JPH0788979A - アシストグリップの製造方法 - Google Patents
アシストグリップの製造方法Info
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- JPH0788979A JPH0788979A JP23685693A JP23685693A JPH0788979A JP H0788979 A JPH0788979 A JP H0788979A JP 23685693 A JP23685693 A JP 23685693A JP 23685693 A JP23685693 A JP 23685693A JP H0788979 A JPH0788979 A JP H0788979A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】表皮の肉厚のばらつきに起因する硬さのばらつ
きが少なく、見栄えがよく、製造コストの上昇を抑制で
きるアシストグリップの製造方法を提供する。 【構成】ブロー成形法又は押出し成形法により表皮3を
形成する。得られる表皮3は両端が開放された円管状を
なし、部分的に曲率の大きく異なる箇所がなく、どの部
位においても肉厚がほぼ均一である。固定型16及び可
動型17間のキャビティ21に表皮3を配置し、その開
放端3aから溶融樹脂Rを注入する。この際、表皮3が
円管状をなしているので、注入された溶融樹脂Rが、同
表皮3の両端部以外の箇所から表皮3外へはみ出すこと
はない。溶融樹脂Rを冷却及び固化させると、表皮3内
及びその両端側に基材が形成される。すると、基材の大
部分が表皮3により被覆されたアシストグリップが得ら
れる。
きが少なく、見栄えがよく、製造コストの上昇を抑制で
きるアシストグリップの製造方法を提供する。 【構成】ブロー成形法又は押出し成形法により表皮3を
形成する。得られる表皮3は両端が開放された円管状を
なし、部分的に曲率の大きく異なる箇所がなく、どの部
位においても肉厚がほぼ均一である。固定型16及び可
動型17間のキャビティ21に表皮3を配置し、その開
放端3aから溶融樹脂Rを注入する。この際、表皮3が
円管状をなしているので、注入された溶融樹脂Rが、同
表皮3の両端部以外の箇所から表皮3外へはみ出すこと
はない。溶融樹脂Rを冷却及び固化させると、表皮3内
及びその両端側に基材が形成される。すると、基材の大
部分が表皮3により被覆されたアシストグリップが得ら
れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両、船舶、飛行機等の
乗り物に搭乗者が乗ったときに握って身体を支えるため
のアシストグリップを製造する方法に係り、特に基材
と、その基材を覆う表皮とを備えたアシストグリップの
製造方法に関するものである。
乗り物に搭乗者が乗ったときに握って身体を支えるため
のアシストグリップを製造する方法に係り、特に基材
と、その基材を覆う表皮とを備えたアシストグリップの
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、表皮を有するアシストグリップと
しては、例えば図8に示すように、芯材51の両側に一
対の外側部材52,52を接合したものが知られてい
る。各外側部材52は、基材53、発泡層54及び表皮
55からなる三層構造をなしている。また、図示はしな
いが基材及び表皮からなる二層構造のものもある。
しては、例えば図8に示すように、芯材51の両側に一
対の外側部材52,52を接合したものが知られてい
る。各外側部材52は、基材53、発泡層54及び表皮
55からなる三層構造をなしている。また、図示はしな
いが基材及び表皮からなる二層構造のものもある。
【0003】前記構成のアシストグリップ56の製造に
際し、芯材51は射出成形法によって形成される。一
方、各外側部材52は次に示す方法で成形される。ま
ず、発泡層54の付いた表皮55が真空成形法によって
形成される。より詳述すると、表皮55の成形材料であ
る樹脂シートと、発泡層54の成形材料である発泡シー
トとを予め一体に貼り合わせたものが用意され、これが
加熱軟化された後、金型上に被せられる。樹脂シートと
金型との間の空気が真空ポンプ等で吸引される。この吸
引により、樹脂シート及び発泡シートが金型の成形面に
吸着されて所定の形状に賦形される。賦形後、樹脂シー
ト及び発泡シートが冷却及び固化され、金型から取り出
される。すると、所望の発泡層54付き表皮55が得ら
れる。
際し、芯材51は射出成形法によって形成される。一
方、各外側部材52は次に示す方法で成形される。ま
ず、発泡層54の付いた表皮55が真空成形法によって
形成される。より詳述すると、表皮55の成形材料であ
る樹脂シートと、発泡層54の成形材料である発泡シー
トとを予め一体に貼り合わせたものが用意され、これが
加熱軟化された後、金型上に被せられる。樹脂シートと
金型との間の空気が真空ポンプ等で吸引される。この吸
引により、樹脂シート及び発泡シートが金型の成形面に
吸着されて所定の形状に賦形される。賦形後、樹脂シー
ト及び発泡シートが冷却及び固化され、金型から取り出
される。すると、所望の発泡層54付き表皮55が得ら
れる。
【0004】続いて、図9で示すスタンピング成形法に
より、前記発泡層54の内側に基材53が形成される。
このスタンピング成形法では、固定型57から上方へ離
間した可動型58の成形凹部58aに、発泡層54付き
表皮55が配置される。スタンピング成形機のノズル5
9が、図9において二点鎖線で示すように右方向へ移動
し、固定型57の成形突部57a上に同ノズル59から
基材形成用の溶融樹脂Rが垂下される。
より、前記発泡層54の内側に基材53が形成される。
このスタンピング成形法では、固定型57から上方へ離
間した可動型58の成形凹部58aに、発泡層54付き
表皮55が配置される。スタンピング成形機のノズル5
9が、図9において二点鎖線で示すように右方向へ移動
し、固定型57の成形突部57a上に同ノズル59から
基材形成用の溶融樹脂Rが垂下される。
【0005】所定量の溶融樹脂Rが垂下されたところ
で、同溶融樹脂Rの供給が停止され、ノズル59が図9
の左方へ移動して元の位置に戻る。可動型58が型締め
方向(下方)へ移動され、前記溶融樹脂Rが成形突部5
7aと発泡層54との間で圧縮される。固定型57及び
可動型58が型締めされると、溶融樹脂Rが所定形状に
賦形される。その後、溶融樹脂Rが冷却及び固化される
と基材53が形成され、図7に示すような、表皮55、
発泡層54及び基材53からなる外側部材52が得られ
る。
で、同溶融樹脂Rの供給が停止され、ノズル59が図9
の左方へ移動して元の位置に戻る。可動型58が型締め
方向(下方)へ移動され、前記溶融樹脂Rが成形突部5
7aと発泡層54との間で圧縮される。固定型57及び
可動型58が型締めされると、溶融樹脂Rが所定形状に
賦形される。その後、溶融樹脂Rが冷却及び固化される
と基材53が形成され、図7に示すような、表皮55、
発泡層54及び基材53からなる外側部材52が得られ
る。
【0006】前記のようにして得られた外側部材52
は、図8に示すように、基材53が芯材51に対向する
ように、芯材51の両側に配置される。各外側部材52
の突部52aが芯材51の突部51aに圧接され、この
状態で外側部材52が所定の周波数で図の左右方向へ振
動される。すると、圧接部分の温度が上昇し、両突部5
1a,52aが相互に溶着される。このようにして溶着
されると、芯材51及び両外側部材52,52が一体と
なったアシストグリップ56が得られる。このアシスト
グリップ56では、芯材51と一対の外側部材52,5
2とは溶着しているが、両外側部材52,52同士は相
互に接触しているだけである。
は、図8に示すように、基材53が芯材51に対向する
ように、芯材51の両側に配置される。各外側部材52
の突部52aが芯材51の突部51aに圧接され、この
状態で外側部材52が所定の周波数で図の左右方向へ振
動される。すると、圧接部分の温度が上昇し、両突部5
1a,52aが相互に溶着される。このようにして溶着
されると、芯材51及び両外側部材52,52が一体と
なったアシストグリップ56が得られる。このアシスト
グリップ56では、芯材51と一対の外側部材52,5
2とは溶着しているが、両外側部材52,52同士は相
互に接触しているだけである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
製造方法では、以下に示す種々の問題がある。まず、真
空成形法による発泡層54付き表皮55の成形時には、
加熱により軟化した樹脂シート及び発泡シートが金型に
被せられる。この際、樹脂シート及び発泡シートの、表
皮55及び発泡層54の屈曲箇所60に対応する部位に
おいては、平らな箇所あるいは同一曲率で湾曲している
箇所に対応する部位に比べて多く伸張される。すると、
その伸張の分、屈曲箇所60の肉厚が他の箇所の肉厚よ
りも小さくなる。そのため、前記発泡層54付き表皮5
5を用いて製造したアシストグリップ56では、前記肉
厚のばらつきに起因して、表皮55及び発泡層54の硬
さ(柔軟性)にばらつきが生ずる。このばらつきによ
り、アシストグリップ56を握ったときの感触が部位に
よって異なり、違和感が残る。
製造方法では、以下に示す種々の問題がある。まず、真
空成形法による発泡層54付き表皮55の成形時には、
加熱により軟化した樹脂シート及び発泡シートが金型に
被せられる。この際、樹脂シート及び発泡シートの、表
皮55及び発泡層54の屈曲箇所60に対応する部位に
おいては、平らな箇所あるいは同一曲率で湾曲している
箇所に対応する部位に比べて多く伸張される。すると、
その伸張の分、屈曲箇所60の肉厚が他の箇所の肉厚よ
りも小さくなる。そのため、前記発泡層54付き表皮5
5を用いて製造したアシストグリップ56では、前記肉
厚のばらつきに起因して、表皮55及び発泡層54の硬
さ(柔軟性)にばらつきが生ずる。このばらつきによ
り、アシストグリップ56を握ったときの感触が部位に
よって異なり、違和感が残る。
【0008】また、スタンピング成形法による基材53
の成形時においては、溶融樹脂Rが表皮55からはみ出
した状態で成形が行われる場合がある。そのため、前記
基材53を有する外側部材52を用いて製造したアシス
トグリップ56では、表皮55によって覆い隠されるは
ずの基材53が表面に露出して、見栄えが損なわれるお
それがある。
の成形時においては、溶融樹脂Rが表皮55からはみ出
した状態で成形が行われる場合がある。そのため、前記
基材53を有する外側部材52を用いて製造したアシス
トグリップ56では、表皮55によって覆い隠されるは
ずの基材53が表面に露出して、見栄えが損なわれるお
それがある。
【0009】さらに、別々に形成された芯材51及び一
対の外側部材52,52を相互に溶着しているので、両
外側部材52,52の表皮55の境界部分に継ぎ目(分
割線L)がどうしても残り、この点からも見栄えが損な
われる。
対の外側部材52,52を相互に溶着しているので、両
外側部材52,52の表皮55の境界部分に継ぎ目(分
割線L)がどうしても残り、この点からも見栄えが損な
われる。
【0010】また、アシストグリップ56の部品点数が
多いことから、スタンピング成形時における各部材の配
置作業に手間がかかり、製造コストの上昇を招く。本発
明は前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、表皮の肉厚のばらつきに起因する硬さのばらつき
が少なく、見栄えがよく、製造コストの上昇を抑制でき
るアシストグリップの製造方法を提供することにある。
多いことから、スタンピング成形時における各部材の配
置作業に手間がかかり、製造コストの上昇を招く。本発
明は前述した事情に鑑みてなされたものであり、その目
的は、表皮の肉厚のばらつきに起因する硬さのばらつき
が少なく、見栄えがよく、製造コストの上昇を抑制でき
るアシストグリップの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、基材と、その基材の周囲に被覆された
表皮とを備え、両端部が遮蔽部材により覆い隠されるア
シストグリップを製造するための方法であって、ブロー
成形法又は押出し成形法により、両端が開放された円管
状の表皮を形成し、この表皮を固定型及び可動型間のキ
ャビティに配置し、表皮の開放端から溶融樹脂を注入
し、この溶融樹脂を冷却及び固化させることにより表皮
内に基材を形成するようにしている。
に第1の発明は、基材と、その基材の周囲に被覆された
表皮とを備え、両端部が遮蔽部材により覆い隠されるア
シストグリップを製造するための方法であって、ブロー
成形法又は押出し成形法により、両端が開放された円管
状の表皮を形成し、この表皮を固定型及び可動型間のキ
ャビティに配置し、表皮の開放端から溶融樹脂を注入
し、この溶融樹脂を冷却及び固化させることにより表皮
内に基材を形成するようにしている。
【0012】また、第2の発明は前記第1の発明の構成
に加え、表皮の形成後、同表皮の両端部に切り込みを入
れてそれぞれ複数の係止片を形成し、表皮のキャビティ
への配置に際し、押圧部材により各係止片を固定型及び
可動型に押圧して、表皮をキャビティに係止するように
している。
に加え、表皮の形成後、同表皮の両端部に切り込みを入
れてそれぞれ複数の係止片を形成し、表皮のキャビティ
への配置に際し、押圧部材により各係止片を固定型及び
可動型に押圧して、表皮をキャビティに係止するように
している。
【0013】
【作用】第1の発明においては、まず、ブロー成形法又
は押出し成形法により表皮が形成される。得られる表皮
は両端が開放された円管状をなし、曲率の大きく異なる
箇所(屈曲箇所)がない。このため、部分的に樹脂材料
が大きく伸張されることがなく、肉厚のほぼ均一な表皮
が形成される。
は押出し成形法により表皮が形成される。得られる表皮
は両端が開放された円管状をなし、曲率の大きく異なる
箇所(屈曲箇所)がない。このため、部分的に樹脂材料
が大きく伸張されることがなく、肉厚のほぼ均一な表皮
が形成される。
【0014】前記表皮は固定型及び可動型間のキャビテ
ィに配置される。そして、表皮の開放端から溶融樹脂が
注入される。この際、表皮は円管状をなしているので、
注入された溶融樹脂が、同表皮の両端部以外の箇所から
表皮外へはみ出すことはない。表皮内に注入された溶融
樹脂は冷却される。冷却により溶融樹脂が固化すると、
表皮内に基材が形成される。
ィに配置される。そして、表皮の開放端から溶融樹脂が
注入される。この際、表皮は円管状をなしているので、
注入された溶融樹脂が、同表皮の両端部以外の箇所から
表皮外へはみ出すことはない。表皮内に注入された溶融
樹脂は冷却される。冷却により溶融樹脂が固化すると、
表皮内に基材が形成される。
【0015】このようにして基材と、その基材の周囲に
被覆された表皮とを備えたアシストグリップが製造され
る。この製造に際しては、表皮が1つですみ、芯材が不
要となる。このため、芯材及び一対の外側部材からアシ
ストグリップを構成した場合(従来技術)に比べ、部品
点数が少なくなる。これにともない、各製造工程におけ
る各部材の配置作業等の作業工数が減少する。
被覆された表皮とを備えたアシストグリップが製造され
る。この製造に際しては、表皮が1つですみ、芯材が不
要となる。このため、芯材及び一対の外側部材からアシ
ストグリップを構成した場合(従来技術)に比べ、部品
点数が少なくなる。これにともない、各製造工程におけ
る各部材の配置作業等の作業工数が減少する。
【0016】得られたアシストグリップでは、表皮にお
いて両端部を除く大部分の箇所で、基材が露出していな
い。また、表皮の両端部では、基材が露出するが、この
部分は遮蔽部材により覆い隠されるので、アシストグリ
ップの使用時にその露出部分が見えることはない。
いて両端部を除く大部分の箇所で、基材が露出していな
い。また、表皮の両端部では、基材が露出するが、この
部分は遮蔽部材により覆い隠されるので、アシストグリ
ップの使用時にその露出部分が見えることはない。
【0017】さらに、表皮が複数に分割され、それらが
重ね合わせられる構成(従来技術)では、その合わせ部
分に継ぎ目(分割線)が現出する。これに対し、第1の
発明では、アシストグリップの表面部分を構成する表皮
が、ブロー成形法又は押出し成形法により円管状に形成
されたものであるので、その表面に前記分割線が現出す
ることはない。
重ね合わせられる構成(従来技術)では、その合わせ部
分に継ぎ目(分割線)が現出する。これに対し、第1の
発明では、アシストグリップの表面部分を構成する表皮
が、ブロー成形法又は押出し成形法により円管状に形成
されたものであるので、その表面に前記分割線が現出す
ることはない。
【0018】また、前記したように、表皮の肉厚がどの
部位においてもほぼ均一であることから、得られたアシ
ストグリップにおいては、表皮の硬さ(柔軟性)にばら
つきが少ない。このため、アシストグリップが握られた
ときの感触はどの部位でもほぼ同じとなる。
部位においてもほぼ均一であることから、得られたアシ
ストグリップにおいては、表皮の硬さ(柔軟性)にばら
つきが少ない。このため、アシストグリップが握られた
ときの感触はどの部位でもほぼ同じとなる。
【0019】第2の発明においては、表皮の形成後に、
同表皮の両端部に切り込みが入れられ、複数の係止片が
形成される。そして、表皮のキャビティへの配置に際
し、押圧部材により前記係止片が固定型及び可動型に押
圧される。この押圧により表皮がキャビティに係止され
る。従って、表皮の両端部が開放された状態に保持され
る。このため、表皮の端部と固定型との間、あるいは同
端部と可動型との間に隙間が生じにくく、ここへ溶融樹
脂が流入することが抑制される。
同表皮の両端部に切り込みが入れられ、複数の係止片が
形成される。そして、表皮のキャビティへの配置に際
し、押圧部材により前記係止片が固定型及び可動型に押
圧される。この押圧により表皮がキャビティに係止され
る。従って、表皮の両端部が開放された状態に保持され
る。このため、表皮の端部と固定型との間、あるいは同
端部と可動型との間に隙間が生じにくく、ここへ溶融樹
脂が流入することが抑制される。
【0020】
【実施例】以下、第1,第2の発明を車両用アシストグ
リップの製造方法に具体化した一実施例を図1〜図5に
従って説明する。
リップの製造方法に具体化した一実施例を図1〜図5に
従って説明する。
【0021】図5は、アシストグリップ1の一部を示し
ている。このアシストグリップ1は、ポリプロピレン樹
脂からなる基材2と、塩化ビニル樹脂からなる表皮3と
を備えている。基材2は、上方へ突出するように緩やか
に湾曲形成された棒状の把持部4と、その把持部4の両
端(図5では一端のみ図示)に屈曲形成された取付け部
5とからなる。各取付け部5にはボルト挿通孔6があけ
られている。表皮3は前記基材2の把持部4のほぼ全体
に被覆されている。両取付け部5を含む基材2の両端部
は表皮3から露出している。
ている。このアシストグリップ1は、ポリプロピレン樹
脂からなる基材2と、塩化ビニル樹脂からなる表皮3と
を備えている。基材2は、上方へ突出するように緩やか
に湾曲形成された棒状の把持部4と、その把持部4の両
端(図5では一端のみ図示)に屈曲形成された取付け部
5とからなる。各取付け部5にはボルト挿通孔6があけ
られている。表皮3は前記基材2の把持部4のほぼ全体
に被覆されている。両取付け部5を含む基材2の両端部
は表皮3から露出している。
【0022】前記アシストグリップ1の車両のボディ7
への取付けに際しては、両取付け部5のボルト挿通孔6
にボルト8が挿通され、このボルト8がボディ7に締付
けられる。この際、アシストグリップ1の両端部には遮
蔽部材としてのキャップ9が装着される。このキャップ
9により、アシストグリップ1における基材2の露出部
分が覆い隠される。このようにボディ7に固定されたア
シストグリップ1の使用時には、身体を支えるために、
車両の乗員によって表皮3が握られる。この際、基材2
の両端部は表皮3から露出しているものの、キャップ9
によって覆われているため、乗員からは見えない。
への取付けに際しては、両取付け部5のボルト挿通孔6
にボルト8が挿通され、このボルト8がボディ7に締付
けられる。この際、アシストグリップ1の両端部には遮
蔽部材としてのキャップ9が装着される。このキャップ
9により、アシストグリップ1における基材2の露出部
分が覆い隠される。このようにボディ7に固定されたア
シストグリップ1の使用時には、身体を支えるために、
車両の乗員によって表皮3が握られる。この際、基材2
の両端部は表皮3から露出しているものの、キャップ9
によって覆われているため、乗員からは見えない。
【0023】次に、前記構成のアシストグリップ1を製
造する方法について説明する。まず、ブロー成形法又は
押出し成形法により表皮3を形成する。ブロー成形法
は、熱可塑性樹脂(この場合、ポリ塩化ビニル樹脂)
を、押出し又は射出によって管状に予備成形し、これを
金型で挟み、内部に空気を吹き込んで膨らまして、冷却
及び固化させる方法である。また、押出し成形法は、主
として熱可塑性樹脂(この場合、ポリ塩化ビニル樹脂)
を使用し、円管等の同一断面を有する成形品を連続的に
成形する方法である。原理的には、材料を加熱シリンダ
内で溶融し、スクリューの回転による押出し圧力を利用
して、加熱シリンダ内に装備されたダイから溶融樹脂を
押し出す。押し出された溶融樹脂は、水又は空気で冷却
されて固化された後、所定の長さに切断される。
造する方法について説明する。まず、ブロー成形法又は
押出し成形法により表皮3を形成する。ブロー成形法
は、熱可塑性樹脂(この場合、ポリ塩化ビニル樹脂)
を、押出し又は射出によって管状に予備成形し、これを
金型で挟み、内部に空気を吹き込んで膨らまして、冷却
及び固化させる方法である。また、押出し成形法は、主
として熱可塑性樹脂(この場合、ポリ塩化ビニル樹脂)
を使用し、円管等の同一断面を有する成形品を連続的に
成形する方法である。原理的には、材料を加熱シリンダ
内で溶融し、スクリューの回転による押出し圧力を利用
して、加熱シリンダ内に装備されたダイから溶融樹脂を
押し出す。押し出された溶融樹脂は、水又は空気で冷却
されて固化された後、所定の長さに切断される。
【0024】これらの方法は周知の樹脂成形法であり、
得られる表皮3は円管状をなし、部分的に曲率の大きく
異なる箇所(屈曲箇所)がない。このため、真空成形法
によって発泡層54付き表皮55を成形した従来技術と
は異なり、本実施例では部分的に樹脂材料が大きく伸張
されることがなく、どの部位においても肉厚のほぼ均一
な表皮3が形成される。
得られる表皮3は円管状をなし、部分的に曲率の大きく
異なる箇所(屈曲箇所)がない。このため、真空成形法
によって発泡層54付き表皮55を成形した従来技術と
は異なり、本実施例では部分的に樹脂材料が大きく伸張
されることがなく、どの部位においても肉厚のほぼ均一
な表皮3が形成される。
【0025】次に、図2に示すように、表皮3の両端部
に、同表皮3の長さ方向に延びる一対の第1切り込み1
1を入れるとともに、同第1切り込み11に直交して表
皮3の周方向に延びる一対の第2切り込み12を入れ
る。これらの切り込み11,12により、図3に示すよ
うに、表皮3の両端部にはそれぞれ四角板状をなす一対
の係止片13,14が形成される。
に、同表皮3の長さ方向に延びる一対の第1切り込み1
1を入れるとともに、同第1切り込み11に直交して表
皮3の周方向に延びる一対の第2切り込み12を入れ
る。これらの切り込み11,12により、図3に示すよ
うに、表皮3の両端部にはそれぞれ四角板状をなす一対
の係止片13,14が形成される。
【0026】次に、射出成形用金型15を用いて基材2
を形成する。ここで、基材2の成形に先立ち、射出成形
用金型15について簡単に説明すると、同金型15は図
1,図4で示すように、固定型16と、その固定型16
に対し接離するように上下動可能に配設された可動型1
7とからなる。固定型16には成形突部18が形成さ
れ、可動型17には成形凹部19が形成されている。そ
して、可動型17が固定型16上に接触された型締め時
に、両型17,16内には、基材2を成形するためのキ
ャビティ(成形空間)21が形成されるようになってい
る。
を形成する。ここで、基材2の成形に先立ち、射出成形
用金型15について簡単に説明すると、同金型15は図
1,図4で示すように、固定型16と、その固定型16
に対し接離するように上下動可能に配設された可動型1
7とからなる。固定型16には成形突部18が形成さ
れ、可動型17には成形凹部19が形成されている。そ
して、可動型17が固定型16上に接触された型締め時
に、両型17,16内には、基材2を成形するためのキ
ャビティ(成形空間)21が形成されるようになってい
る。
【0027】前記固定型16上には第1押圧部材22が
配設されている。第1押圧部材22は油圧シリンダ等の
アクチュエータ(図示しない)によって、固定型16上
を前進及び後退するようになっている。
配設されている。第1押圧部材22は油圧シリンダ等の
アクチュエータ(図示しない)によって、固定型16上
を前進及び後退するようになっている。
【0028】可動型17には、その下面において開口す
る凹所23が形成されており、この凹所23には、鉤部
24aを有する第2押圧部材24が出没可能に収容され
ている。凹所23内には、第2押圧部材24を常に突出
方向(図の下方)へ付勢する圧縮コイルばね25が収容
されている。
る凹所23が形成されており、この凹所23には、鉤部
24aを有する第2押圧部材24が出没可能に収容され
ている。凹所23内には、第2押圧部材24を常に突出
方向(図の下方)へ付勢する圧縮コイルばね25が収容
されている。
【0029】前記射出成形用金型15を用いて基材2を
成形する際には、図4に示すように、可動型17を固定
型16から上方へ離間(型開き)させる。第1押圧部材
22を後退させて、固定型16の成形突部18から離間
させる。このとき、可動型17においては、圧縮コイル
ばね25の付勢力により、第2押圧部材24が凹所23
から下方へ大きく突出している。
成形する際には、図4に示すように、可動型17を固定
型16から上方へ離間(型開き)させる。第1押圧部材
22を後退させて、固定型16の成形突部18から離間
させる。このとき、可動型17においては、圧縮コイル
ばね25の付勢力により、第2押圧部材24が凹所23
から下方へ大きく突出している。
【0030】両係止片13,14が上下に位置するよう
に表皮3の向きを合わせ、同表皮3を固定型16の形成
突部18上に、その湾曲形状に沿わせて配置する。この
とき、下側の係止片14は成形突部18の側面18aか
ら浮き上がった状態となっている。
に表皮3の向きを合わせ、同表皮3を固定型16の形成
突部18上に、その湾曲形状に沿わせて配置する。この
とき、下側の係止片14は成形突部18の側面18aか
ら浮き上がった状態となっている。
【0031】その後、第1押圧部材22を前進させて成
形突部18に接近させる。その前進の過程で、第1押圧
部材22により下側の係止片14が押圧されて下方へ折
り曲げられる。第1押圧部材22が最も前進したとき、
同第1押圧部材22と成形突部18の側面18aとの間
で下側の係止片14が挟み込まれる。
形突部18に接近させる。その前進の過程で、第1押圧
部材22により下側の係止片14が押圧されて下方へ折
り曲げられる。第1押圧部材22が最も前進したとき、
同第1押圧部材22と成形突部18の側面18aとの間
で下側の係止片14が挟み込まれる。
【0032】また、前記第1押圧部材22の前進と同時
かあるいは若干遅らせて可動型17を下動させる。その
下動の初期においては、第2押圧部材24が可動型17
と一体で移動する。その後、第2押圧部材24が固定型
16に当接すると、それ以上の移動が規制される。この
際、可動型17は引き続き下動するので、結果として、
第2押圧部材24が圧縮コイルばね25の付勢力に抗し
て凹所23に没入する。その没入の過程で、第2押圧部
材24の鉤部24aにより上側の係止片13が押圧され
て、上方へ折り曲げられる。第2押圧部材24が最も没
入したとき、すなわち、図1に示すように、可動型17
が固定型16に当接して型締めされたとき、その型締め
完了と同時に、鉤部24aと可動型17の下面との間で
上側の係止片13が挟み込まれる。
かあるいは若干遅らせて可動型17を下動させる。その
下動の初期においては、第2押圧部材24が可動型17
と一体で移動する。その後、第2押圧部材24が固定型
16に当接すると、それ以上の移動が規制される。この
際、可動型17は引き続き下動するので、結果として、
第2押圧部材24が圧縮コイルばね25の付勢力に抗し
て凹所23に没入する。その没入の過程で、第2押圧部
材24の鉤部24aにより上側の係止片13が押圧され
て、上方へ折り曲げられる。第2押圧部材24が最も没
入したとき、すなわち、図1に示すように、可動型17
が固定型16に当接して型締めされたとき、その型締め
完了と同時に、鉤部24aと可動型17の下面との間で
上側の係止片13が挟み込まれる。
【0033】このようにして、両押圧部材22,24に
より各係止片13,14が固定型16及び可動型17に
押圧されると、表皮3がキャビティ21に移動不能に係
止される。また、表皮3の両端部が開放状態に保持され
る。このため、表皮3の端部と固定型16との間にも、
同端部と可動型17との間にも隙間が生じにくい。
より各係止片13,14が固定型16及び可動型17に
押圧されると、表皮3がキャビティ21に移動不能に係
止される。また、表皮3の両端部が開放状態に保持され
る。このため、表皮3の端部と固定型16との間にも、
同端部と可動型17との間にも隙間が生じにくい。
【0034】射出成形用金型15の型締め後、射出成形
機のノズル(図示しない)からキャビティ21へ溶融樹
脂Rが射出される。この溶融樹脂Rは、表皮3の一方の
開放端3aから注入される。この際、上下両係止片1
3,14が固定型16及び可動型17に係止されて、表
皮3の開放端3aが開かれた状態に保持されている。こ
のため、表皮3の開放端3aと成形突部18との間、あ
るいは同開放端3aと成形凹部19との間へ、溶融樹脂
Rが流入することが抑制される。前記の溶融樹脂Rは表
皮3の他方の開放端3bへ向けて流動する。溶融樹脂R
がこの開放端3bに到達したとき、上下両係止片13,
14が固定型16及び可動型17に係止されている。こ
のため、前記と同様にして、開放端3bと成形突部18
との間、あるいは同開放端3bと成形凹部19との間
へ、溶融樹脂Rが流入することが抑制される。
機のノズル(図示しない)からキャビティ21へ溶融樹
脂Rが射出される。この溶融樹脂Rは、表皮3の一方の
開放端3aから注入される。この際、上下両係止片1
3,14が固定型16及び可動型17に係止されて、表
皮3の開放端3aが開かれた状態に保持されている。こ
のため、表皮3の開放端3aと成形突部18との間、あ
るいは同開放端3aと成形凹部19との間へ、溶融樹脂
Rが流入することが抑制される。前記の溶融樹脂Rは表
皮3の他方の開放端3bへ向けて流動する。溶融樹脂R
がこの開放端3bに到達したとき、上下両係止片13,
14が固定型16及び可動型17に係止されている。こ
のため、前記と同様にして、開放端3bと成形突部18
との間、あるいは同開放端3bと成形凹部19との間
へ、溶融樹脂Rが流入することが抑制される。
【0035】前記表皮3は円管状をなしているので、注
入された溶融樹脂Rが、同表皮3の両開放端3a,3b
以外の箇所から表皮3外へはみ出すことはない。表皮3
内に注入されてキャビティ21内に充填された溶融樹脂
Rは冷却される。冷却により溶融樹脂Rが固化すると、
表皮3内及びその両端側に、把持部4及び取付け部5よ
りなる基材2が形成される。
入された溶融樹脂Rが、同表皮3の両開放端3a,3b
以外の箇所から表皮3外へはみ出すことはない。表皮3
内に注入されてキャビティ21内に充填された溶融樹脂
Rは冷却される。冷却により溶融樹脂Rが固化すると、
表皮3内及びその両端側に、把持部4及び取付け部5よ
りなる基材2が形成される。
【0036】その後、可動型17を上動させて型開きす
る。可動型17の上動にともない、圧縮コイルばね25
の付勢力により、第2押圧部材24が凹所23から下方
へ突出する。また、第1押圧部材22を後退させる。両
押圧部材22,24の移動により、上下両係止片13,
14の押圧が解除される。そして、固定型16上に載置
されているアシストグリップ1を取り出す。上下両係止
片13,14は必要に応じて切除する。このようにし
て、基材2と表皮3とを備えたアシストグリップ1が製
造される。
る。可動型17の上動にともない、圧縮コイルばね25
の付勢力により、第2押圧部材24が凹所23から下方
へ突出する。また、第1押圧部材22を後退させる。両
押圧部材22,24の移動により、上下両係止片13,
14の押圧が解除される。そして、固定型16上に載置
されているアシストグリップ1を取り出す。上下両係止
片13,14は必要に応じて切除する。このようにし
て、基材2と表皮3とを備えたアシストグリップ1が製
造される。
【0037】前述した製造に際しては、表皮2が1つで
すみ、芯材51が不要となる。このため、芯材51及び
一対の外側部材52,52からアシストグリップ56を
構成した従来技術に比べ、部品点数が少なくなる。これ
にともない、各製造工程における各部材の配置作業等の
作業工数が減少し、製造コストの上昇が抑えられる。
すみ、芯材51が不要となる。このため、芯材51及び
一対の外側部材52,52からアシストグリップ56を
構成した従来技術に比べ、部品点数が少なくなる。これ
にともない、各製造工程における各部材の配置作業等の
作業工数が減少し、製造コストの上昇が抑えられる。
【0038】得られた本実施例のアシストグリップ1で
は、表皮3において両端部を除く大部分の箇所で、基材
2が露出していない。また、表皮3の両端部では、基材
2が露出するが、この部分はキャップ9により覆い隠さ
れるので、アシストグリップ1の使用時に前記露出分が
見えることはない。
は、表皮3において両端部を除く大部分の箇所で、基材
2が露出していない。また、表皮3の両端部では、基材
2が露出するが、この部分はキャップ9により覆い隠さ
れるので、アシストグリップ1の使用時に前記露出分が
見えることはない。
【0039】さらに、表皮55が複数に分割され、それ
らが重ね合わせられる従来技術では、その合わせ部分に
分割線Lが現出する。これに対し、本実施例では、アシ
ストグリップ1の表面部分を構成する表皮3が、ブロー
成形法又は押出し成形法により円管状に形成されたもの
であるので、その表面に前記の分割線Lが現出すること
はない。
らが重ね合わせられる従来技術では、その合わせ部分に
分割線Lが現出する。これに対し、本実施例では、アシ
ストグリップ1の表面部分を構成する表皮3が、ブロー
成形法又は押出し成形法により円管状に形成されたもの
であるので、その表面に前記の分割線Lが現出すること
はない。
【0040】また、前記したように、表皮3の肉厚がど
の部位においてもほぼ均一であることから、得られたア
シストグリップ1においては、表皮3の硬さ(柔軟性)
にばらつきが少ない。このため、アシストグリップ1が
握られたときの感触はどの部位でもほぼ同じとなる。
の部位においてもほぼ均一であることから、得られたア
シストグリップ1においては、表皮3の硬さ(柔軟性)
にばらつきが少ない。このため、アシストグリップ1が
握られたときの感触はどの部位でもほぼ同じとなる。
【0041】このように、本実施例によれば、従来のア
シストグリップ56の有する各種問題点(表皮55及び
発泡層54の肉厚のばらつきに起因する硬さのばらつ
き、分割線Lによる見栄えの低下、部品点数の多さに起
因する製造コストの上昇)を解消した新規な製造方法を
提供することができる。
シストグリップ56の有する各種問題点(表皮55及び
発泡層54の肉厚のばらつきに起因する硬さのばらつ
き、分割線Lによる見栄えの低下、部品点数の多さに起
因する製造コストの上昇)を解消した新規な製造方法を
提供することができる。
【0042】なお、第1,第2の発明は前記実施例の構
成に限定されるものではなく、例えば以下のように各発
明の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)前記実施例における表皮3の両端部の係止片1
3,14にかえて、図6で示すような両端を開放した別
体のプラグ26を用い、表皮3をキャビティ21に係止
するようにしてもよい。この場合、表皮3のキャビティ
21への配置に際し、同表皮3の両端部に前記プラグ2
6の一部をはめ込む。このプラグ26から表皮3内へ向
けて溶融樹脂Rを注入する。この別例では、プラグ26
がアシストグリップ1の一構成部品として加わることに
なる。
成に限定されるものではなく、例えば以下のように各発
明の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更してもよい。 (1)前記実施例における表皮3の両端部の係止片1
3,14にかえて、図6で示すような両端を開放した別
体のプラグ26を用い、表皮3をキャビティ21に係止
するようにしてもよい。この場合、表皮3のキャビティ
21への配置に際し、同表皮3の両端部に前記プラグ2
6の一部をはめ込む。このプラグ26から表皮3内へ向
けて溶融樹脂Rを注入する。この別例では、プラグ26
がアシストグリップ1の一構成部品として加わることに
なる。
【0043】(2)前記実施例では表皮3を一層構造と
したが、二層構造としてもよい。例えば前記実施例での
表皮3の内周面に円管状の発泡層を形成してもよい。 (3)アシストグリップ1の軽量化及び基材2の材料節
約を目的として、同基材2内に中空部を設けてもよい。
この場合、基材形成用の溶融樹脂Rを射出する際に、そ
の射出と同時か、あるいは若干遅れたタイミングで、溶
融樹脂R内に圧縮ガスを供給する。
したが、二層構造としてもよい。例えば前記実施例での
表皮3の内周面に円管状の発泡層を形成してもよい。 (3)アシストグリップ1の軽量化及び基材2の材料節
約を目的として、同基材2内に中空部を設けてもよい。
この場合、基材形成用の溶融樹脂Rを射出する際に、そ
の射出と同時か、あるいは若干遅れたタイミングで、溶
融樹脂R内に圧縮ガスを供給する。
【0044】(4)第1,第2の発明の製造方法は、車
両用アシストグリップ1以外にも、船舶、飛行機等の乗
り物のアシストグリップに適用してもよい。
両用アシストグリップ1以外にも、船舶、飛行機等の乗
り物のアシストグリップに適用してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明によれ
ば、肉厚のほぼ均一な表皮を形成することができるの
で、表皮の肉厚のばらつきに起因する硬さのばらつきを
少なくし、アシストグリップを握ったときの感触を高め
ることができる。また、アシストグリップの表面部分を
円管状の表皮で構成しているので、同表面部分に分割線
が現出したり、基材が露出したりするのを防止し、見栄
えをよくすることができる。また、アシストグリップを
少ない部品点数で構成できるので、製造時の作業工数を
少なくして、製造コストの上昇を抑制できる。
ば、肉厚のほぼ均一な表皮を形成することができるの
で、表皮の肉厚のばらつきに起因する硬さのばらつきを
少なくし、アシストグリップを握ったときの感触を高め
ることができる。また、アシストグリップの表面部分を
円管状の表皮で構成しているので、同表面部分に分割線
が現出したり、基材が露出したりするのを防止し、見栄
えをよくすることができる。また、アシストグリップを
少ない部品点数で構成できるので、製造時の作業工数を
少なくして、製造コストの上昇を抑制できる。
【0046】また、第2の発明によれば、前記第1の発
明の効果に加え、押圧部材により表皮をキャビティに係
止するので、表皮の両端部を開放させた状態に保持し、
表皮の端部と固定型との間、あるいは同端部と可動型と
の間へ溶融樹脂が流入するのを抑制し、基材の表皮上で
の露出を確実に防止し、さらに見栄えをよくすることが
できる。
明の効果に加え、押圧部材により表皮をキャビティに係
止するので、表皮の両端部を開放させた状態に保持し、
表皮の端部と固定型との間、あるいは同端部と可動型と
の間へ溶融樹脂が流入するのを抑制し、基材の表皮上で
の露出を確実に防止し、さらに見栄えをよくすることが
できる。
【図1】第1,第2の発明を具体化した一実施例におい
て、固定型及び可動型が型締めされたときの表皮の配置
状態を示す部分断面図である。
て、固定型及び可動型が型締めされたときの表皮の配置
状態を示す部分断面図である。
【図2】一実施例において、両端部に切り込みが入れら
れた表皮の斜視図である。
れた表皮の斜視図である。
【図3】一実施例において、両端部に係止片が形成され
た表皮の斜視図である。
た表皮の斜視図である。
【図4】一実施例において、固定型及び可動型が型開き
されたときの表皮の配置状態を示す部分断面図である。
されたときの表皮の配置状態を示す部分断面図である。
【図5】一実施例におけるアシストグリップの部分断面
図である。
図である。
【図6】係止片にかえて、表皮の端部にプラグを嵌め込
んだ別例において、固定型及び可動型が型締めされたと
きの表皮の配置状態を示す部分断面図である。
んだ別例において、固定型及び可動型が型締めされたと
きの表皮の配置状態を示す部分断面図である。
【図7】従来技術における外側部材の断面図である。
【図8】従来技術におけるアシストグリップの断面図で
ある。
ある。
【図9】スタンピング成形法により基材を成形する従来
技術において、固定型及び可動型を型締めする前の状態
を示す部分断面図である。
技術において、固定型及び可動型を型締めする前の状態
を示す部分断面図である。
1…アシストグリップ、2…基材、3…表皮、3a…開
放端、9…遮蔽部材としてのキャップ、11…第1切り
込み、12…第2切り込み、13,14…係止片、16
…固定型、17…可動型、21…キャビティ、22…第
1押圧部材、24…第2押圧部材、R…溶融樹脂
放端、9…遮蔽部材としてのキャップ、11…第1切り
込み、12…第2切り込み、13,14…係止片、16
…固定型、17…可動型、21…キャビティ、22…第
1押圧部材、24…第2押圧部材、R…溶融樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60N 3/02 A 7704−3K // B29L 31:30 (72)発明者 古澤 安秀 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 (72)発明者 東海 博昭 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 (72)発明者 伊藤 英樹 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 (72)発明者 嶺木 政宏 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内 (72)発明者 田中 匡夫 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成 株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 基材(2)と、その基材(2)の周囲に
被覆された表皮(3)とを備え、両端部が遮蔽部材
(9)により覆い隠されるアシストグリップ(1)を製
造するための方法であって、 ブロー成形法又は押出し成形法により、両端が開放され
た円管状の表皮(3)を形成し、この表皮(3)を固定
型(16)及び可動型(17)間のキャビティ(21)
に配置し、表皮(3)の開放端(3a)から溶融樹脂
(R)を注入し、この溶融樹脂(R)を冷却及び固化さ
せることにより表皮(3)内に基材(2)を形成するこ
とを特徴とするアシストグリップの製造方法。 - 【請求項2】 表皮(3)の形成後、同表皮(3)の両
端部に切り込み(11,12)を入れて複数の係止片
(13,14)を形成し、表皮(3)のキャビティ(2
1)への配置に際し、押圧部材(22,24)により各
係止片(13,14)を固定型(16)及び可動型(1
7)に押圧して、表皮(3)をキャビティ(21)に係
止することを特徴とする請求項1に記載のアシストグリ
ップの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23685693A JP3448914B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | アシストグリップの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23685693A JP3448914B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | アシストグリップの製造方法 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0788979A true JPH0788979A (ja) | 1995-04-04 |
| JP3448914B2 JP3448914B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=17006820
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23685693A Expired - Lifetime JP3448914B2 (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | アシストグリップの製造方法 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3448914B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6708367B2 (en) | 2000-04-18 | 2004-03-23 | Long Port Investments Limited | Fabric gripper |
| JP2009006527A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 射出インサート成形品 |
| JP2013511398A (ja) * | 2009-11-23 | 2013-04-04 | グラコ ミネソタ インコーポレーテッド | ファイバーロービングチョッパのカッターブレードヘッド |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP23685693A patent/JP3448914B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6708367B2 (en) | 2000-04-18 | 2004-03-23 | Long Port Investments Limited | Fabric gripper |
| GB2361639B (en) * | 2000-04-18 | 2005-04-13 | Long Port Invest Ltd | Fabric gripper |
| JP2009006527A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 射出インサート成形品 |
| JP2013511398A (ja) * | 2009-11-23 | 2013-04-04 | グラコ ミネソタ インコーポレーテッド | ファイバーロービングチョッパのカッターブレードヘッド |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3448914B2 (ja) | 2003-09-22 |
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