JPH0794707A - 量子素子 - Google Patents

量子素子

Info

Publication number
JPH0794707A
JPH0794707A JP5259482A JP25948293A JPH0794707A JP H0794707 A JPH0794707 A JP H0794707A JP 5259482 A JP5259482 A JP 5259482A JP 25948293 A JP25948293 A JP 25948293A JP H0794707 A JPH0794707 A JP H0794707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quantum
electrons
boxes
barrier layer
holes
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5259482A
Other languages
English (en)
Inventor
Juichi Suzuki
寿一 鈴木
Kazumasa Nomoto
和正 野本
Ryuichi Ugajin
隆一 宇賀神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5259482A priority Critical patent/JPH0794707A/ja
Priority to US08/309,888 priority patent/US5512762A/en
Publication of JPH0794707A publication Critical patent/JPH0794707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D62/00Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
    • H10D62/80Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers characterised by the materials
    • H10D62/81Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers characterised by the materials of structures exhibiting quantum-confinement effects, e.g. single quantum wells; of structures having periodic or quasi-periodic potential variation
    • H10D62/812Single quantum well structures
    • H10D62/814Quantum box structures
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D8/00Diodes
    • H10D8/812Charge-trapping diodes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的少数の電子または正孔を用いながらも
その密度の揺らぎを抑制することができ、さらに三つ以
上の複数の状態を保持することができる低消費電力の量
子素子を実現する。 【構成】 障壁層1上に複数の箱状の量子井戸部2を設
け、それらを覆うように障壁層3を設けることにより、
複数の量子箱QBからなる量子箱アレイを形成する。こ
の量子箱アレイは、量子箱QB間のトランスファーエネ
ルギーに対して電子間の相互作用エネルギーが十分に大
きくなるように設計する。障壁層3上に制御電極Gを設
け、この制御電極Gの電位を変化させることにより、量
子箱アレイ中の電子数を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、量子素子に関し、特
に、量子箱(量子ドットとも呼ばれる)を用いた量子素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子素子においては、電子数の相
対的な揺らぎ(電子密度の揺らぎ)を抑制し、動作の安
定を図るために、動作に関与する電子として、大数の法
則を利用するべく多数の(1ビット当たり104 個程度
以上の)電子を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子素子の
消費電力の低減を図る見地からは、少数の電子を用いる
のが望ましい。しかしながら、このように少数の電子を
用いた場合には、大数の法則を利用することができなく
なるため、電子密度の揺らぎが問題となる。一方、従来
の電子素子では、三つ以上の複数の状態を保持すること
は困難であった。
【0004】従って、この発明の目的は、動作に関与す
るキャリアとして比較的少数の電子または正孔を用いる
ことができることにより消費電力の低減を図ることがで
き、しかも電子または正孔の密度の揺らぎを抑制するこ
とができる量子素子を提供することにある。この発明の
他の目的は、三つ以上の複数の状態を保持することがで
きる量子素子を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明による量子素子は、複数の量子箱(QB)
を有し、複数の量子箱(QB)中に存在する電子または
正孔の数が可変であり、量子箱(QB)間のトランスフ
ァーエネルギーよりも電子間または正孔間の相互作用エ
ネルギーが大きくなるように構成されている。
【0006】この発明による量子素子の一実施形態にお
いては、複数の量子箱(QB)において電子間または正
孔間の相互作用によって現れる複数の統計的に安定また
は準安定な電子または正孔の空間分布、複数の量子箱
(QB)の電子または正孔の密度の揺らぎの消失、およ
び、複数の量子箱(QB)中の電子または正孔の数の変
化の特徴的性質のうちの少なくとも一つを利用してい
る。
【0007】この発明による量子素子の一実施形態にお
いては、複数の量子箱(QB)における電子または正孔
の空間分布の状態を電子または正孔の多体相互作用によ
る実効的エネルギー準位を利用して読み出す。
【0008】この発明による量子素子の一実施形態にお
いては、複数の量子箱(QB)は、第1の障壁層(1)
と、第1の障壁層(1)上に設けられた複数の箱状の量
子井戸部(2)と、複数の量子井戸部(2)を覆うよう
に第1の障壁層(1)上に設けられた第2の障壁層
(3)とにより構成され、また、第2の障壁層(3)上
に設けられた制御電極(G)の電位を変化させることに
より複数の量子箱(QB)中に存在する電子または正孔
の数が可変となっている。
【0009】ここで、第1の障壁層(1)、第2の障壁
層(3)および量子井戸部(2)を構成する物質として
は、例えば、それぞれAlGaAs、AlAsおよびG
aAsを用いることができる。
【0010】この発明による量子素子において、複数の
量子箱における電子間または正孔間の相互作用および安
定な電子または正孔の空間分布は、設計によって様々に
変調することができる。この変調の方法としては、量子
箱の配置の設計による方法、複数の量子箱中の電子また
は正孔に伴って現れる正電荷または負電荷の層と量子箱
との間の距離の設計により遮蔽の強さを変調する方法な
どが挙げられる。
【0011】この発明による量子素子における「トラン
スファーエネルギー」の物理的意味について説明する
と、以下の通りである。
【0012】量子箱は箱状の量子井戸部の周囲を障壁層
により三次元的に取り囲んだものであり、単一量子箱の
ポテンシャル井戸およびこのポテンシャル井戸内の電子
の基底状態の波動関数は概念的に図6のように表され
る。
【0013】今、図7に示すような二つの量子箱から成
る量子箱結合系を考える。そして、この量子箱結合系に
おける電子のダイナミックスを、孤立した水素原子の電
子状態の厳密解から水素分子イオン(H2 + )の電子状
態を考える場合の有効な近似法として知られているLC
AO(Linear Combination of Atomic Orbitals)近似に
基づいて考察する。
【0014】このLCAO近似で考えると、最初は孤立
していた量子箱1および量子箱2が互いに接近したとき
には、量子箱1の電子の基底状態|1〉および量子箱2
の電子の基底状態|2〉のエネルギー準位E0 に幅2Δ
Eの分裂が起こり、結合状態と反結合状態との二状態が
得られる。これらの結合状態および反結合状態のエネル
ギーおよび波動関数は次のように表される。
【0015】
【数1】
【数2】 ここで、ΔEがトランスファーエネルギーと呼ばれ、後
述のように量子箱間の電子のトンネル時間τの目安とな
るものである。
【0016】この量子箱結合系のハミルトニアンを
【数3】 と書くと、
【数4】 は、次式で示されるようにこのハミルトニアンの固有状
態となっている。
【数5】
【0017】さて、今、例えば量子箱1に電子が局在し
ているとすると、この状態は
【数6】 と書くことができる。この状態からシュレーディンガー
方程式によって時間発展させると、時刻tにおける状態
【数7】 となる。
【0018】これより、
【数8】 を満たす時刻tになると、量子箱1に局在していた電子
は量子箱2に到達していることがわかる。従って、この
LCAO近似の範囲で、量子箱1から量子箱2への電子
のトンネル時間τを
【数9】 と考えることができる。
【0019】このトンネル時間τは、より一般的には、
【数10】 と書くことができる。
【0020】以上より、量子箱結合系における電子のダ
イナミックスを最も単純化すれば、量子箱間のトランス
ファーエネルギーΔEの大きさに依存するトンネリング
により電子は運動することになる。
【0021】次に、LCAO近似の範囲内でのトランス
ファーエネルギーΔEの表式を求める。
【0022】今、一辺の長さが2dの単独の正方形量子
箱を考えると、そのポテンシャルエネルギーは
【数11】 である。従って、運動エネルギーをKと書けば、この系
のハミルトニアンは
【数12】 である。このハミルトニアンの基底状態を
【数13】 とし、そのエネルギーをE0 とすれば、
【数14】 が成り立つ。
【0023】これに対し、二つの正方形量子箱からなる
量子箱結合系(図7参照)のハミルトニアンは、次式の
ように書くことができる。
【0024】
【数15】 ただし、一方の量子箱の中心座標および他方の量子箱の
中心座標を図7に示すように書くと、
【数16】 である。
【0025】一方、(10)式で示される単独正方形量子箱
のハミルトニアンの基底状態の波動関数は
【数17】 であるが、
【数18】 はそれぞれ、
【数19】 を満たしている。
【0026】以上の準備ができたところで、(12)式で示
される量子箱結合系のハミルトニアンのエネルギー固有
値を、(15)式で示される単独正方形量子箱の固有状態の
張る二次元部分空間上で求める。この(15)式で示される
二つの固有状態は直交していないので、まず直交基底を
構成すると、これは例えば以下のようになる。
【0027】
【数20】
【0028】この直交基底でハミルトニアン行列要素を
計算すると、
【数21】
【数22】
【数23】
【数24】 となる。ただし、これらの行列要素の計算においては、
(16)式および次の式を用いた。
【0029】
【数25】
【0030】(20)式および(21)式からわかるようにハミ
ルトニアン行列の非対角要素は0であるので、このハミ
ルトニアン行列は実は対角化されている。従って、エネ
ルギー固有値は
【数26】 であり、その固有ベクトルがそれぞれ、
【数27】 となっている。
【0031】(18)式および(19)式の中で、波動関数の局
在性より、
【数28】 が言えるので、エネルギーとして
【数29】 のように考えることができる。上記のトランスファーエ
ネルギー(ΔE)が小さい場合には、電子は各量子箱に
局在し、量子箱間のトンネリングによる電子の運動は抑
制される。
【0032】
【作用】今、一例として、複数の量子箱中に存在する電
子の数が可変であり、量子箱間のトランスファーエネル
ギーよりも電子間の相互作用エネルギーが十分に大きい
量子素子を考える。以下の議論は、電子を正孔に置き換
えても同様に成り立つものである。
【0033】上述のように量子箱間のトランスファーエ
ネルギーよりも電子間の相互作用エネルギーが十分に大
きい、言い換えれば電子間の相互作用が支配的である量
子素子においては、各量子箱中に存在する電子は電子間
相互作用によっていくつかの安定な空間分布を有する。
この安定な空間分布が実現されている場合には、量子箱
系の電子数はある範囲の化学ポテンシャルの変化に対し
て一定に保持され、この電子数の化学ポテンシャルの変
化に対する変化に特徴的な振舞が生じる。
【0034】すなわち、この量子箱系の電子密度(量子
箱系の電子数/量子箱数)をρ、逆温度をかけて無次元
化した化学ポテンシャルをμとすると、∂ρ/∂μ〜0
となる領域が存在する。今、量子箱系の量子箱数をNと
すると、量子箱系の電子密度の揺らぎは (〈(ρ−〈ρ〉)2 〉)1/2 =(1/N1/2 )(∂ρ/∂μ)1/2 で表されるから、この∂ρ/∂μ〜0の領域では電子密
度の揺らぎが消失することがわかる。なお、〈 〉は統
計平均をとることを表す。
【0035】以上のような量子箱系における電子の安定
な空間分布、量子箱系の電子密度の揺らぎの消失、また
は、量子箱系の電子数変化の特徴的性質を利用すること
により、比較的少数の電子を用いた、三つ以上の複数の
状態を保持することができるなどの新しい機能を有する
素子を実現することができる。この素子は、比較的少数
の電子を用いることにより、低消費電力である。このよ
うな新しい機能を有する素子の具体例を挙げると、これ
らの電子の安定な空間分布の状態を複数の論理状態に対
応させることにより多値の論理状態を保持することがで
きる素子などである。保持することができる状態の数は
設計により変化させることができる。
【0036】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。実施例を説明する前に、まず、3
2×32のサイズの正方格子状に量子箱が配列された量
子箱アレイに関して行われたモンテカルロシミュレーシ
ョンによる数値計算の結果について説明する。その結果
を図1に示す。ここで、図1の横軸μは量子箱アレイの
化学ポテンシャルに逆温度をかけて無次元化したもの、
縦軸は量子箱アレイの電子密度ρを表す。また、パラメ
ータとして用いたεは、量子箱アレイの最近接量子箱間
のクーロンエネルギーに逆温度をかけて無次元化したも
のを表す。この計算においては、電子は有限のポテンシ
ャル障壁によって量子箱に閉じ込められ、量子箱アレイ
の全ての量子箱に共通のエネルギー準位を有する電子が
各量子箱に局在した束縛状態が唯一つ存在する(一般性
を失うことなくこのエネルギーを0とおくことができ
る)こと、オンサイトクーロンエネルギーが十分に大き
く、一つの量子箱中に互いにスピンが異なる二個の電子
が局在する束縛状態が存在しないこと、量子箱間のトラ
ンスファーエネルギーおよび最近接の量子箱間以外のイ
ンターサイトクーロンエネルギーがほとんど無視できる
こと、を仮定している。
【0037】図1から、量子箱アレイの電子密度ρに
は、三つの安定な値ρ〜0、1/2、1が存在すること
がわかる。ρがこれらの三つの値をとっているときの量
子箱アレイにおける電子の空間分布は、電子が存在する
量子箱がない状態(ρ〜0)、電子が存在する量子箱と
電子が存在しない量子箱とが交互に並んでいる状態(ρ
〜1/2)、または、電子が全ての量子箱に一つずつ存
在する状態(ρ〜1)にある。従って、これらの安定な
三つの電子の空間分布を利用することにより三値の状態
を保持することができる。
【0038】図1より、これらの安定な三つの電子の状
態が現れるのは、εが3.0〜4.0程度以上の場合で
あることがわかる。量子箱アレイの最近接量子箱間のク
ーロンエネルギーを10meV程度と仮定すると、この
量子箱アレイが機能するのは30〜40K程度以下の温
度領域であることがわかる。
【0039】量子箱アレイの電子にこのように安定な三
つの状態が存在するということは、電子の多体相互作用
によってエネルギーギャップが生じた結果とみなすこと
ができる。そして、このエネルギーギャップにより、も
ともと一つのエネルギー準位のみしか存在しなかった量
子箱系に、電子密度ρに依存する実効的な二つのエネル
ギー準位が生じていると考えられる。例えば、ε=1
0.0の場合では、ρは化学ポテンシャルμの増加に伴
ってμ〜0.0の近傍およびμ〜40.0の近傍でそれ
ぞれ立ち上がっており、ρが0〜1/2の範囲では実効
的なエネルギー準位はμ〜0.0の近傍に対応するエネ
ルギーであり、ρが1/2〜1の範囲では実効的なエネ
ルギー準位はμ〜40.0の近傍に対応するエネルギー
である。
【0040】以上の考察結果を踏まえて、この発明の一
実施例について説明する。図2はこの発明の一実施例に
よる量子素子を示す。
【0041】図2に示すように、この一実施例による量
子素子においては、半導体からなる障壁層1上に半導体
からなる箱状の量子井戸部2が二次元的に(例えば、正
方格子状に)複数個設けられ、これらの量子井戸部2を
覆うように障壁層1上に半導体または絶縁体からなる障
壁層3が設けられている。そして、障壁層1、3により
量子井戸部2の周囲が取り囲まれた構造により量子箱Q
Bが形成され、この量子箱QBが二次元的に複数個配列
されて二次元の量子箱アレイが形成されている。さら
に、障壁層3上には、導体からなり、その電位Vg を外
部から変化させることができる制御電極Gが設けられて
いる。障壁層3が半導体からなる場合、この制御電極G
と障壁層3とはショットキー接合を形成する。この場
合、障壁層1は接地されている。
【0042】障壁層1、量子井戸部2および障壁層3を
構成するそれぞれの物質の伝導帯の最下端のエネルギー
をEc1、Ec2、Ec3とすると、これらはEc3>Ec1>E
c2なる関係を満たす。このとき、量子箱QB中に電子が
零次元的に局在する束縛状態が存在し、電子のエネルギ
ー準位は離散的になっている。
【0043】この場合、量子箱アレイの量子箱QBは、
量子箱QB間のトランスファーエネルギーに対して電子
間相互作用エネルギーが十分な大きさとなるように形成
されている。例えば、この量子素子の動作温度を30〜
40K程度以下の温度領域とし、また量子箱QBをII
I−V族化合物半導体で形成するとすると、量子箱QB
の間隔は10nm程度以下に選ばれる。また、この量子
箱QBの大きさは、例えば5nm程度に選ばれる。な
お、障壁層3を構成する物質として絶縁体またはポテン
シャル障壁が高く、誘電率が小さい半導体を用いること
は、量子箱QB間のトランスファーエネルギーに対して
電子間相互作用エネルギーを十分に大きくする見地から
望ましいことである。
【0044】この一実施例による量子素子を互いに格子
整合する半導体を用いて実現するためには、例えば、障
壁層1を構成する物質としてAlGaAs、量子井戸部
2を構成する物質としてGaAs、障壁層3を構成する
物質としてAlAsを用いればよい。
【0045】この一実施例による量子素子のエネルギー
バンド構造を図2の線α−αおよび線β−βに沿って示
すと、それぞれ図3および図4のようになる。なお、図
3において、EF はフェルミエネルギーである。
【0046】上述のように構成されたこの一実施例によ
る量子素子においては、制御電極Gの電位Vg を変化さ
せることにより、量子箱アレイの化学ポテンシャルを変
化させ、量子箱アレイ中の束縛状態に存在する電子数を
変化させることができる。このため、すでに述べた原理
に従って、いくつかの安定な電子の空間分布を複数の論
理状態に対応させれば、多値の論理状態を保持すること
ができる素子を実現することができる。すなわち、この
量子素子の系をコンデンサーとみなし、その一方の極板
が制御電極G、他方の極板が量子箱アレイの部分である
とすると、この量子箱アレイの部分からなる他方の極板
内での電荷分布に空間的に安定な状態が存在し、系がこ
の安定な状態にあるときには電子密度の揺らぎが消失
し、コンデンサーに加えられる電圧の変化に対してそれ
に蓄積される電荷が一定に保持される。従って、このこ
とを利用すれば、例えば、多値のDRAMを実現するこ
とができる。また、この安定状態は電荷の特徴的な空間
分布を伴っているため、例えば空間パターン処理のフィ
ルタにも利用することができる。
【0047】この一実施例による量子素子の量子箱アレ
イにおける複数の安定な電子の空間分布は、電子の実効
的エネルギー準位が量子箱アレイ中の電子数(密度)に
依存することを利用した方法で読み出すことができる。
その具体的方法を以下において説明する。
【0048】先の数値計算の例でも述べたように、量子
箱アレイ中の電子の実効的エネルギー準位は、量子箱ア
レイの電子密度に依存している。このことにより、量子
箱アレイが吸収することができる光の波長は、複数の安
定な電子の空間分布のいずれが実現されているかによっ
て異なる。この光の吸収には、価電子帯から束縛状態の
実効的エネルギー準位への遷移に伴うものと、束縛状態
の実効的エネルギー準位から散乱状態への遷移に伴うも
のとがある。従って、このことを利用して、複数の波長
の光を照射することができる光源を用いて、量子箱アレ
イの光吸収からその電子の空間分布の状態を知ることが
できる。
【0049】このことを先の数値計算で扱った場合につ
いて具体的に説明すると次のようになる。先に述べた例
(図1参照)では、ρが0〜1/2の範囲では実効的な
エネルギー準位はμ〜0.0の近傍に対応するエネルギ
ー(これをεA とする)であり、ρが1/2〜1の範囲
では実効的なエネルギー準位はμ〜40.0の近傍に対
応するエネルギー(これをεB とする)であった。この
とき、図5に示すエネルギー差Ei (i=1〜4)に対
応する振動数νi =Ei /h(h:プランク定数)を有
する光の吸収の有無を○×で表すと、次表のようにな
る。なお、図5において、障壁層1、量子井戸部2およ
び障壁層3を構成するそれぞれの物質の価電子帯の最上
端のエネルギーをEv1、Ev2、Ev3で表した。
【0050】 ───────────────────── ρ ν1 ν2 ν3 ν4 ───────────────────── 0 ○ × × × 1/2 × ○ ○ × 1 × × ○ ○ ─────────────────────
【0051】従って、振動数ν1 〜ν4 のうちの任意の
二つの振動数の光を用いれば、量子箱アレイにおける上
述の電子の空間分布の三つの状態を区別して読み出すこ
とができる。
【0052】以上のように、この一実施例による量子素
子によれば、量子箱QB間のトランスファーエネルギー
に対して電子間の相互作用エネルギーが十分な大きさを
有するように量子箱アレイが構成されていることによ
り、この量子箱アレイには例えば三つの安定な電子の空
間分布が存在し、このためこの量子素子は例えば三つの
状態を保持することができる。この量子素子は、多値の
論理状態を保持することができる素子として用いること
ができる。また、この量子素子は、比較的少数の電子を
用いているにもかかわらず、量子箱アレイに安定な電子
の空間分布が実現されているときには、電子間相互作用
によって電子密度の揺らぎが抑制されていて統計的に安
定であり、従って動作の安定を図ることができる。
【0053】以上、この発明の一実施例について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施例に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。
【0054】例えば、上述の一実施例においては、量子
箱が二次元的に配列された二次元の量子箱アレイを用い
た場合について説明したが、この発明は、量子箱が一次
元的または三次元的に配列された一次元または三次元の
量子箱アレイを用いる場合にも同様に適用することが可
能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による量
子素子によれば、特に、量子箱間のトランスファーエネ
ルギーよりも電子間または正孔間の相互作用エネルギー
が大きくなるように構成されているので、複数の量子箱
からなる量子箱系に三つ以上の複数の安定な電子または
正孔の空間分布が存在するようにすることができ、従っ
て三つ以上の複数の状態を保持することができる素子を
実現することができる。また、この量子素子は、比較的
少数の電子または正孔を用いることができることから、
消費電力の低減を図ることができる。さらに、この量子
素子は、比較的少数の電子または正孔を用いながらも、
安定な電子または正孔の空間分布が実現されているとき
には、電子間または正孔間の相互作用によって電子また
は正孔の密度の揺らぎが抑制されていて統計的に安定で
あり、動作の安定を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】32×32のサイズの正方格子状に量子箱が配
列された量子箱アレイに関して行われたモンテカルロシ
ミュレーションによる数値計算の結果を示すグラフであ
る。
【図2】この発明の一実施例による量子素子を示す断面
図である。
【図3】図2の線α−αに沿う方向のエネルギーバンド
図である。
【図4】図2の線β−βに沿う方向のエネルギーバンド
図である。
【図5】この発明の一実施例による量子素子の量子箱ア
レイにおける電子の空間分布を読み出す方法を説明する
ためのエネルギーバンド図である。
【図6】単一量子箱のポテンシャル井戸およびこのポテ
ンシャル井戸内の電子の基底状態の波動関数を概念的に
示す略線図である。
【図7】二つの量子箱から成る量子箱結合系を示す略線
図である。
【符号の説明】
1、3 障壁層 2 量子井戸部 QB 量子箱 G ゲート電極
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】この発明による量子素子の一実施形態にお
いては、複数の量子箱(QB)において電子間または正
孔間の相互作用によって現れる複数の統計的に安定また
は準安定な電子または正孔の空間分布、複数の量子箱
(QB)の電子または正孔の密度の揺らぎの消失、お
よび、複数の量子箱(QB)中の電子または正孔の数の
変化の特徴的性質のうちの少なくとも一つを利用してい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】すなわち、この量子箱系の電子密度(量子
箱系の電子数/量子箱数)をρ、逆温度をかけて無次元
化した化学ポテンシャルをμとすると、∂ρ/∂μ
〜0となる領域が存在する。今、量子箱系の量子箱数を
Nとすると、量子箱系の電子密度の揺らぎは (<ρ−<ρ>)>)1/2=(1−N1/2)(∂ρ/∂μ)1/ で表されるから、この∂ρ/∂μ〜0の領域では電
子密度の揺らぎが消失することがわかる。なお、< >
は統計平均をとることを表す。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。実施例を説明する前に、まず、3
2×32のサイズの正方格子状に量子箱が配列された量
子箱アレイに関して行われたモンテカルロシミュレーシ
ョンによる数値計算の結果について説明する。その結果
を図1に示す。ここで、図1の横軸μは量子箱アレイの
化学ポテンシャルに逆温度をかけて無次元化したもの、
縦軸は量子箱アレイの電子密度の統計平均<ρを表
す。また、パラメータとして用いたεは、量子箱アレイ
の最近接量子箱間のクーロンエネルギーに逆温度をかけ
て無次元化したものを表す。この計算においては、電子
は有限のポテンシャル障壁によって量子箱に閉じ込めら
れ、量子箱アレイの全ての量子箱に共通のエネルギー準
位を有する電子が各量子箱に局在した束縛状態が唯一つ
存在する(一般性を失うことなくこのエネルギーを0と
おくことができる)こと、オンサイトクーロンエネルギ
ーが十分に大きく、一つの量子箱中に互いにスピンが異
なる二個の電子が局在する束縛状態が存在しないこと、
量子箱間のトランスファーエネルギーおよび最近接の量
子箱間以外のインターサイトクーロンエネルギーがほと
んど無視できること、を仮定している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】図1から、量子箱アレイの電子密度ρ
には、三つの安定な値ρ〜0.1/2、1が存在す
ることがわかる。ρがこれらの三つの値をとってい
るときの量子箱アレイにおける電子の空間分布は、電子
が存在する量子箱がない状態(ρ〜0)、電子が存
在する量子箱と電子が存在しない量子箱とが交互に並ん
でいる状態(ρ〜1/2)、または、電子が全ての
量子箱に一つずつ存在する状態(ρ〜1)にある。
従って、これらの安定な三つの電子の空間分布を利用す
ることにより三値の状態を保持することができる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】量子箱アレイの電子にこのように安定な三
つの状態が存在するということは、電子の多体相互作用
によってエネルギーギャップが生じた結果とみなすこと
ができる。そして、このエネルギーギャップにより、も
ともと一つのエネルギー準位のみしか存在しなかった量
子箱系に、電子密度ρに依存する実効的な二つのエ
ネルギー準位が生じていると考えられる。例えば、ε=
10.0の場合では、ρは化学ポテンシャルμの増
加に伴ってμ〜0.0の近傍およびμ〜40.0の近傍
でそれぞれ立ち上がっており、ρが0〜1/2の範
囲では実効的なエネルギー準位はμ〜0.0の近傍に対
応するエネルギーであり、ρが1/2〜1の範囲で
は実効的なエネルギー準位はμ〜40.0の近傍に対応
するエネルギーである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】このことを先の数値計算で扱った場合につ
いて具体的に説明すると次のようになる。先に述べた例
(図1参照)では、ρが0〜1/2の範囲では実効
的なエネルギー準位はμ〜0.0の近傍に対応するエネ
ルギー(これをεとする)であり、ρが1/2〜
1の範囲では実効的なエネルギー準位はμ〜40.0の
近傍に対応するエネルギー(これをεとする)であっ
た。このとき、図5に示すエネルギー差E(i=1〜
4)に対応する振動数ν=E/h(h:プランク定
数)を有する光の吸収の有無を○×で表すと、次表のよ
うになる。なお、図5において、障壁層1、量子井戸部
2および障壁層3を構成するそれぞれの物質の価電子帯
の最上端のエネルギーをEv1、Ev2、Ev3で表し
た。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の量子箱を有し、 上記複数の量子箱中に存在する電子または正孔の数が可
    変であり、 上記量子箱間のトランスファーエネルギーよりも電子間
    または正孔間の相互作用エネルギーが大きくなるように
    構成されている量子素子。
  2. 【請求項2】 上記複数の量子箱において電子間または
    正孔間の相互作用によって現れる複数の統計的に安定ま
    たは準安定な電子または正孔の空間分布、上記複数の量
    子箱の電子または正孔の密度の揺らぎの消失、および、
    上記複数の量子箱中の電子または正孔の数の変化の特徴
    的性質のうちの少なくとも一つを利用していることを特
    徴とする請求項1記載の量子素子。
  3. 【請求項3】 上記複数の量子箱における電子または正
    孔の空間分布の状態を電子または正孔の多体相互作用に
    よる実効的エネルギー準位を利用して読み出すようにし
    たことを特徴とする請求項1または2記載の量子素子。
  4. 【請求項4】 第1の障壁層と、 上記第1の障壁層上に設けられた複数の箱状の量子井戸
    部と、 上記複数の量子井戸部を覆うように上記第1の障壁層上
    に設けられた第2の障壁層と、 上記第2の障壁層上に設けられた制御電極とを有し、 上記第1の障壁層、上記第2の障壁層および上記複数の
    箱状の量子井戸部により上記複数の量子箱が構成され、 上記制御電極の電位を変化させることにより上記複数の
    量子箱中に存在する電子または正孔の数が可変となって
    いることを特徴とする請求項1、2または3記載の量子
    素子。
JP5259482A 1993-09-22 1993-09-22 量子素子 Pending JPH0794707A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5259482A JPH0794707A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 量子素子
US08/309,888 US5512762A (en) 1993-09-22 1994-09-20 Quantum device with plural stable states

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5259482A JPH0794707A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 量子素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0794707A true JPH0794707A (ja) 1995-04-07

Family

ID=17334698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5259482A Pending JPH0794707A (ja) 1993-09-22 1993-09-22 量子素子

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5512762A (ja)
JP (1) JPH0794707A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10048430A1 (de) * 2000-09-29 2002-04-25 Bosch Gmbh Robert Piezoelektrischer Aktor

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07326730A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置,その製造方法,単一電子デバイス,及びその製造方法
CA2268997C (en) * 1998-05-05 2005-03-22 National Research Council Of Canada Quantum dot infrared photodetectors (qdip) and methods of making the same
US8412053B2 (en) * 2008-10-07 2013-04-02 The Boeing Company Radioisotope powered light modulating communication devices
US8634444B2 (en) * 2008-10-16 2014-01-21 The Boeing Company Self-contained random scattering laser devices
US8164150B1 (en) 2008-11-10 2012-04-24 The Boeing Company Quantum dot illumination devices and methods of use
US8111385B2 (en) * 2009-01-26 2012-02-07 The Boeing Company Quantum dot-mediated optical fiber information retrieval systems and methods of use

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2854607B2 (ja) * 1989-06-29 1999-02-03 株式会社日立製作所 半導体装置及び半導体レーザ装置
JP2515051B2 (ja) * 1990-11-14 1996-07-10 三菱電機株式会社 半導体光素子及びその製造方法
JP3114246B2 (ja) * 1991-06-07 2000-12-04 ソニー株式会社 量子効果デバイス
JPH0595103A (ja) * 1991-10-01 1993-04-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 量子素子
US5293050A (en) * 1993-03-25 1994-03-08 International Business Machines Corporation Semiconductor quantum dot light emitting/detecting devices

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10048430A1 (de) * 2000-09-29 2002-04-25 Bosch Gmbh Robert Piezoelektrischer Aktor

Also Published As

Publication number Publication date
US5512762A (en) 1996-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Chubukov Pairing mechanism in Fe-based superconductors
Xu Scattering-matrix method for ballistic electron transport: Theory and an application to quantum antidot arrays
Danieli et al. Quantum caging in interacting many-body all-bands-flat lattices
Tamura et al. Ferromagnetism in d-dimensional SU (n) Hubbard models with nearly flat bands
Pomorski Analytical solutions for N-electron interacting system confined in graph of coupled electrostatic semiconductor and superconducting quantum dots in tight-binding model with focus on quantum information processing
Qu et al. Energy levels in metal oxide semiconductor quantum dots in water-based colloids
JPH0794707A (ja) 量子素子
Mukherjee Charge dynamics of a molecular ion immersed in a Rydberg-dressed atomic lattice gas
Nguepnang et al. Polaron dynamic and decoherence in transition metal dichalcogenides under electric field
Doan Quoc et al. Influence of confined phonon for the different models in GaAs quantum wells on the optically detected electrophonon resonance linewidth.
Cavassilas et al. On the local approximation of the electron–photon interaction self-energy
Lee et al. Capacitive energies of quantum dots with hydrogenic impurity
Trellakis et al. Computational issues in the simulation of semiconductor quantum wires
Kasapoglu et al. Binding energy of hydrogenic impurities in a quantum well under the tilted magnetic field
Apelian et al. Delocalization of Quasiparticle Moiré States in Twisted Bilayer hBN
Al-Nashy et al. Gain of TlBr/BrCl quantum dot semiconductor optical amplifier
Joe et al. Characteristics of transmission resonance in a quantum-dot superlattice
Hens et al. A tight-binding model for illustrating exciton confinement in semiconductor nanocrystals
Tsukerblat et al. Jahn-Teller effect in molecular electronics: quantum cellular automata
Tshantshapanyan et al. Light absorption in coated ellipsoidal quantum lenses
Mitra et al. Ultrafast field-driven valley polarization of transition metal dichalcogenide quantum dots
Song et al. Solid-state qubits in moire superlattices
Llusar et al. Changing Spin and Orbital Ground State Symmetries in Colloidal Nanoplatelets with Magnetic Fields
Bharadwaj et al. Removal of accidental degeneracy in semiconductor quantum dots
Ţolea et al. Ground state spin and excitation energies in half-filled Lieb lattices