JPH0790548B2 - ベータアルミナ管の切断加工方法 - Google Patents

ベータアルミナ管の切断加工方法

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JPH0790548B2
JPH0790548B2 JP9159091A JP9159091A JPH0790548B2 JP H0790548 B2 JPH0790548 B2 JP H0790548B2 JP 9159091 A JP9159091 A JP 9159091A JP 9159091 A JP9159091 A JP 9159091A JP H0790548 B2 JPH0790548 B2 JP H0790548B2
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pure water
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誠 加藤
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  • Secondary Cells (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アルカリ成分を含むベ
ータアルミナ管を電気抵抗特性の増大を発生させること
なく安定して切断加工することができる湿式によるベー
タアルミナ管の切断加工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ナトリウム−硫黄電池の固体電
解質管として用いられるベータアルミナ管は、電池の耐
久性に大きな影響を及ぼすために一定値以下の低い電気
抵抗特性が必要とされている。そして、そのような所定
の特性値を確保するためにベータアルミナ管の切断加工
においては切断中のアルカリ成分溶出を防止する必要性
からオイルを冷却媒体として使用し、その後アセトン等
の有機溶媒による洗浄を施す湿式の切断加工方法が行わ
れていた。
【0003】ところが、前記のようなベータアルミナ管
の切断加工方法においては使用するオイルや有機溶媒に
よって作業環境が悪化するという問題点があり、また、
それらの保管や廃棄等の取扱い規制から特別の設備等を
設ける必要があって設備費が増大するという問題点があ
った。また、上記のような湿式のベータアルミナ管の切
断加工方法においても冷却媒体として一般の切断加工と
同様取扱の容易な水を使用することも考えられるが、水
はベータアルミナ管のアルカリ成分の溶出を促進して電
気抵抗特性を満足させることができないという問題点が
あり、実用化されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来の問題点を解決して、電気抵抗特性の増大を発生さ
せることなく安定して切断加工することができるととも
に、短い処理時間で効率よく切断加工することができ、
また作業環境の悪化を生ずることもないベータアルミナ
管の切断加工方法を提供することを目的として完成され
たものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明はベータアルミナ管を水を冷却材と
して切断する工程で水に純水を用い、切断時における純
水とベータアルミナ管との接触時間を10分以内とした
ことを特徴とするベータアルミナ管の切断加工方法を第
1の発明とし、ベータアルミナ管を水を冷却材として切
断および洗浄する工程の少なくとも洗浄工程で水に純水
を用い、切断時と洗浄時における純水とベータアルミナ
管との接触時間の合計を10分以内としたことを特徴と
するベータアルミナ管の切断加工方法を第2の発明と
し、ベータアルミナ管の切断個所を除く表面を不透水性
材料で覆ったうえ切断個所を水で冷却しつつ切断するこ
とを特徴とするベータアルミナ管の切断加工方法を第3
の発明とするものである。
【0006】以下、本発明を図面を参照しつつ詳細に説
明する。図面は本発明の切断工程の一例を示すもので、
図中1はナトリウム−硫黄電池の固体電解質管として用
いられる筒状のベータアルミナ管、2は内径チャック方
式の固定治具、3は前記ベータアルミナ管1を切断する
ダイヤモンドホイール等のカッターである。
【0007】前記のベータアルミナ管1は、500 〜600
rpm の速度で回転される固定治具2に保持させて回転さ
せるとともに、所定の切断個所を2000rpm 程度で回転す
るカッター3により切断加工する。この場合、切断個所
には該切断個所に向けて開口するノズル5より純水を供
給し続け、純水を冷却媒体としながら切断加工が行われ
ることとなる。前記の純水(イオン交換水でもよい)は
水温が20℃以下であって、該純水とベータアルミナ管1
との接触時間が5分以内の範囲で切断加工を施すもので
あり、これにより上記の供給し続けられる純水によって
切断時におけるベータアルミナ管表面のアルカリが溶出
することを有効に防止できる。なお図中、4は切断箇所
を除く外表面全体を覆うゴムチューブ等からなる不透水
性材料4である。
【0008】このようにして所要の個所で切断加工を行
ったならば、次に、得られたベータアルミナ管1の切断
面を純水により洗浄する。この洗浄工程は、例えば水温
20℃以下の純粋のジェット噴射により、あるいは超音波
洗浄等により5分以内の時間で行われるもので、これに
より洗浄水によるベータアルミナ管表面のアルカリ成分
の溶出を有効に防止しながら洗浄することができる。そ
して、洗浄後のベータアルミナ管1は電気乾燥器や誘電
乾燥器により速やかに乾燥処理して全ての工程を終了す
る。なお、前記の切断工程から洗浄工程に入るまでの付
着水によるベータアルミナ管と付着水との接触時間、お
よび洗浄工程から乾燥工程に入るまでのベータアルミナ
管と付着水との接触時間の合計が60分以内であればベ
ータアルミナ管表面のアルカリ成分の付着水への溶出量
は、ベータアルミナ管の電気特性に実用上問題ない程度
に防止されることとなり好ましい。また、少なくとも洗
浄工程で使用する水を純水とすることにより、ベータア
ルミナ管表面へのCa 、K等の不純物の付着が防止さ
れ、単電池として組立てられたベータアルミナ管の電気
特性への悪影響を防止できることとなり好ましい。ま
た、切断工程において水道水を用い、洗浄工程では有機
溶媒を用いてもベータアルミナ管表面への不純物の付着
が除去されるため好ましい。
【0009】以上のようにして水を使用して切断加工さ
れたベータアルミナ管1は、洗浄工程が純水か純度の高
い有機溶媒であり、しかも、水とベータアルミナ管1と
の接触時間も極めて短いので、ベータアルミナ管1のア
ルカリ成分の溶出が有効に防止されることとなる。この
結果、ベータアルミナ管の電気抵抗特性の増大が防止さ
れ優れた特性を有するベータアルミナ管1が得られるこ
とが確認できた。
【0010】
【実施例】実施例1として外径50mm、内径46mm、全長60
0mm のベータアルミナ管を全長が550mm となるよう端部
を切断加工するに際して、切断個所に15℃の純水を供給
しつつ4分間で切断処理をし、同様の純水で5分間の超
音波洗浄をした後、電気乾燥器で200℃・20分間の
乾燥処理をした。また、実施例2として実施例1と同形
状のベータアルミナ管を図1に示されるように予め切断
個所以外の外表面をゴムチューブで覆い、表1に示す条
件で切断、洗浄加工した。更に、実施例3〜8として表
1に示す条件で切断、洗浄加工した。得られたベータア
ルミナ管の電気抵抗特性は、表1に示されるように従来
のオイルとアセトンを用いて切断および洗浄して得られ
たものと同等の特性値を有し、品質的に優れたものであ
ることが確認できた。なお、表中の4端子抵抗は2 ×2
×400mm 片の両端に電極をつけ330 ℃で電気抵抗を測定
したものである。また、比較例として表2に示した条件
により切断、洗浄加工した場合に得られたベータアルミ
ナ管の特性を示したが、いずれも品質的に満足できない
ものであった。
【表1】
【表2】
【0011】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように本発明
は、電気抵抗特性の増大を発生させることなく安定して
切断加工することができるとともに、短い処理時間で効
率よく切断加工することができ、また、作業環境の悪化
を生ずることもない。更には、オイルや有機溶媒を使用
する場合のような保管・廃棄用の特別な設備等を設ける
必要もなく優れた経済性を発揮できるという利点もあ
る。よって、本発明は従来の問題点を一掃したベータア
ルミナ管の切断加工方法として産業の発展に寄与すると
ころは極めて大である。
【0012】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の切断工程を示す一部切欠正面
図である。
【符号の説明】
1 ベータアルミナ管 2 固定治具 3 カッター 4 不透水性材料 5 ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベータアルミナ管を水を冷却材として切
    断する工程で水に純水を用い、切断時における純水とベ
    ータアルミナ管との接触時間を10分以内としたことを
    特徴とするベータアルミナ管の切断加工方法。
  2. 【請求項2】 ベータアルミナ管を水を冷却材として切
    断および洗浄する工程の少なくとも洗浄工程で水に純水
    を用い、切断時と洗浄時における純水とベータアルミナ
    管との接触時間の合計を10分以内としたことを特徴と
    するベータアルミナ管の切断加工方法。
  3. 【請求項3】 ベータアルミナ管の切断個所を除く表面
    を不透水性材料で覆ったうえ切断個所を水で冷却しつつ
    切断することを特徴とするベータアルミナ管の切断加工
    方法。
JP9159091A 1991-03-28 1991-03-28 ベータアルミナ管の切断加工方法 Expired - Lifetime JPH0790548B2 (ja)

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JPH04299101A JPH04299101A (ja) 1992-10-22
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JP2719496B2 (ja) * 1993-03-29 1998-02-25 日本碍子株式会社 セラミック加工機のワークチャック装置及びワークチャック方法
JP5297019B2 (ja) * 2007-10-19 2013-09-25 日本碍子株式会社 セラミック焼結体の加工方法
WO2025215830A1 (ja) * 2024-04-12 2025-10-16 日本碍子株式会社 加工システム

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