JPH0789479A - 自転車 - Google Patents

自転車

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JPH0789479A
JPH0789479A JP11705091A JP11705091A JPH0789479A JP H0789479 A JPH0789479 A JP H0789479A JP 11705091 A JP11705091 A JP 11705091A JP 11705091 A JP11705091 A JP 11705091A JP H0789479 A JPH0789479 A JP H0789479A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 前輪と後輪との間のホイールベースを短く設
定した自転車を提供する。 【構成】 フレーム1には軸挿通穴を有し、外周にフリ
ーホイール15を有する後ハブが設けられている。後ハ
ブには軸受を介してクランク軸16が挿通されており、
クランク軸16の両端にはペダル19を有する左、右一
対のクランク20、20が設けられている。右側クラン
ク20には大ギヤ21が一体回転するように設けられて
いる。フレーム1には大ギヤ21と噛合する従動歯車2
3が軸支されている。従動歯車23には連動歯車28が
スプライン結合されており、この連動歯車28とフリー
ホイール15のフリーギヤとの間には一以上の伝達歯車
が列設されている。 【効果】 後ハブとクランク軸16は同軸上にあり、後
輪11は前輪8に接近した位置に配設される。この結
果、ホイールベースが短くなり、旋回性能に優れると共
に、駐輪スペースを小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自転車に関し、特に前輪
と後輪との間のホイールベースを短く設定した自転車に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自転車のフレームには例えばダイ
ヤモンド型等種々の形状のものがあるが、いずれのフレ
ームにあっても立パイプに対してバックホークとチェー
ンステーを後方に向けて三角形状に突設し、該チェーン
スティの後端に設けたリヤホークエンドに後輪ハブを支
持させる構造になっている。そして、該後輪ハブにはフ
リーホイールを設け、他方立パイプ下端のボトルブラケ
ットにクランク軸を介して設けたクランクに大ギヤを設
け、該大ギヤとフリーホイールとの間にチェーン又はベ
ルトを巻装し、クランク側の回転駆動力を後輪に伝達す
るようになっている。
【0003】従来の自転車は上述の如く後輪がボトムブ
ラケットに対してチェーンスティの長さ分だけ後方に離
間しているため、ボトムブラケットを間に前、後に位置
する前輪と後輪との間の距離、即ちホイールベースは、
同程度のサイズの自転車ではほぼ同じ値に設定されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、今日自転車
は軽便性、無公害性等の利点から利用者が増大している
が、このため都市部では駐輪場の不足が問題になってい
る。また、アウトドアライフを楽しむ人口が増え、自転
車を自動車に搭載して行楽地まで持っていくことが行わ
れるようになっているが、従来の自転車では搭載のスペ
ースを取り過ぎるという問題があるし、スペースを取ら
ない二つ折式のミニサイクルでは自転車を乗り廻すとい
う楽しさは味わうことができず、また、小さい車輪に対
してサドルやハンドルの位置が高いために走行安定性に
欠けるという欠点がある。
【0005】そして、従来の自転車はホイルベースがほ
ぼ一定に決まっているため、上述した各の問題、欠点に
対応できないという欠点がある。
【0006】本発明は上述した従来技術の欠点に鑑みな
されたもので、ホイルベースを短く設定できる結果駐輪
及び車載スペースを小さくでき、また旋回半径が小さく
なって旋回性に優れており、しかもチェーン切断事故を
無くすことができる自転車を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために構成された本発明の手段は、先端に固着されたヘ
ッドパイプを介して前ホークを回動自在に支持する下パ
イプ及び該下パイプの後端側と固着された立パイプを含
んで構成されるフレームと、該フレームに設けられ、該
フレームに対して車輪を支持すると共に、該車輪に回転
力を伝達する動力伝達機構とを有する自転車であって、
前記動力伝達機構を前記車輪を支持すべく前記フレーム
に軸受を介して回動自在に設けられ、軸方向に軸挿通穴
が形成されたハブと、該ハブの軸端側に設けられたフリ
ーホイールと、前記ハブの軸挿通穴に軸受を介して回動
自在に挿通されたクランク軸と、基端側が該クランク軸
の両端側にそれぞれ固着され、先端側にペダルが軸着さ
れた左、右一対のクランクと、前記クランク軸に嵌合さ
れ、該クランクと一体回転する大ギヤと、前記フレーム
に回動自在に支持され、該大ギヤと常時噛合する従動歯
車と、該従動歯車の回転を前記フリーホイールのフリー
ギヤに伝達する回転伝達手段とからなる。
【0008】そして、前記回転伝達手段を、前記フレー
ムに回動自在に支持され、前記従動歯車と一体回転する
連動歯車及び前記フリーホイールのフリーギヤと噛合す
る伝達歯車を含む複数の歯車群により構成してもよい。
【0009】また、前記動力伝達機構を前記車輪を支持
すべく前記フレームに軸受を介して回動自在に設けら
れ、軸方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの軸
端側に設けられたフリーホイールと、前記ハブの軸挿通
穴に軸受を介して回動自在に挿通されたクランク軸と、
基端側が該クランク軸にそれぞれ固着され、先端側にペ
ダルが軸着された左、右一対のクランクと、前記クラン
ク軸に嵌合され、該クランクと一体回転する内歯形大ギ
ヤと、前記フレームに軸支され、該内歯形大ギヤと常時
噛合する従動歯車と、前記フレームに軸支され、該従動
歯車と一体回転する歯付連動プーリと、該歯付連動プー
リと前記フリーホイールのフリーギヤとの間に巻装され
た歯付伝導ベルトとから構成することができる。
【0010】更に、前記動力伝達機構を前記車輪を支持
すべく前記フレームに軸受を介して回転自在に設けら
れ、軸方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの軸
端側に設けられたフリーホイールと、前記ハブの軸挿通
穴に軸受を介して回動自在に挿通されたクランク軸と、
基端側が該クランク軸の軸方向両端にそれぞれ固着さ
れ、先端側にペダルが軸着された左、右一対のクランク
と、前記クランク軸に挿嵌され、該クランクと一体回転
する内歯形大ギヤと、該内歯形大ギヤと噛合する複数の
遊星歯車と、該各遊星歯車を軸支し、前記内歯形大ギヤ
に対して公転するキャリアと、該キャリアに軸支され、
前記遊星歯車の回転を前記フリーホイールのフリーギヤ
に伝達する複数の伝達歯車とから構成することもでき
る。
【0011】更にまた、前記動力伝達機構を前記車輪を
支持すベく前記フレームに軸受を介して回動自在に設け
られ、軸方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの
軸端側に設けられ、歯数の異なる複数枚のフリーギヤを
有する多段フリーホイールと、前記ハブの軸挿通穴に軸
受を介して回動自在に挿通されたクランク軸と、基端側
が該クランク軸の軸方向両端にそれぞれ固着され、先端
側にペダルが軸着された左、右一対のクランクと、前記
クランク軸に嵌合され、該クランクと一体回転する内歯
形大ギヤと、前記フレームに軸支され、該内歯形大ギヤ
と常時噛合する従動歯車と、前記フレームに軸支され、
該従動歯車と一体回転可能に、かつ軸方向に変位可能に
なった連動歯車と、該連動歯車及び多段フリーホイール
の各フリーギヤに噛合する切換歯車と、該切換歯車と連
動歯車を軸方向に一体的に変位させることにより、該切
換歯車を前記連動歯車と噛合させた状態で前記各フリー
ギヤと選択的に噛合させる変速操作手段とから構成して
もよい。
【0012】更には、前記動力伝達機構を前記車輪を支
持すべく前記フレームに軸受を介して回動自在に設けら
れ、軸方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの軸
端側に設けられたフリーホイールと、前記ハブの軸挿通
穴に軸受を介して回動自在に挿通されたクランク軸と、
基端側が該クランク軸の軸方向両端にそれぞれ固着さ
れ、先端側にペダルが軸着された左、右一対のクランク
と、前記クランク軸に嵌合され、該クランクと一体回転
する内歯形大ギヤと、該内歯形大ギヤと対面して前記フ
レーに固着され、円弧状の軸案内部が周方向に形成され
ているカバーと、前記軸案内部に接近して該カバーに軸
着された固定ガイドプーリと、該固定ガイドプーリに対
して離接可能なように前記カバーの軸案内部に摺動自在
に設けられた摺動支持軸と、該摺動支持軸に回転自在に
支持され、前記内歯形大ギヤと常時噛号する従動歯車
と、前記摺動支持軸に支持され、該従動歯車と一体回転
する駆動プーリと、対向する挟持面のうち少なくとも一
側挟持面が凸状円錐面に形成され、径方向外周側が次第
に離間した一対のベルト挟持板を有し、一側のベルト挟
持板が前記フリーホイールの外周側に固着され、他側の
ベルト挟持板がばね力によって該一側ベルト挟持板側に
常時付勢されている従動プーリと、該従動プーリには挟
持され、前記従動プーリ及び固定ガイドローラには巻装
されることにより、該駆動プーリの回転駆動力を前記プ
ーリに伝達する駆動ベルトと、前記従動プーリに挟持さ
れている該駆動ベルトを拡縮径させることによって該従
動プーリの回転数を無段階に変化させるため、前記駆動
プーリを前記固定ガイドプーリに対して離接する方向に
変位させるプーリ操作手段とから構成することができ
る。
【0013】また、前記動力伝達機構を前記車輪を支持
すベく前記フレームに軸受を介して回動自在に設けら
れ、軸方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの軸
端側に設けられ、歯車の異なる複数枚のフリーギヤを有
する多段フリーホイールと、前記ハブの軸挿通穴に軸受
を介して回動自在に挿通されたクランク軸と、基端側が
該クランク軸の軸方向両端にそれぞれ固着され、先端側
にペダルが軸着された左、右一対のクランクと、前記ク
ランク軸に嵌合され、該クランクと一体回転する大ギヤ
と、前記フレームに軸支され、該フレームの前後方向に
揺動可能なステーと、回転軸を介して該ステーに支持さ
れ、前記大ギヤと噛合する従動歯車と、前記回転軸に軸
方向に変位可能に、かつ該従動歯車と一体回転可能に設
けられた第1の連動歯車と、一端側が該第1の速動歯車
に揺動自在に支持された第1の歯車支持腕と、該第1の
歯車支持腕の他端側に軸支され、前記第1の連動歯車と
常時噛台する第2の連動歯車と、長手方向中間が前記第
1の歯車支持腕の他端側に軸支された第2の歯車支持腕
と、該第2の歯車支持腕の一側端に軸支され、前記第2
の連動歯車と常時噛合する第3の連動歯車と、操作レバ
ー及び前記第2の歯車支持腕と連結された状態で前記フ
レームに軸方向及び周方向に変位可能に支持された変速
操作ロッドを有し、前記操作レバーを操作することによ
り前記第3の連動歯車を前記多段フリーホイールの各フ
リーギヤと選択的に噛合させる変速操作手段とから構成
できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳述す
る。第1図及び第2図は第1の実施例を示す。図におい
て、1は自転車を構成する三角フレームを示し、該三角
フレーム1は横向きの上パイプ2と、該上パイプ2の先
端2Aに固着されたヘッドパイプ3と、先端4Aが該ヘ
ッドパイプ3に固着された逆Y字状の下パイプ4と、上
端5Aが前記上パイプ2の後端2Bと固着され、下端5
Bが下パイプ4の後端4Bと固着された逆Y字状の立パ
イプ5とによって略三角形に形成されている。
【0015】6はヘッドパイプ3に回動自在に支持され
た前ホークで、該前ホーク6の上端側にはハンドル7が
取着され、下端側には前輪8が軸支されている。一方、
9は立パイプ5の上端5A側にシートポスト10を介し
て支持されたサドル、11は後述する後ハプ13を介し
て三角フレーム1側に支持された後輪である。
【0016】12は前記後輪11を回転駆動すべく三角
フレーム1に設けられた動力伝達機構を示す。13は該
動力伝達機構12を構成し、玉軸受14、14を介して
三角フレーム1に支持された後ハブで、該後ハブ13は
内周面に軸方向に離間して一対のわんが形成された軸挿
通穴13Aと、軸方向両端側に刻設された一対の雄ねじ
部13B、13Bと、該雄ねじ部13B、13B間に位
置して径方向外側に突出した一対のフランジ13C、1
3Cとを有している。
【0017】15は前記玉軸受14の外側に位置して後
ハブ13に設けられたフリーホイールを示し、該フリ−
ホイール15は後ハブ13の雄ねじ部13Bに螺着され
た中子15Aと、該中子15Aに対して一定方向にのみ
回転可能なフリーギヤ15Bとから構成されている。
【0018】一方、16は後ハブ13の軸挿通穴13A
に軸受17、17を介して回動自在に挿通されたクラン
ク軸を示し、該クランク軸16の軸方向両端寄りの位置
には一対の雄ねじ部16A、16Aが刻設されている。
ここで、前記各玉軸受17は軸挿通穴13Aの各わんに
圧接する内側玉17A、17A・・・と、クランク軸1
6に外嵌され、該各玉17Aを押圧するリテーナ17B
と、クランク軸16の雄ねじ部16Aに螺合された玉押
し17Cと、該玉押し17Cとリテーナ17Bとの間に
挟装された外側玉17D、17D・・・とから構成され
ている。
【0019】18はクランク軸16の一側軸端に嵌着さ
れ、先端側にペダル19が軸着された左クランク、20
はクランク軸16の他側軸端に嵌着され、先端側にペダ
ル19が軸着された右クランクである。
【0020】21はアームプレート22を介して前記右
クランク20に取着された大ギヤ、23は該大ギヤ21
と常時噛合する従動歯車を示し、該従動歯車23は軸方
向両端側にスプラインが刻設された中空連動軸24に嵌
着されている。そして、該中空連動軸24は下パイプ4
の後端4B側に植設された支持軸25に回動自在に嵌装
されている。なお、図中26は中空連動軸24の中間部
を回動自在に支持するため、下パイプ4に固着された逆
L字状の支持アームである。
【0021】次に、27は従動歯車23の回転を前記フ
リーホイール15に伝達するための回転伝達手段を示
し、該回転伝達手段27は中空連動軸24の他側スプラ
インに嵌合され、従動歯車23と一体回転する連動歯車
28と、下パイプ4に植設された支持軸29に支持さ
れ、該連動歯車28と噛合する第一の伝達歯車30と、
下パイプ4に植設された支持軸31に支持され、該第一
の伝達歯車30及びフリーホイール15のフリーギヤ1
5Bと常時噛合する第2の伝達歯車32とから構成され
ている。
【0022】本実施例は上述の如く構成されるが、次に
その作動について説明する。実施例の自転車は従来技術
のものと異なってバックホーク、チェーンステーのない
三角フレームに後輪11を設けた構造になっているが、
乗り方及び運転の仕方は従来技術によるものと実質的に
異なるところはない。
【0023】即ち、搭乗者がサドル9に腰掛けて左、右
のペダル19、19を踏み込むと、クランク軸16を中
心にクランク18、20が回転し、大ギヤ21も一体的
に回転する結果、従動歯車23が逆方向に回転する。回
転伝達手段27の連動歯車28は中空連動軸24を介し
て従動歯車23と一体回転するから、大ギヤ21の回転
は従動歯車23、連動歯車28、第一の伝達歯車30そ
して第2の伝達歯車32を順次介してフリーホイール1
5のフリーギヤ15Bに伝えられる。
【0024】そして、フリーギヤ15Bが図1における
時計方向に回転したときにのみ中子15Aも同方向に回
転して後ハブ13を回転させる結果、後輪11は図中矢
示方向に回転し、自転車は前進することができる。
【0025】また、ぺダル19、19の踏み込みを中止
したり、逆回転させた時にはフリーギヤ15Bに対して
中子15Aが所定方向に自由回転し、後輪11が空転す
ることは従来技術のものと同様である。叙上の如く本実
施例は後ハブ13内にクランク軸16を挿通し、大ギヤ
21とフリーホイール15を同一軸線上に組付ける構造
を採用し、従来技術におけるバックホーク、チェーンス
テー及びチェーンを不要にしたから、ホイールベースを
短くすることができる。従って、旋回半径が小さくなっ
て旋回性が向上すると共に、駐輪或いは収納時のスペー
スを小さくできる。
【0026】また、チェーン、チェーン代替ベルトを使
用しないから、これらチェーン等の切断、外れ事故を確
実に解消できるし、動力伝達機構12をコンパクトに構
成できる結果、折畳み式自動車として構成するのに適し
ている。
【0027】次に、図3及び図4に本発明の第2の実施
例を示す。なお、本実施例及び以下に述べる他の実施例
において、第1実施例の構成要素と同一の構成要素には
同一符号を付してその説明を省略する。
【0028】図において、51は第1実施例に示す後ハ
ブ13、クランク軸16、クランク18、20を含んで
構成される動力伝達機構を示す。52は該動力伝達機構
51を構成し、後ハブ13の軸端側に嵌着されたフリー
ホイールで、該フリーホイール52は中子52Aと後述
する歯付きベルト58が係合するように形成されたフリ
ーギヤ52Bとからなっている。
【0029】53はクランク軸16に嵌合した状態で右
クランク20に取着された内歯形大ギヤをを示し、54
は該内歯形大ギヤ53と常時噛合する従動歯車を示す。
該従動歯車54は下パイプ4の後端4B側に植設された
支持軸55に中空スプライン軸56を介して回動自在に
支持されている。
【0030】57は前記中空スプライン軸56に嵌着さ
れ、従動歯車54と一体回転する連動プーリ、58は該
連動プーリ57と前記フリーホイール52のフリーギヤ
52Bとの間に巻装された歯付きベルトを示す。
【0031】本実施例は上述の構成からなっており、ペ
ダル19、19を踏み込んで内歯形大ギヤ53を所定方
向に回転駆動すると、従動歯車54及び該従動歯車54
とスプライン結合されている連動プーリ57が同方向に
回転する。そして、連動プーリ57の回転は歯付きベル
ト58を介してフリーホイール52のフリーギヤ52B
に伝達される結果、後輪11は進行方向に回転すること
になる。
【0032】叙上の如く本実施例の動力伝達機構51に
は歯付きベルト58を用いたから、踏込み時における足
への衝撃を柔げることができるし、騒音を低減できる。
また、内歯形大ギヤ53を用いることにより、従動歯車
54、歯付きベルト58を側方から覆うように構成でき
る結果、衣服の裾に潤滑油が付着する事態を確実に防止
できる。
【0033】次に、図5ないし図7に第3の実施例を示
す。図5において、61は動力伝達機構で、62は該動
力伝達機構61を構成し、後ハブ13の軸端側に嵌着さ
れたフリーホイールを示す。該フリーホイール62は中
子62Aと、外周の軸方向一側にフランジが周設された
フリーリング62Bと、フリーリング62Bの軸方向他
側に嵌着されたリングギヤ62Cとからなっている。
【0034】63はクランク軸16に嵌合した状態で右
クランク20に取着された内歯形大ギヤ、64、64、
64は該内歯形大ギヤ63と噛合する3個の遊星歯車、
65は三角形のプレートからなるキャリアを示す。該キ
ャリア65は中心にフリーリング嵌合穴65Aが穿設さ
れ、各項部65B、65B、65B側に前記遊星歯車6
4、64、64を回動自在に支持する外側支持軸65
C、65C、65C及び後述する伝達歯車66、66、
66を回動自在に支持する内側支持軸65D、65D、
65Dが突設されている。
【0035】66、66、66は前記キャリア65の各
内側支持軸65Dにそれぞれ支持された3個の伝達歯車
で、該各伝達歯車66は遊星歯車64とフリーホイール
62のリングギヤ62Cとに噛合した状態になってい
る。
【0036】本実施例は上述の構成からなるが、次にそ
の作動について説明する。まず、ぺダル19、19を踏
込んで内歯形大ギヤ63を矢示方向に回転駆動すると、
該大ギヤ63と噛合している各遊星歯車64が自転しつ
つ公転し、キャリア65も同方向に回転する。そして、
該キャリア65に内側支持軸65Dを介して支持されて
いる各伝達歯車66が遊星歯車64の回転をフリーホイ
ール62のリングギヤ62Cに伝達する結果、後輪11
は進行方向に回転することになる。
【0037】叙上の如く本実施例の動力伝達機構61は
遊星歯車64、64、64を用いる構成にしたから軸方
向寸法が短いコンパクトな機構にすることができる。ま
た、内歯形大ギヤ63を用いることにより、遊星歯車6
4、キャリア65等を側方から覆うように構成できる結
果、衣服の裾に潤滑油が付着する事態を確実に防止でき
る。
【0038】なお、本実施例では3個の遊星歯車64、
64、64及び伝達歯車66、66、66を用いたが、
遊星歯車64及び伝達歯車66の数は2個でも4個以上
でもよいことは勿論である。
【0039】次に、図8ないし図10に第4の実施例を
示す。図において、71は動力伝達機構で、72は該動
力伝達機構71を構成し、後ハブ13の軸端側に螺着さ
れた多段フリーホイールを示す。該多段フリーホイール
72は中子72Aにボス72Bを介して嵌合されたトッ
プ、セカンド、サード及びローの各フリーギヤ72C、
72D、72E、72Fを有している。
【0040】73はクランク軸16に嵌合した状態で右
クランク20に取着された内歯形大ギヤ、74は該内歯
形大ギヤ73と常時噛合する従動歯車を示し、該従動歯
車74は下パイプ4の後端側4Bに植設された支持軸7
5に中空スプライン軸76を介して回動自在に支持され
ている。
【0041】77は前記中空スプライン軸76に嵌合さ
れた連動歯車で、該連動歯車77は前記従動歯車74と
一体回転すると共に、軸方向に摺動可能になっている。
78は前記連動歯車77と常時噛合し、かつ各段のフリ
ーギヤ72C、72D、72E、72Fと選択的に噛合
する切換歯車である。
【0042】79は該切換歯車78を連動歯車77と噛
合させた状態で各段のフリーギヤ72C、72D、72
E、72Fと選択的に噛合させるための変速レバーを示
す。該変速レバー79は長手方向途中に軸挿通穴が形成
されると共に、先端側が略逆ヘ字状に屈曲し、下端部が
連動歯車77側に直角に屈曲したレバー本体79Aと、
該レバー本体79Aの途中に逆L字状に突設され、先端
側に前記軸挿通穴と同軸の軸挿通穴が形成されている挟
持用レバー部79Bと、レバー本体79Aの上端に螺着
された握部79Cとから構成されている。そして、上記
変速レバー79は各軸挿通穴に挿嵌したブシュ80、8
0を介して中空スプライン軸76に軸方向に摺動可能
に、かつ周方向に回動可能に挿嵌されている。なお、図
10中81は変速レバー79と下パイプ3との間に張設
された引張りばね、82は立パイプ5の途中に突設さ
れ、変速レバー79を各段のフリーギヤ72Cないし7
2Fに対応させて案内する案内板である。
【0043】本実施例は上述の構成からなっており、ペ
ダル19、19を踏込んで内歯形大ギヤ73を矢示方向
に回動駆動すると、従動歯車74及び該従動歯車74と
スプライン結合されている連動歯車77が同方向に一体
回転する。そして、案内板82に従って変速レバー79
を軸方向及び周方向に押動操作することにより、連動歯
車77と切換歯車78を噛合した状態のままで軸方向に
変位でき、そして切換歯車78を各段のフリーギヤ72
Cないし72Fに選択的に噛合させることにより、変速
することができる。
【0044】叙上の如く本実施例の動力伝達機構71は
変速レバー79を切換操作することにより、切換歯車7
8を多段フリーホイール72の各フリーギヤ72Cない
し72Fに直接噛合させる構成にしたから、構造を単純
化できるし、変速操作時におけるチェーンの外れといっ
た従来技術の欠点を解消できる。
【0045】なお、本実施例では変速レバー79自体を
中空スプライン軸76の軸方向に沿って横移動させる構
成にしたが、例えば梃の原理を利用した変速レバーに構
成してもよい。
【0046】次に、図11ないし図15は本発明の第5
の実施例を示す。図において、91は動力伝達機構で、
92は該動力伝達機構91を構成し、後ハブ13の軸端
側に螺着されたフリーホイールを示す。該フリーホイー
ル92は中子92Aと後述する従動プーリ104が嵌着
され、公知のフリーギヤと同様に機能するフリーリング
92Bとからなっている。
【0047】93はクランク軸16に嵌合した状態で右
クランク20に取着された内歯形大ギヤを示す。94は
該内歯形大ギヤ93と対向するように軸受95を介して
後ハブ13に支持され、下パイプ4の後端側4Bにボル
ト96を介して固定されたカバーを示し、該カバー94
は円板状の基部94Aと、該基部94Aの外周に立設さ
れ、内歯形大ギヤ93の外周側に遊嵌する周壁部94B
と、該周壁部94Bの内側に位置して基部94Aに突設
された案内壁部94Cとからなっている。そして、周壁
部94Bと案内壁部94Cとの間に位置して基部94A
には円弧状の軸案内溝97が開口形成されている。
【0048】98は前記軸案内溝97の一側端97A近
傍に位置してカバー94の基部94Aに軸支された固定
ガイドプーリ、99は内歯形大ギヤ93と常時噛合しな
がら該固定ガイドプーリ98に接離可能に配設された従
動歯車を示し、該従動歯車99は軸案内溝97の一側端
97Aから他側端97Bにかけて摺動可能に挿嵌された
摺動支持軸100に支持されている。
【0049】101は該摺動支持軸100に設けられた
駆動プーリで、該駆動プーリ101は前記従動歯車99
と一体回転するように連結されている。102は前記駆
動プーリ101を常時は固定ガイドプーリ98側に付勢
している引張りばねを示し、該引張りばね102の一端
側102Aは固定ガイドプーリ98から周方向に離間し
てカバー94の基部94Aに固着された係止ピン103
に係止され、他端側102Bは摺動支持軸100に係止
されており、カバー94の案内壁部94Cに沿って伸縮
するようになっている。
【0050】104は従動プーリで、該従動プーリ10
4は図4に示すように、円錐状に傾斜したべルト挟持面
105Aを有し、中心には中空のスプライン軸部105
Bが突出し、該スブライン軸部105Bの先端外側には
雄ねじ部105Cが刻設された形状からなり、フリーホ
イール92のフリーリング92Bに嵌着された固定ベル
ト挟持板105と、円錐状に傾斜したべルト挟持面10
6Aを有し、中心にはスプライン軸部105Bが摺嵌す
る挿通穴106Bが形成され、ベルト挟持面106Aの
他側にはボス部106Cが突出形成された形状からな
り、前記スプライン軸部105Bに軸方向に摺動自在に
挿嵌された移動ベルト挟持板106と、スプライン軸部
105Bに嵌合され、雄ねじ部105Cに螺着されたば
ね圧調整キャップ107と、スプライン軸部105Bに
遊嵌された状態で該ばね圧調整キャップ107と移動ベ
ルト挟持板106との間に挟装され、常時は該移動ベル
ト挟持板106を固定ベルト挟持板105方向に付勢し
ている押圧ばね108とから構成されている。
【0051】109は前記従動プーリ104と、駆動プ
ーリ101と、固定ガイドプーリ98との間に巻装され
た駆動ベルトで、該駆動ベルト109は例えばスチール
ベルトや、両側面に縦溝を形成することにより、周方向
の摩擦抵抗よりも径方向の摩擦抵抗が小さくなるように
したゴムベルトからなっている。
【0052】更に、110は駆動プーリ101を固定ガ
イドプーリ98から離間させる方向に変位させることに
より変速操作するためのプーリ操作手段、111は該プ
ーリ操作手段110の操作ケーブルで、該操作ケーブル
111の基端側111Aは連結部材112を介して摺動
支持軸100に揺動自在に連結され、先端側111Bは
後述する変速レバー114に連結されており、途中はカ
バー94の基部94Aに軸着したガイドローラ113に
よって下パイプ4に沿った方向に案内されている。
【0053】114は下パイプ4の上端側4Aに位置し
て矢示方向に回動自在に軸着された変速レバーで、該変
速レバー114には前記操作ケーブル111の先端側が
連結されている。
【0054】本実施例は上述の構成からなっており、次
のように作動する。ぺダル19、19を踏込んで内歯形
大ギヤ93を矢示方向に回転駆動すると、従動歯車99
が同方向に回転しこれと共に駆動プーリ101が一体回
転する。駆動プーリ101、固定ガイドプーリ98及び
従動プーリ104には駆動ベルト109が一体に巻装し
てあるから、駆動プーリ101の回転は駆動ベルト10
9を介して従動プーリ104に伝達される。そして、従
動プーリ104の回転はフリーホイール92を介して後
輪11を回転駆動することになる。
【0055】そこで、次に変速の作動について図14、
図15を参照しつつ説明する。図14は高速操作状態を
示しており、操作ケープル111に引張られた摺動支持
軸100は軸案内溝97の他端側97Bに位置し、引張
りばね102は最も伸長した状態になっている。この
時、駆動プーリ101、従動プーリ104の回転中心及
び固定ガイドプーリ98は互に最も離間した状態にな
り、駆動ベルト109は従動プーリ104の最内周側に
挟持された状態でプーリ101、104、98間に張設
される。そして、駆動プーリ101の半径R1と従動プ
ーリ104に挟持されている駆動ベルト109の半径R
2は最も近い値になるから、駆動プーリ101に対する
従動プーリ104の減速比は最小になる。
【0056】一方、上記の高速状態から最低速に変える
場合には、変速レバー114を前方に所望の角度まで押
動し、操作ケーブル111を緩める。すると、引張りば
ね102のばね力によって摺動支持軸100が軸案内溝
97内を摺動し、駆動プーリ101は固定ガイドプーリ
98に最も接近した状態になるから、駆動プーリ10
1、従動プーリ104の回転中心及び固定ガイドプーリ
98は互いに最も接近した状態になる。
【0057】この結果、駆動ベルト109は長さに遊び
が出来ることになり、押圧ばね108のばね力によって
対向するべルト摺接面105A、106A上を外周側に
摺動して拡径し、半径R3からなる半円状に挟持され、
駆動プーリ101の半径R1に対して最も大きい値にな
るから、駆動プーリ101に対する従動プーリ104の
減速比は最大になる。
【0058】かくして、本実施例によれば、変速レバー
114を押動操作するだけで、従動プーリ104によっ
て形成される駆動ベルト109の最小半径R2と最大半
径R3の範囲内で速度を無段階に変えることができる。
叙上の如く本実施例の動力伝達機構91によれば、変速
レバー114を押動操作するだけで自転車の速度を無段
階に変化させることができ、しかも変速時のギヤ鳴り、
衝撃等を無くすことができる。
【0059】更に、図16ないし図20は第6の実施例
を示す。図において、121は動力伝達機構、122は
該動力伝達機構121を構成し、後ハブ13の軸端側に
螺着された多段フリーホイールを示す。該多段フリーホ
イール122は中子122Aにボス122Bを介して嵌
合されたトップ、セカンド、サード、フォース及びロー
の各フリーギヤ122C、122D、122E、122
F、122Gを有している。
【0060】123、124は外歯形大ギヤからなるア
ウターギヤとインナーギヤで、該アウター及びインナー
ギヤ123、124はアームプレート125を介して右
クランク20に取着されている。126は前記下パイプ
4に突設された支持部で、該支持部126には軸挿通穴
126Aとロッド摺動穴126Bが直交方向にそれぞれ
穿設されている。127は前記支持部126に回動可能
に挿通されたステー支持軸で、該ステー支持軸127の
軸方向一側段部127Aと支持部126との間には圧縮
ばね128が嵌装されている。
【0061】129は前記ステー支持軸127の軸方向
他側に嵌着されたステーを示し、該ステー129は下パ
イプ4に対して離接するように横移動可能になってい
る。そして、ステー129には基端側に係合穴129A
が形成され、該係合穴129Aより先端側には若干凸湾
曲状をなしたステー案内片129Bが突出形成されてお
り、該ステー案内片129Bは下パイプ4の後端4B側
外面に凹設した湾曲状の摺接溝130内を長手方向及び
幅方向に摺動するようになっている。
【0062】131は軸方向中間がスプライン軸部13
1Aになった回動軸で、該回動軸131の一端側は前記
ステー129に回動可能に支持され、他端側はステー1
29に固着した逆L字形ブラケット132に支持されて
いる。133は前記回動軸131の他端側に嵌着されて
一体回転する従動歯車で、該従動歯車133は前記アウ
ターギヤ123及びインナーギヤ124と択一的に噛合
するようになっている。
【0063】134は前記回動軸131のスプライン軸
部131Aに嵌合され、前記従動歯車133と一体回転
すると共に、軸方向に変位可能になった第1の連動歯車
で、該連動歯車134の側面にはボス134Aが突出形
成されている。135は前記ボス134Aに長手方向一
端135Aが揺動可能に支持された第1の歯車支持腕、
136は該歯車支持腕135の他端側135Bに軸着さ
れた第2の連動歯車で、該第2の連動歯車136は前記
第1の連動歯車134と常時噛合している。
【0064】137は平面略く字状に形成された第2の
歯車支持腕で、該第2の歯車支持腕137は中間屈曲部
が第1の歯車支持腕135の他端側135Bに軸支され
ている。138は前記第2の歯車支持腕137の一端側
137Aに軸支された第3の連動歯車で、該第3の連動
歯車138は前記第2の連動歯車136と常時噛合して
いる。
【0065】139は変速操作手段を示し、該変速操作
手段139は前記第3の連動歯車138をフリーホイー
ル122の各フリーギヤ122Cないし122Gに選択
的に噛合させるためのものである。140は該変速操作
手段139を構成し、先端側に操作レバー141が突設
された変速操作ロッドである。該操作ロッド140は後
述する中空軸145内に軸方向及び周方向に摺動可能に
挿嵌されており、該中空軸145との間に介装された押
圧ばね142によって常時軸方向他側に向けて押圧され
ている。143は前記変速操作ロッド140の他端側に
突設されたギヤ選択アームで、該ギヤ選択アーム143
の先端側143Aは前記第2の歯車支持腕137の他端
側137Bに軸着されている。
【0066】一方、144は従動歯車133をアウター
ギヤ123とインナーギヤ124に択一的に噛合させる
ためのハイ・ロー切換操作手段を示す。145は該ハイ
・ロー切換操作手段144を構成する中空軸で、該中空
軸145の先端側外周には各フリーギヤ122Cないし
122Gに対応した段部を有する操作レバー作動口14
5Aが、また、後端側外周には矩形状のギヤ選択アーム
作動口145Bがそれぞれ開口形成されており、更に後
端面には軸方向に沿って小径の摺動軸部145Cが突設
されている。また、146は前記中空軸145の先端側
に突設されたハイ・ロー切換レバー、147は中空軸1
45の後端側に後方に向けて突設されたステー作動用ロ
ッドで、図20に示すように該ステー作動用ロッド14
7のく字状に屈曲した先端側は係合部147Aになって
おり、ステー129の係合穴129Aに挿通された係合
部147Aは止ピン148によってステー129に係止
されている。
【0067】ハイ・ロー切換操作手段144は上述の構
成からなり、その中空軸145の先端側は下パイプ4に
設けられた軸支持環体149、150に摺動可能に挿嵌
され、また後端側の摺動軸部145Cは支持部126の
軸挿通穴126Aに摺動可能に挿嵌されていることによ
って支持されている。そして、一側の軸支持環体149
内には中空軸145を後端側に向けて押動する圧縮ばね
151が張設され、他側の軸支持環体150にはアウタ
ーギヤ123とインナーギヤ124に対応した段部を有
する切換レバー作動口150Aが開口形成されている。
【0068】本実施例は上述の如く構成されるが、次に
その作動について、まずフリーギヤ122Cないし12
2Gを選択して変速する場合を説明する。ペダル19、
19を踏込んでアウター及びインナーギヤ123、12
4を一体回転させると、いずれかのギヤ図17ではアウ
ターギヤ123に噛合している従動歯車133そして回
動軸131が回転駆動される。回動軸131の回転はス
プライン結合している連動歯車134から第2の連動歯
車136、第3の連動歯車138へと順次伝達され、該
第3の連動歯車138と噛合しているトップのフリーギ
ヤ122Cを回転駆動させる。
【0069】さて、上述の如くトップのフリーギヤ12
2Cと噛合している第3の連動歯車138を他のフリー
ギヤ、例えばサードのフリーギヤ122Eと噛合させる
場合には、操作レバー141を圧縮ばね142のばね力
に抗して軸方向に引き上げながら反時計方向に回転させ
る。すると、ギヤ選択アーム143が図18中矢示方向
に変位して第2の歯車支持腕137が回転し、第3の従
動歯車138はトップのフリーギヤ122Cから離間し
てサードのフリーギヤ122Eと噛合できる位置に引き
上げられる。そして操作レバー141を反時計方向に所
定量だけ押動すると、ギヤ選択アーム143も図17中
の右横方向に変位する結果第3の従動歯車138はサー
ドのフリーギヤ122Eと確実に噛合する。第3の従動
歯車138と他のフリーギヤ122D、122F、12
2Gの噛合も上記と同様にして切換えることができる。
【0070】一方、従動歯車133をアウターギヤ12
3からインナーギヤ124に切換操作する場合には、ハ
イ・ロー切換レバー146を図18中反時計方向に押動
しながら圧縮ばね151のばね力を利用して中空軸14
5を軸方向他側に変位させる。するとステー作動用ロッ
ド147によってステー129はステー支持軸127と
ステー案内片129Bとによって案内されつつ図20中
右方向に水平移動し、従動歯車133はインナーギヤ1
24と対向した状態に位置する。そして、中空軸145
が軸方向他側に変位するとステー129がステー支持軸
127を中心に図18中反時計方向に回転し、従動歯車
133は降下してインナーギヤ124と噛合する。ま
た、インナーギヤ124からアウターギヤ123に切換
える場合は、上述と逆の操作を行えばよい。
【0071】かくして、本実施例によれば操作レバー1
41を多段階に押動操作することにより、極めてメカニ
カルな操作感をもってフリーギヤ122Cないし122
Gの切換操作を行うことができる。
【0072】なお、実施例では上パイプ2を有するフレ
ーム1からなる自転車を例に挙げたが、上パイプのない
フレームからなる婦人用の自転車にも本発明は適用でき
るものである。また、各実施例は後ハブ13にクランク
軸16を挿通するものとして述べたが、フリーホイール
を設けた前ハブにクランク軸を挿通し、クランク軸の回
転をフリーホイールに動力伝達機構を介して伝達するよ
うに構成してもよい。
【0073】
【発明の効果】本発明は以上詳述した如くであって、フ
リーホイールを設けたハブの軸挿通穴にクランク軸を挿
通し、該クランク軸の回転駆動力をフリーホイールに伝
達するように構成したから、従来技術におけるチェー
ン、ベルトを廃止できる結果、チェーン切断事故は完全
に解消できるし、動力伝達のための歯車に代えてベルト
を用いた場合でも短いベルトでないから、ベルト切断事
故は殆ど解消できる。更に、チェーンステーを廃止でき
る結果ホイールベースが短くなるから、走行安定性を損
なうことなく旋回性能を向上できるし、駐輪スペース、
車載スペースも小さくでき、駐輪場の混雑を解消でき
る。また、自動車への搭載作業も容易になるし、コンパ
クトな折畳式自転車に構成できる。
【図面の簡単な説明】 図1は本発明の第1実施例に係る自転車の側面図であ
る。図2は図1に示す自転車の要部拡大断面図である。
図3は第2実施例に係る自転車の要部を破断にして示す
拡大図である。図4は図3のIV−IV矢示方向断面図
である。図5ないし図7は第3実施例に係り、図5は図
2と同様位置で示す自転車の要部断面図である。図6は
図5のVI−VI矢示方向断面図である。図7はキャリ
アと遊星歯車及び伝達歯車の分解斜視図である。図8な
いし図10は第4実施例に係り、図8は内歯形大ギヤを
断面にして動力伝達機構の内部構造を示す説明図であ
る。図9は図8のIX−IX矢示方向拡大断面図であ
る。図10は図8中の要部拡大斜視図である。図11な
いし図15は第5実施例に係り、図11は自転車の側面
図である。図12は図11中の要部拡大断面図である。
図13は従動プーリの分解斜視図である。図14は高速
時の各プーリとベルトの巻装状態を示す説明図である。
図15は低速時の各プーリとベルトの巻装状態を示す説
明図である。図16ないし図20は第6実施例に係り、
図16は自転車の側面図である。図17は図16中の要
部拡大断面図である。図18は動力伝達機構及びハイ・
ロー切換操作手段を示す部分外観斜視図である。図19
はステー、従動歯車、連動歯車、歯車支持腕の連結関係
を示す分解斜視図である。図20は中空軸の回転に伴う
ステーの作動を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
1 フレーム 12 動力伝達機構 13 後ハブ 16 クランク軸 20 クランク 21 大ギヤ 23 従動歯車 27 回転伝達手段 51 動力伝達機構 52 フリーホイール 53 内歯形大ギヤ 54 従動歯車 57 連動プーリ 58 歯付伝達ベルト 61 動力伝達機構 62 フリーホイール 63 内歯形大ギヤ 64 遊星歯車 65 キャリア 66 伝達歯車 71 動力伝達機構 72 多段フリーホイール 73 内歯形大ギヤ 74 従動歯車 77 連動歯車 78 切換歯車 79 変速レバー 91 動力伝達機構 92 フリーホイール 93 内歯形大ギヤ 94 カバー 98 固定ガイドプーリ 99 従動歯車 100 摺動支持軸 101 駆動プーリ 104 従動プーリ 109 駆動ベルト 110 プーリ操作手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る自転車の側面図であ
る。
【図2】図1に示す自転車の要部拡大断面図である。
【図3】第2実施例に係る自転車の要部を破断にして示
す拡大図である。
【図4】図3のIV−IV矢示方向断面図である。
【図5】図5乃至図7は第3実施例に係り、図5は図2
と同様位置で示す自転車の要部断面図である。
【図6】図5のVI−VI矢示方向断面図である。
【図7】キャリアと遊星歯車及び伝達歯車の分解斜視図
である。
【図8】図8乃至図10は第4実施例に係り、図8は内
歯形大ギヤを断面にして動力伝達機構の内部構造を示す
説明図である。
【図9】図8のIX−IX矢示方向拡大断面図である。
【図10】図8中の要部拡大斜視図である。
【図11】図11乃至図15は第5実施例に係り、図1
1は自転車の側面図である。
【図12】図11中の要部拡大断面図である。
【図13】従動プーリの分解斜視図である。
【図14】高速時の各プーリとベルトの巻装状態を示す
説明図である。
【図15】低速時の各プーリとベルトの巻装状態を示す
説明図である。
【図16】図16乃至図20は第6実施例に係り、図1
6は自転車の側面図である。
【図17】図16中の要部拡大断面図である。
【図18】動力伝達機構及びハイ・ロー切替操作手段を
示す部分外観斜視図である。
【図19】ステー、従動歯車、連動歯車、歯車支持腕の
連結関係を示す分解斜視図である。
【図20】中空軸の回転に伴うステーの作動を示す部分
拡大図である。
【符号の説明】 1 フレーム 12 動力伝達機構 13 後ハブ 16 クランク軸 20 クランク 21 大ギア 23 従動歯車 27 回転伝達手段 51 動力伝達機構 52 フリーホイール 53 内歯形大ギア 54 従動歯車 57 連動プーリ 58 歯付伝達ベルト 61 動力伝達機構 62 フリーホイール 63 内歯形大ギア 64 遊星歯車 65 キャリア 66 伝達歯車 71 動力伝達機構 72 多段フリーホイール 73 内歯形大ギア 74 従動歯車 77 連動歯車 78 切換歯車 79 変速レバー 91 動力伝達機構 92 フリーホイール 93 内歯形大ギア 94 カバー 98 固定ガイドプーリ 99 従動歯車 100 摺動支持軸 101 駆動プーリ 104 従動プーリ 109 駆動ベルト 110 プーリ操作手段
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図17】
【図20】
【図16】
【図18】
【図19】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に固着されたヘットパイプを介して
    前ホークを回動自在に支持する下パイプ及び該下パイプ
    の後端側と固着された立パイプを含んで構成されるフレ
    ームと、該フレームに設けられ、該フレームに対して車
    輪を支持すると共に、該車輪に回転力を伝達する動力伝
    達機構とを有する自転車であって、前記動力伝達機構を
    前記車輪を支持すべく前記フレームに軸受を介して回動
    自在に設けられ、軸方向に軸挿通穴が形成されたハブ
    と、該ハブの軸端側に設けられたフリーホイールと、前
    記ハブの軸挿通穴に軸受を介して回動自在に挿通された
    クランク軸と、基端側が該クランク軸の両端側にそれぞ
    れ固着され、先端側にぺダルが軸着された左、右一対の
    クランクと、前記クランク軸に嵌合され、該クランクと
    一体回転する大ギアと、前記フレームに回動自在に支持
    され、該大ギヤと常時噛合する従動歯車と、該従動歯車
    の回転を前記フリーホイールのフリーギヤに伝達する回
    転伝達手段とから構成してなる自転車。
  2. 【請求項2】 前記回転伝達手段を、前記フレームに回
    動自在に支持され、前記従動歯車と一体回転する連動歯
    車及び前記フリーホイールのフリーギヤと噛合する伝達
    歯車を含む複数の歯車群により構成してなる請求項1記
    載の自転車。
  3. 【請求頂3】 前記動力伝達機構を前記車輪を支持すべ
    く前記フレームに軸受を介して回動自在に設けられ、軸
    方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの軸端側に
    設けられたフリーホイールと、前記ハブの軸挿通穴に軸
    受を介して回動自在に挿通されたクランク軸と、基端側
    が該クランク軸にそれぞれ固着され、先端側にペダルが
    軸着された左、右一対のクランクと、前記クランク軸に
    嵌合され、該クランクと一体回転する内歯形大ギヤと、
    前記フレームに軸支され、該内歯形大ギヤと常時噛合す
    る従動歯車と、前記フレームに軸支され、該従動歯車と
    一体回転する歯付連動プーリと、該歯付連動プーリと前
    記フリーホイールのフリーギヤとの間に巻装された歯付
    伝導ベルトとから構成してなる請求項1記載の自転車。
  4. 【請求項4】 前記動力伝達機構を前記車輪を支持すべ
    く前記フレームに軸受を介して回転自在に設けられ、軸
    方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの軸端側に
    設けられたフリーホイールと、前記ハブの軸挿通穴に軸
    受を介して回動自在に挿通されたクランク軸と、基端側
    が該クランク軸の軸方向両端にそれぞれ固着され、先端
    側にペダルが軸着された左、右一対のクランクと、前記
    クランク軸に挿嵌され、該クランクと一体回転する内歯
    形大ギヤと、該内歯形大ギヤと噛合する複数の遊星歯車
    と、該各遊星歯車を軸支し、前記内歯形大ギヤに対して
    公転するキャリアと、該キャリアに軸支され、前記遊星
    歯車の回転を前記フリーホイールのフリーギヤに伝達す
    る複数の伝達歯車とから構成してなる請求項1記載の自
    転車。
  5. 【請求項5】 前記動力伝達機構を前記車輪を支持すべ
    く前記フレームに軸受を介して回動自在に設けられ、軸
    方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの軸端側に
    設けられ、歯数の異なる複数枚のフリーギヤを有する多
    段フリーホイールと、前記ハブの軸挿通穴に軸受を介し
    て回動自在に挿通されたクランク軸と、基端側が該クラ
    ンク軸の軸方向両端にそれぞれ固着され、先端側にペダ
    ルが軸着された左、右一対のクランクと、前記クランク
    軸に嵌合され、該クランクと一体回転する内歯形大ギヤ
    と、前記フレームに軸支され、該内歯形大ギヤと常時噛
    合する従動歯車と、前記フレームに軸支され、該従動歯
    車と一体回転可能に、かつ軸方向に変位可能になった連
    動歯車と、該連動歯車及び多段フリーホイールの各フリ
    ーギヤに噛合する切換歯車と、該切換歯車と連動歯車を
    軸方向に一体的に変位させることにより、該切換歯車を
    前記連動歯車と噛合させた状態で前記各フリーギヤと選
    択的に噛合させる変速操作手段とから構成してなる請求
    項1記載の自転車。
  6. 【請求項6】 前記動力伝達機構を前記車輪を支持すべ
    く前記フレームに軸受を介して回動自在に設けられ、軸
    方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの軸端側に
    設けられたフリーホイールと、前記ハブの軸挿通穴に軸
    受を介して回動自在に挿通されたクランク軸と、基端側
    が該クランク軸の軸方向両端にそれぞれ固着され、先端
    側にペダルが軸着された左、右一対のクランクと、前記
    クランク軸に嵌合され、該クランクと一体回転する内歯
    形大ギヤと、該内歯形大ギヤと対面して前記フレームに
    固着され、円弧状の軸案内部が周方向に形成されている
    カバーと、前記軸案内部に近接して該カバーに軸着され
    た固定ガイドプーリと、該固定ガイドプーリに対して離
    接可能なように前記カバーの軸案内部に摺動自在に設け
    られた摺動支持軸と、該摺動支持軸に回転自在に支持さ
    れ、前記内歯形大ギヤと常時噛合する従動歯車と、前記
    摺動支持軸に支持され、該従動歯車と一体回転する駆動
    プーリと、対向する挟持面のうち少なくとも一側挟持面
    が凸状円錐面に形成され、径方向外周側が次第に離間し
    た一対のベルト挟持板を有し、一側のベルト挟持板が前
    記フリーホイールの外周側に固着され、他側のベルト挟
    持板がばね力によって該一側のベルト挟持板側に常時付
    勢されている従動プーリと、該従動プーリには挟持さ
    れ、前記駆動プーリ及び固定ガイドローラには巻装され
    ることにより、該駆動プーリの回転駆動力を前記従動プ
    ーリに伝達する駆動ベルトと、前記従動プーリに挟持さ
    れている該駆動ベルトを拡縮径させることによって該従
    動プーリの回転数を無段階に変化させるため、前記駆動
    プーリを前記固定ガイドプーリに対して離接する方向に
    変位させるプーリ操作手段とから構成してなる請求項1
    記載の自転車。
  7. 【請求項7】 前記動力伝達機構を前記車輪を支持すべ
    く前記フレームに軸受を介して回動自在に設けられ、軸
    方向に軸挿通穴が形成されたハブと、該ハブの軸端側に
    設けられ、歯数の異なる複数枚のフリーギヤを有する多
    段フリーホイールと、前記ハブの軸挿通穴に軸受を介し
    て回動自在に挿通されたクランク軸と、基端側が該クラ
    ンク軸の軸方向両端にそれぞれ固着され、先端側にペダ
    ルが軸着された左、右一対のクランクと、前記クランク
    軸に嵌合され、該クランクと一体回転する大ギヤと、前
    記フレームに軸支され、該フレームに前後方向に揺動可
    能なステーと、回転軸を介して該ステーに支持され、前
    記大ギヤと噛合する従動歯車と、前記回転軸に軸方向に
    変位可能に、かつ該従動歯車と一体回転可能に設けられ
    た第1の連動歯車と、一端側が該第1の連動歯車に揺動
    自在に支持された第1の歯車支持腕と、該第1の歯車支
    持腕の他端側に軸支され、前記第1の連動歯車と常時噛
    合する第2の連動歯車と、長手方向中間が前記第1の歯
    車支持腕の他端側に軸支された第2の歯車支持腕と、該
    第2の歯車支持腕の一側端に軸支され、前記第2の連動
    歯車と常時噛合する第3の連動歯車と、操作レバー及び
    前記第2の歯車支持腕と連結された状態で前記フレーム
    に軸方向及び周方向に変位可能に支持された変速操作ロ
    ッドを有し、前記操作レバーを操作することにより前記
    第3の連動歯車を前記多段フリーホイールの各フリーギ
    ヤと選択的に噛合させる変速操作手段とから構成してな
    る請求項1記載の自転車。
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