JPH0790420B2 - 歯形研削装置、そのための削りしろ分配装置および削りしろ分配方法 - Google Patents

歯形研削装置、そのための削りしろ分配装置および削りしろ分配方法

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JPH0790420B2
JPH0790420B2 JP63137210A JP13721088A JPH0790420B2 JP H0790420 B2 JPH0790420 B2 JP H0790420B2 JP 63137210 A JP63137210 A JP 63137210A JP 13721088 A JP13721088 A JP 13721088A JP H0790420 B2 JPH0790420 B2 JP H0790420B2
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ビー.ラオ スーレン
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ナショナル ブローチ アンド マシン カンパニー
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は歯形研削装置およびそのための削りしろ分配装
置に関する。
従来の技術とその問題点 シリンダ状の(平歯もしくはハスバの)ギヤの研削は精
密作業であつて、一般に歯形および位置に最大の精密性
が要求される航空機および器機のギヤの加工時に採用さ
れる。一般的用語における歯形の形成のための研削にお
いては、研削砥石の周縁は、隣接する2つの歯の間の歯
みぞの形に整形される。研削表面に要求される表面速度
を発生し得るように砥石を回転させ、砥石の周縁を歯み
ぞへ挿入し相対的な軸方向への横移動により、砥石の周
縁をもつて、両側の歯面を同時に端より端まで送りをか
けて研削する。
もしもギヤが平ギヤであるならば、研削砥石を、その軸
がギヤの軸に直角となるように配置し、軸方向の横移動
に際して回転しないようにギヤを固定する。もしもギヤ
がヘリカルギヤであるならば、研削砥石を要求されるね
じ角にセツトし、ギヤには、ねじれを作るために軸方向
の前進と関連して制御された回転が与えられる。
表面硬化を施したギヤの形を仕上げる研削工程では、新
しい問題が提供される。ギヤの歯形研削においては、経
済的理由により、常に歯みぞの両側より等しい量の材料
が除去されるように施工することが望ましい。しかしな
がらギヤの歯に表面硬化が施されている場合は、このこ
とは、より重要な要求となる。もしも研削砥石が歯みぞ
の中に正確に中心合わされていなければ、一方側の歯面
を適当に研削することを保証するために、他方側の歯面
から必要以上の材料が除去される。場合によつては他方
側の歯面より焼入層が除去される。
歯みぞにおける研削砥石の中心合わせを「削りしろの分
配(stock dividing)」と称する。過去においては、こ
の削りしろの分配の際は、作業者が目視および、または
加工音より、研削砥石と歯みぞの両側との間に最初の同
時接触が起こつたことを確認していた。
過去においては、ギヤの回転をこのギヤと研削砥石との
間の相対的な軸方向の横移動に関係付けることは、正確
に研磨された先導バーおよびナツト機構、もしくはいわ
ゆるサインバーおよび従動機構により、例えばアメリカ
特許第3,440,769号明細書の中に記載されているものに
よつて機械的に行われた。このアメリカ特許は、削りし
ろの分配作業を行う目的で、ギヤを精密に制御して回転
させるために、サインバーを調整する手段を付加的に示
している。
またギヤの歯数と等しい、等距離を隔てたノツチを有し
て正確に研磨された割出し板を使用することにより、加
工すべきギヤの割出し回転を機械的に行なうことも、従
来一般的に行われていた。この割出し板はギヤとともに
回転するように接続されており、この割出し板を割出さ
れた1個の歯の分だけ正確に前進させ、そして係止片を
刻み目の中へ装着することによつて、ギヤは回転されか
つ正しい位置に固定される。
発明の開示 本発明においては、弧の位置に数分の1秒まで正確に予
め決定され、プログラムされ、もしくはコンピユータに
よつて計算された位置へギヤを回転させるため、またギ
ヤを予め決定された位置より、上記と同様の精度をもつ
て、他の任意の位置へ回転させるために、コンピユータ
による数値制御(CNC)を応用した電気モータ手段を利
用することができる。このようにして従来には得られな
かつた精度をもつて、コンピユータにより割出しを制御
することができる。
なおその上に、ギヤと研削砥石との間に軸方向の横移動
に時間的に関係付けられたギヤの回転動を、このような
軸方向の横移動によつて制御することができる。ギヤの
軸に平行な方向へのギヤもしくは砥石の横移動を、電気
的ピツクアツプ手段、すなわちコンピユータを適当にプ
ログラムすることにより、希望のねじれ角を作るために
ギヤを軸方向の横送りと時間的に関係付けて回転させる
ように駆動用モータを動作させる電気的ピツクアツプ手
段によつて感知する。より詳細には、ギヤの瞬間角度位
置はギヤの軸に平行な方向への相対的横移動に関しての
ギヤおよび研削砥石の相対的位置に、このように最大の
精度をもつて関係付けられる。
このようにしてギヤの割出しおよび相対的横移動に時間
的に関係付けられた回転を、、コンピユータによる数値
的制御によつて完全に行なうことができ、そして機械的
に操作する割出し板、および先導バーもしくはサインバ
ーは不要になる。
本発明によつては、ギヤの回転のためのコンピユータに
よる数値制御(CNC)は、今までに達成し得なかつた精
度および速度をもつて削りしろの分配を行ない得る自動
ギヤ研削機を提供するための追加的構造と組合わせられ
る。
このようにして、セツトアツプ時間の短縮および改善さ
れた精度で削りしろの分配を行える新規なCNCギヤ研削
機が提供される。
被加工用ギヤは、すでに歯切りが行われているから、研
削砥石の両側において等しい量の余肉が除去されるよう
に、この研削砥石を歯みぞの中に位置させることが必要
である。過去においては、このことは作業者によつて手
動により行われていた。またこれを行うために必要な時
間は、各個の被加工ギヤを研削機に取付けるときのセツ
トアツプ時間の一部分であると考えられていた。
本発明は、上記のように、自動的であり、もつてセツト
アツプ時間を短縮して生産性を高める削りしろの分配を
行えるように、CNCギヤ研削機を改善するものである。
さらにこの削りしろの分配作業によれば、従来の手動に
よつて可能であつたものよりも高精度であり、平均研磨
時間を実際的に短縮できる。最後にこの削りしろの分配
作業によれば、任意の所要数の歯みぞの周縁の角度幅を
感知することの可能性がまず提供され、そしてこのよう
な幅の平均値を求めることができ、またそれによつて、
ギヤの総ての割出された位置について、ギヤについての
適当な削りしろ分配位置を決定することができる。
以上に述べたことは、ギヤの歯みぞの中へ、もしくは歯
みぞから外へ動かし得るとともに、研削砥石の位置に関
して正確に位置決めされた1つの検知プローブを備える
ことにより達成される。簡単な場合においてプローブの
中心は、ギヤの周縁において砥石と等しい角位置をと
る。プローブチツプは、接触タイプであつても、また非
接触タイプであつてもよい。接触トリガー(TT)プロー
ブによれば優れた結果が得られる。
歯みぞの両側における歯面間の空間よりも実質的に小さ
いサイズの、球形の先端部を有する1つのプローブを、
上記のように歯みぞの中に位置させる。一方の歯面がプ
ローブを活性化するまでギヤを一方向に回転させ、その
ときのギヤの角位置(Oa度)を、コンピユータに記録す
る。次にギヤの回転方向を反対にし、隣接する歯面がプ
ローブを活性化するまで回転を継続する。この瞬間にお
けるギヤの角位置(Ob)を、コンピユータに記録する。
2つの回転位置の差、Oa度−Ob度を計算し、コンピユー
タ制御の下にこの値の半分に等しい弧の長さだけギヤを
反対方向に駆動する。この時点において球状先端部の中
心およびそれに応じて研削砥石は、歯みぞに関して中心
合わせされ、正確に削りしろの分配がなされた状態が得
られる。
プローブの位置は、この位置についての情報がコンピユ
ータに記録されている場合には、研削砥石の位置より隔
たつていてもよい。同様にギヤの軸方向におけるプロー
ブの位置もコンピユータへ供給され、もしギヤがヘリカ
ルギヤであるならば、プローブの球は砥石に対しヘリカ
ルな位置に配置される。
より正確な削りしろの分配を行うために、任意の数の歯
みぞについてOa度よりOb度までに相当する値を決定する
ことができる。Oa度−Ob度に相当する差の平均値を計算
するのみならず、コンピユータ制御のギヤ位置決め装置
によつて達成される高精度の割出しを考慮に入れて、歯
面の位置についての理論値からの変動をも計算する。
次に検知された最後の歯みぞにおいて研削を開始する。
また他の歯を研削するために、Oa度−Ob度に相当する差
の平均値、並びに歯と歯との間隔についての起こりうる
変動に基づく正確かつ適切な角位置にのつとつて、さら
なるギヤの割出しが行われる。
もしもプローブを、研削砥石の平面の中に、またはヘリ
カル状の配置で都合よく取付けることが出来ない場合に
は、砥石とプローブとの間の角変位をコンピユータに記
録する。これは一定値であるから、プローブによる総て
の削りしろの分配のための測定値を、プローブと砥石と
の間の一定の角変位の値によつて補正することができ
る。しかしこのことは、コンピユータによる正確な割出
しにもとづいて自動的に行われる。
実施例 まず第1図は、歯TaおよびTbの中間におけるギヤGの歯
みぞにおける研削砥石Wの位置を示す。研磨されていな
い状態の歯を、実線によつて示す。また砥石の整形され
た周縁部分を、点線WaおよびWbによつて示す。実線と点
線WaおよびWbとの間の、ギヤの歯の材料は、ギヤGと砥
石Wとが、ギヤの軸に平行な方向へ互いに相対的に横移
動して1回だけ通過することにより歯面より除去される
べき削りしろとなる。歯TaおよびTbの歯面におけるまだ
研磨されない輪郭を示す実線と、点線WaおよびWbの間の
部分の深さが、歯みぞの両側においてそれぞれ等しい
と、適当な削りしろの分配が達成される。
もしギヤがヘリカルギヤであるならば、研削砥石を、ギ
ヤのねじれ角にセツトする。なおかつ、ギヤの軸方向に
おけるギヤと研削砥石との相対的横移動は、ギヤの回転
によつて所要のねじれを都合よく作るために、横移動に
同期されたギヤと砥石の間の相対的回転によつて達成さ
れる。
さらに、各々の歯みぞは別個に研磨され、そのため砥石
が通過した後ごとに、他の歯みぞを砥石と芯合わせする
目的で、ギヤが割出しのために回転される。
従来、削りしろの分配は、各ギヤを段階的に移動させる
ことによる、本質的な手動作業で行われていた。回転中
の砥石は、ギヤの半径方向に歯みぞの中へ動かされ、ま
たギヤは、砥石と両方の歯の表面との最初の接触が同時
に行われるまで、その角度が調整された。最初の接触
は、作業者が火花を見ることによつて、もしくは接触音
を聞くことによつて認識されていた。いつたん等しい削
りしろの分配が達成されると、ギヤは、割出し機構に堅
固に接続され、そして各歯みぞの研磨の後に割出されて
いた。
本発明による自動的な削りしろの分配は、1つの感応プ
ローブのボールチツプBを、対向する歯面FaとFbの間に
挿入することによつて達成される。ボールチツプBの最
初の位置は重要ではない。しかし第2図においては、両
方の歯面FaおよびFbより等しい距離にあるものとして、
すなわち歯みぞの中心線Cの上に中心合わせされたもの
として示している。
プローブのチツプBは、砥石の面内にあるか、もしくは
ギヤGの軸に対しに既知の量の角度だけ隔てられていて
もよい。もしもギヤがヘリカルギヤであれば、チツプB
は砥石に対しねじれの位置に配置される。したがつて、
ボールチツプBが両歯面TaおよびTbより等距離に置かれ
るようにギヤの位置を調整したときに、第1図に示すよ
うな適当な削りしろの分配が達成される。
本発明によれば、ギヤを、プローブが一つの歯車、例え
ば歯面Faによつて活性化されるまで、ギヤが回転され
る。プローブは、歯面へ近づくことによつて、もしくは
歯面へ接触することによつて、活性化される。このよう
なプローブは、容易に得ることはでき、このようなプロ
ーブの一つとして、接触トリガー(TT)がある。プロー
ブの活性化により、このプローブのチツプが活性化され
たときのギヤの瞬間的角位置Oa度が信号として発せられ
る。この角位置は、コンピユータへ伝達され、記録され
る。この場合コンピユータは、数値制御コンピユータ
(CNC)である。コンピユータは、予め正確に決定され
た連続的位置へギヤを回転させるモータ手段と、ギヤと
砥石とを予め正確に決定された相対的位置へギヤの軸方
向に相対的に横移動させるためのモータ手段との両方へ
接続される。
プローブの活性化により、ギヤの瞬間的な角位置Oa度が
記録されるのみならず、コンピユータ制御によつて、ギ
ヤの回転方向が逆転される。この逆転は、プローブが他
の歯面Fbによつて活性化されるまで継続する。これによ
り、ギヤの第二位置Ob度を決定する。この第二位置Ob度
はコンピユータへ伝達される。このコンピユータは、Oa
度とOb度の差によつて表わされる角変位を決定するよう
にプログラムされている。最も簡単な場合、コンピユー
タは、この差の2分の1を決定し、再びギヤの回転方法
を逆転させ、ギヤが弧Ob度−Oa度の2分の1の角距離を
動いて停止するようにこのギヤのためのモータの駆動を
制御する。この時におけるギヤの角位置は となる。これをOc度とする。この角位置は、一つの歯み
ぞの中において、プローブのみによつて決定された角位
置Oa度およびOb度にもとづく、真の削りしろ分配のため
の位置である。
そして研削砥石を歯面FaとFbの間の歯みぞの中へ挿入
し、適当な深さへ送る。次に横方向モータ駆動手段をコ
ンピユータ制御することにより、およびギヤがヘリカル
ギヤである場合は、回転駆動手段によるギヤの回転をコ
ンピユータ制御することにより、相対的移動を行う。
歯面FaおよびFbの研削が、1回もしくは数回の継続的通
過すなわち横方向の行程によつて達成される。また継続
する横方向の行程の間の半径方向の送り、並びに送りの
最終的な深さは、コンピユータによつて制御された送り
モータによつて好適に達成される。
第3図に、削りしろの分配機を有する研削機の主要な構
成要素を、略図的に示す。
基盤10は、その中に水平方向に動き得る摺動体すなわち
テーブル12を有する。摺動体12の上に主軸台14を取付け
る。主軸台14の中にモータ16を取付ける。モータ16は工
作物としてのギヤ20(ここにはヘリカルギヤを示す)の
シヤフトに接続する駆動シヤフト18を有する。シヤフト
18は、このシヤフト18およびギヤ20の角度位置を検知す
るセンサ22を有する。
摺動体12は、モータ24により、横駆動装置26を介して、
横方向に移動される。横駆動装置26は、ギヤ20の軸方向
についてのテーブル12の瞬間位置を感知する手段(図に
は示さない)を有する。CNCシステムは、このようにギ
ヤ20の瞬間角度ならびに軸方向の位置を感知する。また
このシステムは、両方の位置を関係付けるようにプログ
ラムされており、そうしてギヤの歯および歯みぞを、ヘ
リカル状に前進させる。当然平ギヤについては、モータ
16は、テーブル12が横移動するときに、ギヤを回転しな
いように保持する。
研削砥石30は、ヘツド32において鉛直方向の位置を調整
可能であり、研削砥石30は、その平面を研削すべきギヤ
の歯みぞに位置合わせさせるために、ギヤの半径方向の
鉛直軸のまわりに調整可能である。研削砥石30は、モー
タ34により、所定の研削速度をもつて駆動される。
ヘツド32は、鉛直方向に調整可能なプローブ36を支持し
ている。プローブ36は、プローブチツプ38を有する。プ
ローブチツプ38は球形であつてもよく、先端部を有す
る。先端部は、歯の表面との実際の接触により、もしく
は歯の表面への近接により、作動される。どちらのタイ
プの先端部も、広く解釈すれば、歯の表面への接近によ
つて活性化される。簡単な場合に、プローブチツプ38
は、砥石30を調整するための鉛直軸とギヤ20の軸とを含
む平面の中にあればよい。しかしこのことは必ずしも必
要ではなく、プローブチツプ38はこの平面から既知の量
だけ角度的に変位していてもよい。この変位は、CNCシ
ステムのプログラムの中に組込まれる。よつてプローブ
チツプ38を両歯面の間に中心合わせしたとき、砥石30
は、作業位置へ送り込まれたときに同様に中心合わせさ
れる。
ギヤを、上記のように正確に削りしろの分配を行つて回
転するように配置し、次に砥石が歯みぞの中の削りしろ
分配位置へ挿入されるようにヘツド32を所定位置へ送る
ことにより、研削作業が実施される。次にテーブル12
が、1回もしくは数回の行程によつて、横移動される。
このときヘツド32は、行程間において、一杯の深さま
で、徐々に送られる。次にヘツドをギヤの半径方向に動
かし、砥石を、歯みぞより引き離す。ギヤは周方向に割
出され、研削作業は、すべての歯が一巡されるまで繰返
される。
削りしろの分配、リード制御、および割出しのために用
いられるモータ16を作動するためのCNC制御システム
は、市販品を利用することができる。接触トリガー(T
T)チツプも、同様である。
第4図に、ギヤ位置決め装置と削りしろ分配機とのハー
ドウエアを図式的に示す。このハードウエアは、TTプロ
ーブを有し、このTTプローブの出力が、信号処理装置に
よつて処理された後、数値制御コンピユータ(CNC)に
よつて読み取られる。このコンピユータは、削りしろの
分配および研削を目的とし、主軸台サーボ制御装置を介
してギヤの角位置を制御するとともに、ギヤの位置決め
およびその他を目的として、テーブルサーボ制御装置を
介してテーブルを制御する。
第5図に、ソフトウエアのフローチヤートを示す。ギヤ
の位置決めおよびその削りしろの分配の作業を開始する
ときは、プローブ36を、作業を開始するための特定の位
置へ動かす。この開始位置は、既にコンピユータの中へ
組込まれているギヤ寸法のデータに基づき、このコンピ
ユータによつて自動的に決定される。次にコンピユータ
は、TTプローブがギヤの表面を感知するまでテーブル12
を動かす。この位置を、コンピユータの中に記録する。
次に、ギヤにおける2つの隣り合う歯の間の歯みぞにプ
ローブを挿入する。そしてギヤを時計方向および半時計
方向に回転し、歯みぞの左歯面(Fa)および右歯面(F
b)を感知する。角度OA度およびOB度を記録し、その平
均値を計算する。もしも削りしろの分配が唯1つの歯み
ぞのみに基いてなされるのであれば、「完了」のブロツ
クは、「はい」の回答をもつて満足される。そして機械
は、自動的に研削位置へ移動し、開始されるべき研削サ
イクルのために停止する。もしも削りしろの分配が1つ
よりも多くの歯みぞに基づいて行われるのであれば、第
5図に示すように、ギヤを、次の検出位置へ動かし、作
業ループを再び繰返す。
続いて現われる歯みぞを研削するためのギヤの割出しの
ための回転は、この研磨機の中において、コンピユータ
によつて制御される回転駆動モータによつて行われる。
それ故に結果的に、1つの歯みぞの中心線が決定されれ
ば、正確に割出して削りしろの分配を行う位置決めのた
め、すべての歯みぞについての割出しが完了する。
しかしながら、数個の歯みぞの角度幅の間に差が存在す
る可能性がある。よつて、任意の数の歯みぞの角度幅を
決定して、それらの平均値にもとづき削りしろの分配を
求めるように、コンピユータをプログラムすればよい。
このことは、各作業に引続いて歯みぞよりプローブを引
出すようにコンピユータをプログラムし、1つもしくは
2つ以上の追加的かつ選択された位置へギヤを回転さ
せ、プローブを再び挿入し、そしてこの追加的な歯みぞ
の追加的な角度幅の値を決定することにより、容易に達
成することができる。これらの値の平均値を、最後の幅
測定作業の完了の後において、ギヤにより占められた位
置からの逆回転の量を制御するために利用する。
その他に歯から歯までの距離がわずかに変化することに
よつても誤差の生じる可能性が残つている。このこと
は、連続する歯みぞの中におけるプローブの最初のおよ
び、または第2回目の(望むらくは第2回目の)活性化
に際してギヤによつて占められる連続的角位置の値と、
最初の歯みぞにおけるプローブのそれぞれ最初のおよ
び、もしくは第2番目の活性化に際しての角位置の値と
を比較するようにコンピユータをプログラムすることに
よつて、削りしろの分配作業時に決定され、また考慮に
入れられる。もしも歯から歯までの間隔取りが正確であ
れば、これらの継続的値は、最初のギヤの位置に、最初
に試験された歯みぞよりの歯みぞの数を乗じた積に等し
い角度増加分を加えたものに等しくなる。最初の作業に
おいて決定されたギヤの位置からの偏位の平均値を、チ
エツクされた最初のギヤの歯みぞの第2回目のプローブ
の活性化に際して占められた位置よりの逆回数の量の補
正として利用する。
以上に述べたところより明らかなように、最も簡単な作
業は、単一の歯みぞを探測することにより、ギヤの歯み
ぞの、ギヤ研削砥石に関して、正確に削りしろが分配さ
れた位置を決定することである。次にこの歯みぞの中心
線を、砥石と中心合わせし、そして継続する歯みぞを、
この最初に削りしろが分配された位置より正確に割出し
て研削する。
本発明の方法の最初の変形例によれば、最後の探測作業
の終了に際してギヤによつて占められた位置より、最初
に削りしろが分配された位置へのギヤの逆方向への角運
動を決定するために、数個若しくは総ての歯みぞの有効
平均幅を決定し、これを使用することができる。
本発明の方法の第二の変形例によれば、割出された歯の
平均的位置を最初の位置より計算することにより、およ
び最初に探測した位置よりのギヤの逆転を、実際の位置
にではなく、この計算された平均位置に基づいて行うこ
とにより、ギヤの補正された理論的位置を決定し、これ
より、補正された1/2有効歯みぞ幅を利用することがで
きる。
以上に述べたように簡単な場合には、ギヤの軸は水平で
あり、そのまわりに砥石を調整し得る軸は垂直であつて
ギヤの軸と交差する。鉛直平面の中にあるプローブチツ
プBの中心は、ギヤの軸および砥石の軸の両方を含む。
もしもギヤが平ギヤであれば、以上に述べた機構による
削りしろの分配は、ギヤが砥石の下を通過するために横
移動するときに、砥石とギヤの間における適当な削りし
ろの分配を保証するために有効である。もしもギヤがヘ
リカルギヤであれば、砥石を適当なねじれ角にセツトす
る。砥石を調整するための鉛直軸とボールチツプBの間
の距離は既知で、コンピユータの中に記憶される。ボー
ルチツプBは、ギヤの頂部における歯みぞの中におい
て、削りしろを分配する関係に中心合せする。ギヤの回
転位置を観察し、次にボールチツプBを、これを持上げ
ることにより、もしくはギヤを砥石の方へ横移動するこ
とにより、取出す。ギヤのねじれ角、および頂部の中心
と砥石を調整する鉛直軸の間の距離によつて要求される
ギヤの回転角の補正は、CNC制御装置の中において計算
され、かつ水平横移動を伴わないギヤの回転によつて行
われる。その後ギヤは、適当な回転、砥石の研削深さの
累進的送り、および関連技術において公知の自動割出し
をもつて、砥石の下方において横移動させる。
発明の効果 以上述べたように本発明によると、周縁の断面形状が歯
みぞの形に整形された砥石によつてギヤを研削する際
に、歯みぞにおける削りしろの分配を正確に行うことが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にもとづいて削りしろの分配を示す概略
図、第2図は削りしろの分配位置におけるプローブチツ
プを示す概略図、第3図は研削装置の簡略立面図、第4
図は削りしろ分配装置のハードウエアの概略を示す図、
第5図は削りしろ分配装置のソフトウエアを示すフロー
チヤートである。 16……モータ(スピンドル駆動モータ)、18……シヤフ
ト、20……ギヤ、24……モータ(横移動用駆動モー
タ)、W,30……研削砥石、36……プローブ、B,38……プ
ローブチツプ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−161226(JP,A) 特開 昭60−249525(JP,A) 実願昭53−115125号(実開昭55−31571 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工ギヤを支持するための回転スピンド
    ルと、このスピンドルを回転させるためのスピンドル駆
    動モータと、 前記ギヤの歯みぞの断面に対応するように周縁部が形成
    された研削砥石と、 ギヤと砥石とをこのギヤの軸と平行な方向に相対的に横
    移動させる横移動用駆動モータと、 前記ギヤの歯みぞ内に任意に配置される1つの感応プロ
    ーブを備えた削りしろ分配構造と、 前記プローブの先端チップを前記スピンドルに固定され
    た被加工ギヤの歯みぞの中へ導入するとともに、すべて
    の歯の研削にため前記スピンドルを回転させうるように
    前記チップを歯みぞから遠ざけるプローブ位置決め装置
    と、 前記チップが歯みぞ内に導入されたときに前記スピンド
    ル駆動モータを一方向にゆっくりと回転始動させるため
    のコンピュータ動作式制御手段と、 前記チップが歯みぞの一方の側面に近接したときに、ギ
    ヤに関するそのときの第1の角度位置のデータを前記コ
    ンピュータに送って記憶させるとともに、前記制御手段
    により前記スピンドル駆動モータを逆転させて第1の逆
    転動作を行う検出手段とを有し、 この検出手段は、前記チップが歯みぞの他方の側面に近
    接したときに、ギヤに関するそのときの第2の角度位置
    のデータを前記コンピュータに送って記憶させるととも
    に、前記制御手段により前記スピンドル駆動モータを再
    度逆転させて第2の逆転動作を行うように構成され、 前記コンピュータは、前記第1および第2の角度位置の
    角度差の2分の1の値を決定するとともに、この角度差
    の2分の1の位置に達したときに前記スピンドル駆動モ
    ータによる第2の逆転動作を前記制御手段によって終了
    させるための手段を有することを特徴とする歯形研削装
    置。
  2. 【請求項2】被加工ギヤを支持するための回転スピンド
    ルと、このスピンドルを回転させるためのスピンドル駆
    動モータと、 前記ギヤの歯みぞの断面に対応するように周縁部が形成
    された研削砥石と、 ギヤと砥石とをこのギヤの軸と平行な方向に相対的に横
    移動させる横移動用駆動モータと、 前記ギヤの歯みぞ内に任意に配置される1つの感応プロ
    ーブを備えた削りしろ分配構造と、 前記プローブの先端チップを前記スピンドルに固定され
    た被加工ギヤの複数の歯みぞの中へ導入するとともに、
    すべての歯の研削のため前記スピンドルを回転させうる
    ように前記チップを歯みぞから遠ざけるプローブ位置決
    め装置と、 前記チップが歯みぞ内に導入されたときに前記スピンド
    ル駆動モータを一方向にゆっくりと回転始動させるため
    のコンピュータ動作式制御手段と、 前記チップが歯みぞの一方の側面に近接したときに、ギ
    ヤに関するそのときの第1の角度位置のデータを前記コ
    ンピュータに送って記憶させるとともに、前記制御手段
    により前記スピンドル駆動モータを逆転させて第1の逆
    転動作を行い、また、前記チップが前記歯みぞの他方の
    側面に近接したときに、ギヤに関するそのときの第2の
    角度位置のデータを前記コンピュータに送って記憶させ
    るとともに、前記歯みぞからこのプローブを遠ざけるよ
    うに前記プローブ位置決め装置を作動させるように構成
    された検出手段と、 前記スピンドル駆動モータを作動させて、隣接した次の
    歯みぞに前記プローブが位置するように前記スピンドル
    を回転させる手段とを有し、 前記プローブ位置決め装置は、前記プローブのチップを
    前記被加工ギヤの前記次の歯みぞに導入させるように作
    動させ、 前記制御手段は、前記コンピュータにより、前記チップ
    が前記次の歯みぞ内に導入されたときに前記スピンドル
    駆動モータを一方向にゆっくりと回転始動させるように
    作動され、 前記検出手段は、前記チップが前記次の歯みぞの他方の
    側面に近接したときに、ギヤに関するそのときの前記次
    の歯みぞの第1の角度位置のデータを前記コンピュータ
    に送って記憶させるとともに、前記制御手段により前記
    スピンドル駆動モータを逆転させて第1の逆転動作を行
    うように構成され、 この検出手段は、前記チップが前記次の歯みぞの他方の
    側面に近接したときに、ギヤに関するそのときの前記次
    の歯みぞの第2の角度位置のデータを前記コンピュータ
    に送って記憶させ、同様にして前記複数の歯みぞのそれ
    ぞれについての第1の角度位置のデータおよび第2の角
    度位置のデータを前記コンピュータに送って記憶させ、 前記コンピュータは、前記複数の歯みぞのそれぞれにつ
    いての前記第1および第2の角度位置の角度差の2分の
    1の値をそれぞれ決定するとともに、これらの各歯みぞ
    の前記プローブにより決定された角度差を平均して決定
    する手段を有し、 前記スピンドルが前記複数の歯みぞにおける最後の歯み
    ぞに移動されて前記平均角度差が決定された後に、前記
    制御手段により前記スピンドル駆動モータを再度逆転さ
    せて第2の逆転動作を行わせ、前記平均角度差の位置に
    達したときに前記スピンドル駆動モータによる第2の逆
    転動作を前記制御手段によって終了させるための手段を
    有することを特徴とする歯形研削装置。
  3. 【請求項3】コンピュータは、前記制御手段により前記
    スピンドル駆動モータを回転動作させて、ギヤにおける
    歯どうしの間隔に等しい一定の角度につき前記スピンド
    ルにより割出し動作を行わせる手段を有することを特徴
    とする請求項1記載の歯形研削装置。
  4. 【請求項4】被加工ギヤを回転可能に支持するスピンド
    ルがスピンドル駆動モータに接続されるとともに、この
    モータがコンピュータで制御される制御手段にて動作さ
    れるように構成された、コンピュータ制御式の研削装置
    のためのコンピュータ制御式削りしろ分配装置であっ
    て、 前記スピンドル上のギヤの歯における一方の歯面への近
    接により活性化される1つの感応プローブと、 前記プローブの先端チップを、ギヤの歯みぞ内の任意の
    位置へ位置決めさせる手段と、 前記チップが歯みぞ内へ導入されたときに前記スピンド
    ル駆動モータを一方向へ回転開始させるように前記コン
    ピュータにて動作される制御手段と、 前記チップが歯みぞにおける一方の側面に近接したとき
    に、そのときのギヤの第1の角度位置を前記コンピュー
    タに伝送して記憶させるとともに、前記制御手段により
    前記スピンドル駆動モータを逆方向に回転させる検出手
    段とを有し、 この検出手段は、前記チップが歯みぞにおける他の側面
    に近接したときに、そのときの第2の角度位置をコンピ
    ュータに伝送して記憶させるとともに、前記制御手段に
    より前記スピンドル駆動モータを再び逆方向に回転させ
    るように構成され、 前記コンピュータは、前記第1および第2の角度位置の
    角度差の2分の1の値を決定するとともに、この角度差
    の2分の1の位置に達したときに前記スピンドル駆動モ
    ータによる第2の逆転動作を前記制御手段によって終了
    させるための手段を有することを特徴とする歯形研削装
    置のための削りしろ分配装置。
  5. 【請求項5】ギヤの歯を研削するための研削機において
    削りしろを分配するための方法であって、 ギヤの歯みぞにおける一方の側面への近接により活性化
    される1つの感応プローブを用い、このプローブの先端
    チップを前記ギヤの歯みぞにおける任意の位置に位置決
    めし、 前記チップが歯みぞ内に導入されたときに前記ギヤを一
    方向に回転させ、 前記チップが歯みぞの一方の側面に近接したときに、そ
    のときのギヤの第1の角度位置を検出し、そして前記ギ
    ヤを逆方向に回転させ、 前記チップが歯みぞの他方の側面に近接したときに、そ
    のときのギヤの第2の角度位置を検出し、そして前記ギ
    ヤを再び逆方向に回転させ、 前記第1および第2の角度位置の差の2分の1の値を求
    め、 そして、前記再度の逆回転により前記角度位置の差の2
    分の1の位置に達したときに、前記再度の逆回転を終了
    させることを特徴とする歯形研削装置のための削りしろ
    分配方法。
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JPS5918170B2 (ja) * 1978-12-25 1984-04-25 三菱重工業株式会社 大形はすば歯車の加工方法
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JPS60249525A (ja) * 1984-05-23 1985-12-10 Kashifuji Tekkosho:Kk 歯車加工機の被加工歯車かみ合わせ装置

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