JPH0794026A - 自己融着性マグネットワイヤ - Google Patents
自己融着性マグネットワイヤInfo
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- JPH0794026A JPH0794026A JP5259319A JP25931993A JPH0794026A JP H0794026 A JPH0794026 A JP H0794026A JP 5259319 A JP5259319 A JP 5259319A JP 25931993 A JP25931993 A JP 25931993A JP H0794026 A JPH0794026 A JP H0794026A
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- JP
- Japan
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- self
- magnet wire
- temperature
- fusing
- winding
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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- Organic Insulating Materials (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 整列巻き空芯コイルにおいて、整列性,接着
強度,耐溶剤洗浄性に優れ、且つ、接着熱風温度,環境
温度に上記特性が依存せず、焼付け製造条件に対して特
性変化が少ない自己融着性マグネットワイヤを提供す
る。 【構成】 12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂100
重量部に対してビスフェノールA系エポキシ樹脂を5〜
70重量部配合し、これらを有機溶剤中にて100〜1
60℃の温度範囲で溶解,反応させた融着塗料を導体上
に直接または絶縁被膜を介して塗布焼付けして、自己融
着性マグネットワイヤとする。
強度,耐溶剤洗浄性に優れ、且つ、接着熱風温度,環境
温度に上記特性が依存せず、焼付け製造条件に対して特
性変化が少ない自己融着性マグネットワイヤを提供す
る。 【構成】 12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂100
重量部に対してビスフェノールA系エポキシ樹脂を5〜
70重量部配合し、これらを有機溶剤中にて100〜1
60℃の温度範囲で溶解,反応させた融着塗料を導体上
に直接または絶縁被膜を介して塗布焼付けして、自己融
着性マグネットワイヤとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自己融着性マグネットワ
イヤに関し、更に詳しくは自己支持型コイルの熱風巻線
に好適な熱風接着型の自己融着性マグネットワイヤに関
する。
イヤに関し、更に詳しくは自己支持型コイルの熱風巻線
に好適な熱風接着型の自己融着性マグネットワイヤに関
する。
【0002】
【従来の技術】自己融着性マグネットワイヤは導体上に
ポリウレタン、ポリエステル或はポリエステルイミド等
の絶縁被膜を介して、ポリビニルブチラール樹脂,共重
合ポリアミド樹脂或はフェノキシ樹脂等の熱可塑性樹脂
からなる融着塗料を塗布焼き付けすることにより製造さ
れる。この自己融着性マグネットワイヤは溶剤処理また
は加熱処理により融着被膜が容易に溶解、膨潤または熔
解し、線間相互を融着固化せしめ得ることから比較的簡
単に自己支持型コイルを得ることが可能であり、形状の
複雑なコイルの巻線に広く利用されている。近時、コイ
ル巻線に全自動の巻線機が導入されてきており、巻線性
を考慮して、加熱処理型、即ち熱風巻線が可能な自己融
着性マグネットワイヤ(以下、熱風接着型自己融着性マ
グネットワイヤと略記する)が多用されている。これの
製造に用いる融着塗料としては、12ナイロン系共重合
ポリアミド樹脂に粘着防止剤としてエポキシ樹脂或はフ
ェノール樹脂等を添加し、有機溶剤に溶解したものが用
いられている。
ポリウレタン、ポリエステル或はポリエステルイミド等
の絶縁被膜を介して、ポリビニルブチラール樹脂,共重
合ポリアミド樹脂或はフェノキシ樹脂等の熱可塑性樹脂
からなる融着塗料を塗布焼き付けすることにより製造さ
れる。この自己融着性マグネットワイヤは溶剤処理また
は加熱処理により融着被膜が容易に溶解、膨潤または熔
解し、線間相互を融着固化せしめ得ることから比較的簡
単に自己支持型コイルを得ることが可能であり、形状の
複雑なコイルの巻線に広く利用されている。近時、コイ
ル巻線に全自動の巻線機が導入されてきており、巻線性
を考慮して、加熱処理型、即ち熱風巻線が可能な自己融
着性マグネットワイヤ(以下、熱風接着型自己融着性マ
グネットワイヤと略記する)が多用されている。これの
製造に用いる融着塗料としては、12ナイロン系共重合
ポリアミド樹脂に粘着防止剤としてエポキシ樹脂或はフ
ェノール樹脂等を添加し、有機溶剤に溶解したものが用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の熱風接着型自己
融着性マグネットワイヤは、熱風巻線する場合に於い
て、熱風温度,熱風の風量等のばらつきにより整列巻き
不良、乱巻き不良等が発生し易いという問題があり、そ
のため巻線条件(温度、風量等)はシビアに管理する必
要があった。また熱風温度については、設定,指示温度
は一定になっていても、周囲温度の大幅な変化(昼夜の
差,季節など)により前記不良が発生することがあり、
このような場合には例えば昼夜の巻線熱風温度などを変
えるなど、設定温度を調整して対処しなければならなか
った。また周囲温度の影響を避けるためには、例えば巻
線機或は室全体を空調するなど、周囲の環境を安定させ
る必要があったが、コストがかかり過ぎる等の問題があ
った。
融着性マグネットワイヤは、熱風巻線する場合に於い
て、熱風温度,熱風の風量等のばらつきにより整列巻き
不良、乱巻き不良等が発生し易いという問題があり、そ
のため巻線条件(温度、風量等)はシビアに管理する必
要があった。また熱風温度については、設定,指示温度
は一定になっていても、周囲温度の大幅な変化(昼夜の
差,季節など)により前記不良が発生することがあり、
このような場合には例えば昼夜の巻線熱風温度などを変
えるなど、設定温度を調整して対処しなければならなか
った。また周囲温度の影響を避けるためには、例えば巻
線機或は室全体を空調するなど、周囲の環境を安定させ
る必要があったが、コストがかかり過ぎる等の問題があ
った。
【0004】また、従来の熱風接着型自己融着性マグネ
ットワイヤは焼付条件により融着被膜の特性が変化し易
く、例えば電線被膜中の残留溶剤を減少させる目的で故
意に焼付温度を上げた場合は肌荒れが発生し易くなる上
に、添加剤が硬化し過ぎるため接着温度、接着立上り
(開始)温度に影響を及ぼすことが多かった。
ットワイヤは焼付条件により融着被膜の特性が変化し易
く、例えば電線被膜中の残留溶剤を減少させる目的で故
意に焼付温度を上げた場合は肌荒れが発生し易くなる上
に、添加剤が硬化し過ぎるため接着温度、接着立上り
(開始)温度に影響を及ぼすことが多かった。
【0005】また、従来の熱風接着型自己融着性マグネ
ットワイヤを用いて巻線されたコイルは接着強度が劣る
ことがあり、コイルの接着強度の向上が望まれていた。
また巻線時、線の滑り性に起因する巻不良も発生し、滑
り性向上も要求されていた。
ットワイヤを用いて巻線されたコイルは接着強度が劣る
ことがあり、コイルの接着強度の向上が望まれていた。
また巻線時、線の滑り性に起因する巻不良も発生し、滑
り性向上も要求されていた。
【0006】また、コイルを基板に固着させた後に、フ
ロン,メタノール,トリクロールエチレン(トリクレ
ン)等の有機溶剤で洗浄するのが一般的であるが、乾燥
後にコイルの表面が白化するという白化現象(外観不
良)が起こり、耐溶剤洗浄性が悪い傾向があった。
ロン,メタノール,トリクロールエチレン(トリクレ
ン)等の有機溶剤で洗浄するのが一般的であるが、乾燥
後にコイルの表面が白化するという白化現象(外観不
良)が起こり、耐溶剤洗浄性が悪い傾向があった。
【0007】従来の熱風接着型自己融着性マグネットワ
イヤの融着被膜が融点又は軟化点以上でどの様な挙動を
示すかについて、融着塗料からフィルムを作成し、レオ
メトリックス社のDS−2型粘弾性測定器で熔融粘度を
測定した結果、温度が上昇するにつれて熔融粘度が大幅
に下がることが確認され、この熔融粘度が前記接着に関
する問題点に重大な関係があると推定した。また、接着
力については、主成分である12ナイロン系共重合ポリ
アミド樹脂の分子量及び分子量分布に重大な関係がある
と推定した。また耐溶剤洗浄性については、白化現象に
ついて研究した結果、2次添加剤が融着被膜表面へ溶出
することが主原因であると推定した。また滑り性につい
ても2次添加剤がポリアミド樹脂中に分散していないほ
うが良いと推定した。また、焼付け製造時に温度を上げ
た場合の不具合は、2次添加剤による硬化現象が原因で
あると推定した。
イヤの融着被膜が融点又は軟化点以上でどの様な挙動を
示すかについて、融着塗料からフィルムを作成し、レオ
メトリックス社のDS−2型粘弾性測定器で熔融粘度を
測定した結果、温度が上昇するにつれて熔融粘度が大幅
に下がることが確認され、この熔融粘度が前記接着に関
する問題点に重大な関係があると推定した。また、接着
力については、主成分である12ナイロン系共重合ポリ
アミド樹脂の分子量及び分子量分布に重大な関係がある
と推定した。また耐溶剤洗浄性については、白化現象に
ついて研究した結果、2次添加剤が融着被膜表面へ溶出
することが主原因であると推定した。また滑り性につい
ても2次添加剤がポリアミド樹脂中に分散していないほ
うが良いと推定した。また、焼付け製造時に温度を上げ
た場合の不具合は、2次添加剤による硬化現象が原因で
あると推定した。
【0008】本発明は上記従来技術が有する問題点を解
決するためになされたものであり、熱風巻線時に熱風温
度等のバラツキに影響されず、幅広い熱風温度で整列巻
線が可能であり、また焼付条件による融着被膜の特性変
化が少なく、接着力が強く、耐溶剤洗浄性に優れ、また
滑り性の良好な熱風接着型自己融着性マグネットワイヤ
を提供することを目的とする。
決するためになされたものであり、熱風巻線時に熱風温
度等のバラツキに影響されず、幅広い熱風温度で整列巻
線が可能であり、また焼付条件による融着被膜の特性変
化が少なく、接着力が強く、耐溶剤洗浄性に優れ、また
滑り性の良好な熱風接着型自己融着性マグネットワイヤ
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂10
0重量部に対してビスフェノールA系エポキシ樹脂を5
〜70重量部配合し、これらを有機溶剤中にて100〜
160℃の温度範囲で溶解,反応させた融着塗料を導体
上に直接又は他の絶縁被膜を介して塗布焼付けた自己融
着性マグネットワイヤにある。
に本発明は、12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂10
0重量部に対してビスフェノールA系エポキシ樹脂を5
〜70重量部配合し、これらを有機溶剤中にて100〜
160℃の温度範囲で溶解,反応させた融着塗料を導体
上に直接又は他の絶縁被膜を介して塗布焼付けた自己融
着性マグネットワイヤにある。
【0010】本発明に用いる12ナイロン系共重合ポリ
アミド樹脂としては、ウルトラミッド1C(独国BAS
F社商品名)、プラタボンドM1422、1425、1
426(日本リルサン社商品名)ダイアミドN190
1,L1640,L1801,T451(ダイセルヒュ
ルズ社商品名)、CM8000,CM4001(東レ社
商品名)等が挙げられる。ビスフェノールA系エポキシ
樹脂としては、エピコート1001,1004,100
7,1009(油化シェル社商品名)、YD−011、
YD−012、YD−014、YD−017(群栄化学
社商品名)等が挙げられる。
アミド樹脂としては、ウルトラミッド1C(独国BAS
F社商品名)、プラタボンドM1422、1425、1
426(日本リルサン社商品名)ダイアミドN190
1,L1640,L1801,T451(ダイセルヒュ
ルズ社商品名)、CM8000,CM4001(東レ社
商品名)等が挙げられる。ビスフェノールA系エポキシ
樹脂としては、エピコート1001,1004,100
7,1009(油化シェル社商品名)、YD−011、
YD−012、YD−014、YD−017(群栄化学
社商品名)等が挙げられる。
【0011】12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂10
0重量部に対するビスフェノールA系エポキシ樹脂の配
合量を5〜70重量部に限定した理由は、この範囲を越
えると反応当量を大きく越えてしまい、熔融粘度が安定
した融着被膜が得られないためである。また、溶解,反
応時の温度範囲を100〜160℃と限定した理由は、
この範囲の温度が12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂
に残存する第1級アミンとビスフェノールA系エポキシ
樹脂のエポキシ環とを反応させるための温度として最適
なためである。なお、100℃未満の温度では上記の反
応が殆ど起こらず、また160℃を越えると反応が急速
に進むため塗料の物性が悪化してしまう。
0重量部に対するビスフェノールA系エポキシ樹脂の配
合量を5〜70重量部に限定した理由は、この範囲を越
えると反応当量を大きく越えてしまい、熔融粘度が安定
した融着被膜が得られないためである。また、溶解,反
応時の温度範囲を100〜160℃と限定した理由は、
この範囲の温度が12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂
に残存する第1級アミンとビスフェノールA系エポキシ
樹脂のエポキシ環とを反応させるための温度として最適
なためである。なお、100℃未満の温度では上記の反
応が殆ど起こらず、また160℃を越えると反応が急速
に進むため塗料の物性が悪化してしまう。
【0012】
【作用】従来の熱風接着型自己融着性マグネットワイヤ
の融着被膜は、融点又は軟化点以上で熔融粘度が大幅に
下がることが確認されたので、この原因について種々研
究,検討した。その結果、融着被膜を構成する12ナイ
ロン系共重合ポリアミド樹脂と添加樹脂のビスフェノー
ルA系エポキシ樹脂,フェノール樹脂等が単に混ざり合
わさった状態で存在しているためであることが判明した
ものである。
の融着被膜は、融点又は軟化点以上で熔融粘度が大幅に
下がることが確認されたので、この原因について種々研
究,検討した。その結果、融着被膜を構成する12ナイ
ロン系共重合ポリアミド樹脂と添加樹脂のビスフェノー
ルA系エポキシ樹脂,フェノール樹脂等が単に混ざり合
わさった状態で存在しているためであることが判明した
ものである。
【0013】これに対して本発明の熱風接着型自己融着
性マグネットワイヤに用いる融着塗料は、該融着塗料の
調製時、12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂100重
量部に対しビスフェノールA系エポキシ樹脂を5〜70
重量部配合し、これらを有機溶剤中で100〜160℃
の温度範囲で溶解、反応させることにより、12ナイロ
ン系共重合ポリアミド樹脂に残存する第1級アミンとビ
スフェノールA系エポキシ樹脂のエポキシ環とが反応
し、大分子量化させることができる。
性マグネットワイヤに用いる融着塗料は、該融着塗料の
調製時、12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂100重
量部に対しビスフェノールA系エポキシ樹脂を5〜70
重量部配合し、これらを有機溶剤中で100〜160℃
の温度範囲で溶解、反応させることにより、12ナイロ
ン系共重合ポリアミド樹脂に残存する第1級アミンとビ
スフェノールA系エポキシ樹脂のエポキシ環とが反応
し、大分子量化させることができる。
【0014】従って、本発明の融着塗料を導体上に直接
又は他の絶縁被膜を介して塗布焼付けした熱風接着型自
己融着性マグネットワイヤの融着被膜は、焼付条件に影
響されず、粘着,肌荒れ等が起こらず、融点又は軟化点
以上で熔融粘度の変化が少なく、かつ大分子量化及び2
次添加剤の不要により強い接着力が得られる。そのた
め、本発明の自己融着性マグネットワイヤを熱風巻線す
る場合に於いて、熱風温度,風量等のばらつきによる整
列巻き不良、乱巻き不良等が発生しなくなり、広い温度
範囲で熱風巻線が可能となる。また本発明の自己融着性
マグネットワイヤは、配合されているビスフェノールA
系エポキシ樹脂が前記12ナイロン系共重合ポリアミド
樹脂と反応しているために耐溶剤洗浄性に優れたものと
なり、更に自己潤滑性も付与される。前記12ナイロン
系共重合ポリアミド樹脂に残存する第1級アミンとビス
フェノールA系エポキシ樹脂のエポキシ環との反応を下
記化学式1に示す。
又は他の絶縁被膜を介して塗布焼付けした熱風接着型自
己融着性マグネットワイヤの融着被膜は、焼付条件に影
響されず、粘着,肌荒れ等が起こらず、融点又は軟化点
以上で熔融粘度の変化が少なく、かつ大分子量化及び2
次添加剤の不要により強い接着力が得られる。そのた
め、本発明の自己融着性マグネットワイヤを熱風巻線す
る場合に於いて、熱風温度,風量等のばらつきによる整
列巻き不良、乱巻き不良等が発生しなくなり、広い温度
範囲で熱風巻線が可能となる。また本発明の自己融着性
マグネットワイヤは、配合されているビスフェノールA
系エポキシ樹脂が前記12ナイロン系共重合ポリアミド
樹脂と反応しているために耐溶剤洗浄性に優れたものと
なり、更に自己潤滑性も付与される。前記12ナイロン
系共重合ポリアミド樹脂に残存する第1級アミンとビス
フェノールA系エポキシ樹脂のエポキシ環との反応を下
記化学式1に示す。
【0015】
【化1】
【0016】
【実施例】本発明の熱風接着型自己融着性マグネットワ
イヤについて実施例を挙げて説明する。また比較例につ
いても同時に説明する。尚、本発明は本実施例に限定さ
れるものではない。
イヤについて実施例を挙げて説明する。また比較例につ
いても同時に説明する。尚、本発明は本実施例に限定さ
れるものではない。
【0017】融着塗料の調製 実施例1 プラタボンド1422を150g、エピコート1007
を20g及びクレゾール/キシレン=1/1溶媒125
0gを攪拌機及び冷却管付きの4つ口フラスコに投入
し、ヒーターバスを用い120℃の温度に加熱し、3時
間攪拌して、プラタボンド1422とエピコート100
7を溶解、反応させ、濃度12%の褐色透明な融着塗料
を調製した。
を20g及びクレゾール/キシレン=1/1溶媒125
0gを攪拌機及び冷却管付きの4つ口フラスコに投入
し、ヒーターバスを用い120℃の温度に加熱し、3時
間攪拌して、プラタボンド1422とエピコート100
7を溶解、反応させ、濃度12%の褐色透明な融着塗料
を調製した。
【0018】実施例2 ダイアミドN1901を150g、エピコート1007
を20g及びクレゾール/キシレン=1/1溶媒125
0gを攪拌機及び冷却管付きの4つ口フラスコに投入
し、ヒーターバスを用い130℃の温度に加熱し、3時
間攪拌して、ダイアミドN1901とエピコート100
7を溶解、反応させ、濃度12%の褐色透明な融着塗料
を調製した。
を20g及びクレゾール/キシレン=1/1溶媒125
0gを攪拌機及び冷却管付きの4つ口フラスコに投入
し、ヒーターバスを用い130℃の温度に加熱し、3時
間攪拌して、ダイアミドN1901とエピコート100
7を溶解、反応させ、濃度12%の褐色透明な融着塗料
を調製した。
【0019】比較例1 プラタボンド1422を150g、エピコート1007
を20g及びクレゾール/キシレン=1/1溶媒125
0gを攪拌機及び冷却管付きの4つ口フラスコに投入
し、ヒーターバスを用い50℃の温度に加熱し、5時間
攪拌して溶解し、濃度12%の無色不透明な融着塗料を
調製した。
を20g及びクレゾール/キシレン=1/1溶媒125
0gを攪拌機及び冷却管付きの4つ口フラスコに投入
し、ヒーターバスを用い50℃の温度に加熱し、5時間
攪拌して溶解し、濃度12%の無色不透明な融着塗料を
調製した。
【0020】比較例2 ダイアミドN1901を150g、フェノール樹脂ヒタ
ノール1140(日立化成社商品名)を20g及びクレ
ゾール/キシレン=1/1溶媒1250gを攪拌機及び
冷却管付きの4つ口フラスコに投入し、ヒーターバスを
用い50℃の温度に加熱し、5時間攪拌して溶解し、濃
度12%の無色透明な融着塗料を調製した。
ノール1140(日立化成社商品名)を20g及びクレ
ゾール/キシレン=1/1溶媒1250gを攪拌機及び
冷却管付きの4つ口フラスコに投入し、ヒーターバスを
用い50℃の温度に加熱し、5時間攪拌して溶解し、濃
度12%の無色透明な融着塗料を調製した。
【0021】自己融着性マグネットワイヤの製造 導体径0.290mmの銅導体上に片側5μm厚の赤色
ポリウレタン被膜を介して、前記実施例1、2及び比較
例1、2の融着塗料を仕上外径が0.310mmとなる
ように塗布焼き付けし、実施例1,2及び比較例1,2
の自己融着性マグネットワイヤを製造した。尚、焼付炉
は、2.4m長の横型熱風循環炉を用い、線速を40m
/min一定とし、焼付温度は280℃(A)、320
℃(B)の2水準で製造した。
ポリウレタン被膜を介して、前記実施例1、2及び比較
例1、2の融着塗料を仕上外径が0.310mmとなる
ように塗布焼き付けし、実施例1,2及び比較例1,2
の自己融着性マグネットワイヤを製造した。尚、焼付炉
は、2.4m長の横型熱風循環炉を用い、線速を40m
/min一定とし、焼付温度は280℃(A)、320
℃(B)の2水準で製造した。
【0022】自己融着性マグネットワイヤの特性試験 前記実施例1,2及び比較例1,2の自己融着性マグネ
ットワイヤをJISC 3003「エナメル銅線及びエ
ナメル銅線試験方法」に基づき試験を行った。なお動摩
擦係数の測定は不動工業(株)製の卓上型引張試験機
(レオメーター)を改造した試験機を用い試験した。
ットワイヤをJISC 3003「エナメル銅線及びエ
ナメル銅線試験方法」に基づき試験を行った。なお動摩
擦係数の測定は不動工業(株)製の卓上型引張試験機
(レオメーター)を改造した試験機を用い試験した。
【0023】前記動摩擦係数の測定について図1を用い
て詳しく説明する。自己融着性マグネットワイヤ7が2
0mm間隔に平行且つたるみなく張架された動摩擦係数
試験用基台5の上に、前記基台5に張架されたワイヤ7
に対して直角になる様に前記基台5に張架されたと同様
にワイヤ8が張架された動摩擦係数試験用荷重(300
g)6を載置する。次にレオメーター1のスイッチ(図
示せず)を入れて試験用基台5を100mm/minで
下降させ、滑車3を経由してポリエステル糸4で繋がれ
ている試験用荷重6を前記基台5上を移動させる。そし
てポリエステル糸4に掛かる引張強度を引張強度検出部
2で検出し、レコーダー9のチャート紙10に記録す
る。その値の中央値を試験用荷重6の300gで除して
動摩擦係数とする。これらの特性試験結果を表1に示
す。
て詳しく説明する。自己融着性マグネットワイヤ7が2
0mm間隔に平行且つたるみなく張架された動摩擦係数
試験用基台5の上に、前記基台5に張架されたワイヤ7
に対して直角になる様に前記基台5に張架されたと同様
にワイヤ8が張架された動摩擦係数試験用荷重(300
g)6を載置する。次にレオメーター1のスイッチ(図
示せず)を入れて試験用基台5を100mm/minで
下降させ、滑車3を経由してポリエステル糸4で繋がれ
ている試験用荷重6を前記基台5上を移動させる。そし
てポリエステル糸4に掛かる引張強度を引張強度検出部
2で検出し、レコーダー9のチャート紙10に記録す
る。その値の中央値を試験用荷重6の300gで除して
動摩擦係数とする。これらの特性試験結果を表1に示
す。
【0024】
【表1】
【0025】上記表1から明らかな様に、本発明の自己
融着性マグネットワイヤは一般特性が良好であり、また
接着力は焼付け条件A,Bに関係なく130℃×10分
及び150℃×10分でともに高く安定していることが
分かる。また動摩擦係数が低く滑り性の良いことが分か
る。
融着性マグネットワイヤは一般特性が良好であり、また
接着力は焼付け条件A,Bに関係なく130℃×10分
及び150℃×10分でともに高く安定していることが
分かる。また動摩擦係数が低く滑り性の良いことが分か
る。
【0026】空芯コイルの巻線 日本サービック社製巻線機108AFを用いて、前記実
施例1、2及び比較例1、2の自己融着性マグネットワ
イヤに熱風を吹き付けながら整列に巻線し、空芯コイル
を製造した。このコイルの巻線条件は129ターン,1
800rpmで行った。尚、熱風温度は100,12
0,140,160,180,及び200℃の6水準で
行った。
施例1、2及び比較例1、2の自己融着性マグネットワ
イヤに熱風を吹き付けながら整列に巻線し、空芯コイル
を製造した。このコイルの巻線条件は129ターン,1
800rpmで行った。尚、熱風温度は100,12
0,140,160,180,及び200℃の6水準で
行った。
【0027】空芯コイルの特性試験 上記により得られた空芯コイルの接着力、整列性につい
て試験した結果を表2に示す。コイルの接着力は空芯コ
イル内側1ターン目を測定した。なお、整列性は、各温
度で巻線した100個のコイルについて目視により試験
した。また耐溶剤洗浄性については、ヘリカルコイルを
作製し試験した。その結果を表3に示す。
て試験した結果を表2に示す。コイルの接着力は空芯コ
イル内側1ターン目を測定した。なお、整列性は、各温
度で巻線した100個のコイルについて目視により試験
した。また耐溶剤洗浄性については、ヘリカルコイルを
作製し試験した。その結果を表3に示す。
【0028】
【表2】
【0029】上記表2から明らかな様に、本発明の自己
融着性マグネットワイヤは100℃から200℃の広い
温度範囲で整列性の良い熱風巻線ができ、更に接着力が
強く,安定していることがわかる。
融着性マグネットワイヤは100℃から200℃の広い
温度範囲で整列性の良い熱風巻線ができ、更に接着力が
強く,安定していることがわかる。
【0030】
【表3】
【0031】上記表3から明らかな様に、本発明の自己
融着性マグネットワイヤは耐フロン性、耐メタノール
性、耐トリクレン性に優れており、白化(外観不良)が
発生しないことが分かる。また、メタノールによる絶縁
層の赤染料抽出のないことが分かる。
融着性マグネットワイヤは耐フロン性、耐メタノール
性、耐トリクレン性に優れており、白化(外観不良)が
発生しないことが分かる。また、メタノールによる絶縁
層の赤染料抽出のないことが分かる。
【0032】
【発明の効果】本発明の自己融着性マグネットワイヤに
用いる融着塗料は、該塗料の製造時に主成分樹脂と配合
樹脂とが反応し、大分子量化され、また分子量分布も広
くなったので焼付け条件による融着被膜の特性の変化が
少なくなった。即ち、広い温度範囲で製造することが可
能となった。また、融着被膜は大分子量化により熔融粘
度が温度に対して安定したものとなり、融点または軟化
点以上で熔融粘度の変化が少なく、広い温度範囲で熱風
巻線することが可能となった。また、大分子量化により
接着力のアップが可能となった。更に、整列コイルの製
造に必須の溶剤洗浄に対して不変の自己融着性マグネッ
トワイヤが完成するに至った。従って、本発明の自己融
着性マグネットワイヤは産業に寄与するところ極めて大
である。
用いる融着塗料は、該塗料の製造時に主成分樹脂と配合
樹脂とが反応し、大分子量化され、また分子量分布も広
くなったので焼付け条件による融着被膜の特性の変化が
少なくなった。即ち、広い温度範囲で製造することが可
能となった。また、融着被膜は大分子量化により熔融粘
度が温度に対して安定したものとなり、融点または軟化
点以上で熔融粘度の変化が少なく、広い温度範囲で熱風
巻線することが可能となった。また、大分子量化により
接着力のアップが可能となった。更に、整列コイルの製
造に必須の溶剤洗浄に対して不変の自己融着性マグネッ
トワイヤが完成するに至った。従って、本発明の自己融
着性マグネットワイヤは産業に寄与するところ極めて大
である。
【図1】動摩擦係数試験機及びレコーダーの略図であ
る。
る。
1 卓上型引張試験機(レオメーター) 2 引張強度検出部 3 滑車 4 ポリエステル糸 5 動摩擦係数試験用基台 6 動摩擦係数試験用荷重(300g) 7、8 自己融着性マグネットワイヤ 9 レコーダー 10 チャート紙
Claims (1)
- 【請求項1】 12ナイロン系共重合ポリアミド樹脂1
00重量部に対してビスフェノールA系エポキシ樹脂を
5〜70重量部配合し、これらを有機溶剤中にて100
〜160℃の温度範囲で溶解,反応させた融着塗料を導
体上に直接又は他の絶縁被膜を介して塗布焼付けたこと
を特徴とする自己融着性マグネットワイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259319A JPH0794026A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 自己融着性マグネットワイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5259319A JPH0794026A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 自己融着性マグネットワイヤ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0794026A true JPH0794026A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17332433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5259319A Pending JPH0794026A (ja) | 1993-09-22 | 1993-09-22 | 自己融着性マグネットワイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794026A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007510256A (ja) * | 2003-05-16 | 2007-04-19 | ネクサン ソシエテ アノニム | 結合層内で被覆された導電体と同導電体を製造する方法 |
| JP2007235773A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Totoku Electric Co Ltd | 耐熱自己融着線およびスピーカー用耐熱性ボイスコイル |
| CN110157327A (zh) * | 2019-05-15 | 2019-08-23 | 溧阳市佳禾电子材料有限公司 | 一种低温热熔粘合漆包线自粘漆及其制备方法 |
| CN115881358A (zh) * | 2021-09-27 | 2023-03-31 | 东特涂料股份有限公司 | 电气绝缘电线 |
-
1993
- 1993-09-22 JP JP5259319A patent/JPH0794026A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007510256A (ja) * | 2003-05-16 | 2007-04-19 | ネクサン ソシエテ アノニム | 結合層内で被覆された導電体と同導電体を製造する方法 |
| JP2007235773A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Totoku Electric Co Ltd | 耐熱自己融着線およびスピーカー用耐熱性ボイスコイル |
| CN110157327A (zh) * | 2019-05-15 | 2019-08-23 | 溧阳市佳禾电子材料有限公司 | 一种低温热熔粘合漆包线自粘漆及其制备方法 |
| CN110157327B (zh) * | 2019-05-15 | 2021-07-13 | 溧阳市佳禾电子材料有限公司 | 一种低温热熔粘合漆包线自粘漆及其制备方法 |
| CN115881358A (zh) * | 2021-09-27 | 2023-03-31 | 东特涂料股份有限公司 | 电气绝缘电线 |
| JP2023047361A (ja) * | 2021-09-27 | 2023-04-06 | 東特塗料株式会社 | 電気絶縁電線 |
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