JPH079170U - 表示部付き鏡 - Google Patents
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- JPH079170U JPH079170U JP3952993U JP3952993U JPH079170U JP H079170 U JPH079170 U JP H079170U JP 3952993 U JP3952993 U JP 3952993U JP 3952993 U JP3952993 U JP 3952993U JP H079170 U JPH079170 U JP H079170U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 鏡1はその上部および下部に表示部1a・1
aを有している。表示部1a背面には、表示を所望する
文字等の記号の形状と略等しい形状を有する凸部が表面
に形成された伝熱板2が密着して設けられ、伝熱板2背
面には、正特性サーミスタからなる発熱体を内部に備え
たヒータ4が固定されている。ヒータ4で発生する熱
は、伝熱板2を介して、表示部1aにおける伝熱板2の
凸部が密着している箇所に対応する部位のみに伝達され
る。従って、水滴により曇った表示部1aは、上記の部
位だけが暖められて水滴が蒸発し、曇りが解消される一
方、上記の熱が伝達されない部位は暖められないので水
滴が残り、曇った状態を保つ。 【効果】 表示部は、鏡としての機能を保持したまま、
水滴による曇りを背景として記号を表示可能となるの
で、鏡として利用できる面積を減少させることなく、鏡
の表面に記号を表示することができる。
aを有している。表示部1a背面には、表示を所望する
文字等の記号の形状と略等しい形状を有する凸部が表面
に形成された伝熱板2が密着して設けられ、伝熱板2背
面には、正特性サーミスタからなる発熱体を内部に備え
たヒータ4が固定されている。ヒータ4で発生する熱
は、伝熱板2を介して、表示部1aにおける伝熱板2の
凸部が密着している箇所に対応する部位のみに伝達され
る。従って、水滴により曇った表示部1aは、上記の部
位だけが暖められて水滴が蒸発し、曇りが解消される一
方、上記の熱が伝達されない部位は暖められないので水
滴が残り、曇った状態を保つ。 【効果】 表示部は、鏡としての機能を保持したまま、
水滴による曇りを背景として記号を表示可能となるの
で、鏡として利用できる面積を減少させることなく、鏡
の表面に記号を表示することができる。
Description
【0001】
本考案は、鏡の表面に表示部を有し、水滴で曇った鏡に所定の記号を表示可能 な表示部付き鏡に関するものである。
【0002】
一般に、例えば浴室や洗面台等、湿度が高い場所に設置される鏡の表面に表示 部を設け、この表示部に例えば宣伝用あるいは装飾用の文字や図形、絵等をペイ ント等で描いた表示部付き鏡が広く知られている。
【0003】
ところが、上記従来の表示部付き鏡では、鏡の表面に設けられた表示部にペイ ント等で文字や図形、絵等を描くため、この表示部は鏡としての機能を失ってし まう。即ち、鏡の表面に表示部を設けると、実際に鏡として利用できる面積が減 少するという問題点を有している。
【0004】
本考案の表示部付き鏡は、上記の課題を解決するために、鏡の表面に表示部を 有し、水滴により曇った鏡に所定の記号を表示可能な表示部付き鏡であって、記 号の形状と略等しい形状を有する凸部が表面に形成された伝熱板と、正特性サー ミスタからなる発熱体を内部に備え、全体を電気絶縁性被覆材料にて被覆された ヒータとを備え、上記表示部の背面に上記凸部を密着して伝熱板が設けられ、こ の伝熱板の背面に上記ヒータが固定されていることを特徴としている。
【0005】
上記の構成によれば、正特性サーミスタからなる発熱体を内部に備え、全体を 電気絶縁性被覆材料にて被覆されたヒータは、通電後に所定温度まで迅速に温度 上昇し、所定温度に達すると、その温度を保つことになる。一方、伝熱板は、記 号の形状と略等しい形状を有する凸部が表面に形成されており、この凸部が表示 部の背面に密着している。このため、ヒータで発生する熱は、伝熱板を介して、 表示部における伝熱板の凸部が密着している箇所に対応する部位のみに伝達され る。即ち、表示部は、伝熱板の凸部の形状と等しい形状を有する部位のみが暖め られる。
【0006】 それゆえ、水滴により曇った表示部は、ヒータで発生する熱が伝達された部位 だけが暖められて水滴が蒸発し、曇りが解消される一方、上記の熱が伝達されな い部位は暖められないので水滴が残り、曇った状態を保つことになる。従って、 表示部は、伝熱板の凸部の形状と等しい形状に曇りが解消されるので、水滴によ る曇りを背景として上記の記号を表示可能となる。また、表示部は、例えばヒー タに通電がなされていないとき等には記号を表示しない。これにより、表示部は 鏡としての機能を保持したまま、記号を表示可能となる。即ち、鏡として利用で きる面積を減少させることなく、鏡の表面に記号を表示することができる。
【0007】 また、上記の構成によれば、一見、何の変哲もない鏡が、水滴により曇ったと きに記号を表示するという意外性のため、繰り返し鏡の使用者の注目を引くこと ができる。これにより、例えば防火や防犯等の諸注意を表示するようにすれば、 使用者にその旨を喚起することができる。また、例えば宣伝用に表示部が設けら れている場合には、その宣伝効果を高めることができる。
【0008】
本考案の一実施例について図1ないし図7に基づいて説明すれば、以下の通り である。
【0009】 本実施例にかかる表示部付き鏡は、図1および図2に示すように、長方形の鏡 1における所定の位置、例えば鏡1表面の上部および下部に表示部1a・1aを 有している。鏡1背面における表示部1a・1aに対応する位置には、伝熱板2 ・2が設けられており、鏡1背面の中央部分には、鏡1表面における所定位置に 後述の如く防曇機能を付与するために、長方形の放熱板3が密着して設けられて いる。これら伝熱板2・2および放熱板3は、伝熱機能および放熱機能を備える ために、熱伝導性に優れた金属、例えば銅やりん青銅、アルミニウム、ステンレ ス等で形成されている。また、伝熱板2・2背面および放熱板3背面には、ヒー タ4…が所定間隔で複数取り付けられている。ヒータ4…の伝熱板2・2および 放熱板3への取り付けは、接着剤等で両者を貼着することにより行われており、 ヒータ4の一面は、伝熱板2背面もしくは放熱板3背面に密着している。
【0010】 図3に示すように、上記の伝熱板2は、表示部1aに表示を所望する記号、例 えば文字や図形あるいは絵等の形状と略等しい形状を有する凸部2a…が表面に 形成されている。そして、伝熱板2は、凸部2a…のみが表示部1a背面に密着 している。また、鏡1背面と伝熱板2本体との間に形成される空間部2b…は、 外部と連通し、空気の流通が自在となっており、ヒータ4…で発生する熱が篭も らないようになっている。このため、ヒータ4…で発生する熱は、空間部2b… を介して鏡1背面に伝達されることはない。
【0011】 尚、上記の伝熱板2および放熱板3の厚みは、特に限定されるものではないが 、例えば鏡1本体を壁等に設置可能なように、3〜4mm程度とすればよい。また 、鏡1の厚みは、特に限定されるものではないが、後述の如く表示部1aに記号 を明確に表示することができるように、5mm程度とすればよい。さらに、鏡1お よび表示部1a・1aの大きさは、特に限定されるものではないが、記号を明確 に表示することができるように、なるべく大きい方が好ましい。
【0012】 上記のヒータ4は、図4および図5に示すように、発熱体5、金属端子8・8 、給電線であるリード線9・9、および電気絶縁性被覆材料で形成された絶縁ケ ース10で構成されている。
【0013】 発熱体5は、正温度係数(Positive Temperature Coefficient)を有する素材 、例えばチタン酸バリウム等を主原料としたセラミックス半導体からなり、室温 からキュリー温度Tc (抵抗急変温度)までは低抵抗であるが、キュリー温度T c を越えると急峻に抵抗値が増大する特性を有する感熱素子としての正特性サー ミスタである。この特性により、発熱体5は、電圧が印加されると、最初は、低 温であるために抵抗値が小さくて大電流が流れ、この結果、急激に温度が上昇す る一方、温度がキュリー温度Tc を越えると抵抗値が急峻に増大することにより 、一定温度以上には温度が上がらず、一定温度を安定に保つこととなる。即ち、 発熱体5は自己温度制御機能を備えることができる。従って、ヒータ4は、消費 電力が少なく、温度制御回路や過熱防止回路を省くことができ、小型化が可能と なっている。また、局部過熱による発火等の虞れや、騒音等の発生もなく、常時 通電させても電気代等が殆ど懸からない。
【0014】 尚、この発熱体5は、材料組成によりキュリー温度Tc が、およそ30〜250 ℃ の範囲で任意に設定できる。従って、本実施例における発熱体5では、例えば、 鏡1表面の表示部1aに記号を表示するのに有効な温度、あるいは、鏡1表面に 防曇機能を付与するのに有効な温度が実現できるように、安全性や省電力化等を 考慮してキュリー温度Tc を設定すればよい。勿論、伝熱板2に固定されるヒー タ4の発熱体5のキュリー温度Tc と、放熱板3に固定されるヒータ4の発熱体 5のキュリー温度Tc とを互いに異なる温度に設定してもよい。
【0015】 上記の発熱体5は、扁平な円盤状をなし、図5に示すように、上面および下面 に、例えば銀塗料を塗布して形成された電極5a・5aを備えている。
【0016】 金属端子8は、発熱体5の外径にほぼ等しい径の円形平板状をなしている。ま た、各金属端子8には、リード線9を接続するための給電部8aが形成されてい る。これら給電部8a・8aは、互いに平行となり、対応するリード線9・9の 導入方向へ延びている。
【0017】 発熱体5と金属端子8・8との電気的な接続は、発熱体5の電極5aと金属端 子8とを、例えばエポキシ樹脂/銀混合の導電性接着剤で貼着することにより行 われている。また、給電部8a・8aとリード線9・9との電気的な接続は、給 電部8a・8aの対向面側にそれぞれ対応するリード線9を例えば半田付けする ことにより行われている。
【0018】 絶縁ケース10は、被覆基体としての絶縁ケース下部10aと、絶縁ケース上 部10bとで構成されている。この絶縁ケース10は、発熱体5および金属端子 8・8を被覆して密封、即ち、シールしている。また、絶縁ケース10は、リー ド線9と金属端子8の給電部8aとの半田付け部分に力学的負荷が掛かって断線 等が起こらないように、リード線9・9の金属端子8側末端部も覆うようになっ ている。
【0019】 上記の絶縁ケース10は、射出成形等により予め成形された絶縁ケース下部1 0aに発熱体5等を収容し、射出成形用金型(図示せず)に設置した後、絶縁ケ ース上部10b部分となるプラスチックを射出成形することにより、絶縁ケース 下部10aと絶縁ケース上部10bとを一体化し形成される。これにより、発熱 体5等は絶縁ケース10内部に密封され、固定される。
【0020】 絶縁ケース10は、熱収縮率が小さく、熱伝導性や機械的強度に優れると共に 、発熱体5の発熱温度に耐え得る耐熱性、水蒸気等の水分を内部に通さない防水 性および空気を内部に通さない気密性を備えること、および、リード線9・9の 被覆材料との密着性が良好であることが必要であり、例えば、ポリアミド、ポリ プロピレンおよびガラス繊維からなるポリマアロイ等によって形成されている。
【0021】 また、各ヒータ4に接続されているリード線9・9は、図1に示すように、タ ーミナル部材12…を介して、先端にプラグ(図示せず)等を備えた電源コード 13と接続されており、この電源コード13を通じて外部電源であるコンセント (図示せず)と電気的に接続されている。従って、各ヒータ4は、互いに並列に 接続されている。尚、ターミナル部材12…は、伝熱板2背面あるいは放熱板3 背面に接着剤等で貼着されている。
【0022】 上記のリード線9…や電源コード13は弛まないように、金属もしくは合成樹 脂からなる固定具14…にて鏡1背面に固定されている。固定具14…の鏡1背 面への取り付けは、接着剤等で両者を貼着することにより行われている。
【0023】 上記のヒータ4においては、金属端子8・8の給電部8a・8aの対向面側に それぞれリード線9・9を接続していることにより、金属端子8・8の外面側に はリード線9・9の接続による凹凸が生じない。従って、この凹凸を吸収するた めの厚みを絶縁ケース10に設ける必要がなく、絶縁ケース10、即ちヒータ4 を薄く形成することができる。これにより、ヒータ4を小型化・薄型化・軽量化 することができ、鏡1の背面側に取り付け可能となると共に、発熱体5で発生す る熱を効率良く伝熱板2もしくは放熱板3に伝達することができる。尚、上記の ヒータ4…は、スイッチ(図示せず)により、手動でON/OFFされるように なっている。
【0024】 次に、上記構成の表示部付き鏡が、例えば浴室や洗面台等、鏡1表面が水滴に より曇り易い場所に設置されている場合において、表示部1a・1aに記号が表 示される様子について図6および図7を参照しながら、以下に説明する。尚、以 下の説明においては、記号として、鏡1表面の上部に「おやすみなさい」を、下 部に「寝タバコにご注意下さい」をそれぞれ表示する場合を例に挙げることとす る。即ち、鏡1背面の上部に設けられた伝熱板2の凸部2a…は、「おやすみな さい」の文字の形状と略等しい形状に形成されており、一方、鏡1背面の下部に 設けられた伝熱板2の凸部2a…は、「寝タバコにご注意下さい」の文字の形状 と略等しい形状に形成されている。
【0025】 始めに、例えばシャワーを使用する等して湿度が高くなり、鏡1表面に細かな 水滴が付着すると、鏡1表面全体が曇った状態となる。尚、このときにはヒータ 4…に通電がなされておらず、従って表示部1a・1aには何も表示されていな い。
【0026】 この状態でスイッチ(図示せず)をONし、ヒータ4…への通電を開始すると 、ヒータ4は正特性サーミスタからなる発熱体5を発熱手段としているので、通 電後に所定の温度まで迅速に温度上昇し、所定の温度に達すると、その温度を保 つことになる。よって、伝熱板2・2に固定されたヒータ4…で発生する熱は、 伝熱板2・2を介して、表示部1a・1aにおける伝熱板2・2の凸部2a…が 密着している箇所に対応する部位のみに伝達される。即ち、表示部1a・1aは 、伝熱板2・2の凸部2a…の形状と等しい形状を有する部位のみが暖められる 。また、放熱板3に固定されたヒータ4…で発生する熱は、放熱板3を介して鏡 1表面の中央部分に伝達される。
【0027】 すると、図6に示すように、水滴により曇った鏡1表面(図中、説明の便宜上 、曇っている部分を網掛けで表す)に次に示すような変化が生じる。即ち、表示 部1a・1aは、ヒータ4…で発生する熱が伝達された部位だけが暖められ、温 度が上昇する。このため、表面の水滴が徐々に蒸発し、曇りが解消され始める( 図中、説明の便宜上、曇りが解消され始めた部分を斜線で表す)。また、ヒータ 4…で発生する熱により同様にして、鏡1表面の中央部分の曇りも解消され始め る。
【0028】 従って、表示部1a・1aは、水滴による曇りを背景として「おやすみなさい 」および「寝タバコにご注意下さい」をぼんやりと表示し始める。また、鏡1表 面の中央部分には、例えば顔等がぼんやりと写し出し始める。
【0029】 さらにヒータ4…への通電を続けると、図7に示すように、表示部1a・1a は、ヒータ4…で発生する熱が伝達された部位の曇りが完全に解消される(図中 、説明の便宜上、曇りが解消された部分を白抜きで表す)。また、鏡1表面の中 央部分の曇りも解消される。一方、鏡1表面におけるヒータ4…で発生する熱が 伝達されない部位は暖められず、温度が上昇しないので水滴が残り、曇った状態 を保つことになる。
【0030】 従って、表示部1a・1aは、伝熱板2・2の凸部2a…の形状と等しい形状 に曇りが解消されるので、水滴による曇りを背景として「おやすみなさい」およ び「寝タバコにご注意下さい」を明確に表示する。また、鏡1表面の中央部分に は防曇機能が付与され、例えば顔等を鮮明に写し出すことができる。
【0031】 尚、ヒータ4…への通電を開始してから、表示部1a・1aが文字を明確に表 示するまでの時間は、発熱体5のキュリー温度Tc を変更することにより、任意 に設定可能であるが、表示をより効果的にするため、および、鏡1における熱の 拡散等を考慮して短い方が好ましく、例えば2分間程度とすればよい。
【0032】 このように、上記構成によれば、水滴により曇った表示部1a・1aは、ヒー タ4…で発生する熱が伝達された部位だけが暖められて水滴が蒸発し、曇りが解 消される一方、上記の熱が伝達されない部位は暖められないので水滴が残り、曇 った状態を保つことになる。従って、表示部1a・1aは、伝熱板2・2の凸部 2a…の形状と等しい形状に曇りが解消されるので、水滴による曇りを背景とし て、例えば文字や図形あるいは絵等の記号を表示可能となる。また、表示部1a ・1aは、ヒータ4…に通電がなされていないとき、あるいはヒータ4…への通 電を開始してから長時間が経ったときには、記号を表示しない。これにより、表 示部1a・1aは、鏡としての機能を保持したまま、所定の記号を表示可能とな る。即ち、上記構成の表示部付き鏡は、鏡として利用できる面積を減少させるこ となく、鏡1表面に記号を表示することができる。
【0033】 また、上記構成によれば、一見、何の変哲もない鏡1が、水滴により曇ったと きに記号を表示するという意外性のため、繰り返し鏡1の使用者の注目を引くこ とができる。これにより、例えば防火や防犯等の諸注意を表示するようにすれば 、使用者にその旨を喚起することができる。また、例えば宣伝用に表示部1a・ 1aが設けられている場合には、その宣伝効果を高めることができる。
【0034】 尚、上記の実施例では、表示部1a・1aに表示される記号として文字を例に 挙げて説明したが、勿論、表示される記号は、上記の文字に限定されるものでは ない。また、上記の実施例においては、表示部1a・1aが鏡1の上部および下 部に設けられている場合を例に挙げて説明したが、表示部1aの個数や表示部1 aを設ける位置等は、特に限定されるものではない。また、伝熱板2および放熱 板3に固定されるヒータ4の個数、並びに、ヒータ4…の配置は、表示部1aや 鏡1の大きさ等に応じて適宜変更すればよい。そして、ヒータ4および発熱体5 の形状は、上記の扁平な円盤状や円形平板状に限定されるものではなく、例えば 角板状等の種々の形状であってもよい。
【0035】 また、上記の実施例では、発熱体5を内部に1個備えたヒータ4を用いた場合 を例に挙げて説明したが、ヒータが内部に備える発熱体5の個数は、1個に限定 されるものではなく、複数個であってもよい。この場合、ヒータ内部に備える発 熱体5の個数は、表示部1aや鏡1の大きさ等に応じて適宜変更すればよい。発 熱体5を複数個備えたヒータを用いると、リード線9…の本数が減少するので、 ターミナル部材12…によるリード線9…同士の接続が容易となり、また、伝熱 板2・2および放熱板3へのヒータの取り付けも簡略化される。尚、ヒータ内部 に備える発熱体5…は、例えば一対の金属端子により、互いに並列となるように 電気的に接続すればよい。
【0036】 さらに、上記の実施例では、鏡1、伝熱板2・2および放熱板3の形状を長方 形としたが、鏡1、伝熱板2・2および放熱板3の形状は、勿論、長方形に限定 されるものではなく、例えば円形や菱形等の種々の形状であってもよい。その上 、上記の実施例では、ヒータ4が扁平な円盤状に形成されている場合を一例に挙 げて説明したが、発熱体5で発生した熱を効率良く伝熱板2あるいは放熱板3に 伝達することができる形状であれば、ヒータ4の形状は上記の実施例に限定され ず、例えば直方体状であってもよい。
【0037】
【考案の効果】 本考案の表示部付き鏡は、以上のように、記号の形状と略等しい形状を有する 凸部が表面に形成された伝熱板と、正特性サーミスタからなる発熱体を内部に備 え、全体を電気絶縁性被覆材料にて被覆されたヒータとを備え、表示部の背面に 上記凸部を密着して伝熱板が設けられ、この伝熱板の背面に上記ヒータが固定さ れている構成である。
【0038】 このため、ヒータで発生する熱は、伝熱板を介して、表示部における伝熱板の 凸部が密着している箇所に対応する部位のみに伝達される。それゆえ、水滴によ り曇った表示部は、ヒータで発生する熱が伝達された、伝熱板の凸部の形状と等 しい形状を有する部位だけが暖められて水滴が蒸発し、曇りが解消される一方、 上記の熱が伝達されない部位は暖められないので水滴が残り、曇った状態を保つ ことになる。従って、表示部は、伝熱板の凸部の形状と等しい形状に曇りが解消 されるので、水滴による曇りを背景として上記の記号を表示可能となる。また、 表示部は、例えばヒータに通電がなされていないとき等には記号を表示しない。 これにより、表示部は鏡としての機能を保持したまま、記号を表示可能となる。 即ち、鏡として利用できる面積を減少させることなく、鏡の表面に記号を表示す ることができるという効果を奏する。
【0039】 また、上記の構成によれば、一見、何の変哲もない鏡が、水滴により曇ったと きに記号を表示するという意外性のため、繰り返し鏡の使用者の注目を引くこと ができる。これにより、例えば防火や防犯等の諸注意を表示するようにすれば、 使用者にその旨を喚起することができる。また、例えば宣伝用に表示部が設けら れている場合には、その宣伝効果を高めることができるという効果を奏する。
【図1】本考案の一実施例における表示部付き鏡の背面
図である。
図である。
【図2】上記表示部付き鏡の断面図である。
【図3】上記表示部付き鏡の要部を示す断面図である。
【図4】上記表示部付き鏡のヒータを部分断面で示す概
略の正面図である。
略の正面図である。
【図5】上記ヒータの内部構成を示す断面図である。
【図6】上記表示部付き鏡の表示部に文字が表示され始
めた状態を示す正面図である。
めた状態を示す正面図である。
【図7】上記表示部に文字が鮮明に表示されている状態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
1 鏡 1a 表示部 2 伝熱板 2a 凸部 2b 空間部 3 放熱板 4 ヒータ 5 発熱体 9 リード線 10 絶縁ケース(電気絶縁性被覆材料) 12 ターミナル部材 14 固定具
Claims (1)
- 【請求項1】鏡の表面に表示部を有し、水滴により曇っ
た鏡に所定の記号を表示可能な表示部付き鏡であって、 記号の形状と略等しい形状を有する凸部が表面に形成さ
れた伝熱板と、正特性サーミスタからなる発熱体を内部
に備え、全体を電気絶縁性被覆材料にて被覆されたヒー
タとを備え、 上記表示部の背面に上記凸部を密着して伝熱板が設けら
れ、この伝熱板の背面に上記ヒータが固定されているこ
とを特徴とする表示部付き鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3952993U JP2584261Y2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 表示部付き鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3952993U JP2584261Y2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 表示部付き鏡 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH079170U true JPH079170U (ja) | 1995-02-10 |
| JP2584261Y2 JP2584261Y2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=12555580
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3952993U Expired - Lifetime JP2584261Y2 (ja) | 1993-07-20 | 1993-07-20 | 表示部付き鏡 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2584261Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-07-20 JP JP3952993U patent/JP2584261Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2584261Y2 (ja) | 1998-10-30 |
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