JPH07929Y2 - フローインジェクションによるビールの苦味値分析装置 - Google Patents
フローインジェクションによるビールの苦味値分析装置Info
- Publication number
- JPH07929Y2 JPH07929Y2 JP11751889U JP11751889U JPH07929Y2 JP H07929 Y2 JPH07929 Y2 JP H07929Y2 JP 11751889 U JP11751889 U JP 11751889U JP 11751889 U JP11751889 U JP 11751889U JP H07929 Y2 JPH07929 Y2 JP H07929Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- beer
- injection port
- bitterness
- organic solvent
- pipeline
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の背景〕 <技術分析> 本案は、所謂フローインジェクションによるビールの苦
味値の分析装置に関する。
味値の分析装置に関する。
ビールを特徴づけるその苦味はホップ由来のイソフムロ
ン類によるものであるが、ビール中の苦味含量を正確に
知ることはビールの品質管理上欠かすことはできない。
ン類によるものであるが、ビール中の苦味含量を正確に
知ることはビールの品質管理上欠かすことはできない。
<関連技術> ビール中の苦味含量すなわち苦味値の分析のためにはい
くつかの手段が提案されているが、連続的かつ迅速に分
析が技術なえるという点から、フローインジェクション
(以下、FIAという)が注目されるところである。
くつかの手段が提案されているが、連続的かつ迅速に分
析が技術なえるという点から、フローインジェクション
(以下、FIAという)が注目されるところである。
FIAは液−液抽出の範疇に入るものであるが、これをビ
ール苦味値分析に則していえば、溶存苦味質を析出させ
かつ試料を給送すべきキャリー液として酸水溶液(たと
えば0.1N H2SO4)を使用し、これに苦味質用非水溶性抽
剤(たとえば、イソオクタン)を加えて苦味質を有機相
に移行させ、この有機相を水相から分離し、分離された
有機相の特定波長(たとえば、275nm)の吸光度を測定
して、吸光値から検量線によって苦味値を知るというこ
とからなるものである。
ール苦味値分析に則していえば、溶存苦味質を析出させ
かつ試料を給送すべきキャリー液として酸水溶液(たと
えば0.1N H2SO4)を使用し、これに苦味質用非水溶性抽
剤(たとえば、イソオクタン)を加えて苦味質を有機相
に移行させ、この有機相を水相から分離し、分離された
有機相の特定波長(たとえば、275nm)の吸光度を測定
して、吸光値から検量線によって苦味値を知るというこ
とからなるものである。
FIAは、試料の反応から測定までを自動的に行なうこと
ができるということから好ましいものであるが、しかし
この方法にも分析対象がビール苦味質であるということ
に基因する問題点がある。すなわち、試料ビールを酸性
にすることによって析出させた苦味質が流路のチューブ
や切換弁の内面に付着して、分析の精度が低下するので
ある。たとえば、再現性CV値が2%と高い(なお、再現
性CV値は、同じ試料をくり返し分析したときの、平均値
に対する標準偏差の割合を意味する)。
ができるということから好ましいものであるが、しかし
この方法にも分析対象がビール苦味質であるということ
に基因する問題点がある。すなわち、試料ビールを酸性
にすることによって析出させた苦味質が流路のチューブ
や切換弁の内面に付着して、分析の精度が低下するので
ある。たとえば、再現性CV値が2%と高い(なお、再現
性CV値は、同じ試料をくり返し分析したときの、平均値
に対する標準偏差の割合を意味する)。
この問題は、キャリヤー液として界面活性剤水溶液を使
用することによってある程度の解決が可能である。しか
し、本考案者の知得したところによれば、それだけでは
十分な解決は得られない。すなわち、既存のFIA装置を
使用して、キャリヤー液としての界面活性剤水溶液(た
とえば0.1%Brij水溶液:アメリカAtlas Powder Co.製
商品名Brij35の水溶液によってガス抜きしたビールを
装置内に注入し、希酸(たとえば0.3NHCl)を添加して
流路チューブのコイルからなる混合域で酸性化を行な
い、その後イソオクタンを注入して同様に流路チューブ
のコイルからなる混合/抽出域を通過させて、常法通り
UV分析を行なったところでは、再現性CV値は0.95%と低
下するが未だ充分とはいい難く、また手分析との相関係
数(石川馨、藤森利美、久米均著「化学者および化学技
術者のための統計的方法」(東京化学同人刊(1964)、
第12頁の式(1A・9)による。ただし、苦味の含量の異
なるn個のビールを手分析とFIA分析で分析したとき、
i番目のビールで得られた手分析値をyi、FIA分析値をx
iとし、手分析値の平均値を、FIA分析値の平均値を
とする。)は0.93と低くて、いずれにしても十分な分析
精度は得られない。
用することによってある程度の解決が可能である。しか
し、本考案者の知得したところによれば、それだけでは
十分な解決は得られない。すなわち、既存のFIA装置を
使用して、キャリヤー液としての界面活性剤水溶液(た
とえば0.1%Brij水溶液:アメリカAtlas Powder Co.製
商品名Brij35の水溶液によってガス抜きしたビールを
装置内に注入し、希酸(たとえば0.3NHCl)を添加して
流路チューブのコイルからなる混合域で酸性化を行な
い、その後イソオクタンを注入して同様に流路チューブ
のコイルからなる混合/抽出域を通過させて、常法通り
UV分析を行なったところでは、再現性CV値は0.95%と低
下するが未だ充分とはいい難く、また手分析との相関係
数(石川馨、藤森利美、久米均著「化学者および化学技
術者のための統計的方法」(東京化学同人刊(1964)、
第12頁の式(1A・9)による。ただし、苦味の含量の異
なるn個のビールを手分析とFIA分析で分析したとき、
i番目のビールで得られた手分析値をyi、FIA分析値をx
iとし、手分析値の平均値を、FIA分析値の平均値を
とする。)は0.93と低くて、いずれにしても十分な分析
精度は得られない。
<要旨> 本案は上記の点に解決を与えることを目的とし、上記の
改良技術に対して酸水溶液と有機溶剤の注入位置を特定
する更なる改良によってこの目的を達成しようとするも
のである。
改良技術に対して酸水溶液と有機溶剤の注入位置を特定
する更なる改良によってこの目的を達成しようとするも
のである。
すなわち、本案によるフローインジェクションによるビ
ールの苦味値分析装置は、(1)分析対象ビールが流通
すべき管路と、(2)該ビールが界面活性剤水溶液をキ
ャリヤー液として該管路を流通するように該界面活性剤
水溶液および該ビールを該管路内に注入するための注入
口と、この管路の該注入口より下流側に設けた、(3)
酸水溶液注入口と(4)苦味質抽出用非水溶性有機溶剤
注入口と、(5)該有機溶剤注入口より下流側に在って
該ビールに対して苦味質抽出に必要な時間を与えるのに
十分な長さの該管路の延長部と、(6)この延長部の下
流側に設けた水相/有機相分離装置と、からなり、前記
有機溶剤注入口が前記酸水溶液注入口よりも下流側では
ない位置に設けてあること、を特徴とするものである。
ールの苦味値分析装置は、(1)分析対象ビールが流通
すべき管路と、(2)該ビールが界面活性剤水溶液をキ
ャリヤー液として該管路を流通するように該界面活性剤
水溶液および該ビールを該管路内に注入するための注入
口と、この管路の該注入口より下流側に設けた、(3)
酸水溶液注入口と(4)苦味質抽出用非水溶性有機溶剤
注入口と、(5)該有機溶剤注入口より下流側に在って
該ビールに対して苦味質抽出に必要な時間を与えるのに
十分な長さの該管路の延長部と、(6)この延長部の下
流側に設けた水相/有機相分離装置と、からなり、前記
有機溶剤注入口が前記酸水溶液注入口よりも下流側では
ない位置に設けてあること、を特徴とするものである。
<効果> 本案装置によれば、装置内での供試ビールの酸性化が実
質的に有機溶剤の存在下に行なわれるから、酸性化によ
って析出した苦味質が速やかに有機溶剤に溶解するの
で、それが析出後にチューブ等の内面に付着するという
ことが事実上認められない。
質的に有機溶剤の存在下に行なわれるから、酸性化によ
って析出した苦味質が速やかに有機溶剤に溶解するの
で、それが析出後にチューブ等の内面に付着するという
ことが事実上認められない。
<FIA分析装置の基本> 抽剤としての有機溶剤の注入を酸溶液の注入より装置下
流側で行なわないという点を除けば、本案FIA分析装置
は従来のものと本質的には異ならない。
流側で行なわないという点を除けば、本案FIA分析装置
は従来のものと本質的には異ならない。
従って、本案FIA分析装置は、先ず、(1)分析対象ビ
ールが流通すべき管路と、(2)該ビールが界面活性剤
水溶液をキャリアー液として該管路を流通するように該
界面活性剤水溶液および該ビールを該管路内に注入する
ための注入口と、この管路の該注入口より下流側に設け
た、(3)酸水溶液注入口と(4)苦味質抽出用非水溶
性有機溶剤注入口(いずれも詳細後記)と、(5)該有
機溶剤注入口より下流側に在って該ビールに対して苦味
質抽出に必要な時間を与えるのに十分な長さの該管路の
延長部と、(6)この延長部の下流側に設けた水相/有
機相分離装置、とからなる。
ールが流通すべき管路と、(2)該ビールが界面活性剤
水溶液をキャリアー液として該管路を流通するように該
界面活性剤水溶液および該ビールを該管路内に注入する
ための注入口と、この管路の該注入口より下流側に設け
た、(3)酸水溶液注入口と(4)苦味質抽出用非水溶
性有機溶剤注入口(いずれも詳細後記)と、(5)該有
機溶剤注入口より下流側に在って該ビールに対して苦味
質抽出に必要な時間を与えるのに十分な長さの該管路の
延長部と、(6)この延長部の下流側に設けた水相/有
機相分離装置、とからなる。
(1)管路 FIA分析装置での管路はフローインジェクション装置の
骨格を成すものであって、分析対象ビールを受入れて、
溶剤苦味質の抽出液を得るまでの分析過程を実施するた
めの場を提供するものである。
骨格を成すものであって、分析対象ビールを受入れて、
溶剤苦味質の抽出液を得るまでの分析過程を実施するた
めの場を提供するものである。
この管路は、具体的には、たとえばポリテトラフルオル
エチレン、ポリエチレン、ポリ(エチレン‐プロピレ
ン)、その他のプラスチック材、ステンレス鋼、その他
の金属材、その他からなる内径0.2〜2mm程度、好ましく
は0.5〜1mm程度、のチューブからなっており、分析対象
ビール、キャリヤー液、酸溶液および有機溶剤溶液その
他必要な資材を注入するための弁ないしコックが設けて
ある。
エチレン、ポリエチレン、ポリ(エチレン‐プロピレ
ン)、その他のプラスチック材、ステンレス鋼、その他
の金属材、その他からなる内径0.2〜2mm程度、好ましく
は0.5〜1mm程度、のチューブからなっており、分析対象
ビール、キャリヤー液、酸溶液および有機溶剤溶液その
他必要な資材を注入するための弁ないしコックが設けて
ある。
また、管路内での供試ビールと上記資材との均一混合の
ために必要な滞留時間を得るには管路にある長さを与え
ることが必要であって、そのために管路をコイル状に配
置することがふつうに行なわれている。これを本案に則
していえば、少なくとも、苦味質に対する抽剤である有
機溶剤の注入口の下流側にこのようなコイルが設けてあ
ることが必要である、ということである。下記のような
運転条件に対して適当な抽出コイル長は、たとえば3mで
ある。
ために必要な滞留時間を得るには管路にある長さを与え
ることが必要であって、そのために管路をコイル状に配
置することがふつうに行なわれている。これを本案に則
していえば、少なくとも、苦味質に対する抽剤である有
機溶剤の注入口の下流側にこのようなコイルが設けてあ
ることが必要である、ということである。下記のような
運転条件に対して適当な抽出コイル長は、たとえば3mで
ある。
(2)諸資材の注入口 供試試料はキャリヤー液と共に管内を流通させることが
ふつうであるところ、本案は界面活性剤水溶液をキャリ
ヤー液として使用するのであって、本案装置でもそのた
めの注入口が設けてある。本案で「該ビールが界面活性
剤水溶液をキャリヤー液として該管路を流通するように
該界面活性剤水溶液および該ビールを該管路内に注入す
るための注入口」というのは、合目的的な任意の構造を
意味する。そのような構造の一つは、キャリヤー液注入
口の下流側に供試ビール注入口を設けたものである。他
の一つは、両者の注入口を多口コックたとえば六口コッ
クによって一つにまとめたものである。
ふつうであるところ、本案は界面活性剤水溶液をキャリ
ヤー液として使用するのであって、本案装置でもそのた
めの注入口が設けてある。本案で「該ビールが界面活性
剤水溶液をキャリヤー液として該管路を流通するように
該界面活性剤水溶液および該ビールを該管路内に注入す
るための注入口」というのは、合目的的な任意の構造を
意味する。そのような構造の一つは、キャリヤー液注入
口の下流側に供試ビール注入口を設けたものである。他
の一つは、両者の注入口を多口コックたとえば六口コッ
クによって一つにまとめたものである。
苦味質の分析を行なうに当っては供試ビールのサンプル
量を正確に知ることが必要であるが、そのためには、慣
用されているとろに従って、コックの切換によってサン
プルを特定長さ、従って特定容量、の管路内に一旦取り
込み、それをキャリヤー液で下流側に押し流すことがふ
つうである。具体的には、たとえば、供試ビールとキャ
リヤー液とを六方コックによって管路に注入する場合
に、六口コックの二口の間に内容積がたとえば100μ1
のループからなる側管路を設けて、サンプルの定量採取
を行なうようにする。
量を正確に知ることが必要であるが、そのためには、慣
用されているとろに従って、コックの切換によってサン
プルを特定長さ、従って特定容量、の管路内に一旦取り
込み、それをキャリヤー液で下流側に押し流すことがふ
つうである。具体的には、たとえば、供試ビールとキャ
リヤー液とを六方コックによって管路に注入する場合
に、六口コックの二口の間に内容積がたとえば100μ1
のループからなる側管路を設けて、サンプルの定量採取
を行なうようにする。
(3)水相/有機相の分離 本案による方式によって酸水溶液および抽剤の注入(詳
細後記)を受けた供試ビール/キャリヤー液は、管路内
に所定時間(たとえば、0.5分)の滞留の後、水相/有
機相分離装置へと進む。
細後記)を受けた供試ビール/キャリヤー液は、管路内
に所定時間(たとえば、0.5分)の滞留の後、水相/有
機相分離装置へと進む。
水相/有機相分離装置も慣用のものであって、具体的に
は、たとえば、疎水性材料たとえばテトラフルオロエチ
レンの管からなっていて、管壁(たとえば厚さ1μ)を
微多孔質(孔径は、たとえば0.02μ)にして透過膜とし
たものを分離要素としたものである。このような構造の
管に水相/有機相混合液を流すと、有機相はこの微細孔
を通過して管外へ流出し、一方水相は疎水性であるこの
微細孔を通過できないので、両相の分離が実現される。
微細孔を通過して管外へ出た有機相を回収してUV分析装
置へ送るべき、この微多孔質管状透過膜は別の管内に収
容してあることがふつうである。
は、たとえば、疎水性材料たとえばテトラフルオロエチ
レンの管からなっていて、管壁(たとえば厚さ1μ)を
微多孔質(孔径は、たとえば0.02μ)にして透過膜とし
たものを分離要素としたものである。このような構造の
管に水相/有機相混合液を流すと、有機相はこの微細孔
を通過して管外へ流出し、一方水相は疎水性であるこの
微細孔を通過できないので、両相の分離が実現される。
微細孔を通過して管外へ出た有機相を回収してUV分析装
置へ送るべき、この微多孔質管状透過膜は別の管内に収
容してあることがふつうである。
<UV検出器> このようにして水相から分離された有機相は苦味質が溶
存しているから、これを慣用のUV検出器に送って、その
275nmの吸光度を測定し、予じめ得ておいた検量線に従
って、ピーク高さより供試ビール中の苦味値を求める。
存しているから、これを慣用のUV検出器に送って、その
275nmの吸光度を測定し、予じめ得ておいた検量線に従
って、ピーク高さより供試ビール中の苦味値を求める。
<酸水溶液/有機溶剤注入口> 本案は、上記のような構成のFIAビール苦味分析装置に
おいて、酸水溶液の注入口と苦味質用抽剤である有機溶
剤の注入口とを、後者が前者よりも下流側にならないよ
うに、すなわち、有機溶剤注入口が酸水溶液注入口と実
質的に同じ位置かあるいはそれより上流側に在るよう
に、設けたものである。
おいて、酸水溶液の注入口と苦味質用抽剤である有機溶
剤の注入口とを、後者が前者よりも下流側にならないよ
うに、すなわち、有機溶剤注入口が酸水溶液注入口と実
質的に同じ位置かあるいはそれより上流側に在るよう
に、設けたものである。
構成の簡単さからいえば、両注入口を適当な多口コック
によって一つにまとめて、両注入口が管路の実質的に同
じ位置に存在するようにしたものが好ましい。
によって一つにまとめて、両注入口が管路の実質的に同
じ位置に存在するようにしたものが好ましい。
このように両注入口を一つにまとめた構成にあっては、
その下流側に設けた「抽出に必要な時間を与えるのに充
分な長さの該管路の延長部」は酸水溶液と供試ビール/
キャリヤー液との間にも充分な混合時間を与えることに
なる。
その下流側に設けた「抽出に必要な時間を与えるのに充
分な長さの該管路の延長部」は酸水溶液と供試ビール/
キャリヤー液との間にも充分な混合時間を与えることに
なる。
<装置の具体例> 本案装置の一具体例は、添付の図面に示した通りであ
る。
る。
<装置の運転> 供試ビールはガス抜きをしてから分析に供する。1回の
分析には、100μ1程度の量が適当であって、これを前
記した内容積100μ1のサンプルループに採って試料と
する。キャリヤー液としての界面活性剤水溶液は、適当
な界面活性剤たとえば高級アルコールのポリオキシエチ
レンエーテル(たとえばBrij)の希薄水溶液(たとえば
0.2%濃度)であって、これを適当流速たとえば0.2ml/
分で管内を流通させ、その際に上記のサンプルループを
経由させて、管路内に供試ビールを給送する。
分析には、100μ1程度の量が適当であって、これを前
記した内容積100μ1のサンプルループに採って試料と
する。キャリヤー液としての界面活性剤水溶液は、適当
な界面活性剤たとえば高級アルコールのポリオキシエチ
レンエーテル(たとえばBrij)の希薄水溶液(たとえば
0.2%濃度)であって、これを適当流速たとえば0.2ml/
分で管内を流通させ、その際に上記のサンプルループを
経由させて、管路内に供試ビールを給送する。
供試ビール注入口(キャリヤー液の注入、ならびに供試
ビールの注入および定量(サンプルループへの採取)を
行なうべく、多口コック(特に、六口コック)の形状で
あることが好ましいことは前記したところである)の直
後で、酸水溶液たとえば塩酸希薄溶液たとえば0.6N HCl
溶液および抽剤用有機溶剤たとえばイソオクタンを管路
に注入する。これらの液の注入量は、たとえば、前者が
0.2ml/分、後者が1.0ml/分である。このように水相の流
量に対してイソオクタン流量を約1:2.5と大きくすれ
ば、UV検出におけるピーク高さと苦味値とをプロットす
る検量線が0点を通るようにすることができ、その結果
苦味値の分ったビール1点で検量線を作成することがで
きる。
ビールの注入および定量(サンプルループへの採取)を
行なうべく、多口コック(特に、六口コック)の形状で
あることが好ましいことは前記したところである)の直
後で、酸水溶液たとえば塩酸希薄溶液たとえば0.6N HCl
溶液および抽剤用有機溶剤たとえばイソオクタンを管路
に注入する。これらの液の注入量は、たとえば、前者が
0.2ml/分、後者が1.0ml/分である。このように水相の流
量に対してイソオクタン流量を約1:2.5と大きくすれ
ば、UV検出におけるピーク高さと苦味値とをプロットす
る検量線が0点を通るようにすることができ、その結果
苦味値の分ったビール1点で検量線を作成することがで
きる。
UV検出器よりのデータからインテグレーターによりイソ
フムロンのピーク高さを測定して、イソフムロンの吸光
度に変換する。この吸光度から、計算によってイソフム
ロン濃度を求める。
フムロンのピーク高さを測定して、イソフムロンの吸光
度に変換する。この吸光度から、計算によってイソフム
ロン濃度を求める。
このような本案装置によれば、手分析と相関係数は0.99
9〜1.000であり、再現性CV値は0.5%であった。ちなみ
に、上記の条件で、0.3N HClを0.5ml/分で注入したの
ち、3m下流でイソオクタンを1.5ml/分で注入した場合、
手分析との相関係数は0.93係数、再現性CV値は0.95%で
あった。
9〜1.000であり、再現性CV値は0.5%であった。ちなみ
に、上記の条件で、0.3N HClを0.5ml/分で注入したの
ち、3m下流でイソオクタンを1.5ml/分で注入した場合、
手分析との相関係数は0.93係数、再現性CV値は0.95%で
あった。
本考案による方が、再現性が高く、又手分析と極めて高
い相関があることが分かる。
い相関があることが分かる。
図面は、本案装置の一具体例を模式的に示すものであ
る。 1……界面活性剤容器、2……供試ビール容器、3……
六口コック、4……サンプルループ、5……HCl/イソオ
クタン注入口、6……HCl容器、7……イソオクタン容
器、8……抽出コイル、9……水相/有機相分離装置、
10……UV検出器、……ポンプ。
る。 1……界面活性剤容器、2……供試ビール容器、3……
六口コック、4……サンプルループ、5……HCl/イソオ
クタン注入口、6……HCl容器、7……イソオクタン容
器、8……抽出コイル、9……水相/有機相分離装置、
10……UV検出器、……ポンプ。
Claims (3)
- 【請求項1】(1)分析対象ビールが流通すべき管路
と、(2)該ビールが界面活性剤水溶液をキャリヤー液
として該管路を流通するように該界面活性剤水溶液およ
び該ビールを該管路内に注入するための注入口と、この
管路の該注入口より下流側に設けた、(3)酸水溶液注
入口と(4)苦味質抽出用非水溶性有機溶剤注入口と、
(5)該有機溶剤注入口より下流側に在って該ビールに
対して苦味質抽出に必要な時間を与えるのに十分な長さ
の該管路の延長部と、(6)この延長部の下流側に設け
た水相/有機相分離装置と、からなり、前記有機溶剤注
入口が前記酸水溶液注入口よりも下流側ではない位置に
設けてあることを特徴とする、フローインジェクション
によるビールの苦味値分析装置。 - 【請求項2】前記有機溶剤注入口が前記酸水溶液注入口
と実質的に同位置に設けてある、実用新案登録請求の範
囲第1項記載のビールの苦味値分析装置。 - 【請求項3】水相/有機相分離装置から得られた有機相
の吸光度を測定すべきUV検出器と組合せた、実用新案登
録請求の範囲第1項または第2項記載のビール苦味値分
析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11751889U JPH07929Y2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | フローインジェクションによるビールの苦味値分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11751889U JPH07929Y2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | フローインジェクションによるビールの苦味値分析装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0357664U JPH0357664U (ja) | 1991-06-04 |
| JPH07929Y2 true JPH07929Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31665734
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11751889U Expired - Lifetime JPH07929Y2 (ja) | 1989-10-05 | 1989-10-05 | フローインジェクションによるビールの苦味値分析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07929Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2026014505A1 (ja) * | 2024-07-11 | 2026-01-15 | 京都電子工業株式会社 | 苦味価測定装置、及び苦味価測定方法 |
-
1989
- 1989-10-05 JP JP11751889U patent/JPH07929Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2026014505A1 (ja) * | 2024-07-11 | 2026-01-15 | 京都電子工業株式会社 | 苦味価測定装置、及び苦味価測定方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0357664U (ja) | 1991-06-04 |
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