JPH0794146A - 照明ランプ、照明器具およびそれらを備えた照明装置ならびに照明環境システム - Google Patents
照明ランプ、照明器具およびそれらを備えた照明装置ならびに照明環境システムInfo
- Publication number
- JPH0794146A JPH0794146A JP5237004A JP23700493A JPH0794146A JP H0794146 A JPH0794146 A JP H0794146A JP 5237004 A JP5237004 A JP 5237004A JP 23700493 A JP23700493 A JP 23700493A JP H0794146 A JPH0794146 A JP H0794146A
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- JP
- Japan
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- lighting
- wavelength
- illumination
- concentrated
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- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
- Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】一般照明に適した光色を保ちつつ、状況や場所
に応じて、演色性を適切に変化させ、簡単に、かつ、ダ
イナミックに照明環境を変化させる照明環境システムを
提供する。 【構成】450 nmと570 nmの2波長域に発光スペクトルを
集中させた色温度が6500 Kの照明ランプと490 nmと610
nmの2波長域の発光スペクトルを集中させた色温度が65
00 Kの照明ランプで照明装置を構成し、この照明ランプ
の点灯を制御することによって、光色が同じでダイナミ
ックに色彩変化を楽しめる照明環境システムを構築でき
る。
に応じて、演色性を適切に変化させ、簡単に、かつ、ダ
イナミックに照明環境を変化させる照明環境システムを
提供する。 【構成】450 nmと570 nmの2波長域に発光スペクトルを
集中させた色温度が6500 Kの照明ランプと490 nmと610
nmの2波長域の発光スペクトルを集中させた色温度が65
00 Kの照明ランプで照明装置を構成し、この照明ランプ
の点灯を制御することによって、光色が同じでダイナミ
ックに色彩変化を楽しめる照明環境システムを構築でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明環境システム、特
に発光スペクトルまたは透過光、反射光スペクトルを2
波長に集中させた照明ランプ、透過板、反射板を制御す
ることによって、照明光の光色を一定に保ったまま、照
明環境における反射物体の色彩をダイナミックに変化さ
せる照明環境システムに関する。
に発光スペクトルまたは透過光、反射光スペクトルを2
波長に集中させた照明ランプ、透過板、反射板を制御す
ることによって、照明光の光色を一定に保ったまま、照
明環境における反射物体の色彩をダイナミックに変化さ
せる照明環境システムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、照明ランプには主に白熱電球、蛍
光ランプ、高輝度放電ランプにわけることができる。こ
のうち、蛍光ランプに関しては比較的自由に開発者の開
発意図によって塗布する蛍光体の種類を変えることがで
きるので数々のランプが開発されてきた。特に蛍光体の
発光領域から蛍光ランプを分類してみると、広帯域発光
形蛍光ランプ、狭帯域発光形蛍光ランプ、3波長域発光
形蛍光ランプに分けることができる。
光ランプ、高輝度放電ランプにわけることができる。こ
のうち、蛍光ランプに関しては比較的自由に開発者の開
発意図によって塗布する蛍光体の種類を変えることがで
きるので数々のランプが開発されてきた。特に蛍光体の
発光領域から蛍光ランプを分類してみると、広帯域発光
形蛍光ランプ、狭帯域発光形蛍光ランプ、3波長域発光
形蛍光ランプに分けることができる。
【0003】広帯域発光形蛍光ランプは波長およそ480
nmおよび575nmに比較的穏やかなピークのある平滑な連
続スペクトルを発光するアンチモンおよびマンガンで付
活したハロりん酸カルシウム蛍光体を主に、発光の不足
するおよそ500 nm付近の青緑から緑成分およびおよそ60
0 nm以上の赤成分を他の蛍光体で埋めたり、さらに広い
帯域にかけて発光のある蛍光体を用いたりして分光分布
を平滑化した系統に属する一連のランプである。
nmおよび575nmに比較的穏やかなピークのある平滑な連
続スペクトルを発光するアンチモンおよびマンガンで付
活したハロりん酸カルシウム蛍光体を主に、発光の不足
するおよそ500 nm付近の青緑から緑成分およびおよそ60
0 nm以上の赤成分を他の蛍光体で埋めたり、さらに広い
帯域にかけて発光のある蛍光体を用いたりして分光分布
を平滑化した系統に属する一連のランプである。
【0004】狭帯域発光形蛍光ランプは比較的狭い波長
域に発光の大部分が集中している主に希土類元素で付活
した蛍光体を使用しており、これら狭帯域発光の蛍光体
を1種類または2種類以上用いることにより、目的とす
る効果が最も顕著になるような波長帯域に重点的に発光
を配置したランプである。
域に発光の大部分が集中している主に希土類元素で付活
した蛍光体を使用しており、これら狭帯域発光の蛍光体
を1種類または2種類以上用いることにより、目的とす
る効果が最も顕著になるような波長帯域に重点的に発光
を配置したランプである。
【0005】3波長域発光形蛍光ランプは近年、波長が
およそ450 nm、540 nm、および610nmの三つの単色光を
組み合わせて白色光を作ると、高い視感効率と演色評価
数が得られることが知られており、狭帯域発光の蛍光体
を3種類用いた蛍光ランプとして実現されたランプであ
る。
およそ450 nm、540 nm、および610nmの三つの単色光を
組み合わせて白色光を作ると、高い視感効率と演色評価
数が得られることが知られており、狭帯域発光の蛍光体
を3種類用いた蛍光ランプとして実現されたランプであ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、2波長域発光形
の照明ランプに関しては理論的には白色光を作ることは
可能であったが、明るさ効率や演色性の面から実用的で
ないと判断されていたため一般照明用のランプとして商
品化されていなかった。しかし、今日では、照明ランプ
はコンパクト化され、単色ランプを組み合わせて構成し
た光色可変型の照明器具も市場に出回るようになってき
ており、明るさ、演色性を単一の照明ランプのみで十分
に使用要件を満たす必要性はなくなってきた。
の照明ランプに関しては理論的には白色光を作ることは
可能であったが、明るさ効率や演色性の面から実用的で
ないと判断されていたため一般照明用のランプとして商
品化されていなかった。しかし、今日では、照明ランプ
はコンパクト化され、単色ランプを組み合わせて構成し
た光色可変型の照明器具も市場に出回るようになってき
ており、明るさ、演色性を単一の照明ランプのみで十分
に使用要件を満たす必要性はなくなってきた。
【0007】また、照明ランプとしては、明るくて演色
性が良いほど良いランプであると一般的に認識されてお
り、メタメリズムを応用した照明光によって理論的に知
覚できない色度領域を積極的に作り出し応用するという
照明手法の取り組みがほとんどされていなかった。
性が良いほど良いランプであると一般的に認識されてお
り、メタメリズムを応用した照明光によって理論的に知
覚できない色度領域を積極的に作り出し応用するという
照明手法の取り組みがほとんどされていなかった。
【0008】さらに、一般家庭やオフィスの各部屋では
気分や雰囲気を変えるため、模様替えが行なわれるが、
照明光を変化させて模様替えを行なうという発想は今ま
でになかった。
気分や雰囲気を変えるため、模様替えが行なわれるが、
照明光を変化させて模様替えを行なうという発想は今ま
でになかった。
【0009】本発明は上記の課題を解決するもので、今
まで製造されていなかった2波長域発光形の照明ランプ
などによって構成された照明装置を制御することによっ
て主照明の光色を白色光で保ちつつ、積極的にメタメリ
ズムを応用して照明環境をダイナミックに変化させる照
明環境システムを提供することを目的としている。
まで製造されていなかった2波長域発光形の照明ランプ
などによって構成された照明装置を制御することによっ
て主照明の光色を白色光で保ちつつ、積極的にメタメリ
ズムを応用して照明環境をダイナミックに変化させる照
明環境システムを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の照明環境システムは、2波長域発光形の照
明ランプや2波長選択性の透過板や反射板を理論的に設
計することによって主照明光の光色を白色光の一定に保
ち、さらに、それらを組み合わせ使用することにより、
一般照明に必要な明るさや演色性を保つ照明装置として
機能し、また、照明装置の照明条件の制御により理論的
に知覚できない色度領域を作り出すことによって照明環
境を自由に、かつ、簡単に変化させ、さらに、波長選択
性の分光反射率を有する反射面をもつ壁面や家具やカー
テンなどで照明空間を構成することによって、ダイナミ
ックな照明環境の変化を実現できるように構成したもの
である。
に、本発明の照明環境システムは、2波長域発光形の照
明ランプや2波長選択性の透過板や反射板を理論的に設
計することによって主照明光の光色を白色光の一定に保
ち、さらに、それらを組み合わせ使用することにより、
一般照明に必要な明るさや演色性を保つ照明装置として
機能し、また、照明装置の照明条件の制御により理論的
に知覚できない色度領域を作り出すことによって照明環
境を自由に、かつ、簡単に変化させ、さらに、波長選択
性の分光反射率を有する反射面をもつ壁面や家具やカー
テンなどで照明空間を構成することによって、ダイナミ
ックな照明環境の変化を実現できるように構成したもの
である。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成により、一般照明に適し
た光色を保ちつつ、状況や場所に応じて、演色性を適切
に変化させ、簡単に、かつ、ダイナミックに照明環境を
変化させる照明環境システムを提供できる。
た光色を保ちつつ、状況や場所に応じて、演色性を適切
に変化させ、簡単に、かつ、ダイナミックに照明環境を
変化させる照明環境システムを提供できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例の照明ランプについて
図に示しながら説明していく。なお、本発明において
は、照明ランプの発光スペクトルを2波長に集中させる
だけでなく、反射光や透過光スペクトルでも2波長に集
中させることにより同一の効果を得ることができる。す
なわち、照明器具の反射板や透過板を、以下に述べる理
論に基づいて設計することにより照明ランプと同様の照
明効果を上げることができる。ここでは本発明の一実施
例として、照明ランプの光色が標準の光源として規定さ
れている6500 Kの光のxy色度と同じになるために必要な
2波長の選択について説明する。
図に示しながら説明していく。なお、本発明において
は、照明ランプの発光スペクトルを2波長に集中させる
だけでなく、反射光や透過光スペクトルでも2波長に集
中させることにより同一の効果を得ることができる。す
なわち、照明器具の反射板や透過板を、以下に述べる理
論に基づいて設計することにより照明ランプと同様の照
明効果を上げることができる。ここでは本発明の一実施
例として、照明ランプの光色が標準の光源として規定さ
れている6500 Kの光のxy色度と同じになるために必要な
2波長の選択について説明する。
【0013】図1に照明光の光色が6500 Kの昼光と同一
の色度点とするために選んだ2種類の2波長の値を示
す。図1に示した色度座標上で各光色の蛍光ランプの標
準の光D65を中心としてひいた各直線とスペクトル軌跡
との2つの交点が選ぶべき2つの波長のスペクトルであ
る。図1によれば、1本の直線とスペクトル軌跡は450n
mと570 nmの波長の色度で交わっており、6500 Kの昼光
の光色を450 nmと570 nmの波長を集中的に発光させて得
ることができる。また、もう一方の直線とスペクトル軌
跡は、490 nmと610 nmの波長の色度で交わっており、65
00 Kの昼光の光色を490 nmと610 nmの波長を集中的に発
光させて得ることができる。
の色度点とするために選んだ2種類の2波長の値を示
す。図1に示した色度座標上で各光色の蛍光ランプの標
準の光D65を中心としてひいた各直線とスペクトル軌跡
との2つの交点が選ぶべき2つの波長のスペクトルであ
る。図1によれば、1本の直線とスペクトル軌跡は450n
mと570 nmの波長の色度で交わっており、6500 Kの昼光
の光色を450 nmと570 nmの波長を集中的に発光させて得
ることができる。また、もう一方の直線とスペクトル軌
跡は、490 nmと610 nmの波長の色度で交わっており、65
00 Kの昼光の光色を490 nmと610 nmの波長を集中的に発
光させて得ることができる。
【0014】図2、図3はそれぞれ図1から得られた2
種類の2波長に基づいて作成した6500 Kの色温度をもつ
2種類の照明ランプの分光放射エネルギー分布を示す。
図2、図3の横軸は波長を示し、縦軸は相対放射エネル
ギーの値を示す。図2は450nmと570 nmの波長を集中的
に発光させた照明ランプの分光分布であり、色温度は65
00 Kである。図3は490 nmと610 nmの波長を集中的に発
光させた照明ランプの分光分布であり、色温度は6500 K
である。なお、色温度6500 Kの照明ランプについての2
波長の選択はこれ以外に限りなくあることは言うまでも
ない。
種類の2波長に基づいて作成した6500 Kの色温度をもつ
2種類の照明ランプの分光放射エネルギー分布を示す。
図2、図3の横軸は波長を示し、縦軸は相対放射エネル
ギーの値を示す。図2は450nmと570 nmの波長を集中的
に発光させた照明ランプの分光分布であり、色温度は65
00 Kである。図3は490 nmと610 nmの波長を集中的に発
光させた照明ランプの分光分布であり、色温度は6500 K
である。なお、色温度6500 Kの照明ランプについての2
波長の選択はこれ以外に限りなくあることは言うまでも
ない。
【0015】さらに、照明光の光色を白熱電球のような
オレンジがかった光色で設計するときは、図4に示すよ
うに、色度座標上で白熱電球の標準の光A を中心として
2本の直線をひき、スペクトル軌跡と各直線とのそれぞ
れの交点のスペクトル光を集中的に発光させることによ
って色温度が3000 K付近の2種類の照明ランプを実現で
きる。図4では、2種類のスペクトル光の組み合せは、
440 nmと580 nmの波長の組み合せと500 nmと620 nmの波
長の組み合せを示した。
オレンジがかった光色で設計するときは、図4に示すよ
うに、色度座標上で白熱電球の標準の光A を中心として
2本の直線をひき、スペクトル軌跡と各直線とのそれぞ
れの交点のスペクトル光を集中的に発光させることによ
って色温度が3000 K付近の2種類の照明ランプを実現で
きる。図4では、2種類のスペクトル光の組み合せは、
440 nmと580 nmの波長の組み合せと500 nmと620 nmの波
長の組み合せを示した。
【0016】照明ランプの分光放射エネルギーの理論的
算出の方法は、設計したい光色の色度点を(x3,y3) 、輝
度をY3とし、(x3,y3) を通る直線とスペクトル軌跡との
交点となる2つのスペクトルの色度点を(x1,y1) 、(x2,
y2) 、輝度をY1、Y2とすると、これらから得られる次の
関係式(1)式〜(3)式を用いて行うことができる。
算出の方法は、設計したい光色の色度点を(x3,y3) 、輝
度をY3とし、(x3,y3) を通る直線とスペクトル軌跡との
交点となる2つのスペクトルの色度点を(x1,y1) 、(x2,
y2) 、輝度をY1、Y2とすると、これらから得られる次の
関係式(1)式〜(3)式を用いて行うことができる。
【0017】 x3 = (x1*Y1/y1 + x2*Y2/y2) / (Y1/y1 + Y2/y2) …(1) y3 = (Y1 + Y2) / (Y1/y1 + Y2/y2) …(2) Y3 = Y1 + Y2 …(3) すなわち、照明ランプの設計したい光色の色度点(x3,y
3) 、輝度Y3と、図1の色度図から求めた直線とスペク
トル軸跡との交点となる2つのスペクトルの色度点(x1,
y1) 、(x2,y2) とを代入することにより、(1)式また
は(2)式からY1とY2の比を求め、その値をそのスペク
トルλに対する標準観測者の視感効率V(λ)で割れば分
光放射エネルギーを算出することができる。
3) 、輝度Y3と、図1の色度図から求めた直線とスペク
トル軸跡との交点となる2つのスペクトルの色度点(x1,
y1) 、(x2,y2) とを代入することにより、(1)式また
は(2)式からY1とY2の比を求め、その値をそのスペク
トルλに対する標準観測者の視感効率V(λ)で割れば分
光放射エネルギーを算出することができる。
【0018】さらに、照明環境内の壁面において、図5
に示すように、450 nmから490 nmおよび570 nmから610n
mまでの波長域で分光反射率が変化するような壁面色材
を使用すれば、図2と図3の2種類の照明ランプで照明
した場合、壁面の色は紫がかった白い壁面として知覚さ
れる。また、図2の照明ランプのみで照明されたとき
は、壁面の色は、非常に青みがかった色として知覚され
る。一方、図3の照明ランプで照明されたときは、壁面
の色は、非常に赤みがっかた色で知覚される。しかしな
がら、どの照明ランプを使用した場合でも光色は一定に
保たれ、その色温度は6500 Kである。
に示すように、450 nmから490 nmおよび570 nmから610n
mまでの波長域で分光反射率が変化するような壁面色材
を使用すれば、図2と図3の2種類の照明ランプで照明
した場合、壁面の色は紫がかった白い壁面として知覚さ
れる。また、図2の照明ランプのみで照明されたとき
は、壁面の色は、非常に青みがかった色として知覚され
る。一方、図3の照明ランプで照明されたときは、壁面
の色は、非常に赤みがっかた色で知覚される。しかしな
がら、どの照明ランプを使用した場合でも光色は一定に
保たれ、その色温度は6500 Kである。
【0019】また、照明環境内に、図6に示すように、
610 nm未満の波長域を反射するような分光反射率をもつ
物体があったとすれば、図2と図3の2種類の照明ラン
プで照明した場合、物体の色はシアン色に知覚される
が、図2の照明ランプのみで照明されたときは、物体の
色は、白色で知覚され、図3の照明ランプのみで照明さ
れたときは、物体の色は、非常に鮮やかなシアン色に知
覚される。しかし、この場合も図2、図3で設計された
どの照明ランプを使用しても照明光の光色は6500Kの白
色光である。
610 nm未満の波長域を反射するような分光反射率をもつ
物体があったとすれば、図2と図3の2種類の照明ラン
プで照明した場合、物体の色はシアン色に知覚される
が、図2の照明ランプのみで照明されたときは、物体の
色は、白色で知覚され、図3の照明ランプのみで照明さ
れたときは、物体の色は、非常に鮮やかなシアン色に知
覚される。しかし、この場合も図2、図3で設計された
どの照明ランプを使用しても照明光の光色は6500Kの白
色光である。
【0020】これら図5、図6で示したような物体の分
光反射率はほんの一例であり、設計者の意図により自由
な分光反射率に変化させ、自由な照明効果を演出するこ
とができる。
光反射率はほんの一例であり、設計者の意図により自由
な分光反射率に変化させ、自由な照明効果を演出するこ
とができる。
【0021】上記のように、たとえば、図2、図3の分
光分布をもつ照明ランプを一体の器具に装着しそれらの
点灯を制御することによって光色が同じでダイナミック
に色彩変化が楽しめる照明環境システムを構築すること
ができる。また、単に色温度が同一の照明ランプを2種
類設計することで現在使用されている照明器具に装着す
ることにより実施例に示した照明効果を作り出すことが
できる。また、照明ランプを蛍光ランプで設計したなら
ば、水銀による輝線の効果により照明効果が減少するこ
とが予想される。照明効果を維持するためには、たとえ
ば、フィルタなどにより輝線を取り除くことが考えられ
る。
光分布をもつ照明ランプを一体の器具に装着しそれらの
点灯を制御することによって光色が同じでダイナミック
に色彩変化が楽しめる照明環境システムを構築すること
ができる。また、単に色温度が同一の照明ランプを2種
類設計することで現在使用されている照明器具に装着す
ることにより実施例に示した照明効果を作り出すことが
できる。また、照明ランプを蛍光ランプで設計したなら
ば、水銀による輝線の効果により照明効果が減少するこ
とが予想される。照明効果を維持するためには、たとえ
ば、フィルタなどにより輝線を取り除くことが考えられ
る。
【0022】また、上記実施例において、発光スペクト
ルを2波長域に集中させた2波長域発光形の照明ランプ
の代りに、2波長域に集中させた分光透過率または分光
反射率を有する透過板または反射板を使用することもで
きる。この場合、たとえば図1において、直線とスペク
トル軸跡が交わる2波長域に透過光や反射光スペクトル
を集中させる分光透過率または分光反射率を有せしめる
とよい。さらに図1において、一方の直線を照明ランプ
に対応させ、他方の直線を透過板または反射板に対応さ
せることや、両直線をそれぞれ透過板と反射板に対応さ
せることにより、照明効果を上げるような設計にするこ
とも可能である。
ルを2波長域に集中させた2波長域発光形の照明ランプ
の代りに、2波長域に集中させた分光透過率または分光
反射率を有する透過板または反射板を使用することもで
きる。この場合、たとえば図1において、直線とスペク
トル軸跡が交わる2波長域に透過光や反射光スペクトル
を集中させる分光透過率または分光反射率を有せしめる
とよい。さらに図1において、一方の直線を照明ランプ
に対応させ、他方の直線を透過板または反射板に対応さ
せることや、両直線をそれぞれ透過板と反射板に対応さ
せることにより、照明効果を上げるような設計にするこ
とも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、一般照明に適した光色を保ちつつ、状況や
場所に応じて、演色性を適切に変化させ、簡単に、か
つ、ダイナミックに照明環境を変化させる照明環境シス
テムを提供することができる。
明によれば、一般照明に適した光色を保ちつつ、状況や
場所に応じて、演色性を適切に変化させ、簡単に、か
つ、ダイナミックに照明環境を変化させる照明環境シス
テムを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例の照明ランプにおける光色と
スペクトル光の関係を示す色度図
スペクトル光の関係を示す色度図
【図2】本発明の一実施例の照明ランプにおける分光分
布図
布図
【図3】本発明の一実施例の照明ランプにおける他の分
光分布図
光分布図
【図4】本発明の他の実施例の照明ランプにおける光色
とスペクトル光の関係を示す色度図
とスペクトル光の関係を示す色度図
【図5】本発明のさらに他の実施例の照明環境システム
における照明空間の分光反射率分布図
における照明空間の分光反射率分布図
【図6】本発明のさらに他の実施例の照明環境システム
における他の照明空間の分光反射率分布図
における他の照明空間の分光反射率分布図
Claims (8)
- 【請求項1】 380 nm から 780 nm の 可視波長域にお
いて発光スペクトルを2波長域に集中させた2波長域発
光形の照明ランプ。 - 【請求項2】 380 nm から 780 nm の 可視波長域にお
いて2波長域に集中させた分光透過率を有する透過板で
構成された照明器具。 - 【請求項3】 380 nm から 780 nm の 可視波長域にお
いて2波長域に集中させた分光反射率を有する反射板で
構成された照明器具。 - 【請求項4】 380 nm から 780 nm の 可視波長域にお
いて2波長域に集中させた発光スペクトルの波長領域が
異なり相関色温度は同一である2種類以上の請求項1記
載の照明ランプを備えた照明装置。 - 【請求項5】 380 nm から 780 nm の 可視波長域にお
いて2波長域に集中させた透過光スペクトルの波長領域
が異なり相関色温度は同一である2種類以上の請求項2
記載の透過板を備えた照明装置。 - 【請求項6】 380 nm から 780 nm の 可視波長域にお
いて2波長域に集中させた反射光スペクトルの波長領域
が異なり相関色温度は同一である2種類以上の請求項3
記載の反射板を備えた照明装置。 - 【請求項7】 請求項1記載の照明ランプ乃至請求項3
記載の照明器具のうちのいずれかを組み合わせて構成さ
れた照明装置。 - 【請求項8】 請求項4乃至請求項7のいずれかに記載
の照明装置と、380nm から 780 nm の 可視波長域にお
いて波長選択性のある分光反射率を有する反射面をもつ
壁や家具やカーテンなどで構成された照明空間を備え、
前記照明装置に配置された照明ランプの点灯や透過板の
分光透過率や反射板の分光反射率を制御することにより
照明環境をダイナミックに変化させる照明環境システ
ム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237004A JPH0794146A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 照明ランプ、照明器具およびそれらを備えた照明装置ならびに照明環境システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5237004A JPH0794146A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 照明ランプ、照明器具およびそれらを備えた照明装置ならびに照明環境システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0794146A true JPH0794146A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17008966
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5237004A Pending JPH0794146A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 照明ランプ、照明器具およびそれらを備えた照明装置ならびに照明環境システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794146A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6153971A (en) * | 1995-09-21 | 2000-11-28 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Light source with only two major light emitting bands |
| US6157126A (en) * | 1997-03-13 | 2000-12-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Warm white fluorescent lamp |
| US6224240B1 (en) | 1996-09-13 | 2001-05-01 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Light source |
| US6414426B1 (en) | 1997-02-13 | 2002-07-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | High-efficiency light source |
| JP2008258169A (ja) * | 2001-08-23 | 2008-10-23 | Yukiyasu Okumura | 色温度が調整可能なled灯の使用方法 |
| JP2012531235A (ja) * | 2009-06-24 | 2012-12-10 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 周囲温度の知覚に影響を与える色の照明システム |
| JP2015149302A (ja) * | 1997-12-17 | 2015-08-20 | フィリップス ソリッド−ステート ライティング ソリューションズ インコーポレイテッド | デジタル制御される照明方法およびシステム |
| JP2017513186A (ja) * | 2014-03-17 | 2017-05-25 | フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ | 物品を照光するための照明システム |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP5237004A patent/JPH0794146A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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