に際し、電動による締結作業と
手動による締結作業とを円滑かつ効果的に遂行すること
ができる電動ラチェットレンチを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の電動ラチェット
レンチはレンチ本体のヘッド部に回転可能に支持された
ソケットを、モータで回転駆動されるスピンドルの回転
によって得られる偏心運動によりラチェット状の送り爪
を介して間欠回動させる電動ラチェットレンチであっ
て、前記ヘッド部には前記ソケットの外周面に形成され
た鋸歯面に噛合された増し締め用のラチェット爪を前記
送り爪とは別に設けた構成を有し、また、前記送り爪が
弾性変形可能に形成された構成を有する。
【0005】
【作用】レンチ本体のヘッド部に回転可能に支持されて
ナットなどが嵌挿されるソケットを、モータで駆動され
る送り爪の押動作用によって間欠回動させ、前記送り爪
とは別に前記ヘッド部に設けられて前記ソケットの鋸歯
面に噛合されたラチェツト爪を、手動による増し締め時
に前記ヘッド部とともに回動させ、前記ソケットを前記
ラチェット爪で押動して回動させる。
【0006】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面にしたがって説
明する。レンチ本体Wのハウジング1は合成樹脂材で横
長状に成形されて横割状の2分割可能に形成され、その
後部に形成されたグリップ部2の内部にはバッテリが収
納されるとともに、グリップ部2の外周面の中央部付近
にはこのグリップ部2を握持する手のグリップ位置の後
端限界線を明示するために形成された1対の突条3A,
3Aおよび1対の握り防止突条3B,3Bがそれぞれ外
周面に沿って相対向状に凸設される一方、ハウジング1
の前部にはモータ4と、このモータ4を起動、停止する
ためのスイッチ5とが内装され、さらに、ハウジング1
の中央部付近にはスイッチ5をオン、オフ操作するため
の操作レバ6が傾動操作可能に取着されている。
【0007】ステンレス板等の金属板で成形された上下
1対の殻片7a,7aを有する補強板7はハウジング1
の前部に被覆され、両殻片7aはハウジング1の前部の
外側に対し全面密着状に重ね合わされてビス8〜8で分
離可能に組付けられ、レンチ本体Wの前部にはハウジン
グ1の一部を補強板7で被覆した積層構造のヘッド部9
がほぼ表裏対称状に形設されている。
【0008】ヘッド部9の中央部付近に内装されたリン
グ状のキャリヤ10はモータ4の前方に回転可能に支持
され、その後端面の3等分位置にそれぞれ横出された各
支軸11には遊星ギヤ14〜14がそれぞれ遊転可能に
嵌装され、各遊星ギヤ14はモータ4のモータ軸に嵌着
されたピニオン12に対し外接状に噛合され、かつ、ピ
ニオン12と同心状で回転不能に支持されたインターナ
ルギヤ13に対し内接状に噛合されている。キャリヤ1
0の内周面には断面コ型状に形成された1対のクラッチ
溝10a〜10aが相対向状に凹設されている。
【0009】スピンル15はキャリヤ10の前方に
転可能に支持され、その後部に突設されたフランジ15
aの後方にはキャリヤ10内に遊挿された嵌挿部15b
が形成され、この嵌挿部15bにはボール孔16が直径
方向に沿って貫設される一方、スピンドル15の前端面
にはスピンドル15の回転によって偏心運動する伝動ピ
ン17が偏心状に突設されている。
【0010】キャリヤ10の回転動作をスピンドル15
に伝達するためにスピンドル15のボール孔16内に対
し同ボール孔16内外への出没可能に嵌入された1対の
クラッチボール18,18はこの両ボール間に挟され
たスプリング19で常には相反方向へ付勢されてキャリ
ヤ10の両クラッチ溝10aにそれぞれ弾性係合され、
モータ4の回転で遊星ギヤ14が自転しながら公転して
キャリヤ10が遊星ギヤ14の公転数で減速回転し、キ
ャリヤ10の回動動作が両クラッチボール18を介して
スピンドル15に伝達されて伝動ピン17が偏心回転さ
れる一方、スピンドル15に過大回転トルクが負荷され
たときには両クラッチボール18がスプリング19に抗
してボール孔16内に退避し、キャリヤ10が空転して
スピンドル15への回転伝達が停止される。
【0011】ヘッド部9の先端に対し回動動作可能に内
装されたラチェットホルダ20はそれぞれリング状に形
成された上下1対の支持片20a,20aと、この両支
持片20aに連されてスピンドル15に対置された連
結片20bとを備え、連結片20bにはスピンドル15
の伝動ピン17およびこの伝動ピン17に遊嵌されたス
リーブ21が挿入された係合孔22が縦長状に開設さ
れ、伝動ピン17の偏心回転で連結片20bが伝動ピン
17によって両側方へ交互に押動されてラチェットホル
ダ20が往復回動される。
【0012】ヘッド部9の先端に補強板7を介して回転
可能に支持されたほぼ円筒状のソケット23にはスプラ
イン孔23aが、このスプライン孔23aの両側からナ
ット、ボルト頭、若しくは図4に示す交換ソケット30
が交換可能に嵌挿されるソケットアダプタ31の六角ナ
ット部31a等を共転可能に嵌入するために縦貫され、
ソケット23の上下端部それぞれラチェットホルダ2
0の上下支持片20a内に遊嵌され、ソケット23の上
下端面ヘッド部9の先端の上下面に対しソケット23
を表裏反転して使用しうるように露出され、さらに、
ケット23の外周面には断面山型状の突条群が全周にわ
たって並行状に配列された鋸歯面23bが形成される一
方、スプライン孔23aの周面の中央部に対し周状に刻
条された条溝.23cにはナットやソケットアダプタ3
1等をこのスプライン孔23a内へ嵌入するときの嵌入
端を規定するためにワイヤをほぼ三角形状に曲折して形
成されたストッパ24が嵌挿されている。
【0013】ソケット23に外接してソケット23の反
P方向への回動を規制するためにソケット23の鋸歯面
23bに対しソケット23のP方向への回動が許容され
かつ反P方向への回動が阻止されるように噛合されたラ
チェット爪25はヘッド部9の先端付近に対しピン26
を介して水平揺動動作可能に支持されて定置され、常に
先端縁がソケット23の鋸歯面23bに押し当てられ
るようにトーションスプリング27で付勢されている。
【0014】ラチェットホルダ20の往復回動動作
ソケット23を間欠回動するためにソケット23の鋸歯
面23bに噛合されてばね材で弾性変形可能に形成され
た送り爪28はラチェットホルダ20の連結片20bに
対しピン29を介して水平揺動動作可能に支持されて常
には先端縁がソケット23の鋸歯面23bに押し当てら
れるようにトーションスプリング32で付勢されてい
る。
【0015】そして、ラチェットホルダ20が図示P方
向へ回動したときには送り爪28はラチェット爪25が
ソケット23の鋸歯面23bに弾接した状態でP方向へ
円弧動して鋸歯面23その接線方向へ押動し、ソケ
ット23がP方向へ寸動状に回動し、ラチェットホルダ
20が反P方向へ復帰回動したときには送り爪28はラ
チェット爪25で反P方向への回動が規制されたソケッ
ト23の鋸歯面23bに摺接しながら反P方向へ円弧動
する。
【0016】一方、ヘッド部9を表裏反転した状態でラ
チェットホルダ20が回動したときにはソケット23は
送り爪28の往復円弧動動作毎に反P方向へ間欠回動さ
れる。
【0017】続いて、上記した構成をもつ実施例の作用
と効果を説明する。さて、例えばナットの締結作業に際
し、ナットをソケット23のスプライン孔23a内に嵌
入してモータ4を起動すると、ラチェットホルダ20と
ともに送り爪28が往復円弧動してソケット23がP方
向へ間欠回動し、ナットが自動的に螺進してクラッチ機
構が作動するまで締付けるとナットの仮締めが完了す
る。そして、この状態でモータ4を停止して手動操作に
切換え、グリップ部1aを一般の手動ラチェットレンチ
と同様にソケット23を回動中心として往復回動操作す
ると、ソケット23の鋸歯面23bに噛合ったラチェッ
ト爪25がソケット23をP方向へ押動するため、ソケ
ット23がヘッド部9とともにP方向へ回動されて仮締
め状態のナットが増し締めされて締結される。
【0018】一方、締結されたナットを緩めるときには
レンチ本体Wを表裏反転してナットをスプライン孔23
aの反対側に嵌入し、グリップ部2を手動操作で往復回
動操作すると、ソケット23の鋸歯面23とラチェッ
ト爪25との噛合でソケット23が反P方向へ間欠回動
してナットの緊締状態が解除され、次に、モータ4を起
動すると、送り爪28の往復円弧動動作でソケット23
が反P方向へ間欠回動してナットが自動的に螺退され
る。
【0019】そして、手動操作でソケット23を間欠回
動させてナットを増し締めするに際し、送り爪28を弾
性変形可能に形成してあるため、ソケット23の鋸歯面
23とラチェット爪25とが噛合わずに鋸歯面23
と送り爪28とが噛合った状態でグリップ2を回動操作
しても、鋸歯面23とラチェット爪25とが噛合うま
で送り爪28が撓曲変形して鋸歯面23が定常的にラ
チェット爪25で押動されるため、ソケット23を送り
爪28で強制的に回動することによって送り爪28が破
損する不具合を未然に防止することができる。
【0020】従って、送り爪28に対して過大な押圧力
が加えられずに、ヘッド部9に支持されたラチェット爪
25に対して増し締めに必要な押圧力が加えられるの
で、送り爪28を軽量化およびコンパクト化することが
できるとともに、送り爪28を支持して送り爪28に加
えられる押圧力を受け止める支持機構の剛性を強化する
必要がないので、送り爪28を支持する支持機構を軽量
化およびコンパクト化してその支持機構が占めるスペー
スを減縮することができ、モータ4の駆動力をソケット
23に伝達してソケット23を間欠回動させる機構をコ
ンパクト化して増し締め作業時にソケット23を回動さ
せるために必要な回転トルクを確保することができる。
【0021】また、ハウジング1を合成樹脂材で形成
し、ヘッド部9ではハウジング1を金属製の補強板7で
補強してあるため、レンチ本体W全体を軽量化して操作
性や取扱い性を良化しうるとともに、手動回動操作時に
操作力が集中する部位の近傍の構造的強度を増強してレ
ンチ本体Wに対して回動操作力に適応する剛性を付与し
うる効果がある。
【0022】さらに、グリップ2に突条3Aを設けて
あるため、グリップ2を定常的に適正位置で握持して
操作することができ、また、グリップ2の後端付近に
は突条3Bを設けてあるため、突条3B付近を握持した
ときに異和感が生じて握り位置を変えるのでグリップ
2の後端付近を誤って握持して回動操作力が過大となる
不具合を回避することができる。
【0023】また、キャリヤ10とスピンドル15との
間にクラッチボール18を設けてあるため、スピンドル
15へ回転を伝達し、若しくは回転伝達を停止するため
のクラッチ機構をコンパクト化することができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1によれば、モータの駆動力によ
ってソケット回動させるときにソケットを押動する機能
を送り爪が分担し、手動操作によってソケットを回動さ
せるときにソケットを押動する機能をラチェット爪が分
担するので、送り爪およびラチェット爪の形状および強
力特性や、送り爪の支持機構およびラチェット爪の支持
機構の形状および強力特性をそれぞれの要求に合わせて
設計することができる。
【0025】また、請求項2によれば、送り爪に対して
過大な押圧力が加えられずに、ヘッド部に支持されたラ
チェット爪に対して増し締めに必要な押圧力が加えられ
るので、送り爪を軽量化およびコンパクト化することが
できるとともに、送り爪を支持して送り爪に加えられる
押圧力を受け止める支持機構の剛性を強化する必要がな
いので、送り爪を支持する支持機構を軽量化およびコン
パクト化してその支持機構が占めるスペースを減縮する
ことができ、モータの駆動力をソケットに伝達してソケ
ットを間欠回動させる機構をコンパクト化して増し締め
作業時にソケットを回動させるために必要な回転トルク
を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すもので、レンチ本体の
要部の一部破断平面図である。
【図2】レンチ本体の一部破断平面図である。
【図3】図1のX−X線断面図である。
【図4】レンチ本体の一部破断斜視図である。
【図5】要部の分解斜視図である。
【符号の説明】 1 ハウジング 4 モータ 9 ヘッド部 15 スピンドル 17 伝動ピン 20 ラチェットホルダ 23 ソケット 23b 鋸歯面 25 ラチェット 28 送り爪 W レンチ本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンチ本体のヘッド部に回転可能に支持
    されたソケットを、モータで回転駆動されるスピンドル
    の回転によって得られる偏心運動によりラチェット状の
    送り爪を介して間欠回動させる電動ラチェットレンチで
    あって、前記ヘッド部には前記ソケットの外周面に形成
    された鋸歯面に噛合された増し締め用のラチェット爪を
    前記送り爪とは別に設けたことを特徴とする電動ラチェ
    ットレンチ。
  2. 【請求項2】 前記送り爪が弾性変形可能に形成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の電動ラチェットレ
    ンチ。
JP4162233A 1992-05-27 1992-05-27 電動ラチェットレンチ Expired - Lifetime JPH07121510B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5141678U (ja) * 1974-09-24 1976-03-27
JPS58201191A (ja) * 1982-05-19 1983-11-22 Hitachi Ltd 速度制御装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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