JPH0790157A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
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- JPH0790157A JPH0790157A JP26187693A JP26187693A JPH0790157A JP H0790157 A JPH0790157 A JP H0790157A JP 26187693 A JP26187693 A JP 26187693A JP 26187693 A JP26187693 A JP 26187693A JP H0790157 A JPH0790157 A JP H0790157A
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- styrene
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐衝撃性、耐熱性および自己消火性に優れた
難燃性樹脂組成物を提供する。 【構成】 (A)無水マレイン酸−スチレン共重合体お
よび/またはシンジオタクチックポリスチレンおよび/
またはα−メチルスチレン含有(ゴム強化)樹脂10〜
100重量部%、および(B)スチレン系樹脂0〜90
重量%からなる組成物100重量部に対して、(C)熱
硬化性樹脂1〜50重量部、(D)リン含有化合物1〜
50重量部、(E)窒素含有化合物0〜30重量部、お
よび(F)相溶化剤0〜30重量部を含有する難燃性樹
脂組成物。
難燃性樹脂組成物を提供する。 【構成】 (A)無水マレイン酸−スチレン共重合体お
よび/またはシンジオタクチックポリスチレンおよび/
またはα−メチルスチレン含有(ゴム強化)樹脂10〜
100重量部%、および(B)スチレン系樹脂0〜90
重量%からなる組成物100重量部に対して、(C)熱
硬化性樹脂1〜50重量部、(D)リン含有化合物1〜
50重量部、(E)窒素含有化合物0〜30重量部、お
よび(F)相溶化剤0〜30重量部を含有する難燃性樹
脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐熱性、自己消火性、成
形加工性(耐衝撃性)に優れた非ハロゲン系難燃性樹脂
組成物に関するものである。
形加工性(耐衝撃性)に優れた非ハロゲン系難燃性樹脂
組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム状重合体によって耐衝撃性を
付与された熱可塑性樹脂は、ABS樹脂で総称される樹
脂としてよく知られているが、用途によっては難燃性を
有していることが必要条件となる。このことは、特に家
庭用品、電気製品、OA機器、自動車などの製品、ある
いは建築材料として用いられる場合についていえる。A
BS樹脂をはじめとするゴム強化熱可塑性樹脂を難燃性
にする公知の方法としては、難燃剤をブレンドすること
からなるが、多くの場合、このような難燃剤は臭素化ジ
フェニルオキシド化合物や臭素化ポリカーボネート化合
物などのハロゲン含有化合物を含んでいる。これらの難
燃剤は、三酸化アンチモンと一緒に配合すると優れた難
燃化効果を示す。ところが、上記のハロゲン含有化合物
を樹脂組成物中に添加すると、成形加工時および燃焼時
に有害物質の発生を引き起こす。かなでも、人体にって
猛毒となるダイオキシンやフランの発生は、大きな問題
となっている。
付与された熱可塑性樹脂は、ABS樹脂で総称される樹
脂としてよく知られているが、用途によっては難燃性を
有していることが必要条件となる。このことは、特に家
庭用品、電気製品、OA機器、自動車などの製品、ある
いは建築材料として用いられる場合についていえる。A
BS樹脂をはじめとするゴム強化熱可塑性樹脂を難燃性
にする公知の方法としては、難燃剤をブレンドすること
からなるが、多くの場合、このような難燃剤は臭素化ジ
フェニルオキシド化合物や臭素化ポリカーボネート化合
物などのハロゲン含有化合物を含んでいる。これらの難
燃剤は、三酸化アンチモンと一緒に配合すると優れた難
燃化効果を示す。ところが、上記のハロゲン含有化合物
を樹脂組成物中に添加すると、成形加工時および燃焼時
に有害物質の発生を引き起こす。かなでも、人体にって
猛毒となるダイオキシンやフランの発生は、大きな問題
となっている。
【0003】このような欠点を取り除くための方法とし
て、ハロゲン含有化合物の代わりに、リンおよび/また
はチッ素を含む化合物などを、ABS樹脂をはじめとす
るゴム強化熱可塑性樹脂などへ添加することが提案され
ている。しかしながら、これらの化合物は、難燃化効果
の点でハロゲン含有化合物に劣る。とりわけ、ABS樹
脂をはじめとするスチレン系ゴム強化熱可塑性樹脂に対
する難燃化効果が低く、このような樹脂を用いる場合、
リンおよび/またはチッ素を含む化合物などを多量に添
加しなければならず、この場合、樹脂組成物の耐衝撃
性、耐熱性などの物性が著しく損なわれる。したがっ
て、組成物本来の耐衝撃性、耐熱性などの性能を低下さ
れることなく、しかも優れた難燃性を示す樹脂組成物の
開発が望まれていた。
て、ハロゲン含有化合物の代わりに、リンおよび/また
はチッ素を含む化合物などを、ABS樹脂をはじめとす
るゴム強化熱可塑性樹脂などへ添加することが提案され
ている。しかしながら、これらの化合物は、難燃化効果
の点でハロゲン含有化合物に劣る。とりわけ、ABS樹
脂をはじめとするスチレン系ゴム強化熱可塑性樹脂に対
する難燃化効果が低く、このような樹脂を用いる場合、
リンおよび/またはチッ素を含む化合物などを多量に添
加しなければならず、この場合、樹脂組成物の耐衝撃
性、耐熱性などの物性が著しく損なわれる。したがっ
て、組成物本来の耐衝撃性、耐熱性などの性能を低下さ
れることなく、しかも優れた難燃性を示す樹脂組成物の
開発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、耐熱性、自己消火
性、成形加工性および耐衝撃性の優れた難燃性樹脂組成
物を提供することを目的とする。
術の課題を背景になされたもので、耐熱性、自己消火
性、成形加工性および耐衝撃性の優れた難燃性樹脂組成
物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の(A)
成分10〜100重量%および(B)成分0〜90重量
%から成る組成物100重量部に対し、(C)成分1〜
50重量部、(D)成分1〜50重量部、(E)成分0
〜30重量部、および(F)成分0〜30重量部を含有
することを特徴とする難燃性樹脂組成物。 (A)成分:無水マレイン酸−スチレン共重合体および
/またはシンジオタクチックポリスチレンおよび/また
はα−メチルスチレン含有樹脂。 (B)成分:(A)成分以外のスチレン系樹脂。 (C)成分:熱硬化性樹脂。 (D)成分:リン含有化合物。 (E)成分:窒素含有化合物。 (F)成分:相溶化剤。 ならびに、請求項1の(A)成分および/または(B)
成分から成る組成物100重量部中に、官能基としてエ
ポキシ基および/またはヒドロキシ基および/またはカ
ルボキシ基および/またはアミド基を含有する単量体
0.1〜50重量%を含有する請求項1の難燃性樹脂組
成物を提供する。以下、本発明について詳細に説明す
る。
成分10〜100重量%および(B)成分0〜90重量
%から成る組成物100重量部に対し、(C)成分1〜
50重量部、(D)成分1〜50重量部、(E)成分0
〜30重量部、および(F)成分0〜30重量部を含有
することを特徴とする難燃性樹脂組成物。 (A)成分:無水マレイン酸−スチレン共重合体および
/またはシンジオタクチックポリスチレンおよび/また
はα−メチルスチレン含有樹脂。 (B)成分:(A)成分以外のスチレン系樹脂。 (C)成分:熱硬化性樹脂。 (D)成分:リン含有化合物。 (E)成分:窒素含有化合物。 (F)成分:相溶化剤。 ならびに、請求項1の(A)成分および/または(B)
成分から成る組成物100重量部中に、官能基としてエ
ポキシ基および/またはヒドロキシ基および/またはカ
ルボキシ基および/またはアミド基を含有する単量体
0.1〜50重量%を含有する請求項1の難燃性樹脂組
成物を提供する。以下、本発明について詳細に説明す
る。
【0006】本発明の(A)成分について説明する。
(A)成分は、ゴム状重合体の存在下または非存在下
に、単量体を重合して得た無水マレイン酸−スチレン共
重合体および/またはシンジオタクチックポリスチレン
および/またはα−メチルスチレン含有樹脂である。無
水マレイン酸−スチレン共重合体は無水マレイン酸とス
チレンの共重合体であり、必要に応じて他の共重合可能
な単量体を共重合することができる。共重合可能な単量
体としては、アクリロニトリルなどのシアン化ビニル、
(メタ)アクリル酸およびその誘導体、パラメチルスチ
レンなどの芳香族ビニル化合物などがある。共重合組成
は、好ましくは無水マレイン酸1〜90重量%、さらに
はスチレン10〜99重量%および他の単量体0〜60
重量%である。
(A)成分は、ゴム状重合体の存在下または非存在下
に、単量体を重合して得た無水マレイン酸−スチレン共
重合体および/またはシンジオタクチックポリスチレン
および/またはα−メチルスチレン含有樹脂である。無
水マレイン酸−スチレン共重合体は無水マレイン酸とス
チレンの共重合体であり、必要に応じて他の共重合可能
な単量体を共重合することができる。共重合可能な単量
体としては、アクリロニトリルなどのシアン化ビニル、
(メタ)アクリル酸およびその誘導体、パラメチルスチ
レンなどの芳香族ビニル化合物などがある。共重合組成
は、好ましくは無水マレイン酸1〜90重量%、さらに
はスチレン10〜99重量%および他の単量体0〜60
重量%である。
【0007】シンジオタクチックポリスチレンは、シン
ジオタクチック構造を有するスチレン系重合体である。
ここでいうシンジオタクチック構造とは、立体化学構造
が主としてシンジオタクチック構造、すなわち炭素−炭
素結合から形成される主鎖に対して側鎖であるフェニル
基や置換フェニル基が交互に反対方向に位置する立体構
造を有するものであり、そのタクティシティーは同位体
炭素による核磁気共鳴法(13C−NMR法)により定量
される。13C−NMR法により測定されるタクティシテ
ィーは、連続する複数個の構成単位の存在割合、例えば
2個の場合はダイアッド、3個の場合はトリアッド、5
個の場合はペンタッドによって示すことができるが、シ
ンジオタクチックポリスチレンは、通常はダイアッドで
75%以上、好ましくは85%以上、もしくはペンタッ
ド(ラセミペンタッド)で36%以上、好ましくは50
%以上のシンジオタクティシティーを有するポスチレ
ン、ポリ(アルキスルスチレン)、ポリ(ハロゲン化ス
チレン)、ポリ(アルコキシスチレン)、ポリ(ビニル
安息香酸エステル)およびこれらの混合物、あるいはこ
れらを主成分とする共重合体を指称する。
ジオタクチック構造を有するスチレン系重合体である。
ここでいうシンジオタクチック構造とは、立体化学構造
が主としてシンジオタクチック構造、すなわち炭素−炭
素結合から形成される主鎖に対して側鎖であるフェニル
基や置換フェニル基が交互に反対方向に位置する立体構
造を有するものであり、そのタクティシティーは同位体
炭素による核磁気共鳴法(13C−NMR法)により定量
される。13C−NMR法により測定されるタクティシテ
ィーは、連続する複数個の構成単位の存在割合、例えば
2個の場合はダイアッド、3個の場合はトリアッド、5
個の場合はペンタッドによって示すことができるが、シ
ンジオタクチックポリスチレンは、通常はダイアッドで
75%以上、好ましくは85%以上、もしくはペンタッ
ド(ラセミペンタッド)で36%以上、好ましくは50
%以上のシンジオタクティシティーを有するポスチレ
ン、ポリ(アルキスルスチレン)、ポリ(ハロゲン化ス
チレン)、ポリ(アルコキシスチレン)、ポリ(ビニル
安息香酸エステル)およびこれらの混合物、あるいはこ
れらを主成分とする共重合体を指称する。
【0008】なお、ここでポリ(アルキルスチレン)と
しては、ポリ(メチルスチレン)、ポリ(エチルスチレ
ン)、ポリ(イソプロピルスチレン)、ポリ(ターシャ
リーブチルスチレン)などがあり、ポリ(ハロゲン化ス
チレン)としては、ポリ(クロロスチレン)、ポリ(ブ
ロモスチレン)、ポリ(フルオロスチレン)などがあ
る。また、ポリ(アルコキシスチレン)としては、ポリ
(メトキシスチレン)、ポリ(エトキシスチレン)など
がある。これらのうち特に好ましいスチレン系重合体と
しては、ポリスチレン、ポリ(m−メチルスチレン)、
ポリ(p−ターシャリーブチルスチレン)、ポリ(p−
クロロスチレン)、ポリ(m−クロロスチレン)、ポリ
(p−フルオロスチレン)、さらにはスチレンとp−メ
チルスチレンとの共重合体を挙げることができる。
しては、ポリ(メチルスチレン)、ポリ(エチルスチレ
ン)、ポリ(イソプロピルスチレン)、ポリ(ターシャ
リーブチルスチレン)などがあり、ポリ(ハロゲン化ス
チレン)としては、ポリ(クロロスチレン)、ポリ(ブ
ロモスチレン)、ポリ(フルオロスチレン)などがあ
る。また、ポリ(アルコキシスチレン)としては、ポリ
(メトキシスチレン)、ポリ(エトキシスチレン)など
がある。これらのうち特に好ましいスチレン系重合体と
しては、ポリスチレン、ポリ(m−メチルスチレン)、
ポリ(p−ターシャリーブチルスチレン)、ポリ(p−
クロロスチレン)、ポリ(m−クロロスチレン)、ポリ
(p−フルオロスチレン)、さらにはスチレンとp−メ
チルスチレンとの共重合体を挙げることができる。
【0009】また、本発明に用いるシンジオタクチック
ポリスチレンは、分子量については制限はないが、重量
平均分子量が10,000以上のものが好ましく、とり
わけ50,000以上のものが最適である。ここで重量
平均分子量が10,000未満のものでは、このものの
耐熱性、機械的強度が十分でなく、配合後も十分な改善
が認められない。さらに、分子量分布についてもその広
狭は制約がなく、様々なものを充当することが可能であ
る。
ポリスチレンは、分子量については制限はないが、重量
平均分子量が10,000以上のものが好ましく、とり
わけ50,000以上のものが最適である。ここで重量
平均分子量が10,000未満のものでは、このものの
耐熱性、機械的強度が十分でなく、配合後も十分な改善
が認められない。さらに、分子量分布についてもその広
狭は制約がなく、様々なものを充当することが可能であ
る。
【0010】α−メチルスチレン含有樹脂は、α−メチ
ルスチレンと他の単量体を共重合させた共重合体であ
り、必要に応じてゴム状重合体の存在下にα−メチルス
チレンなどを重合することにより、ゴム強化したものも
含まれる。ゴム強化に用いられるゴム状重合体として
は、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体、
ポリイソプレン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、エチレン−プロピレン−(非共役ジエン)共重合
体、イソブチレン−イソブレン共重合体、アクリルゴ
ム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−ブタジエン−スチレンラジアルテレブロ
ック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロッ
ク共重合体、SEBSなどの水素添加ジエン系(ブロッ
ク、ランダム、およびホモ)重合体、ポリウレタンゴ
ム、アクリルゴム、シリコーンゴム、エチレン−ブテン
−1−(非共役ジエン)共重合体などが挙げられる。こ
れらのなかで、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン
共重合体、エチレン−プロピレン−(非共役ジエン)共
重合体、水素添加ジエン系重合体、およびシリコーンゴ
ムが好ましい。
ルスチレンと他の単量体を共重合させた共重合体であ
り、必要に応じてゴム状重合体の存在下にα−メチルス
チレンなどを重合することにより、ゴム強化したものも
含まれる。ゴム強化に用いられるゴム状重合体として
は、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体、
ポリイソプレン、ブタジエン−アクリロニトリル共重合
体、エチレン−プロピレン−(非共役ジエン)共重合
体、イソブチレン−イソブレン共重合体、アクリルゴ
ム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体、スチレン−ブタジエン−スチレンラジアルテレブロ
ック共重合体、スチレン−イソプレン−スチレンブロッ
ク共重合体、SEBSなどの水素添加ジエン系(ブロッ
ク、ランダム、およびホモ)重合体、ポリウレタンゴ
ム、アクリルゴム、シリコーンゴム、エチレン−ブテン
−1−(非共役ジエン)共重合体などが挙げられる。こ
れらのなかで、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン
共重合体、エチレン−プロピレン−(非共役ジエン)共
重合体、水素添加ジエン系重合体、およびシリコーンゴ
ムが好ましい。
【0011】また、α−メチルスチレン含有樹脂に用い
られる芳香族ビニル化合物としては、α−メチルスチレ
ンのほかにスチレン、o−メチルスチレン、m−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、p−ヒドロキシスチレ
ン、(α−エチルスチレン、メチル−α−メチルスチレ
ン)、ジメチルスチレン、ブロモスチレン、ジブロモス
チレン、トリブロモスチレン、クロルスチレン、ジクロ
ルスチレン、トリクロルスチレン、スチレンスルホン酸
ナトリウムなどが挙げられる。
られる芳香族ビニル化合物としては、α−メチルスチレ
ンのほかにスチレン、o−メチルスチレン、m−メチル
スチレン、p−メチルスチレン、p−ヒドロキシスチレ
ン、(α−エチルスチレン、メチル−α−メチルスチレ
ン)、ジメチルスチレン、ブロモスチレン、ジブロモス
チレン、トリブロモスチレン、クロルスチレン、ジクロ
ルスチレン、トリクロルスチレン、スチレンスルホン酸
ナトリウムなどが挙げられる。
【0012】さらに、α−メチルスチレン含有樹脂に用
いられるシアン化ビニル化合物としては、アクリロニト
リル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。これらの
なかではアクリロニトリルが好ましい。他に共重合可能
な単量体としては、(メタ)アクリル酸エステル、マレ
イミド化合物が挙げられる。α−メチルスチレン含有樹
脂の組成としては、好ましくはゴム状重合体0〜90重
量%、さらに好ましくは0〜60重量%、α−メチルス
チレン1〜90重量%、芳香族ビニル化合物10〜90
重量%、シアン化ビニル化合物0〜90重量%、さらに
好ましくは2〜60重量%である。
いられるシアン化ビニル化合物としては、アクリロニト
リル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。これらの
なかではアクリロニトリルが好ましい。他に共重合可能
な単量体としては、(メタ)アクリル酸エステル、マレ
イミド化合物が挙げられる。α−メチルスチレン含有樹
脂の組成としては、好ましくはゴム状重合体0〜90重
量%、さらに好ましくは0〜60重量%、α−メチルス
チレン1〜90重量%、芳香族ビニル化合物10〜90
重量%、シアン化ビニル化合物0〜90重量%、さらに
好ましくは2〜60重量%である。
【0013】ゴム状重合体を使用した場合には、グラフ
ト率が難燃性樹脂組成物の物性、難燃性に影響を与え
る。好ましいグラフト率を下記に記す。α−メチルスチ
レン含有ゴム強化樹脂の場合、グラフト率は5〜150
重量%、好ましくは10〜150重量%、さらに好まし
くは10〜120重量%である。グラフト率が5重量%
未満では、ゴム成分の添加効果が十分発揮されず、例え
ば十分な耐衝撃性が得られない。一方、150重量%を
超えると、成形加工性が悪くなる。ここで、グラフト率
(%)はα−メチルスチレン含有ゴム強化樹脂1g中の
ゴム成分量をx、α−メチルスチレン含有ゴム強化樹脂
1g中のメチルエチルケトン不溶分量をyとすると、次
式により求めた値である。 グラフト率(%)={(y−x)/x}×100
ト率が難燃性樹脂組成物の物性、難燃性に影響を与え
る。好ましいグラフト率を下記に記す。α−メチルスチ
レン含有ゴム強化樹脂の場合、グラフト率は5〜150
重量%、好ましくは10〜150重量%、さらに好まし
くは10〜120重量%である。グラフト率が5重量%
未満では、ゴム成分の添加効果が十分発揮されず、例え
ば十分な耐衝撃性が得られない。一方、150重量%を
超えると、成形加工性が悪くなる。ここで、グラフト率
(%)はα−メチルスチレン含有ゴム強化樹脂1g中の
ゴム成分量をx、α−メチルスチレン含有ゴム強化樹脂
1g中のメチルエチルケトン不溶分量をyとすると、次
式により求めた値である。 グラフト率(%)={(y−x)/x}×100
【0014】α−メチルスチレン含有ゴム強化樹脂の極
限粘度(メチルエチルケトン中、30℃で測定)は、
0.1〜1.5dl/g、好ましくは0.3〜1.0d
l/gである。極限粘度が0.1dl/g未満である
と、衝撃強度が十分に発現されず、一方、1.5dl/
gを超えると、成形加工性が低下する。ここで、マトリ
ックス樹脂としては、α−メチルスチレン含有ゴム強化
樹脂のグラフト化ゴム成分以外の樹脂成分であり、上記
極限粘度は、α−メチルスチレン含有ゴム強化樹脂のう
ち、メチルエチルケトン溶解分を常法に従って測定する
ことによって求めた値である。
限粘度(メチルエチルケトン中、30℃で測定)は、
0.1〜1.5dl/g、好ましくは0.3〜1.0d
l/gである。極限粘度が0.1dl/g未満である
と、衝撃強度が十分に発現されず、一方、1.5dl/
gを超えると、成形加工性が低下する。ここで、マトリ
ックス樹脂としては、α−メチルスチレン含有ゴム強化
樹脂のグラフト化ゴム成分以外の樹脂成分であり、上記
極限粘度は、α−メチルスチレン含有ゴム強化樹脂のう
ち、メチルエチルケトン溶解分を常法に従って測定する
ことによって求めた値である。
【0015】次に、本発明の(B)成分は、(A)成分
以外のスチレン系樹脂であり、スチレン単独、芳香族ビ
ニル化合物(ただし、α−メチルスチレンを除く)また
は他の共重合可能な単量体を共重合させたものであり、
必要に応じてゴム強化することができる。ゴム強化に用
いることができるゴム状重合体としては、先の(A)成
分の説明の項で挙げたものがある。また、共重合可能な
単量体としては、パラメチルスチレンなどの芳香族ビニ
ル化合物(ただし、α−メチルスチレンを除く)、アク
リロニトリルなどのシアン化ビニル化合物、(メタ)ア
クリル酸エステル、マレイミド系化合物およびその誘導
体などが挙げられる。スチレン系樹脂の組成としては、
好ましくはゴム状重合体0〜90重量%、スチレン5〜
100重量%、さらに好ましくは10〜95重量%、他
の芳香族ビニル化合物0〜95重量%、シアン化ビニル
化合物0〜95重量%、さらに好ましくは5〜60重量
%、他の単量体0〜80重量%である。
以外のスチレン系樹脂であり、スチレン単独、芳香族ビ
ニル化合物(ただし、α−メチルスチレンを除く)また
は他の共重合可能な単量体を共重合させたものであり、
必要に応じてゴム強化することができる。ゴム強化に用
いることができるゴム状重合体としては、先の(A)成
分の説明の項で挙げたものがある。また、共重合可能な
単量体としては、パラメチルスチレンなどの芳香族ビニ
ル化合物(ただし、α−メチルスチレンを除く)、アク
リロニトリルなどのシアン化ビニル化合物、(メタ)ア
クリル酸エステル、マレイミド系化合物およびその誘導
体などが挙げられる。スチレン系樹脂の組成としては、
好ましくはゴム状重合体0〜90重量%、スチレン5〜
100重量%、さらに好ましくは10〜95重量%、他
の芳香族ビニル化合物0〜95重量%、シアン化ビニル
化合物0〜95重量%、さらに好ましくは5〜60重量
%、他の単量体0〜80重量%である。
【0016】ゴム状重合体を使用した場合には、グラフ
ト率が難燃性樹脂組成物の物性、難燃性に影響を与え
る。好ましいグラフト率を下記に記す。ゴム強化スチレ
ン系樹脂のグラフト率は、5〜150重量%、好ましく
は10〜150重量%、さらに好ましくは10〜120
重量%である。グラフト率が5重量%未満では、ゴム成
分の添加効果が十分発揮されず、例えば十分な耐衝撃性
が得られない。一方、150重量%を超えると、成形加
工性が悪くなる。ここで、グラフト率(%)は、ゴム強
化スチレン系樹脂1g中のゴム成分量をx、ゴム強化ス
チレン系樹脂1g中のメチルエチルケトン不溶分量をy
とすると、次式により求めた値である。 グラフト率(%)={(y−x)/x}×100
ト率が難燃性樹脂組成物の物性、難燃性に影響を与え
る。好ましいグラフト率を下記に記す。ゴム強化スチレ
ン系樹脂のグラフト率は、5〜150重量%、好ましく
は10〜150重量%、さらに好ましくは10〜120
重量%である。グラフト率が5重量%未満では、ゴム成
分の添加効果が十分発揮されず、例えば十分な耐衝撃性
が得られない。一方、150重量%を超えると、成形加
工性が悪くなる。ここで、グラフト率(%)は、ゴム強
化スチレン系樹脂1g中のゴム成分量をx、ゴム強化ス
チレン系樹脂1g中のメチルエチルケトン不溶分量をy
とすると、次式により求めた値である。 グラフト率(%)={(y−x)/x}×100
【0017】ゴム強化スチレン系樹脂中のマトリックス
樹脂の極限粘度〔η〕(メチルエチルケトン中、30℃
で測定)は、0.1〜1.5dl/g、好ましくは0.
3〜1.0dl/gである。極限粘度〔η〕が0.1d
l/g未満であると、衝撃強度が十分に発現されず、一
方、1.5dl/gを超えると、成形加工性が低下す
る。ここで、マトリックス樹脂とは、ゴム強化スチレン
系樹脂中のグラフト化ゴム成分以外の樹脂成分のことで
あり、上記極限粘度〔η〕は、ゴム強化スチレン系樹脂
のうち、メチルエチルケトン溶解分を常法に従って測定
することによって求めた値である。
樹脂の極限粘度〔η〕(メチルエチルケトン中、30℃
で測定)は、0.1〜1.5dl/g、好ましくは0.
3〜1.0dl/gである。極限粘度〔η〕が0.1d
l/g未満であると、衝撃強度が十分に発現されず、一
方、1.5dl/gを超えると、成形加工性が低下す
る。ここで、マトリックス樹脂とは、ゴム強化スチレン
系樹脂中のグラフト化ゴム成分以外の樹脂成分のことで
あり、上記極限粘度〔η〕は、ゴム強化スチレン系樹脂
のうち、メチルエチルケトン溶解分を常法に従って測定
することによって求めた値である。
【0018】次に、本発明の(C)成分について説明す
る。(C)成分は熱硬化性樹脂であり、ノボラック型フ
ェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂などが挙げられる。好ま
しくはフェノール樹脂であり、特に好ましいのはノボラ
ック型フェノール樹脂である。ノボラック型フェノール
樹脂とは、置換または非置換のフェノール類とホルムア
ルデヒドなどとを縮合して得られる比較的低分子量のポ
リマーであって、遊離のメチロール基を有しないもので
ある。このようなノボラック型フェノール樹脂について
は、「Encyclopedia of Polyme
r Science and Engineerin
g, Vol. ll, pp, 45〜95」に記載
されている。置換フェノールの具体例としては、クレゾ
ール、レゾルシノール、p−フェニルフェノールなどの
アリール置換フェノール、およびp−t−ブチルフェノ
ール、p−オクチルフェノール、キシレノールなどのア
ルキル化フェノールが挙げらえる。本発明においては、
フェノール、クレゾール、レゾルシノール、およびこれ
らの混合物を使用したノボラック型フェノール樹脂が好
ましい。
る。(C)成分は熱硬化性樹脂であり、ノボラック型フ
ェノール樹脂、レゾール型フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂などが挙げられる。好ま
しくはフェノール樹脂であり、特に好ましいのはノボラ
ック型フェノール樹脂である。ノボラック型フェノール
樹脂とは、置換または非置換のフェノール類とホルムア
ルデヒドなどとを縮合して得られる比較的低分子量のポ
リマーであって、遊離のメチロール基を有しないもので
ある。このようなノボラック型フェノール樹脂について
は、「Encyclopedia of Polyme
r Science and Engineerin
g, Vol. ll, pp, 45〜95」に記載
されている。置換フェノールの具体例としては、クレゾ
ール、レゾルシノール、p−フェニルフェノールなどの
アリール置換フェノール、およびp−t−ブチルフェノ
ール、p−オクチルフェノール、キシレノールなどのア
ルキル化フェノールが挙げらえる。本発明においては、
フェノール、クレゾール、レゾルシノール、およびこれ
らの混合物を使用したノボラック型フェノール樹脂が好
ましい。
【0019】次に、本発明における(D)成分について
説明する。(D)成分はリン含有化合物であり、リン含
有化合物としては、トリフェニルホスフェートに代表さ
れるホスフェート類、トリフェニルホスファイトに代表
されるホスファイト類などが挙げられるが、例えば下記
一般式(1)〜(4)で表わされる構造単位の少なくと
も1種を有する化合物である。
説明する。(D)成分はリン含有化合物であり、リン含
有化合物としては、トリフェニルホスフェートに代表さ
れるホスフェート類、トリフェニルホスファイトに代表
されるホスファイト類などが挙げられるが、例えば下記
一般式(1)〜(4)で表わされる構造単位の少なくと
も1種を有する化合物である。
【0020】
【化1】
【0021】(式中、R1 〜R3 はそれぞれハロゲン置
換されていてもよい炭化水素残基、X1 〜X4 は酸素原
子またはイオウ原子、q1 〜q3 は0または1を示
す。)
換されていてもよい炭化水素残基、X1 〜X4 は酸素原
子またはイオウ原子、q1 〜q3 は0または1を示
す。)
【0022】
【化2】
【0023】(式中、R1 〜R4 はそれぞれハロゲン置
換されていてもよい炭化水素残基、R5 〜R8 は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X6 は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q6 は0または1、n
は重合度1〜30の数を示す。)
換されていてもよい炭化水素残基、R5 〜R8 は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X6 は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q6 は0または1、n
は重合度1〜30の数を示す。)
【0024】
【化3】
【0025】(式中、R1 〜R5 はそれぞれハロゲン置
換されていてもよい炭化水素残基、R6 〜R13は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X6 は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q7 は0または1、n
は重合度1〜30の数を示す。)
換されていてもよい炭化水素残基、R6 〜R13は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X6 は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q7 は0または1、n
は重合度1〜30の数を示す。)
【0026】
【化4】
【0027】(式中、R1 〜R6 はそれぞれハロゲン置
換されていてもよい炭化水素残基、R7 〜R9 は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X12は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q9 は0または1を示
す。)
換されていてもよい炭化水素残基、R7 〜R9 は水素原
子、ハロゲン原子または炭化水素残基、X1 〜X12は酸
素原子またはイオウ原子、q1 〜q9 は0または1を示
す。)
【0028】これらのリン含有化合物は、単独でもある
いは2種以上を混合して使用してもよい。本発明におい
ては、リン含有化合物として、トリフェニルホスフェー
ト、下記一般式(5)で表わされるトリフェニルチオホ
スフェート、トリキシレニルホスフェート、トリキシレ
ニルチオホスフェート、ハイドロキノンビス(ジフェニ
ルホスフェート)、レゾルシノールビス(ジフェニルホ
スフェート)などが好ましい。
いは2種以上を混合して使用してもよい。本発明におい
ては、リン含有化合物として、トリフェニルホスフェー
ト、下記一般式(5)で表わされるトリフェニルチオホ
スフェート、トリキシレニルホスフェート、トリキシレ
ニルチオホスフェート、ハイドロキノンビス(ジフェニ
ルホスフェート)、レゾルシノールビス(ジフェニルホ
スフェート)などが好ましい。
【0029】
【化5】
【0030】さらに、以下に示すリン−水系結合を有す
る化合物も好ましい。
る化合物も好ましい。
【0031】
【化6】
【0032】次に、本発明の(E)成分について説明す
る。(E)成分は窒素含有化合物であり、具体的には、
トリアジン、トリアゾリジン、尿素メラミン、グアニジ
ン、アミノ酸、ペプチドおよびこれらの塩または誘導体
である。好ましくはメラミントリス(ヒドロキシエチ
ル)イソシアネートである。
る。(E)成分は窒素含有化合物であり、具体的には、
トリアジン、トリアゾリジン、尿素メラミン、グアニジ
ン、アミノ酸、ペプチドおよびこれらの塩または誘導体
である。好ましくはメラミントリス(ヒドロキシエチ
ル)イソシアネートである。
【0033】本発明の(F)成分は相溶化剤であり、具
体例としては、ポリスチレン−(アクリトニトリル−ス
チレンブロック重合体)、スチレン−グリシジルメタク
リレート共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、
スチレン−アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体な
どの、スチレンと上記官能基含有不飽和化合物と必要に
応じてこれらと共重合可能な単にビニル単量体の1種以
上とを共重合した共重合体が挙げられる。また、エチレ
ン−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−グ
リシジルメタクリレート−酢酸ビニル共重合体などの、
エチレンと上記官能基含有不飽和化合物と必要に応じて
これらと共重合可能な他のビニル単量体の1種以上とを
共重合した共重合体も挙げられる。これらの共重合体に
は、これらのエチレン共重合体上に他の重合体をグラフ
ト反応させたものも含まれる。グラフト反応される他の
重合体としては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸アル
キルエステル、ポリスチレン、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体などのラジカル重合可能なビニル単量
体を用いて重合された重合体が挙げられる。具体的に
は、日本油脂製モディパーB−600であるが、本発明
はその要旨を超えない限り、上具体例に何ら制約される
ものではない。
体例としては、ポリスチレン−(アクリトニトリル−ス
チレンブロック重合体)、スチレン−グリシジルメタク
リレート共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、
スチレン−アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体な
どの、スチレンと上記官能基含有不飽和化合物と必要に
応じてこれらと共重合可能な単にビニル単量体の1種以
上とを共重合した共重合体が挙げられる。また、エチレ
ン−グリシジルメタクリレート共重合体、エチレン−グ
リシジルメタクリレート−酢酸ビニル共重合体などの、
エチレンと上記官能基含有不飽和化合物と必要に応じて
これらと共重合可能な他のビニル単量体の1種以上とを
共重合した共重合体も挙げられる。これらの共重合体に
は、これらのエチレン共重合体上に他の重合体をグラフ
ト反応させたものも含まれる。グラフト反応される他の
重合体としては、例えば、ポリ(メタ)アクリル酸アル
キルエステル、ポリスチレン、スチレン−アクリロニト
リル共重合体、スチレン−(メタ)アクリル酸アルキル
エステル共重合体などのラジカル重合可能なビニル単量
体を用いて重合された重合体が挙げられる。具体的に
は、日本油脂製モディパーB−600であるが、本発明
はその要旨を超えない限り、上具体例に何ら制約される
ものではない。
【0034】次に、請求項1、2の難燃性樹脂組成物の
組成割合について説明する。(A)成分は10〜100
重量%、好ましくは30〜80重量%である。(A)成
分が10重量%未満であると、耐熱性が損なわれる。
(B)成分は0〜90重量%、好ましくは20〜70重
量%である。(B)成分が90重量%を超えると、耐熱
性が損なわれる。(C)成分は(A)成分、(B)成分
からなる組成物100重量部に対し1〜50重量部、好
ましくは5〜30重量部である。(C)成分が1重量部
未満であると、十分な難燃性を有する樹脂が得られず、
一方、50重量部を超えると、耐熱性および耐衝撃性が
損なわれる。(D)成分は(A)成分、(B)成分から
なる組成物100重量部に対し1〜50重量部であり、
好ましくは5〜30重量部である。(D)成分が1重量
部未満であると、十分な難燃性が得られず、50重量部
を超えると、樹脂としての耐熱性、耐衝撃性が損なわれ
る。(E)成分は(A)成分、(B)成分からなる組成
物100重量部に対し、0〜30重量部であり、好まし
くは5〜20重量部である。(E)成分が30重量部を
超えると、樹脂としての耐熱性、耐衝撃性が損なわれ
る。(F)成分は(A)成分、(B)成分からなる組成
物100重量部に対し0〜30重量部で、好ましくは1
0〜20重量部である。(F)成分が30重量部を超え
ると、耐熱性、耐衝撃性、成形加工性、表面外観が損な
われる。
組成割合について説明する。(A)成分は10〜100
重量%、好ましくは30〜80重量%である。(A)成
分が10重量%未満であると、耐熱性が損なわれる。
(B)成分は0〜90重量%、好ましくは20〜70重
量%である。(B)成分が90重量%を超えると、耐熱
性が損なわれる。(C)成分は(A)成分、(B)成分
からなる組成物100重量部に対し1〜50重量部、好
ましくは5〜30重量部である。(C)成分が1重量部
未満であると、十分な難燃性を有する樹脂が得られず、
一方、50重量部を超えると、耐熱性および耐衝撃性が
損なわれる。(D)成分は(A)成分、(B)成分から
なる組成物100重量部に対し1〜50重量部であり、
好ましくは5〜30重量部である。(D)成分が1重量
部未満であると、十分な難燃性が得られず、50重量部
を超えると、樹脂としての耐熱性、耐衝撃性が損なわれ
る。(E)成分は(A)成分、(B)成分からなる組成
物100重量部に対し、0〜30重量部であり、好まし
くは5〜20重量部である。(E)成分が30重量部を
超えると、樹脂としての耐熱性、耐衝撃性が損なわれ
る。(F)成分は(A)成分、(B)成分からなる組成
物100重量部に対し0〜30重量部で、好ましくは1
0〜20重量部である。(F)成分が30重量部を超え
ると、耐熱性、耐衝撃性、成形加工性、表面外観が損な
われる。
【0035】請求項2については、(A)成分および/
または(B)成分にエポキシ基および/またはヒドロキ
シ基および/またはカルボキシ基および/またはアミド
基を含有する単量体を含有することで難燃性、特に耐ド
リッピング性が一段と優れる。エポキシ基および/また
はヒドロキシ基および/またはカルボキシ基および/ま
たはアミド基を含有する単量体の含有量は、(A)成分
および/または(B)成分からなる組成物中に0.1〜
50重量%、好ましくは0.1〜30重量%、特に好ま
しくは1〜10重量%である。
または(B)成分にエポキシ基および/またはヒドロキ
シ基および/またはカルボキシ基および/またはアミド
基を含有する単量体を含有することで難燃性、特に耐ド
リッピング性が一段と優れる。エポキシ基および/また
はヒドロキシ基および/またはカルボキシ基および/ま
たはアミド基を含有する単量体の含有量は、(A)成分
および/または(B)成分からなる組成物中に0.1〜
50重量%、好ましくは0.1〜30重量%、特に好ま
しくは1〜10重量%である。
【0036】これらの官能基を有する共重合可能な単量
体としては、グリシジルメタクリレート、グリシジルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシブチルメタクリレート、メタクリ
ル酸、アクリル酸、2−メタクリロイルオキシエチルコ
ハク酸、2−メタクリロイルオキシエチルフタル酸、ア
クリルアミド、メタクリルアミドなどがある。
体としては、グリシジルメタクリレート、グリシジルア
クリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2
−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート、2−ヒドロキシブチルメタクリレート、メタクリ
ル酸、アクリル酸、2−メタクリロイルオキシエチルコ
ハク酸、2−メタクリロイルオキシエチルフタル酸、ア
クリルアミド、メタクリルアミドなどがある。
【0037】本発明の難燃性樹脂組成物には、下記に挙
げる官能基含有オリゴマー状重合体を添加してもよい。
これらのオリゴマー状重合体を添加することにより、一
段と優れた難燃性を得ることができる。官能基として
は、アミノ基、エポキシ基、水酸基、イソシアネート
基、フェノキシ基、アミド基が挙げられる。繰り返し単
位としては、好ましくは1〜30量体、さらに好ましく
は3〜25量体である。分子量としては、好ましくは5
0〜10,000、さらに好ましくは100〜8,00
0である(GPC測定によるポリスチレン換算)。
げる官能基含有オリゴマー状重合体を添加してもよい。
これらのオリゴマー状重合体を添加することにより、一
段と優れた難燃性を得ることができる。官能基として
は、アミノ基、エポキシ基、水酸基、イソシアネート
基、フェノキシ基、アミド基が挙げられる。繰り返し単
位としては、好ましくは1〜30量体、さらに好ましく
は3〜25量体である。分子量としては、好ましくは5
0〜10,000、さらに好ましくは100〜8,00
0である(GPC測定によるポリスチレン換算)。
【0038】具体的な官能基含有オリゴマー状重合体を
以下に掲げるが、本発明はその要旨を超えない限り、以
下の具体例に何ら制約されるものではない。エポキシ樹
脂としては、ビスフェノールA−エピクロロヒドリン樹
脂、脂環式エポキシ樹脂などが挙げられる。具体的に
は、東都化成製のYDシリーズである。水酸基含有樹脂
としては、テルペン・フェノール樹脂、ポリビニルアル
コール、エポキシ・ノボラック樹脂などが挙げられる。
イソシアネート含有オリゴマーとしては、MDIシリオ
ネート(日本ポリウレタン工業)が挙げられる。アミノ
基含有樹脂としては、グアナミン樹脂、ビスマレイミド
樹脂などが挙げられる。フェノキシ樹脂としては、ビス
フェノールAのオリゴマーの末端をフェニル基で封止し
たものが含まれる。
以下に掲げるが、本発明はその要旨を超えない限り、以
下の具体例に何ら制約されるものではない。エポキシ樹
脂としては、ビスフェノールA−エピクロロヒドリン樹
脂、脂環式エポキシ樹脂などが挙げられる。具体的に
は、東都化成製のYDシリーズである。水酸基含有樹脂
としては、テルペン・フェノール樹脂、ポリビニルアル
コール、エポキシ・ノボラック樹脂などが挙げられる。
イソシアネート含有オリゴマーとしては、MDIシリオ
ネート(日本ポリウレタン工業)が挙げられる。アミノ
基含有樹脂としては、グアナミン樹脂、ビスマレイミド
樹脂などが挙げられる。フェノキシ樹脂としては、ビス
フェノールAのオリゴマーの末端をフェニル基で封止し
たものが含まれる。
【0039】本発明の組成物は、各種押出機、バンバリ
ーミキサー、ニーダー、ロールなどで、好ましくは20
0〜300℃の範囲で各成分を混練りすることによって
得ることができる。混練りするに際しては、各成分を一
括混練りしてもよく、また任意の成分を混練りした後、
残りの成分を添加し混練りする多段分割混練り法を採用
することもできる。好ましい混練り法は、押出機で行な
う方法であり、押出機としては、二軸同方向回転押出機
が特に好ましい。
ーミキサー、ニーダー、ロールなどで、好ましくは20
0〜300℃の範囲で各成分を混練りすることによって
得ることができる。混練りするに際しては、各成分を一
括混練りしてもよく、また任意の成分を混練りした後、
残りの成分を添加し混練りする多段分割混練り法を採用
することもできる。好ましい混練り法は、押出機で行な
う方法であり、押出機としては、二軸同方向回転押出機
が特に好ましい。
【0040】添加量としては、(A)成分、(B)成分
からなる組成物100重量部に対して、好ましくは0.
1〜40重量部、さらに好ましくは0.5〜30重量部
である。
からなる組成物100重量部に対して、好ましくは0.
1〜40重量部、さらに好ましくは0.5〜30重量部
である。
【0041】本発明の難燃性樹脂組成物には、必要に応
じて酸化防止剤、紫外線吸収剤などの安定剤、シリコン
オイル、シランカップリング剤、低分子量ポリエチレン
などの滑剤、炭酸カルシウム、タルク、クレー、酸化チ
タン、酸化アンチモン、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸
化クロム、ホウ酸亜鉛、酸化マグネシウム、水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、カ
ーボンブラック、硫酸バリウム、酸化カルシウム、酸化
アルミニウム、マイカ、ガラスビーズ、ガラス繊維、炭
素繊維、アラミド繊維、ガラスフレーク、熱膨張性黒
鉛、乳酸鉄、フェロセン、酸化アルミニウム、金属フィ
ラーなどの充填剤、分散剤、発泡剤、着色剤などを添加
することができる。これらのうち、ガラス繊維および炭
素繊維の形状としては、6〜60μmの繊維径と30μ
m以上の繊維長を有するものが好ましい。これらの添加
剤の配合量は、本発明の組成物100重量部に対し、
0.01〜150重量部程度が好ましい。
じて酸化防止剤、紫外線吸収剤などの安定剤、シリコン
オイル、シランカップリング剤、低分子量ポリエチレン
などの滑剤、炭酸カルシウム、タルク、クレー、酸化チ
タン、酸化アンチモン、酸化鉄、酸化銅、酸化亜鉛、酸
化クロム、ホウ酸亜鉛、酸化マグネシウム、水酸化アル
ミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、カ
ーボンブラック、硫酸バリウム、酸化カルシウム、酸化
アルミニウム、マイカ、ガラスビーズ、ガラス繊維、炭
素繊維、アラミド繊維、ガラスフレーク、熱膨張性黒
鉛、乳酸鉄、フェロセン、酸化アルミニウム、金属フィ
ラーなどの充填剤、分散剤、発泡剤、着色剤などを添加
することができる。これらのうち、ガラス繊維および炭
素繊維の形状としては、6〜60μmの繊維径と30μ
m以上の繊維長を有するものが好ましい。これらの添加
剤の配合量は、本発明の組成物100重量部に対し、
0.01〜150重量部程度が好ましい。
【0042】本発明の難燃性樹脂組成物は、押出成形、
射出成形、圧縮成形などの成形手段により成形品とされ
るが、これらの成形品は、難燃性、耐衝撃性、耐熱性お
よび実用成形性に優れており、表面外観も良好であるの
で、家庭用品、電気機器、OA機器などの物品、自動車
などの物品、あるいは建築材料として極めて有用であ
る。
射出成形、圧縮成形などの成形手段により成形品とされ
るが、これらの成形品は、難燃性、耐衝撃性、耐熱性お
よび実用成形性に優れており、表面外観も良好であるの
で、家庭用品、電気機器、OA機器などの物品、自動車
などの物品、あるいは建築材料として極めて有用であ
る。
【0043】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて具体的に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に何ら制約されるものではない。なお、実施例中、部
および%は特に断らない限り重量基準である。
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に何ら制約されるものではない。なお、実施例中、部
および%は特に断らない限り重量基準である。
【0044】[実施例、比較例で使用する各成分の説
明] 無水マレイン酸−スチレン共重合体(A−1):無水マ
レイン酸−スチレン共重合体として出光石油化学製のモ
アマックスUG461を用いた。 シンジオタクチックポリスチレン(A−2):シンジオ
タクチックポリスチレンは、トルエンなどの不活性炭化
水素溶媒中または溶媒の存在下に、チタン化合物および
水とトリアルキルアルミニウムの縮合生成物を触媒とし
てスチレンを重合することにより製造した、トライアッ
ドで85%のシンジオタクティーを有するシンジオタク
チックポリスチレンを用いた。 α−メチルスチレン含有ABS(A−3):実験室で製
作した組成は、ブタジエンゴム15.3%、α−メチル
スチレン43%、スチレン16.7%、アクリロニトリ
ル25%である。
明] 無水マレイン酸−スチレン共重合体(A−1):無水マ
レイン酸−スチレン共重合体として出光石油化学製のモ
アマックスUG461を用いた。 シンジオタクチックポリスチレン(A−2):シンジオ
タクチックポリスチレンは、トルエンなどの不活性炭化
水素溶媒中または溶媒の存在下に、チタン化合物および
水とトリアルキルアルミニウムの縮合生成物を触媒とし
てスチレンを重合することにより製造した、トライアッ
ドで85%のシンジオタクティーを有するシンジオタク
チックポリスチレンを用いた。 α−メチルスチレン含有ABS(A−3):実験室で製
作した組成は、ブタジエンゴム15.3%、α−メチル
スチレン43%、スチレン16.7%、アクリロニトリ
ル25%である。
【0045】ABS(B−1):実験室で製作したAB
Sを用いた。組成はブタジエンゴム41%、スチレン4
4%、アクリロニトリル15%であり、グラフト率は5
5%、マトリックスの〔η〕は0.45である。 AS(B−2−):実験室で製作したASを用いた。
組成はスチレン71%、アクリロニトリル29%であ
り、〔η〕は0.62である。 AS(B−2−):スチレン60%、パラ−メチルス
チレン12%、アクリロニトリル28%からなる変性A
S樹脂を用いた。〔η〕は0.60dl/gであった。 エポキシ基含有AS(B−3):反応容器にイオン交換
水190部、ラウリン酸カリウム1.5部、スチレン7
0部、アクリロニトリル25部、グリシジルメタクリレ
ート5部を加え、反応系を40℃に昇温した後にエチレ
ンジアミン四酢酸ナトリム0.067部、硫酸第一鉄7
水和物0.002部、ナトリウムアルデヒドスルホキシ
レート0.13部をイオン交換水15部に溶解した溶液
と、ジイソプロピルベンゼンパーオキサイド0.1部を
添加して重合したものを用いた。 ヒドロキシ基含有AS(B−4):実験室で製作したヒ
ドロキシ基含有ASを用いた。製作は(B−3)と類似
の方法で行なった。組成はスチレン67%、アクリロニ
トリル23%、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1
0%である。極限粘度は0.48であった(メチルエチ
ルケトン中、30℃)。 カルボキシ基含有AS(B−5):実験室で製作したカ
ルボキシ基含有ASを用いた。製作は(B−3)と類似
の方法で行なった。組成はスチレン47%、α−メチル
スチレン25%、アクリロニトリル18%、メタクリル
酸10%である。
Sを用いた。組成はブタジエンゴム41%、スチレン4
4%、アクリロニトリル15%であり、グラフト率は5
5%、マトリックスの〔η〕は0.45である。 AS(B−2−):実験室で製作したASを用いた。
組成はスチレン71%、アクリロニトリル29%であ
り、〔η〕は0.62である。 AS(B−2−):スチレン60%、パラ−メチルス
チレン12%、アクリロニトリル28%からなる変性A
S樹脂を用いた。〔η〕は0.60dl/gであった。 エポキシ基含有AS(B−3):反応容器にイオン交換
水190部、ラウリン酸カリウム1.5部、スチレン7
0部、アクリロニトリル25部、グリシジルメタクリレ
ート5部を加え、反応系を40℃に昇温した後にエチレ
ンジアミン四酢酸ナトリム0.067部、硫酸第一鉄7
水和物0.002部、ナトリウムアルデヒドスルホキシ
レート0.13部をイオン交換水15部に溶解した溶液
と、ジイソプロピルベンゼンパーオキサイド0.1部を
添加して重合したものを用いた。 ヒドロキシ基含有AS(B−4):実験室で製作したヒ
ドロキシ基含有ASを用いた。製作は(B−3)と類似
の方法で行なった。組成はスチレン67%、アクリロニ
トリル23%、2−ヒドロキシエチルメタクリレート1
0%である。極限粘度は0.48であった(メチルエチ
ルケトン中、30℃)。 カルボキシ基含有AS(B−5):実験室で製作したカ
ルボキシ基含有ASを用いた。製作は(B−3)と類似
の方法で行なった。組成はスチレン47%、α−メチル
スチレン25%、アクリロニトリル18%、メタクリル
酸10%である。
【0046】ノボラック樹脂(C−1):群栄化学製の
ノボラック樹脂PSM−4307を用いた。 リン含有化合物(D−1):大八化学製のトリフェニル
ホスフェートを用いた。 窒素含有化合物(E−1):日産化学製のTHEICを
用いた。 相溶化剤(F−1):日本油脂製のポリスチレン−AS
共重合体モディパーB−600を用いた。組成はポリス
チレン部分が70%、AS部分が30%であり、AS部
分の組成はスチレンが70%、アクリロニトリルが30
%である。官能基含有オリゴマー状重合体として、日本
ポリウレタン工業製、MDIシリオネートを用いた。
ノボラック樹脂PSM−4307を用いた。 リン含有化合物(D−1):大八化学製のトリフェニル
ホスフェートを用いた。 窒素含有化合物(E−1):日産化学製のTHEICを
用いた。 相溶化剤(F−1):日本油脂製のポリスチレン−AS
共重合体モディパーB−600を用いた。組成はポリス
チレン部分が70%、AS部分が30%であり、AS部
分の組成はスチレンが70%、アクリロニトリルが30
%である。官能基含有オリゴマー状重合体として、日本
ポリウレタン工業製、MDIシリオネートを用いた。
【0047】次に、難燃性樹脂組成物の製造および評価
について説明する。試験片の製造は、表1に示す各成分
をヘンシェルミキサーでブレンドし、内径50mmの押
出機で温度200〜240℃の範囲で溶融混練りしてペ
レットを作製した後、得られたペレットを50z射出成
型機を用いて、成形温度180〜240℃の範囲で成形
して行なった。物性の評価は以下のとおりである。 燃焼試験:UL−94に準拠(V−テスト)。試験片:
1/16″×1/2″×5″。 耐衝撃試験:アイゾット衝撃強度、ASTM D256
(1/4″、23℃、ノッチ付き)。 熱変形温度:ASTM D648。 成形加工性:成形時の成形しやすさで判断。
について説明する。試験片の製造は、表1に示す各成分
をヘンシェルミキサーでブレンドし、内径50mmの押
出機で温度200〜240℃の範囲で溶融混練りしてペ
レットを作製した後、得られたペレットを50z射出成
型機を用いて、成形温度180〜240℃の範囲で成形
して行なった。物性の評価は以下のとおりである。 燃焼試験:UL−94に準拠(V−テスト)。試験片:
1/16″×1/2″×5″。 耐衝撃試験:アイゾット衝撃強度、ASTM D256
(1/4″、23℃、ノッチ付き)。 熱変形温度:ASTM D648。 成形加工性:成形時の成形しやすさで判断。
【0048】[実施例1〜7、比較例1〜4]実施例1
〜7、比較例1〜4の評価結果は表1に示す。実施例1
〜7は本発明の範囲の組成物であり、本発明の目的とす
る効果が得られている。これに対し、比較例1は本発明
の(A)成分が含まれておらず、耐熱性に劣る。また、
比較例2は本発明の必須成分であるノボラック樹脂が含
まれておらず、難燃性が劣っている。比較例3、4はノ
ボラック樹脂またはリン含有化合物の添加量が本発明の
範囲の上限を超えており、樹脂としての耐衝撃性および
耐熱性に劣る。
〜7、比較例1〜4の評価結果は表1に示す。実施例1
〜7は本発明の範囲の組成物であり、本発明の目的とす
る効果が得られている。これに対し、比較例1は本発明
の(A)成分が含まれておらず、耐熱性に劣る。また、
比較例2は本発明の必須成分であるノボラック樹脂が含
まれておらず、難燃性が劣っている。比較例3、4はノ
ボラック樹脂またはリン含有化合物の添加量が本発明の
範囲の上限を超えており、樹脂としての耐衝撃性および
耐熱性に劣る。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物によれば、ハ
ロゲン含有化合物を難燃剤として使用することなく、優
れた難燃性を得ることができる。しかも、成形加工時お
よび燃焼時にダイオキシンなどの有害物質の発生が起こ
りにくく、さらに実用レベルの高度な耐衝撃性、耐熱性
をも有している。
ロゲン含有化合物を難燃剤として使用することなく、優
れた難燃性を得ることができる。しかも、成形加工時お
よび燃焼時にダイオキシンなどの有害物質の発生が起こ
りにくく、さらに実用レベルの高度な耐衝撃性、耐熱性
をも有している。
フロントページの続き (72)発明者 鴨志田 洋一 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記の(A)成分10〜100重量%お
よび(B)成分0〜90重量%から成る組成物100重
量部に対し、(C)成分1〜50重量部、(D)成分1
〜50重量部、(E)成分0〜30重量部、および
(F)成分0〜30重量部を含有することを特徴とする
難燃性樹脂組成物。 (A)成分:無水マレイン酸−スチレン共重合体および
/またはシンジオタクチックポリスチレンおよび/また
はα−メチルスチレン含有樹脂。 (B)成分:(A)成分以外のスチレン系樹脂。 (C)成分:熱硬化性樹脂。 (D)成分:リン含有化合物。 (E)成分:窒素含有化合物。 (F)成分:相溶化剤。 - 【請求項2】 請求項1の(A)成分および/または
(B)成分からなる組成物100重量部中に、官能基と
してエポキシ基、ヒドロキシ基、カルボキシ基、アミド
基から選ばれた少なくとも1種を含有する単量体0.1
〜50重量%を含有する請求項1の難燃性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26187693A JPH0790157A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 難燃性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26187693A JPH0790157A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 難燃性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0790157A true JPH0790157A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=17367993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26187693A Pending JPH0790157A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 難燃性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790157A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0748491A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-02-21 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 難燃用ベース樹脂組成物および難燃熱可塑性樹脂組成物 |
| EP0831120A1 (en) * | 1996-09-23 | 1998-03-25 | PIRELLI CAVI E SISTEMI S.p.A. | Flame-retardant composition for polymer compounds |
| JP2000230104A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | ゴム強化スチレン系樹脂組成物 |
| WO2002068532A1 (en) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Samsung General Chemicals Co., Ltd. | Flame retardant syndiotactic polystyrene resin composition |
| KR100557772B1 (ko) * | 1999-09-16 | 2006-03-06 | 삼성토탈 주식회사 | 난연성 및 기계적 물성이 우수한 신디오탁틱 폴리스티렌 수지 조성물 |
| JP2017095532A (ja) * | 2015-11-18 | 2017-06-01 | Kjケミカルズ株式会社 | 発泡性樹脂粒子用ガスバリア剤及びそれを含有する発泡性樹脂粒子 |
| JP2018053074A (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 住友ベークライト株式会社 | 複合材料用樹脂組成物および成形品 |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP26187693A patent/JPH0790157A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0748491A (ja) * | 1994-02-25 | 1995-02-21 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 難燃用ベース樹脂組成物および難燃熱可塑性樹脂組成物 |
| EP0831120A1 (en) * | 1996-09-23 | 1998-03-25 | PIRELLI CAVI E SISTEMI S.p.A. | Flame-retardant composition for polymer compounds |
| US6555605B1 (en) | 1996-09-23 | 2003-04-29 | Pirelli Cavi E Sistemi S.P.A. | Flame-retardant composition for polymer compounds |
| JP2000230104A (ja) * | 1999-02-09 | 2000-08-22 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | ゴム強化スチレン系樹脂組成物 |
| KR100557772B1 (ko) * | 1999-09-16 | 2006-03-06 | 삼성토탈 주식회사 | 난연성 및 기계적 물성이 우수한 신디오탁틱 폴리스티렌 수지 조성물 |
| WO2002068532A1 (en) * | 2001-02-23 | 2002-09-06 | Samsung General Chemicals Co., Ltd. | Flame retardant syndiotactic polystyrene resin composition |
| JP2017095532A (ja) * | 2015-11-18 | 2017-06-01 | Kjケミカルズ株式会社 | 発泡性樹脂粒子用ガスバリア剤及びそれを含有する発泡性樹脂粒子 |
| JP2018053074A (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 住友ベークライト株式会社 | 複合材料用樹脂組成物および成形品 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020305 |