JPH0791408B2 - 発泡性熱可塑性樹脂粒子及び発泡成形品 - Google Patents
発泡性熱可塑性樹脂粒子及び発泡成形品Info
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- JPH0791408B2 JPH0791408B2 JP2404440A JP40444090A JPH0791408B2 JP H0791408 B2 JPH0791408 B2 JP H0791408B2 JP 2404440 A JP2404440 A JP 2404440A JP 40444090 A JP40444090 A JP 40444090A JP H0791408 B2 JPH0791408 B2 JP H0791408B2
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Description
子及び発泡成形品に関するものであり、さらに詳しく
は、予備発泡中にブロッキングが少なく、且つ、成形後
の融着性に優れた発泡性熱可塑性樹脂粒子及び発泡成形
品に関する。
ーム加熱により容易に予備発泡粒となる。この予備発泡
粒は、一定時間熟成後、成形金型内で再びスチーム加熱
するとさらに発泡し、発泡粒相互で融着し、成形体とな
る。
形、省エネ成形、無人成形が重要課題となっており、E
PSに要求される最も重要な性能は、予備発泡時にブ
ロッキングしないこと、成形時に充分融着することが
挙げられる。予備発泡中にブロッキングすると、予備発
泡機の篩が目詰りし、予備発泡粒を熟成サイロに送るこ
とが困難となる。また、ブロッキングが多いと発泡機内
の槽壁に発泡粒が付着し、発泡倍数のばらつきの原因と
なったり、また成形機に送る配管内をブロッキング物が
詰まり、充填不良の原因となったりする。一方成形金型
内でスチームで加熱成形された成形体が充分な強度を有
するためには、成形体中の発泡粒子が相互に融着するこ
とが必要である。
して、古くから、少量のワックス又は、重金属石鹸をビ
ーズに被覆する方法が知られており、現在まで多数のブ
ロッキング防止についての方法が検討されている。例え
ば特公昭47−22105号公報に示される高級脂肪
酸、高級脂肪族ケトン、高級脂肪族アルコール、高級脂
肪酸のアミドまたはビスアミドを使用する方法、特開昭
55−127441号公報に示されるステアリン酸亜
鉛、高級脂肪酸、高級脂肪酸ビスアミド、高級脂肪酸の
金属石鹸からなる複合滑剤を使用する方法、特開昭55
−127442号公報に示される超微粒子のシリカ、酸
化アルミニウム、酸化チタニウムなどの無機酸化物を使
用する方法、特開昭61−157538号公報に示され
るようなエチレンビスステアリン酸ビスアミドと1.2
−ヒドロキシステアリルトリグリセライドの混融物を被
覆する方法等多数の方法が提案されている。
のブロッキング防止の手段は、ややもすれば、予備発泡
中のブロッキングを防止することにのみ重点がおかれ、
成形時の融着を阻害するものであったり、予備発泡中の
ブロッキング防止と成形時の融着のバランスから、どち
らも不充分なものであったりし、近年の厳しい要求性能
には、未だ充分なものとはいえず、さらに優れたブロッ
キング防止剤が要求されている。本発明は、予備発泡中
にブロッキングが少なく、且つ成形時には融着が向上す
る発泡性、熱可塑性樹脂粒子及び発泡成形品を提供する
ものである。
表面に、示差熱分析による吸熱開始温度が95℃以下で
吸熱ピーク温度が100〜118℃である金属石鹸(混
合物)を被覆してなる発泡性熱可塑性樹脂粒子、及びこ
れを発泡成形して得られる発泡成形品に関する。
覆する発泡性熱可塑性樹脂粒子としては、従来公知のも
のが使用できる。例えばスチレンのホモポリマー若しく
はスチレンとアクリロニトリル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸ブチル等のメタクリル酸エステル、アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル等の
アクリル酸エステル、α−メチルスチレン、クロルスチ
レン、ビニルトルエン等のスチレン誘導体などの1種又
は2種以上のコポリマーやポリエチレン、ポリプロピレ
ン、塩化ビニリデン樹脂などを基材樹脂とし、該樹脂に
プロパン、イソプタン、n−プタン、イソペンタン、n
−ペンタン等の脂肪族炭化水素、又はフレオン11、フ
レオン12等のフロン化合物などの常温で液体状又は気
体状の発泡剤を、好ましくは1〜20重量%含浸された
ものなどがある。なお、これらの発泡性熱可塑性樹脂粒
子は、公知の方法によって製造することができる。
(混合物)は、示差熱分析による吸熱開始温度が95℃
以下で吸熱ピーク温度が100〜118℃である。な
お、「金属石鹸(混合物)」とは、金属石鹸の1種又は
2種以上の混合物を意味する。
備発泡時のブロッキングが増大するとともに、融着性も
低下する。特性のバランスの面から吸熱開始温度は80
〜90℃が好ましい。
備発泡時のブロッキングが増大し、一方118℃を超え
た場合は融着性が低下する。両特性のバランスの面から
105〜116℃が好ましい。
独でまたは混合物として前記条件を満たすものであれば
よいが、炭素数14〜20の飽和脂肪酸の亜鉛塩、カル
シウム塩、マグネシウム塩から選択されるものが、特性
上優れるので好ましい。具体的には、ミリスチン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸等の亜鉛塩、カ
ルシウム塩、マグネシウム塩が挙げられる。
た混合物として用いると特性上顕著な効果を示すので好
ましい。この場合、これらの混合重量比は、1種の金属
石鹸1に対し、他の金属石鹸の和が0.25〜4である
のが好ましい。この和が0.25未満であるかまたは4
を超えると、予備発泡時のブロッキングが増大する傾向
にあるかまたは発泡成形時の融着性が低下する傾向にあ
る。両特性のバランスの面から1種の金属石鹸1に対
し、他の金属石鹸の和が0.5〜2であるのが最も効果
が高く好ましい。
度を満たす金属石鹸混合物の組み合わせと配合重量比の
例を示す。
て使用されている、ステアリン酸亜鉛の示差熱分析によ
る吸熱開始温度は102℃、吸熱ピーク温度は126℃
であり、ステアリン酸カルシウムの吸熱開始温度は10
1℃、吸熱ピーク温度は124℃であり、ステアリン酸
マグネシウムの吸熱開始温度は99℃、吸熱ピーク温度
は122℃であり、いずれも本発明の範囲外である。こ
れらを単独で用いたのでは、本発明の優れた効果は得ら
れない。
を、未被覆の発泡性熱可塑樹脂粒子に被覆するが、その
被覆量は、未被覆の発泡性熱可塑性樹脂粒子に対して
0.01〜0.5重量%であるのが好ましい。0.01
重量%未満では、予備発泡時のブロッキング防止及び成
形時の融着促進効果が不充分であり、一方0.5重量%
を超えても効果の向上は見られず、かえって特性が低下
する傾向にある。
ば、発泡熱可塑性樹脂粒子を、金属石鹸とともに粉末の
まま、リボンブレンダー、V型ブレンダー、ヘンシェル
ミキサー、レディゲミキサー等の混合装置に入れて混合
することができる。目的とする被覆量の被覆粒子を得る
ためには、混合装置内部に付着残存するものがあること
を考慮して、金属石鹸の配合量を少し多めにして混合す
ればよい。なお、得られる被覆粒子の実際の被覆量は、
例えば灰化法による金属分析で測定することができる。
また、2種以上の金属石鹸は、予め混合しておいてから
粒子と混合被覆してもよいし、別々に順次混合被覆して
もよい。
熱可塑性樹脂粒子は、常法により、予備発泡し、次いで
成形用金型に充填して発泡成形し、発泡成形品とするこ
とができる。
℃の温度下で行うのが好ましい。この温度下において粒
子表面の金属石鹸(混合物)は、一部が溶融して粒子表
面に被覆を形成し、ブロッキング防止効果を発揮する。
填し、110〜118℃の温度で成形するのが好まし
い。この温度下において、予備発泡粒子表面の金属石鹸
(混合物)は、完全に融解し、発泡粒子相互間の融着は
促進される。こうして得られる発泡成形品は、外観、強
度とも良好なものである。
9mmのハイビーズSSB−TX−5(未被覆品、日立
化成工業(株)製)を使用し、表2及び表3に示す金属
石鹸(いずれも日本油脂(株)製の200メッシュパス
品)を表2及び表3に示す混合比で表2及び表3に示す
被覆量(未被覆粒子に対する重量%)となるように配合
し、Vブレンダーを用いてドライブレンドにより混合し
た。得られた粒子の金属石鹸の被覆量は、灰化法−金属
分析により測定し換算した。
度(T1)及び吸熱ピーク温度(T2)を記載した。な
お、これらの測定条件は次のとおりである。測定装置;
パーキンエルマー社製、DSC−7型(熱補償型)測定
条件;リファレンス α−Al2O3、サンプル量7〜8
mg、昇温速度10℃/min
を、バッチ式予備発泡機でかさ倍数60倍まで予備発泡
し、ブロッキングの発生量を測定し、表2及び表3に示
した。なお、ブロッキング発生量は、予備発泡粒子の総
重量に対するブロッキング物(目開き5mmの篩上のも
の)の重量比率(%)として示した。
室温にて放置した後、寸法が300mm×250mm×
50mmの板を成形するための金型を取付けたVS成形
機で成形した。成形条件は、スチーム圧力0.7kg/
cm2、10秒加熱後、金型を水冷、真空放冷した。な
お、実施例で得られた成形品の外観はいずれも良好であ
り、寸法収縮率も低かった。
定した。融着率は、得られた成形品を破断し、一定破断
面中の総発泡粒子数に対する破断した発泡粒子数の比率
(%)で示した。結果を表2及び表3に示す。
行った示差熱分析の示差熱チャートを図1に示した。さ
らに、各実施例のデータをもとに2種の金属石鹸の混合
比と吸熱開始温度(T1)、吸熱ピーク温度(T2)、融
着率及びブロッキング発生量との関係をグラフ化した。
これらのグラフを図2、図3及び図4に示す。なお、各
図中、St−Znとはステアリン酸亜鉛を、St−Ca
とはステアリン酸カルシウムを、St−Mgとはステア
リン酸マグネシウムを意味する。
備発泡時にブロッキングが少なく、かつ成形時の融着も
優れている。また、これを成形して得られる発泡成形品
は、外観も良好であり、強度においても優れている。従
って、予備発泡時及び成形時の不良率を減少でき、また
ユーティリティーの変動による不良率も減少できる。そ
のため、生産の無人化や連続的生産方法に非常に有効で
ある。
チャートの一例である。
混合比と、吸熱開始温度、吸熱ピーク温度、融着率及び
ブロッキング発生量との関係を示すグラフである。
の混合比と、吸熱開始温度、吸着ピーク温度、融着率及
びブロッキング発生量との関係を示すグラフである。
シウムの混合比と、吸熱開始温度、吸熱ピーク温度、融
着率及びブロッキング発生量との関係を示すグラフであ
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 粒子表面に、示差熱分析による吸熱開始
温度が95℃以下で吸熱ピーク温度が100〜118℃
である金属石鹸(混合物)を被覆してなる発泡性熱可塑
性樹脂粒子。 - 【請求項2】 金属石鹸(混合物)の被覆量が、未被覆
の熱可塑性樹脂粒子に対して0.01〜0.5重量%で
ある請求項1記載の発泡性熱可塑性樹脂粒子。 - 【請求項3】 金属石鹸(混合物)が、炭素数14〜2
0の飽和脂肪酸の亜鉛塩、カルシウム塩、マグネシウム
塩から選択される2種以上の金属石鹸の混合物である請
求項1または2記載の発泡性熱可塑性樹脂粒子。 - 【請求項4】 2種以上の金属石鹸の混合重量比が、1
種の金属石鹸1に対し、他の金属石鹸の和0.25〜4
である請求項3記載の発泡性熱可塑性樹脂粒子。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の発泡性
熱可塑性樹脂粒子を発泡成形して得られる発泡成形品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2404440A JPH0791408B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 発泡性熱可塑性樹脂粒子及び発泡成形品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2404440A JPH0791408B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 発泡性熱可塑性樹脂粒子及び発泡成形品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04220441A JPH04220441A (ja) | 1992-08-11 |
| JPH0791408B2 true JPH0791408B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=18514116
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2404440A Expired - Fee Related JPH0791408B2 (ja) | 1990-12-20 | 1990-12-20 | 発泡性熱可塑性樹脂粒子及び発泡成形品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0791408B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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| US6310117B1 (en) | 1999-03-16 | 2001-10-30 | Nof Corporation | Method for coating wax or resin particles with metallic soap |
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| JP5768081B2 (ja) * | 2013-03-21 | 2015-08-26 | Kyb−Ys株式会社 | 流体圧シリンダ及びその製造方法 |
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-
1990
- 1990-12-20 JP JP2404440A patent/JPH0791408B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH04220441A (ja) | 1992-08-11 |
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