JPH0794570B2 - 難燃性の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体用組成物 - Google Patents
難燃性の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体用組成物Info
- Publication number
- JPH0794570B2 JPH0794570B2 JP2265577A JP26557790A JPH0794570B2 JP H0794570 B2 JPH0794570 B2 JP H0794570B2 JP 2265577 A JP2265577 A JP 2265577A JP 26557790 A JP26557790 A JP 26557790A JP H0794570 B2 JPH0794570 B2 JP H0794570B2
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- Japan
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- pat
- flame
- weight
- thermoplastic polyester
- compound
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、難燃性の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡
体用組成物に関するものである。
体用組成物に関するものである。
(従来の技術) 熱可塑性ポリエステル系樹脂(以下、これをPATとい
う)は、ポリエチレンやポリスチレンには見られないす
ぐれた性質を持っている。例えば、PATは剛性が大き
く、形状安定性がよくて、200℃に耐えるほどのすぐれ
た耐熱性を持っている。そこで、PATを建築用材又は構
造用部材として使用しようと企図された。
う)は、ポリエチレンやポリスチレンには見られないす
ぐれた性質を持っている。例えば、PATは剛性が大き
く、形状安定性がよくて、200℃に耐えるほどのすぐれ
た耐熱性を持っている。そこで、PATを建築用材又は構
造用部材として使用しようと企図された。
この企図にあたって、最も問題となるのは、PATが有機
物とくにエステルであって、燃え易いという点である。
そこで、PATを難燃性にして、PATを建築用材又は構造用
部材に使用できるものにしようとの試みが現れた。
物とくにエステルであって、燃え易いという点である。
そこで、PATを難燃性にして、PATを建築用材又は構造用
部材に使用できるものにしようとの試みが現れた。
ところが、PATは、ポリエチレンやポリスチレンのよう
に簡単に難燃化することができない。それは、PATが、
ポリエチレンやポリスチレンよりも遥かに高い軟化点を
持っているからである。すなわち、ポリエチレンやポリ
スチレンでは、各種ハロゲン化合物を混涅することによ
り容易に難燃性にすることができるが、PATに同様な各
種ハロゲン化合物を混涅しようとするとPATの溶融温度
でハロゲン化合物が分解してしまい、難燃化の効果がも
たらされないだけでなく、却ってハロゲン化合物の分解
物がPATを着色したりして、PATの性質を害する結果とな
った。
に簡単に難燃化することができない。それは、PATが、
ポリエチレンやポリスチレンよりも遥かに高い軟化点を
持っているからである。すなわち、ポリエチレンやポリ
スチレンでは、各種ハロゲン化合物を混涅することによ
り容易に難燃性にすることができるが、PATに同様な各
種ハロゲン化合物を混涅しようとするとPATの溶融温度
でハロゲン化合物が分解してしまい、難燃化の効果がも
たらされないだけでなく、却ってハロゲン化合物の分解
物がPATを着色したりして、PATの性質を害する結果とな
った。
他方、PATに対しては無機化合物を配合して難燃化する
ことも考えられる。無機化合物は分解しないという長所
を有するが、難燃化の効果に乏しく、充分な難燃性を表
すためには、大量の無機化合物を配合する必要があり、
大量を配合するとPATの特性を阻害することとなり、従
って満足な難燃性が得られなかった。さらに、PATを難
燃性にすると同時に発泡に適したものとするには、一層
の困難があった。
ことも考えられる。無機化合物は分解しないという長所
を有するが、難燃化の効果に乏しく、充分な難燃性を表
すためには、大量の無機化合物を配合する必要があり、
大量を配合するとPATの特性を阻害することとなり、従
って満足な難燃性が得られなかった。さらに、PATを難
燃性にすると同時に発泡に適したものとするには、一層
の困難があった。
(発明が解決しようとする課題) この発明は、PATの良好な特性を保持したまま、充分な
難燃性を持ったPAT発泡体用組成物を提供しようとする
ものである。
難燃性を持ったPAT発泡体用組成物を提供しようとする
ものである。
(課題解決のための手段) この発明者は、PATに種々な化合物を添加してPAT組成物
を作り、その難燃性を調べた。その結果、分解温度が30
0℃以上の臭素化芳香族化合物と、特定の有機錫系化合
物とを特定の割合に配合してPATに添加すると、PATの特
性を大きく変化させないで、PATを難燃性にできるとと
もにこれを発泡体にすることが可能なことを見出した。
PATの特性が変化しないというのは、例えば、上記の臭
素化芳香族化合物と有機錫系化合物を配合したPATは、
これを配合しないPATと同様に押し出し発泡によって満
足な発泡体とすることができるからである。
を作り、その難燃性を調べた。その結果、分解温度が30
0℃以上の臭素化芳香族化合物と、特定の有機錫系化合
物とを特定の割合に配合してPATに添加すると、PATの特
性を大きく変化させないで、PATを難燃性にできるとと
もにこれを発泡体にすることが可能なことを見出した。
PATの特性が変化しないというのは、例えば、上記の臭
素化芳香族化合物と有機錫系化合物を配合したPATは、
これを配合しないPATと同様に押し出し発泡によって満
足な発泡体とすることができるからである。
(発明要旨) この発明は、PAT100重量部に、分解温度が300℃以上の
臭素化芳香族化合物0.5ないし5重量部と、臭素化芳香
族化合物に対し1ないし30重量%のアルキル錫ラウレー
ト、アルキル錫マレート又はアルキル錫メルカプチドと
を配合したことを特徴とする、難燃性のPAT発泡体用組
成物を要旨とするものである。
臭素化芳香族化合物0.5ないし5重量部と、臭素化芳香
族化合物に対し1ないし30重量%のアルキル錫ラウレー
ト、アルキル錫マレート又はアルキル錫メルカプチドと
を配合したことを特徴とする、難燃性のPAT発泡体用組
成物を要旨とするものである。
(各要件の説明) この発明で用いられるPATは、芳香族のカルボン酸に二
価アルコールを反応させて得られた高分子量の鎖状エス
テルである。このようなPATは市販されている。この発
明では、市販されているPATを用いることができる。
価アルコールを反応させて得られた高分子量の鎖状エス
テルである。このようなPATは市販されている。この発
明では、市販されているPATを用いることができる。
PATを構成するジカルボン酸としては、テレフタル酸が
最も多く用いられているが、イソフタル酸、2、6−ナ
フタレンジカルボン酸が用いられることもある。そのほ
か、ジカルボン酸としては、ジフェニルエーテルジカル
ボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキ
シジカルボン酸が用いられることもある。
最も多く用いられているが、イソフタル酸、2、6−ナ
フタレンジカルボン酸が用いられることもある。そのほ
か、ジカルボン酸としては、ジフェニルエーテルジカル
ボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェノキ
シジカルボン酸が用いられることもある。
他方、PATを構成する二価アルコールとしては、エチレ
ングリコールが主として用いられるが、トリメチレング
リコール、テトラメチレングリコール、ネオペンチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメチロール、トリシクロデカンジメチロール、2、
2−ビス−(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プ
ロパン、4、4′−ビス−(β−ヒドロキシエトキシ)
ジフェニルスルホン、ジエチレングリコールを用いるこ
ともできる。
ングリコールが主として用いられるが、トリメチレング
リコール、テトラメチレングリコール、ネオペンチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメチロール、トリシクロデカンジメチロール、2、
2−ビス−(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プ
ロパン、4、4′−ビス−(β−ヒドロキシエトキシ)
ジフェニルスルホン、ジエチレングリコールを用いるこ
ともできる。
上述のPATのうち、この発明で用いるのに適したもの
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレートエラストマー、
非晶性ポリエステル、ポリシクロヘキサンテレフタレー
トなどである。また、上述のPATは、単独でまたは混合
して用いることができる。さらに、上述のPATは、これ
に他の樹脂を混合して用いることもできる。他の樹脂を
混合する場合には、他の樹脂はPATよりも少なくする必
要がある。
は、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレートエラストマー、
非晶性ポリエステル、ポリシクロヘキサンテレフタレー
トなどである。また、上述のPATは、単独でまたは混合
して用いることができる。さらに、上述のPATは、これ
に他の樹脂を混合して用いることもできる。他の樹脂を
混合する場合には、他の樹脂はPATよりも少なくする必
要がある。
PATは、一般に、高温で加水分解しやすい樹脂であるか
ら、これを加工する場合には、予めこれを乾燥すること
が望ましい。乾燥には、例えば除湿乾燥機を用いるのが
よい。その場合の乾燥は、例えば露点が−30℃の空気を
160℃に加熱しておき、この空気中にPATを約4時間露出
するという程度で足りる。
ら、これを加工する場合には、予めこれを乾燥すること
が望ましい。乾燥には、例えば除湿乾燥機を用いるのが
よい。その場合の乾燥は、例えば露点が−30℃の空気を
160℃に加熱しておき、この空気中にPATを約4時間露出
するという程度で足りる。
この発明では、PATの難燃化するのに、(a)分解温度
が300℃以上の臭素化芳香族化合物と、(b)特定の有
機錫系化合物とを用いる。このうち、(a)の臭素化芳
香族化合物は、PAT100重量部に対し0.5ないし5重量部
の割合で用い、(b)特定の有機錫系化合物は、(a)
の臭素化芳香族化合物に対し1ないし30重量%の割合で
用いる。そのうちでも好ましいのは、(a)の化合物が
1ないし4重量部であり、(b)の化合物が5ないし20
重量%の割合である。
が300℃以上の臭素化芳香族化合物と、(b)特定の有
機錫系化合物とを用いる。このうち、(a)の臭素化芳
香族化合物は、PAT100重量部に対し0.5ないし5重量部
の割合で用い、(b)特定の有機錫系化合物は、(a)
の臭素化芳香族化合物に対し1ないし30重量%の割合で
用いる。そのうちでも好ましいのは、(a)の化合物が
1ないし4重量部であり、(b)の化合物が5ないし20
重量%の割合である。
この発明で用いる臭素化芳香族化合物は、芳香族化合物
を臭素化して得られたもので、臭素含有率が50重量%以
上を占めるものである。それは、フェニルアルキルエー
テルの臭素化物、芳香族ポリマーの臭素化物、フェニル
アクリル酸エステルの臭素化物である。具体的化合物
は、デカブロモジフェニルオキシド、テトラブロモ無水
フタル酸、テトラブロモビスフエノールA誘導体(例え
ば帝人化成社製フィアヤガード7000又は7500)、臭素化
エポキシ樹脂(例えば日立化成社製ブロムライトBR-12
8、BR-133、BR-140、BR-156)などである。
を臭素化して得られたもので、臭素含有率が50重量%以
上を占めるものである。それは、フェニルアルキルエー
テルの臭素化物、芳香族ポリマーの臭素化物、フェニル
アクリル酸エステルの臭素化物である。具体的化合物
は、デカブロモジフェニルオキシド、テトラブロモ無水
フタル酸、テトラブロモビスフエノールA誘導体(例え
ば帝人化成社製フィアヤガード7000又は7500)、臭素化
エポキシ樹脂(例えば日立化成社製ブロムライトBR-12
8、BR-133、BR-140、BR-156)などである。
この発明で用いる特定の有機錫系化合物は、アルキル基
を構成する炭素原子が直接錫に結合して作られたラウレ
ート、マレート又はメルカプチドである。例を挙げれ
ば、ジブチル錫ジラウレート(C4H9)2Sn(C11H23C
OO)2、ジオクチル錫ジラウレート(C8H17)2Sn(C
11H23COO)2等のアルキル錫ラウレート、ジブチル錫マ
レート(C4H9)2Sn(OOCCH)2、ジオクチル錫マレー
ト(C8H17)2Sn(OOCCH)2等のアルキル錫マレート、
ジブチル錫ドデシルメルカプチド(C4H9)2Sn(S C12
H25)2等のアルキル錫メルカプチド等である。これら
の化合物は、塩化ビニル系樹脂の安定剤として用いられ
て来たもので、一般に樹脂の分解を防ぐ効果を持つもの
として知られていた。ところが、この化合物が、この発
明で用いる臭素化芳香族化合物の分解を防ぐ効果を持つ
ことは、この発明者が新しく見出した事実である。上述
の例の中では、とくにジブチル錫マレートを用いるのが
好ましい。
を構成する炭素原子が直接錫に結合して作られたラウレ
ート、マレート又はメルカプチドである。例を挙げれ
ば、ジブチル錫ジラウレート(C4H9)2Sn(C11H23C
OO)2、ジオクチル錫ジラウレート(C8H17)2Sn(C
11H23COO)2等のアルキル錫ラウレート、ジブチル錫マ
レート(C4H9)2Sn(OOCCH)2、ジオクチル錫マレー
ト(C8H17)2Sn(OOCCH)2等のアルキル錫マレート、
ジブチル錫ドデシルメルカプチド(C4H9)2Sn(S C12
H25)2等のアルキル錫メルカプチド等である。これら
の化合物は、塩化ビニル系樹脂の安定剤として用いられ
て来たもので、一般に樹脂の分解を防ぐ効果を持つもの
として知られていた。ところが、この化合物が、この発
明で用いる臭素化芳香族化合物の分解を防ぐ効果を持つ
ことは、この発明者が新しく見出した事実である。上述
の例の中では、とくにジブチル錫マレートを用いるのが
好ましい。
この発明において、PATに難燃化剤を配合するには格別
の配慮を必要としない。すなわち、臭素化芳香族化合物
と有機錫系化合物とは、何れを先に加えてもよく、また
同時に加えてもよい。
の配慮を必要としない。すなわち、臭素化芳香族化合物
と有機錫系化合物とは、何れを先に加えてもよく、また
同時に加えてもよい。
この発明の組成物は、その中にこれまで用いられて来た
種々の添加剤を加えることができる。例えば、これを発
泡させるために、気泡調整剤として少量のタルク粉末を
加えたり、PATの溶融特性を改善するために、無水ピロ
メリット酸のような一分子中に酸無水物基を2個以上含
んでいる化合物や、炭酸ナトリウムのような周期率表中
のI、II、III族の金属化合物を加えることができる。
そのほか着色剤、帯電防止剤などを加えることができ
る。
種々の添加剤を加えることができる。例えば、これを発
泡させるために、気泡調整剤として少量のタルク粉末を
加えたり、PATの溶融特性を改善するために、無水ピロ
メリット酸のような一分子中に酸無水物基を2個以上含
んでいる化合物や、炭酸ナトリウムのような周期率表中
のI、II、III族の金属化合物を加えることができる。
そのほか着色剤、帯電防止剤などを加えることができ
る。
(発明の効果) この発明方法によれば、PAT100重量部に、分解温度が30
0℃以上の臭素化芳香族化合物0.5ないし5重量部と、臭
素化芳香族化合物に対し1ないし30重量%の特定の有機
錫系化合物とを配合したので、得られた組成物は、充分
な難燃性を持っている。また、この組成物は、難燃性を
付与するのに、有機化合物を比較的少量配合しただけで
あるから、PATの良好な特性をそのまま保持している。
このことは、難燃性を付与するために無機物を大量に配
合するのに比べると、大きな利点である。この組成物
は、PATの良好な特性をそのまま保持しているので、こ
れに種々の発泡剤を含ませて押し出し発泡を行うことに
より、難燃性を持った良好なPAT発泡体を得ることがで
きる。この点で、この発明方法はすぐれている。
0℃以上の臭素化芳香族化合物0.5ないし5重量部と、臭
素化芳香族化合物に対し1ないし30重量%の特定の有機
錫系化合物とを配合したので、得られた組成物は、充分
な難燃性を持っている。また、この組成物は、難燃性を
付与するのに、有機化合物を比較的少量配合しただけで
あるから、PATの良好な特性をそのまま保持している。
このことは、難燃性を付与するために無機物を大量に配
合するのに比べると、大きな利点である。この組成物
は、PATの良好な特性をそのまま保持しているので、こ
れに種々の発泡剤を含ませて押し出し発泡を行うことに
より、難燃性を持った良好なPAT発泡体を得ることがで
きる。この点で、この発明方法はすぐれている。
以下に、この組成物を用いて発泡板を作る場合の実施例
と比較例とを挙げて、この発明組成物のすぐれている所
以を説明する。以下において、単に部というのは、重量
部の意味である。
と比較例とを挙げて、この発明組成物のすぐれている所
以を説明する。以下において、単に部というのは、重量
部の意味である。
実施例1 PATとしては、ポリエチレンテレフタレート(帝人社
製、商品名TR8580)(以下、これをPETという)を用い
た。まず、PETを除湿乾燥機に入れ、露点−30℃の空気
を循環させながら、160℃で4時間乾燥した。
製、商品名TR8580)(以下、これをPETという)を用い
た。まず、PETを除湿乾燥機に入れ、露点−30℃の空気
を循環させながら、160℃で4時間乾燥した。
こうして乾燥したPETを用いて下記の割合の配合物を作
った。
った。
PET 100 部 タルク粉末 0.6 無水ピロメリット酸 0.5 炭酸ナトリウム 0.1 臭素化芳香族化合物(第一工業製薬社製、ピロガードSR
-400A、分解温度450℃) 2.0 有機錫系化合物(ジブチル錫ジマレート、三共社製、ス
タンRC-5R) 0.2 上記の配合物を口径が65mm、L/Dが35の押出機に入れ、
スクリュ回転数25rpm、バレル温度270-290℃でよく混合
し、バレルの途中から発泡剤としてブタンを3重量%の
割合で圧入した。
-400A、分解温度450℃) 2.0 有機錫系化合物(ジブチル錫ジマレート、三共社製、ス
タンRC-5R) 0.2 上記の配合物を口径が65mm、L/Dが35の押出機に入れ、
スクリュ回転数25rpm、バレル温度270-290℃でよく混合
し、バレルの途中から発泡剤としてブタンを3重量%の
割合で圧入した。
こうして、発泡剤を含んだPETをフラット金型から平板
状で押し出した。金型はスリット長を65mm、スリット幅
を1mmとし、265℃に維持した。大気中に押し出されたPE
Tは、金型から出ると直ちに発泡した。発泡したPET板を
すぐに冷却用金属板の間に挟み、冷却用金属板に密着さ
せながら進行させた。こうして、幅が150mm、厚みが20m
m、密度が0.070g/ccの発泡板を得た。
状で押し出した。金型はスリット長を65mm、スリット幅
を1mmとし、265℃に維持した。大気中に押し出されたPE
Tは、金型から出ると直ちに発泡した。発泡したPET板を
すぐに冷却用金属板の間に挟み、冷却用金属板に密着さ
せながら進行させた。こうして、幅が150mm、厚みが20m
m、密度が0.070g/ccの発泡板を得た。
この発泡板について、難燃性を調べた。難燃性はJIS K
7201が規定する酸素濃度指数で示した。酸素濃度指数は
大きい方が難燃性が良好であって、26以上は難燃性が良
好と認められる。この発泡板は酸素濃度指数が28.0%で
あったので、難燃性は良好と認められた。
7201が規定する酸素濃度指数で示した。酸素濃度指数は
大きい方が難燃性が良好であって、26以上は難燃性が良
好と認められる。この発泡板は酸素濃度指数が28.0%で
あったので、難燃性は良好と認められた。
実施例2 実施例1において、ピロガードSR-400Aの代わりに、ピ
ロガートSR-250(分解温度450℃)を1部使用すること
とした以外は、実施例1と同様にして発泡板を製造し
た。得られた発泡板は、幅が150mm、厚みが20mm、密度
が0.070g/ccであった。この発泡板について、実施例1
と同じ方法で難燃性を調べたところ、酸素濃度指数は2
7.5%であったので、難燃性は良好と認められた。
ロガートSR-250(分解温度450℃)を1部使用すること
とした以外は、実施例1と同様にして発泡板を製造し
た。得られた発泡板は、幅が150mm、厚みが20mm、密度
が0.070g/ccであった。この発泡板について、実施例1
と同じ方法で難燃性を調べたところ、酸素濃度指数は2
7.5%であったので、難燃性は良好と認められた。
実施例3 実施例1において、有機錫系化合物として、ジブチル錫
ジマレートの代わりに、ジブチル錫ジラウレート(共同
薬品社製、KS-22)を0.2部用いることとした以外は、実
施例1と同様にして発泡板を製造した。得られた発泡板
は、幅が150mm、厚みが20mm、密度が0.070g/ccであっ
た。この発泡板について、実施例1と同じように酸素濃
度指数を測定したところ、酸素濃度指数が28.0%であっ
たので、難燃性は良好と認められた。
ジマレートの代わりに、ジブチル錫ジラウレート(共同
薬品社製、KS-22)を0.2部用いることとした以外は、実
施例1と同様にして発泡板を製造した。得られた発泡板
は、幅が150mm、厚みが20mm、密度が0.070g/ccであっ
た。この発泡板について、実施例1と同じように酸素濃
度指数を測定したところ、酸素濃度指数が28.0%であっ
たので、難燃性は良好と認められた。
比較例1 臭素化芳香族化合物と有機錫系化合物とを使用しないこ
ととした以外は、実施例1と同様にして発泡板を製造し
た。得られた発泡板は、幅が150mm、厚みが20mm、密度
が0.070g/ccであった。この発泡板について、実施例1
と同様にして酸素濃度指数を測定したところ、酸素濃度
指数は20.0%であったので、難燃性は劣ると認められ
た。
ととした以外は、実施例1と同様にして発泡板を製造し
た。得られた発泡板は、幅が150mm、厚みが20mm、密度
が0.070g/ccであった。この発泡板について、実施例1
と同様にして酸素濃度指数を測定したところ、酸素濃度
指数は20.0%であったので、難燃性は劣ると認められ
た。
比較例2 実施例1において、有機錫系化合物を使用しないことと
した以外は、実施例1と同様にして発泡板を製造した。
得られた発泡板は、幅が150mm、厚みが20mm、密度が0.0
70g/ccであった。この発泡板について、実施例1と同様
にして酸素濃度指数を測定したところ、酸素濃度指数は
25.0%であったので、難燃性は劣ると認められた。
した以外は、実施例1と同様にして発泡板を製造した。
得られた発泡板は、幅が150mm、厚みが20mm、密度が0.0
70g/ccであった。この発泡板について、実施例1と同様
にして酸素濃度指数を測定したところ、酸素濃度指数は
25.0%であったので、難燃性は劣ると認められた。
比較例3 実施例1において、臭素化芳香族化合物として分解温度
が300℃以下のもの(第一工業製薬社製、SR-103、分解
温度260℃)を1重量部使用することとした以外は、実
施例1と同様にして発泡板を得ようとした。
が300℃以下のもの(第一工業製薬社製、SR-103、分解
温度260℃)を1重量部使用することとした以外は、実
施例1と同様にして発泡板を得ようとした。
ところが、押し出し過程でPETの分解が激しく、発泡板
は得られなかった。
は得られなかった。
Claims (1)
- 【請求項1】熱可塑性ポリエステル系樹脂100重量部
に、分解温度が300℃以上の臭素化芳香族化合物0.5ない
し5重量部と、臭素化芳香族化合物に対し1ないし30重
量%のアルキル錫ラウレート、アルキル錫マレート又は
アルキル錫メルカプチドとを配合したことを特徴とす
る、難燃性の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体用組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2265577A JPH0794570B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 難燃性の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2265577A JPH0794570B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 難燃性の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体用組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04142363A JPH04142363A (ja) | 1992-05-15 |
| JPH0794570B2 true JPH0794570B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=17419055
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2265577A Expired - Lifetime JPH0794570B2 (ja) | 1990-10-03 | 1990-10-03 | 難燃性の熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794570B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1298704B1 (it) * | 1997-10-06 | 2000-01-12 | Sinco Eng Spa | Resine poliestere espanse con proprieta' antifiamma |
| JP5326369B2 (ja) * | 2008-06-13 | 2013-10-30 | 東洋紡株式会社 | 難燃性発泡成型体用樹脂組成物、難燃性発泡成型体用樹脂シート、及び難燃性発泡成型体 |
Family Cites Families (3)
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| JPH064763B2 (ja) * | 1986-06-10 | 1994-01-19 | 日東化成株式会社 | 安定化された難燃性熱可塑性樹脂組成物 |
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-
1990
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Also Published As
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|---|---|
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