JPH0791123A - 電子タイムロック機構 - Google Patents

電子タイムロック機構

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JPH0791123A
JPH0791123A JP23467693A JP23467693A JPH0791123A JP H0791123 A JPH0791123 A JP H0791123A JP 23467693 A JP23467693 A JP 23467693A JP 23467693 A JP23467693 A JP 23467693A JP H0791123 A JPH0791123 A JP H0791123A
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JP
Japan
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unlocking
lever
lock
locking
drive
Prior art date
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Pending
Application number
JP23467693A
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English (en)
Inventor
Yuji Yamashita
雄二 山下
Koji Saeki
幸治 佐伯
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Kumahira Safe Co Inc
Original Assignee
Kumahira Safe Co Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 解錠データの入力がし易く、この入力された
データ等を見やすく表示する表示性に優れるとともに、
施解錠機構を二重化することにより故障等によって解錠
不能の事態となることを防ぐことができる電子タイムロ
ック機構を提供する。 【構成】 回動可能な錠止めと、この錠止めを回動させ
て施錠まはた解錠を行うための回動レバーと、この回動
レバーに施錠の方向に回動力を付与する弾性部材と、こ
の回動レバーの回動と連動して回動する第1の駆動レバ
ーおよび第2の駆動レバーと、駆動板に固設された一対
の係止ピンと、この係止ピンをその長径部にて係止する
ことにより駆動板を解錠の方向に押止してこの駆動板に
て連結された第1の駆動レバーと第2の駆動レバーとを
前記弾性部材による施錠方向への付勢力に抗して解錠の
方向に回動させるための一対の偏心カムと、この偏心カ
ムを回転させる一対のモータとを有することを特徴とす
る電子タイムロック機構。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は予め設定された時間にの
み施錠された扉の解錠を可能とするタイムロック機構に
関し、特に、施解錠機構を二重化した電子制御によるタ
イムロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、金庫装置等においては予め設
定された時刻にのみ扉の解錠が可能であり、この設定時
間以前においては解錠できないようにしたいわゆるタイ
ムロック機構を備えるものがある。この金庫装置等のタ
イムロック機構にも、ゼンマイの巻き上げによって解錠
時刻までの時間を設定する機械式と、電子制御によって
デジタル的に解錠時刻を設定してタイムロックをかける
電子式とが実用化されている。
【0003】このうち、機械的にタイムロックをかける
機械式は、施解錠の駆動機構が二重化されており、解錠
不能の事態が発生しにくいという点において優れるが、
解錠時刻の設定にゼンマイの巻き上げ時間を算出しなけ
ればならず、この計算を間違えると解錠すべき時刻に解
錠されない事態となる。また、解錠時刻等のアナログ表
示の目盛りが小さて見づらく、操作性が悪いという問題
がある。
【0004】これに対して電子制御式においては、中央
処理装置(CPU)の制御によってモータを作動させて
自動施解錠するようになっており、解錠時刻の設定もテ
ンキーから数値入力がなされ、この設定された解錠時刻
等は表示部にデジタル的に表示されるようになってお
り、前記機械式とは異なって操作性の面においては優れ
ている。しかしながら、この電子制御による金庫装置等
のタイムロック機構にあっては、前記施解錠の二重化機
構の備えがなく、たとえばCPUの暴走やメモリに記憶
されたデータに異常等が生じると解錠不能となる危険が
つきまとうものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の問題を
解決するために創案されたものであり、解錠データ等の
入力がし易く、この入力されたデータ等を見やすく表示
する表示性に優れるとともに、施解錠機構を二重化する
ことにより故障等によって解錠不能の事態となることを
防ぐことができる電子タイムロック機構の提供を目的と
する。また、金庫装置等において、施錠されてタイムロ
ックがかけられた内部に人が閉じ込められたような場
合、タイムロックの設定時刻にかかわらず閉じ込められ
た人自身によって解錠可能である電子タイムロック機構
の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するために、設定すべき解錠時刻等のデータを入力す
るためのテンキーとこのテンキーから入力された前記デ
ータをデジタル表示する表示部とを有し、中央処理装置
の制御によって予め設定された時刻に解錠作動を行うと
ともに施解錠機構を二重化したタイムロック機構であっ
て、カンヌキ孔に前進して嵌入したカンヌキの後退位置
に回動して当該カンヌキの後退を不能とすることによっ
て施錠を行う回動可能な錠止めと、この錠止めに接続レ
バーを介して接続され、回動することにより当該錠止め
を回動させて施錠まはた解錠を行うための回動レバー
と、この回動レバーに、前記錠止めを前記施錠位置に回
動させるための回動力を付与する弾性部材と、前記駆動
レバーの回動軸に固設されて当該駆動レバーの回動と連
動して回動する第1の駆動レバーおよびこの第1の駆動
レバーに駆動板を介して連結され、当該第1の駆動レバ
ーと連動して回動する第2の駆動レバーと、前記駆動板
に固設された一対の係止ピンと、解錠に際し、前記一対
の係止ピンをその長径部にて係止することによりこの駆
動板を押止し、この駆動板にて連結されている前記第1
の駆動レバーと第2の駆動レバーとを前記弾性部材によ
る施錠方向への付勢力に抗して解錠の方向に回動させる
ための一対の偏心カムと、前記中央処理装置からの施錠
および解錠信号を受けて前記一対の偏心カムを解錠また
は施錠の方向に回転させるための一対のモータとを有す
る構成とするものである。
【0007】また、施錠状態にある前記タイムロック機
構を予め設定されている解錠時刻に係わりなく緊急に解
錠可能とするために、施錠方向に付勢されている前記駆
動板を解錠の方向に押止するレバーと、このレバーを手
動操作にて回動させるための操作つまみとからなる非常
解錠部を設ける構成とするものである。
【0008】
【作 用】回動レバーに作用する弾性部材の弾性力は、
接続レバーを介して錠止めを施錠の方向に付勢してい
る。また一方においてこの弾性部材による施錠方向への
付勢力は、接続レバーの回動軸心に固着される第1の駆
動レバー、およびこの第1の駆動レバーに回動自在に取
付けられる駆動板にも及び、したがって、この駆動板は
常時、施錠の方向へ付勢されている。このような状態に
おいて、この駆動板に固設された一対の係止ピンが、モ
ータにて回転する偏心カムの長径部に係止されることに
より、この駆動板を前記施錠の方向への付勢力に抗して
解錠の方向へ押止する。この駆動板の解錠の方向への押
止によってこの駆動板に取付けられている駆動レバーを
介して回動レバーを解錠の方向に回動させ、この回動に
より、錠止めが解錠の方向に回動して解錠が行われる。
【0009】この場合、解錠にあたっては、前記一対の
モータの一方のみ正常に作動すれば解錠が可能である。
すなわち、いずれか一方のモータのみが作動すればこの
モータによって偏心カムが回転し、この回転する偏心カ
ムの長径部が駆動板に配設された係止ピンを係止して当
該駆動板を解錠の方向に押止するからである。このよう
に、モータの機械的な故障、またはモータを制御する中
央処理装置の不調等によっていずれか一方のモータが正
常に作動しない場合であっても解錠不能となることがな
い。逆に、施錠にあたっては、一対のモータの双方が正
常に作動する必要がある。すなわち、いずれか一方のモ
ータが回転しないと、当該作動しないモータに固設され
る偏心カムも、その長径部が係止ピンを係止した状態の
まま回転せず、したがって駆動板が解錠の位置から施錠
の方向にスライドできずに施錠が不能となるからであ
る。このように、本発明においては施錠前に施解錠機構
の異常を察知することができるようになっている。
【0010】また、施錠された金庫装置の室内に人が閉
じ込められたような場合等、設定された解錠時刻に係わ
りなく解錠する場合には、操作つまみの操作によりレバ
ーを回動させて駆動板を解錠の方向に移動させることに
より解錠が可能となる。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1は金庫装置に取付けられる本発明に係る電子タ
イムロック機構の正面外観図である。このタイムロック
機構1は、後述する施解錠機構Aを内蔵し、図示しない
金庫装置扉の裏面に、固定用のボルト2a,2b,2
c,2dにて取付けられる。施錠の際は、後述するよう
に、閉扉された金庫装置扉正面に配設されている図示し
ないハンドルを操作することによってカンヌキ3を図面
右方に突出させて図示しないカンヌキ孔に嵌入させ、こ
の状態にて当該カンヌキ3の後退を不能とすることによ
って行うようになっている。
【0012】このタイムロック機構1の操作パネル4に
は、解錠時刻の設定等のデータを入力する入力部として
のテンキー4aと、このテンキー4aにて入力された解
錠データ等をデジタル的に表示する表示部としての液晶
ディスプレイ4bが配設されている。また、閉扉されて
タイムロックが掛けられ状態で金庫装置内部に人が閉じ
込められたような場合等に、当該閉じ込められた人がタ
イムロックの設定時刻にかかわりなくいつでも解錠でき
るようにした、前記操作つまみとしての非常解錠つまみ
5が設けられている。詳細についは後述する。
【0013】図2は前記図1に示したタイムロック機構
1の筐体としての操作パネル4を取り去った状態の施解
錠機構Aの正面図である。符号2a′,2b′,2
c′,2d′は前記固定用ボルト2a,2b,2c,2
dの挿通孔である。また、図3は図2のA−A矢視断面
図であり、図4は右側面図、図5は図2のB−B矢視断
面図である。これらの施解錠機構Aは、図3等に明らか
なように、施解錠部6と、この施解錠部6のカバー6a
の外面に配設されて施解錠部6を駆動するための駆動部
7から概略構成されている。
【0014】先ず、駆動部7について説明する。この駆
動部7は、断面コ字状のブラケット8(図4参照)がそ
の開放端を外側に向けて前記施解錠部6のカバー6aに
ボルト止めによって固設されて上部ブラケット8aと下
部ブラケット8bを構成している。そして上部ブラケッ
ト8aの上面には、装置各部の駆動用電源となる電池9
a′,9b′(図2参照)を格納するための電池ケース
9a,9bが載置固定されており、この電池ケース9
a,9bには単3型1,5Vのアルカリ乾電池がそれぞ
れ4本づつ格納されている。図2に示す9a″,9b″
は配線用端子である。なお、各部への配線の図示は省略
している。
【0015】また、前記下部ブラケット8bの下面には
前記モータとしてのメインのギヤードモータ10(以
下、メインモータと称する)、およびサブのギヤードモ
ータ11(以下、サブモータと称する)がボルト止めに
て固設されている(図2,図3等参照)。そして、この
メインおよびサブモータ10,11の回転軸10a,1
1aは、下部ブラケット8bを貫通して上方に延出し、
この下部ブラケット8bの上面にて第1の駆動用偏心カ
ム12および第2の駆動用偏心カム13(図2,図3等
参照)と、施解錠を検出する第1のセンサー用偏心カム
14および第2のセンサー用偏心カム15(図2,図5
参照)とを軸着固定している。この第1および第2の駆
動用偏心カム12,13と、第1および第2のセンサー
用偏心カム14,15において、先ず、上方に位置する
第1および第2のセンサー用偏心カム14,15は、図
2のB−B矢視断面図である図5に示すように、第1お
よび第2のセンサー用偏心カム14,15のそれぞれの
両側部に、施解錠を検出するための後述する第1の施解
錠センサーとしてのマイクロスイッチ16,17および
第2の施解錠センサーとしてのマイクロスイッチ18,
19とが、上部ブラケット8aの下面にボルト止めにて
固設されている。
【0016】そして、第1および第2のセンサー用偏心
カム14,15のそれぞれの長径部が図5の実線で示す
位置(ハッチング部分)すなわち長径部が図面右側にあ
る場合にはマイクロスイッチ16と18の接点をONと
し、これによって解錠状態を検出する。また、この状態
からメインおよびサブモータ10,11が半回転するこ
とにより第1および第2のセンサー用偏心カム14,1
5も半回転し、図5に示す破線の位置すなわち長径部が
図面左方に位置すると、当該長径部がマイクロスイッチ
17と19の接点をONとし、これによって施錠状態を
検出するようになっている。メインおよびサブモータ1
0,11の回転軸10a,11aに軸着固設されるいま
一つの偏心カムである前記第1および第2の駆動用偏心
カム12,13(図2,図3等参照)については後述す
る。
【0017】図2〜図4等に示すように、前記施解錠部
6のカバー6aの外面には所定の高さを有する一対の支
持台20,21が突設されており、この支持台20,2
1の先端部には第1の駆動レバー22と第2の駆動レバ
ー23のそれぞれの下端部がネジ22a,23aによっ
てネジ止めされている。このうち、第2の駆動レバー2
3はネジ23aにて支持台21に回動自在にネジ止めさ
れるのに対して、第1の駆動レバー22は、支持台20
の内部に挿通するレバー軸28(図3参照)にネジ22
aにて固着され、このレバー軸28の下部が回動レバー
29にネジ28′によって固着されており、この回動レ
バー29,レバー軸28,第1の駆動レバー22は連動
して回動するようになっている。この部分については後
述する。
【0018】また、図2等に示すように、前記第1の駆
動レバー22と第2の駆動レバー23の先端部には、長
方形状の駆動板24が当該第1の駆動レバー22と第2
の駆動レバー23に差し渡すように、また、当該第1の
駆動レバー22と第2の駆動レバー23のそれぞれの先
端部を連結するとともにこの第1の駆動レバー22およ
び第2の駆動レバー23の先端部と駆動板24とが回動
自在であるように取付けられている。したがって、第1
の駆動レバー22と第2の駆動レバー23の回動と、駆
動板24の左右へのスライドする動きとは連動するよう
になっている。
【0019】さらに、この駆動板24には一対の係止ピ
ンすなわち第1の係止ピン25および第2の係止ピン2
6(図3等参照)が、当該駆動板24と直交するように
その先端部を施解錠部6のカバー6aに向けた状態にて
ネジ25′,26′によって固着されている。そしてこ
の第1および第2の係止ピン25,26は、前記説明を
保留したメインおよびサブモータ10,11に駆動され
る他の偏心カムである第1および第2の駆動用偏心カム
12,13と当接するようになっている。この場合、後
述するように、第1および第2の駆動用偏心カム12,
13(図3参照)の長径部が図面上右側となる位置にて
第1および第2の係止ピン25,26と当接し、これに
より駆動板24が図面右方に押圧されてスライドすると
解錠となり、この位置から第1および第2の駆動用偏心
カム12,13が半回転して、その長径部が左側に位置
すると駆動板24も図面左方にスライドすると施錠とな
る。この点についてはさらに後述する。
【0020】図3等に示す符号27は非常解錠部であ
り、金庫装置内部に人が閉じ込められたような場合等の
非常時において、タイムロックの設定時刻に係わらずい
つでも解錠できるようにしたものである。すなわち、こ
の非常解錠部27は、前記施解錠部6の底面部からカバ
ー6aを貫通して立設されており、前記図1に示す操作
パネル4上に位置する非常解錠つまみ5と、この非常解
錠つまみ5の回転を伝達するために、その下端部に配設
された回動戻し板27aに、ネジ27a′にて回動自在
に軸支された非常解錠レバー軸27bと、この非常解錠
レバー軸27bに固設された長径部と短径部とを有する
偏心カム状の非常解錠レバー27cとから構成されてい
る。
【0021】そして、この非常解錠レバー27cは、前
記駆動板24(図2,図3等参照)に当接する位置に配
設されており、非常解錠つまみ5を時計方向に45°程
度回転させると、図2に示すように、偏心カム状の非常
解錠レバー27cの長径部も同じく時計方向に45°程
度回転して駆動板24に当接してこの駆動板24を図面
右方に押し出してスライドさせる。この駆動板24の右
方へのスライドによって解錠が行われるようになってい
る。この解錠作動については後述する。また、非常解錠
レバー軸27bを、下端部にて回動自在に軸支する前記
回動戻し板27aは、後述するように回転力を加えない
と戻しバネ27d(図6参照)の付勢力によって図2あ
るいは図3に示す元の位置、すなわち、駆動板24を押
圧しない位置に戻るようになっている。
【0022】次に施解錠部6の構成について説明する。
図6は、前記図1あるいは図2を正面図とした背面図で
あり、図1,図2とは左右が逆位置に表示されている。
この図6において、前記回動レバー29は、接続レバー
31の一端に回動自在に接続されており、この接続レバ
ー31の他端においては、錠止め32の支軸32a周縁
部に回動自在に接続されている。すなわち、この錠止め
32は、支軸32aにて回動自在に軸支されて、その先
端部32bがカンヌキ3の後部位置(図6の破線にて示
す位置)に回動して当該カンヌキ3の後退を不能とする
ことにより施錠するようになっている。この場合、回動
レバー29にはコイル状の戻しバネ30によって図6に
おいては時計方向への回動力が付与されており、したが
って、錠止め32は接続レバー31を介して施錠の方向
に付勢されている。
【0023】また、この回動レバー29には前記レバー
軸28(図3参照)がネジ28′によって固着されてお
り、したがって、回動レバー29はレバー軸28と連動
して回動する。この回動レバー29には、前記のように
弾性部材としてのコイル状の戻しバネ30によって図6
においては時計方向すなわち施錠方向への回動力が付勢
されており、この付勢力はレバー軸28を介して図2に
示す前記第1の駆動レバー22の回動力として伝達さ
れ、この伝達された回動力にて駆動板24を施錠方向で
ある図2の図面左方にスライドさせる力として働いてい
る。
【0024】なお、図6等において、符号33は牽引バ
ネであり、その一端は前記施解錠部6のカバー6a(図
3参照)に固設された取付け台33aに係止され、その
他端は錠止め32の側面部に係止されてこの錠止め32
を支軸32aを中心として図6に示す解錠の方向すなわ
ち錠止め32の先端部32bを上方に回動する方向に牽
引している。
【0025】次に図9によって制御機構の構成について
説明する。この制御機構Bは、中央処理装置(CPU)
を有し、このCPU34にはバス34′を介して、装置
制御用のプログラムを記憶するためのシステムメモリ3
5、計時用のタイマー36、データ等の入力を行う入力
部としての前記テンキー4a、入力データ等をデジタル
的に表示する表示部としての前記液晶ディスプレイ4
b、操作担当者の暗証番号や週間プログラム,休日プロ
グラム、解錠時刻等のデータを記憶するためのデータメ
モリとしての第1のEEPROM37aおよび第2のE
EPROM37bが接続されている。この第1および第
2のEEPROM37a,37bには同一のデータが記
憶され、前記CPU34の制御に基づいてデータの読み
出しを行う際に、相互の記憶内容を比較して一致した場
合にのみ当該データに基づく制御を行うようにして、記
憶されたデータの誤り検出を行っている。また、メモリ
としてのEEPROMは、記憶保持にバックアップ電源
を必要としないので、たとえば電源の瞬断等があっても
記憶内容は保持されることになって、この面からもデー
タの安全確保を図っている。
【0026】バス34′にはまた、第1のカレンダーI
C38aおよび第2のカレンダーIC38bと、前記メ
インモータおよびサブモータ10,11に作動信号を送
出する第1の解錠回路39aおよび第2の解錠回路39
bと、施錠および解錠を検出するための第1の施解錠セ
ンサー40a(前記マイクロスイッチ16,17),第
2の施解錠センサー40b(前記マイクロスイッチ1
8,19)と、前記CPU34およびメインモータ10
に供給される電圧の低下を検出する第1の電圧監視回路
41a,前記サブモータ11に供給される電圧の低下を
検出する第2の電圧監視回路41bが接続されている。
【0027】前記第1のカレンダーIC38aには施錠
時に前記第1および第2のEEPROM37a,37b
から転送された次回の解錠時刻のデータが記憶されて、
当該解錠時刻が到来するとこの第1のカレンダーIC3
8aはCPU34に信号を送り、これに基づいてCPU
34から第1の解錠回路39aと第2の解錠回路39b
に作動信号が送出される。さらに、この第1のカレンダ
ーIC38aは、CPU34を介さずに直接に第1の解
錠回路39aに作動信号を送出する。また、第2のカレ
ンダーIC38bにも同じく施錠時において前記第1お
よび第2のEEPROM37a,37bから転送された
次回の解錠時刻のデータが記憶されて、当該解錠時刻が
到来するとこの第2のカレンダーIC38bはCPU3
4に信号を送り、これに基づいてCPU34から第1の
解錠回路39aと第2の解錠回路39bに作動信号を送
出する。同様に、この第2のカレンダーIC38bは、
直接に第2の解錠回路39bに作動信号を送出する。こ
のように、第1および第2のどららかのカレンダーIC
38a,38bが故障等によって不作動であっても第1
の解錠回路39aおよび第2の解錠回路39bに作動信
号が送られて解錠が行われるので解錠不能となることが
ないようになっている。
【0028】第1の電圧監視回路41aは、装置各部に
電力を供給する電源部42から前記CPU34とメイン
モータ10に供給される電圧を監視し、この電圧値が所
定値以下に低下した場合には電圧低下の信号をCPU3
4に送出し、CPU34においてはこれを受けて第1お
よび第2の解錠回路39a,39bに作動信号を送出す
る。この第1の電圧監視回路41aはまたCPU34を
介さずに直接に第2の解錠回路39bに作動信号を送出
する。第2の電圧監視回路41bは、電源部42から前
記サブモータ11に供給される電圧を監視し、この電圧
値が所定値以下に低下した場合には電圧低下の信号をC
PU34に送出し、CPU34はこの信号を受けて第1
および第2の解錠回路39a,39bに作動信号を送出
する。
【0029】これらの作動信号を受けて、第1の解錠回
路39aおよび第2の解錠回路39bが作動し、メイン
モータ10およびサブモータ11が回転することによ
り、前記施解錠機構Aの各部が後述するような作動を行
って解錠が行われる。このように、CPU34とメイン
モータ10およびサブモータ11へ供給される電圧が所
定値以下に低下したことを検出するとただちに解錠作動
に入ることにより、従来のように電圧低下によって解錠
不能となることがないようになっている。
【0030】CPU34はまた、省電力を図るための図
示しないスリープモード制御部を有しており、このスリ
ープモード制御部は、第1および第2の施解錠センサー
40a,40bによる施錠および解錠が検出されてから
この実施例においては1分間経過後、および、解錠時間
の設定等が行われれる際に図7に示すテンキー4aの操
作が行われないままに1分間経過後に、電源部42から
供給される前記液晶ディスプレイ4bへの表示用電力の
供給を停止し、CPU34自らが消費する40mアンペ
ア程度の制御作動用電力から5μアンペア程度に消費電
力を低減させるスリープモードに入る。このスリープモ
ード状態にあるCPU34が覚醒するのは、前記スリー
プモード制御部の制御によって、解錠時間の設定等のた
めに図7に示すテンキー4aのいずれかが押下された際
と、前記第1および第2のカレンダーIC38a,39
bからの解錠時間到来の信号を受信した際であり、再び
40mアンペア程度の電力を消費する制御作動状態にな
って液晶ディスプレイ4bに電力の供給を行う。このよ
うな省電力を図ることにより、電源部バッテリーが長持
ちすることになって、たとえば1か月程度の長期にわた
っての解錠時間の設定を行うことが可能となり、あるい
は、装置筐体の多くを占めるバッテリー格納場所を小さ
くすることができることから装置全体の小型化が可能と
なる。
【0031】次に本発明の作動を説明する。先ず、図1
に示す操作パネル4上のテンキー4aのいずれかが押下
されると、スリープモード制御部が作動し、CPU34
に制御作動用電力を供給し、また、液晶ディスプレイ4
bに電力を供給する。この状態において操作担当者の暗
証番号,管理区分,週間プログラム,休日プログラム,
解錠時刻等のデータが入力される。この入力されたデー
タは液晶ディスプレイ4bに表示され、また、EEPR
OM37a,37b(図9参照)に転送されて記憶され
る。
【0032】このEEPROM37a,37bに記憶さ
れたデータから、CPU34の制御により、最初に到来
する解錠時刻のデータが、施錠と同時に第1および第2
のカレンダーIC38a,38bに送出されて書き込ま
れる。このデータの入力が終了し、タイマー36のカウ
ントによってテンキー4aに対する操作が行われないま
まに1分間経過した後、あるいは施錠されてから1分間
経過すると、スリープモード制御部の制御によってCP
U34は液晶ディスプレイ4bへの電力の供給を停止す
るとともにCPU34に流れていた40mアンペア程度
の制御作動用電力から5μアンペア程度の微小電力が流
れるだけのスリープモードに入る。
【0033】解錠時間が到来すると、第1のカレンダー
IC38aおよび第2のカレンダーIC38bはCPU
34に信号を送出し、これによってCPU34が覚醒す
る。この覚醒したCPU34は、第1および第2の解錠
回路39a,39bに作動信号を送出する。一方におい
て、第1のカレンダーIC38aは第1の解錠回路39
aに直接に作動信号を送出し、また、第2のカレンダー
ICは第2の解錠回路39bに直接に作動信号を送出す
る。これらの作動信号を受けて第1の解錠回路39aは
メインモータ10に作動信号を送出し、これによってメ
インモータ10が回転する。また、第2の解錠回路39
bにおいてもサブモータ11に作動信号を送出してサブ
モータ11が回転する。
【0034】また、第1の電圧監視回路41aは、CP
U34とメインモータ10に供給される電圧を監視し、
電圧低下を検出するとCPU34に信号を送出し、これ
によってCPU34が覚醒し、この覚醒したCPU34
は、第1および第2の解錠回路39a,39bに作動信
号を送出する。この作動信号を受けて第1および第2の
解錠回路39a,39bが作動し、これによりメインモ
ータ10およびサブモータ11が回転する。この第1の
電圧監視回路41aはまた電圧低下を検出すると、第2
の解錠回路39bに直接に作動信号を送出する。
【0035】第1の施解錠センサー40aは解錠を検出
すると、この信号をCPU34に送出するとともに第1
のカレンダーIC38aにも送出する。また、第2の施
解錠センサー40bにおいても解錠を検出すると、CP
U34に信号を送るとともに第2のカレンダーIC38
bにも解錠の信号を送る。CPU34においてはこの解
錠信号を受けて、第1および第2のカレンダーICに書
き込まれるデータを常時解錠データに変更して新たな書
き込みを禁止する。これにより、CPU34の暴走等に
よって誤ったデータの書き込み等を防いでいる。これが
終了すると、CPU34はスリープモードに入る。
【0036】次に、前記解錠機構Aにおいて、施錠され
ている場合においては、錠止め32の先端部32bは、
図6に示すカンヌキ3の後退を不能とする二点鎖線で示
す位置にあるが、この場合における第1および第2の駆
動用偏心カム12,13(図2,図3参照)の長径部は
図7に示すように図面左方位置にあり、したがって、駆
動板24に固設された第1および第2の係止ピン25,
26が駆動板24に付与されている前記付勢力にて第1
および第2の駆動用偏心カム12,13のそれぞれの短
径部に当接する左位置までスライドしている状態にあ
る。
【0037】このような状態において、前記作動信号の
送信によって前記第1および第2の解錠回路39a,3
9b(図9参照)が作動すると、図2,図3等におい
て、メインおよびサブモータ10,11が半回転し、こ
れにつれて第1および第2の駆動用偏心カム12,13
の長径部が第1および第2の係止ピン25,26を係止
しつつ半回転する。これにより、第1および第2の係止
ピン25,26を固設する駆動板24が押圧されて図面
右方にスライドする。この駆動板24の図面右方へのス
ライドにより、この駆動板24に回動自在に取付けられ
ている第1の駆動レバー22も時計方向に回動し、この
回動によってこの駆動板24に固設されているレバー軸
28を介して図6に示す回動レバー28が半時計方向に
回動し、この回動が接続レバー31を介して錠止め32
に伝達されてこの錠止め32が時計方向に回動する。こ
の錠止め32の回動によって図8に示すようにその先端
部32bがカンヌキ3の上方に位置し、カンヌキ3が後
退可能となることによって解錠状態となる。
【0038】この場合、前記メインおよびサブモータ1
0,11のいずれかが機械的に、または前記制御機構B
(図9参照)の故障等で作動しない場合であっても、ど
ちらか一方のモータが回転すれば解錠することができ
る。すなわち、図2,図3において、どちらか一方のモ
ータが回転し、これにつれて第1および第2の駆動用偏
心カム12,13のいずれかが回転すれば、この回転に
よって第1および第2の係止ピン25,26がいずれか
が駆動されて駆動板24が前記解錠の方向にスライドす
るからである。
【0039】施錠する場合には、図1に示す前記操作パ
ネル4上の施錠のための所定のキーを操作し、図示しな
い扉を閉め、カンヌキ3を前進させて図示しないカンヌ
キ孔に嵌入させると同時に、前記戻しバネ30の付勢力
により、装置各部が前記解錠とは逆方向に作動して施錠
される。この施錠が第1および第2の施解錠サンセー4
0a,40bに検出されるとCPU34は、前記第1の
EEPROM37aと第2のEEPROM37bから次
回解錠時間を読み出してこれを第1のカレンダーIC3
8aと第2のカレンダーIC38bに書き込み、第1の
カレンダーIC38aと第2のカレンダーIC38bの
常時解錠信号の送出をリセットする。この場合、前記の
ようにメインモータ10,11の双方が正常に作動しな
いと施錠できない。すなわちメインモータ10とサブモ
ータ11のいずれかが作動しないと駆動板24に固設さ
れた第1および第2の係止ピンを係止する第1および第
2の駆動用カム12,13のいずれかが解錠の方向に回
転しない結果、駆動板24が解錠の方向にスライドする
ことができないからである。これによって施錠される前
に施解錠機構Aあるいは制御機構Bの故障を発見するこ
とができるようになっている。
【0040】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、テン
キーからのデータ入力によって解錠時刻等のデータ入力
がし易く、また、この入力されたデータ等を見やすく表
示する表示性に優れるとともに、施解錠機構を二重化す
ることにより、故障等によって解錠不能の事態となるこ
とを防ぐことができる電子タイムロック機構を実現でき
る。また閉扉されてタイムロックがかけられた金庫室内
等に人か閉じ込められた場合にもタイムロックの設定時
刻に係わらす、当該閉じ込めれらた人が内部から解錠可
能とする構成によって人身上の安全性に配慮された電子
タイムロック機構を実現できる。さらに、一対のモータ
の双方が正常に回転しないと施錠できない構成とするこ
とにより、機械的あるいは制御的な故障を施錠前に発見
でき、施錠完了前において故障に対処することができる
電子タイムロック機構とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタイムロック機構の正面外観図で
ある。
【図2】タイムロック機構の筐体としての操作パネルを
取り去った状態の内部機構の正面図である。
【図3】図2のA−A矢視断面図である。
【図4】右側面図である。
【図5】図2のB−B矢視断面図である。
【図6】本発明に係るタイムロック機構の背面図であ
る。
【図7】施錠状態にある図2のA−A矢視断面図であ
る。
【図8】解錠の後、カンヌキを後退させた状態を示す図
である。
【図9】本発明の制御部の構成を示す図である。
【符号の説明】
A・・施解錠機構 B・・制御機構 1・・電子タイムロック機構 3・・カンヌキ 4・・操作パネル 4a・テンキー 4b・液晶ディスプレイ 5・・非常解錠つまみ 6・・施解錠部 7・・駆動部 10・メインモータ 11・サブモータ 12・第1の駆動用偏心カム 13・第2の駆動用偏心カム 22・第1の駆動レバー 23・第2の駆動レバー 24・駆動板 25・第1の係止ピン 26・第2の係止ピン 27・非常解錠部 27c・非常解錠レバー 28・レバー軸 29・回動レバー 30・戻しバネ 32・錠止め 34・・中央処理装置(CPU) 39a・第1の解錠回路 39b・第2の解錠回路 40a・第1の施解錠センサー 40b・第2の施解錠センサー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設定すべき解錠時刻等のデータを入力する
    ためのテンキーとこのテンキーから入力された前記デー
    タをデジタル表示する表示部とを有し、中央処理装置の
    制御によって予め設定された時刻に解錠作動を行うとと
    もに施解錠機構を二重化したタイムロック機構であっ
    て、 カンヌキ孔に前進して嵌入したカンヌキの後退位置に回
    動して当該カンヌキの後退を不能とすることによって施
    錠を行う回動可能な錠止めと、 この錠止めに接続レバーを介して接続され、回動するこ
    とにより当該錠止めを回動させて施錠まはた解錠を行う
    ための回動レバーと、 この回動レバーに、前記錠止めを前記施錠位置に回動さ
    せるための回動力を付与する弾性部材と、 前記回動レバーの回動軸に固設されて当該回動レバーの
    回動と連動して回動する第1の駆動レバーおよびこの第
    1の駆動レバーに駆動板を介して連結され、当該第1の
    駆動レバーと連動して回動する第2の駆動レバーと、 前記駆動板に固設された一対の係止ピンと、 解錠に際し、前記一対の係止ピンをその長径部にて係止
    することにより前記駆動板を押止してスライドさせ、こ
    の駆動板にて連結されている前記第1の駆動レバーと第
    2の駆動レバーとを前記弾性部材による施錠方向への付
    勢力に抗して解錠の方向に回動させるための一対の偏心
    カムと、 前記中央処理装置からの施錠および解錠信号を受けて前
    記一対の偏心カムを解錠または施錠の方向に回転させる
    ための一対のモータとを有することを特徴とする電子タ
    イムロック機構。
  2. 【請求項2】施錠状態にある前記タイムロック機構を予
    め設定されている解錠時刻に係わりなく緊急に解錠可能
    とするために、施錠方向に付勢されている前記駆動板を
    解錠の方向に押止するレバーと、このレバーを手動操作
    にて回動させるための操作つまみとからなる非常解錠部
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の電子タイムロ
    ック機構。
JP23467693A 1993-09-21 1993-09-21 電子タイムロック機構 Pending JPH0791123A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07109857A (ja) * 1993-10-14 1995-04-25 Kumahira Safe Co Inc 電子タイムロック制御機構

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07109857A (ja) * 1993-10-14 1995-04-25 Kumahira Safe Co Inc 電子タイムロック制御機構

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