JPH0790475B2 - 関節型産業用ロボット - Google Patents
関節型産業用ロボットInfo
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- JPH0790475B2 JPH0790475B2 JP6086306A JP8630694A JPH0790475B2 JP H0790475 B2 JPH0790475 B2 JP H0790475B2 JP 6086306 A JP6086306 A JP 6086306A JP 8630694 A JP8630694 A JP 8630694A JP H0790475 B2 JPH0790475 B2 JP H0790475B2
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- robot
- upper arm
- arm
- lower arm
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四節平行リンク機構を
応用した関節型の産業用ロボットに関する。
応用した関節型の産業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の関節型の産業用ロボットとして
例えば図8および図9に示す構造のものが知られてい
る。
例えば図8および図9に示す構造のものが知られてい
る。
【0003】図8および図9に示すように、旋回ベース
1上のブラケット1aに支持されたロアアーム2は軸P
1を中心として矢印A方向に回転可能であり、またアッ
パーアーム3はロアアーム2に対し軸P2により支持さ
れていて矢印B方向に回転可能である。アッパーアーム
3の先端にはリスト部8が設けられている。
1上のブラケット1aに支持されたロアアーム2は軸P
1を中心として矢印A方向に回転可能であり、またアッ
パーアーム3はロアアーム2に対し軸P2により支持さ
れていて矢印B方向に回転可能である。アッパーアーム
3の先端にはリスト部8が設けられている。
【0004】ロアアーム2の下端部には該ロアアーム2
と軸P1を同じくするリンク4があり、他方、アッパー
アーム3の端部にも軸P4を介してリンク5が連結され
ている。これらリンク4,5同士を軸P3を介して連結
することにより、ロアアーム2およびアッパーアーム3
を含めて四節平行リンク機構を構成している。
と軸P1を同じくするリンク4があり、他方、アッパー
アーム3の端部にも軸P4を介してリンク5が連結され
ている。これらリンク4,5同士を軸P3を介して連結
することにより、ロアアーム2およびアッパーアーム3
を含めて四節平行リンク機構を構成している。
【0005】そして、ロアアーム2は駆動モータ6のは
たらきにより図示外の減速機構を介して矢印A方向に回
転する。この時、平行リンク機構の特性としてアッパー
アーム3とリンク4とは常に平行であるから、アッパー
アーム3はロアアーム駆動前と駆動後とでは平行状態を
維持する。
たらきにより図示外の減速機構を介して矢印A方向に回
転する。この時、平行リンク機構の特性としてアッパー
アーム3とリンク4とは常に平行であるから、アッパー
アーム3はロアアーム駆動前と駆動後とでは平行状態を
維持する。
【0006】また、アッパーアーム3については、駆動
モータ7のはたらきにより軸P1を中心としてリンク4
を回転させることにより、そのリンク4の回転変位がリ
ンク5を介してアッパーアーム3に伝達される。その結
果としてアッパーアーム3が軸P2を中心として矢印B
方向に回転することになる。
モータ7のはたらきにより軸P1を中心としてリンク4
を回転させることにより、そのリンク4の回転変位がリ
ンク5を介してアッパーアーム3に伝達される。その結
果としてアッパーアーム3が軸P2を中心として矢印B
方向に回転することになる。
【0007】ここで、駆動モータ6は、平行リンク機構
があるがためにアッパーアーム3の回転モーメントを直
接的には負担せず、したがって駆動モータ6が負担する
トルクとしては一般に平行リンク機構のない産業用ロボ
ットに比べ小さいものとされている。
があるがためにアッパーアーム3の回転モーメントを直
接的には負担せず、したがって駆動モータ6が負担する
トルクとしては一般に平行リンク機構のない産業用ロボ
ットに比べ小さいものとされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の関
節型産業用ロボットにあっては、ロアアーム2とアッパ
ーアーム3とのなす角度θが180度または0度に近付
くとそれぞれ上死点または下死点として限界となり、そ
れ以上の回転が不能となる。したがって実用上の作動領
域としては、θの値で30度〜120度程度の範囲に制
限されてしまうことになる。
節型産業用ロボットにあっては、ロアアーム2とアッパ
ーアーム3とのなす角度θが180度または0度に近付
くとそれぞれ上死点または下死点として限界となり、そ
れ以上の回転が不能となる。したがって実用上の作動領
域としては、θの値で30度〜120度程度の範囲に制
限されてしまうことになる。
【0009】すなわち、図10は従来の産業用ロボット
の作動領域を示したもので、同図に斜線で示す領域Qが
リスト部8の中心P0の作動領域である。
の作動領域を示したもので、同図に斜線で示す領域Qが
リスト部8の中心P0の作動領域である。
【0010】軸P1を通る鉛直線をYとすると、鉛直線
Yとロアアーム2とのなす角度α1は、旋回ベース1と
ロアアーム2との干渉により制限され、図10では鉛直
線Yから反時計回り方向(マイナス方向)に60度程度
で時計回り方向(プラス方向)に45度程度の範囲とな
る。
Yとロアアーム2とのなす角度α1は、旋回ベース1と
ロアアーム2との干渉により制限され、図10では鉛直
線Yから反時計回り方向(マイナス方向)に60度程度
で時計回り方向(プラス方向)に45度程度の範囲とな
る。
【0011】また、ロアアーム2とアッパーアーム3と
のなす角θは、アーム2,3同士の干渉およびロアアー
ム2とリンク5との干渉により制限される。図10では
理論上45〜135度程度の範囲となる。
のなす角θは、アーム2,3同士の干渉およびロアアー
ム2とリンク5との干渉により制限される。図10では
理論上45〜135度程度の範囲となる。
【0012】同様に、鉛直線Yとリンク4とのなす角度
α2については、リンク4と旋回ベース1との干渉、お
よびリンク4とロアアーム2との干渉により制限され、
図10では鉛直線Yから反時計回り方向(マイナス方
向)に15度程度で時計回り方向(プラス方向)に12
0度程度の範囲となる。
α2については、リンク4と旋回ベース1との干渉、お
よびリンク4とロアアーム2との干渉により制限され、
図10では鉛直線Yから反時計回り方向(マイナス方
向)に15度程度で時計回り方向(プラス方向)に12
0度程度の範囲となる。
【0013】以上のような制限のため図10では、旋回
ベース1を旋回動作させないかぎり鉛直線Yより左半分
だけの作動領域Qに限定されてしまうことになる。すな
わち、従来の産業用ロボットの構造では、図10に実線
で示したアッパーアーム3を旋回ベース1の真上を通過
させて後方側に回転させることが不可能であることか
ら、例えば図10の作動領域Q内にあるワークを把持し
た上で鉛直線Yをはさんで作動領域Qと反対側の後方領
域にハンドリングしようとする場合には、ワークを把持
した後にロボット全体を旋回ベース1ごと旋回動作させ
る必要がある。その結果、ロボットとその周辺機器との
干渉を防止するためにロボットの周囲に充分な旋回用ス
ペースを確保しなければならず、特に複数のロボットを
並設したロボット作業ラインではスペース効率の面で著
しく不利になる。
ベース1を旋回動作させないかぎり鉛直線Yより左半分
だけの作動領域Qに限定されてしまうことになる。すな
わち、従来の産業用ロボットの構造では、図10に実線
で示したアッパーアーム3を旋回ベース1の真上を通過
させて後方側に回転させることが不可能であることか
ら、例えば図10の作動領域Q内にあるワークを把持し
た上で鉛直線Yをはさんで作動領域Qと反対側の後方領
域にハンドリングしようとする場合には、ワークを把持
した後にロボット全体を旋回ベース1ごと旋回動作させ
る必要がある。その結果、ロボットとその周辺機器との
干渉を防止するためにロボットの周囲に充分な旋回用ス
ペースを確保しなければならず、特に複数のロボットを
並設したロボット作業ラインではスペース効率の面で著
しく不利になる。
【0014】本発明は、従来の四節平行リンク機構タイ
プのロボットのもつ利点を生かしつつ作動領域の拡大化
を図るとともに、ロボットの前方側と後方側の作業領域
を互いに同等なものとすることができる関節型産業用ロ
ボットを提供しようとするものである。
プのロボットのもつ利点を生かしつつ作動領域の拡大化
を図るとともに、ロボットの前方側と後方側の作業領域
を互いに同等なものとすることができる関節型産業用ロ
ボットを提供しようとするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の関節型産業用ロ
ボットは、ベース上に設けられた固定リンクと、この固
定リンクの一端側に回転可能に連結されたロアアーム
と、このロアアームの上端部にその一端部が回転可能に
連結されたアッパーリンクと、前記固定リンクの他端部
とアッパーリンクの他端部とを相互に連結するロアリン
クとで四節平行リンク機構を構成し、前記アッパーリン
クの長手方向の中間部に、該アッパーリンクとロアアー
ムおよびロアリンクとをそれぞれに連結している軸とは
別の単一の軸を介して、アッパーアームを回転可能に連
結するとともに、前記ロアアームを回転させるロア側の
駆動手段と、前記アッパーアームを回転させるアッパー
側の駆動手段とをそれぞれ個別に設けたことをことを特
徴としている。
ボットは、ベース上に設けられた固定リンクと、この固
定リンクの一端側に回転可能に連結されたロアアーム
と、このロアアームの上端部にその一端部が回転可能に
連結されたアッパーリンクと、前記固定リンクの他端部
とアッパーリンクの他端部とを相互に連結するロアリン
クとで四節平行リンク機構を構成し、前記アッパーリン
クの長手方向の中間部に、該アッパーリンクとロアアー
ムおよびロアリンクとをそれぞれに連結している軸とは
別の単一の軸を介して、アッパーアームを回転可能に連
結するとともに、前記ロアアームを回転させるロア側の
駆動手段と、前記アッパーアームを回転させるアッパー
側の駆動手段とをそれぞれ個別に設けたことをことを特
徴としている。
【0016】
【作用】本発明によれば、アッパーアームが四節平行リ
ンク機構に拘束されることなく自由に回転することがで
きてその回転自由度が大きいことから、実施例の図4か
ら明らかなようにロアアームとアッパーアームとなす角
度について45〜315度程度というきわめて大きな値
を確保することができ、また図10に示したα2による
ところの制限がない。そのため、図4に斜線で示すよう
なきわめて大きな作動領域を確保することができる。
ンク機構に拘束されることなく自由に回転することがで
きてその回転自由度が大きいことから、実施例の図4か
ら明らかなようにロアアームとアッパーアームとなす角
度について45〜315度程度というきわめて大きな値
を確保することができ、また図10に示したα2による
ところの制限がない。そのため、図4に斜線で示すよう
なきわめて大きな作動領域を確保することができる。
【0017】さらに、アッパーアームの回転中心である
軸がアッパーリンクの長手方向の中間部に設定されてい
るため、ロボットの前方側と後方側の作動領域を互いに
同等のものとして実質的に左右対称(紙面上において)
のものとすることができる。したがって、ロボットの動
きに制約がなく、ロボットと周辺設備とのレイアウト上
の自由度が増すほか、前方側と後方側とで同じ作業を行
う場合、一方側での作業についてティーチングを行えば
そのティーチングデータを反転させることによって他方
側のプリティーチング(プリティーチングとは、既存の
ティーチングデータを流用する等して大まかなティーチ
ングを行い、このティーチングデータを細かく修正して
真のティーチングデータを得る方法をいう)に利用で
き、ティーチング作業が容易になる。
軸がアッパーリンクの長手方向の中間部に設定されてい
るため、ロボットの前方側と後方側の作動領域を互いに
同等のものとして実質的に左右対称(紙面上において)
のものとすることができる。したがって、ロボットの動
きに制約がなく、ロボットと周辺設備とのレイアウト上
の自由度が増すほか、前方側と後方側とで同じ作業を行
う場合、一方側での作業についてティーチングを行えば
そのティーチングデータを反転させることによって他方
側のプリティーチング(プリティーチングとは、既存の
ティーチングデータを流用する等して大まかなティーチ
ングを行い、このティーチングデータを細かく修正して
真のティーチングデータを得る方法をいう)に利用で
き、ティーチング作業が容易になる。
【0018】
【実施例】図1および図2は本発明のより具体的な第1
の実施例を示す図で、さらに図3は図1のVII−VI
I線断面に相当する関節部の詳細について示している。
の実施例を示す図で、さらに図3は図1のVII−VI
I線断面に相当する関節部の詳細について示している。
【0019】図1および図2に示すように、ロアアーム
12は旋回ベース11上に固定された固定リンクとして
のブラケット11aに対して軸P11を介して連結されて
おり、この軸P11上と同一軸線上に設けた駆動モータ1
6のはたらきにより図示外の減速機構を介してロアアー
ム12が矢印A方向に回転する。これら駆動モータ16
と減速機構とでロアアーム12を回転させるロア側の駆
動手段を構成している。旋回ベース11には軸P11と平
行で且つ同一水平面上に位置する別の軸P13があり、こ
の軸P13を介してロアリンク14がブラケット11aに
回転可能に連結されている。
12は旋回ベース11上に固定された固定リンクとして
のブラケット11aに対して軸P11を介して連結されて
おり、この軸P11上と同一軸線上に設けた駆動モータ1
6のはたらきにより図示外の減速機構を介してロアアー
ム12が矢印A方向に回転する。これら駆動モータ16
と減速機構とでロアアーム12を回転させるロア側の駆
動手段を構成している。旋回ベース11には軸P11と平
行で且つ同一水平面上に位置する別の軸P13があり、こ
の軸P13を介してロアリンク14がブラケット11aに
回転可能に連結されている。
【0020】また、ロアアーム12の上端部には軸P12
を介してアッパーリンク15が回転可能に連結されてい
て、ロアリンク14とアッパーリンク15とは軸P14を
介して相互に回転回転に連結されている。そして、これ
らのロアリンク14とアッパーリンク15にブラケット
11aとロアアーム12とを加えて四節平行リンク機構
19を構成している。この場合、支点となる二つの軸P
11,P13をもつブラケット11aが固定リンクとして機
能する。
を介してアッパーリンク15が回転可能に連結されてい
て、ロアリンク14とアッパーリンク15とは軸P14を
介して相互に回転回転に連結されている。そして、これ
らのロアリンク14とアッパーリンク15にブラケット
11aとロアアーム12とを加えて四節平行リンク機構
19を構成している。この場合、支点となる二つの軸P
11,P13をもつブラケット11aが固定リンクとして機
能する。
【0021】前記アッパーリンク15の長手方向の中間
部としての真ん中の位置には軸30が設けられており、
この軸30を介してアッパーリンク15にアッパーアー
ム13が回転可能に連結され、さらに軸30と同一軸線
上にアッパーアーム13を回転させるための駆動モータ
17が設けられている。
部としての真ん中の位置には軸30が設けられており、
この軸30を介してアッパーリンク15にアッパーアー
ム13が回転可能に連結され、さらに軸30と同一軸線
上にアッパーアーム13を回転させるための駆動モータ
17が設けられている。
【0022】そして、前記アッパーアーム13と、四節
平行リンク機構19を構成しているロアアーム12と
は、図2に示すように軸30の軸心方向にオフセットし
ており、アッパーアーム13の回転平面と四節平行リン
ク機構19の回転平面とを互いに異ならせることによっ
て、アッパーアーム13が回転しても四節平行リンク機
構19と干渉しないようになっているとともに、アッパ
ーアーム13の先端のいわゆる片持ちタイプのリスト部
18の先端18aとロアアーム12の軸心とがそれぞれ
旋回ベース11の旋回中心Oと同一の平面上に位置する
ようになっている。
平行リンク機構19を構成しているロアアーム12と
は、図2に示すように軸30の軸心方向にオフセットし
ており、アッパーアーム13の回転平面と四節平行リン
ク機構19の回転平面とを互いに異ならせることによっ
て、アッパーアーム13が回転しても四節平行リンク機
構19と干渉しないようになっているとともに、アッパ
ーアーム13の先端のいわゆる片持ちタイプのリスト部
18の先端18aとロアアーム12の軸心とがそれぞれ
旋回ベース11の旋回中心Oと同一の平面上に位置する
ようになっている。
【0023】前記駆動モータ17は図3に示すようにア
ッパーリンク15に固定されているとともに、軸30は
アッパーアーム13に一体に固定されていて、この軸3
0とベアリング31を介してアッパーアーム13がアッ
パーリンク15に回転可能に支持されている。さらに、
駆動モータ17の出力軸21は減速機構22の入力部に
連結されていて、これら駆動モータ17と減速機構22
とでアッパーアーム13を回転させるためのアッパー側
の駆動手段を構成している。
ッパーリンク15に固定されているとともに、軸30は
アッパーアーム13に一体に固定されていて、この軸3
0とベアリング31を介してアッパーアーム13がアッ
パーリンク15に回転可能に支持されている。さらに、
駆動モータ17の出力軸21は減速機構22の入力部に
連結されていて、これら駆動モータ17と減速機構22
とでアッパーアーム13を回転させるためのアッパー側
の駆動手段を構成している。
【0024】減速機構22(市販商品名:ハーモニック
ドライブ)は、楕円状のカムの外周にボールベアリング
を配した入力部としてのジェネレータ23と、外周にス
プラインを形成した弾性変形可能なカップ状のリングギ
ヤ24と、内周にスプラインを形成したリングギヤ25
とから構成される。本実施例ではリングギヤ24が軸3
0に固定され、もう一方のリングギヤ25がアッパーリ
ンク15に固定されており、リングギヤ25の歯数はリ
ングギヤ24のそれよりも2枚多く設定されている。し
たがって、ジェネレータ23が1回転したときに歯数差
2枚分だけリングギヤ24つまりアッパーアーム13が
回転することになる。
ドライブ)は、楕円状のカムの外周にボールベアリング
を配した入力部としてのジェネレータ23と、外周にス
プラインを形成した弾性変形可能なカップ状のリングギ
ヤ24と、内周にスプラインを形成したリングギヤ25
とから構成される。本実施例ではリングギヤ24が軸3
0に固定され、もう一方のリングギヤ25がアッパーリ
ンク15に固定されており、リングギヤ25の歯数はリ
ングギヤ24のそれよりも2枚多く設定されている。し
たがって、ジェネレータ23が1回転したときに歯数差
2枚分だけリングギヤ24つまりアッパーアーム13が
回転することになる。
【0025】尚、上記減速機構22の構造は、先に述べ
た駆動モータ16側の減速機構についても同様である。
た駆動モータ16側の減速機構についても同様である。
【0026】以上のように構成された産業用ロボットに
あっては、駆動モータ16のはたらきによりロアアーム
12が図1の矢印A方向に回転する。この時、アッパー
リンク15は、軸P11と軸P13とを結ぶ線と平行な状態
つまり水平状態を常に維持する。
あっては、駆動モータ16のはたらきによりロアアーム
12が図1の矢印A方向に回転する。この時、アッパー
リンク15は、軸P11と軸P13とを結ぶ線と平行な状態
つまり水平状態を常に維持する。
【0027】また、アッパーアーム13は駆動モータ1
7のはたらきにより矢印B方向に回転する。詳しくは、
図3において駆動モータ17が起動すると、減速機構2
2のジェネレータ23を介してリングギヤ24が軸30
とともに回転し、結果的にアッパーアーム13が図1の
矢印B方向のいずれかに回転することになる。つまり、
アッパーアーム13は四節平行リンク機構19の動きを
伴わずに単独で回転する。 そして、本実施例では、図
4に示すようにリスト部18の中心点P0での作動領域
は斜線で示す領域Qとなり、図9と比べ作動領域Qが特
にロボットの後方側に著しく拡大されることになる。
7のはたらきにより矢印B方向に回転する。詳しくは、
図3において駆動モータ17が起動すると、減速機構2
2のジェネレータ23を介してリングギヤ24が軸30
とともに回転し、結果的にアッパーアーム13が図1の
矢印B方向のいずれかに回転することになる。つまり、
アッパーアーム13は四節平行リンク機構19の動きを
伴わずに単独で回転する。 そして、本実施例では、図
4に示すようにリスト部18の中心点P0での作動領域
は斜線で示す領域Qとなり、図9と比べ作動領域Qが特
にロボットの後方側に著しく拡大されることになる。
【0028】また、図4に示す作動領域Q内においてア
ッパーアーム13が旋回ベース11の真上を通過しなが
ら前方(図4に示す作動領域Qのうち、旋回ベース11
の旋回中心Oを通る鉛直線Yよりも左方)から上方,後
方(図4に示す作動領域Qのうち鉛直線Yよりも右方)
に大きく回転することができるため、図示外のハンドが
把持したワークを前方から後方に搬送する場合にも従来
のようにロボット全体を旋回ベース11ごと旋回させる
必要がなくなり、アッパーアーム13を旋回ベース11
の真上を通過させることによってコンベア等の周辺設備
と最も干渉しにくい軌跡をとることができるようになっ
て、ロボットと周辺設備との干渉を回避するために余分
なスペースを必要としない。
ッパーアーム13が旋回ベース11の真上を通過しなが
ら前方(図4に示す作動領域Qのうち、旋回ベース11
の旋回中心Oを通る鉛直線Yよりも左方)から上方,後
方(図4に示す作動領域Qのうち鉛直線Yよりも右方)
に大きく回転することができるため、図示外のハンドが
把持したワークを前方から後方に搬送する場合にも従来
のようにロボット全体を旋回ベース11ごと旋回させる
必要がなくなり、アッパーアーム13を旋回ベース11
の真上を通過させることによってコンベア等の周辺設備
と最も干渉しにくい軌跡をとることができるようになっ
て、ロボットと周辺設備との干渉を回避するために余分
なスペースを必要としない。
【0029】次に、従来の構造と本実施例の構造とを比
較したときに、アッパーアームの重量によりロアアーム
駆動用モータが負担すべきモーメントが変化するかどう
かについて検討してみる。
較したときに、アッパーアームの重量によりロアアーム
駆動用モータが負担すべきモーメントが変化するかどう
かについて検討してみる。
【0030】従来の構造を摸式的に示したのが図11で
あり、アッパーアーム3(図10参照)の重量により駆
動モータ6が負担すべきモーメントをMAとし、MA=F
M×Sとする。モーメントのつり合いにより下記のよう
にFMを求める。
あり、アッパーアーム3(図10参照)の重量により駆
動モータ6が負担すべきモーメントをMAとし、MA=F
M×Sとする。モーメントのつり合いにより下記のよう
にFMを求める。
【0031】・重量Wによる回転を止めるためにはF1
の力が必要となる。
の力が必要となる。
【0032】 W×S1=F1×S2 F1=W×S1/S2 ・F1を分解するとF1a,F1bとなる。
【0033】 F1a=F1cosθ1+F1sinθ1tan(θ1−θ2) F1b=F1sinθ・{1/cos(θ1−θ2)} ・支点P2にはWとF1とを支えるためにF2=W+F1の
力が必要となる。これをF2aとF2bとに分解する。
力が必要となる。これをF2aとF2bとに分解する。
【0034】 F2a=F2cosθ1 F2b=F2sinθ1 ・F1bをさらにF1baとF1bbとに分解する。
【0035】F1ba=F1bsin(θ1−θ2) F
1bb=F1bcos(θ1−θ2) ・ここでF2bとF1bbは逆方向の力であるためにその差
をFMとして求める。
1bb=F1bcos(θ1−θ2) ・ここでF2bとF1bbは逆方向の力であるためにその差
をFMとして求める。
【0036】 FM=F2b−F1bb =F2sinθ1−F1bcos(θ1−θ2) =(W×S1/S2+W)sinθ1−(W×S1/S2)・ cos(θ1−θ2)sinθ1・{1/cos(θ1−θ2)} =W・sinθ1 同様に本実施例構造についても図12をもとにFMを求
める。
める。
【0037】・重量Wによる回転を止めるためにはF1
の力が必要となる。
の力が必要となる。
【0038】W×S1cosθ2=F1・S2 F1=
W×(S1/S2)cosθ2 ・F1をF1aとF1bとに分解する。
W×(S1/S2)cosθ2 ・F1をF1aとF1bとに分解する。
【0039】F1a=F1・(1/cosθ1) F1b
=F1tanθ1 ・支点となる軸30にはWとF1とを支えるためにF2=
W+F1の力が必要となり、これをF2aとF2bとに分解
する。
=F1tanθ1 ・支点となる軸30にはWとF1とを支えるためにF2=
W+F1の力が必要となり、これをF2aとF2bとに分解
する。
【0040】 F2a=F2cosθ1 F2b=F2sinθ1 ・F1bをさらにF1baとF1bbとに分解する。
【0041】 F1ba=F1bsinθ1 F1bb=F1bcosθ1 ・F2bとF1bbとの差をFMとして求める。
【0042】 FM=F2b−F1bb ={W+W×(S1/S2)・cosθ2}sinθ1− W×(S1/S2)cosθ2・tanθ1・cosθ1 =W・sinθ1+(W×S1/S2)・ cosθ2(sinθ1−sinθ1) =W・sinθ1 以上のように、アッパーアームの重量によって支点
P1,P11に発生するモーメントは、W,S1,S2等の
条件が同一であれば双方ともに同一となる。
P1,P11に発生するモーメントは、W,S1,S2等の
条件が同一であれば双方ともに同一となる。
【0043】したがって、上記実施例の場合にも、駆動
モータ16が負担するトルクが小さくて済むという従来
の平行リンク機構タイプのロボットがもつ利点はそのま
ま活かされることになる。
モータ16が負担するトルクが小さくて済むという従来
の平行リンク機構タイプのロボットがもつ利点はそのま
ま活かされることになる。
【0044】また、本実施例では、図2に示すようにい
わゆる片持ちタイプのリスト部18を採用しているが、
旋回ベース11の旋回中心Oからリスト部18のハンド
側先端18aまでのオフセット量が零にしてある。
わゆる片持ちタイプのリスト部18を採用しているが、
旋回ベース11の旋回中心Oからリスト部18のハンド
側先端18aまでのオフセット量が零にしてある。
【0045】このように本実施例構造によれば、作動領
域の大幅な拡大化が図れることはもちろんのこと、アッ
パーアーム13の回転中心である軸30がアッパーリン
ク15の長手方向の中間部に設定されているため、ロボ
ットの前方側と後方側の作動領域を互いに同等のものと
して実質的に左右対称(紙面上において)のものとする
ことができる。したがって、ロボットの動きに制約がな
く、ロボットと周辺設備とのレイアウト上の自由度が増
すほか、前方側と後方側とで同じ作業を行う場合、一方
側での作業についてティーチングを行えばそのティーチ
ングデータを反転させることによって他方側のプリティ
ーチングデータに利用でき、ティーチング作業が容易に
なるという利点がある。
域の大幅な拡大化が図れることはもちろんのこと、アッ
パーアーム13の回転中心である軸30がアッパーリン
ク15の長手方向の中間部に設定されているため、ロボ
ットの前方側と後方側の作動領域を互いに同等のものと
して実質的に左右対称(紙面上において)のものとする
ことができる。したがって、ロボットの動きに制約がな
く、ロボットと周辺設備とのレイアウト上の自由度が増
すほか、前方側と後方側とで同じ作業を行う場合、一方
側での作業についてティーチングを行えばそのティーチ
ングデータを反転させることによって他方側のプリティ
ーチングデータに利用でき、ティーチング作業が容易に
なるという利点がある。
【0046】そのうえ、本実施例によれば、リスト部1
8のハンド側先端18aと旋回ベース11の旋回中心O
とがアッパーアーム13の回転平面と平行な同一の平面
上に位置していてそのオフセット量が零となるように設
定されているため、ロボットの座標変換式が簡素化され
るのに伴い、経路制御に際してその経路精度が向上し、
ロボットが狙い通りに極めて正確な作業を行うことがで
きるという作用効果を奏する。以下、その点について詳
しく説明する。
8のハンド側先端18aと旋回ベース11の旋回中心O
とがアッパーアーム13の回転平面と平行な同一の平面
上に位置していてそのオフセット量が零となるように設
定されているため、ロボットの座標変換式が簡素化され
るのに伴い、経路制御に際してその経路精度が向上し、
ロボットが狙い通りに極めて正確な作業を行うことがで
きるという作用効果を奏する。以下、その点について詳
しく説明する。
【0047】即ち、経路制御とはロボットをある点から
ある点まで移動させるにあたって、その経路を目標通り
にするために行う制御であり、目標とする経路と実際の
経路の差が小さいほど経路精度が高いことになる。
ある点まで移動させるにあたって、その経路を目標通り
にするために行う制御であり、目標とする経路と実際の
経路の差が小さいほど経路精度が高いことになる。
【0048】日本機械学会編「メカトロニクス」シリー
ズIV基礎編(3)産業用ロボットとその応用:84年1
2月5日 技報堂出版株式会社発行のP89、P90の
4.5.3座標変換の項に記載されているように、一般
的に、ロボットを制御する際に位置,角度を求めるとき
にはロボット固有の座標変換式による演算が用いられ、
この座標変換式から導かれる方程式に基づいて、ロボッ
トの各動作軸(アーム)の角度からリスト部の位置を算
出する方法や、逆にリスト部の位置から各動作軸の角度
を算出する方法が採られている。
ズIV基礎編(3)産業用ロボットとその応用:84年1
2月5日 技報堂出版株式会社発行のP89、P90の
4.5.3座標変換の項に記載されているように、一般
的に、ロボットを制御する際に位置,角度を求めるとき
にはロボット固有の座標変換式による演算が用いられ、
この座標変換式から導かれる方程式に基づいて、ロボッ
トの各動作軸(アーム)の角度からリスト部の位置を算
出する方法や、逆にリスト部の位置から各動作軸の角度
を算出する方法が採られている。
【0049】そして、前者の方法では方程式における各
動作軸の角度θが与えられることでリスト部の位置x,
y,zが算出され、後者の方法では方程式におけるリス
ト部の位置x,y,zが与えられることで各動作軸の角
度θを算出するようになっている。
動作軸の角度θが与えられることでリスト部の位置x,
y,zが算出され、後者の方法では方程式におけるリス
ト部の位置x,y,zが与えられることで各動作軸の角
度θを算出するようになっている。
【0050】そして、これら方程式は、加減乗除、種々
の三角関数、平方根等の演算要素から構成され、ロボッ
ト制御装置はこれら個々の演算要素について順次演算し
て上記の算出を行う。従って、算出に必要な演算時間は
方程式の中の演算要素の数が少ないほど短いことにな
り、いわんや方程式の演算の数に影響を及ぼす座標変換
式の中の定数の数は少ないほど演算時間が短い。
の三角関数、平方根等の演算要素から構成され、ロボッ
ト制御装置はこれら個々の演算要素について順次演算し
て上記の算出を行う。従って、算出に必要な演算時間は
方程式の中の演算要素の数が少ないほど短いことにな
り、いわんや方程式の演算の数に影響を及ぼす座標変換
式の中の定数の数は少ないほど演算時間が短い。
【0051】ここで、この実施例では、リスト部18の
ハンド側先端18aと旋回ベース11の旋回中心Oとが
アッパーアーム13の回転平面と平行な同一の平面上に
位置していてそのオフセット量が零となるように設定さ
れているため、座標変換式の中の定数の数が少なく、結
果的に演算時間が短くなる。
ハンド側先端18aと旋回ベース11の旋回中心Oとが
アッパーアーム13の回転平面と平行な同一の平面上に
位置していてそのオフセット量が零となるように設定さ
れているため、座標変換式の中の定数の数が少なく、結
果的に演算時間が短くなる。
【0052】また、日本機械学会編「メカトロニクス」
シリーズIV基礎編(3)産業用ロボットとその応用:8
4年12月5日 技報堂出版株式会社発行のP85〜P
91の4.5 プレイバックロボットの項に記載されて
いるように、ロボットの経路制御に際しては、予め定め
られた2点間の経路を生成する目的で補間演算が行われ
ることが知られている。この補間演算は、2点間の経路
をいくつかに分割した直線(直線補間)もしくは円弧
(円弧補間)等で繋いで生成し、目標とする経路に近似
させる手法であり、この分割の数が多いほど目標とする
経路と実際の経路の差が小さく経路精度が高いことにな
る。
シリーズIV基礎編(3)産業用ロボットとその応用:8
4年12月5日 技報堂出版株式会社発行のP85〜P
91の4.5 プレイバックロボットの項に記載されて
いるように、ロボットの経路制御に際しては、予め定め
られた2点間の経路を生成する目的で補間演算が行われ
ることが知られている。この補間演算は、2点間の経路
をいくつかに分割した直線(直線補間)もしくは円弧
(円弧補間)等で繋いで生成し、目標とする経路に近似
させる手法であり、この分割の数が多いほど目標とする
経路と実際の経路の差が小さく経路精度が高いことにな
る。
【0053】そして、この補間演算には前述したロボッ
ト固有の座標変換式が用いられ、分割する位置の演算は
この座標変換式から導かれる方程式により行われる。
ト固有の座標変換式が用いられ、分割する位置の演算は
この座標変換式から導かれる方程式により行われる。
【0054】ここで、経路精度とロボットの動作速度と
の関係について説明する。
の関係について説明する。
【0055】まずロボットをある点からある点まで移動
させる時の移動時間は動作速度によって決まる。仮に、
動作速度を低くすれば移動時間が長くなり、逆に動作速
度を高くすれば移動時間が短くなる。前者の場合、移動
時間内に方程式を演算できる回数は多く、逆に後者の場
合、移動時間内に方程式を演算できる回数は少ない。
させる時の移動時間は動作速度によって決まる。仮に、
動作速度を低くすれば移動時間が長くなり、逆に動作速
度を高くすれば移動時間が短くなる。前者の場合、移動
時間内に方程式を演算できる回数は多く、逆に後者の場
合、移動時間内に方程式を演算できる回数は少ない。
【0056】ところで、先に分割の数が多いほど経路精
度が高いことを説明したが、このように動作速度を低く
すれば、方程式を演算できる回数が多く、分割の数が多
くなり結果として経路精度が高くなる。
度が高いことを説明したが、このように動作速度を低く
すれば、方程式を演算できる回数が多く、分割の数が多
くなり結果として経路精度が高くなる。
【0057】しかしながら、動作速度は作業内容に応じ
た最適の値で設定されるため、動作速度により経路精度
が一義的に決まってしまう。
た最適の値で設定されるため、動作速度により経路精度
が一義的に決まってしまう。
【0058】ところが、先にリスト部18のハンド側先
端と旋回ベース11の旋回中心Oとがアッパーアーム1
3の回転平面と平行な同一の平面上に位置していてその
オフセット量が零となるように設定されていると、座標
変換式の中の定数の数が少なく、演算時間が短くなるこ
とを説明したとおり、当然演算時間が短くできれば同一
の移動時間内に方程式を演算できる回数を多くすること
ができ、分割の数が多くなって経路精度も向上すること
ができる。
端と旋回ベース11の旋回中心Oとがアッパーアーム1
3の回転平面と平行な同一の平面上に位置していてその
オフセット量が零となるように設定されていると、座標
変換式の中の定数の数が少なく、演算時間が短くなるこ
とを説明したとおり、当然演算時間が短くできれば同一
の移動時間内に方程式を演算できる回数を多くすること
ができ、分割の数が多くなって経路精度も向上すること
ができる。
【0059】かかる構造の本実施例のロボットによる
と、演算時間が短くなるため、同一の動作速度の条件下
において経路制御における分割の数を増やすことがで
き、経路精度を高めることができる。
と、演算時間が短くなるため、同一の動作速度の条件下
において経路制御における分割の数を増やすことがで
き、経路精度を高めることができる。
【0060】従って、本実施例のロボットによれば、同
一の動作速度の条件下において目標通りの経路に極めて
近い経路で作業を行うことができ、ロボットが狙い通り
に極めて正確な作業を行うことができるものである。
一の動作速度の条件下において目標通りの経路に極めて
近い経路で作業を行うことができ、ロボットが狙い通り
に極めて正確な作業を行うことができるものである。
【0061】図5図〜図7は本発明の第2の実施例を示
す図であり、図7は図5のX−X線断面について示して
いる。本実施例の場合、アッパーアーム13の配置は第
1実施例と同様であるが、その駆動モータ17を旋回ベ
ース11側に配置した点が異なる。
す図であり、図7は図5のX−X線断面について示して
いる。本実施例の場合、アッパーアーム13の配置は第
1実施例と同様であるが、その駆動モータ17を旋回ベ
ース11側に配置した点が異なる。
【0062】図5〜図7において、第2実施例と異なる
部分についてのみ説明すると、駆動モータ17は旋回ベ
ース11側のブラケット11aに固定されており、他
方、アッパーリンク15側に設けた減速機構22内には
図7に示すように回転軸34が配設されている。
部分についてのみ説明すると、駆動モータ17は旋回ベ
ース11側のブラケット11aに固定されており、他
方、アッパーリンク15側に設けた減速機構22内には
図7に示すように回転軸34が配設されている。
【0063】この回転軸34はベアリング35により回
転可能に支持されるとともに、減速機構22のジェネレ
ータ23に固定され、さらにその一端にはプーリ36が
固定されている。そして、このプーリ36と駆動モータ
17側のプーリ37との間にベルト38が巻き掛けられ
ており、ベルト伝達により回転軸34が回転駆動され
る。以上のように、駆動モータ17と減速機構22のほ
かに、回転軸34とプーリ36,37およびベルト38
を含めてアッパーアーム13を回転させるためのアッパ
ー側の駆動手段を構成している。
転可能に支持されるとともに、減速機構22のジェネレ
ータ23に固定され、さらにその一端にはプーリ36が
固定されている。そして、このプーリ36と駆動モータ
17側のプーリ37との間にベルト38が巻き掛けられ
ており、ベルト伝達により回転軸34が回転駆動され
る。以上のように、駆動モータ17と減速機構22のほ
かに、回転軸34とプーリ36,37およびベルト38
を含めてアッパーアーム13を回転させるためのアッパ
ー側の駆動手段を構成している。
【0064】本実施例の場合、回転軸34の回転に応じ
た減速機構22の減速出力によりアッパーアーム13が
図5の矢印B方向に回転することになる。
た減速機構22の減速出力によりアッパーアーム13が
図5の矢印B方向に回転することになる。
【0065】この第2の実施例の場合にも、第1の実施
例と同様の作用効果が得られるほか、駆動モータ17が
旋回ベース11側に設けられるために、その駆動モータ
17の分だけ四節平行リンク機構19の負荷重量を軽減
できる利点がある。
例と同様の作用効果が得られるほか、駆動モータ17が
旋回ベース11側に設けられるために、その駆動モータ
17の分だけ四節平行リンク機構19の負荷重量を軽減
できる利点がある。
【0066】さらには、第1の実施例と同じであるため
詳細な説明は省略するが、リスト部18のハンド側先端
18aと旋回ベース11の旋回中心Oとがアッパーアー
ム13の回転平面と平行な同一の平面上に位置していて
そのオフセット量が零となるように設定されているた
め、ロボットの座標変換式が簡素化されるのに伴い、経
路制御に際してその経路精度が向上するという作用効果
を奏することができる。
詳細な説明は省略するが、リスト部18のハンド側先端
18aと旋回ベース11の旋回中心Oとがアッパーアー
ム13の回転平面と平行な同一の平面上に位置していて
そのオフセット量が零となるように設定されているた
め、ロボットの座標変換式が簡素化されるのに伴い、経
路制御に際してその経路精度が向上するという作用効果
を奏することができる。
【0067】なお、第1,第2両実施例では、アッパー
リンク15の長手方向の中間として真ん中の位置に単一
の軸30を介してアッパーアーム13を回転可能に連結
する例をあげたが、本願発明ではこれらの実施例に限定
されるものではなく、アッパーリンク15とロアアーム
12およびロアリンク14とをそれぞれ連結している軸
P12と軸P14との間においてこれらの軸P12と軸P14と
は別の単一の軸30を介してアッパーアーム13がアッ
パーリンク15に連結しているものであれば、本願発明
の権利範囲に含まれるものである。
リンク15の長手方向の中間として真ん中の位置に単一
の軸30を介してアッパーアーム13を回転可能に連結
する例をあげたが、本願発明ではこれらの実施例に限定
されるものではなく、アッパーリンク15とロアアーム
12およびロアリンク14とをそれぞれ連結している軸
P12と軸P14との間においてこれらの軸P12と軸P14と
は別の単一の軸30を介してアッパーアーム13がアッ
パーリンク15に連結しているものであれば、本願発明
の権利範囲に含まれるものである。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、ベース上の固定リンク
と、この固定リンクの一端側に連結されたロアアーム
と、このロアアームの上端部にその一端部がに連結され
たアッパーリンクと、前記固定リンクとアッパーリンク
とを相互に連結するロアリンクとで四節平行リンク機構
を構成し、前記アッパーリンクの長手方向の中間部に、
該アッパーリンクとロアアームおよびロアリンクとをそ
れぞれに連結している軸とは別の単一の軸を介して、ア
ッパーアームを回転可能に連結するとともに、前記ロア
アームを回転させるロア側の駆動手段と、前記アッパー
アームを回転させるアッパー側の駆動手段とをそれぞれ
個別に設けた構造としたものである。
と、この固定リンクの一端側に連結されたロアアーム
と、このロアアームの上端部にその一端部がに連結され
たアッパーリンクと、前記固定リンクとアッパーリンク
とを相互に連結するロアリンクとで四節平行リンク機構
を構成し、前記アッパーリンクの長手方向の中間部に、
該アッパーリンクとロアアームおよびロアリンクとをそ
れぞれに連結している軸とは別の単一の軸を介して、ア
ッパーアームを回転可能に連結するとともに、前記ロア
アームを回転させるロア側の駆動手段と、前記アッパー
アームを回転させるアッパー側の駆動手段とをそれぞれ
個別に設けた構造としたものである。
【0069】したがって、四節平行リンク機構とアッパ
ーアームとは互いに異なった回転平面を有していて、ア
ッパーアームが回転しても四節平行リンク機構を構成し
ているロアアームやロアリンク等と干渉しないため、ロ
アアーム用駆動モータの負荷トルクおよび形状を小さく
できるとする従来の四節平行リンク機構タイプのロボッ
トのもつ利点をそのまま活かすことができることはもち
ろんのこと、四節平行リンク機構がアッパーアームの回
転自由度に与える制限がきわめて少ないためにアッパー
アームの回転自由度が飛躍的に大きくなり、従来のもの
と比べて特にロボットの後方側に作動領域を拡大してロ
ボット全体の作動領域を著しく大きく確保することがで
きる。
ーアームとは互いに異なった回転平面を有していて、ア
ッパーアームが回転しても四節平行リンク機構を構成し
ているロアアームやロアリンク等と干渉しないため、ロ
アアーム用駆動モータの負荷トルクおよび形状を小さく
できるとする従来の四節平行リンク機構タイプのロボッ
トのもつ利点をそのまま活かすことができることはもち
ろんのこと、四節平行リンク機構がアッパーアームの回
転自由度に与える制限がきわめて少ないためにアッパー
アームの回転自由度が飛躍的に大きくなり、従来のもの
と比べて特にロボットの後方側に作動領域を拡大してロ
ボット全体の作動領域を著しく大きく確保することがで
きる。
【0070】また、アッパーアームが旋回ベースの真上
を通過しながら前方から後方に大きく回転することがで
きるため、例えばハンドが把持したワークを前方側から
後方側に搬送する場合にも従来のようにロボット全体を
旋回ベースごと旋回させる必要がなくなり、アッパーア
ームを旋回ベースの真上を通過させることによってコン
ベア等の周辺設備と最も干渉しにくい軌跡をとることが
できるようになって、ロボットと周辺設備との干渉を回
避するために余分なスペースを必要とせず、スペース効
率が著しく向上する。したがって、特に複数台のロボッ
トを並設してロボット作業ラインを編成する場合にその
ライン編成の上でのスペース的な制約が大幅に緩和され
る。
を通過しながら前方から後方に大きく回転することがで
きるため、例えばハンドが把持したワークを前方側から
後方側に搬送する場合にも従来のようにロボット全体を
旋回ベースごと旋回させる必要がなくなり、アッパーア
ームを旋回ベースの真上を通過させることによってコン
ベア等の周辺設備と最も干渉しにくい軌跡をとることが
できるようになって、ロボットと周辺設備との干渉を回
避するために余分なスペースを必要とせず、スペース効
率が著しく向上する。したがって、特に複数台のロボッ
トを並設してロボット作業ラインを編成する場合にその
ライン編成の上でのスペース的な制約が大幅に緩和され
る。
【0071】さらに、リスト部(手首)駆動用のアクチ
ュエータ等を例えばそのリスト部と反対側のアッパーア
ームの端部に設けた上で、アッパーアーム内に配置され
る伝達部材を介してリスト部を動かすことも可能である
ことから、可搬重量に占めるリスト部駆動用アクチュエ
ータ等の重量が少なくなって正味可搬重量についても大
きく確保できるようになって、上記の作動領域の拡大化
とも相俟ってロボットの基本性能の向上に大きく貢献で
きる効果がある。
ュエータ等を例えばそのリスト部と反対側のアッパーア
ームの端部に設けた上で、アッパーアーム内に配置され
る伝達部材を介してリスト部を動かすことも可能である
ことから、可搬重量に占めるリスト部駆動用アクチュエ
ータ等の重量が少なくなって正味可搬重量についても大
きく確保できるようになって、上記の作動領域の拡大化
とも相俟ってロボットの基本性能の向上に大きく貢献で
きる効果がある。
【0072】さらにまた、上記のようにアッパーアーム
の回転中心となる単一の軸をアッパーリンクの長手方向
の中間部に設定したため、ロボットの前方側と後方側の
作動領域を互いに同等のものとして実質的に左右対称
(紙面上において)のものとすることができる。したが
って、前方側と後方側で同等の軌跡の作業を行わせるこ
とができ、生産設備やコンベヤ等の周辺設備に対するレ
イアウト上の自由度が増すほか、一方側での作業につい
てティーチングを行えばそのティーチングデータを反転
させてプリティーチングデータとして流用しこれに修正
を加えることで他方側のティーチングデータを得ること
ができるため、ティーチング作業の工数の削減が図れ
る。
の回転中心となる単一の軸をアッパーリンクの長手方向
の中間部に設定したため、ロボットの前方側と後方側の
作動領域を互いに同等のものとして実質的に左右対称
(紙面上において)のものとすることができる。したが
って、前方側と後方側で同等の軌跡の作業を行わせるこ
とができ、生産設備やコンベヤ等の周辺設備に対するレ
イアウト上の自由度が増すほか、一方側での作業につい
てティーチングを行えばそのティーチングデータを反転
させてプリティーチングデータとして流用しこれに修正
を加えることで他方側のティーチングデータを得ること
ができるため、ティーチング作業の工数の削減が図れ
る。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1のVII−VII線に沿う断面図。
【図4】図1に示すロボットの作動領域を示す説明図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す正面図。
【図6】図5の右側面図。
【図7】図5のX−X線に沿う断面図。
【図8】従来の関節型産業用ロボットの正面図。
【図9】図8の右側面図。
【図10】図8に示すロボットの作動領域を示す説明
図。
図。
【図11】図8に示すロボットのアームモーメントの説
明図。
明図。
【図12】図1に示すロボットのアームモーメントの説
明図。
明図。
11…旋回ベース 11a…固定リンクとしてのブラケット 12…ロアアーム 13…アッパーアーム 14…ロアリンク 15…アッパーリンク 16,17…駆動モータ 18…リスト部 19…四節平行リンク機構 22…減速機構 30…軸 36,37…プーリ 38…ベルト O…旋回中心 P11,P12,P13,P14…軸。
Claims (1)
- 【請求項1】 ベース(11)上に設けられた固定リン
ク(11a)と、この固定リンク(11a)の一端側に
回転可能に連結されたロアアーム(12)と、このロア
アーム(12)の上端部にその一端部が回転可能に連結
されたアッパーリンク(15)と、前記固定リンク(1
1a)の他端部とアッパーリンク(15)の他端部とを
相互に連結するロアリンク(14)とで四節平行リンク
機構(19)を構成し、 前記アッパーリンク(15)の長手方向の中間部に、該
アッパーリンク(15)とロアアーム(12)およびロ
アリンク(14)とをそれぞれに連結している軸
(P12,P14)とは別の単一の軸(30)を介して、ア
ッパーアーム(13)を回転可能に連結するとともに、 前記ロアアーム(12)を回転させるロア側の駆動手段
(16)と、前記アッパーアーム(13)を回転させる
アッパー側の駆動手段(17)とをそれぞれ個別に設け
たことを特徴とする関節型産業用ロボット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6086306A JPH0790475B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 関節型産業用ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6086306A JPH0790475B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 関節型産業用ロボット |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60091861A Division JPH0790474B2 (ja) | 1985-04-27 | 1985-04-27 | 関節型産業用ロボット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06320449A JPH06320449A (ja) | 1994-11-22 |
| JPH0790475B2 true JPH0790475B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=13883158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6086306A Expired - Lifetime JPH0790475B2 (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 関節型産業用ロボット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0790475B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100980368B1 (ko) * | 2008-07-24 | 2010-09-06 | 충남대학교산학협력단 | 탐사로봇용 암 어셈블리 |
| KR101205364B1 (ko) | 2010-05-13 | 2012-11-28 | 삼성중공업 주식회사 | 탈부착형 4절 링크기구 구동장치를 갖는 산업용 로봇 |
| JP5987091B2 (ja) * | 2015-07-27 | 2016-09-06 | 極東開発工業株式会社 | コンクリートポンプ車 |
| JP5987092B2 (ja) * | 2015-07-27 | 2016-09-06 | 極東開発工業株式会社 | コンクリートポンプ車 |
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-
1994
- 1994-04-25 JP JP6086306A patent/JPH0790475B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06320449A (ja) | 1994-11-22 |
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