JPH0793237A - 動画像情報への多重アクセススケジューリング方式 - Google Patents

動画像情報への多重アクセススケジューリング方式

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JPH0793237A
JPH0793237A JP5234545A JP23454593A JPH0793237A JP H0793237 A JPH0793237 A JP H0793237A JP 5234545 A JP5234545 A JP 5234545A JP 23454593 A JP23454593 A JP 23454593A JP H0793237 A JPH0793237 A JP H0793237A
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JP
Japan
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client
buffer
time
data
scheduling
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Application number
JP5234545A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fujii
寛 藤井
Atsushi Ishikawa
篤 石川
Norihiko Sakurai
紀彦 櫻井
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NTT Inc
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サーバと複数のクライアント間で動画像情報を
転送するシステムにおいて,より多くのクライアント
が,より短い応答時間で多重アクセスできるようにする
ことを目的とする。 【構成】クライアントのバッファの状態により,現状で
各クライアントごとのバッファ中のデータを使い切る予
想時間またはバッファが満杯になる予想時間のうち最小
の時間をもとに,動的に次のスケジューリング契機まで
の各クライアントのデータ転送量を決定してアクセスス
ケジューリングを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複数のクライアントに
共有された記憶装置に格納された動画像情報への多重ア
クセススケジューリング方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にクライアントで映像情報を再生す
るためには,一定速度かつ連続的な映像情報の読み取り
が必要となる。さらにサーバにおいては,複数クライア
ントからの映像情報の読み出しに対し,各々が一定速度
の読み出しを行うことができるように,記憶媒体に対す
るアクセスをスケジューリングする必要が生じる。この
スケジューリングの一つの方式が,特開平4−2690
8号に示されている。
【0003】図5は従来の多重アクセススケジューリン
グ方式を行うためのサーバの構成図,図6は従来の動画
像情報への多重アクセススケジューリングを示すタイム
チャートである。
【0004】クライアントC1〜Cnには,記憶装置4
0に蓄積された動画像情報へのアクセスのために,周期
的に固定長のタイムスロットTS1〜TSnが割り当て
られる。
【0005】クライアントC1に対し,各周期のタイム
スロットTS1で,次の周期のタイムスロットTS1で
動画像情報がバッファメモリ(BM1b)42bに転送
されるまでに必要な量の動画像情報を,バッファメモリ
(BM1a)42aに転送する。同様に各クライアント
Cnに対し,タイムスロットTSnで周期的に一定量の
動画像情報をバッファメモリBMnaまたはBMnbに
転送する。
【0006】表示系M1〜Mnは,バッファメモリに転
送された動画像情報を用いて動画像を再生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般にディスクのデー
タアクセスのためのオーバーヘッドの量は一定ではな
く,また,時間あたりの動画像情報のサイズは,圧縮率
の時間的変動により常に変化する。また,映像ごとに動
画像の画質やサイズが異なった場合,クライアントの要
求に従って転送すべきデータ量が異なる。これらの変動
のすべての場合について動画像の表示エラーが起こらな
いようにするには,固定長の周期的タイムスロットの長
さを,あり得る最悪のオーバーヘッド,平均データ量の
場合に合わせなければならない。
【0008】すなわち,従来のスケジューリング方式を
用いた場合には,以下のような問題点がある。 (1)オーバーヘッドの量,時間あたりの動画像情報の
サイズ,動画像の画質やサイズが最大値をとることは稀
であり,従来方式を用いて決定されたタイムスロットに
は,データアクセスのまったく行われていない無駄な期
間が存在する。したがって,データ転送効率が低下し,
無駄時間を含んだタイムスロット長により,同時にサー
ビスできるクライアント数が制限される。その結果,実
効的なサービス効率が低下する。
【0009】(2)クライアントのデータアクセス順序
が固定されているので,クライアントのデータ転送要求
は,そのクライアントに割り当てられたタイムスロット
になって初めてサービスされる。このため,応答時間が
長くなる。
【0010】(3)データ転送を要求していないクライ
アントに割り当てられたタイムスロットではデータ転送
が行われず,ディスク装置の利用効率が低下する。 (4)クライアントのデータアクセス順序が固定されて
いるため,ディスク装置のアクセス時間を短縮するため
のディスクスケジューリングアルゴリズムを適用できな
い。
【0011】これらの問題を解決するためには,固定時
間で割りつけられたタイムスロットを状況に応じて柔軟
に変更することが必要となるが,そのタイムスロット長
やアクセス順序を決定づけるスケジューリング方式が明
確になっておらず,有力な手段は提供されていない。
【0012】本発明の目的は,これらの欠点の解決を図
り,クライアント内のバッファを監視する手段を具備
し,それらの状態に基づき次のタイムスパンおよびデー
タの転送量を動的に決定することを可能とすることによ
り,ディスク装置へより多くのクライアントが,より短
い応答時間で多重アクセスすることを可能とする方式を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は,クライアント
のバッファメモリ内の動画像情報の量,各クライアント
の必要とする時間あたりのデータ量を検出する手段を持
ち,またはこれらの手段に加えて,要求される応答性を
検出する手段を持ち,バッファへのデータ転送において
バッファメモリが溢れることなく,かつバッファメモリ
からのデータ転送においてバッファメモリが空にならな
い範囲で,動的にクライアントのアクセスタイミングお
よびデータ転送量を決定することを最も主要な特徴とす
る。
【0014】従来技術とは,クライアントの動画像情報
へのアクセスのために,あらかじめ固定的タイムスロッ
トを割り当てないところが異なる。
【0015】
【作用】本発明では,任意の時刻tでのクライアントi
のバッファ内のデータ量ei ,およびクライアントへ転
送すべき時間あたりの動画像データ量di を検出する。
そして,動画像再生中のすべてのクライアントiに対
し, Ni =ei /di , また,サーバに対する映像送出中のすべてのクライアン
トiについては, Ni =(bi −ei )/di を測定し,これらのNi の中で最小となるNにより, Σli ≦ND (ただし,Σはi=1からnまでの
総和) を満足するように,サーバと各クライアント内のバッフ
ァとのデータ転送量liを決定する。
【0016】ただしここで,bi は各クライアントiの
バッファサイズ,Dは単位時間にnクライアントに転送
可能なデータ量である。Σli ≦NDという条件は,バ
ッファ内にあるデータを使い切る前にデータ転送を終了
するための条件である。
【0017】さらに請求項2記載の発明では,クライア
ントiの要求する応答性能条件パラメータwi を検出
し,この応答性能条件パラメータwi の条件を満たすよ
うに,各クライアントiの転送データ長を決定し,緊急
性を要するクライアントiに対して優先的に転送時間が
割り当てられるようにする。
【0018】また,請求項3記載の発明では,クライア
ントの要求する応答性および動画像情報の格納されてい
る記憶装置のアクセス時間に基づいて,クライアントの
アクセス順序を決定する。
【0019】クライアントに固定的タイムスロットを割
り当てないので,すべての時間をクライアントの記憶装
置へのアクセスのために使用することができ,記憶装置
の使用効率が上る。また,1回のアクセスでの1クライ
アントへのデータ転送量をデータ転送を要求しているク
ライアント数に応じて増やすことができるので,相対的
にオーバーヘッドの量が減少し,記憶装置の使用効率が
上がる。
【0020】磁気ディスク装置等を記憶装置として用い
た場合,さらに,クライアントのディスクアクセスの順
序は固定されていないため,ディスク装置のアクセス時
間を短縮するためのディスクスケジューリングアルゴリ
ズムを用いてアクセス時間を短縮することができる。し
たがって,一定時間により多くのデータを転送すること
が可能となり,より多くのクライアントがディスク装置
に多重アクセスすることが可能となる。
【0021】また,クライアントのディスクアクセスの
順序は固定されていないことを利用して,特定のクライ
アントに優先してデータ転送を行うことにより,クライ
アントへの応答時間を短縮することができる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の実施例を説明するための多重
アクセスシステムの構成図,図2は本発明の実施例にお
ける転送データ長の決定説明図,図3は本発明による多
重アクセススケジューリングの例を示すタイムチャー
ト,図4は本発明の実施例によるフローチャートであ
る。
【0023】図中,10はディスク装置などの動画像デ
ータの記憶装置である。11−i(i=1,2,…,
n。以下同様)はクライアント(C1,C2,…,C
n)で,動画像の表示または動画像の録画を行う。12
−iはバッファメモリで,動画像情報を一時的に蓄え,
記憶装置10のデータ転送速度に合わせて記憶装置10
との間でデータ転送を行う。13−iはバッファ内の動
画像情報を用いて動画像を再生する表示系(M1,M
2,…,Mn)である。14−iは動画像情報をバッフ
ァを通して記憶装置10に格納する録画系(R1,R
2,…,Rn)である。15−iはバッファ内のデータ
量e1 ,e2 ,…,en を検出する機構(P1,P2,
…,Pn)である。16−iはクライアントの要求する
応答性w1 ,w2,…,wn を検出する機構(W1,W
2,…,Wn)である。17−iはクライアントへ転送
すべき時間あたりのデータ量d1 ,d2 ,…,dn を検
出する機構(L1,L2,…,Ln)である。18は記
憶装置10からの転送データをバッファに振り分けるス
イッチである。19はスケジューリング部であって,多
重アクセススケジューリングを行う。
【0024】スケジューリング部19は,データ転送量
決定手段20,アクセス順序決定手段21を有し,バッ
ファ内のデータ量ei ,転送すべき時間あたりのデータ
量d i の値に基づいて,バッファへのデータ転送におい
てバッファメモリの溢れが生じない範囲,およびバッフ
ァメモリからのデータ転送においてバッファメモリが空
にならない範囲で,動的にクライアントのアクセスタイ
ミングおよび転送データ長を決定し,クライアントの要
求する応答性wi の値に基づいて,クライアントのバッ
ファへのデータ転送の順序を決定する。
【0025】次に,データ転送量決定手段20による各
クライアントiへの転送データ長l i の決定方法につい
て,図2を参照して説明する。以下の説明に用いる記号
の意味は以下のとおりである。
【0026】C1,C2,…,Cn:クライアント B1,B2,…,Bn:バッファ b1 ,b2 ,…,bn :バッファサイズ e1 ,e2 ,…,en :バッファ中のデータ量 d1 ,d2 ,…,dn :時間Tあたりの平均映像データ
量 D:時間Tにnクライアントへ転送可能なデータ量の和
(D≧Σdi ) r1 ,r2 ,…,rm :データ転送の要求の有無 (ただし,ri =0 要求無し ri =1 読み出し要求有り ri =−1 書き込み要求有り) l1 ,l2 ,…,ln :実際の転送データ長 N×T:最大可能連続アクセス時間 (ri =1かつCiが動画像再生中なるすべてのiに対
しNi =ei /di ,ri =−1のすべてのiについて
i =(bi −ei )/di とし,Ni より小さい最大
の整数をNとする。) ここで,N×Tが最大可能連続アクセス時間であると
は,次のようなことを意味する。Tを単位時間とする
と,クライアントCiの要求がデータ読み出しの時,表
示系MiにおいてNi ×T時間の動画像を表示するだけ
の情報がバッファBi中に存在する。また,クライアン
トCiの要求がデータ書き込みの時,録画系Riから送
られて来たNi ×T時間分の情報を格納するための空き
領域がバッファBi中に存在する。よって,N×T時間
の間,バッファと動画像情報の記憶装置10との間にデ
ータ転送がなくても,全クライアントはバッファ溢れや
バッファ中に必要なデータが存在しなくなるという状態
を引き起こさない。
【0027】例えば,図2(イ)に示すクライアントC
1は,動画像の再生中であり,単位時間あたり平均映像
データ量d1 のデータを表示系M1へ送る。現在,クラ
イアントC1のバッファB1にe1 のデータがあったと
すると,N1 =e1 /d1 =4(単位時間)の間は,記
憶装置10からデータ転送がなくても,バッファB1が
空になることはない。同様に,クライアントCnは,バ
ッファBn中のデータを使い切るまでに,Nn =en
n =5(単位時間)の余裕がある。クライアントC2
は,録画中であり,単位時間あたり平均映像データ量d
2 のデータが録画系R2から送られてくる。現在,クラ
イアントC2のバッファB2にe2 のデータが詰まって
いたとすると,バッファB2の空き領域のサイズは,
(b2 −e 2 )であり,記憶装置へのデータ転送が行わ
れない場合,N2 =(b2 −e2 )/d2 =3(単位時
間)でバッファB2は満杯になる。すなわち,クライア
ントC2の余裕時間は3単位時間ということになる。
【0028】以上のように,各クライアントCiのバッ
ファの余裕時間を計算し,最も余裕の少ない単位時間数
をNとする。すなわち,N1 ,N2 ,…,Nn の中で最
小のもの(例えばNk )をNとする。このN単位時間に
記憶装置が送ることのできるデータ量は,NDである。
したがって,NDのデータ量分の転送時間内に,もっと
も緊急度の要するクライアントCkに対してデータ転送
時間の割り当てがなかったとすれば,バッファ内のデー
タ不足またはデータ溢れが生じる可能性がある。換言す
れば,NDのデータ量分の転送時間より短い時間(N’
Dのデータ量分の転送時間,ただし,N’≦N)であれ
ば,データ転送が完了しなかったとしても問題はない。
そこで,図2(ロ)に示すように,バッファ内のデータ
不足またはデータ溢れが生じることはないデータ量ND
より少ないデータ量N’Dを,今回のスケジューリング
サイクルにおけるデータ転送量と決め,各クライアント
Ciへの実際の転送データ長li を,その総和(Σ
i )がN’Dとなるように決める。こうすればタイム
スロットを固定時間で割りつける必要がなく,タイムス
ロットを状況に応じて柔軟に変更して,転送データ長l
i に応じた時間による割り当てが可能になる。
【0029】この転送データ長li の決定方法につい
て,さらに詳しく説明する。 クライアントからの再生場面変更または動画像再生
開始の要求のないとき(定常状態のとき) N’≦N なる整数N’に対して,ri =1なるすべてのiの集合
をI={i1 ,i2 ,…,ik },ri =−1なるすべ
てのiの集合をI’={i1 ’,i2 ’,…,ik ’}
として, Σli =N’D≦ND ・・・式(1) (ただしΣはi=1からnまでの総和) を満たし,すべてのi∈Iで gi =(ei +li )/di (ただし0≦li ≦bi −ei かつei −(N+1)d
i +li >0,i=1,2,…,n),かつ,すべての
i’∈I’で gi ’=(bi ’−ei ’−li ’)/di ’(ただし
0≦li ≦ei ) とし,すべてのi∈I,i’∈I’に対するgi
i ’のうち最小となるものをgy とし,gy の値が最
大になるように,かつそれ以外のiで li =0 となるように,かつli がdi の整数倍になるように l1 ,l2 ,…,ln を決定する。
【0030】N’≦NならばすべてのクライアントはC
1,C2,…,Cnのデータ転送の終了までB1,B
2,…,Bn内のデータを使い切ることもなく,B1,
B2,…,Bnを溢れさせることもないので,動画像を
途切れなく再生および録画をし続けることができる。
【0031】N’を大きくすれば,連続転送できるデー
タ量が大きくなるため,相対的にオーバーヘッドが小さ
くなり,データの転送効率を上げることができる。逆に
N’を小さくすれば,次のスケジュール期間までの時間
が短縮し,クライアントの動画像に対する操作への応答
時間が短縮される。
【0032】上記gi =(ei +li )/di は,転送
データ長li の再生データをバッファへ送った後の余裕
度(時間)を示す。ここで,0≦li ≦bi −ei は,
転送データ長li のデータを送ったときにバッファが溢
れない条件,またei −(N+1)di +li >0は,
データを使い切ってしまわない条件である。
【0033】同様に,gi ’は,転送データ長li の録
画データをバッファから記憶装置へ送った後の余裕度
(時間)を示す。ここで,0≦li ≦ei は,送るデー
タがバッファ内に存在するという条件である。
【0034】gi ,gi ’のうち最小となるものをgy
とし,gy の値が最大になるようにするのは,今回のス
ケジューリングサイクルにおけるデータ転送が終了した
後で,もっともクリティカルなバッファの状態に,でき
るだけ余裕を持たせるためである。
【0035】gy は次のl1 ,l2 ,…,ln の決定に
おけるNとなる。gy の値を最大にすることは,次のl
1 ,l2 ,…,ln の決定で式(1) におけるNを最大に
しl i の値の自由度が高まるため,スケジューリングの
柔軟性が生まれる。すなわち,Nに基づきN’を決定
し,N’をより大きくすれば,データ転送効率を上げる
ことが可能であり,N’を小さくすれば,応答性が向上
する効果がある。したがって,Nを最大にすることは,
データ転送効率と応答時間の選択の自由度を高めること
になる。さらに,gi を最大にすることは,後述する
のケースにおいて,あるクライアントがNi ≦1なる場
合の数を小さくすることから,特定のクライアントから
の要求のみに応答することを可能にし,クライアントへ
の応答時間を短くすることにつながる。
【0036】さらにN×Tはバッファ内に存在するデー
タにより平均でどれだけの時間の動画像が再生できるか
を示すものであるから,N×Tの増加は,圧縮率や磁気
ディスクのシーク時間の変動により,単位時間あたりの
動画像転送データ量が増加した時に表示エラーの起こる
可能性を低くする。
【0037】 あるクライアントから新たな場面の再
生開始の要求があったとき(イベント発生状態のとき) 各クライアントの要求する応答性を,w1 ,w2 … ,
n とする。wi が大きいほど素早い応答が要求され
る。
【0038】また,現在サービスを受けている他のクラ
イアントをq1 ,q2 ,…,qm とし,それらの各クラ
イアントの応答性wq1,wq2,…,wqmの中で最大値の
ものをwとする。
【0039】クライアントCqから再生する場面の変更
の要求があった時Bqは空になる。つまり, ei =0, そこで,そのクライアントCqの要求する応答性wq
wより大きいとき,すなわち, wq ≧wのとき lq =dq , また,余裕のないクライアントCiに対して,すなわ
ち, Ni ≦1 のCiに対して li =di , それ以外のCi に対して li =0 となるようにl1 ,l2 ,…,ln を定める。
【0040】短い応答時間を要求するクライアントCq
から再生場面の変更要求があった時,そのクライアント
およびバッファ内にデータの不足するクライアント以外
へのデータ転送を行わないので,クライアントCqの再
生場面変更への応答時間が短くなる。
【0041】’あるクライアントCqから新たな場面
の再生開始の要求があったとき(イベント発生状態のと
き)の他の実施例 C1,C2,…,Cnのうち,Ckまでのデータ転送終
了時にCqから表示場面の変更の要求があった時,まだ
データ転送の終了していないCk1 ,Ck2 ,…,Ck
r についてek1>dk1,ek2>dk2,…,ekr>dkr
あれば,Ck1,Ck2 ,…,Ckr へのデータ転送を
行わずにCqへデータ転送を行う。
【0042】これによって,Cqへの応答が早くなる。 クライアントのアクセス順序の決定 動画像情報が磁気ディスクに蓄えられているとき,要求
されているデータの物理位置(シリンダ)でソートしそ
の順にアクセスする。
【0043】以上のように各クライアントCiの転送デ
ータ長li を決定しスケジューリングすることにより,
例えば図3に示すように,固定的なタイムスロットでは
ない転送時間の割り当てが行われる。図3に示す例で
は,1番目のスケジューリングサイクルで,まずクライ
アントC1に転送データ長l1 分の長さのタイムスロッ
トTS1が割り当てられ,次にクライアントCnに対し
て転送データ長ln 分の長さのタイムスロットTSnが
割り当てられ,…,最後にクライアントC2に対して転
送データ長l2 分の長さのタイムスロットTS2が割り
当てられている。このデータ転送の終了後,再度各クラ
イアントCiの転送データ長l1 〜ln が求められ,次
のスケジューリングサイクルが開始される。ここでは,
続いてクライアントC2に対するタイムスロットTS2
が割り当てられ,シーク時間などのオーバヘッドなしに
クライアントC2への転送が行われている。
【0044】図4は,図1に示すスケジューリング部1
9が行うスケジューリングのフローチャートである。各
スケジューリング契機ごとに図4に示すステップ30〜
ステップ39によるスケジューリング制御を行う。ま
ず,ステップ30では,表示場面の変更の要求があるか
どうかを判定し,要求がない場合にはステップ31へ進
み,要求がある場合にはステップ33へ進む。
【0045】ステップ31では,各クライアントCiに
対してバッファ内のデータ量ei ,時間あたりの動画像
データ量di を検出し,次のステップ32で,上記の
方法に従って,各クライアントCiの転送データ長
1 ,l2 ,…,ln を決定する。
【0046】また,表示場面の変更の要求があった場
合,ステップ33により,各クライアントCiに対して
バッファ内のデータ量ei ,時間あたりの動画像データ
量diを検出するとともに,クライアントの要求する応
答性wi を検出し,次のステップ34で,上記の方法
に従って,各クライアントCiの転送データ長l1 ,l
2 ,…,ln を決定する。
【0047】次に,ステップ35では,上記で説明し
たディスクスケジューリング法に基づき,データ転送対
象のクライアントをCx1, x2, , xnというように
並べる。そして,ステップ36では,最初のクライアン
トを選ぶためのポインタiを1に初期化し,ステップ3
7で,クライアントCxiに対するデータ転送を行う。ス
テップ38の判定により,最後のクライアントCxnのデ
ータ転送が終了したかどうかを判定し,終了したなら
ば,ステップ30へ戻り,次のサイクルについてのスケ
ジューリングへ移る。最後のクライアントでなければ,
ステップ39により,iに1を加算し,ステップ37へ
戻って次のクライアントCxiのデータ転送を行う。
【0048】以上の実施例では,再生系と録画系の両方
を含む場合について説明したが,もちろん本発明はこれ
に限られるわけではなく,例えば動画像の再生だけをサ
ービスするシステムにおいても適用できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
データアクセスのために,クライアントに固定的タイム
スロットを割り当てないので,従来方式の場合に存在し
たタイムスロット内の無駄な空き時間が存在せず,アク
セスオーバーヘッドが削減される。したがって,記憶装
置の使用効率が向上し,より多くのクライアントにサー
ビスすることが可能になる。また,クライアントに対す
る応答時間が短縮する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するためのシステム構成
図である。
【図2】本発明の実施例における転送データ長の決定説
明図である。
【図3】本発明による多重アクセススケジューリングの
例を示すタイムチャートである。
【図4】本発明の実施例によるスケジューリングのフロ
ーチャートである。
【図5】従来の多重アクセススケジューリング方式を行
うためのサーバの構成図である。
【図6】従来の多重アクセススケジューリングを示すタ
イムチャートである。
【符号の説明】
10 記憶装置 11−1〜11−n クライアント 12−1〜12−n バッファメモリ 13−1〜13−n 表示系 14−1〜14−n 録画系 15−1〜15−n バッファ内のデータ量を検出す
る機構 16−1〜16−n クライアントの要求する応答性
を検出する機構 17−1〜17−n 転送すべき時間あたりのデータ
量を検出する機構 18 スイッチ 19 スケジューリング部 20 データ転送量決定手段 21 アクセス順序決定手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像情報を格納するサーバと,内部に
    バッファをもつ複数個のクライアントからなる情報通信
    処理システムにおいて,任意の時刻tでのクライアント
    iのバッファ内のデータ量ei を検出する手段と,クラ
    イアントiの転送すべき時間あたりの動画像データ量d
    i を検出する手段とを備えるとともに,各スケジューリ
    ング契機ごとに,前記各クライアントiのデータ量
    i ,diおよびバッファサイズbi をもとに,現状態
    で各クライアントiのバッファ中のデータを使い切る予
    想時間またはバッファが満杯になる予想時間を算出し,
    その中の最小の時間より短い時間で送ることのできる総
    データ転送量を決定し,その総データ転送量に基づい
    て,各クライアントiのバッファへのデータ転送におい
    てバッファメモリが溢れることなく,かつバッファメモ
    リからのデータ転送においてバッファメモリが空になら
    ない範囲で,動的に次回のスケジューリング契機までの
    各クライアントiのデータ転送量を決定してアクセスス
    ケジューリングを行うスケジューリング手段を備えたこ
    とを特徴とする動画像情報への多重アクセススケジュー
    リング方式。
  2. 【請求項2】 動画像情報を格納するサーバと,内部に
    バッファをもつ複数個のクライアントからなる情報通信
    処理システムにおいて,任意の時刻tでのクライアント
    iのバッファ内のデータ量ei を検出する手段と,クラ
    イアントiの転送すべき時間あたりの動画像データ量d
    i を検出する手段と,クライアントiの要求する応答性
    能条件パラメータwi を検出する手段とを備えるととも
    に,各スケジューリング契機ごとに,または動画像の場
    面の変更が必要となる新たな要求があったときに,前記
    各クライアントiのデータ量ei ,di およびバッファ
    サイズbi をもとに,現状態で各クライアントiのバッ
    ファ中のデータを使い切る予想時間またはバッファが満
    杯になる予想時間を算出し,その中の最小の時間より短
    い時間で送ることのできる総データ転送量を決定し,そ
    の総データ転送量に基づいて,各クライアントiのバッ
    ファへのデータ転送においてバッファメモリが溢れるこ
    となく,かつバッファメモリからのデータ転送において
    バッファメモリが空にならない範囲で,かつ前記応答性
    能条件パラメータwi の条件を満たすように,動的に次
    回のスケジューリング契機までの各クライアントiのデ
    ータ転送量を決定してアクセススケジューリングを行う
    スケジューリング手段を備えたことを特徴とする動画像
    情報への多重アクセススケジューリング方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の動画像情
    報への多重アクセススケジューリング方式において,前
    記スケジューリング手段は,クライアントの要求する応
    答性または動画像情報の格納されている記憶装置のアク
    セス時間に基づいて,アクセス時間の合計が最小になる
    ように,クライアントのアクセス順序を決定する手段を
    持つことを特徴とする動画像情報への多重アクセススケ
    ジューリング方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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