JPH079110Y2 - 核磁気共鳴装置用試料管 - Google Patents
核磁気共鳴装置用試料管Info
- Publication number
- JPH079110Y2 JPH079110Y2 JP255889U JP255889U JPH079110Y2 JP H079110 Y2 JPH079110 Y2 JP H079110Y2 JP 255889 U JP255889 U JP 255889U JP 255889 U JP255889 U JP 255889U JP H079110 Y2 JPH079110 Y2 JP H079110Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- sample
- solvent
- magnetic resonance
- nuclear magnetic
- Prior art date
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- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、核磁気共鳴装置に用いられる微量試料用試料
管に関する。
管に関する。
核磁気共鳴装置で微量試料の分析を行う場合に、従来
は、例えば第5図のような微量試料用試料管に収容して
測定していた。即ち、第5図に於いてAは微量試料用試
料管で、B1は隔壁Bで仕切られた試料室Cと試料管Aの
内部A1との間の細い連通孔であり、この連通孔B1を通し
て試料が充填される仕組になっている。
は、例えば第5図のような微量試料用試料管に収容して
測定していた。即ち、第5図に於いてAは微量試料用試
料管で、B1は隔壁Bで仕切られた試料室Cと試料管Aの
内部A1との間の細い連通孔であり、この連通孔B1を通し
て試料が充填される仕組になっている。
従って、核磁気共鳴装置で上記試料室C内に充填された
試料(図示せず)を測定する場合は、隔壁Bが試料管の
回転による渦の発生を抑えるので、通常は、MN量を必要
とするのに対し、M量だけで測定の目的を達成すること
ができる。
試料(図示せず)を測定する場合は、隔壁Bが試料管の
回転による渦の発生を抑えるので、通常は、MN量を必要
とするのに対し、M量だけで測定の目的を達成すること
ができる。
所が、この試料管Aの隔壁Bと、下端肉厚部Dとの形状
が異なることと、試料溶液と試料管Aとの磁気的性質が
違うことの2つの理由で、隔壁Bや肉厚部Dの部分と試
料との境界部分の磁場が著しく乱れ、良質のスペクトル
が得られなかった。また試料室Cから連通孔B1を通して
試料を回収したり洗浄することが困難であった。
が異なることと、試料溶液と試料管Aとの磁気的性質が
違うことの2つの理由で、隔壁Bや肉厚部Dの部分と試
料との境界部分の磁場が著しく乱れ、良質のスペクトル
が得られなかった。また試料室Cから連通孔B1を通して
試料を回収したり洗浄することが困難であった。
従って本考案の技術的課題は、磁気的乱れが少なく、微
量試料の取り扱いが簡便な、核磁気共鳴装置に用いる微
量試料用試料管を提供することである。
量試料の取り扱いが簡便な、核磁気共鳴装置に用いる微
量試料用試料管を提供することである。
上記の技術的課題を解決するために本考案に於いて講じ
た手段は以下の如くである。
た手段は以下の如くである。
微量試料用試料管を、溶媒を収容する一端開口構造の有
底外管と、この外管内に嵌込み自在で且つ内部に試料溶
液を収容する一端開口構造の有底中心管と、この中心管
内に嵌込み自在で且つ内部に溶媒を収容できる有底内管
とから成る内外三重構造に構成すること。
底外管と、この外管内に嵌込み自在で且つ内部に試料溶
液を収容する一端開口構造の有底中心管と、この中心管
内に嵌込み自在で且つ内部に溶媒を収容できる有底内管
とから成る内外三重構造に構成すること。
但しここで外管と中心管と内管は、ガラスとか石英を用
いて夫々が密接した状態で嵌込みできるように精密加工
した試料管を意味する。
いて夫々が密接した状態で嵌込みできるように精密加工
した試料管を意味する。
上記の手段は以下の如く作用する。
内外三重管構造の試料管は、内管と外管に試料溶液と
同じ溶媒を充填すると、中心管の内部に充填した試料溶
液の上下部分が、磁気的に試料の全体量をこれら溶媒を
含めた量に仮想増量できるので、磁気的乱れを生じな
い。
同じ溶媒を充填すると、中心管の内部に充填した試料溶
液の上下部分が、磁気的に試料の全体量をこれら溶媒を
含めた量に仮想増量できるので、磁気的乱れを生じな
い。
磁場攪乱の原因となる試料溶液や溶媒から発生する気
泡は、中心管ないし内管の調節により、内外管に隙間か
ら容易に系外に追出すことができる。かくして渦止めの
ための細孔の存在を不要にし、上下の非対称に基づく磁
場攪乱の原因が除去される。
泡は、中心管ないし内管の調節により、内外管に隙間か
ら容易に系外に追出すことができる。かくして渦止めの
ための細孔の存在を不要にし、上下の非対称に基づく磁
場攪乱の原因が除去される。
同様に内管の出入りにより試料溶液の挿入並びに回収
を行うことができ、試料管内部の洗浄も極めて容易にな
る。
を行うことができ、試料管内部の洗浄も極めて容易にな
る。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
以下に、上述した本考案に係る核磁気共鳴装置用試料管
の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
の好適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
第1図は本考案で用いる外管1の一部断面正面図であ
り、外管1の内底部には肉厚にした段差部1bが形成さ
れ、その内部が溶媒収容室1aを成す。また、図中Tは外
管1の外径寸法、T1はその内径寸法、T2は上記溶媒収容
室1aの内径寸法で、これ等はT2<T1<Tの関係を成す。
り、外管1の内底部には肉厚にした段差部1bが形成さ
れ、その内部が溶媒収容室1aを成す。また、図中Tは外
管1の外径寸法、T1はその内径寸法、T2は上記溶媒収容
室1aの内径寸法で、これ等はT2<T1<Tの関係を成す。
第2図は本考案で用いる中心管2の一部断面正面図であ
って、その内底部は試料溶液を収容する試料室2aに成っ
ている。また、Xは中心管2の外径寸法で、X1はその内
径寸法を示し、外径寸法Xは中心管2を上記外管1内に
密接状態に嵌込ことができる用に、外管1の内径寸法T1
よりも若干細径に造られている。
って、その内底部は試料溶液を収容する試料室2aに成っ
ている。また、Xは中心管2の外径寸法で、X1はその内
径寸法を示し、外径寸法Xは中心管2を上記外管1内に
密接状態に嵌込ことができる用に、外管1の内径寸法T1
よりも若干細径に造られている。
第3図は本考案で用いる内管3の一部断面正面図であ
り、途中に形成した細径部3bの下側が、底部を平坦に形
成した溶媒収容室3aに成っている。また、Yは内管3の
外径寸法で、Y1は溶媒収容室3a部分の内径寸法を示し、
上記の外径寸法Yは内管3を中心管2の内部に密接状態
に嵌込ことができる様に中心管2に内径寸法X1よりも若
干細径に造られている。
り、途中に形成した細径部3bの下側が、底部を平坦に形
成した溶媒収容室3aに成っている。また、Yは内管3の
外径寸法で、Y1は溶媒収容室3a部分の内径寸法を示し、
上記の外径寸法Yは内管3を中心管2の内部に密接状態
に嵌込ことができる様に中心管2に内径寸法X1よりも若
干細径に造られている。
従って、上記3本の管1,2,3の外径寸法の関係は、T>
X>Yであって、これ等3本の管1,2,3の組合せによっ
て三重構造の試料管が構成される。また、外管1と内管
3の内径寸法の関係をT2=Y1にして上下方向を対称にす
ることが望ましいが、必ずしもこの関係に限定されな
い。
X>Yであって、これ等3本の管1,2,3の組合せによっ
て三重構造の試料管が構成される。また、外管1と内管
3の内径寸法の関係をT2=Y1にして上下方向を対称にす
ることが望ましいが、必ずしもこの関係に限定されな
い。
次に、上述した計3本の管1,2,3を用いて構成される本
考案の核磁気共鳴装置用試料管の使用例を第4図に基づ
いて説明する。
考案の核磁気共鳴装置用試料管の使用例を第4図に基づ
いて説明する。
使用に当っては先ず外管1の収容室1a内に溶媒Naを収容
する。溶媒Naの収容量は段差部1b迄とすることが望まし
い。
する。溶媒Naの収容量は段差部1b迄とすることが望まし
い。
次に、試料溶液Mを試料室2aに収容した中心管2を、そ
の底面が溶媒Naの上面に接する迄外管1内に挿入する。
の底面が溶媒Naの上面に接する迄外管1内に挿入する。
最後に、収容室3a内に溶媒Nbを収容した内管3を、その
底面が試料溶液Mの上面に接する迄中心管2内に嵌めれ
ば、これにて試料溶液Mの量を上記溶媒NaとNbを含めた
L量に仮定して、核磁気共鳴法による測定をより正確に
行うことを可能にする。
底面が試料溶液Mの上面に接する迄中心管2内に嵌めれ
ば、これにて試料溶液Mの量を上記溶媒NaとNbを含めた
L量に仮定して、核磁気共鳴法による測定をより正確に
行うことを可能にする。
尚、図示した実施例では、外管1として段差部1bを備え
たものを使用しているが、代りに段差部のない通常の試
料管を用いてもよい。また、内管3として細径部3bを備
えたものを使用しているが、代りに細径部のない通常の
試料管を用いてもよい。
たものを使用しているが、代りに段差部のない通常の試
料管を用いてもよい。また、内管3として細径部3bを備
えたものを使用しているが、代りに細径部のない通常の
試料管を用いてもよい。
以上述べた如く、本考案に係る核磁気共鳴装置用の微量
試料用試料管によれば、微量試料の取り扱いが極めて容
易になると同時に、外管と内管の夫々に試料と同一溶媒
を収容することにより、試料溶液を仮想増量でき、微量
で良質のスペクトルを得ることを可能にする。
試料用試料管によれば、微量試料の取り扱いが極めて容
易になると同時に、外管と内管の夫々に試料と同一溶媒
を収容することにより、試料溶液を仮想増量でき、微量
で良質のスペクトルを得ることを可能にする。
また、三重構造にすることで試料溶液と溶媒部分を完全
に隔離することができ、長期保存中に発生する溶媒から
の気泡も容易に除去できるので、微量試料の分析に好適
である。
に隔離することができ、長期保存中に発生する溶媒から
の気泡も容易に除去できるので、微量試料の分析に好適
である。
第1図と第2図と第3図は夫々本考案で使用する外管と
中心管並びに内管の一部断面正面図であって、第4図は
外管と中心管と内管を組合せて試料の測定を行う状態の
拡大断面図、第5図は従来例の試料管を示した正断面図
である。 1は外管、2は中心管、3は内管、Mは試料溶液、Naと
Nbは溶媒。
中心管並びに内管の一部断面正面図であって、第4図は
外管と中心管と内管を組合せて試料の測定を行う状態の
拡大断面図、第5図は従来例の試料管を示した正断面図
である。 1は外管、2は中心管、3は内管、Mは試料溶液、Naと
Nbは溶媒。
Claims (1)
- 【請求項1】溶媒を収容する一端開口構造の有底外管
と、この外管内に嵌込み自在で且つ試料溶液を収容する
一端開口構造の有底中心管と、この中心管内に嵌込み自
在で且つ内部に溶媒を収容する有底内管とからなる内外
三重構造の核磁気共鳴装置用試料管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP255889U JPH079110Y2 (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | 核磁気共鳴装置用試料管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP255889U JPH079110Y2 (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | 核磁気共鳴装置用試料管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0293775U JPH0293775U (ja) | 1990-07-25 |
| JPH079110Y2 true JPH079110Y2 (ja) | 1995-03-06 |
Family
ID=31203427
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP255889U Expired - Lifetime JPH079110Y2 (ja) | 1989-01-12 | 1989-01-12 | 核磁気共鳴装置用試料管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH079110Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6345511B2 (ja) * | 2013-07-04 | 2018-06-20 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | Nmr測定方法 |
-
1989
- 1989-01-12 JP JP255889U patent/JPH079110Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0293775U (ja) | 1990-07-25 |
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