JPH0794703A - トンネルトランジスタ - Google Patents
トンネルトランジスタInfo
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- JPH0794703A JPH0794703A JP23709293A JP23709293A JPH0794703A JP H0794703 A JPH0794703 A JP H0794703A JP 23709293 A JP23709293 A JP 23709293A JP 23709293 A JP23709293 A JP 23709293A JP H0794703 A JPH0794703 A JP H0794703A
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Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】高周波特性がよく、超小形で低消費電力のトン
ネルトランジスタを提供し、更に、電気絶縁膜上の半導
体層にもトンネルトランジスタ素子を形成し、多層化に
よる高密度実装も可能な超LSIデバイスを提供するこ
とを目的とする。 【構成】半導体ダイオードの接合の一部がMOS形のゲ
ート電極直下にあり、このゲート電極の電位を相対的に
変化させることにより、MOS形界面付近の蓄積層を介
するトンネル電流を制御するトンネルトランジスタにお
いて、蓄積層とは異なる伝導形となる不純物を、MOS
界面付近に添加し、トンネル電流がMOS界面準位の影
響を受けにくいようにした。
ネルトランジスタを提供し、更に、電気絶縁膜上の半導
体層にもトンネルトランジスタ素子を形成し、多層化に
よる高密度実装も可能な超LSIデバイスを提供するこ
とを目的とする。 【構成】半導体ダイオードの接合の一部がMOS形のゲ
ート電極直下にあり、このゲート電極の電位を相対的に
変化させることにより、MOS形界面付近の蓄積層を介
するトンネル電流を制御するトンネルトランジスタにお
いて、蓄積層とは異なる伝導形となる不純物を、MOS
界面付近に添加し、トンネル電流がMOS界面準位の影
響を受けにくいようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小形で高速かつ入力イ
ンピーダンスの大きなトランジスタとして、高速スイッ
チング回路などに使用されるものである。
ンピーダンスの大きなトランジスタとして、高速スイッ
チング回路などに使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、トンネルトランジス
タを発明し(特願平4ー186539)、そこでは、半
導体ダイオードの接合として、半導体と金属の接合であ
るショットキ接合、半導体のpーn+接合、または、半
導体のnーp+接合を用い、その上に絶縁薄膜を介し
て、トンネル電流を制御するためのゲート電極を設け、
半導体界面付近にトンネル接合が形成できるようにし
て、小形で高速、かつ高入力インピーダンスで低消費電
力のトランジスタを提供した。しかし、これらのトンネ
ルトランジスタ素子を実際に作成してみると、MOS界
面準位の影響が大きく、電流Iー電圧Vにヒステリシス
特性が見られ、周波数特性が悪くなっていることが判明
した。このため、本来の電子または正孔のトンネル効果
を利用したトンネルトランジスタとしての高周波特性の
よいトンネルトランジスタの開発が望まれていた。ま
た、このような高周波特性がよく、超小形化が可能で、
低消費電力のトランジスタを多層化し、高密度実装も可
能な超LSIデバイスの出現が、強く望まれていた。
タを発明し(特願平4ー186539)、そこでは、半
導体ダイオードの接合として、半導体と金属の接合であ
るショットキ接合、半導体のpーn+接合、または、半
導体のnーp+接合を用い、その上に絶縁薄膜を介し
て、トンネル電流を制御するためのゲート電極を設け、
半導体界面付近にトンネル接合が形成できるようにし
て、小形で高速、かつ高入力インピーダンスで低消費電
力のトランジスタを提供した。しかし、これらのトンネ
ルトランジスタ素子を実際に作成してみると、MOS界
面準位の影響が大きく、電流Iー電圧Vにヒステリシス
特性が見られ、周波数特性が悪くなっていることが判明
した。このため、本来の電子または正孔のトンネル効果
を利用したトンネルトランジスタとしての高周波特性の
よいトンネルトランジスタの開発が望まれていた。ま
た、このような高周波特性がよく、超小形化が可能で、
低消費電力のトランジスタを多層化し、高密度実装も可
能な超LSIデバイスの出現が、強く望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、本出願人に
より、先に発明されたトンネルトランジスタ(特願平4
ー186539)を改良し、高周波特性がよく、超小形
で低消費電力のトンネルトランジスタを提供し、更に、
電気絶縁膜上に形成した半導体薄膜層にもトンネルトラ
ンジスタ素子を形成し、多層化による高密度実装も可能
な超LSIデバイスを提供しようとするものである。
より、先に発明されたトンネルトランジスタ(特願平4
ー186539)を改良し、高周波特性がよく、超小形
で低消費電力のトンネルトランジスタを提供し、更に、
電気絶縁膜上に形成した半導体薄膜層にもトンネルトラ
ンジスタ素子を形成し、多層化による高密度実装も可能
な超LSIデバイスを提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、先の発明の
トンネルトランジスタ、すなわち、半導体の接合として
半導体と金属の接合(ショットキ接合)、半導体のpー
n+接合、または、半導体のnーp+接合を用い、その上
に絶縁薄膜を介してゲート電極(絶縁ゲート)を形成
し、このゲート電極に印加するゲート電圧Vgを、蓄積
層が形成される領域の半導体に対して相対的に調節する
ことにより、半導体と金属の接合においては、半導体側
に、pーn+接合においては、p形半導体側に、また、
nーp+接合においては、n形半導体側に高いキャリア
濃度の蓄積層を形成して、それぞれの接合にトンネル接
合を形成させてトンネル電流を流したり、トンネル接合
を消滅させたりして、トンネル接合を流れるトンネル電
流を制御するようにしたトンネルトランジスタにおい
て、蓄積層が形成される領域の半導体の伝導形とは、異
なる伝導形となる不純物を、少なくとも、ゲート電極直
下の半導体表面付近に添加することにより、トンネルキ
ャリアに対してMOS界面の電位を持ち上げ、トンネル
キャリアがMOS界面から遠ざかるようにして蓄積層を
介して流れるトンネル電流の大部分がMOS界面から離
れて流れ、MOS界面準位の影響が少なくなるようにし
てある。さらに、本願発明では、電気絶縁膜上の半導体
薄膜層にも1個叉は、複数個のトンネルトランジスタ素
子を形成し、さらに、その上に電気絶縁膜を介して、再
び半導体薄膜層を形成して、そこにもトンネルトランジ
スタ素子列を形成する、と言うように多層化して、立体
構造の超LSIデバイスができるようにもしている。
トンネルトランジスタ、すなわち、半導体の接合として
半導体と金属の接合(ショットキ接合)、半導体のpー
n+接合、または、半導体のnーp+接合を用い、その上
に絶縁薄膜を介してゲート電極(絶縁ゲート)を形成
し、このゲート電極に印加するゲート電圧Vgを、蓄積
層が形成される領域の半導体に対して相対的に調節する
ことにより、半導体と金属の接合においては、半導体側
に、pーn+接合においては、p形半導体側に、また、
nーp+接合においては、n形半導体側に高いキャリア
濃度の蓄積層を形成して、それぞれの接合にトンネル接
合を形成させてトンネル電流を流したり、トンネル接合
を消滅させたりして、トンネル接合を流れるトンネル電
流を制御するようにしたトンネルトランジスタにおい
て、蓄積層が形成される領域の半導体の伝導形とは、異
なる伝導形となる不純物を、少なくとも、ゲート電極直
下の半導体表面付近に添加することにより、トンネルキ
ャリアに対してMOS界面の電位を持ち上げ、トンネル
キャリアがMOS界面から遠ざかるようにして蓄積層を
介して流れるトンネル電流の大部分がMOS界面から離
れて流れ、MOS界面準位の影響が少なくなるようにし
てある。さらに、本願発明では、電気絶縁膜上の半導体
薄膜層にも1個叉は、複数個のトンネルトランジスタ素
子を形成し、さらに、その上に電気絶縁膜を介して、再
び半導体薄膜層を形成して、そこにもトンネルトランジ
スタ素子列を形成する、と言うように多層化して、立体
構造の超LSIデバイスができるようにもしている。
【0005】
【実施例1】図1は、本発明の半導体の接合として、半
導体と金属の接合(ショットキ接合)を用いたときのト
ンネルトランジスタの一実施例の断面図で、ゲート電圧
Vgをn形の基板(この場合はアノードに対応)に対し
て相対的に正の電圧(例えば、Vg=10V)を印加し
たときの断面図である。この実施例のトンネルトランジ
スタは、例えば、次のようにして形成される。1×10
17cmー3程度の不純物濃度のn形Siの基板(1)表面
に約0.5 μmの厚い熱酸化SiO2膜(20)を形
成し、フォトリソグラフィにより600μm角の窓を開
け、ホウ素(B)を0.01μm程度の浅く、かつ高濃
度(約5×1019cmー3)にイオン注入して高濃度添加
層(3)を形成しておく。このホウ素(B)を添加した
高濃度添加層(3)は、p形の半導体層となり、蓄積層
が形成されるn形Siの基板(1)とは、異なる伝導形
となっている。次にゲートの絶縁薄膜としての0.08
μm程度の薄い熱酸化SiO2膜(20’)をゲート電
極(10)直下の位置に形成する。その後、TiとAu
とを二層重ねてスパッタ形成し、中央にショットキダイ
オード形成のための500μm角の窓を開け、周囲はゲ
ート電極(10)となるようにフォトリソグラフィによ
りパターン化する。つぎにTiとAuの二層薄膜をエッ
チングマスクにして、ショットキ接合形成のための50
0μm角の窓を通して0.08μm程度の薄い熱酸化S
iO2膜(20’)をエッチング除去する。その後、M
oをスパッタ形成し、更に、熱処理することにより、S
i面が露出した500μm角の窓にモリブデンシリサイ
ド(MoSi2)(2)を形成し、このモリブデンシリ
サイド(2)とn形のSi基板(1)との間でのショッ
トキ接合(6)を形成する。つぎに余分のMo膜をエッ
チング除去すれば、TiとAuの二層薄膜からなるゲー
ト電極(10)とモリブデンシリサイド(2)とは電気
的に絶縁される。このようにして形成されたショットキ
接合(6)の外周辺とゲート電極(10)の内周辺と
は、セルフアライメント形成されるので好都合である。
モリブデンシリサイド(2)の形成の際、このモリブデ
ンシリサイド(2)領域がゲートの絶縁薄膜である薄い
熱酸化SiO2膜(20’)の下部に多少潜り込み、従
ってゲート電極(10)の下部にショットキ接合(6)
の外周辺が位置するようになる。このため薄い熱酸化S
iO2膜(絶縁薄膜)(20’)の耐圧の問題も解消し
やすく、有効にn+ 蓄積層(5)を形成できる。つぎ
にプラズマCVDにより絶縁薄膜としての窒化シリコン
薄膜の絶縁膜(21)を形成し、パターン化し、さら
に、モリブデンシリサイド(2)からオーム性接触を得
るためのコンタクト窓を窒化シリコン薄膜の絶縁膜(2
1)に形成し、アルミニウムを蒸着し、カソード電極
(11)としてパターン化する。また、n形のSiの基
板(1)をアノードとして使用するため、n形Siの基
板(1)の裏面にAu(Sb数%含有)を蒸着し、シン
タリングにより高濃度n形層(4)を形成し、アノード
電極(12)を形成する。もちろん、ショットキ接合
(6)の金属として、モリブデンシリサイド(2)のほ
かに、白金シリサイドなどほかの金属を用いてもよい。
導体と金属の接合(ショットキ接合)を用いたときのト
ンネルトランジスタの一実施例の断面図で、ゲート電圧
Vgをn形の基板(この場合はアノードに対応)に対し
て相対的に正の電圧(例えば、Vg=10V)を印加し
たときの断面図である。この実施例のトンネルトランジ
スタは、例えば、次のようにして形成される。1×10
17cmー3程度の不純物濃度のn形Siの基板(1)表面
に約0.5 μmの厚い熱酸化SiO2膜(20)を形
成し、フォトリソグラフィにより600μm角の窓を開
け、ホウ素(B)を0.01μm程度の浅く、かつ高濃
度(約5×1019cmー3)にイオン注入して高濃度添加
層(3)を形成しておく。このホウ素(B)を添加した
高濃度添加層(3)は、p形の半導体層となり、蓄積層
が形成されるn形Siの基板(1)とは、異なる伝導形
となっている。次にゲートの絶縁薄膜としての0.08
μm程度の薄い熱酸化SiO2膜(20’)をゲート電
極(10)直下の位置に形成する。その後、TiとAu
とを二層重ねてスパッタ形成し、中央にショットキダイ
オード形成のための500μm角の窓を開け、周囲はゲ
ート電極(10)となるようにフォトリソグラフィによ
りパターン化する。つぎにTiとAuの二層薄膜をエッ
チングマスクにして、ショットキ接合形成のための50
0μm角の窓を通して0.08μm程度の薄い熱酸化S
iO2膜(20’)をエッチング除去する。その後、M
oをスパッタ形成し、更に、熱処理することにより、S
i面が露出した500μm角の窓にモリブデンシリサイ
ド(MoSi2)(2)を形成し、このモリブデンシリ
サイド(2)とn形のSi基板(1)との間でのショッ
トキ接合(6)を形成する。つぎに余分のMo膜をエッ
チング除去すれば、TiとAuの二層薄膜からなるゲー
ト電極(10)とモリブデンシリサイド(2)とは電気
的に絶縁される。このようにして形成されたショットキ
接合(6)の外周辺とゲート電極(10)の内周辺と
は、セルフアライメント形成されるので好都合である。
モリブデンシリサイド(2)の形成の際、このモリブデ
ンシリサイド(2)領域がゲートの絶縁薄膜である薄い
熱酸化SiO2膜(20’)の下部に多少潜り込み、従
ってゲート電極(10)の下部にショットキ接合(6)
の外周辺が位置するようになる。このため薄い熱酸化S
iO2膜(絶縁薄膜)(20’)の耐圧の問題も解消し
やすく、有効にn+ 蓄積層(5)を形成できる。つぎ
にプラズマCVDにより絶縁薄膜としての窒化シリコン
薄膜の絶縁膜(21)を形成し、パターン化し、さら
に、モリブデンシリサイド(2)からオーム性接触を得
るためのコンタクト窓を窒化シリコン薄膜の絶縁膜(2
1)に形成し、アルミニウムを蒸着し、カソード電極
(11)としてパターン化する。また、n形のSiの基
板(1)をアノードとして使用するため、n形Siの基
板(1)の裏面にAu(Sb数%含有)を蒸着し、シン
タリングにより高濃度n形層(4)を形成し、アノード
電極(12)を形成する。もちろん、ショットキ接合
(6)の金属として、モリブデンシリサイド(2)のほ
かに、白金シリサイドなどほかの金属を用いてもよい。
【0006】以上のようにして形成したトンネルトラン
ジスタに、ショットキ接合が逆方向バイアスになるよう
にカソード端子Kとアノード端子Aに負荷抵抗を通して
電源電圧Vbを印加しておき、ゲート端子Gにアノード
端子Aに対して正の電圧になるようにゲート電圧Vgを
印加していくと、図1に示すように薄い熱酸化SiO2
膜(絶縁薄膜)(20’)の下部のn形のSiの基板
(1)表面にn+蓄積層(5)が形成されるようになる
ので、このn+蓄積層(5)と金属としてのモリブデン
シリサイド(2)との間に、トンネル接合(7)が形成
されるようになり、トンネル電流を主体としたカソード
電流Ikが流れるようになる。この場合、ゲート電極
(10)の直下の薄い熱酸化SiO2膜(絶縁薄膜)
(20’)の下部のn形のSiの基板(1)表面には、
高濃度のホウ素(B)が浅く添加してあるので、このホ
ウ素(B)の高濃度添加層(3)は、トンネル電子に対
して高電位となるので、トンネル電子はゲート電極(1
0)の直下の薄い熱酸化SiO2膜(絶縁薄膜)(2
0’)とその下部のn形のSiの基板(1)表面との界
面(MOS界面)に近づけないようになり、従って、ト
ンネル電流は、MOS界面から離れて流れることとな
る。このことは、形成される界面準位にトラップされた
りせずに、トンネル電流が流れるので、界面準位の影響
を受けにくい構造となる。 図2には、このときのゲー
ト電圧Vgをn形のSiの基板(1)に対して正の電圧
を印加した時のエネルギバンド図の概略図を示してあ
る。図2には、p形不純物の高濃度添加層(3)は、高
濃度p形不純物層として書いてあり、この図からこの高
濃度p形不純物層の存在のため、MOS界面付近のn+
蓄積層領域の電子に対する電位が上昇し、ショットキ接
合を流れるトンネル電流は、n形半導体のn+蓄積層領
域のうち伝導帯下端Ecの極小のところの位置付近を主
に流れるので、MOS界面の界面準位から少し離れた領
域をトンネル電流が流れる事となり、界面準位の影響を
受け難くなる様子が解かる。このため、界面準位をトン
ネル電子が経由せずに流れるので、高速応答性のトンネ
ルトランジスタとなる。
ジスタに、ショットキ接合が逆方向バイアスになるよう
にカソード端子Kとアノード端子Aに負荷抵抗を通して
電源電圧Vbを印加しておき、ゲート端子Gにアノード
端子Aに対して正の電圧になるようにゲート電圧Vgを
印加していくと、図1に示すように薄い熱酸化SiO2
膜(絶縁薄膜)(20’)の下部のn形のSiの基板
(1)表面にn+蓄積層(5)が形成されるようになる
ので、このn+蓄積層(5)と金属としてのモリブデン
シリサイド(2)との間に、トンネル接合(7)が形成
されるようになり、トンネル電流を主体としたカソード
電流Ikが流れるようになる。この場合、ゲート電極
(10)の直下の薄い熱酸化SiO2膜(絶縁薄膜)
(20’)の下部のn形のSiの基板(1)表面には、
高濃度のホウ素(B)が浅く添加してあるので、このホ
ウ素(B)の高濃度添加層(3)は、トンネル電子に対
して高電位となるので、トンネル電子はゲート電極(1
0)の直下の薄い熱酸化SiO2膜(絶縁薄膜)(2
0’)とその下部のn形のSiの基板(1)表面との界
面(MOS界面)に近づけないようになり、従って、ト
ンネル電流は、MOS界面から離れて流れることとな
る。このことは、形成される界面準位にトラップされた
りせずに、トンネル電流が流れるので、界面準位の影響
を受けにくい構造となる。 図2には、このときのゲー
ト電圧Vgをn形のSiの基板(1)に対して正の電圧
を印加した時のエネルギバンド図の概略図を示してあ
る。図2には、p形不純物の高濃度添加層(3)は、高
濃度p形不純物層として書いてあり、この図からこの高
濃度p形不純物層の存在のため、MOS界面付近のn+
蓄積層領域の電子に対する電位が上昇し、ショットキ接
合を流れるトンネル電流は、n形半導体のn+蓄積層領
域のうち伝導帯下端Ecの極小のところの位置付近を主
に流れるので、MOS界面の界面準位から少し離れた領
域をトンネル電流が流れる事となり、界面準位の影響を
受け難くなる様子が解かる。このため、界面準位をトン
ネル電子が経由せずに流れるので、高速応答性のトンネ
ルトランジスタとなる。
【0007】
【実施例2】図3は、本発明の半導体の接合として、半
導体と金属の接合(ショットキ接合)を用い、電気的絶
縁分離をしながら多層構造にし、同一層内および各層に
も多くのトンネルトランジスタ素子を形成した場合の一
実施例の断面図の概略図である。
導体と金属の接合(ショットキ接合)を用い、電気的絶
縁分離をしながら多層構造にし、同一層内および各層に
も多くのトンネルトランジスタ素子を形成した場合の一
実施例の断面図の概略図である。
【0008】その概要をを説明すると、次のようであ
る。本実施例では、p形のSiの基板(1)に島状のn
形領域(1a1、1a2、・・)を不純物拡散により形
成し、それぞれの領域にトンネルトランジスタ素子(5
1a、52a、・・・)を形成する。それぞれの島状の
n形領域(1a1、1a2、・・)は、p形のSiの基
板(1)から、pn接合により電気的に分離されてい
る。このそれぞれの島状のn形領域に形成されるトンネ
ルトランジスタ素子(51a、52a、・・・)は、前
記の実施例1に記述した製作方法で形成できる。ただ、
前記の実施例1のトンネルトランジスタにおいては、ア
ノード電極(12)を基板(1)の裏面に形成してある
が、本実施例2においては、基板(1)の島状のn形領
域(1a1、1a2、・・)表面に形成して、多層化に
備えている。尚、この図3には、描いていないが、島状
のn形領域(1a1、1a2、・・)に形成してあるト
ンネルトランジスタ素子(51a、52a、・・・)列
のカソード電極(11a1、11a2、・・)、ゲート
電極(10a1、10a2・・)やアノード電極(12
a1、12a2、・・)は、細く長く形成して、チップ
の周辺からリード線を引き出すようにしている。最下部
(第1層目)のトンネルトランジスタ素子(51a、5
2a、・・・)列の上に、0.5μm厚にプラズマCV
DによりSiO2膜などからなる電気絶縁膜(21a)
を形成し、さらにその上にn形の半導体薄膜層(1b)
を2μm厚程度に堆積させておき、島状のn形領域(1
b1、1b2、・・)を形成するために、格子状のp形
領域(8b)が半導体薄膜層(1b)を貫通するように
形成してある。そして、これらの島状のn形領域(1b
1、1b2、・・)に、第2層目のトンネルトランジス
タ素子(51b、52b、・・・)列が形成されてい
る。各トンネルトランジスタ素子(51b、52b、・
・・)列からのリード線のとりかたも第1層目のトンネ
ルトランジスタ素子(51a、52a、・・・)列の場
合と同様である。更に、本実施例においては、この上
に、第3層目のトンネルトランジスタ素子(51c、5
2c、・・・)列が第2層目と同様に電気絶縁膜(21
b)と格子状のp形領域(8c)により絶縁分離された
島状のn形領域(1c1、1c2、・・)に形成してあ
る。各層のそれぞれのトンネルトランジスタ素子は、実
施例1に記述したように、カソード(K1、K2、・
・)、アノード(A1、A2、・・)、ゲート(G1、
G2、・・)をもち、p形の高濃度添加層(3)を有し
ている。各トンネルトランジスタ素子のバイアス電圧の
印加の仕方は、前述の実施例1の場合と同様で、カソー
ド(K1、K2、・・)に対してアノード(A1、A
2、・・)を正にバイアスし、ゲート(G1、G2、・
・)を、カソード(K1、K2、・・)に対して正に大
きくバイアスをした時には、n+蓄積層の大きさが増し
てトンネル接合が形成され、アノード(A1、A2、・
・)とカソード(K1、K2、・・)間にトンネル電流
が主体となる電流が流れ易くなり、逆にゲート(G1、
G2、・・)をカソード(K1、K2、・・)に対し
て、小さな正のバイアスをしたり、ゲートのバイアス電
圧Vgがゼロなどのとき、さらには、負のバイアスのと
きなどは、トンネル接合が消滅するなどして、アノード
(A1、A2、・・)とカソード(K1、K2、・・)
間に電流が流れにくくなる。
る。本実施例では、p形のSiの基板(1)に島状のn
形領域(1a1、1a2、・・)を不純物拡散により形
成し、それぞれの領域にトンネルトランジスタ素子(5
1a、52a、・・・)を形成する。それぞれの島状の
n形領域(1a1、1a2、・・)は、p形のSiの基
板(1)から、pn接合により電気的に分離されてい
る。このそれぞれの島状のn形領域に形成されるトンネ
ルトランジスタ素子(51a、52a、・・・)は、前
記の実施例1に記述した製作方法で形成できる。ただ、
前記の実施例1のトンネルトランジスタにおいては、ア
ノード電極(12)を基板(1)の裏面に形成してある
が、本実施例2においては、基板(1)の島状のn形領
域(1a1、1a2、・・)表面に形成して、多層化に
備えている。尚、この図3には、描いていないが、島状
のn形領域(1a1、1a2、・・)に形成してあるト
ンネルトランジスタ素子(51a、52a、・・・)列
のカソード電極(11a1、11a2、・・)、ゲート
電極(10a1、10a2・・)やアノード電極(12
a1、12a2、・・)は、細く長く形成して、チップ
の周辺からリード線を引き出すようにしている。最下部
(第1層目)のトンネルトランジスタ素子(51a、5
2a、・・・)列の上に、0.5μm厚にプラズマCV
DによりSiO2膜などからなる電気絶縁膜(21a)
を形成し、さらにその上にn形の半導体薄膜層(1b)
を2μm厚程度に堆積させておき、島状のn形領域(1
b1、1b2、・・)を形成するために、格子状のp形
領域(8b)が半導体薄膜層(1b)を貫通するように
形成してある。そして、これらの島状のn形領域(1b
1、1b2、・・)に、第2層目のトンネルトランジス
タ素子(51b、52b、・・・)列が形成されてい
る。各トンネルトランジスタ素子(51b、52b、・
・・)列からのリード線のとりかたも第1層目のトンネ
ルトランジスタ素子(51a、52a、・・・)列の場
合と同様である。更に、本実施例においては、この上
に、第3層目のトンネルトランジスタ素子(51c、5
2c、・・・)列が第2層目と同様に電気絶縁膜(21
b)と格子状のp形領域(8c)により絶縁分離された
島状のn形領域(1c1、1c2、・・)に形成してあ
る。各層のそれぞれのトンネルトランジスタ素子は、実
施例1に記述したように、カソード(K1、K2、・
・)、アノード(A1、A2、・・)、ゲート(G1、
G2、・・)をもち、p形の高濃度添加層(3)を有し
ている。各トンネルトランジスタ素子のバイアス電圧の
印加の仕方は、前述の実施例1の場合と同様で、カソー
ド(K1、K2、・・)に対してアノード(A1、A
2、・・)を正にバイアスし、ゲート(G1、G2、・
・)を、カソード(K1、K2、・・)に対して正に大
きくバイアスをした時には、n+蓄積層の大きさが増し
てトンネル接合が形成され、アノード(A1、A2、・
・)とカソード(K1、K2、・・)間にトンネル電流
が主体となる電流が流れ易くなり、逆にゲート(G1、
G2、・・)をカソード(K1、K2、・・)に対し
て、小さな正のバイアスをしたり、ゲートのバイアス電
圧Vgがゼロなどのとき、さらには、負のバイアスのと
きなどは、トンネル接合が消滅するなどして、アノード
(A1、A2、・・)とカソード(K1、K2、・・)
間に電流が流れにくくなる。
【0009】n形の半導体薄膜層(1b、1c)として
は、SOI技術による単結晶Si薄膜が望ましいが、ポ
リシリコンでもアモルファスシリコンでもよい。叉、G
aAsなどの化合物半導体でもよい。叉、島状のn形領
域(1b1、1b2、・・)を形成するために、格子状
のp形領域(8b)が半導体薄膜層(1b)を貫通する
ように形成してあるが、格子状のp形領域(8b)の形
成の代わりに、エッチング溝を形成してもよく、この溝
を電気絶縁物で充填しておいてもよいことは、明らかで
ある。
は、SOI技術による単結晶Si薄膜が望ましいが、ポ
リシリコンでもアモルファスシリコンでもよい。叉、G
aAsなどの化合物半導体でもよい。叉、島状のn形領
域(1b1、1b2、・・)を形成するために、格子状
のp形領域(8b)が半導体薄膜層(1b)を貫通する
ように形成してあるが、格子状のp形領域(8b)の形
成の代わりに、エッチング溝を形成してもよく、この溝
を電気絶縁物で充填しておいてもよいことは、明らかで
ある。
【0010】上記の実施例では、各島状のn形領域に1
個のトンネルトランジスタ素子を形成した場合であった
が、2個以上形成してもよい。しかし、この場合は、ア
ノード電極を共有したトンネルトランジスタ素子が形成
されることとなる。
個のトンネルトランジスタ素子を形成した場合であった
が、2個以上形成してもよい。しかし、この場合は、ア
ノード電極を共有したトンネルトランジスタ素子が形成
されることとなる。
【0011】以上は、半導体と金属の接合(ショットキ
接合)を用いたトンネルトランジスタの実施例であった
が、半導体のpーn+接合や半導体のnーp+接合を用い
たトンネルトランジスタの場合は、高いキャリア濃度側
の半導体(pーn+接合においては、n+半導体側;nー
p+接合においては、p+半導体側)を金属と見做したシ
ョットキ接合の場合と同様の考え方でよいので、図1や
図3に示した本発明のショットキ接合を用いたトンネル
トランジスタの実施例のショットキ接合におけるモリブ
デンシリサイド(2)部を高いキャリア濃度側の半導体
に置き換えた構造と考えてよい。
接合)を用いたトンネルトランジスタの実施例であった
が、半導体のpーn+接合や半導体のnーp+接合を用い
たトンネルトランジスタの場合は、高いキャリア濃度側
の半導体(pーn+接合においては、n+半導体側;nー
p+接合においては、p+半導体側)を金属と見做したシ
ョットキ接合の場合と同様の考え方でよいので、図1や
図3に示した本発明のショットキ接合を用いたトンネル
トランジスタの実施例のショットキ接合におけるモリブ
デンシリサイド(2)部を高いキャリア濃度側の半導体
に置き換えた構造と考えてよい。
【0012】本発明のトンネルトランジスタは、本実施
例に限定されることはなく、本発明の主旨および作用・
効果が合うならば如何様にも変形しても、もちろん、よ
い。
例に限定されることはなく、本発明の主旨および作用・
効果が合うならば如何様にも変形しても、もちろん、よ
い。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のトンネル
トランジスタでは、電流を制御するために、半導体と金
属の接合であるショットキ接合、半導体のpーn+接
合、または、半導体のnーp+接合の上に絶縁薄膜を介
してゲート電極を設け、ゲート印加電圧の調整により半
導体界面付近にトンネル接合が形成できるようにしたト
ンネルトランジスタにおいて、その応答速度を遅くさせ
るMOS界面準位の存在するMOS界面から実際に流れ
るトンネル電流が離れた領域を流れるように、MOS界
面付近に蓄積層が形成される領域の半導体とは異なる伝
導形の不純物を添加した層である高濃度添加層を設け、
そのMOS界面準位の影響を受け難くさせると共に、多
層化した半導体薄膜層に、これらの多くのトンネルトラ
ンジスタ素子列を形成してあり、しかも、ゲート長は、
トンネル接合を制御するためのものであり、トンネル長
は、せいぜい0.01μm程度であることから、それぞ
れが超小形に形成できるので、本発明のトンネルトラン
ジスタ素子列を用いた超LSIデバイスが提供できる。
従って、スイッチングトランジスタなどの小形・高速
化、かつ高入力インピーダンス・低消費電力化および高
効率化に役立つ。
トランジスタでは、電流を制御するために、半導体と金
属の接合であるショットキ接合、半導体のpーn+接
合、または、半導体のnーp+接合の上に絶縁薄膜を介
してゲート電極を設け、ゲート印加電圧の調整により半
導体界面付近にトンネル接合が形成できるようにしたト
ンネルトランジスタにおいて、その応答速度を遅くさせ
るMOS界面準位の存在するMOS界面から実際に流れ
るトンネル電流が離れた領域を流れるように、MOS界
面付近に蓄積層が形成される領域の半導体とは異なる伝
導形の不純物を添加した層である高濃度添加層を設け、
そのMOS界面準位の影響を受け難くさせると共に、多
層化した半導体薄膜層に、これらの多くのトンネルトラ
ンジスタ素子列を形成してあり、しかも、ゲート長は、
トンネル接合を制御するためのものであり、トンネル長
は、せいぜい0.01μm程度であることから、それぞ
れが超小形に形成できるので、本発明のトンネルトラン
ジスタ素子列を用いた超LSIデバイスが提供できる。
従って、スイッチングトランジスタなどの小形・高速
化、かつ高入力インピーダンス・低消費電力化および高
効率化に役立つ。
【図1】本発明の半導体と金属の接合(ショットキ接
合)を用いたトンネルトランジスタの一実施例の断面図
である。
合)を用いたトンネルトランジスタの一実施例の断面図
である。
【図2】本発明の半導体と金属の接合(ショットキ接
合)を用いたトンネルトランジスタのゲート電圧Vgを
アノードに対して、正のバイアス電圧を印加したときの
MOS断面におけるエネルギバンド図である。
合)を用いたトンネルトランジスタのゲート電圧Vgを
アノードに対して、正のバイアス電圧を印加したときの
MOS断面におけるエネルギバンド図である。
【図3】本発明のショットキ接合を用いたトンネルトラ
ンジスタのトンネルトランジスタ素子を多層化した半導
体薄膜層にそれぞれ多数形成した場合の一実施例の断面
の概略図を示したものである。
ンジスタのトンネルトランジスタ素子を多層化した半導
体薄膜層にそれぞれ多数形成した場合の一実施例の断面
の概略図を示したものである。
1 基板 2 モリブデンシリサイド 3 高濃度添加層 4 高濃度n形層 5 n+蓄積層 6 ショットキ接合 7 トンネル接合 8a、8b、8c p形領域 10、10a1、10a2、・・ ゲート電極 11、11a1、11a2、・・ カソード電極 12、12a1、12a2、・・ アノード電極 20 厚い熱酸化SiO2膜 20’ 薄い熱酸化SiO2膜(絶縁薄膜) 21、22 窒化シリコン膜やSiO2膜などの絶縁薄
膜
膜
Claims (2)
- 【請求項1】 半導体ダイオードの接合の一部がMOS
形のゲート電極直下にあり、このゲート電極の電位を相
対的に変化させることにより、前記半導体ダイオードの
接合の一部でMOS形界面付近に形成される蓄積層の大
きさが変化するようにすると共に、この蓄積層を介する
トンネル接合が形成されたり、消滅したりするようにし
て、前記半導体ダイオードの接合のうち、蓄積層を介し
て流れるトンネル電流が制御できるようにしたトンネル
トランジスタにおいて、蓄積層が形成される領域の半導
体の伝導形とは異なる伝導形となる不純物を、少なくと
もゲート電極直下の半導体表面付近に添加することによ
り、その半導体表面付近の電位を変化させて、前記蓄積
層を介して流れるトンネル電流の大部分がMOS界面か
ら離れて流れるようにして、MOS界面準位の影響が少
なくなるようにしたことを特徴とするトンネルトランジ
スタ。 - 【請求項2】トンネル電流が流れる半導体ダイオードの
接合が、電気絶縁膜上の半導体薄膜層に形成されたこと
を特徴とする請求項1記載のトンネルトランジスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23709293A JPH0794703A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | トンネルトランジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23709293A JPH0794703A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | トンネルトランジスタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0794703A true JPH0794703A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17010295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23709293A Pending JPH0794703A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | トンネルトランジスタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794703A (ja) |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP23709293A patent/JPH0794703A/ja active Pending
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