JPH0793107A - アレイ型ディスク装置 - Google Patents

アレイ型ディスク装置

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Publication number
JPH0793107A
JPH0793107A JP5240211A JP24021193A JPH0793107A JP H0793107 A JPH0793107 A JP H0793107A JP 5240211 A JP5240211 A JP 5240211A JP 24021193 A JP24021193 A JP 24021193A JP H0793107 A JPH0793107 A JP H0793107A
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JP
Japan
Prior art keywords
track
disk device
recovery
data
access request
Prior art date
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Application number
JP5240211A
Other languages
English (en)
Inventor
Takumi Kawahara
巧 川原
Masahiko Harada
政彦 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0793107A publication Critical patent/JPH0793107A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部装置へのレスポンスの低下を起こすこと
なく復旧作業を高速に行えるアレイ型ディスク装置を提
供する。 【構成】 アレイ型ディスク装置11内に、アクセス要
求を受信したときに、復旧処理を中断してそのアクセス
要求に応答し、応答完了後にヘッドが位置するトラック
から復旧処理を再開させる機能を持たせたプロセッサ1
6を設ける。これにより、アクセス要求の応答による復
旧処理の中断時間を短縮することができ、その結果とし
て、復旧作業が早く完了することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データを冗長構成にし
て記憶するアレイ型ディスク装置に係わり、特に、復旧
処理中にデータアクセスを行なうことができるアレイ型
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アレイ型ディスク装置とは、複数のディ
スク装置を組み合わせて、ホスト側から1つのディスク
装置として扱えるように構成した記憶装置である。この
装置では、データを冗長構成として記憶させることによ
り、記憶装置としての信頼性を向上させることができ
る。このため、大容量の外部記憶装置が必要とされるワ
ークステーションなどでは、アレイ型ディスク装置が用
いられるようになってきている。
【0003】アレイ型ディスク装置で用いられる冗長構
成としては、複数台のディスク装置に同一のデータを記
憶するものや、複数台のディスク装置に、データとその
データを基に算出されるパリティを分散して記憶するも
のなどがあり、いずれの冗長構成でも、1台のディスク
装置に障害が発生しても、他のディスク装置に記憶され
ているデータから、その障害ディスク装置のデータを再
構築することができる。
【0004】たとえば、複数台のディスク装置のうちの
1台をパリティの記憶に用いる、RAID(Redundant
Arrays of Inexpensive Disks )のレベル3に分類され
るアレイ型ディスク装置は、ホストからの障害ディスク
装置へのデータの読み出し要求に対しては、他のディス
ク装置内の対応するデータおよびパリティを読み出し
て、それらの排他的論理和演算を行うことにより、デー
タを再構築して、読み出し要求に応答する。また、2台
以上のディスク装置に同一のデータを記憶するアレイ型
ディスク装置(多重化ディスク装置)では、記憶されて
いるデータは同一であるので、あるディスク装置に障害
が発生したときには、それとは異なるディスク装置から
データを読み出すことにより応答する。
【0005】障害ディスク装置が、交換や修理により使
用可能となった場合には、上述のような応答が、交換さ
れたディスク装置に対して実行され、障害ディスク装置
のデータが他のディスク装置のデータから再構築され
る。このような処理は、復旧処理と呼ばれ、その実現手
段の異なるさまざまなアレイ型ディスク装置が提案され
ている。たとえば、復旧処理時には、外部装置からのア
クセスを受け付けない装置もある。
【0006】復旧処理時に、アクセスを受け付けるもの
としては、特開平1−237716号公報に記載の装置
がある。この多重化ディスク装置では、3台のディスク
装置のうちの1台に障害が発生したときには、正常に機
能する2台のディスク装置のうちの一方でホストからの
読み出し要求に応答し、他方のディスク装置の内容を交
換されたディスク装置にコピーすることにより、復旧処
理を行う。この装置では、ホストへの応答に用いるディ
スク装置の内容と、他のディスク装置の内容が復旧完了
後に異ならないようにするために、復旧処理中には、ホ
ストからの読み出し要求だけに応答している。また、特
開平4−233025号公報に記載のアレイ型ディスク
装置では、外部装置から書き込みのあったデータのみを
復旧する。
【0007】また、復旧処理をディスク媒体の外周側か
ら開始して、アクセス要求を受けたときに、復旧処理を
中断し、そのアクセス要求に応答してから、中断した位
置から復旧処理を再開する装置も知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した特開平4
−233025号公報記載の装置のように、アクセス要
求に応答することを主とし、書き込みがなされたデータ
だけを復旧していく場合には、1台のディスク装置の復
旧が完全に完了するまでに長い時間が必要とされる。1
つのディスク装置に障害が発生してからそのディスク装
置の復旧作業が完了するまでの間は、アレイ型ディスク
装置の冗長度はゼロであるため、この復旧作業は出来る
限り短時間で完了することが望ましい。
【0009】これに対して、特開平1−237716号
公報記載の装置では、復旧処理を早く完了させることが
できる。しかし、復旧処理中に、書き込み要求に応答す
ることができないという問題がある。また、復旧処理を
早く完了させることができる理由は、予備のディスク装
置を2台備えているためであり、必要最小限の台数で構
成された通常のアレイ型ディスク装置に、この技術を適
用することは不可能である。
【0010】前述の、中断された箇所から復旧処理を再
開する装置には、このような顕著な問題は存在しない。
しかし、アクセス要求への応答後、ヘッドを復旧処理を
中断した箇所まで戻して、復旧処理を再開しているた
め、ヘッドの移動量が多くなり、復旧処理が中断される
時間が長くなってしまうという問題が存在した。
【0011】そこで本発明の目的は、復旧処理の完了ま
での時間を必要以上に長くすることなく、復旧処理中に
データアクセスが行なえるアレイ型ディスク装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
データを冗長構成にして格納するための複数のディスク
装置と、他のディスク装置のデータを基に1台のディス
ク装置のデータを再構築する処理である復旧処理の対象
となるディスク装置を特定する特定手段と、この特定手
段で特定された処理対象ディスク装置内の、復旧処理が
完了した領域を特定する情報である復旧完了領域情報を
格納するための格納手段と、トラックを識別する情報を
受け、その情報に応じた処理対象ディスク装置のトラッ
クに書き込むべきデータを、他のディスク装置から再構
築して、再構築したデータを処理対象ディスク装置の指
定されたトラックに書き込んでから、復旧完了領域情報
にそのトラックの復旧が完了したことを書き込む書込手
段と、アクセス要求がなされたときにはそのアクセス要
求に応答し、応答すべきアクセス要求がないときには、
復旧完了領域情報を基に、そのときにヘッドが位置する
トラックに最も近く、かつ、復旧処理が行われていない
トラックを検索して、検索したトラックを識別する情報
を書込手段に順に供給し、ディスク装置の復旧を行う復
旧手段とを具備する。
【0013】すなわち、請求項1記載の発明では、復旧
処理中にアクセス要求がなされた場合には、その要求に
応答し、その応答によりヘッドが移動したトラックから
復旧処理を再開する。書込手段は、復旧手段が指定する
トラックのデータを再構築し、そのデータを処理対象デ
ィスク装置の対応するトラックに書き込むことにより、
そのトラックの復旧を行う。データの再構築は、たとえ
ば、パリティを用いた冗長構成を採用している場合に
は、処理対象ディスク装置以外のディスク装置内に記憶
されているデータおよびパリティの排他的論理和演算に
より行われ、同一データを記憶する冗長構成を採用して
いる場合には、処理対象ディスク装置以外のディスク装
置の読み出しにより行われる。なお、このトラックの復
旧時に、そのトラックと同じシリンダにある他のトラッ
クの復旧を併せて行なってもよい。
【0014】復旧手段は、アクセス要求への応答の完了
またはあるトラックの復旧が完了するごとに、そのとき
にヘッドが位置するトラックに最も近くに存在する復旧
未完了トラックを、格納手段に記憶された復旧完了領域
情報を基に検索して、そのトラックに対する復旧を書込
手段に実行させる。これにより、ヘッドの無駄な移動が
少なくなり、復旧処理が中断される時間を短くすること
ができる。
【0015】請求項2記載の発明は、データを冗長構成
にして格納するための複数のディスク装置と、他のディ
スク装置のデータを基に1台のディスク装置のデータを
再構築する処理である復旧処理の対象となるディスク装
置を特定する特定手段と、この特定手段で特定された処
理対象ディスク装置内の、復旧処理が完了した領域を特
定する情報である復旧完了領域情報を格納するための格
納手段と、トラックを識別する情報を受け、その情報に
応じた処理対象ディスク装置のトラックに書き込むべき
データを、他のディスク装置から再構築して、再構築し
たデータを処理対象ディスク装置の指定されたトラック
に書き込んでから、復旧完了領域情報にそのトラックの
復旧が完了したことを書き込む書込手段と、アクセス要
求がなされたときに、ヘッドが位置するトラックと要求
されたデータが記憶されたトラックとの間に存在する、
復旧が行われていないトラックを、復旧完了領域情報を
基に検索する検索手段と、この検索手段が検索したトラ
ックの数が所定数以下である場合は、それらのトラック
を識別する情報を書込手段に供給して、それらの復旧を
行ってからアクセス要求に応答し、検索したトラックの
数が所定数を越える場合には、それらのトラックに対す
る復旧を行うことなくアクセス要求に応答する応答手段
と、応答すべきアクセス要求がないときには、復旧完了
領域情報を基に、そのときにヘッドが位置するトラック
に最も近く、かつ、復旧処理が行われていないトラック
を検索して、検索したトラックを識別する情報を書込手
段に順に供給し、ディスク装置の復旧を行う復旧手段と
を具備する。
【0016】すなわち、請求項2記載の発明では、アク
セス要求がなされたときにヘッドが位置するトラック
と、そのアクセス要求対象であるトラックとの間に、予
め定められた所定数以内の未復旧のトラックが存在する
場合には、それらのトラックの復旧を行なった後に、ア
クセス要求に応答する。未復旧トラックの検索、カウン
トは、復旧完了領域情報を基に、検索手段が行なう。こ
れにより、ヘッドの無駄な移動が少なくなり、復旧処理
が中断される時間を短くすることができる。また、アク
セス要求へ応答するためのヘッド移動を復旧処理に利用
しているので、復旧処理が完了するまでの時間を短縮す
ることができる。
【0017】請求項3記載の発明は、データを冗長構成
にして格納するための複数のディスク装置と、他のディ
スク装置のデータを基に1台のディスク装置のデータを
再構築する処理である復旧処理の対象となるディスク装
置を特定する特定手段と、この特定手段で特定された処
理対象ディスク装置内の、復旧処理が完了した領域を特
定する情報である復旧完了領域情報を格納するための格
納手段と、トラックを識別する情報を受け、その情報に
応じた処理対象ディスク装置のトラックに書き込むべき
データを、他のディスク装置から再構築して、再構築し
たデータを処理対象ディスク装置の指定されたトラック
に書き込んでから、復旧完了領域情報にそのトラックの
復旧が完了したことを書き込む書込手段と、アクセス要
求がなされたときに、その要求の優先度を判定する判定
手段と、この判定手段がアクセス要求の優先度が低いと
判定した場合に、そのときにヘッドが位置するトラック
と要求されたデータが記憶されたトラックとの間に存在
する、復旧が行われていないトラックを、復旧完了領域
情報を基に検索する検索手段と、この検索手段が検索し
たトラックの数が所定数以下である場合は、それらのト
ラックを識別する情報を書込手段に供給して、それらの
復旧を行ってからアクセス要求に応答し、検索したトラ
ックの数が所定数を越える場合には、それらのトラック
に対する復旧を行うことなくアクセス要求に応答する応
答手段と、応答すべきアクセス要求がないときには、復
旧完了領域情報を基に、そのときにヘッドが位置するト
ラックに最も近く、かつ、復旧処理が行われていないト
ラックを検索して、検索したトラックを識別する情報を
書込手段に順に供給し、ディスク装置の復旧を行う復旧
手段とを具備する。
【0018】すなわち、請求項3記載の発明では、復旧
処理中にアクセス要求がなされたときには、判定手段
が、アクセス要求中に含まれる情報から、その要求の優
先度を判定し、それが優先度が低いアクセス要求であ
り、かつ、要求されたデータが存在するトラックまでの
間の復旧未処理トラックの数が、所定数以下である場合
には、それらの復旧未処理トラックの復旧を行なった後
に、アクセス要求に応答する。これにより、ヘッドの無
駄な移動が少なくなり、復旧処理が中断される時間を短
くすることができる。また、アクセス要求へ応答するた
めのヘッド移動を復旧処理に利用しているので、復旧処
理が完了するまでの時間を短縮することができる。
【0019】
【実施例】以下、実施例につき本発明を詳細に説明す
る。
【0020】図1に、本発明の一実施例におけるアレイ
型ディスク装置の構成を示す。アレイ型ディスク装置1
1は、インタフェース12によりホストコンピュータな
どの外部装置21に接続され、外部装置からの書き込み
要求のあったデータは、データ転送制御部13およびイ
ンターフェイス14を介して、2台のディスク装置15
1 、152 へ格納される。この実施例のアレイ型ディス
ク装置は、いわゆる、2重化ディスク装置であり、2台
のディスク装置151 、152 には、同一のデータが記
憶される。プロセッサ16は、データ転送制御部13を
制御して、復旧処理を実行する。復旧処理時に用いるパ
ラメータは、メモリ17に格納される。なお、外部装置
21とのインタフェースは、SCSI(Small Computer
System Interface) 規格のエンハンスメントであるSC
SI2に準拠したものとしている。
【0021】実施例のアレイ型ディスク装置が行なう復
旧処理には、2つの動作モードがある。第1の動作モー
ドは、復旧がアクセス要求により中断された際には、そ
のアクセス要求に応答した結果、ヘッドが位置すること
になったトラックから復旧を再開する。第2の動作モー
ドでは、所定の条件が備わっている場合には、そのアク
セス要求に応答する前にも、復旧処理を行なう。まず、
第1の動作モードについて説明を行なう。
【0022】図2に、第1の動作モードにおける復旧動
作の流れを示す。復旧すべきディスク装置の指示を受け
取ったプロセッサ16は、まず、メモリ17内の所定の
記憶領域に、そのディスク装置の識別情報を設定するこ
とにより、復旧を行なう装置を特定(ステップS10
1)する。そして、ディスク装置の最外周のトラックを
指示するための情報をカレントポインタに設定(ステッ
プS102)する。このカレントポインタは、復旧対象
とするトラックの指定に用いられる。
【0023】次に、プロセッサ16は、データ転送制御
部13を制御して、正常なディスク装置から、カレント
ポインタで指定されるトラック上のデータを1トラック
分、交換されたディスク装置にコピーを行ない(ステッ
プS103)、復旧完了領域情報を更新(ステップS1
04)する。なお、ステップS103におけるトラック
のコピーとともに、そのトラックと同一のシリンダに位
置する他のトラックのコピーをも併せて行なうように、
装置を構成してもよい。
【0024】また、ステップS104で更新される復旧
完了領域情報は、あるトラックの復旧が完了しているか
否かを判定するために、プロセッサ16が用いる情報で
あり、メモリ17内に記憶される。ここでは、復旧完了
領域情報として、ディスク媒体のトラックの総数分、
“1”または“0”を並べたビットベクトルを使用し、
対応するビットが“1”のトラックは、復旧が完了した
トラックであるとした。
【0025】プロセッサ16は、復旧完了領域情報を更
新(ステップS104)した後に、復旧完了領域情報を
参照することにより、ディスク装置の復旧が完了したか
どうかを判定(ステップS105)する。そして、復旧
が完了した場合(Y)には、通常の動作に戻る。復旧が
完了していない場合(ステップS105;N)には、復
旧処理が継続される。
【0026】このとき、外部装置からのアクセス要求が
なされていた場合(ステップS106;Y)には、その
アクセス要求に応答(ステップS107)する。この応
答処理において、アクセス要求が書き込み要求であり、
対象のトラックが復旧されていた場合には、その書き込
みは、両方のディスク装置に対してなされ、これ以外の
場合には、そのアクセス要求は、正常なディスク装置に
対してのみ行なわれる。アクセス要求への応答が完了し
た後に、プロセッサ16は、カレントポインタが、その
ときにヘッドが位置するトラックを指定するように、カ
レントポインタの内容を変更(ステップS108)す
る。そして、カレントポインタで指示されるトラックの
復旧が完了しているか否かが判定(ステップS109)
され、復旧が未完了であるとき(N)には、ステップS
103に戻り、そのカレントポインタで指示されるトラ
ックの復旧が行なわれる。
【0027】また、そのトラックの復旧が完了していた
場合(ステップS109;Y)には、復旧完了領域情報
を基に、最も近接している未復旧トラックが検索され
る。そして、検索した未復旧トラックを示すように、カ
レントポインタの内容を変更し(ステップS110)、
ステップS103に戻る。なお、ステップS110にお
いて、カレントポインタから等距離に位置する未復旧ト
ラックが存在するときには、ディスク媒体の内周側にあ
るトラックを選択するように装置は構成されている。
【0028】図3に、以上説明した第1の動作モードに
よるヘッド移動のようすを模式的に示す。図中、横軸
は、トラック番号であり、左側がディスク媒体の外周、
右側が内周側のトラックを示す。このように、ここで復
旧処理を行なう仮想的なディスク装置は、第1番から第
15番までの15個のトラックを有する。縦軸は、時間
経過を示す。また、矢印は、ヘッド移動を示し、実線の
矢印は、トラック単位の復旧を行ないながらのヘッド移
動を、破線の矢印は、何らの処理を伴わないヘッド移動
を示す。なお、破線の矢印の傾きを、実線矢印の傾きと
比べて小さくしてあるのは、何らの処理を伴わないヘッ
ド移動は、トラック復旧を行ないながらのヘッド移動と
比して高速に実行できるためであるが、その傾きは、実
際の速度に正確に対応させたものではない。
【0029】実施例のアレイ型ディスク装置の第1の動
作モードでは、復旧処理は、まず、ディスク媒体の第1
番トラック(最外周トラック)から開始される。そし
て、第5番トラックまでの復旧処理が完了した段階
()で、第11番トラックへのアクセス要求がなされ
た場合には、プロセッサは、ヘッドを第11番トラック
まで移動させ()、そのアクセス要求に応答する。そ
の応答終了後、プロセッサは、復旧処理を内周側に向か
って継続する()。ヘッドが、最内周の第15番トラ
ックに達したときには、最も近接した未復旧トラックが
第10番トラックであるので、プロセッサは、ヘッドを
第10番トラックに移動させ()、そのトラックから
復旧処理を再開する。
【0030】その後、第3番トラックに対するアクセス
要求が受信されると、プロセッサは、復旧処理を中断し
()、ヘッドを第3番トラックに移動し()、その
アクセス要求に応答する。第3番トラックは、復旧処理
が完了しているので、プロセッサは、ヘッドを未復旧ト
ラックである第6番トラックに移動させ()、第6番
および第7番トラックに対する復旧を行う()。
【0031】ここで、比較のために、アクセス要求を受
けたときには、復旧処理を中断し、その要求に応答した
後に、再び中断したところから復旧処理を再開する装置
(以下、比較例の装置と表記する。)に、図3と同じタ
イミングでアクセス要求が出された場合を考える。
【0032】図4に、比較例の装置における、ヘッド移
動のようすを示す。アクセス要求により、ヘッドが第1
1番トラックに移動するまでの動作(a)、(b)は、
図3の、と同じになる。その後、比較例の装置で
は、中断された復旧処理を再開するために、ヘッドが第
6番トラックに移動される(c)。そして、アクセス要
求が再び受信されるまで、復旧処理が行なわれる
(d)。第3番トラックに対するアクセス要求を受信す
ると、ヘッドは第3番トラックへ移動され(e)、要求
に対する応答を行なわれる。その後、未復旧トラックで
ある第14番トラックに移動され(f)、第14番およ
び第15番トラックに対する復旧を行い(g)、復旧処
理が完了する。
【0033】図3および図4から、明らかなように、実
施例の装置では、比較例の装置と比して、復旧処理を伴
わないヘッド移動(破線矢印)の総移動量が少なくなっ
ている。(図3、図4における復旧処理を伴わないヘッ
ド総移動量は、それぞれ19、32トラック分となって
いる。)復旧処理を伴わないヘッド総移動量は、常に、
実施例の装置の方が小さくなるのではなく、ある特殊な
条件下(たとえば、第1番トラックへのアクセス要求が
繰り返された場合)では、総移動量は同じになる。しか
し、ある程度、アクセス先が分散している場合には、実
施例のアレイ型ディスク装置による、復旧処理を伴わな
いヘッド総移動量は、比較例のそれに比して少なくな
る。このため、実施例のアレイ型ディスク装置では、ヘ
ッド移動のために使われる時間が少なくなり、復旧処理
の完了までに必要な時間が比較例の装置よりも短くな
る。
【0034】以上説明した第1の動作モードによる復旧
処理では、アクセス要求を受けたときには、まず、その
アクセス要求への応答を行なっているが、前述したよう
に、実施例のアレイ型ディスク装置は、アクセス要求に
応答するまえに復旧処理を実行する場合がある第2の動
作モードも備えている。以下に、その動作の説明を行
う。
【0035】第2の動作モードでは、アクセス要求を受
信したときにヘッドが位置するトラックと、アクセス要
求されたデータが存在するトラックとの間にある、未復
旧トラック数が、所定数以下であった場合には、それら
のトラックの復旧を行なった後に、アクセス要求に応答
する。この第2の動作モードによる復旧処理では、図2
に示した流れ図における、アクセス要求に応答する部分
(ステップS107)の動作が、以下のような動作に変
更される。
【0036】図5に、第2の動作モードにおけるアクセ
ス要求応答処理の動作の流れを示す。プロセッサは、外
部装置からのアクセス要求に応答する前に、そのアクセ
ス要求の優先度が高いものであるか否かを判断(ステッ
プS201)し、優先度が高いものである場合(Y)に
は、変数NC にN0 をセット(ステップS202)し、
低いものである場合(ステップS201;N)には、変
数NC にN1 をセット(ステップS203)する。ステ
ップS201における判断には、アクセス要求中に含ま
れる情報(タグ)を用いている。前述したように、実施
例のアレイ型ディスク装置はSCSI2に準拠してお
り、周知のごとく、SCSI2ではそのコマンドの実行
順序を指定することができる。この指定のなかに、実行
順序を受信順序と変えることを許可するものがあり、こ
のモードでは、そのような指定がある要求を優先度が低
い要求であると判断する。また、変数NC (N0 、N
1 )は、未復旧トラック数と比較される値であり、これ
にセットされるN0 、N1 は、N0 <N1 を満たすよう
に予め設定される値である。
【0037】変数NC に所定の値をセットした後に、プ
ロセッサは、要求されたデータが位置するトラック(移
動先トラック)と、現在ヘッドが位置するトラック(カ
レントポインタで指定されるトラック)との間に存在す
る未復旧トラック数を、復旧完了領域情報を基に算出
(ステップS204)する。そして、未復旧トラック数
が、設定値NC 以下であるときには(ステップS20
5;Y)、現在、ヘッドが位置するトラックから、移動
先トラックまでの未復旧トラックの復旧を行い(ステッ
プS206)、復旧完了領域情報を更新(ステップS2
07)してから、アクセス要求に応答(ステップS20
8)する。カウントした未復旧トラック数が設定値NC
を越えるときには(ステップS205;N)、復旧処理
を行なうことなく、アクセス要求に応答(ステップS2
08)する。
【0038】このように、第2の動作モードでは、移動
先トラックまでの間に設定値以下の未復旧トラックがあ
る場合には、それらのトラックの復旧が行なわれる。こ
のため、その処理が完了するまでアクセス要求が待たさ
れることになる。この待ち時間は、設定値の大きさに依
存するため、設定値N0 、N1 は、許容する待ち時間か
ら逆算される。このモードでは、アクセス要求が待たさ
れることはあるが、頻繁にアクセス要求を受け付けた場
合には、第1の動作モードより、復旧が完了するまでの
時間を短くすることができる。
【0039】なお、アクセス要求の優先度の判定が行え
ないインターフェイスを用いる場合には、ステップS1
01ないしステップS103の動作を除き、変数NC
予め所定の値をセットしておけばよい。また、優先度の
高いものアクセス要求に対しては、移動時に復旧処理を
行わない(ステップS201がYのときはステップS2
08に進む)ように装置を構成してもよい。
【0040】また、この第2の動作モードでは、未復旧
トラック数がNC 以下であるときに、それらの未復旧ト
ラックを全て復旧しているが、未復旧トラック数がNC
以上であるときには、そのうちのNC 個のトラックの復
旧を行なうようにしてもよい。
【0041】変形例
【0042】実施例のアレイ型ディスク装置は、データ
を2重化して記憶する装置であったが、本発明は、複数
台のディスク装置のうちの1台を、パリティの格納用に
使用するアレイ型ディスク装置などにも適用できる。
【0043】図5に、変形例のアレイ型ディスク装置の
構成を示す。変形例のアレイ型ディスク装置11は、R
AIDのレベル3に分類される装置であり、ディスク装
置154 にパリティを記憶する。この変形例のアレイ型
ディスク装置11は、インタフェース12によりホスト
コンピュータなどの外部装置21に接続され、外部装置
21からの書き込み要求のあったデータは、データ転送
制御部13、パリティ制御部18およびインターフェイ
ス14を介して、4台のディスク装置151 、152
153 、154 へ分散して書き込まれる。プロセッサ1
6は、データ転送部13、パリティ制御部18を制御し
て、復旧処理を実行する。復旧処理時に用いるパラメー
タは、メモリ17に格納される。
【0044】この場合の復旧処理動作は、実施例の装置
においては、コピー動作であった部分が、データの再構
築と再構築したデータの書き込みに代わるだけである。
たとえば、図2のステップS103の代わりに、以下の
ような動作が行われる。なお、ここで、ディスク装置1
3 が復旧処理を要するディスク装置であるとする。
【0045】プロセッサは、障害ディスク装置153
の、カレントポインタで指定されたトラック上に格納す
るデータを再構築するために、データ転送制御部13、
パリティ制御部18を用いて、ディスク装置151 およ
び152 の対応するトラックからデータを、ディスク装
置154 の対応するトラックからパリティを読み出す。
パリティ制御部18は、読み出されたデータとパリティ
の排他的論理和演算を実行し、演算結果(再構築された
データ)は、障害ディスク装置153 の指定されたトラ
ックに書き込まれる。変形例のアレイ型ディスク装置で
は、このトラックの復旧処理をセクタ単位のデータの再
構築、書き込みを繰り返すことにより行っている。図5
のステップS203もこれと同様な動作に変更される。
【0046】図2および図5に示した流れ図のトラック
単位の復旧動作を、上述のような動作に変更した復旧処
理を実行させることにより、変形例の装置でも、実施例
の装置と同様の効果を得ることができる。すなわち、本
発明の適用できるアレイ型ディスク装置は、同一情報を
複数のディスク装置に格納するアレイ型ディスク装置
(多重化ディスク装置)とパリティを用いた冗長構成を
有するアレイ型ディスク装置で代表される、1台のディ
スク装置に障害が発生しても、装置全体として記憶して
いる情報総量が変わらない装置(その障害ディスク装置
が復旧できる装置)には、全て適用可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、アクセス要求の応答のためにヘッドが移動
したトラックから、中断した復旧処理を再開するので、
ヘッドが無駄に移動することが少なくなり、アクセス要
求を受け付けたことによる復旧処理の中断時間を短縮す
ることができるため、復旧処理を早く完了させることが
できる。
【0048】請求項2記載の発明によれば、アクセス要
求の応答のためにヘッドが移動したトラックから、中断
した復旧処理を再開するので、ヘッドが無駄に移動する
ことが少なくなり、アクセス要求を受け付けたことによ
る復旧処理の中断時間を短縮することができるため、復
旧処理を早く完了させることができる。また、アクセス
要求がなされたトラックと、そのときにヘッドが位置す
るトラックとの間に存在する未処理トラックに対して、
その未処理トラック数が所定値以下であるときには、復
旧処理を実行するので、アクセス要求に対する応答性を
著しく劣化させることなく、高速に復旧処理を完了させ
ることができる。
【0049】請求項3記載の発明によれば、アクセス要
求の応答のためにヘッドが移動したトラックから、中断
した復旧処理を再開するので、ヘッドが無駄に移動する
ことが少なくなり、アクセス要求を受け付けたことによ
る復旧処理の中断時間が短縮され、復旧処理を早く完了
させることができる。また、アクセス要求が優先度の低
いものと判定されたときに、そのアクセス要求の対象と
なるトラックと、そのときにヘッドが位置するトラック
との間に存在する未処理トラックに対して、その未処理
トラック数が所定値以下であるときには、復旧処理を実
行するので、高速に復旧処理を完了させることができ
る。また、優先度の判定を行なっているので、優先度の
高いアクセス要求が復旧処理により待たされることがな
いという利点も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるアレイ型ディスク
装置の概要を示す構成図である。
【図2】 実施例によるアレイ型ディスク装置の第1の
動作モードにおける復旧処理の流れを示す流れ図であ
る。
【図3】 実施例によるアレイ型ディスク装置の第1の
動作モードにおける復旧処理でのヘッド移動のようすを
示す説明図である。
【図4】 比較例の装置による復旧処理でのヘッド移動
のようすを示す説明図である。
【図5】 実施例によるアレイ型ディスク装置の第2の
動作モードで用いられるアクセス応答処理の流れを示す
流れ図である。
【図6】 変形例によるアレイ型ディスク装置の概要を
示す構成図である。
【符号の説明】
11…アレイ型ディスク装置、12、14…インタフェ
ース、13…データ転送制御部、15…ディスク装置、
16…プロセッサ、17…メモリ、18…パリティ制御
部、21…外部装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のディスク装置と、 他のディスク装置のデータを基に1台のディスク装置の
    データを再構築する処理である復旧処理の対象となるデ
    ィスク装置を特定する特定手段と、 この特定手段で特定された処理対象ディスク装置内の、
    復旧処理が完了した領域を特定する情報である復旧完了
    領域情報を格納するための格納手段と、 トラックを識別する情報を受け、その情報に応じた前記
    処理対象ディスク装置のトラックに書き込むべきデータ
    を、他のディスク装置から再構築して、再構築したデー
    タを処理対象ディスク装置の指定されたトラックに書き
    込んでから、前記復旧完了領域情報にそのトラックの復
    旧が完了したことを書き込む書込手段と、 アクセス要求がなされたときにはそのアクセス要求に応
    答し、応答すべきアクセス要求がないときには、前記復
    旧完了領域情報を基に、そのときにヘッドが位置するト
    ラックに最も近く、かつ、復旧処理が行われていないト
    ラックを検索して、検索したトラックを識別する情報を
    前記書込手段に順に供給し、ディスク装置の復旧を行う
    復旧手段とを具備することを特徴とするアレイ型ディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のディスク装置と、 他のディスク装置のデータを基に1台のディスク装置の
    データを再構築する処理である復旧処理の対象となるデ
    ィスク装置を特定する特定手段と、 この特定手段で特定された処理対象ディスク装置内の、
    復旧処理が完了した領域を特定する情報である復旧完了
    領域情報を格納するための格納手段と、 トラックを識別する情報を受け、その情報に応じた前記
    処理対象ディスク装置のトラックに書き込むべきデータ
    を、他のディスク装置から再構築して、再構築したデー
    タを処理対象ディスク装置の指定されたトラックに書き
    込んでから、前記復旧完了領域情報にそのトラックの復
    旧が完了したことを書き込む書込手段と、 アクセス要求がなされたときに、ヘッドが位置するトラ
    ックと要求されたデータが記憶されたトラックとの間に
    存在する、復旧が行われていないトラックを、前記復旧
    完了領域情報を基に検索する検索手段と、 この検索手段が検索したトラックの数が所定数以下であ
    る場合は、それらのトラックを識別する情報を前記書込
    手段に供給して、それらの復旧を行ってから前記アクセ
    ス要求に応答し、検索したトラックの数が所定数を越え
    る場合には、それらのトラックに対する復旧を行うこと
    なくアクセス要求に応答する応答手段と、 応答すべきアクセス要求がないときには、前記復旧完了
    領域情報を基に、そのときにヘッドが位置するトラック
    に最も近く、かつ、復旧処理が行われていないトラック
    を検索して、検索したトラックを識別する情報を前記書
    込手段に順に供給し、ディスク装置の復旧を行う復旧手
    段とを具備することを特徴とするアレイ型ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 データを冗長構成にして格納するための
    複数のディスク装置と、 他のディスク装置のデータを基に1台のディスク装置の
    データを再構築する処理である復旧処理の対象となるデ
    ィスク装置を特定する特定手段と、 この特定手段で特定された処理対象ディスク装置内の、
    復旧処理が完了した領域を特定する情報である復旧完了
    領域情報を格納するための格納手段と、 トラックを識別する情報を受け、その情報に応じた前記
    処理対象ディスク装置のトラックに書き込むべきデータ
    を、他のディスク装置から再構築して、再構築したデー
    タを処理対象ディスク装置の指定されたトラックに書き
    込んでから、前記復旧完了領域情報にそのトラックの復
    旧が完了したことを書き込む書込手段と、 アクセス要求がなされたときに、その要求の優先度を判
    定する判定手段と、 この判定手段が前記アクセス要求の優先度が低いと判定
    した場合に、そのときにヘッドが位置するトラックと要
    求されたデータが記憶されたトラックとの間に存在す
    る、復旧が行われていないトラックを、前記復旧完了領
    域情報を基に検索する検索手段と、 この検索手段が検索したトラックの数が所定数以下であ
    る場合は、それらのトラックを識別する情報を前記書込
    手段に供給して、それらの復旧を行ってから前記アクセ
    ス要求に応答し、検索したトラックの数が所定数を越え
    る場合には、それらのトラックに対する復旧を行うこと
    なくアクセス要求に応答する応答手段と、 応答すべきアクセス要求がないときには、前記復旧完了
    領域情報を基に、そのときにヘッドが位置するトラック
    に最も近く、かつ、復旧処理が行われていないトラック
    を検索して、検索したトラックを識別する情報を前記書
    込手段に順に供給し、ディスク装置の復旧を行う復旧手
    段とを具備することを特徴とするアレイ型ディスク装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10254643A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Hitachi Ltd 記憶装置システム
JP2003288175A (ja) * 2003-03-07 2003-10-10 Hitachi Ltd 記憶装置システム

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10254643A (ja) * 1997-03-14 1998-09-25 Hitachi Ltd 記憶装置システム
JP2003288175A (ja) * 2003-03-07 2003-10-10 Hitachi Ltd 記憶装置システム

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