JPH0790861B2 - 複合容器 - Google Patents

複合容器

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JPH0790861B2
JPH0790861B2 JP62146430A JP14643087A JPH0790861B2 JP H0790861 B2 JPH0790861 B2 JP H0790861B2 JP 62146430 A JP62146430 A JP 62146430A JP 14643087 A JP14643087 A JP 14643087A JP H0790861 B2 JPH0790861 B2 JP H0790861B2
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JP
Japan
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container
packing
drum
inner container
opening
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弘 三浦
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Daicel Chemical Industries Ltd
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  • Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薬液等を収容する鉄等の金属製ドラムの内側
に、更にポリエチレン等のプラスチック製内装容器を収
容した二重構造をもつ複合容器の改良に関し、その目的
とする所は金属に対し腐食性が強いとか、金属に接触す
ると着色してその品質に悪影響がある等の性質を有する
薬品類を貯蔵及び輸送するために用いるに適した複合容
器を提供するものにある。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来のこの種の特殊な薬品類を充填するに適した複合容
器は、第1図に示した様に、金属製ドラムB内にプラス
チックス製内装容器Aが内装され、ドラムBの天板2に
は液体注入口3、換気口4等のための開口10が設けら
れ、内装された容器Aの天板1には、第2図に詳細を示
す如く、ドラムBの開口10から突出するねじ付開口11が
形成され、ねじ付開口の内周ねじにパッキング15を介し
て栓がねじこまれ、第1図のポリエチレン等プラスチッ
クス製内装容器Aが密閉される構造になっており、充填
物が容器外に漏洩しないようになっている。尚、図中12
は筒状部、12′はインサート、14は栓、16はキャップ、
17は内周ねじである。一方、金属製ドラムBとプラスチ
ックス製内装容器Aとの間の空間部30が密閉化するよう
に、上記開口10と外側のドラムBの天板2との接合部を
円筒状パッキング20でシールしている。このシールの目
的は、内装容器のポリエチレン等のプラスチックスは水
および薬品類の蒸気等を透過するので刺戟性、毒性の強
いもの、吸湿によって水と激しく反応するものおよび水
との反応でさらに刺戟性、毒性および腐蝕性の強いガス
状物等を生成するような薬品類が容器外にもれることお
よび吸湿を防止することである。
これら薬品類のうちでも特に酸ハロゲン化物(塩化アセ
チル、モノクロル酢酸クロライド、ジクロル酢酸クロラ
イド、プロピオン酸クロライド等)およびその他類似
(クロルプロピオン酸メチルなど)化合物で、水との反
応で、塩化水素のような無機性の強酸性物質を生じる薬
品類(以下「酸ハロゲン化物等」と称する)に対して
は、そのパッキングの材質は、通常のパッキングに必要
な透過性が小さく適度の弾力性を有する等の特性の他
に、さらに耐溶剤性と耐酸性の両特性をも兼ね備えてい
ることが必要である。しかしながら、透過性、弾力性、
耐溶剤性に優れているものは耐酸性に難点がある(例え
ば、ポリアミド系、ポリエステル系樹脂など)。また貯
蔵、輸送用容器としては40〜50℃の温度条件下で6ケ月
程度、パッキングの特性を維持できるものでないと経時
的に劣化し漏洩を生じる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上記の如く、酸ハロゲン化物等を経済的
かつ安全に貯蔵、輸送可能な容器を開発するために検討
を重ねた。その結果、ねじ付開口と栓の間のパッキング
として直鎖状低密度ポリエチレンを、開口と外側ドラム
天板との接合部のパッキングとしてブチルゴムを用いる
ことによって十分目的を達せられることを見出し、本発
明を完成するに至った。
即ち本発明は金属製ドラム缶内にプラスチックス製内装
容器を収容した二重構造を有し、ドラム缶の天板開口よ
り内装容器のねじ付開口が突出する複合容器において、
ねじ付開口の内周ねじに直鎖状低密度ポリエチレン製パ
ッキングを介して栓がねじこまれて内装容器を密閉化
し、かつドラム缶の天板開口とその内面の内装容器の筒
状部の当接面をブチルゴム製パッキングによりシールし
て、外側ドラムと内装容器間の空間部を密閉化してなる
複合容器を提供するものである。
本発明者等は、ナイロン(合成ポリアミド樹脂)、ポリ
エステル樹脂、シリコーンゴム(ケイ素ゴム)、ポリフ
ッ化エチレン(テフロン)、ブチルゴム、エチレン−
酢酸ビニル共重合樹脂、高密度ポリエチレン(HDPE)、
低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE)の各試験片を、酸ハロゲン化物等の液相と
気相部に位置させた密閉ガラス容器中で、40℃、3ケ月
の耐薬品性試験を行なった。その結果、テフロン、ブチ
ルゴム、HDPE、LDPE、LLDPEに耐薬品性が認められ、そ
の他のナイロン、シリコーンゴム、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合樹脂、ポリエステル樹脂などは酸ハロゲン化物
等に溶解し、原形をとどめないか、または劣化して全く
脱力性が失われた。
テフロン、ブチルゴム、HDPE、LDPE、LLDPEの各パッキ
ングを試作し、前記複合容器の栓部のパッキングに使用
し、栓を250トルクに設定したトルクレンチで締め、気
密性試験を行なった。その結果、テフロン、HDPEでは十
分な気密性を保てなかった。
複合容器に酸ハロゲン化物等を充填し、試作したLDPEま
たはLLDPEのパッキングを用いて、栓を250トルクで締
め、6ケ月間の貯蔵試験(室温)を行なった。その結
果、LDPEのパッキングを用いたものは第1図の外装容器
B(第2図の10)の口部に著しい腐蝕が認められた。こ
れは長期間の間に栓部に充填液の滲を生じ、これが空気
中の水分と反応して塩化水素が生成し、この強い酸性の
ために金属部の著しい腐蝕を生じたものと考えられる。
LLDPEのパッキングを用いたものには腐蝕は認められな
かった。またこのものの1000kmのトラック輸送試験で
も、栓部に洩れは認められなかった。なお、栓にパッキ
ングをして250トルクで締めつけた場合、LDPEは僅かに
損傷し“ケバダチ”を生じるが、LLDPEはケバタヂを生
じなかった。ポリエチレンには、大別して次の3種類が
あり、それぞれ物性は著しく異なる。すなわち、1000
気圧以上の高圧法で製造され、その過程で短鎖分岐が多
く生成した結晶化度の低い低密度ポリエチレン(LDPE:L
ow−Density Polyethylene)、常圧〜100気圧程度で
製造され、短鎖分岐をあまり含まず、結晶化度の高い高
密度ポリエチレン(HDPE:High−Density Polyethylen
e)、およびエチレンとα−オレフィンとをチーグラ
ー触媒等を用いたイオン重合による共重合体として製造
され、ある割合で短鎖分岐を導入することによって、LD
PEに存在するような活性末端のポリマー鎖への連鎖移動
による主鎖と比肩しうるような長い分岐を含まず、しか
も結晶化度の低い柔軟性に富む直鎖状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE:Linear Low−Density Polyethylene)とがあ
る。なおα−オレフィンとしては、プロピレン、ブテン
−1、n−ヘキサン−1、4−メチルペンテン−1、n
−オクテン−1等が用いられる。
尚、ブチルゴムLLDPEと同様に耐酸性、耐溶剤性に優
れ、かつテフロン、LDPE等よりも気密性(弾力性)及び
耐久性ともに優れている。但し両者を詳細に比較した場
合、ブチルゴムのほうがやや軟らかいので、気密性には
より優れている。又、耐久性ではLLDPEのほうが優れて
いる。
一方、栓部パッキングと、開口と外側ドラム天板との接
合部の円筒状パッキングとではややその要求性能が異な
る。
即ち、栓部パッキングでは、ねじにより締めつけられる
ので多少硬くても良いが、より耐久性が求められる。
又、円筒状パッキングはかなり大きなものであるので、
大きさにより耐久性をカバーできるので、より気密性が
求められる。
本発明は斯かる要求を満足するものである。
上述の如く、本発明は酸ハロゲン化物等の貯蔵および輸
送用の複合容器において、栓部パッキングとしては、LL
DPEが実用的に優れていること及び開口と外側ドラム天
板との接合部のパッキングとしてはブチルゴムが優れて
いることを見出したことに基づくものであり、本発明に
よれば極めて実用的な酸ハロゲン化物用の複合容器を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複合容器の全体断面図、第2図はその口部の要
部断面図である。 A:内装容器 B:金属製ドラム 1:内装容器天板 2:金属製ドラム天板 10:天板開口 11:ねじ付開口 12:筒状部 14:栓 15:栓部パッキング(直鎖状低密度ポリエチレン製パッ
キング) 20:円筒状パッキング(ブチルゴム製パッキング)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製ドラム缶内にプラスチックス製内装
    容器を収容した二重構造を有し、ドラム缶の天板開口よ
    り内装容器のねじ付開口が突出する複合容器において、
    ねじ付開口の内周ねじに直鎖状低密度ポリエチレン製パ
    ッキングを介して栓がねじこまれて内装容器を密閉化
    し、かつドラム缶の天板開口とその内面の内装容器の筒
    状部の当接面をブチルゴム製パッキングによりシールし
    て、外側ドラムと内装容器間の空間部を密閉化してなる
    酸ハロゲン化物およびその類似化合物充填用の複合容
    器。
JP62146430A 1987-06-12 1987-06-12 複合容器 Expired - Lifetime JPH0790861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62146430A JPH0790861B2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 複合容器

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JP62146430A JPH0790861B2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 複合容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63317459A JPS63317459A (ja) 1988-12-26
JPH0790861B2 true JPH0790861B2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=15407494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62146430A Expired - Lifetime JPH0790861B2 (ja) 1987-06-12 1987-06-12 複合容器

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JP (1) JPH0790861B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0315468Y2 (ja) * 1985-08-14 1991-04-04
JPS6233525U (ja) * 1985-08-14 1987-02-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63317459A (ja) 1988-12-26

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