JPH0792665B2 - 電子楽器のパラメータ設定装置 - Google Patents

電子楽器のパラメータ設定装置

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JPH0792665B2
JPH0792665B2 JP60297356A JP29735685A JPH0792665B2 JP H0792665 B2 JPH0792665 B2 JP H0792665B2 JP 60297356 A JP60297356 A JP 60297356A JP 29735685 A JP29735685 A JP 29735685A JP H0792665 B2 JPH0792665 B2 JP H0792665B2
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tone
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宏一 神月
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子楽器のパラメータ設定装置に関し、特
に、選択された音色パラメータの内容を操作子の操作に
応じて制御し得るようにしたものに関する。
〔従来の技術〕
特開昭58−211784号公報には、各パラメータ名(例えば
音色名)に対応してそのパラメータ情報を記憶するメモ
リ装置と、パラメータ情報を設定する各パラメータに共
通の設定操作子と、パラメータ名を選択する選択スイッ
チとを具えた電子楽器のパラメータ設定装置が開示され
ている。設定操作子で設定したパラメータ情報を選択ス
イッチで選択したパラメータ名に対応してメモリ装置に
記憶させることにより、各パラメータ名に対応するパラ
メータ情報を任意に設定できるようにしている。一旦設
定したパラメータ情報の変更あるいは制御は、設定時と
同様に操作子で所望の設定を行うことにより行うことが
できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述の従来技術によれば、設定操作子が各パラメータ名
に共通に使用されるので、構成が簡単であるという利点
を有するが、操作子の各操作位置に対応する制御量(設
定量)はどのパラメータでも共通であるため、どのパラ
メータでも同じ態様でしか制御することができない、と
いう問題点があった。例えば、エンベロープの立上り時
間を設定・制御する場合、音色によっては制御可能な時
間幅を十分に長くとった方がよいものもあり、また、別
の音色によって制御可能な時間幅は短かくてもよいが細
かな分解能で制御した方がよいものもある。しかし、従
来のものは、一律の態様でしか設定・制御することがで
きないため、そのような要求を満足することはできなか
った。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので、各音色に
共通に使用される複数の楽音形成パラメータの設定・制
御用の操作子を用いて各楽音形成パラメータの設定・制
御を行う場合において、各操作子の効き具合を個々の音
色に対応して適切に可変制御できるようにすると共に、
音色が変更されたときに不自然さを感じさせないように
工夫を施したパラメータ設定装置を提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る電子楽器のパラメータ設定装置は、音色
を選択するための選択手段と、複数の異なる楽音形成パ
ラメータに夫々対応しており、夫々複数の操作段階のい
ずれかに設定操作することができ、対応する前記楽音形
成パラメータの値をその操作段階に対応する内容に設定
・制御するための複数の操作子と、前記選択手段で選択
された音色に対応して前記各操作子の各操作段階に対応
する制御情報を夫々設定し、該各操作子の現在の操作段
階に対応する制御情報を夫々供給する制御情報供給手段
と、前記選択手段における音色選択イベントを検出する
イベント検出段階と、前記イベント検出手段による音色
選択イベント検出に応じて、前記各操作子の現在の操作
段階に対応する前記制御情報供給手段による前記制御情
報の供給を無効にし、これに代わって、新たに選択され
た音色に対応する前記各操作子毎の所定の標準の制御情
報を供給する制御手段とを具備し、前記制御情報供給手
段又は制御手段によって供給される制御情報に従って各
操作子に対応する楽音形成パラメータが夫々制御され、
これらの制御された楽音形成パラメータの組み合わせに
より、前記選択手段で選択された音色の設定・制御がな
されるようにしたことを特徴とするものである。
〔作用及び発明の効果〕
参考のために、上記構成と以下説明する実施例との対応
を示すと、次の通りである。
音色を選択するための選択手段は、オーケストラ音色選
択スイッチ11(第1図)、複数の操作子は、ディジタル
シンセサイザ操作子12a〜12f(第1図)、制御情報供給
手段は、エディットパラメータメモリ15f(第1図)及
びそれに関連する回路(第11図のステップ70,71)、イ
ベント検出手段は、オーケストラ音色選択スイッチ11の
スイッチONイベントを検出するための回路(第6図、第
7図)、制御手段は、オーケストラ音色パラメータメモ
リ15a(第1図)及びそれに関連する回路(第4図の制
御手段35,第7図のステップ39)、に夫々対応する。
複数の異なる楽音形成パラメータ(例えば実施例におい
ては、波形WAVE、周波数比SPECTRIM、変調度MODULATIO
N、アタックレートATTACK、ディケイレートDECAY、音量
VOLUMEなど)に夫々対応して、複数の操作子(12a〜12
f)が設けられており、夫々複数の操作段階(操作位置
1〜5)のいずれかに設定操作することができる。制御
情報供給手段(11,70,71)では、選択手段(11)で選択
された音色に対応して各操作子(12a〜12f)の各操作段
階に対応する制御情報を夫々設定し、該各操作子の現在
の操作段階に対応する制御情報を夫々供給する。供給さ
れた制御情報に従って各操作子に対応する楽音形成パラ
メータが夫々制御され、これらの制御された楽音形成パ
ラメータの組み合わせにより、選択された音色の設定・
制御がなされる。
制御情報供給手段では、選択手段で選択された音色に対
応して各操作子の各操作段階に対応する制御情報を夫々
設定するので、選択された音色に対応して各操作段階に
対応する制御情報の内容が異なってくる。これにより、
同じ操作子であっても、その効き具合が、個々の音色に
対応して適切に可変制御されるようになり、楽音形成用
パラメータの設定・制御を効率的かつ適切に行うことが
できるようになる、という効果を奏する。
イベント検出手段により選択手段(11)における音色選
択イベントが検出されると、制御手段(15a,35,39)
は、各操作子(12a〜12f)の現在の操作段階に対応する
制御情報供給手段(11,70,71)による制御情報の供給を
無効にし、これに代わって、新たに選択された音色に対
応する各操作子毎の所定の標準の制御情報を供給する。
これにより、それまで、選択されていた音色に対応して
設定されていた各操作子の現在の操作段階(操作位置1
〜5のいずれか)とは無関係に、各操作子に対応する楽
音形成パラメータの内容が新たな音色に関する標準の値
となる。従って、音色が変更されたときは、最初は必ず
各楽音形成パラメータの内容が標準状態に自動設定され
ることになり、音色を変更したときに不自然さを感じさ
せないようにすることができると共に、その後、操作子
の操作によって各楽音形成パラメータの設定/制御を行
なうためにも標準状態から制御を開始することができる
ので非常に使い易いものとなる、という優れた効果を奏
する。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に
説明しよう。
第1図はこの発明を適用した電子楽器のハード構成を示
すブロック図であり、パネル操作子部10の一部は外観図
によって示されている。
パネル操作子部10は、オーケストラ音色選択スイッチ11
と、ディジタルシンセサイザ(以下DSと略称する)操作
子12と、自動ベースコード(以下ABCと略称)音色選択
操作子13と、その他の操作子14とを含んでいる。オーケ
ストラ音色選択スイッチ11は複数(図では21種類)の音
色の各々に個別に対応する複数のプッシュ式スイッチPS
Wから成り、これらのスイッチPSWが行列状に配列されて
おり、3つの行と7つの列に対応して合計10個の発光ダ
イオードLEDが付設されている。選択された音色の行列
位置に対応する行のLEDと列のLEDが同時に点灯して、選
択された音色名を明らかにする。なお、各音色選択スイ
ッチ11の上側には音色名を示す表示が付されている。こ
のような行列式のLED表示は、LEDの数を節約する上で有
利である。このオーケストラ音色選択スイッチ11は、便
宜上オーケストラ系という楽音発生系列において発生す
べき楽音の音色を選択するものであり、換言すれば、該
楽音発生系列における楽音形成用パラメータを選択する
ための手段である。
DS操作子12は、音色を形成するための複数種類のパラメ
ータに対応する複数の操作子12a〜12fを含んでいる。各
操作子12a〜12fは例えば5段階のスライド式スイッチか
ら成る。操作子12a〜12fの操作状態(1〜5までの操作
位置)に応じてパラメータの内容を設定する。このDS操
作子12には2つの機能がある。1つはディジタルシンセ
サイザモードにおける独自の音色合成機能であり、もう
1つはエディットモードにおけるオーケストラ音色の設
定・制御機能である。このモードの切換えのためにプッ
シュ式のDSスイッチ(DS・SW)が設けられている。この
DSスイッチを押す毎にモードが切換わり、ディジタルシ
ンセサイザモードのときは付属のLEDが点灯し、エディ
ットモードのときは消灯する。
ABC音色選択操作子13はベース音色選択操作子13aとコー
ド音色選択操作子13bとからなる。各操作子13a、13bは
夫々5段階のスライド式スイッチであり、操作位置1〜
5に応じて所定のベース音色又はコード音色を選択す
る。プッシュ式のABCスイッチ(ABC・SW)は自動ベース
コード演奏のオン・オフを切換えるためのもので、押す
毎にオン・オフを切換わり、オンのときは付属のLEDが
点灯する。なお、ABC音色選択操作子13の5番目の操作
位置は特定の音色及びDS操作子12で設定した音色に対応
しており、ディジタルシンセサイザモードであればDS操
作子12によって合成された音色がABC音色選択操作子13
の5番目の操作位置に対応して選択されるが、エディッ
トモードであれば5番目の操作位置に割当てられている
特定の音色が選択される。ディジタルシンセサイザモー
ドは本来オーケストラ系の音色合成のためのものである
が、ABCモードのときに操作子13a又は13bの5番目の操
作位置が選択されると、DS操作子12によって合成された
音色が自動ベースコード音色のために使用されるように
なるのである。このとき、オーケストラ系ではDS操作子
12で合成した音色を使えなくなるので、その直前にオー
ケストラ音色選択スイッチ11で選択されていたオーケス
トラ音色に戻すように工夫されている。
トーンデータメモリ15はROM(リードオンリメモリ)か
ら成るもので、音色を設定するためのデータを記憶した
メモリ15a〜15fを含んでいる。
オーケストラ音色パラメータメモリ15aは、オーケスト
ラ音色選択スイッチ11によって選択可能な21種類の音色
に対応するパラメータデータを予め記憶したもので、該
スイッチ11によって選択された音色のパラメータデータ
が読み出される。
コード音色パラメータメモリ15bは、コード音色選択操
作子13bで選択可能な5種類の音色に対応するパラメー
タデータを予め記憶したもので、該操作子13bで選択さ
れた音色のパラメータデータが読み出される。ベース音
色パラメータメモリ15cも同様であり、ベース音色選択
操作子13aで選択可能な5種類の音色のパラメータデー
タを記憶している。
この実施例では1音色は、波形(WAVE)、周波数比(SP
ECTRUM)、変調度(MODULATION)、アタックレート(AT
TACK)、ディケイレート(DECAY)、音量(VOLUME)、
の6種類のパラメータによって形成される。各パラメー
タメモリ15a〜15cでは、1音色につきこれら6種類のパ
ラメータを記憶している。
シンセサイザパラメータメモリ15eは、ディジタルシン
セサイザモードにおけるDS操作子12の各操作子12a〜12f
の5段階の各操作位置に対応するパラメータデータを予
め記憶したものである。各操作子12a〜12fは上述の6種
類のパラメータ(WAVE〜VOLUME)に対応している。各操
作子12A〜12fの操作位置に応じて各パラメータ毎に任意
のパラメータデータがメモリ15eから読み出される。デ
ィジタルシンセサイザモードでは、1音色を構成する6
種類のパラメータの内容を操作子12a〜12fによって個別
に任意に設定することにより自由な音色合成が行える。
エディットパラメータメモリ15fは、エディットモード
におけるDS操作子12の各操作子12a〜12fの5段階の各操
作位置に対応するエディットパラメータ(楽音形成用パ
ラメータを設定・制御するためのパラメータ)データを
複数組記憶したものである。エディットモードでは、オ
ーケストラ音色選択スイッチ11によって選択された音色
の各パラメータを対応する操作子12a〜12fによって設定
制御する。エディットパラメータメモリ15fに記憶する
エディットパラメータは、そのようなパラメータの設定
若しくは制御に適した内容を持つ。しかし、エディット
パラメータメモリ15fには、各操作子12a〜12f毎の5段
階の各操作位置に対応するエディットパラメータデータ
が1組のみならず複数組記憶されている。各組はオーケ
ストラ音色のグループに対応しており、オーケストラ音
色選択スイッチ11によって選択された音色に応じて各操
作子12a〜12f毎に1組のエディットパラメータが選択さ
れ、その中から各操作子12a〜12f毎の操作位置に応じた
エディットパラメータがメモリ15fから読み出される。
音色グループメモリ15dは、オーケストラ音色の上述の
グループ分けを記憶したもので、オーケストラ音色選択
スイッチ11によって選択され音色に応じてその音色が属
するグループの情報を読み出す。このグループ情報に応
じてエディットパラメータメモリ15fにおける1組のエ
ディットパラメータが選択される。
CPU(中央処理ユニット)16、ROMからなるプログラムメ
モリ17、RAMからなるデータ及びワーキングメモリ18は
マイクロコンピュータを構成しており、パネル操作子部
10におけるスイッチ及び操作子の検出走査並びにその走
査結果に基づくトーンデータメモリ15の読み出し処理は
すべてこのマイクロコンピュータによって実行される。
また、鍵盤19における押圧鍵検出のためのキースイッチ
走査及び押圧鍵に対応する楽音の発音割当て処理等もこ
のマイクロコンピュータによって実行される。
楽音形成回路は、オーケストラ音形成回路20、コード音
形成回路21、ベース音形成回路22の3系列から成る。各
楽音形成回路20〜22では夫々の系列に割当てられた押圧
鍵の情報と音色形成用パラメータ情報とをマイクロコン
ピュータのバス23を介して受け取り、これらの情報に基
づき押圧鍵に対応する音高と音色形成用パラメータに対
応する音色とを有する楽音信号を形成する。形成された
楽音信号はサウンドシステム24に与えられ、発音され
る。
第1表は音色グループメモリ15dにおける音色のグルー
プ化の一例を示したものである。各音色パラメータ(音
色名COSMICからVIBESまでの21種類)のグループ化の態
様はエディットパラメータの種類に応じて異なってい
る。0〜3はグループ番号を示す。例えば、波形(WAV
E)のエディットパラメータに関して音色パラメータは
0〜3の4つのグループに分けられる。また、アタック
レート(ATTACK)のエディットパラメータに関して音色
パラメータは0〜1の2つのグループに分けられる。な
お、変調度(MODULATION)と音量(VOLUME)のエディッ
トパラメータに関してはグループ分けはなされていず、
どの音色が選択された場合でも共通のエディットパラメ
ータの1組が使用される。
第2図はエディットパラメータメモリ15fの一例を示す
もので、各操作子12a〜12fに対応するメモリ15fA〜15fF
から成る。メモリ15fA、15fB、15fD、15fEでは音色に応
じて(前述のグループに応じて)異なるパラメータを記
憶している。どのグループのメモリからパラメータを読
み出すべきかは、前述の音色グループメモリ15dから各
操作子12a〜12e(エディットパラメータWAVE〜DECAY)
に対応して読み出されたグループ番号によって選択され
る。例えば、「BLUES SYNTH」の音色がオーケストラ音
色選択スイッチ11によって選択された場合は、WAVEパラ
メータの操作子12aに対応してメモリ15fAのグループG3
が選択され、SPECTRUMパラメータの操作子12bに対応し
てメモリ15fBのグループG2が選択され、ATTACKパラメー
タの操作子12dに対応してメモリ15fDのグループG0が選
択され、DECAYパラメータの操作子12eに対応してメモリ
15fEのグループG1が選択される(第1表参照)。
各メモリ15fA〜15fFにおける1グループに対応するメモ
リブロックには、操作子12a〜12fの5段の操作位置に対
応する1組のエディットパラメータデータが記憶されて
いる。従って、例えば操作12aのメモリ15fA全体では4
組(4グループG0〜G3)のエディットパラメータデータ
が記憶されている。
操作子12aによって設定されるWAVEパラメータは、周波
数変調(以下FMという)方式による楽音波形における変
調波の波形を設定するパラメータOP1WVと、搬送波の波
形を設定するパラメータOP2WVと、出力波形信号を入力
側の位相成分としてフィードバックさせるフィードバッ
クFM演算の際のフィードバックレベルを設定するパラメ
ータFBとから成る。グループG0とG2のこれらのエディッ
ト用WAVEパラメータの一例を第2表、第3表に示す。
エディットモードにおいては操作子12a〜12fの中央の操
作位置#3が、音色選択スイッチ11によって選択された
音色に本来設定されているパラメータの内容と同じ内容
に設定・制御するための位置である。従ってこの位置に
対応するパラメータは特定されず、「同」と記してあ
る。波形パラメータOP1WV、OP2WVの値「0」は正弦波形
を指示し、「1」は正弦波の半波整流波形を指示し、
「2」は全波整流波形を指示し、「3」は全波整流波形
における90度〜180度及び270度〜360度の位相範囲の振
幅をインヒビットした波形を指示する。
第2表、第3表から明らかなように、操作子12aによる
設定態様は、選択された音色が属するグループに応じて
異なるものとなる。例えば、WAVEパラメータのグループ
GOに属する音色「JAZZ ORGAN」とグループG2に属する
音色「FLUTE」(第1表参照)とでは、操作子12aが同じ
操作位置に設定されたとしても各パラメータOP1WV、OP2
WV、FBの内容が異なっている。
操作子12bによって設定されるSPECTRUMパラメータは、F
M楽音形成方式における変調波周波数と搬送波周波数の
楽音基本周波数に対する周波数比を設定するパラメータ
OP1MUL(変調波周波数)、OP2MUL(搬送波周波数)から
成る。グループG0とG1に対応するこれらパラメータの一
例を示すと第4表、第5表のようである。
パラメータOP1MUL、OP2MULの値「1」は基本周波数と同
じ(1倍)であることを指示し、「2」〜「7」は基本
周波数の2倍〜7倍を指示し、「0」は基本周波数の1/
2倍を指示する。上記表から明らかなように、操作子12b
に関しても、その設定態様が音色(グループ)に応じて
異なるものとなる。
操作子12cによって設定されるMODULATIONパラメータはF
M楽音形成方式における変調指数を制御するパラメータ
ΔOP1TLからなる。この一例は第6表のようである。
このパラメータΔOP1TLは、選択された音色における標
準の変調指数パラメータOP1TLに対する増減値である。
中央の操作位置#3のデータは「0」であり、標準のパ
ラメータを変更しないことを示す。
操作子12dによって設定されるATTACKパラメータは、変
調波信号の振幅エンベロープのアタックレートを制御す
るパラメータΔOP1ARと、搬送波信号の振幅エンベロー
プのアタックレートを制御するパラメータΔOP2ARとか
らなる。これらのパラメータはグループG0とG1とでは第
7表、第8表に示すように異なっている。
これらのパラメータΔOP1AR、ΔOP2ARも、選択された音
色における標準のアタックレートパラメータOP1AR、OP2
ARに対する増減値である。なお、グループG1はG0に比べ
て制御可能な増減変化幅が大きい。これは立上りの比較
的速い音色に適している。反対に、グループG0は立上り
の比較的遅い音色に適している。前出の第1表を参照す
ると、管楽器系の音色(例えばCLARINET)がグループG0
であり、打楽器系の音色(例えばPIANO)がグループG1
である。
操作子12eによって設定されるDECAYパラメータは、変調
波信号の第1ディケイレートを制御するパラメータΔOP
1D1R、ディケイレベルを制御するパラメータΔOP1DL、
第2ディケイレートを制御するパラメータΔOP1D2Rと、
搬送波信号の第1ディケイレートを制御するパラメータ
ΔOP2D1R、ディケイレベルを制御するパラメータΔOP2D
L、第2ディケイレートを制御するパラメータΔO2D2Rと
からなる。これらのパラメータはグループG0とG1とでは
第9表、第10表に示すように異なっている。
これらのパラメータΔOP1D1R〜ΔOP2D2Rも選択された音
色における標準のディケイレートパラメータOP1D1R、OP
1DL、OP1D2R、OP2D1R、OP2DL、OP2D2Rに対する増減値で
ある。なお、グループG1はG0に比べて制御可能な増減変
化幅が大きい。これはディケイ時間の短かい音色(持続
音系の音色)に適している。反対に、グループG0はディ
ケイ時間の長い音色(減衰音系の音色)に適している。
前出の第1表を参照すると、打楽器系の音色(例えばPI
ANO)がグループG0であり、管楽器系の音色(例えばCLA
RINET)がグループG1である。
操作子12fによって設定されるVOLUMEパラメータは楽音
の音量を制御するパラメータΔOP2TLからなる。このパ
ラメータΔOP2TLは、選択された音色における標準の音
量パラメータOP2TLに対する増減値である。
なお、エディットモードにおける各操作子12c〜12fによ
って設定されるパラメータは、前述のように増減値を示
すものであるが、シンセサイザモードではそうではな
く、各パラメータOP1TL〜OP2TLを直接設定するものであ
る。そのため、シンセサイザパラメータメモリ15eにお
いて各操作子12c〜12fに対応して記憶したパラメータは
第6表〜第10表に示すような増減値とは全く異なる。し
かし、この点は詳しく説明しない。
上述のような各種パラメータを用いて楽音信号形成を行
うFM楽音形成回路の一例を第3図に示す。発生すべき楽
音の音高を指定するキーコードKCに応じて位相アドレス
信号発生回路25から該音高に対応するレートで変化する
位相アドレス信号ωtを発生する。この位相アドレス信
号ωtは乗算器26に与えられ、変調波周波数比パラメー
タOP1MULが乗算される。その出力は加算器27を経て波形
発生器WGOP1の位相アドレス入力に与えられる。波形発
生器WGOP1には波形設定パラメータOP1WVが与えられ、そ
の値に応じて該発生器WGOP1で発生すべき波形の形状が
切換えられる。そのような波形形状の切換えは正弦波メ
モリと該メモリから読み出した正弦波系を所定位相区間
で反転したりインヒビットしたりする回路とによって行
われる。
波形発生器WGOP1から発生された波形信号は乗算器28に
与えられ、エンベロープ発生器29から与えられたエンベ
ロープ波形信号が乗算される。その出力は加算器30に加
わると共にフィードバック用の乗算器31に加わりフィー
ドバックパラメータFBが乗算される。乗算器31の出力は
位相変調用の加算器27に入力される。
乗算器32では位相アドレス信号ωtに搬送波周波数比パ
ラメータOP2MULを乗算し、その出力を加算器30に与え
る。加算器30ではその搬送波位相アドレス信号に乗算器
28から与えられる変調波信号を加算し、位相変調を行
う。加算器30の出力は波形発生器WGOP2の位相アドレス
入力に与えられる。波形発生器WGOP2には波形設定パラ
メータOP2WVが与えられ、その値に応じて、発生すべき
波形の形状が前述と同様に切換えられる。位相アドレス
入力信号に応じて波形発生器WGOP2から発生された波形
信号は乗算器33に与えられ、エンベロープ発生器34から
発生されたエンベロープ波形信号が乗算される。
エンベロープ発生器29、34はキーオン信号KONに応じて
エンベロープ波形信号を発生するもので、その場合のエ
ンベロープ波形の形状はアタックレート、ディケイレー
ト及びレベルに関するパラメータOP1AR、OP1D1R、OP1D
L、OP1D2R、OP1TL、OP2AR、OP2D1R、OP2DL、OP2D2R、OP
2TLに従って設定される。また、選択された音色に応じ
て接続音系であるか減衰音系であるかを示すディケイグ
ループデータDGを与えられ、これに応じてエンベロープ
波形を持続音系にするか減衰音系にするかが決まる。こ
のディケイグループデータDGとして音色グループメモリ
15dからDECAYパラメータに対応して読み出されたグルー
プ番号データを用いることができる。
第3図に示したようなFM楽音形成回路は、オーケストラ
音形成回路20のみならず、コード音形成回路21及びベー
ス音形成回路22にも使用することができる。
第4図は、エディットモードにおける主要部間の情報の
流れを略示したブロック図である。オーケストラの音色
選択スイッチ11で選択された音色名に応じて音色グルー
プメモリ15dからグループ番号データDS操作子12の各操
作子12a、12b、12d、12eに対応して読み出される。エデ
ィットパラメータメモリ15fでは、このグループ番号デ
ータに応じて各操作子12a〜12fに対応するエディットの
1組が選択される。そして、DS操作子12における各操作
子12a〜12fの操作位置に応じて、前記1組(5段階)の
エディットパラメータの中の1つのパラメータが各操作
子毎にメモリ15fから読み出される。
一方、オーケストラ音色パラメータメモリ15aではオー
ケストラ音色選択スイッチ11で選択された音色に対応す
る標準の楽音形成用パラメータが読み出される。このパ
ラメータは、前述の通りWAVE〜VOLUMEの6種類からな
り、更にこれまでの説明から明らかなように各パラメー
タはOP1WV、OP2WV…というように細分化された複数のパ
ラメータからなる。
選択された音色に応じてメモリ15aから読み出された標
準のパラメータは、制御手段35においてエディットパラ
メータメモリ15fから読み出されたエディットパラメー
タに応じて制御され、その内容が適宜変更される。制御
手段35で制御されたパラメータはオーケストラ音色メモ
リORCMに記憶される。該メモリORCMの各パラメータはオ
ーケストラ音形成回路20に与えられ、第3図に示したよ
うに、楽音形成のために利用される。
一例として、オーケストラ音色パラメータメモリ15aか
ら読み出された選択された或る音色の標準パラメータが
第11表のようであるとし、その音色のグループがWAVE操
作子12aに関してはG2、SPECTRUM操作子12bに関してはG
0、ATTACK操作子12dに関してはG0、DECAY操作子12eに関
してはG1であるとし、各操作子12a〜12fの操作位置が12
aでは#4、12bでは#2、12cでは#5、12dでは#3、
12eでは#4、12fでは#3であるとする。前出の第2表
〜第10表から明らかなようにエディットパラメータの値
は第11表のようになり、エディットパラメータによる制
御に応じて最終的に設定されるパラメータは第11表のよ
うになる。
上記から明らかなように、パラメータOP1WV〜OP2MULに
関しては、操作子12a、12bの操作に応じて設定されたエ
ディットパラメータの内容が標準パラメータに置換わっ
てそのまま最終的に設定されたパラメータとなる。パラ
メータOP1TL〜OP2TLに関しては、操作子12c〜12fの操作
に応じて設定されたエディットパラメータが標準パラメ
ータに対する増減値として作用し、標準パラメータをエ
ディットパラメータに応じて増減変更したものが最終的
に設定されたパラメータとなる。第11表の右欄に示すよ
うな、最終的に設定された各パラメータがオーケストラ
音色メモリORCMにストアされる。
第1図の構成では、第4図の制御手段35に相当する機能
はマイクロコンピュータによって実行される。また、オ
ーケストラ音色メモリORCMはデータ及びワーキングメモ
リ1に含まれる。
第5図は、データ及びワーキングメモリ18内のデータメ
モリ部分を構成する各種メモリの一例を示すものであ
る。
TONEはオーケストラ音色コードメモリであり、オーケス
トラ音色選択スイッチ11で選択された音色名を示す2進
コード化信号(音色コード)を記憶する。
ABCFLGはABCモードのオン・オフを示すABCフラッグであ
る。“1"のときABCオン、“0"のときオフであり、前述
のABCスイッチ(ABC・SW)の押圧に応じて反転する。
DSFLGはディジタルシンセサイザモードのオン・オフを
示すDSフラッグである。“1"のときディジタルシンセサ
イザモード、“0"のときエディットモードであり、前述
のDSスイッチ(DS・SW)の押圧に応じて反転する。
CHDNOはコード音色コードメモリであり、コード音色選
択操作子13bの現操作位置を示す2進コード化信号(つ
まり選択されたコード音色名を示すコード音色コード)
を記憶する。
BASENOはベース音色コードメモリであり、ベース音色選
択操作子13aの現操作位置を示す2進コード化信号(つ
まり選択されたベース音色名を示すベース音色コード)
を記憶する。
DSABCは、ABC音色をディジタルシンセサイザ操作子12を
用いて合成るモードであることを示すフラッグであり、
このフラッグが“1"のときは、前述の通り、ABC音色操
作子13の5番の操作位置に対応してDS操作子12で設定し
た音色を選択することができる。
WAVERG、SPECRG、MODURG、ATTRG、DECRG、VOLRGは、DS
操作子12における各操作子12a〜12fの現操作位置を示す
操作位置コードを夫々記憶するためのレジスタである。
ORCMはオーケストラ音色メモリであり、オーケストラ系
列(オーケストラ音形成回路20)にために選択・設定さ
れた音色のパラメータを記憶する。ここに記憶したパラ
メータはオーケストラ音形成回路20に送出される。
CHDMはコード音色メモリであり、コード音のために選択
・設定された音色をパラメータを記憶する。ここに記憶
したパラメータはコード音形成回路21に送出される。
BASMはベース音色メモリであり、ベース音のために選択
・設定された音色のパラメータを記憶する。ここに記憶
したパラメータはベース音形成回路22に送出される。
キーデータメモリは鍵盤19におけるキースイッチの走査
結果を記憶すると共に、各チャンネルに割当てられたキ
ーデータを記憶する。
次に、第6図〜第12図を参照して第1図のマイクロコン
ピュータによって実行されるプログラムの一例につき説
明する。
第6図はメインルーチンであり、まず、パネル操作子部
10の各スイッチ及び操作子のスキャン処理を実行し、こ
こでイベント(プッシュ式スイッチのオンあるいは操作
子の操作位置の切換え)が検出されたならば夫々のイベ
ントに対応する第7図〜第11図に示すようなサブルーチ
ンを実行する。
次のキースキャン処理では鍵盤19のキースイッチを走査
する。次にABCフラッグが“1"であるかを調べ、“1"な
らば自動伴奏処理を行って、自動伴奏音の情報を形成す
る。発音割当て処理ではキースキャン処理の結果に基づ
き押圧鍵を何れかの発音チャンネルに割当てる処理を行
う。自動伴奏処理及び発音割当て処理の結果発生すべき
ことが決定した楽音のキーデータが各楽音形成回路20〜
22(TGと略記する)に送出される。
第7図はオーケストラ音色選択スイッチオンイベントル
ーチンであり、まず、オンされたオーケストラ音色選択
スイッチ11の音色コードをオーケストラ音色コードメモ
リTONEにストアする(ステップ36)。次のステップ37で
は、選択された音色を表示するためにスイッチ11に付属
して縦横に設けられたLEDのうちオンされた音色選択ス
イッチを行列状に特定する2つのLEDを点灯する。次の
ステップ38ではDSフラッグを調べる。DSFLG=“1"?がN
O、つまりエディットモードであればステップ39に進
む。
ステップ39では、オーケストラ音色コードメモリTONEに
ストアされた音色コードに応じてオーケストラ音色パラ
メータメモリ15aから選択された音色に対応するパラメ
ータデータ(第11表に示したようなその音色の標準パラ
メータ)を読み出し、これをオーケストラ音色メモリOR
CMに書込む。次のステップ40では、オーケストラ音色メ
モリORCMのパラメータデータをオーケストラ音形成回路
20(TGと略記する)に送出する。
前述したように標準パラメータの内容はエディット用操
作子12a〜12fの#3の操作位置に対応するものであり、
この場合、操作子12a〜12fの位置が#3であるとは限ら
ない。しかし、音色選択スイッチ11のオンイベントがあ
ったとき、つまり今までとは別の音色が選択されたとき
は、その標準パラメータを、操作子12a〜12fの操作位置
とは無関係に、無条件にメモリORCMにセットすることに
より、最初は新たに選択された音色の標準音色で楽音形
成が行われるようにしている。
なお、ディジタルシンセサンザモードの場合は、ステッ
プ38がYESであり、ステップ41でDSABCフラッグを調べ
る。これがNOならば、つまりディジタルシンセサンザモ
ードではあるがABCモードではない場合は、ステップ3
9、40を実行せずに直ちにリターンする。これは、ディ
ジタルシンセサイザモードではオーケストラ音色はDS操
作子12のみによって設定され、オーケストラ音色選択ス
イッチ11は全く使用しないためである。しかし、後述す
るようにDSABCフラッグがセットされた場合は、DS操作
子12はベース音色又はコード音色の設定のために使用さ
れるのでオーケストラ音色をDS操作子12によって設定す
ることはできず、別のものに設定しなければならない。
そこで、この実施例ではDSABCフラッグが“1"のときは
ステップ39、40を実行し、TONEにストアされたオーケス
トラ音色コードに従ってオーケストラ音色を設定するよ
うにしている。
第8図はディジタルシンセサイザスイッチオンイベント
ルーチンであり、DSスイッチがオンされたとき実行され
る。まずDSフラッグを反転し(ステップ42)、次にその
内容が“1"であるかを調べ(ステップ43)、YESならば
ディジタルシンセサイザモードであるためステップ44に
進み、DSスイッチに付属するLEDを点灯する。次のステ
ップ45ではDS操作子12における各操作子12a〜12fの操作
位置に応じて(つまりWAVERG〜VOLRG内の操作位置コー
ドに応じて)シンセサイザパラメータメモリ15eから各
操作子に対応するパラメータデータを読み出し、これを
オーケストラ音色メモリORCMにストアする。次のステッ
プ46ではメモリORCMのパラメータデータをオーケストラ
音色形成回路20に送出する。
エディットモードの場合は、ステップ43のNOからステッ
プ47に進み、DSスイッチのLEDを消灯する。次のステッ
プ48、49では第7図のステップ39、40と同様の処理を行
う。この場合、TONEには直前のオーケストラ音色選択ス
イッチオンイベントルーチン(第17図)で記憶された音
色コードが記憶されている。この直前のオーケストラ音
色コードの標準パラメータをオーケストラ音色メモリOR
CMにセットするのである。このルーチンではシンセサイ
ザモードからエディットモードに切換わったばかりであ
るため、メモリORCMに記憶されていたシンセサイザモー
ドのときのパラメータに代えてオーケストラ音色の標準
パラメータをセットすることによりエディットモードで
パラメータ設定を開始する態勢にするのである。
ステップ50ではDSABフラッグが“1"であるかを調べる。
NOならば直ちにリターンするが、YESならばステップ51
に進む。ステップ51、52、53の処理については後述す
る。
第9図はABCスイッチオンイベントルーチンであり、ABC
スイッチがオンされたとき実行される。ここではABCフ
ラッグを反転し“1"ならばABCスイッチに付属のLEDを点
灯し、“0"ならば消灯する。
第10図はコード音色選択操作子イベントルーチンであ
り、コード音色選択操作子13bの操作位置が切換わった
とき実行される。まず、該操作子13bが選択された音色
の音色コードを音色コードメモリCHDNOにストアする
(ステップ54)。次にABCフラッグが“1"であるかを調
べ(ステップ55)、NOならば自動ベースコード音を出す
必要がないためすぐにリターンする。YESならば、ステ
ップ56に進み、メモリCHDNOにストアした音色コードが
操作子13bの5番の操作位置であるかを調べる。NOなら
ば、ステップ57でDSABCフラッグを“0"にリセットし、
ステップ58に進む。
ステップ58では、コード音色コードメモリCHDNOにスト
アされた音色コードに応じてコード音色パラメータメモ
リ15bからパラメータデータを読み出し、これをコード
音色メモリCHDMに書込む。次に、このメモリCHDM内のパ
ラメータデータをコード音形成回路21(TGと略記する)
に送出する。
操作子13bの5番の位置が選択された場合は、ステップ5
6のYESからステップ59に進み、DSフラッグを調べる。
“1"ならばステップ60に進み、DSABCフラッグを“1"に
セットするが、“0"ならばステップ57でDSABCフラッグ
を“0"にリセットする。
DSABCフラッグは、ステップ55、56、57が全てYESのと
き、つまり、ABCモードであって、かつDSモードであ
り、かつ操作子13bの5番の音色が選択されたとき、セ
ットされる。この場合、ステップ61に進み、DS操作子12
における操作子12a〜12fの操作位置に応じて(つまりWA
VERG〜VOLRG内の操作位置コードに応じて)シンセサイ
ザパラメータメモリ15eから各操作子に対応するパラメ
ータデータを読み出し、これをコード音色メモリCHDMに
記憶する。次のステップ62ではメモリCHDMのパラメータ
データをコード音形成回路21に送出する。こうして、デ
ィジタルシンセサイザモード及びABCモードのときに、
操作子13bで5番の音色が選択されると、その音色とし
てDS操作子12で合成した音色が使用される。
ステップ63、64では第7図のステップ39、40と同様の処
理を行う。これは、オーケストラ音色はそれまでディジ
タルシンセサイザモードであったことによってDS操作子
12で合成したパラメータによって設定されていたが、今
回DS操作子12による合成パラメータがコード音色のため
に使用されるようになったので、別の音色パラメータを
オーケストラ音色に割当てる必要が生じたためである。
そこで、直前のルーチンによってTONEにストアされたオ
ーケストラ音色コードに対応する標準パラメータをメモ
リORCMにセットするようにしている。
ベース音色選択操作子イベントルーチンは第10図とほぼ
同様の流れで処理されるので詳細説明は省略する。第10
図におけるメモリの名称を置換えればベース音色選択操
作子イベントルーチンとなる。
第8図に戻り、DSABCフラッグが“1"のときにエディッ
トモードに切換わると、ステップ43のNOからステップ50
のYESを経由してステップ51に進む。ステップ51では、
メモリCHDNO及びBASENOにストアされているコード音色
コード及びベース音色コードに応じてコード音色パラメ
ータメモリ15b及びベース音色パラメータメモリ15cから
パラメータデータを読み出し、これをコード音色メモリ
CHDM及びベース音色メモリBASMに夫々ストアする。ステ
ップ52では、該メモリCHDM、BASMにストアしたパラメー
タデータをコード音形成回路21及びベース音形成回路22
(TGと略記)に夫々送出する。ステップ53ではDSABCフ
ラッグを“0"にリセットする。以上の処理により、コー
ド音色選択操作子13b又はベース音色選択操作子13aの5
番の操作位置に対応する音色が、DS操作子12によって合
成されたものからパラメータメモリ15b、15cに記憶され
ている標準音色に戻される。
第11図はWAVE操作子イベントルーチンであり、操作子12
aが操作されたとき実行される。まず、操作子12aに対応
するレジスタWAVERGに該操作子12aの現操作位置を示す
操作位置コードがストアされる(ステップ65)。次にDS
ABCフラッグを調べ(ステップ66)、NOならばステップ6
7でDSフラッグを調べる。更にNOならばエディットモー
ドであり、ステップ68に進む。
ステップ68〜72では、エディットモードにおけるパラメ
ータの制御を行う。まず、ステップ68ではレジスタWAVE
RGの位置コードが「3」であるかを調べ、YESならばス
テップ69に進み、NOならばステップ70に進む。ステップ
69では、TONE内のオーケストラ音色コードに応じてオー
ケストラ音色パラメータメモリ15aから選択されたオー
ケストラ音色のWAVEパラメータを読み出し、これをオー
ケストラ音色メモリORCMにセットする。これは、操作位
置「3」をニュートラル位置とし、選択された音色の標
準パラメータをそのまま使用するようにしたためであ
る。
ステップ70では、選択された音色を示す音色コードをメ
モリTONEから読み出して、これに応じて音色グループメ
モリ15dから該音色が属するグループ番号(但しWAVEパ
ラメータに対応するグループ)を読み出す。
ステップ71では、読み出した上記グループ番号とWAVERG
内の操作位置コードとに応じてエディットパラメータメ
モリ15f(特に15fA:第2図)からパラメータデータを読
み出し、これをオーケストラ音色メモリORCM内のWAVEパ
ラメータの記憶位置に書込む。次のステップ72ではメモ
リORCMのパラメータをオーケストラ音形成回路20に送出
する。
オーケストラ音色のシンセサイザモードではステップ67
がYESであり、ステップ73に進む。ここでは、WAVERG内
の操作位置コードに応じてシンセサイザパラメータメモ
リ15eから該操作位置に応じたWAVEパラメータを読み出
し、これをメモリORCMのWAVEパラメータの記憶位置に書
込む。
ABC音色のシンセサイザモードではステップ66がYESであ
り、ステップ74に進む。ここでは、WAVERG内の操作位置
コードに応じてシンセサイザパラメータメモリ15eからW
AVEパラメータを読み出し、これをコード音色メモリCHD
M又はベース音色メモリBASMのうち対応する操作子13a、
13bで5番の操作位置が選択されている方のメモリにセ
ットする。次のステップ75では、メモリCHDM又はBASMの
パラメータをコード音形成回路21又はベース音形成回路
22に送出する。
DS操作子12における他の操作子12b〜12fに関するイベン
トルーチンも第11図とほぼ同様である。但し、操作子の
操作位置コードをストアするレジスタ名はWAVERGから他
の適宜のものSPECRG〜VOLRGに置換えられる。また、MOD
ULATION、ATTACK、DECAY、VOLUMEの各エディットパラメ
ータは前述のように標準パラメータに対する増減値で与
えられる。従って、第11図のステップ71に対応する処理
は、第12図のように変更される。
第12図はATTACKパラメータ用の操作子12dを例にしてい
る。ステップ71aでは、前ステップで確定した選択され
た音色のグループ番号とレジスタATTRG内の操作位置コ
ードとに応じてエディットパラメータメモリ15f(特に1
5fD:第2図)からエディットパラメータデータを読み出
す。次のステップ71bでは、TONE内のオーケストラ音色
コードに応じて選択された音色の標準のATTACKパラメー
タをオーケストラ音色パラメータメモリ15aから読み出
す。次のステップ71cでは、前2ステップで読み出した
エディットパラメータと標準パラメータを演算し、制御
されたATTACKパラメータを得る。そして、これをオーケ
ストラ音色メモリORCMのATTACKパラメータの記憶位置に
セットする。
第12図ではATTACKパラメータについて示したが、他のMO
DULATION、DECAY、VOLUMEパラメータに関しても同様の
処理によってエディットパラメータに応じたデータ修正
を行うことができる。
上記実施例ではマイクロコンピュータを用いているが、
ハードワイヤード回路によっても本発明を実施すること
ができるのは勿論である。
楽音形成回路20〜22は共通のハードウェア回路を時分割
共用するようにしてもよい。また、第3図のFM楽音形成
回路における変調波発生部分(波形発生器WGOP1)と搬
送波発生部分(波形発生器WGOP2)も共通のハードウェ
ア回路を時分割共用するようにすることもできる。
上記実施例ではパラメータ設定・制御用の操作子が複数
有るが、これは1個であってもよい。
上記実施例では音色をグループ化し、操作子による設定
・制御態様をグループに応じて設定する(異ならせる)
ようにしているが、これに限らず、各音色毎に個別に操
作子の設定・制御態様を設定する(異ならせる)ように
してもよい。しかし、グループ化した方が、エディット
パラメータメモリが小容量で済む。
上記実施例では、操作子による設定・制御態様を選択さ
れた音色に応じて設定するための手段としてエディット
パラメータメモリを用い、該メモリの記憶内容に従って
該設定・制御態様が設定される。しかし、このようなメ
モリ(又はテーブル)を用いずに、操作子の操作位置に
応じて発生された情報を選択された音色に応じて変更す
る手段や、その他の手段を用いてもよい。
上記実施例では、選択手段によって選択される楽音形成
用パラメータは音色パラメータであるが、これに限ら
ず、他の如何なる楽音形成用パラメータを選択、設定す
る場合においても本発明を適用することができる。
この発明は、選択された音色の標準パラメータを変更修
正する場合に限らず、パラメータの内容を新規に設定す
る場合においても適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るパラメータ設定装置を適用した
電子楽器の一実施例を示すハード構成図、 第2図は第1図におけるエディットパラメータメモリの
メモリ構成例を略示するブロック図、 第3図は第1図における楽音形成回路として使用し得る
FM方式の楽音形成回路の一例を示すブロック図、 第4図は第1図の実施例におけるエディットモードのと
きの主要装置間の情報の流れを略示する図、 第5図は第1図におけるデータ及びワーキングメモリ内
のデータメモリ部分のメモリ構成の一例を示す図、 第6図は第1図のマイクロコンピュータによって実行さ
れるプログラムのメインルーチンを略示するフローチャ
ート、 第7図〜第11図は各スイッチ及び操作子のイベントが検
出されたとき実行されるサブルーチンを夫々示すフロー
チャート、 第12図は第11図に類似したサブルーチンを別の操作子の
イベントルーチンに使用する場合におけるプログラムの
変更箇所について示すフローチャート、である。 10……パネル操作子部、11……オーケストラ音色選択ス
イッチ、12……ディジタルシンセサイザ操作子、13……
ABC音色選択操作子、15a……オーケストラ音色パラメー
タメモリ、15d……音色グループメモリ、15e……シンセ
サイザパラメータメモリ、15f……エディットパラメー
タメモリ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音色を選択するための選択手段と、 複数の異なる楽音形成パラメータに夫々対応しており、
    夫々複数の操作段階のいずれかに設定操作することがで
    き、対応する前記楽音形成パラメータの値をその操作段
    階に対応する内容に設定・制御するための複数の操作子
    と、 前記選択手段で選択された音色に対応して前記各操作子
    の各操作段階に対応する制御情報を夫々設定し、該各操
    作子の現在の操作段階に対応する制御情報を夫々供給す
    る制御情報供給手段と、 前記選択手段における音色選択イベントを検出するイベ
    ント検出手段と、 前記イベント検出手段による音色選択イベント検出に応
    じて、前記各操作子の現在の操作段階に対応する前記制
    御情報供給手段による前記制御情報の供給を無効にし、
    これに代わって、新たに選択された音色に対応する前記
    各操作子毎の所定の標準の制御情報を供給する制御手段
    と を具備し、前記制御情報供給手段又は制御手段によって
    供給される制御情報に従って各操作子に対応する楽音形
    成パラメータが夫々制御され、これらの制御された楽音
    形成パラメータの組み合わせにより、前記選択手段で選
    択された音色の設定・制御がなされるようにした電子楽
    器のパラメータ設定装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、各音色に対応する各操作
    子毎の標準の制御情報を夫々記憶している記憶手段と、
    新たに選択された音色に対応して前記記憶手段から各操
    作子毎の標準の制御情報を読み出す手段とを有する特許
    請求の範囲第1項記載の電子楽器のパラメータ設定装
    置。
  3. 【請求項3】前記制御情報供給手段は、前記各操作子毎
    に、各操作段階に対応する制御情報のデータ組を複数組
    記憶した制御情報記憶手段と、前記選択手段で選択され
    た音色に対応して前記制御情報記憶手段における前記制
    御情報の1組を前記各操作子毎に選択し、その中から各
    操作子の現在の操作段階に対応する制御情報を夫々読み
    出す制御情報読み出し手段とを有するものである特許請
    求の範囲第1項記載の電子楽器のパラメータ設定装置。
  4. 【請求項4】前記制御情報供給手段は、前記各操作子の
    現在の操作段階に対応して出力された操作子出力情報
    を、前記選択手段で選択された音色に対応して夫々変更
    することにより、選択音色に対応する各操作子毎の現在
    の操作段階に対応する制御情報を夫々供給するものであ
    る特許請求の範囲第1項記載の電子楽器のパラメータ設
    定装置。
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