JPH0794730A - 過電圧保護機能内蔵型半導体装置 - Google Patents
過電圧保護機能内蔵型半導体装置Info
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- JPH0794730A JPH0794730A JP23807893A JP23807893A JPH0794730A JP H0794730 A JPH0794730 A JP H0794730A JP 23807893 A JP23807893 A JP 23807893A JP 23807893 A JP23807893 A JP 23807893A JP H0794730 A JPH0794730 A JP H0794730A
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- Japan
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- base layer
- collector
- semiconductor device
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- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 動作電圧の制御が容易で、製造プロセス上の
変動要因が少なく、かつ、再現性の良い過電圧保護の可
能な過電圧保護機能を内蔵した半導体装置を得る。 【構成】 一対の主表面を有する半導体基体の一方の主
表面に隣接するp型コレクタ層2、コレクタ層2に隣接
したn型コレクタバッファ層3、コレクタバッファ層及
び他方の主表面に隣接しコレクタバッファ層よりも高比
抵抗を有するn型ドリフト層4、ドリフト層に隣接し他
方の主表面より選択的に形成されたp型の第1のベース
層5、ベース層内に選択的に形成されたn型のエミッタ
層6、ゲート電極11を備えて主素子が形成される。前
記ドリフト層内には、第1のベース層とは分離して他方
の主表面より、第1のベース層よりもその不純物総量が
少ないp型の第2のベース層8とこれを取り囲む第1の
ベース層と同一不純物濃度のp型半導体層8が設けら
れ、第2のベース層上に設けられた電極と前記ゲート電
極とがダイオードを介して接続されている。不純物総量
の小さな第2のベース層は、過電圧が印加されたときパ
ンチスルー動作する。
変動要因が少なく、かつ、再現性の良い過電圧保護の可
能な過電圧保護機能を内蔵した半導体装置を得る。 【構成】 一対の主表面を有する半導体基体の一方の主
表面に隣接するp型コレクタ層2、コレクタ層2に隣接
したn型コレクタバッファ層3、コレクタバッファ層及
び他方の主表面に隣接しコレクタバッファ層よりも高比
抵抗を有するn型ドリフト層4、ドリフト層に隣接し他
方の主表面より選択的に形成されたp型の第1のベース
層5、ベース層内に選択的に形成されたn型のエミッタ
層6、ゲート電極11を備えて主素子が形成される。前
記ドリフト層内には、第1のベース層とは分離して他方
の主表面より、第1のベース層よりもその不純物総量が
少ないp型の第2のベース層8とこれを取り囲む第1の
ベース層と同一不純物濃度のp型半導体層8が設けら
れ、第2のベース層上に設けられた電極と前記ゲート電
極とがダイオードを介して接続されている。不純物総量
の小さな第2のベース層は、過電圧が印加されたときパ
ンチスルー動作する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過電圧保護機能内蔵型
半導体装置に係り、特に、半導体装置の降伏電圧を超え
る順方向の過電圧が印加された場合に安全にターンオン
することにより、半導体装置を過電圧に対して保護する
ことのできる過電圧保護機能内蔵型半導体装置に関す
る。
半導体装置に係り、特に、半導体装置の降伏電圧を超え
る順方向の過電圧が印加された場合に安全にターンオン
することにより、半導体装置を過電圧に対して保護する
ことのできる過電圧保護機能内蔵型半導体装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、IGBT等のスイッチング素子
は、素子に定格電圧以上の過電圧が印加された場合に、
過電圧による素子の破壊を防止するため、保護回路が設
けられて構成されている。しかし、この種の保護回路を
持つスイッチング素子は、過電圧の時間的変化が速い場
合に、保護回路が過電圧を検知してから動作するまでの
時間遅れが問題となり、保護動作が間にあわずに素子が
破壊されてしまうことがあるという問題点を有してい
る。
は、素子に定格電圧以上の過電圧が印加された場合に、
過電圧による素子の破壊を防止するため、保護回路が設
けられて構成されている。しかし、この種の保護回路を
持つスイッチング素子は、過電圧の時間的変化が速い場
合に、保護回路が過電圧を検知してから動作するまでの
時間遅れが問題となり、保護動作が間にあわずに素子が
破壊されてしまうことがあるという問題点を有してい
る。
【0003】このため、保護機能を素子の内部に内蔵さ
せた過電圧保護内蔵型半導体装置が要望されており、こ
れを実現することのできる従来技術として、例えば、特
開平4−291767号公報等に記載された技術が知ら
れている。
せた過電圧保護内蔵型半導体装置が要望されており、こ
れを実現することのできる従来技術として、例えば、特
開平4−291767号公報等に記載された技術が知ら
れている。
【0004】図7は従来技術による過電圧保護機能内蔵
型半導体装置の構造を示す断面図である。図7におい
て、1は半導体基体、2はコレクタ層、3はコレクタバ
ッファ層、4はドリフト層、5はベース層、9はアノー
ド電極、10はカソード電極、11はポリシリコン・ゲ
ート電極、12、14は絶縁膜、13はポリシリコン・
ダイオード、15は付設電極、16は電極配線、25は
付設領域である。
型半導体装置の構造を示す断面図である。図7におい
て、1は半導体基体、2はコレクタ層、3はコレクタバ
ッファ層、4はドリフト層、5はベース層、9はアノー
ド電極、10はカソード電極、11はポリシリコン・ゲ
ート電極、12、14は絶縁膜、13はポリシリコン・
ダイオード、15は付設電極、16は電極配線、25は
付設領域である。
【0005】図示従来技術は、IGBTに過電圧保護機
能を内蔵させた例であり、IGBT本体は、p+コレク
タ層2、n+コレクタバッファ層3、n~ ドリフト層4
よりなる半導体基体1のn~ドリフト層4内にp+ベース
層5を形成して構成されている。そして、図示従来技術
は、主IGBTのベース層5に隣接してp型半導体付設
領域25を設けて構成されている。また、付設領域25
のコレクタ層2側におけるn型ドリフト層4の幅は、前
記ベース層5のコレクタ層2側におけるドリフト層の幅
よりも狭く設定され、前記付設領域25に接触する付設
電極15とゲート電極11との間に付設電極15側にp
型層、ゲート電極11側にn型層を有するダイオード1
3が接続されている。
能を内蔵させた例であり、IGBT本体は、p+コレク
タ層2、n+コレクタバッファ層3、n~ ドリフト層4
よりなる半導体基体1のn~ドリフト層4内にp+ベース
層5を形成して構成されている。そして、図示従来技術
は、主IGBTのベース層5に隣接してp型半導体付設
領域25を設けて構成されている。また、付設領域25
のコレクタ層2側におけるn型ドリフト層4の幅は、前
記ベース層5のコレクタ層2側におけるドリフト層の幅
よりも狭く設定され、前記付設領域25に接触する付設
電極15とゲート電極11との間に付設電極15側にp
型層、ゲート電極11側にn型層を有するダイオード1
3が接続されている。
【0006】このダイオード13は、ゲート電極11の
電位がアノード電極9の電位に対して正にバイアスされ
た状態において、ゲートへの電位を有効に印加させるた
めのものである。すなわち、ゲート電位がアノード電位
に対して正の場合、n+バッファ層3とp+コレクタ層2
とにより形成される接合が逆バイアス接合となるが、通
常この接合は素子端面において耐圧を確保できない。ダ
イオード13は、このような場合における素子の耐圧を
確保するものである。
電位がアノード電極9の電位に対して正にバイアスされ
た状態において、ゲートへの電位を有効に印加させるた
めのものである。すなわち、ゲート電位がアノード電位
に対して正の場合、n+バッファ層3とp+コレクタ層2
とにより形成される接合が逆バイアス接合となるが、通
常この接合は素子端面において耐圧を確保できない。ダ
イオード13は、このような場合における素子の耐圧を
確保するものである。
【0007】前述した構造を有する従来技術は、p+ 付
設領域25とその下部の半導体基体によって形成される
pnpトランジスタ24のn型ドリフト層の幅、すなわ
ち、オープンベース層幅がIGBT本体のpnpトラン
ジスタのオープンベース幅より狭いため、pnpトラン
ジスタ24がパンチスルーし易い構造を有しており、こ
のpnpトランジスタ24がIGBT本体より低電圧で
降伏する。
設領域25とその下部の半導体基体によって形成される
pnpトランジスタ24のn型ドリフト層の幅、すなわ
ち、オープンベース層幅がIGBT本体のpnpトラン
ジスタのオープンベース幅より狭いため、pnpトラン
ジスタ24がパンチスルーし易い構造を有しており、こ
のpnpトランジスタ24がIGBT本体より低電圧で
降伏する。
【0008】このように、前述した従来技術は、付設領
域25のpnpトランジスタ24のコレクタ、エミッタ
間降伏電圧BVCEO'がIGBT本体領域のpnpトラン
ジスタ部の降伏電圧BVCEOより低いため、付設領域の
pnpトランジスタが、まず降伏し、その降伏電流がダ
イオード13を通って、IGBT本体のゲートエミッタ
間の容量を充電する。そして、このゲートエミッタ間の
電圧がMOSFETのしきい値に達するとIGBTはオ
ン状態になる。IGBTがオン状態になると半導体素子
内の電流は、アバランシェ降伏状態におけるよりも均一
に素子全体で吸収されるため、従来技術によるIGBT
は、大きなエネルギーを吸収することができ、また、過
電圧を比較的低い電圧としてクランプすることができ
る。
域25のpnpトランジスタ24のコレクタ、エミッタ
間降伏電圧BVCEO'がIGBT本体領域のpnpトラン
ジスタ部の降伏電圧BVCEOより低いため、付設領域の
pnpトランジスタが、まず降伏し、その降伏電流がダ
イオード13を通って、IGBT本体のゲートエミッタ
間の容量を充電する。そして、このゲートエミッタ間の
電圧がMOSFETのしきい値に達するとIGBTはオ
ン状態になる。IGBTがオン状態になると半導体素子
内の電流は、アバランシェ降伏状態におけるよりも均一
に素子全体で吸収されるため、従来技術によるIGBT
は、大きなエネルギーを吸収することができ、また、過
電圧を比較的低い電圧としてクランプすることができ
る。
【0009】前述した従来技術は、付設領域25のpn
pトランジスタのベース幅を本体のIGBT領域のベー
ス幅よりも薄くするために、p+ 付設領域25の深さを
本体のIGBTのベース層5よりも深くする必要があ
る。そして、図示素子の動作電圧は、付設領域25のベ
ース幅により決定されるが、この動作電圧をある目標範
囲に入れるためには、このベース幅を精密に制御する必
要がある。このためには、p+ 付設領域25の深さをμ
mオーダで精密に制御する必要がある。
pトランジスタのベース幅を本体のIGBT領域のベー
ス幅よりも薄くするために、p+ 付設領域25の深さを
本体のIGBTのベース層5よりも深くする必要があ
る。そして、図示素子の動作電圧は、付設領域25のベ
ース幅により決定されるが、この動作電圧をある目標範
囲に入れるためには、このベース幅を精密に制御する必
要がある。このためには、p+ 付設領域25の深さをμ
mオーダで精密に制御する必要がある。
【0010】しかし、p+ 付設領域25の深さを再現性
よくコントロールすることは困難であり、また、一般
に、pnpトランジスタの耐圧BVCEOは次式によりト
ランジスタの電流増幅率に依存する。
よくコントロールすることは困難であり、また、一般
に、pnpトランジスタの耐圧BVCEOは次式によりト
ランジスタの電流増幅率に依存する。
【0011】
【数1】
【0012】ここで、BVCBOはベース・コレクタ間耐
圧、α0は電流増幅率、nは定数である。
圧、α0は電流増幅率、nは定数である。
【0013】そして、電流増幅率α0は、ベース中のキ
ャリア・ライフタイムに依存し、キャリア・ライフタイ
ムは、シリコン結晶仕様、半導体装置の製造プロセスの
熱処理条件等により変動する。
ャリア・ライフタイムに依存し、キャリア・ライフタイ
ムは、シリコン結晶仕様、半導体装置の製造プロセスの
熱処理条件等により変動する。
【0014】前述の点から過電圧保護機能内蔵のスイッ
チング素子においては、過電圧印加時の動作電圧を精度
よく、かつ、再現性よくコントロールすることが要求さ
れているが、従来、これらを実現することは困難であっ
た。
チング素子においては、過電圧印加時の動作電圧を精度
よく、かつ、再現性よくコントロールすることが要求さ
れているが、従来、これらを実現することは困難であっ
た。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
p+ 付設領域25の深さを再現性よくコントロールする
ことが困難であるため、過電圧印加時の動作電圧を精度
よく、かつ、再現性よくコントロールすることができな
いという問題点を有している。
p+ 付設領域25の深さを再現性よくコントロールする
ことが困難であるため、過電圧印加時の動作電圧を精度
よく、かつ、再現性よくコントロールすることができな
いという問題点を有している。
【0016】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、動作電圧の制御が容易で、製造プロセス上
の変動要因が少なく、かつ、再現性の良い過電圧保護を
行うことができる過電圧保護機能内蔵型半導体装置を提
供することにある。
点を解決し、動作電圧の制御が容易で、製造プロセス上
の変動要因が少なく、かつ、再現性の良い過電圧保護を
行うことができる過電圧保護機能内蔵型半導体装置を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、本体素子の近傍に本体素子のpベース層よりも、低
不純物濃度、厳密には不純物総量の小さい第2のpベー
ス層を設け、この領域でいわゆるパンチスルー動作を生
じさせるようにすることにより達成される。
は、本体素子の近傍に本体素子のpベース層よりも、低
不純物濃度、厳密には不純物総量の小さい第2のpベー
ス層を設け、この領域でいわゆるパンチスルー動作を生
じさせるようにすることにより達成される。
【0018】この第2のpベース層の形成は、イオン打
ち込み法を用いることにより、過電圧保護の動作電圧を
精密に制御することが可能となる。
ち込み法を用いることにより、過電圧保護の動作電圧を
精密に制御することが可能となる。
【0019】
【作用】本発明による過電圧保護機能を内蔵した半導本
体装置は、ライフタイムの影響が小さいエミッタ層のパ
ンチスルー動作を利用しているため、プロセス上の変動
による動作電圧の変化が少なく、また、不純物層の形成
にイオン打ち込み法を用いているので、パンチスルー電
圧を高精度にかつ再現性よく制御することができる。
体装置は、ライフタイムの影響が小さいエミッタ層のパ
ンチスルー動作を利用しているため、プロセス上の変動
による動作電圧の変化が少なく、また、不純物層の形成
にイオン打ち込み法を用いているので、パンチスルー電
圧を高精度にかつ再現性よく制御することができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明による過電圧保護機能内蔵型半
導体装置の実用例を図面により詳細に説明する。
導体装置の実用例を図面により詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施例の構造を説明
する図であり、図1(a)はその断面図、図1(b)は
順方向の電圧が印加された場合の空乏層の広がりを示す
図、図2は本発明の第1の実施例における印加電圧と空
乏層内電荷量との関係を説明する図である。図1におい
て、6はn型エミッタ層、7はp型層、8は低濃度p型
層であり、他の符号は図7の場合と同一である。図示実
施例は、本発明を絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
(IGBT)に適用した例を示している。
する図であり、図1(a)はその断面図、図1(b)は
順方向の電圧が印加された場合の空乏層の広がりを示す
図、図2は本発明の第1の実施例における印加電圧と空
乏層内電荷量との関係を説明する図である。図1におい
て、6はn型エミッタ層、7はp型層、8は低濃度p型
層であり、他の符号は図7の場合と同一である。図示実
施例は、本発明を絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ
(IGBT)に適用した例を示している。
【0022】本発明の第1の実施例による半導体装置
は、図1(a)に示すように、p形コレクタ層2、n+
バッファ層3、バッファ層3よりも高比抵抗を有するn
~ドリフト層4により構成される半導体基体1の一方の
主表面に、IGBTのチャネル層を形成する第1のベー
ス層としてのpベース層5、n形ソース層6、パンチス
ルーダイオードを形成する低不純物濃度の第2のベース
層としてのp~ 形層8、このp形層8に隣接しpベース
層5と同一の不純物分布をもちp型層8の周辺部の耐圧
を確保するためのp形層7形成して構成されている。ま
た、半導体基体1の他方の主表面すなわちアノード側に
はアノード電極9が設けられ、半導体基体1の一方の主
表面すなわちカソード側には、カソード電極10が設け
られると共に、絶縁膜12を介してポリシリコン・ゲー
ト電極11、該ゲート電極11と同じポリシリコンによ
り形成されるダイオード13が設けられている。そし
て、パンチスルーダイオードを形成する低不純物濃度の
p~ 形層8とゲート電極11とが、ダイオード13、電
極15及び電極配線16により接続されている。
は、図1(a)に示すように、p形コレクタ層2、n+
バッファ層3、バッファ層3よりも高比抵抗を有するn
~ドリフト層4により構成される半導体基体1の一方の
主表面に、IGBTのチャネル層を形成する第1のベー
ス層としてのpベース層5、n形ソース層6、パンチス
ルーダイオードを形成する低不純物濃度の第2のベース
層としてのp~ 形層8、このp形層8に隣接しpベース
層5と同一の不純物分布をもちp型層8の周辺部の耐圧
を確保するためのp形層7形成して構成されている。ま
た、半導体基体1の他方の主表面すなわちアノード側に
はアノード電極9が設けられ、半導体基体1の一方の主
表面すなわちカソード側には、カソード電極10が設け
られると共に、絶縁膜12を介してポリシリコン・ゲー
ト電極11、該ゲート電極11と同じポリシリコンによ
り形成されるダイオード13が設けられている。そし
て、パンチスルーダイオードを形成する低不純物濃度の
p~ 形層8とゲート電極11とが、ダイオード13、電
極15及び電極配線16により接続されている。
【0023】次に、前述のような構造を有する本発明の
第1の実施例の動作を、図1(b)を参照して説明す
る。
第1の実施例の動作を、図1(b)を参照して説明す
る。
【0024】本発明の第1の実施例によるIGBTのア
ノード、カソード間に順方向の電圧が印加された場合、
すなわち、アノード側に正、カソードに側に負の電圧電
圧が印加された場合、図1(b)に示すように、カソー
ド電極10に接続されているpベース層5とn~ ドリフ
ト層4とにより形成されるpn接合には空乏層20が広
がる。この場合、IGBT素子の定格電圧で、空乏層2
0は、p層7、p~ 層8にまで到達し、カソード表面領
域が所謂ピンチオフの状態となっている。これにより、
IGBT素子は、p~ 層8の領域近傍で阻止状態を維持
することができる。
ノード、カソード間に順方向の電圧が印加された場合、
すなわち、アノード側に正、カソードに側に負の電圧電
圧が印加された場合、図1(b)に示すように、カソー
ド電極10に接続されているpベース層5とn~ ドリフ
ト層4とにより形成されるpn接合には空乏層20が広
がる。この場合、IGBT素子の定格電圧で、空乏層2
0は、p層7、p~ 層8にまで到達し、カソード表面領
域が所謂ピンチオフの状態となっている。これにより、
IGBT素子は、p~ 層8の領域近傍で阻止状態を維持
することができる。
【0025】前述において、p~ 層8は、他のp層に比
較して低不純物濃度であるため、空乏層が広がり易くな
っている。従って、印加電圧がさらに高くなり、この印
加電圧がp~ 層8の不純物総量によって決まるある或る
電圧になると、空乏層20は、電極15に到達して、所
謂パンチスルー状態となる。そして、p~ 層8とn~ド
リフト層4とからなるpn接合は、もはや阻止状態を維
持することができなくなり電流が流れ始める。この状態
になると電極15の電位は上昇し、ダイオード13を介
して接続されたゲート電極11の電位が高くなる。この
結果、ゲート電極11の下のpベース層表面に反転層が
形成され、IGBTはオン状態となる。
較して低不純物濃度であるため、空乏層が広がり易くな
っている。従って、印加電圧がさらに高くなり、この印
加電圧がp~ 層8の不純物総量によって決まるある或る
電圧になると、空乏層20は、電極15に到達して、所
謂パンチスルー状態となる。そして、p~ 層8とn~ド
リフト層4とからなるpn接合は、もはや阻止状態を維
持することができなくなり電流が流れ始める。この状態
になると電極15の電位は上昇し、ダイオード13を介
して接続されたゲート電極11の電位が高くなる。この
結果、ゲート電極11の下のpベース層表面に反転層が
形成され、IGBTはオン状態となる。
【0026】このように、本発明の第1の実施例は、I
GBT本体ががオン状態となることにより、過電圧によ
るエネルギーを素子全体で消費することになり、素子を
安全に保護することができる。
GBT本体ががオン状態となることにより、過電圧によ
るエネルギーを素子全体で消費することになり、素子を
安全に保護することができる。
【0027】前述のような保護動作で重要なことは、p
~ 層8のパンチスルー電圧であり、このパンチスルー電
圧が、電極15とアノード電極9の間に、p~ 層8、n
~ ドリフト層4、n+ バッファ層3、p+ コレクタ層2
により形成されたpnpトランジスタの構造により決定
されることである。
~ 層8のパンチスルー電圧であり、このパンチスルー電
圧が、電極15とアノード電極9の間に、p~ 層8、n
~ ドリフト層4、n+ バッファ層3、p+ コレクタ層2
により形成されたpnpトランジスタの構造により決定
されることである。
【0028】一般に、トランジスタの耐圧は、ベース、
コレクタ間を逆バイアスした場合の耐圧であるBVCBO
と、エミッタ、コレクタ間を逆バイアスした場合の耐圧
であるBVCEO とに分けられ、トランジスタの増幅作用
により、BVCBO>BVCEOの関係がある。また、エミッ
タ、コレクタ間を逆バイアスした場合の方が漏れ電流が
大きいという問題がある。これらの問題は、p+ コレク
タ層2の注入効率を小さくすることである程度改善する
ことができる。すなわち、p+ コレクタ層2の注入効率
を小さくすることにより、BVCEOをBVCBOに近ずける
こができ、また、漏れ電流も小さくすることができる。
コレクタ間を逆バイアスした場合の耐圧であるBVCBO
と、エミッタ、コレクタ間を逆バイアスした場合の耐圧
であるBVCEO とに分けられ、トランジスタの増幅作用
により、BVCBO>BVCEOの関係がある。また、エミッ
タ、コレクタ間を逆バイアスした場合の方が漏れ電流が
大きいという問題がある。これらの問題は、p+ コレク
タ層2の注入効率を小さくすることである程度改善する
ことができる。すなわち、p+ コレクタ層2の注入効率
を小さくすることにより、BVCEOをBVCBOに近ずける
こができ、また、漏れ電流も小さくすることができる。
【0029】なお、前述した本発明の第1の実施例は、
カソード側のパターンを示さずにその断面形状によって
のみ説明したが、本発明は、ゲート電極11をストライ
プ状のパターンにしたり、あるいは、本体素子の基本セ
ルを円形等とすることができる。
カソード側のパターンを示さずにその断面形状によって
のみ説明したが、本発明は、ゲート電極11をストライ
プ状のパターンにしたり、あるいは、本体素子の基本セ
ルを円形等とすることができる。
【0030】図2には前述した本発明の第1の実施例に
おけるIGBTに対する印加電圧と空乏層電荷量との関
係を示しており、図に示す関係より目標の保護電圧を得
るためにどの程度の電荷量、すなわち、不純物総量にす
れば良いかが判る。不純物総量のコントロールは、イオ
ン打ち込み法を利用することにより比較的、容易に実現
することができる。イオン打込み法によれば、打込まれ
たイオンの単位面積当りの総量であるドーズ量NDSは、
イオンビームの電流Ii を測定することにより、次の
(2)式により容易に知ることができる。
おけるIGBTに対する印加電圧と空乏層電荷量との関
係を示しており、図に示す関係より目標の保護電圧を得
るためにどの程度の電荷量、すなわち、不純物総量にす
れば良いかが判る。不純物総量のコントロールは、イオ
ン打ち込み法を利用することにより比較的、容易に実現
することができる。イオン打込み法によれば、打込まれ
たイオンの単位面積当りの総量であるドーズ量NDSは、
イオンビームの電流Ii を測定することにより、次の
(2)式により容易に知ることができる。
【0031】NDS=Iit/q (2) ここで、Ii はイオン電流〔A/cm2〕、tは打込み時
間〔秒〕、qは電子の電荷量〔クーロン〕である。
間〔秒〕、qは電子の電荷量〔クーロン〕である。
【0032】図3は本発明の第2の実施例の構造を説明
する図であり、図3(a)は図3(b)のAA’断面
図、図3(b)は本発明の第2の実施例のカソード側の
パターンを示す平面図であり、図の符号は図1の場合と
同一である。
する図であり、図3(a)は図3(b)のAA’断面
図、図3(b)は本発明の第2の実施例のカソード側の
パターンを示す平面図であり、図の符号は図1の場合と
同一である。
【0033】図示本発明の第2の実施例は、パンチスル
ー動作する低不純物濃度のp~ 層8と周辺耐圧を確保す
るためのp層7とを、IGBTのセル間に複数個配置し
て構成したものである。
ー動作する低不純物濃度のp~ 層8と周辺耐圧を確保す
るためのp層7とを、IGBTのセル間に複数個配置し
て構成したものである。
【0034】この本発明の第2の実施例は、前述のよう
にp~ 層8とp層7とをユニットとして、多数並置して
いるので、p~ 層8の一部にピンホール等の欠陥が生じ
た場合にも、高不純物濃度のp層7からの空乏層のピン
チオフ効果により、耐圧低下を防止することができる。
図3(b)に示すパターン例は、ゲート電極11がスト
ライプ状をなしているパターンの場合であり、過電圧保
護領域近傍を拡大して示している。
にp~ 層8とp層7とをユニットとして、多数並置して
いるので、p~ 層8の一部にピンホール等の欠陥が生じ
た場合にも、高不純物濃度のp層7からの空乏層のピン
チオフ効果により、耐圧低下を防止することができる。
図3(b)に示すパターン例は、ゲート電極11がスト
ライプ状をなしているパターンの場合であり、過電圧保
護領域近傍を拡大して示している。
【0035】本発明の第2の実施例において、この過電
圧保護領域で検知された過電圧はIGBTのゲート電極
11へ与えられ、IGBTはターンオンする。これによ
り、過電圧によるエネルギーは素子全体で消費され、素
子自体で保護機能を持たせることができる。
圧保護領域で検知された過電圧はIGBTのゲート電極
11へ与えられ、IGBTはターンオンする。これによ
り、過電圧によるエネルギーは素子全体で消費され、素
子自体で保護機能を持たせることができる。
【0036】なお、図示実施例は、ゲート電極11がス
トライプ状のパターンとなっているとして説明したが、
本発明は、このパターンに限定されるものではなく、例
えば、本体素子の基本セルを円形等としてもよく、保護
領域を円形とすることにより各セルを高密度に配置する
ことができる。
トライプ状のパターンとなっているとして説明したが、
本発明は、このパターンに限定されるものではなく、例
えば、本体素子の基本セルを円形等としてもよく、保護
領域を円形とすることにより各セルを高密度に配置する
ことができる。
【0037】図4は本発明の第3の実施例の構造を説明
する図であり、図4(a)は図4(b)のAA’断面
図、図4(b)は本発明の第3の実施例のカソード側の
パターンを示す平面図である。図の符号は図1の場合と
同一である。
する図であり、図4(a)は図4(b)のAA’断面
図、図4(b)は本発明の第3の実施例のカソード側の
パターンを示す平面図である。図の符号は図1の場合と
同一である。
【0038】図示本発明の第3の実施例は、前述した本
発明の第1の実施例において、保護領域となるp~ 層8
及び高濃度p層7の領域に相対する位置のp+ コレクタ
層2を無くして、この部分をn+ バッファ層3として半
導体基体の表面に露出させ、コレクタ短絡構造に形成し
たものである。なお、この例では、p~ 層8及び高濃度
p層7が図5(b)に示すように円形に形成されてい
る。
発明の第1の実施例において、保護領域となるp~ 層8
及び高濃度p層7の領域に相対する位置のp+ コレクタ
層2を無くして、この部分をn+ バッファ層3として半
導体基体の表面に露出させ、コレクタ短絡構造に形成し
たものである。なお、この例では、p~ 層8及び高濃度
p層7が図5(b)に示すように円形に形成されてい
る。
【0039】図示実施例は、コレクタ短絡構造を備える
ことにより、pnp構造のトランジスタ作用の効果が無
くなるため、漏れ電流の低減及びパンチスルーの特性を
シャープにし、いわゆるハードな特性にすることができ
る。
ことにより、pnp構造のトランジスタ作用の効果が無
くなるため、漏れ電流の低減及びパンチスルーの特性を
シャープにし、いわゆるハードな特性にすることができ
る。
【0040】図5は本発明の第4の実施例の構造を説明
する断面図であり、図5において、17はp層、18、
19はp~ 層であり、他の符号は図1の場合と同一であ
る。
する断面図であり、図5において、17はp層、18、
19はp~ 層であり、他の符号は図1の場合と同一であ
る。
【0041】本発明の第4の実施例は、プレーナ構造に
より比較的高い耐圧を得ることができるようにしたもの
であり、図5に示すように、低不純物濃度の深いp~ 層
18、浅いp~ 層19を組合せて構成したものである。
この場合、p~ 層18は、p層17よりも低不純物濃度
であるが、深さを深く形成されており、不純物総量とし
てはp層17よりも多くなっているため、過電圧印加時
には必ずp層17がパンチスルーを起こすことになる。
より比較的高い耐圧を得ることができるようにしたもの
であり、図5に示すように、低不純物濃度の深いp~ 層
18、浅いp~ 層19を組合せて構成したものである。
この場合、p~ 層18は、p層17よりも低不純物濃度
であるが、深さを深く形成されており、不純物総量とし
てはp層17よりも多くなっているため、過電圧印加時
には必ずp層17がパンチスルーを起こすことになる。
【0042】また、図示本発明の第4の実施例は、過電
圧保護領域であるp層17に相対するp+ コレクタ層2
を欠如した構造としている。このため、図4により説明
した場合と同様に、保護領域におけるpnpトランジス
タ作用の効果をなくすことができ、これにより、漏れ電
流の低減を図り、過電圧動作時の電流の立上りを急峻に
することができる。
圧保護領域であるp層17に相対するp+ コレクタ層2
を欠如した構造としている。このため、図4により説明
した場合と同様に、保護領域におけるpnpトランジス
タ作用の効果をなくすことができ、これにより、漏れ電
流の低減を図り、過電圧動作時の電流の立上りを急峻に
することができる。
【0043】前述した第1〜第4の実施例は、いずれも
本発明をnチャネル型IGBTに適用したものとして説
明したが、本発明は、導電型を反対にしたpチャネル型
素子に対しても同様に適用することができ、また、IG
BTに限らずMOSFET、バイポーラトランジスタ等
のスイッチング素子全般に対して適用することができ
る。
本発明をnチャネル型IGBTに適用したものとして説
明したが、本発明は、導電型を反対にしたpチャネル型
素子に対しても同様に適用することができ、また、IG
BTに限らずMOSFET、バイポーラトランジスタ等
のスイッチング素子全般に対して適用することができ
る。
【0044】図6は前述した本発明の実施例による過電
圧保護機能内蔵型半導体装置である過電圧保護機能内蔵
IGBTの応用例を示す回路図である。図示応用例は、
本発明の実施例によるIGBTを自動車のイグナイタ回
路に適用した例である。図6において、30は本発明の
実施例によるIGBT素子、31はIGBT本体、32
は素子に内蔵されたパンチスルー素子、33はポリシリ
コン・ダイオード、34はゲート抵抗、35はゲート回
路の入力抵抗、36はノイズ吸収抵抗、37はイグニッ
ション・コイル、38は点火プラグ、39はバッテリで
ある。
圧保護機能内蔵型半導体装置である過電圧保護機能内蔵
IGBTの応用例を示す回路図である。図示応用例は、
本発明の実施例によるIGBTを自動車のイグナイタ回
路に適用した例である。図6において、30は本発明の
実施例によるIGBT素子、31はIGBT本体、32
は素子に内蔵されたパンチスルー素子、33はポリシリ
コン・ダイオード、34はゲート抵抗、35はゲート回
路の入力抵抗、36はノイズ吸収抵抗、37はイグニッ
ション・コイル、38は点火プラグ、39はバッテリで
ある。
【0045】図示イグナイタ回路は、入力電圧Vinを0
Vに低減して、IGBT本体31をオフに制御したと
き、イグニッションコイル37の一次側コイルの電流I
out がが流れ続けようとして、イグニッションコイル3
7のインダクタンスLによりLdi/dtとして発生する出
力電圧をイグニッションコイル37の二次側に誘導して
点火プラグ38に与えるものである。
Vに低減して、IGBT本体31をオフに制御したと
き、イグニッションコイル37の一次側コイルの電流I
out がが流れ続けようとして、イグニッションコイル3
7のインダクタンスLによりLdi/dtとして発生する出
力電圧をイグニッションコイル37の二次側に誘導して
点火プラグ38に与えるものである。
【0046】前述の動作時、Ldi/dtとして発生する出
力電圧が、本発明の実施例によるIGBT素子30の保
護電圧を超えると、パンチスルー素子32がパンチスル
ーを起こし、ダイオード33、ゲート・アース間の抵抗
を通じて電流が流れ、ゲートが順バイアスされ、これに
より、IGBT31が動作して誘導負荷のエネルギーを
消費する。
力電圧が、本発明の実施例によるIGBT素子30の保
護電圧を超えると、パンチスルー素子32がパンチスル
ーを起こし、ダイオード33、ゲート・アース間の抵抗
を通じて電流が流れ、ゲートが順バイアスされ、これに
より、IGBT31が動作して誘導負荷のエネルギーを
消費する。
【0047】これにより、前述したイグナイタ回路は、
パンチスルー素子32の降伏電圧をIGBT本体31の
降伏電圧よりも充分低い値に設定した本発明の実施例に
よる半導体装置を使用することにより、安全動作範囲で
誘導負荷をオフすることが可能となる。
パンチスルー素子32の降伏電圧をIGBT本体31の
降伏電圧よりも充分低い値に設定した本発明の実施例に
よる半導体装置を使用することにより、安全動作範囲で
誘導負荷をオフすることが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、そ
の動作電圧の温度依存性が小さく、かつ、動作電圧の制
御が容易で再現性の良い過電圧保護機能を内蔵した半導
体装置を得ることができる。
の動作電圧の温度依存性が小さく、かつ、動作電圧の制
御が容易で再現性の良い過電圧保護機能を内蔵した半導
体装置を得ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例の構造を説明する図であ
る。
る。
【図2】本発明の第1の実施例における印加電圧と空乏
層内電荷量との関係を説明する図である。
層内電荷量との関係を説明する図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構造を説明する図であ
る。
る。
【図4】本発明の第3の実施例の構造を説明する図であ
る。
る。
【図5】本発明の第4の実施例の構造を説明する断面図
である。
である。
【図6】本発明の応用例を示す回路図である。
【図7】従来技術による過電圧保護機能内蔵型半導体装
置の構造を示す断面図である。
置の構造を示す断面図である。
1 半導体基体 2 コレクタ層 3 コレクタバッファ層 4 ドリフト層 5 ベース層 6 エミッタ層 7 p型不純物層 8 p型低濃度層 9 アノード電極 10 カソード電極 11 ポリシリコン・ゲート電極 12、14 絶縁膜 13 ポリシリコン・ダイオード 15 電極 16 電極配線 17 p型不純物層 18、19 p~ 型不純物層 20 空乏層 25 付設領域
Claims (7)
- 【請求項1】 一対の主表面を有する半導体基体の一方
の主表面に隣接する一方導電型のコレクタ層、該コレク
タ層に隣接する他方導電型のコレクタバッファ層、該コ
レクタバッファ層及び前記半導体基体の他方の主表面に
隣接し前記コレクタバッファ層よりも高比抵抗を有する
他方導電型のドリフト層、該ドリフト層に隣接し他方の
主表面より選択的に形成された一方導電型の第1のベー
ス層、該ベース層内に選択的に形成された他方導電型の
エミッタ層を備え、かつ、前記第1のベース層のドリフ
ト層とエミッタ層とに挟まれた部分をチャネル領域とす
るために該領域上に絶縁膜を介するゲート電極を備えた
半導体装置において、前記ドリフト層内に前記第1のベ
ース層とは分離して他方の主表面より、前記第1のベー
ス層よりもその不純物総量が少ない一方導電型の第2の
ベース層を設け、過電圧印加時に、この部分でパンチス
ルー動作を生じさせることにより半導体装置をオン動作
させて自己保護を行うことを特徴とする過電圧保護機能
内蔵型半導体装置。 - 【請求項2】 一対の主表面を有する半導体基体の一方
の主表面に隣接する一方導電型のコレクタ層、該コレク
タ層に隣接する他方導電型のコレクタバッファ層、該コ
レクタバッファ層及び前記半導体基体の他方の主表面に
隣接し前記コレクタバッファ層よりも高比抵抗を有する
他方導電型のドリフト層、該ドリフト層に隣接し他方の
主表面より選択的に形成された一方導電型の第1のベー
ス層、該ベース層内に選択的に形成された他方導電型の
エミッタ層を備え、かつ、前記第1のベース層のドリフ
ト層とエミッタ層とに挟まれた部分をチャネル領域とす
るために該領域上に絶縁膜を介するゲート電極を備えた
半導体装置において、前記ドリフト層内に前記第1のベ
ース層とは分離して他方の主表面より、前記第1のベー
ス層よりもその不純物総量が少ない一方導電型の第2の
ベース層を持ち、該第2のベース層上に設けられた電極
と前記ゲート電極とがダイオードを介して接続されてい
ることを特徴とする過電圧保護機能内蔵型半導体装置。 - 【請求項3】 前記第2のベース層の周囲に前記第1の
ベース層5と同一の不純物分布を持つ一方導電型の半導
体層を有することを特徴とする請求項1または2記載の
過電圧保護機能内蔵型半導体装置。 - 【請求項4】 前記第2のベース層が複数個備えられる
ことを特徴とする請求項1、2または3記載の過電圧保
護機能内蔵型半導体装置。 - 【請求項5】 前記第2のベース層は、不純物のイオン
打ち込みにより形成されることを特徴とする請求項1な
いし4のうち1記載の過電圧保護機能内蔵型半導体装
置。 - 【請求項6】 前記第2ベース層のアノード側への投影
領域におけるコレクタ層を欠如させたことを特徴とする
請求項1ないし5のうち1記載の過電圧保護機能内蔵型
半導体装置。 - 【請求項7】 前記第2ベース層のアノード側への投影
領域におけるコレクタ層を欠如させ、この領域において
前記コレクタバッファ層を半導体基体の一方の主表面に
露出させたことを特徴とする請求項1ないし5のうち1
記載の過電圧保護機能内蔵型半導体装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23807893A JPH0794730A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 過電圧保護機能内蔵型半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23807893A JPH0794730A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 過電圧保護機能内蔵型半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0794730A true JPH0794730A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=17024834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23807893A Pending JPH0794730A (ja) | 1993-09-24 | 1993-09-24 | 過電圧保護機能内蔵型半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794730A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8072241B2 (en) | 2007-09-05 | 2011-12-06 | Denso Corporation | Semiconductor device having diode-built-in IGBT and semiconductor device having diode-built-in DMOS |
| CN112054019A (zh) * | 2019-06-07 | 2020-12-08 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置 |
| EP3979330A1 (en) * | 2020-09-30 | 2022-04-06 | Infineon Technologies AG | Silicon carbide device with transistor cell and clamp regions in a well region |
-
1993
- 1993-09-24 JP JP23807893A patent/JPH0794730A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8072241B2 (en) | 2007-09-05 | 2011-12-06 | Denso Corporation | Semiconductor device having diode-built-in IGBT and semiconductor device having diode-built-in DMOS |
| US8451023B2 (en) | 2007-09-05 | 2013-05-28 | Denso Corporation | Semiconductor device having diode-built-in IGBT and semiconductor device having diode-built-in DMOS |
| US8988105B2 (en) | 2007-09-05 | 2015-03-24 | Denso Corporation | Semiconductor device having diode-built-in IGBT and semiconductor device having diode-built-in DMOS |
| US9184158B2 (en) | 2007-09-05 | 2015-11-10 | Denso Corporation | Semiconductor device having diode-built-in IGBT and semiconductor device having diode-built-in DMOS |
| CN112054019A (zh) * | 2019-06-07 | 2020-12-08 | 三菱电机株式会社 | 半导体装置 |
| EP3979330A1 (en) * | 2020-09-30 | 2022-04-06 | Infineon Technologies AG | Silicon carbide device with transistor cell and clamp regions in a well region |
| CN114361238A (zh) * | 2020-09-30 | 2022-04-15 | 英飞凌科技股份有限公司 | 具有在阱区中的钳位区和晶体管单元的碳化硅器件 |
| US12057473B2 (en) | 2020-09-30 | 2024-08-06 | Infineon Technologies Ag | Silicon carbide device with transistor cell and clamp regions in a well region |
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