JPH0794526A - ヘテロ接合バイポーラトランジスタ - Google Patents
ヘテロ接合バイポーラトランジスタInfo
- Publication number
- JPH0794526A JPH0794526A JP5256379A JP25637993A JPH0794526A JP H0794526 A JPH0794526 A JP H0794526A JP 5256379 A JP5256379 A JP 5256379A JP 25637993 A JP25637993 A JP 25637993A JP H0794526 A JPH0794526 A JP H0794526A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gaas
- layer
- bipolar transistor
- heterojunction bipolar
- ingaasp
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電流利得の劣化が小さいヘテロ接合バイポー
ラトランジスタを提供する。 【構成】 ベース層3がGaAsからなるヘテロ接合バ
イポーラトランジスタにおいて、エミッタ層2のベース
層3に接する部分は、GaAsに格子整合し、バンドギ
ャップが1.70eV以上であるInGaAsPで構成
する。
ラトランジスタを提供する。 【構成】 ベース層3がGaAsからなるヘテロ接合バ
イポーラトランジスタにおいて、エミッタ層2のベース
層3に接する部分は、GaAsに格子整合し、バンドギ
ャップが1.70eV以上であるInGaAsPで構成
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘテロ接合バイポーラ
トランジスタに関し、特に、InGaAsPをエミッタ
領域に用いたGaAs系のヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタに関する。
トランジスタに関し、特に、InGaAsPをエミッタ
領域に用いたGaAs系のヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタに関する。
【0002】
【従来技術】近年、AlGaAs/GaAs系ヘテロ接
合バイポーラトランジスタ(以下、HBTと称す)は、
HEMTに次ぐ高性能電子デバイスとして実用化が期待
されるようになった。その大きな理由は、ベース抵抗を
下げて高速化するためのベースドーパントとしてカーボ
ンを用いることにより、これまで問題になっていたベー
スドーパントのエミッタ層への拡散による特性の劣化
(再結合による無効電流の発生)がなくなったためであ
る。ところが、低消費電力化のためにデバイスの微細化
を進めると、上記拡散による特性の劣化とは異なった劣
化要因があることが明らかになった。それは、製造プロ
セスの途中で露出したAlGaAsが酸化し、それによ
り微小なリーク電流が発生し、HBTの特性が低下する
のである。このリーク電流は、デバイスが微細化するほ
ど、相対的に大きくなる。そこで、AlGaAsの代わ
りに、Alを含まないInGaPを用いたHBTが注目
されている。
合バイポーラトランジスタ(以下、HBTと称す)は、
HEMTに次ぐ高性能電子デバイスとして実用化が期待
されるようになった。その大きな理由は、ベース抵抗を
下げて高速化するためのベースドーパントとしてカーボ
ンを用いることにより、これまで問題になっていたベー
スドーパントのエミッタ層への拡散による特性の劣化
(再結合による無効電流の発生)がなくなったためであ
る。ところが、低消費電力化のためにデバイスの微細化
を進めると、上記拡散による特性の劣化とは異なった劣
化要因があることが明らかになった。それは、製造プロ
セスの途中で露出したAlGaAsが酸化し、それによ
り微小なリーク電流が発生し、HBTの特性が低下する
のである。このリーク電流は、デバイスが微細化するほ
ど、相対的に大きくなる。そこで、AlGaAsの代わ
りに、Alを含まないInGaPを用いたHBTが注目
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】HBTの特性は、エミ
ッタ/ベース界面、即ちpn接合でどれだけ再結合の少
ない電流・電圧特性が得られるかに依存する。しかしな
がら、InGaP/GaAs界面では、5族元素につい
て急峻なP/As界面が得られないため、AlGaAs
/GaAs系に比較して、InGaP/GaAs系HB
Tではエミッタ/ベース界面で再結合による無効電流が
発生して電流・電圧特性が劣るという問題があった。ま
た、この界面における無効電流はHBTの信頼性を低下
させる原因にもなっていた。
ッタ/ベース界面、即ちpn接合でどれだけ再結合の少
ない電流・電圧特性が得られるかに依存する。しかしな
がら、InGaP/GaAs界面では、5族元素につい
て急峻なP/As界面が得られないため、AlGaAs
/GaAs系に比較して、InGaP/GaAs系HB
Tではエミッタ/ベース界面で再結合による無効電流が
発生して電流・電圧特性が劣るという問題があった。ま
た、この界面における無効電流はHBTの信頼性を低下
させる原因にもなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決したヘテロ接合バイポーラトランジスタを提供するも
ので、ベース層がGaAsからなるヘテロ接合バイポー
ラトランジスタにおいて、エミッタ層のベース層に接す
る部分は、GaAsに格子整合し、バンドギャップが
1.70eV以上であるInGaAsPからなることを
特徴とするものである。
決したヘテロ接合バイポーラトランジスタを提供するも
ので、ベース層がGaAsからなるヘテロ接合バイポー
ラトランジスタにおいて、エミッタ層のベース層に接す
る部分は、GaAsに格子整合し、バンドギャップが
1.70eV以上であるInGaAsPからなることを
特徴とするものである。
【0005】
【作用】上述のように、エミッタ/ベース界面のpn接
合をInGaAsP/GaAsで構成すると、化合物半
導体の5族がAsP/Asからなる界面は、P/Asか
らなる界面よりも急峻で、且つ安定であるため、再結合
の少ないエミッタ/ベース界面を形成することができ
る。
合をInGaAsP/GaAsで構成すると、化合物半
導体の5族がAsP/Asからなる界面は、P/Asか
らなる界面よりも急峻で、且つ安定であるため、再結合
の少ないエミッタ/ベース界面を形成することができ
る。
【0006】ここで、InGaAsPの組成を、バンド
ギャップが1.70eV以上になるようにした理由は次
の通りである。即ち、InGaAsPは、3族のIn、
Gaと5族のAs、Pからなる3−5族の混晶である。
この混晶には、組成上、熱力学的に不安定な領域と準安
定な領域があり、不安定な領域は非混和領域と呼ばれて
いる。この非混和領域では、結晶成長の際に異なった組
成の結晶が混在する不均一な成長が起きる。本発明者
は、実験の結果、InGaAsPのバンドギャップが
1.70eVよりも小さい組成では、InGaAsPの
混晶は非混和領域にあるという新しい知見を得た。従っ
て、バンドギャップが1.70eV以上のInGaAs
PによりGaAsベース層に接合するエミッタ層部分を
形成すると、この部分は均一相になるので、接合面にお
ける再結合電流を低減化させることができる。
ギャップが1.70eV以上になるようにした理由は次
の通りである。即ち、InGaAsPは、3族のIn、
Gaと5族のAs、Pからなる3−5族の混晶である。
この混晶には、組成上、熱力学的に不安定な領域と準安
定な領域があり、不安定な領域は非混和領域と呼ばれて
いる。この非混和領域では、結晶成長の際に異なった組
成の結晶が混在する不均一な成長が起きる。本発明者
は、実験の結果、InGaAsPのバンドギャップが
1.70eVよりも小さい組成では、InGaAsPの
混晶は非混和領域にあるという新しい知見を得た。従っ
て、バンドギャップが1.70eV以上のInGaAs
PによりGaAsベース層に接合するエミッタ層部分を
形成すると、この部分は均一相になるので、接合面にお
ける再結合電流を低減化させることができる。
【0007】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明にかかるヘテロ接合
バイポーラトランジスタの一実施例の断面図である。図
中の符号は以下の通りである。即ち、 1: 厚さ10nmのn+ −GaAs(ドーピング濃
度:>2×1018cm-3)層1aと厚さ50nmのn−
InGaAsP(Eg=1.57eV、ドーピング濃
度:5×1017cm-3)層1bからなるキャップ層 2: 厚さ200nmのn−InGaAsP(Eg=
1.77eV、ドーピング濃度:5×1017cm-3)か
らなるエミッタ層 3: 厚さ70nmのp++−GaAs(ドーピング濃
度:4×1019cm-3)からなるベース層 4: 厚さ500nmのn- −GaAs(ドーピング濃
度:3×1016cm-3)からなるコレクタ層 5: 厚さ500nmのn+ −GaAs(ドーピング濃
度:>2×1018cm-3)からなるサブコレクタ層 6: GaAs基板 7、8、9: 電極
を詳細に説明する。図1は、本発明にかかるヘテロ接合
バイポーラトランジスタの一実施例の断面図である。図
中の符号は以下の通りである。即ち、 1: 厚さ10nmのn+ −GaAs(ドーピング濃
度:>2×1018cm-3)層1aと厚さ50nmのn−
InGaAsP(Eg=1.57eV、ドーピング濃
度:5×1017cm-3)層1bからなるキャップ層 2: 厚さ200nmのn−InGaAsP(Eg=
1.77eV、ドーピング濃度:5×1017cm-3)か
らなるエミッタ層 3: 厚さ70nmのp++−GaAs(ドーピング濃
度:4×1019cm-3)からなるベース層 4: 厚さ500nmのn- −GaAs(ドーピング濃
度:3×1016cm-3)からなるコレクタ層 5: 厚さ500nmのn+ −GaAs(ドーピング濃
度:>2×1018cm-3)からなるサブコレクタ層 6: GaAs基板 7、8、9: 電極
【0008】GaAsからなるベース層3に接するエミ
ッタ層2は、バンドギャップEgが1.77eVで、G
aAsに格子整合するInGaAsPで構成されてい
る。また、上記実施例の構成材質のうち、キャップ層と
エミッタ層を以下のように代えて比較例とした。即ち、
キャップ層は、厚さ10nmのn+ −GaAs(ドーピ
ング濃度:>2×1018cm-3)と厚さ25nmのn−
InGaAsP(Eg=1.57eV、ドーピング濃
度:5×1017cm-3)および厚さ25nmのn−In
GaAsP(Eg=1.77eV、ドーピング濃度:5
×1017cm-3)で構成した。エミッタ層は、厚さ20
0nmのn−InGaP(Eg=1.87eV、ドーピ
ング濃度:5×1017cm-3)で構成した。ここで、E
g=1.77eVのキャップ層を挿入した理由は以下の
通りである。即ち、キャップ層とエミッタ層のヘテロ接
合におけるバンドギャップ差が大きいと、その接合部に
バンドギャップのスパイクが生じて直列抵抗が増加する
ので、バンドギャップ差を細かくくぎり、その増加を抑
えるためである。
ッタ層2は、バンドギャップEgが1.77eVで、G
aAsに格子整合するInGaAsPで構成されてい
る。また、上記実施例の構成材質のうち、キャップ層と
エミッタ層を以下のように代えて比較例とした。即ち、
キャップ層は、厚さ10nmのn+ −GaAs(ドーピ
ング濃度:>2×1018cm-3)と厚さ25nmのn−
InGaAsP(Eg=1.57eV、ドーピング濃
度:5×1017cm-3)および厚さ25nmのn−In
GaAsP(Eg=1.77eV、ドーピング濃度:5
×1017cm-3)で構成した。エミッタ層は、厚さ20
0nmのn−InGaP(Eg=1.87eV、ドーピ
ング濃度:5×1017cm-3)で構成した。ここで、E
g=1.77eVのキャップ層を挿入した理由は以下の
通りである。即ち、キャップ層とエミッタ層のヘテロ接
合におけるバンドギャップ差が大きいと、その接合部に
バンドギャップのスパイクが生じて直列抵抗が増加する
ので、バンドギャップ差を細かくくぎり、その増加を抑
えるためである。
【0009】上記実施例および比較例について、エミッ
タサイズが110×110μm2 の場合について電流利
得βを測定した。その結果は、実施例ではβ=14.1
(Jc =700Acm-2)、比較例ではβ=13.9
(Jc =700Acm-2)であった。この結果からは、
実施例と比較例の差はそれほど大きくない。一方、通電
試験を行い、β/β0 (β0 :初期値)の変化を測定し
た。その結果は、図2に示すように、実施例では、比較
例に較べて電流利得の劣化が小さくなっている。なお、
本発明において、エミッタ層を構成するInGaAsP
の組成は上記実施例に限定されないことはいうまでもな
い。また、エミッタ層は、上記実施例のように全体がI
nGaAsPで構成されている必要はない。
タサイズが110×110μm2 の場合について電流利
得βを測定した。その結果は、実施例ではβ=14.1
(Jc =700Acm-2)、比較例ではβ=13.9
(Jc =700Acm-2)であった。この結果からは、
実施例と比較例の差はそれほど大きくない。一方、通電
試験を行い、β/β0 (β0 :初期値)の変化を測定し
た。その結果は、図2に示すように、実施例では、比較
例に較べて電流利得の劣化が小さくなっている。なお、
本発明において、エミッタ層を構成するInGaAsP
の組成は上記実施例に限定されないことはいうまでもな
い。また、エミッタ層は、上記実施例のように全体がI
nGaAsPで構成されている必要はない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ベ
ース層がGaAsからなるヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタにおいて、エミッタ層のベース層に接する部分
は、GaAsに格子整合し、バンドギャップが1.70
eV以上であるInGaAsPからなるため、電流利得
の劣化が小さくなるという優れた効果がある。
ース層がGaAsからなるヘテロ接合バイポーラトラン
ジスタにおいて、エミッタ層のベース層に接する部分
は、GaAsに格子整合し、バンドギャップが1.70
eV以上であるInGaAsPからなるため、電流利得
の劣化が小さくなるという優れた効果がある。
【図1】本発明に係るヘテロ接合バイポーラトランジス
タの一実施例の断面図である。
タの一実施例の断面図である。
【図2】上記実施例の電流利得の通電時間による変化を
示す図である。
示す図である。
1 キャップ層 1a n+ −GaAs層 1b n−InGaAsP層 2 エミッタ層 3 ベース層 4 コレクタ層 5 サブコレクタ層 6 GaAs基板 7、8、9 電極
Claims (1)
- 【請求項1】 ベース層がGaAsからなるヘテロ接合
バイポーラトランジスタにおいて、エミッタ層のベース
層に接する部分は、GaAsに格子整合し、バンドギャ
ップが1.70eV以上であるInGaAsPからなる
ことを特徴とするヘテロ接合バイポーラトランジスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5256379A JPH0794526A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | ヘテロ接合バイポーラトランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5256379A JPH0794526A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | ヘテロ接合バイポーラトランジスタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0794526A true JPH0794526A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17291868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5256379A Pending JPH0794526A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | ヘテロ接合バイポーラトランジスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794526A (ja) |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP5256379A patent/JPH0794526A/ja active Pending
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