JPH0789083A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH0789083A JPH0789083A JP23631993A JP23631993A JPH0789083A JP H0789083 A JPH0789083 A JP H0789083A JP 23631993 A JP23631993 A JP 23631993A JP 23631993 A JP23631993 A JP 23631993A JP H0789083 A JPH0789083 A JP H0789083A
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- ink
- supply path
- inkjet head
- flow resistance
- inkjet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャリッジの走査速度を早くしても、インク
ジェット記録装置を大きくせず、簡単な構成で、常に安
定したインク供給圧をインクジェットヘッドに与えるこ
とができるようにする。 【構成】 インク4を収納し必要に応じてインク4を供
給するインクタンク2と、前記インク4を吐出するため
のエネルギー素子12を備えたインクジェットヘッド1
と、必要に応じて前記インクジェットヘッド1に前記イ
ンクタンク2より前記インク4を供給する供給路6と、
吐出された前記インク4が定着する被印字物13と、こ
の被印字物13をインクジェットヘッド1に対して相対
的に移動させる搬送手段とよりなるインクジェット記録
装置において、前記インクジェットヘッド1が移動した
際に慣性力を受けると、前記供給路6の流抵抗を増大さ
せる供給路調整部材101,102を設けたもの。
ジェット記録装置を大きくせず、簡単な構成で、常に安
定したインク供給圧をインクジェットヘッドに与えるこ
とができるようにする。 【構成】 インク4を収納し必要に応じてインク4を供
給するインクタンク2と、前記インク4を吐出するため
のエネルギー素子12を備えたインクジェットヘッド1
と、必要に応じて前記インクジェットヘッド1に前記イ
ンクタンク2より前記インク4を供給する供給路6と、
吐出された前記インク4が定着する被印字物13と、こ
の被印字物13をインクジェットヘッド1に対して相対
的に移動させる搬送手段とよりなるインクジェット記録
装置において、前記インクジェットヘッド1が移動した
際に慣性力を受けると、前記供給路6の流抵抗を増大さ
せる供給路調整部材101,102を設けたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクを吐出して記録を
行うインクジェット記録装置に関するものである。
行うインクジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パソコンのデータ処理速度の向上に伴
い、その出力装置であるプリンタにおいても高速化が求
められている。シリアル系のインクジェットプリンタに
おいて、印字の高速化を図る方法としては、主に次の2
つの方法が挙げられる。1つは、1回の走査で印字でき
る印字幅を広げる方法である。つまり、インクを吐出す
るノズル数を増やすことである。2つめは、インクジェ
ットヘッドそのものの吐出速度を早めることである。
い、その出力装置であるプリンタにおいても高速化が求
められている。シリアル系のインクジェットプリンタに
おいて、印字の高速化を図る方法としては、主に次の2
つの方法が挙げられる。1つは、1回の走査で印字でき
る印字幅を広げる方法である。つまり、インクを吐出す
るノズル数を増やすことである。2つめは、インクジェ
ットヘッドそのものの吐出速度を早めることである。
【0003】ところが、前者の印字幅を広げる方法は、
プリンタのコストを引き上げることになり、またノズル
数の増加は、プリンタそのものの大きさにも大きく影響
する。そこで、製品の競争力を維持しつつ、高速化を図
るためには、後者の方法をとることが必要である。その
際、早くなった吐出速度に対応して、インクジェットヘ
ッドが搭載されているキャリッジの走査速度を早くする
ことが必要である。
プリンタのコストを引き上げることになり、またノズル
数の増加は、プリンタそのものの大きさにも大きく影響
する。そこで、製品の競争力を維持しつつ、高速化を図
るためには、後者の方法をとることが必要である。その
際、早くなった吐出速度に対応して、インクジェットヘ
ッドが搭載されているキャリッジの走査速度を早くする
ことが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャリ
ッジの走査速度を早くすると、印字し始め、印字し終わ
りのキャリッジが反転する際、インクの受ける慣性力が
大きくなり、インクジェットヘッド内のインクが揺動
し、インクの圧力変動を招く。インク供給圧の変動は、
インクの吐出を不安定にし、印字品位を劣化させる。イ
ンク供給圧が正圧になった場合は、インクがノズルから
漏れてしまい、ノズルの縁の近傍にインクが付着した状
態になる。この状態でインクを吐出させると、インク吐
出方向がきわめて不安定になり、印字品位の低下を招
く。また適正なインク供給圧よりも小さくなった場合
は、正常なインク吐出量が得られず、濃度の薄い印字に
なってしまう。
ッジの走査速度を早くすると、印字し始め、印字し終わ
りのキャリッジが反転する際、インクの受ける慣性力が
大きくなり、インクジェットヘッド内のインクが揺動
し、インクの圧力変動を招く。インク供給圧の変動は、
インクの吐出を不安定にし、印字品位を劣化させる。イ
ンク供給圧が正圧になった場合は、インクがノズルから
漏れてしまい、ノズルの縁の近傍にインクが付着した状
態になる。この状態でインクを吐出させると、インク吐
出方向がきわめて不安定になり、印字品位の低下を招
く。また適正なインク供給圧よりも小さくなった場合
は、正常なインク吐出量が得られず、濃度の薄い印字に
なってしまう。
【0005】ちなみに、走査速度を早くしたうえで、キ
ャリッジ上のインクに加わる慣性力を小さくする手段と
して、キャリッジが助走する距離を大きくとることが考
えられるが、走査方向のプリンタサイズの増大及びキャ
リッジ反転時の所要時間増加による印字速度の低下を招
いてしまう。
ャリッジ上のインクに加わる慣性力を小さくする手段と
して、キャリッジが助走する距離を大きくとることが考
えられるが、走査方向のプリンタサイズの増大及びキャ
リッジ反転時の所要時間増加による印字速度の低下を招
いてしまう。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、キ
ャリッジの走査速度を早くしても、インクジェット記録
装置を大きくせず、簡単な構成で、常に安定したインク
供給圧をインクジェットヘッドに与えることができるよ
うにすることにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、キ
ャリッジの走査速度を早くしても、インクジェット記録
装置を大きくせず、簡単な構成で、常に安定したインク
供給圧をインクジェットヘッドに与えることができるよ
うにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために検討したところ、インクジェットヘッ
ドが移動する際、ある値の加速度を越えると、インクタ
ンクとインク吐出部とをつなぐ供給路の流抵抗が増大
し、インクジェットヘッドの移動によるインク供給圧の
変動を安定化させるとの知見を得た。
を解決するために検討したところ、インクジェットヘッ
ドが移動する際、ある値の加速度を越えると、インクタ
ンクとインク吐出部とをつなぐ供給路の流抵抗が増大
し、インクジェットヘッドの移動によるインク供給圧の
変動を安定化させるとの知見を得た。
【0008】本発明が提供するインクジェット記録装置
は、このような知見に基づいて構成されたものである。
すなわち、インクを収納し必要に応じてインクを供給す
るインクタンクと、前記インクを吐出するためのエネル
ギー発生素子を備えたインクジェットヘッドと、必要に
応じて前記インクジェットヘッドに前記インクタンクよ
り前記インクを供給する供給路と、吐出された前記イン
クが定着する被記録部材と、該被記録部材をインクジェ
ットヘッドに対し相対的に移動させる搬送手段とより構
成されるインクジェット記録装置において、前記インク
ジェットヘッドが移動した際に慣性力を受けると、前記
供給路の流抵抗を増大させる手段を持つことを特徴とす
るものである。
は、このような知見に基づいて構成されたものである。
すなわち、インクを収納し必要に応じてインクを供給す
るインクタンクと、前記インクを吐出するためのエネル
ギー発生素子を備えたインクジェットヘッドと、必要に
応じて前記インクジェットヘッドに前記インクタンクよ
り前記インクを供給する供給路と、吐出された前記イン
クが定着する被記録部材と、該被記録部材をインクジェ
ットヘッドに対し相対的に移動させる搬送手段とより構
成されるインクジェット記録装置において、前記インク
ジェットヘッドが移動した際に慣性力を受けると、前記
供給路の流抵抗を増大させる手段を持つことを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、インクジェットヘッドに慣性
力が加わると、ノズル部とインクタンクをつなぐ供給路
の流抵抗が増大する。従って、慣性力が加わってもイン
クタンクからノズル部にインクが移動しずらくなり、ノ
ズル部におけるインク供給圧力は安定し、安定したイン
ク吐出を得ることができる。
力が加わると、ノズル部とインクタンクをつなぐ供給路
の流抵抗が増大する。従って、慣性力が加わってもイン
クタンクからノズル部にインクが移動しずらくなり、ノ
ズル部におけるインク供給圧力は安定し、安定したイン
ク吐出を得ることができる。
【0010】
(第1実施例)図1は、本発明の第1実施例におけるイ
ンクジェットヘッドの断面図である。
ンクジェットヘッドの断面図である。
【0011】図において、1はインクジェットヘッドで
あり、インクタンク2よりインク4の供給を受ける。イ
ンク4を収納しているインク袋3を保持しているインク
タンク2はインク4を吐出するノズル8よりも低い位置
に位置しているため(不図示)、ノズル8におけるイン
ク圧力は、負の圧力になっている。本実施例は、約−5
0mmAqに設定されている。5は0リングであり、供給
路部材7とインクタンク2との間をシールしている。供
給路部材7は内部に供給路6を備え、インク4をインク
タンク2からノズル8へ導いている。供給路6の途中に
は、圧縮バネ103を挟んだ一対の供給路調整部材10
1,102が装着されている。供給路部材7は、接着剤
9によって天板10に接合されている。11はエネルギ
ー素子12を持ったエネルギー素子基板であり、ノズル
8はそのエネルギー素子12に対応して天板10に配設
されている。インク4は供給路6からノズル8へ導か
れ、エネルギー素子12の発生するエネルギーにより、
被印字物13に吐出される。
あり、インクタンク2よりインク4の供給を受ける。イ
ンク4を収納しているインク袋3を保持しているインク
タンク2はインク4を吐出するノズル8よりも低い位置
に位置しているため(不図示)、ノズル8におけるイン
ク圧力は、負の圧力になっている。本実施例は、約−5
0mmAqに設定されている。5は0リングであり、供給
路部材7とインクタンク2との間をシールしている。供
給路部材7は内部に供給路6を備え、インク4をインク
タンク2からノズル8へ導いている。供給路6の途中に
は、圧縮バネ103を挟んだ一対の供給路調整部材10
1,102が装着されている。供給路部材7は、接着剤
9によって天板10に接合されている。11はエネルギ
ー素子12を持ったエネルギー素子基板であり、ノズル
8はそのエネルギー素子12に対応して天板10に配設
されている。インク4は供給路6からノズル8へ導か
れ、エネルギー素子12の発生するエネルギーにより、
被印字物13に吐出される。
【0012】図2は、本実施例のインクジェットヘッド
が使用されているインクジェット装置IJRAの概観図
である。キャリッジHCは、そのピン(不図示)が駆動
モータ5013の正転逆転に連動して駆動力伝達ギア5
011,5009を介して回転するリードスクリュー5
005の螺旋溝5004に係合し、矢印F,G方向に往
復移動する。インクジェットヘッド1とインクタンク2
はキャリッジHCに搭載されている。ここで、インクタ
ンク2は必ずしもキャリッジHCに搭載されていなくて
もよく、インクジェット装置IJRAに固定され、チュ
ーブでインクジェットヘッド1にインク4を供給しても
よい。
が使用されているインクジェット装置IJRAの概観図
である。キャリッジHCは、そのピン(不図示)が駆動
モータ5013の正転逆転に連動して駆動力伝達ギア5
011,5009を介して回転するリードスクリュー5
005の螺旋溝5004に係合し、矢印F,G方向に往
復移動する。インクジェットヘッド1とインクタンク2
はキャリッジHCに搭載されている。ここで、インクタ
ンク2は必ずしもキャリッジHCに搭載されていなくて
もよく、インクジェット装置IJRAに固定され、チュ
ーブでインクジェットヘッド1にインク4を供給しても
よい。
【0013】5002は紙押え板であり、キャリッジH
Cの移動方向全域にわたって紙Pをプラテン5000に
押圧する。5007,5008はフォトカプラーであ
り、キャリッジHCのレバー5006のこの域での存在
を確認してモーター5013の回転方向切り替え等を行
うためのホームポジション検知手段である。5016は
記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5022
を支持する部材、5015はこのキャップ内を吸引する
吸引手段であり、キャップ内開口5023を介して記録
ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレ
ード、5019はこのブレードを前後方向に移動可能に
する部材であり、これらは本体支持板5018に支持さ
れている。ブレード5017はこの形態でなくてもよ
い。周知のクリーニングブレードでも本例に適用できる
ことはいうまでもない。また、5012は、吸引回復の
吸引を開始するためのレバーであり、キャリッジと係合
するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モーター
からの駆動力がクラッチ切り替え等の公知の伝達手段で
移動制御される。
Cの移動方向全域にわたって紙Pをプラテン5000に
押圧する。5007,5008はフォトカプラーであ
り、キャリッジHCのレバー5006のこの域での存在
を確認してモーター5013の回転方向切り替え等を行
うためのホームポジション検知手段である。5016は
記録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5022
を支持する部材、5015はこのキャップ内を吸引する
吸引手段であり、キャップ内開口5023を介して記録
ヘッドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレ
ード、5019はこのブレードを前後方向に移動可能に
する部材であり、これらは本体支持板5018に支持さ
れている。ブレード5017はこの形態でなくてもよ
い。周知のクリーニングブレードでも本例に適用できる
ことはいうまでもない。また、5012は、吸引回復の
吸引を開始するためのレバーであり、キャリッジと係合
するカム5020の移動に伴って移動し、駆動モーター
からの駆動力がクラッチ切り替え等の公知の伝達手段で
移動制御される。
【0014】ここで、いま、矢印F方向から矢印G方向
にキャリッジHCが反転移動すると、インクタンク2中
のインク4に矢印F方向の慣性力が加わり、インク4は
インクタンク2から供給路6を通ってノズル8に移動し
ようとする。
にキャリッジHCが反転移動すると、インクタンク2中
のインク4に矢印F方向の慣性力が加わり、インク4は
インクタンク2から供給路6を通ってノズル8に移動し
ようとする。
【0015】図3(a),(b)は、その供給路6の流
抵抗が変化する前後の状態を示す断面図である。図3
(a)は流抵抗が変化する前の状態の断面図である。こ
の状態では、圧縮バネ103は供給路調整部材101,
102を動かないように両側に押しつけている。この状
態で、いまインクジェットヘッド1が移動して矢印F方
向に慣性力を受けると、圧縮バネ103が慣性力に負け
て圧縮され、供給路調整部材102が矢印F方向に移動
する。このとき供給路6の断面積は小さくなり、流抵抗
は大きくなる。図3(b)は流抵抗が大きくなった後の
状態の断面図である。ところで、慣性力を受けたインク
4は供給路部材7からノズル8へ移動しようとするが、
供給路6の流抵抗が大きくなっているため、移動しにく
くなる。従って、インクジェットヘッド1が慣性力を受
けても、ノズル8におけるインクの圧力変化を最小限に
押えることができる。
抵抗が変化する前後の状態を示す断面図である。図3
(a)は流抵抗が変化する前の状態の断面図である。こ
の状態では、圧縮バネ103は供給路調整部材101,
102を動かないように両側に押しつけている。この状
態で、いまインクジェットヘッド1が移動して矢印F方
向に慣性力を受けると、圧縮バネ103が慣性力に負け
て圧縮され、供給路調整部材102が矢印F方向に移動
する。このとき供給路6の断面積は小さくなり、流抵抗
は大きくなる。図3(b)は流抵抗が大きくなった後の
状態の断面図である。ところで、慣性力を受けたインク
4は供給路部材7からノズル8へ移動しようとするが、
供給路6の流抵抗が大きくなっているため、移動しにく
くなる。従って、インクジェットヘッド1が慣性力を受
けても、ノズル8におけるインクの圧力変化を最小限に
押えることができる。
【0016】図4(a)は、例えば38cm/sの速度で
印字することが可能なシリアルプリンタのノズル8にお
けるインク供給圧を約−50mmAqに設定した場合の印
字時の供給路中の圧力を測定した結果を示したものであ
る。圧力値は約−100mmAqから30mmAqの間で変
化している。この供給路中に本実施例の前述した供給路
調整部材101,102を組み込んで圧力を測定したも
のが図4(b)である。圧力値の変動はおよそ−20mm
Aqから−80mmAqの間で収まっており、キャリッジ
HCの反転移動による圧力への影響は小さくなってい
る。
印字することが可能なシリアルプリンタのノズル8にお
けるインク供給圧を約−50mmAqに設定した場合の印
字時の供給路中の圧力を測定した結果を示したものであ
る。圧力値は約−100mmAqから30mmAqの間で変
化している。この供給路中に本実施例の前述した供給路
調整部材101,102を組み込んで圧力を測定したも
のが図4(b)である。圧力値の変動はおよそ−20mm
Aqから−80mmAqの間で収まっており、キャリッジ
HCの反転移動による圧力への影響は小さくなってい
る。
【0017】供給路調整部材101,102と圧縮バネ
103は、図5に示すように、1体化した構造でもよ
い。図5(a)は流抵抗が変化する前の状態の断面図で
あり、供給路調整部材104は、弾性体でできており、
その中央部に設けられた穴115と、供給路6とほぼ同
じ大きさで一致しており、穴115を通ってインク4が
供給される。この状態で、いまインクジェットヘッド1
が移動して矢印F方向に慣性を受けると、供給路調整部
材104が圧縮され、供給路調整部材104の穴115
が供給路6からずれ、流抵抗は大きくなる。図5(b)
は流抵抗が大きくなった後の状態の断面図である。
103は、図5に示すように、1体化した構造でもよ
い。図5(a)は流抵抗が変化する前の状態の断面図で
あり、供給路調整部材104は、弾性体でできており、
その中央部に設けられた穴115と、供給路6とほぼ同
じ大きさで一致しており、穴115を通ってインク4が
供給される。この状態で、いまインクジェットヘッド1
が移動して矢印F方向に慣性を受けると、供給路調整部
材104が圧縮され、供給路調整部材104の穴115
が供給路6からずれ、流抵抗は大きくなる。図5(b)
は流抵抗が大きくなった後の状態の断面図である。
【0018】第1実施例のインクジェットヘッド1に使
用する供給路調整部材は、図6(a),(b)のような
形態でもよい。図6(a)は流抵抗が変化する前の状態
の断面図であり、供給路調整部材105a,106a
は、弾性体でできており、その他端が供給路6の内壁に
固定されている。この状態で、いまインクジェットヘッ
ドDが矢印F方向に慣性力を受け、供給路調整部材10
5bが変形すると、これが供給路6を塞ぐような形にな
り、供給路6の流抵抗は大きくなる。図6は(b)は流
抵抗が大きくなった後の状態の断面図である。矢印G方
向に慣性力がかかった場合は、他方の供給路調整部材1
06bが変形し、同じように作動する。
用する供給路調整部材は、図6(a),(b)のような
形態でもよい。図6(a)は流抵抗が変化する前の状態
の断面図であり、供給路調整部材105a,106a
は、弾性体でできており、その他端が供給路6の内壁に
固定されている。この状態で、いまインクジェットヘッ
ドDが矢印F方向に慣性力を受け、供給路調整部材10
5bが変形すると、これが供給路6を塞ぐような形にな
り、供給路6の流抵抗は大きくなる。図6は(b)は流
抵抗が大きくなった後の状態の断面図である。矢印G方
向に慣性力がかかった場合は、他方の供給路調整部材1
06bが変形し、同じように作動する。
【0019】第1実施例のインクジェットヘッド1に使
用する供給路調整部材は、弾性力を利用するものではな
く、図7(a),(b)のように、重力を利用するもの
でもよい。図7(a),(b)は供給路6の流抵抗が変
化する前後の状態を示す断面図である。図7(a)は流
抵抗が変化する前の状態の断面図であり、インクジェッ
トヘッドが慣性力を受けない状態の時は、ステンレス製
のボール107a,108aは、重力によりこの位置に
留まっている。この状態で、いまインクジェットヘッド
1が移動し、矢印F方向に慣性力を受けると、ボール1
07bが矢印F方向に移動する。このとき、供給路6の
断面積は小さくなり、流抵抗は大きくなる。図7(b)
は流抵抗が大きくなった後の状態図である。矢印G方向
に慣性力がかかった場合は、ボール108bが移動し、
同じように作動する。また、同じ重力を利用した手段で
あっても、ステンレス製のボールではなく、インク4よ
り比重の小さい材料を用いることもできる。
用する供給路調整部材は、弾性力を利用するものではな
く、図7(a),(b)のように、重力を利用するもの
でもよい。図7(a),(b)は供給路6の流抵抗が変
化する前後の状態を示す断面図である。図7(a)は流
抵抗が変化する前の状態の断面図であり、インクジェッ
トヘッドが慣性力を受けない状態の時は、ステンレス製
のボール107a,108aは、重力によりこの位置に
留まっている。この状態で、いまインクジェットヘッド
1が移動し、矢印F方向に慣性力を受けると、ボール1
07bが矢印F方向に移動する。このとき、供給路6の
断面積は小さくなり、流抵抗は大きくなる。図7(b)
は流抵抗が大きくなった後の状態図である。矢印G方向
に慣性力がかかった場合は、ボール108bが移動し、
同じように作動する。また、同じ重力を利用した手段で
あっても、ステンレス製のボールではなく、インク4よ
り比重の小さい材料を用いることもできる。
【0020】また、第1実施例のインクジェットヘッド
1に使用する供給路調整部材は、図8(a),(b)の
ように、磁力を利用するものでもよい。図8(a),
(b)は供給路6の流抵抗が変化する前後の状態を示す
断面図である。
1に使用する供給路調整部材は、図8(a),(b)の
ように、磁力を利用するものでもよい。図8(a),
(b)は供給路6の流抵抗が変化する前後の状態を示す
断面図である。
【0021】図8(a)は流抵抗が変化する前の状態の
断面図であり、インクジェットヘッド1が慣性力を受け
ない状態の時は磁気供給路調整部材109aは、供給路
部材7に設けられた磁力発生体110,111の磁場に
反発して両者の中間位置に平衡状態を保って保持されて
いる。この状態で、いまインクジェットヘッド1が移動
し、矢印F方向に慣性力を受けると、上記平衡状態が崩
れ、磁気供給路調整部材109が矢印F方向に移動す
る。このとき供給路6の断面積は小さくなり、流抵抗は
大きくなる。図8(b)は流抵抗が大きくなった後の状
態図である。矢印G方向に慣性力がかかった場合は、磁
気供給路調整部材109が反対方向に移動し、同じよう
に作動する。
断面図であり、インクジェットヘッド1が慣性力を受け
ない状態の時は磁気供給路調整部材109aは、供給路
部材7に設けられた磁力発生体110,111の磁場に
反発して両者の中間位置に平衡状態を保って保持されて
いる。この状態で、いまインクジェットヘッド1が移動
し、矢印F方向に慣性力を受けると、上記平衡状態が崩
れ、磁気供給路調整部材109が矢印F方向に移動す
る。このとき供給路6の断面積は小さくなり、流抵抗は
大きくなる。図8(b)は流抵抗が大きくなった後の状
態図である。矢印G方向に慣性力がかかった場合は、磁
気供給路調整部材109が反対方向に移動し、同じよう
に作動する。
【0022】(第2実施例)図9は、本発明の第2実施
例におけるインクジェットヘッドの断面図である。この
インクジェットヘッドは、前述のインクジェット装置I
JRAに使用されるものである。1はインクジェットヘ
ッドであり、インクタンク2よりインクの供給を受けて
いる。インク4を収納しているインク袋3を保持してい
るインクタンク2は、インク4を吐出するノズル8より
も低い位置に位置しているため(不図示)、ノズル8に
おけるインク圧力は、負の圧力になっている。5は0リ
ングであり、供給路部材7とインクタンク2との間をシ
ールしている。供給路部材7は内部に供給路6を備え、
インク4をインクタンク2からノズル8へ導いている。
供給路6はその途中に圧力センサ110を備えている。
圧力センサ110のデータは、電磁式制御ユニット11
2に送られる。
例におけるインクジェットヘッドの断面図である。この
インクジェットヘッドは、前述のインクジェット装置I
JRAに使用されるものである。1はインクジェットヘ
ッドであり、インクタンク2よりインクの供給を受けて
いる。インク4を収納しているインク袋3を保持してい
るインクタンク2は、インク4を吐出するノズル8より
も低い位置に位置しているため(不図示)、ノズル8に
おけるインク圧力は、負の圧力になっている。5は0リ
ングであり、供給路部材7とインクタンク2との間をシ
ールしている。供給路部材7は内部に供給路6を備え、
インク4をインクタンク2からノズル8へ導いている。
供給路6はその途中に圧力センサ110を備えている。
圧力センサ110のデータは、電磁式制御ユニット11
2に送られる。
【0023】供給路部材7は接着剤9によって、天板1
0に接合されている。11はエネルギー素子12を持っ
たエネルギー素子基板であり、天板10のノズル8はそ
のエネルギー素子に対応して配設されている。インク4
は供給路6からノズル8へ導かれ、エネルギー素子12
の発生するエネルギーにより、被印字物13に吐出され
る。
0に接合されている。11はエネルギー素子12を持っ
たエネルギー素子基板であり、天板10のノズル8はそ
のエネルギー素子に対応して配設されている。インク4
は供給路6からノズル8へ導かれ、エネルギー素子12
の発生するエネルギーにより、被印字物13に吐出され
る。
【0024】ここで、いまインクジェットヘッド1が矢
印F方向に慣性力を受けると、インク4がインクタンク
2からノズル8へ移動しようとし、供給路6及びノズル
8の近傍の圧力が大きくなってくる。その結果、圧力セ
ンサ110の圧力値が大きくなってくると、電磁式制御
ユニット112が働き、供給路6の断面積を小さくす
る。すると、供給路6の流抵抗が増大し、インクタンク
2からノズル8へのインク4の移動が抑えられ、ノズル
8におけるインク供給圧は安定する。さらに圧力が大き
くなると、電磁式制御ユニット112の働きにより、供
給路6の断面積はさらに小さくなる。逆に、圧力センサ
110の値が小さくなってきても、電磁式制御ユニット
112が働き、供給路6の断面積を小さくする。
印F方向に慣性力を受けると、インク4がインクタンク
2からノズル8へ移動しようとし、供給路6及びノズル
8の近傍の圧力が大きくなってくる。その結果、圧力セ
ンサ110の圧力値が大きくなってくると、電磁式制御
ユニット112が働き、供給路6の断面積を小さくす
る。すると、供給路6の流抵抗が増大し、インクタンク
2からノズル8へのインク4の移動が抑えられ、ノズル
8におけるインク供給圧は安定する。さらに圧力が大き
くなると、電磁式制御ユニット112の働きにより、供
給路6の断面積はさらに小さくなる。逆に、圧力センサ
110の値が小さくなってきても、電磁式制御ユニット
112が働き、供給路6の断面積を小さくする。
【0025】(第3実施例)図10は、本発明の第3実
施例におけるインクジェットヘッドの断面図である。こ
のインクジェットヘッドは、前述のインクジェット装置
IJRAに使用されるものである。図において、1はイ
ンクジェットヘッドであり、インクタンク2よりインク
4の供給を受けている。インク4を収納しているインク
袋3を保持しているインクタンク2はインク4を吐出す
るノズル8よりも低い位置に位置しているため、ノズル
8におけるインク圧力は、負の圧力になっている。5は
0リングであり、供給路部材7とインクタンク2との間
をシールしている。供給路部材7は内部に供給路6を備
え、インク4をインクタンク2からノズル8に導いてい
る。供給路6の途中には電磁式制御ユニット112が設
けられている。電磁式制御ユニット112は、インクジ
ェット装置IJRAを制御しているコントローラー11
3によって制御されている。供給路部材7は接着剤9に
よって天板10に接合されている。11はエネルギー素
子12を持ったエネルギー素子基板であり、天板10の
ノズル8はそのエネルギー素子に対応して配設されてい
る。インク4は供給路6からノズル8へ導かれ、エネル
ギー素子12の発生するエネルギーにより、被印字物1
3に吐出される。
施例におけるインクジェットヘッドの断面図である。こ
のインクジェットヘッドは、前述のインクジェット装置
IJRAに使用されるものである。図において、1はイ
ンクジェットヘッドであり、インクタンク2よりインク
4の供給を受けている。インク4を収納しているインク
袋3を保持しているインクタンク2はインク4を吐出す
るノズル8よりも低い位置に位置しているため、ノズル
8におけるインク圧力は、負の圧力になっている。5は
0リングであり、供給路部材7とインクタンク2との間
をシールしている。供給路部材7は内部に供給路6を備
え、インク4をインクタンク2からノズル8に導いてい
る。供給路6の途中には電磁式制御ユニット112が設
けられている。電磁式制御ユニット112は、インクジ
ェット装置IJRAを制御しているコントローラー11
3によって制御されている。供給路部材7は接着剤9に
よって天板10に接合されている。11はエネルギー素
子12を持ったエネルギー素子基板であり、天板10の
ノズル8はそのエネルギー素子に対応して配設されてい
る。インク4は供給路6からノズル8へ導かれ、エネル
ギー素子12の発生するエネルギーにより、被印字物1
3に吐出される。
【0026】ここで、コントローラ113は、印字命令
を電気信号の形で、エネルギー素子12に送り、インク
を吐出させている。と同時にコントローラ113は、イ
ンクジェットヘッド1が矢印F方向に慣性力を受ける状
態を、その電気信号から事前に予測する。コントローラ
ー113が電磁式制御ユニット112に信号を送り、電
磁式制御ユニット112は供給路6の断面積を小さくす
る。すると、供給路6の流抵抗が増大し、インク4がイ
ンクタンク2からノズル8へ移動しずらくなり、ノズル
8におけるインク供給圧は安定する。この実施例では、
予め圧力変化を予測するため、圧力変動に対して流抵抗
の変化が遅れることはなく、より安定したインク供給圧
を得ることが可能である。
を電気信号の形で、エネルギー素子12に送り、インク
を吐出させている。と同時にコントローラ113は、イ
ンクジェットヘッド1が矢印F方向に慣性力を受ける状
態を、その電気信号から事前に予測する。コントローラ
ー113が電磁式制御ユニット112に信号を送り、電
磁式制御ユニット112は供給路6の断面積を小さくす
る。すると、供給路6の流抵抗が増大し、インク4がイ
ンクタンク2からノズル8へ移動しずらくなり、ノズル
8におけるインク供給圧は安定する。この実施例では、
予め圧力変化を予測するため、圧力変動に対して流抵抗
の変化が遅れることはなく、より安定したインク供給圧
を得ることが可能である。
【0027】(第4実施例)図11は、本発明の第4実
施例におけるインクジェットヘッドの断面図である。こ
のインクジェットヘッドは、前述のインクジェット装置
IJRAに使用されるものである。図において、1はイ
ンクジェットヘッドであり、インクタンク2より磁性イ
ンク14の供給を受けている。磁性インク14を収納し
ているインク袋3を保持しているインクタンク2は、磁
性インク14を吐出するノズル8よりも低い位置に位置
しているため、ノズル8におけるインク圧力は、負の圧
力になっている。5は0リングであり、供給路部材7と
インクタンク2との間をシールしている。供給路部材7
は内部に供給路6を備え、磁性インク14をインクタン
ク2からノズル8に導いている。供給路6の途中には磁
力発生ユニット114が設けられている。磁力発生ユニ
ット114は、インクジェット装置IJRAを制御して
いるコントローラー113によって制御されている。
施例におけるインクジェットヘッドの断面図である。こ
のインクジェットヘッドは、前述のインクジェット装置
IJRAに使用されるものである。図において、1はイ
ンクジェットヘッドであり、インクタンク2より磁性イ
ンク14の供給を受けている。磁性インク14を収納し
ているインク袋3を保持しているインクタンク2は、磁
性インク14を吐出するノズル8よりも低い位置に位置
しているため、ノズル8におけるインク圧力は、負の圧
力になっている。5は0リングであり、供給路部材7と
インクタンク2との間をシールしている。供給路部材7
は内部に供給路6を備え、磁性インク14をインクタン
ク2からノズル8に導いている。供給路6の途中には磁
力発生ユニット114が設けられている。磁力発生ユニ
ット114は、インクジェット装置IJRAを制御して
いるコントローラー113によって制御されている。
【0028】供給路部材7は接着剤9によって天板10
に接合されている。11はエネルギー素子12を持った
エネルギー素子基板であり、天板10のノズル8はその
エネルギー素子に対応して配設されている。磁性インク
14は供給路6からノズル8へ導かれ、エネルギー素子
12の発生するエネルギーにより、被印字物13に吐出
される。
に接合されている。11はエネルギー素子12を持った
エネルギー素子基板であり、天板10のノズル8はその
エネルギー素子に対応して配設されている。磁性インク
14は供給路6からノズル8へ導かれ、エネルギー素子
12の発生するエネルギーにより、被印字物13に吐出
される。
【0029】ここで、コントローラ113は、印字命令
を電気信号の形で、エネルギー素子12に送り、インク
を吐出させている。と同時にコントローラ113は、イ
ンクジェットヘッド1が矢印F方向に慣性力を受ける状
態を、その電気信号から事前に予測する。コントローラ
ー113が磁力発生ユニット114に信号を送る。信号
を受けた磁力発生ユニット114が磁力を発生すると、
磁性インク14の粘度は高くなる。すると、供給路6の
磁力発生ユニット114の近傍において、流抵抗が増大
し、磁性インク14がインクタンク2からノズル8へ移
動しずらくなり、ノズル8におけるインク供給圧は安定
する。
を電気信号の形で、エネルギー素子12に送り、インク
を吐出させている。と同時にコントローラ113は、イ
ンクジェットヘッド1が矢印F方向に慣性力を受ける状
態を、その電気信号から事前に予測する。コントローラ
ー113が磁力発生ユニット114に信号を送る。信号
を受けた磁力発生ユニット114が磁力を発生すると、
磁性インク14の粘度は高くなる。すると、供給路6の
磁力発生ユニット114の近傍において、流抵抗が増大
し、磁性インク14がインクタンク2からノズル8へ移
動しずらくなり、ノズル8におけるインク供給圧は安定
する。
【0030】この実施例では、流抵抗を増大させる手段
が供給路6の内壁に存在しないため、インク流れの淀み
がなく、インク固着などによる劣化の恐れがない。
が供給路6の内壁に存在しないため、インク流れの淀み
がなく、インク固着などによる劣化の恐れがない。
【0031】また、コントローラー113によって受け
る慣性力を予測する代わりに、供給路6の一部に圧力セ
ンサを設け、それによる圧力データを磁力発生ユニット
114に送る方法でも磁性インク14の圧力制御が可能
である。
る慣性力を予測する代わりに、供給路6の一部に圧力セ
ンサを設け、それによる圧力データを磁力発生ユニット
114に送る方法でも磁性インク14の圧力制御が可能
である。
【0032】さらに、磁力ではなく、温度変化によるイ
ンクの物性を変えることも可能である。例えば、図11
において、供給路6の途中に磁力発生ユニット114の
代わりに温度制御ユニットを設け(不図示)、インクの
温度を制御する。インクは温度によって、その粘度が変
化するため、流抵抗も変化する。
ンクの物性を変えることも可能である。例えば、図11
において、供給路6の途中に磁力発生ユニット114の
代わりに温度制御ユニットを設け(不図示)、インクの
温度を制御する。インクは温度によって、その粘度が変
化するため、流抵抗も変化する。
【0033】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録
装置において、優れた効果をもたらすものである。その
代表的な構成や原理ついては、例えば、米国特許第47
23129号明細書、同第4740796号明細書に開
示されている基本的な原理を用いて行うものが好まし
い。
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録
装置において、優れた効果をもたらすものである。その
代表的な構成や原理ついては、例えば、米国特許第47
23129号明細書、同第4740796号明細書に開
示されている基本的な原理を用いて行うものが好まし
い。
【0034】この方式は、所謂オンデマンド型、コンテ
ィニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オ
ンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されて
いるシートや流路に対応して配置されている電気熱変換
体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温
度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加するこ
とによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せし
め、前記ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこ
の駆動信号に一体一対応し液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を用いて液体(インク)を吐出させて、少な
くとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長、収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4463359号明細書、同第4345
262号明細書に記載されているようなものが適してい
る。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米
国特許第4313124号明細書に記載されている条件
を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
ィニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オ
ンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持されて
いるシートや流路に対応して配置されている電気熱変換
体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温
度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加するこ
とによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せし
め、前記ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこ
の駆動信号に一体一対応し液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を用いて液体(インク)を吐出させて、少な
くとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長、収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4463359号明細書、同第4345
262号明細書に記載されているようなものが適してい
る。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米
国特許第4313124号明細書に記載されている条件
を採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0035】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。
【0036】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満
たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとして
の構成のいずれにおいても、本発明は有効である。加え
て、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的
な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換
自在のチップタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発
明は有効である。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満
たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとして
の構成のいずれにおいても、本発明は有効である。加え
て、装置本体に装着されることで、装置本体との電気的
な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換
自在のチップタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発
明は有効である。
【0037】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或は、これとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行うために有効である。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或は、これとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行うために有効である。
【0038】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個のみ組み合わせによって
でもよいが、本発明は容易に、精度良く、複数の液室を
形成することが可能であるため、異なる色の複色カラー
または、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備え
た装置には本発明は極めて有効である。
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個のみ組み合わせによって
でもよいが、本発明は容易に、精度良く、複数の液室を
形成することが可能であるため、異なる色の複色カラー
または、混色によるフルカラーの少なくとも一つを備え
た装置には本発明は極めて有効である。
【0039】
【発明の効果】以上説明から明らかなように、本発明に
よれば、インクジェットヘッドに慣性力が加わっても、
インクジェット装置の大きさを大きくしないで、しかも
簡単な構成で、ノズル部におけるインク供給圧力を安定
させ、常に安定したインク吐出を得ることができる。
よれば、インクジェットヘッドに慣性力が加わっても、
インクジェット装置の大きさを大きくしないで、しかも
簡単な構成で、ノズル部におけるインク供給圧力を安定
させ、常に安定したインク吐出を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例におけるインクジェットヘッドの
断面図である。
断面図である。
【図2】 図1のインクジェットヘッドが使用される第
1実施例のインクジェット装置の斜視図である。
1実施例のインクジェット装置の斜視図である。
【図3】 第1実施例におけるインクジェットヘッドの
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
【図4】 従来例におけるインクジェットヘッドの供給
路の圧力値と第1実施例におけるインクジェットヘッド
の供給路の圧力値を示すグラフである。
路の圧力値と第1実施例におけるインクジェットヘッド
の供給路の圧力値を示すグラフである。
【図5】 第1実施例におけるインクジェットヘッドの
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
【図6】 第1実施例におけるインクジェットヘッドの
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
【図7】 第1実施例におけるインクジェットヘッドの
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
【図8】 第1実施例におけるインクジェットヘッドの
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
供給路の流抵抗が変化する前後の状態を示す断面図であ
る。
【図9】 第2実施例におけるインクジェットヘッドの
断面図である。
断面図である。
【図10】 第3実施例におけるインクジェットヘッド
の断面図である。
の断面図である。
【図11】 第4実施例におけるインクジェットヘッド
の断面図である。
の断面図である。
IJRA インクジェット装置 HC キャリッジ 1 インクジェットヘッド 2 インクタンク 3 インク袋 4 インク 5 0リング 6 供給路 7 供給路部材 8 ノズル 9 接着剤 10 天板 11 エネルギー素子基板 12 エネルギー素子 13 被印字物 14 磁性インク 101,102,104,105,106 供給路調整
部材 103 圧縮バネ 107,108 ボール 109 磁気供給路調整部材 110,111 磁力発生体 112 電磁式制御ユニット 113 コントローラー 114 磁力発生ユニット 115 穴
部材 103 圧縮バネ 107,108 ボール 109 磁気供給路調整部材 110,111 磁力発生体 112 電磁式制御ユニット 113 コントローラー 114 磁力発生ユニット 115 穴
Claims (7)
- 【請求項1】 インクを収納し必要に応じてインクを供
給するインクタンクと、前記インクを吐出するためのエ
ネルギー発生手段を備えたインクジェットヘッドと、必
要に応じて前記インクジェットヘッドに前記インクタン
クより前記インクを供給する供給路と、吐出された前記
インクが定着する被記録部材と、該被記録部材をインク
ジェットヘッドに対して相対的に移動させる搬送手段と
よりなるインクジェット記録装置において、前記インク
ジェットヘッドが移動した際に慣性力を受けると、前記
供給路の流抵抗を増大させる手段を持つことを特徴とす
るインクジェット記録装置。 - 【請求項2】 前記供給路の流抵抗を増大させる手段
が、供給路寸法の変化によるものであることを特徴とす
る請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 前記供給路の流抵抗を増大させる手段
が、インクの物理的性質の変化によるものであることを
特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 前記供給路の流抵抗を増大させる手段
が、インクジェットヘッドにかかる慣性力によって作動
するものであることを特徴とする請求項2に記載のイン
クジェット記録装置。 - 【請求項5】 前記供給路の流抵抗を増大させる手段
が、供給路またはインク吐出面の圧力変動を検知する検
知手段から発する信号によって作動するものであること
を特徴とする請求項2また3に記載のインクジェット記
録装置。 - 【請求項6】 前記供給路の流抵抗を増大させる手段
が、前記インクジェットヘッドの移動時に前記インクジ
ェットヘッドが受ける慣性力を前記インクジェットヘッ
ドに入力される吐出信号によって予測する予測手段によ
って、作動するものであることを特徴とする請求項2ま
たは3に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項7】 前記エネルギー発生手段は、インクを吐
出する複数の吐出口毎に設けられ、インクに熱による状
態変化を生起させ、該状態変化に基づいてインクを前記
吐出口から吐出させて飛翔的液滴を形成する手段である
ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23631993A JPH0789083A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23631993A JPH0789083A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0789083A true JPH0789083A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16999044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23631993A Withdrawn JPH0789083A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0789083A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015178212A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP23631993A patent/JPH0789083A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015178212A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置 |
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| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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