JPH0794797B2 - トンネル用型枠 - Google Patents

トンネル用型枠

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JPH0794797B2
JPH0794797B2 JP3036382A JP3638291A JPH0794797B2 JP H0794797 B2 JPH0794797 B2 JP H0794797B2 JP 3036382 A JP3036382 A JP 3036382A JP 3638291 A JP3638291 A JP 3638291A JP H0794797 B2 JPH0794797 B2 JP H0794797B2
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foam
tunnel
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foams
inner peripheral
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正司 佐々木
雪久 稲川
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルの二次覆工に
使用される型枠に関し、特にトンネルのカーブに対応す
る型枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、シールド工法等により掘削され
たトンネルの内側はセグメントにより一次覆工され、更
にセグメントの内側にコンクリートによる二次覆工が行
われる。そして、従来、その二次覆工に使用される型枠
として、外周面をコンクリート成形面とする円筒状のフ
ォームをボルト等で複数連結して構成したものがある。
各フォームは、天フォームと、その天フォームの両端に
ピンにより回動可能に支持された側フォームと、各側フ
ォームの下端にピンにより回動可能に支持されたインバ
ートフォームとにより構成されている。又、型枠内には
ビームが挿通され、そのビームに各天フォーム或いは側
フォームが固定されることにより、フォーム形状がゆが
んだり、連結された型枠の全体形状が変形したりしない
ようになっている。ビームの両端は型枠から突出して台
車上に支持され、型枠はトンネルの軸線方向に移動可能
となっている。そして、セグメントの内周面と型枠のコ
ンクリート成形面との間にコンクリート打設が行われた
後に、インバートフォーム及び側フォームが内側に折り
畳み回動されて脱型され、その後未施工部に移動され
て、組み立てられるようになっている。
【0003】しかし、この型枠を使用してトンネルのカ
ーブ部に二次覆工部としてのコンクリート打設を行う場
合には、その型枠の打設長のままではライズ(トンネル
センターとフォームセンターとのずれ)が大きくなり、
コンクリートの巻厚を一定範囲内に保つことができない
ため、フォームの連結数を少なくして一打設当たりの打
設長を短くしていた。従って、トンネルカーブ部におい
ては直線部と比較して、組替え日数や打設回数が増加し
て施工日数が増加するという問題がある。
【0004】このため、フォームをカーブライナーを介
して連結して、連結された型枠全体をカーブするような
状態で構成し、トンネルのカーブ部においても型枠の打
設長を短くすることなくコンクリート打設を行うことが
できるようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
型枠はカーブしているため、カーブ部のコンクリート打
設後に型枠を脱型する場合に、各フォームの側フォーム
を天フォームに対して一度に回動させることができず、
側フォームとカーブライナーとを連結するボルト等をい
ちいち取り外して各側フォームをそれぞれ単独で折り畳
み回動させなければならなず、非常に手間のかかるもの
であった。
【0006】又、前述のように側フォームは脱型する場
合にそれぞれ分離されて折り畳まれるので、フォーム全
体の重量を中央の天フォームで支持しなければならな
い。従って、その中央の天フォームを補強支持するため
に、各天フォームをビームに支持固定する必要があっ
た。従って、ビームが型枠内のほぼ中央を通ることにな
り、型枠内部の作業空間が充分に確保できなくなるとい
う問題もある。
【0007】そして、型枠がカーブしていることによ
り、同型枠は直線状のものと比較して変形しやすいが、
脱型の時に側フォームの連結部分を外すことにより更に
変形が生じやすくなるという問題もある。更に、型枠が
カーブしていることにより、同型枠の左右の重量バラン
スが悪く、型枠がその自重で捻ったり、型枠がトンネル
内を移動中にその内周面に沿って滑って傾いたりしてし
まう(以下ローリングという)おそれがあるという問題
もある。
【0008】以上のように、従来のトンネル用型枠にお
いては、型枠内部の作業空間を確保し得なかったり、二
次覆工部の打設の終了後に、型枠を折り畳み脱型して未
施工部に移動する際にきわめて手間がかかったりするも
のであった。本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は二次覆工部の施工終了か
ら次の二次覆工部施工までの段取りや型枠撤収作業を能
率良く行い得るとともに、型枠内部に充分な作業空間を
確保することのできるトンネル用型枠を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、第1の発明においては、円筒状のフォームによりト
ンネルの一次覆工部の内周面との間に二次覆工部を成形
するためのトンネル用型枠において、前記フォームを、
その両側を構成する一対の側フォームと、両側フォーム
の上端間に連結される天フォームと、各側フォームの下
端に支持される一対のインバートフォームとより構成
し、その両インバートフォームを成形位置から内側上方
に折り畳み得るように側フォームに回動可能に支持する
とともに、両側フォームを成形位置から内側へほぼ水平
移動できるように両側フォームと天フォームとの間に
は、側フォームの水平移動を案内する案内手段を設け
た。
【0010】第2の発明においては、前記案内手段は、
天フォームに形成された長孔と、側フォーム上端に支持
され長孔に転動可能に係合するガイドローラとより構成
されている。第3の発明においては、前記フォームを、
その両側を構成する一対の側フォームと、両側フォーム
の上端間に連結される天フォームと、各側フォームの下
端に支持される一対のインバートフォームとより全体を
折り畳み可能に構成し、前記フォームの前方には一次覆
工部の内周面をスライド可能なソリ台車を設け、フォー
ムの後方には二次覆工部の内周面を転動可能なローラ台
車を設け、側フォームの内周面には左右一対のビームを
固定するとともに、それらのビームをフォームの前端及
び後端からそれぞれ突出させて、その突出部を前記ソリ
台車及びローラ台車上に接近離間移動可能に支持し、前
記ソリ台車には一次覆工部の軸線方向に延びる骨材側面
を転動してソリ台車の移動を案内するガイドローラを設
け、そのガイドローラの外周には一次覆工部の外周方向
に延びる骨材との干渉を避けるための溝を形成した。
【0011】第4の発明においては、前記ローラ台車に
は二次覆工部の下部において軸線方向に設けたレールに
係合してローラ台車の移動を案内するガイドローラを設
けた。第5の発明においては、前記両側フォームには二
次覆工部の両側において軸線方向に設けたレール上を転
動してフォームの移動を案内するガイドローラを着脱可
能に設けた。
【0012】第6の発明においては、ソリ台車及びロー
ラ台車には左右一対の昇降ジャッキを立設固定するとと
もに、その両昇降ジャッキの上端間に支持台を架設し、
前記両ビームを支持台上に支持した。
【0013】
【作用】従って、第1の発明によれば、トンネルの一次
覆工部の内周面とフォームの外周面との間において二次
覆工部が成形される。そして、インバートフォームを内
側へ回動させるとともに、側フォームを内方へ水平移動
させることにより脱型が行われる。従って、側フォーム
を隣接する他の側フォームと分離することなく全体の側
フォームを一度に脱型することができる。
【0014】第2の発明によれば、天フォームに形成さ
れた長孔内と、側フォームの上端に支持されたガイドロ
ーラとにより側フォームの水平移動が案内される。第3
の発明によれば、ガイドローラと軸線方向の骨材とによ
り、ソリ台車がトンネルの軸線に沿って案内される。第
4の発明によれば、ガイドローラとレールとの係合によ
り、ローラ台車がトンネルの軸線に沿って案内される。
【0015】第5の発明によれば、ガイドローラとレー
ルとの係合により、フォームがトンネルの軸線に沿って
案内される。第6の発明によれば、両ビームが昇降ジャ
ッキにより、その前端及び後端において4点で安定支持
される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図7、図8に示すように、型枠本体
1は円筒状に形成された6つのメインフォーム(以下フ
ォームという)2と3つのサブフォーム(以下カーブラ
イナーという)3とにより構成され、その外周面はコン
クリート成形面1aとなっている。カーブライナー3は
フォーム2の2つ毎に連結され、型枠本体1は全体とし
てカーブしている。2本のビーム4は型枠本体1のカー
ブに沿ってその内部に挿通され、各フォーム2はその内
面両側部においてビーム4に支持されて、変形、撓み等
が阻止されている。ビーム4の両端は型枠本体1の前後
両端から外方に突出しており、両ビーム4の前端(図
7、図8の右側)は一対の昇降ジャッキ5を介してソリ
台車6上に支持され、後端(図7、図8の左側)は一対
の昇降ジャッキ7を介してローラ台車8上に支持されて
いる。
【0017】地山Zを掘削することにより形成されたト
ンネルの内周面には一次覆工部としてのスチールセグメ
ント9が設けられている。そして、前記型枠本体1のコ
ンクリート成形面1aとスチールセグメント9の内周面
との間においてコンクリートKが打設されて二次覆工が
行われる。そして、型枠本体1の折り畳み状態でビーム
4の前端を支持するソリ台車6がスチールセグメント9
の内周面上をその軸線方向前方(図7、図8の右方向)
へ向かって摺動するとともに、ビーム4の後端を支持す
るローラ台車8が打設されたコンクリートKの内周面上
を同じくその軸線方向前方へ向かって移動することによ
り、型枠本体1が未施工方向へ順次移動されて、スチー
ルセグメント9の内周面にコンクリートKの打設が順次
行われる。
【0018】図4に示すように、前記ソリ台車6は基台
23の両端下部に固定したソリ6aにおいて、スチール
セグメント9の内周面下部をその軸線方向へ摺動するよ
うになっている。ソリ台車6の上面にはビーム4の軸線
と直交する水平なレール25が固定されている。図4、
図5に示すように、ガイドローラ29はソリ6aの側面
に回転可能に支持され、その外周には複数の溝30が凹
設されている。そして、ソリ台車6がスチールセグメン
ト9の軸線方向に摺動する時に、ガイドローラ29はス
チールセグメント9の内周面の軸線方向に延びる骨材と
しての補強リブ31にガイドされて移動するようになっ
ている。そして、図5に示すように、ガイドローラ29
がスチールセグメント9の円周方向に延びる骨材として
のウェブ32を乗り越える時に、同ガイドローラ29外
周の溝30がウェブ32に対応してそれらの干渉を避
け、ガイドローラ29とともにソリ台車6が浮き上がっ
たり、その進行が阻止されたりすることがないようにな
っている。
【0019】図6に示すように、前記ローラ台車8は基
台24の両端下部に支持したローラ8aにおいてコンク
リートKの内周面下部をトンネルの軸線方向に転動する
ようになっている。ローラ台車8の上面にはビーム4の
軸線と直交する水平なレール26が固定されている。ガ
イドローラ34は基台24の下面に垂直軸線を中心に回
転可能に支持されている。打設コンクリートK下部のガ
イドローラ34と対応する位置にはトンネルの軸線方向
に延びるチャンネル状のレール部材35がアンカーボル
ト36により固着される。そして、ローラ台車8がトン
ネルの軸線方向に移動する時に、ガイドローラ34はレ
ール部材35にガイドされてローラ台車8の移動が案内
されるようになっている。
【0020】図4、図6に示すように、移動台21,2
2はローラ27,28をそれぞれ有し、それらのローラ
27,28において前記各レール25,26上に転動可
能に載置されており、それらの移動台21,22上には
各一対の前記昇降ジャッキ5,7が立設固定されてい
る。支持台10,11は前記昇降ジャッキ5,7の上面
に固定され、それらの上面にはビーム4の軸線と直交す
る水平方向(図4、図6の左右方向)に延びるレール1
2,13が固設されている。ローラ14,15は各ビー
ム2の前端下部及び後端下部に回転可能に支持され、そ
れらは前記レール12,13に係合している。従って、
両ビーム4は支持台10,11上に支持されている。そ
して、ローラ14,15がレール12,13上を移動す
ることにより、対向する両ビーム4が互いに接近離間可
能となっている。
【0021】図4に示すように、当接部材33は各ビー
ム4の前部に取着され、その外面がスチールセグメント
9の内周面側部に当接している。図6に示すように、当
接部材37は各ビーム4の後部に取着され、その外面が
打設コンクリートKの内周面側部に当接している。ジャ
ッキ60はビーム4の前端間及び後端間に介在され、ビ
ーム4を介してフォーム2及びカーブライナー3の近接
離間時必要な動力となる。支持片54は両ビーム4の前
端及び後端に固定され、それらの上端の軸55上にはロ
ーラ(図示しない)が支持されている。載置台16,1
7は左右一対の長孔53を有し、それらの長孔53にお
いて前記支持片54上のローラを支持している。一対の
昇降ジャッキ18はビーム4の前端側の載置台16の上
面に固定されている。下方からの荷重を受けるための当
接部材19は両昇降ジャッキ18上に支持され、その上
面が前記スチールセグメント9の内周面上部に当接する
ようになっている。同じく下方からの荷重を受けるため
の当接部材20はビーム4の後端側の載置台17の上面
に支持され、その上面が打設コンクリートKの内周面上
部に当接するようになっている。
【0022】図1、図2に示すように、前記各フォーム
2及びカーブライナー3は、上部の天フォーム38と、
側部の側フォーム39と、下部のインバートフォーム4
0,41とにより折り畳み可能に構成されている。側フ
ォーム39の周方向に形成されたウェブ42にはL字状
の支持ブラケット43が固着され、その支持ブラケット
43を介して側フォーム39が前記ビーム4にボルト4
4により支持固定されている。尚、ビーム4は型枠本体
1を貫通する上下一対の2本のメインアングル45と、
両アングル45間に所定間隔おきに架設固定されたサブ
アングル46とにより構成されており、このビーム4に
よって、型枠本体1の変形、撓み等が阻止されている。
【0023】前記インバートフォーム40,41は各側
フォーム39の下端にピン47により内側に折り畳み回
動可能に連結されている。そして、図1に示すように、
コンクリートKの打設状態において、両インバートフォ
ーム40,41はその先端縁が合致して側フォーム39
とともに円弧を形成する。図1、図2及び図3に示すよ
うに、ガイド板48は前記天フォーム38の内周面に垂
設固定され、その両端下部には水平方向(図1、図2の
左右方向)に延びる長孔49が形成されている。支持板
50は各側フォーム39の上端に前後一対ずつ形成さ
れ、前記ガイド板48は前後の支持板50間に配設され
ている。ガイドローラ51は前記長孔49内に位置した
状態で前後の支持板50間に回転可能に支持され、これ
により天フォーム38と側フォーム39とが連結されて
インバートフォーム40,41とともに円筒状のフォー
ム2を形成する。
【0024】そして、図2に示すように、インバートフ
ォーム40,41を内側に折り畳み回動させた状態でガ
イドローラ51を長孔49に沿って内側へ水平移動させ
ることにより、両側フォーム39を互いに接近させるこ
とができる。又、ガイド板48の両側縁には溝48aが
形成され、側フォーム39が内側へ移動した時にその上
端のリブ39aが溝48a内に入り込んで、ガイド板4
8とリブ39aとが干渉しないようになっている。
【0025】図3に示すように、ガイドローラ51の両
側にはフランジ52が形成され、ガイドローラ51は長
孔49から外れないようになっている。又、両フランジ
52間の間隔Hはガイド板48の肉厚hに対してかなり
大きくなっており、ガイドローラ51はその軸線がフォ
ーム2及びカーブライナー3の軸線に対して斜交した状
態で移動可能となっている。従って、カーブした状態で
連結された側フォーム39の水平移動が許容される。
【0026】図8に示すように、検査窓56は天フォー
ム38及び側フォーム39に形成され、コンクリートK
の打設時には蓋板により塞がれている。図2に示すよう
に、側フォーム39を内側へ移動させた状態では、側フ
ォーム39に形成された検査窓56は開放され、同検査
窓56からはビーム4に回転可能に支持されたガイドロ
ーラ57が外部に突出される。レール部材58は打設コ
ンクリートKのガイドローラ57と対応する位置におい
てトンネルの軸線方向に延在するように型枠脱型後アン
カーボルト63により固着され、ガイドローラ57はそ
のレール部材58上を移動するようになっていて、型枠
本体1の移動が案内される。
【0027】図1、図2、図4、図6に示すように、ジ
ャッキ59は両ビーム4の上端間に着脱可能に介在され
ている。ジャッキ62は両ビーム4の下端間に着脱可能
に介在されている。ジャッキ61は各ビーム4とインバ
ートフォーム40,41との間に着脱可能に介在されて
いる。これらのジャッキ59,62,61は内方へ向か
う荷重を受ける。
【0028】次に、上記のように構成されたトンネル用
型枠の作用を説明する。さて、図1はこの実施例のトン
ネル用型枠を使用して、トンネルのカーブ部の二次覆工
を行っている状態を示す。スチールセグメント9内周面
と型枠本体1のコンクリート成形面1aとの間にコンク
リートKが硬化したら、図2に示すように、ジャッキ5
9,62,61を取り外した後に、各インバートフォー
ム40,41を分割してそれらを別々に内側に折り畳み
回動させて打設コンクリートKから脱型する。そして、
側フォーム39上端のガイドローラ51をガイド板48
の長孔49に沿って内側にスライドさせて、対向する側
フォーム39を互いに近接させることによりそれらを打
設コンクリートKから脱型する。この時、側フォーム3
9を隣接する他のフォーム2、カーブライナー3と分離
する必要がなく、型枠本体1の全ての側フォーム39を
一度に脱型することができるとともに、側フォーム39
が連結状態を維持しているので、型枠本体1の強度が低
下して同型枠本体1が変形したりするおそれがない。そ
して、ビーム4の前端側及び後端側の昇降ジャッキ5,
7を下降させると、ビーム4及び側フォーム2を介して
型枠本体1も下降されて、天フォーム38が打設コンク
リートKから脱型され、型枠本体1全体の脱型が終了す
る。
【0029】インバートフォーム40,41の脱型が終
了した後に、図2及び図6に示すように、コンクリート
Kの内周面下部にレール部材35をアンカーボルト36
により固定し、今回打設済分のレールを延長する。側フ
ォーム39を脱型した後に、コンクリートKの両側面に
レール部材58をアンカーボルト63により固定する。
側フォーム39の検査窓56を開放し、ビーム4にガイ
ドローラ57を取着した後、天フォーム38の脱型を行
い、そのガイドローラ57をレール部材58上に載置す
る。
【0030】このような状態で型枠本体1を前方(図7
の右方向)へ移動させると、図4に示すように、ソリ6
aの側面に設けられたガイドローラ29は補強リブ31
によりトンネルの軸線方向にガイドされ、ソリ台車6は
スチールセグメント9内周面をその軸線に沿って外れる
ことなく移動する。又、図6に示すように、基台24に
支持されたガイドローラ34はレール部材35により前
記と同様に軸線方向にガイドされ、ローラ台車8は打設
コンクリートK内周面をその軸線に沿って外れることな
く移動する。更に、図2に示すように、ビーム4に支持
されたガイドローラ57はレール部材58により軸線方
向にガイドされ、型枠本体1は打設コンクリートK内部
及びスチールセグメント9内部をその軸線に沿って外れ
ることなく移動する。従って、型枠本体1はトンネルの
周方向に回動することなくその軸線方向へ確実に移動
し、ローリングのおそれがない。
【0031】そして、型枠を所定の前方位置に移動させ
た後に、前記とは逆順に昇降ジャッキ5,7により型枠
本体1全体を上方移動させ、対向する側フォーム39を
互いに離間する方向へ水平移動させるとともに、各イン
バートフォーム40,41を外側へ展開回動させて、ジ
ャッキ59等により内方への荷重を受けるようにして、
前述と同様にしてコンクリートKの打設を順次行う。
【0032】以上のように、このトンネル用型枠におい
ては、全体がカーブを描くようにフォーム2をカーブラ
イナー3を介して連結することにより、トンネルのカー
ブ部においても一打設当たりの打設長を短くすることな
くコンクリートKの打設を行うことができ、打設回数を
少なくして施工日数を少なくすることができる。しか
も、側フォーム39を脱型する場合には、側フォーム3
9を隣接する他の側フォーム39から分離することなく
全側フォーム39を天フォーム38に対して一度に移動
させることができ、型枠本体1の脱型を短時間で容易に
行うことができる。
【0033】又、上述のように側フォーム39を隣接す
る他の側フォーム39と分離する必要がないので、天フ
ォーム38をビーム等で支持する必要がなく、ビーム4
に側フォーム39を固定できる。従って、フォーム2及
びカーブライナー3の内部中央に広いスペースを確保し
て、型枠本体1の内部に充分な作業空間を確保すること
ができるとともに、側フォーム39を分離することによ
る型枠本体1の強度低下のおそれがなく、型枠本体1が
変形したり、ゆがんだり、撓んだりするおそれがない。
【0034】加えて、型枠は補強リブ31及びレール部
材35,58にガイドされた状態で移動するので、同型
枠はトンネルの周方向に回動することなく、所定の姿勢
を維持した状態でローリングしたりすることなくトンネ
ルの軸線方向へ確実に移動される。更に、両ビーム4の
前端及び後端を支持する各支持台10,11がそれぞれ
左右一対の昇降ジャッキ5,7により支持されているの
で、型枠本体1はその両端において4点支持されてお
り、同型枠本体1はバランス良く支持されて、図8のよ
うに型枠の重心Gが昇降ジャッキ5,7の支持点Sの支
持中心Soから偏位していてもその型枠が傾くことがな
い。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、型
枠の内部に広いスペースを確保できるとともに、型枠全
体がカーブしていても、型枠の脱型を容易かつ安定して
行うことができて、型枠を所定の位置にローリング等の
おそれがなくトンネルの軸線に沿って容易かつ正確に移
動することができる。従って、型枠内部に広い作業空間
を確保して各種の作業を支障なく行い得るとともに、コ
ンクリート打設前の段取りあるいは打設後の型枠撤収作
業を手間がかかることなく能率良く行うことができると
いう優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したトンネル用型枠の一実施例
を示す図7のA−A線断面図である。
【図2】型枠本体を脱型した状態を示す断面図である。
【図3】長孔とガイドローラとの係合状態を示す拡大断
面図である。
【図4】図7のB−B線断面図である。
【図5】ソリ台車に設けられたガイドローラを示す拡大
断面図である。
【図6】図7のC−C線断面図である。
【図7】トンネル用型枠の側断面図である。
【図8】トンネル用型枠の平面図である。
【符号の説明】
2…フォーム、3…カーブライナー(フォーム)、4…
ビーム、5…昇降ジャッキ、6…ソリ台車、7…昇降ジ
ャッキ、8…ローラ台車、9…スチールセグメント(一
次覆工部)、10…支持台、11…支持台、29…ガイ
ドローラ、31…補強リブ(骨材)、32…ウェブ(骨
材)、34…ガイドローラ、35…レール部材(レー
ル)、38…天フォーム、39…側フォーム、40…イ
ンバートフォーム、41…インバートフォーム、49…
長孔(案内手段)、51…ガイドローラ(案内手段)、
57…ガイドローラ、58…レール部材(レール)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鷲見 直美 岐阜県本巣郡真正町十四条144番地 岐阜 工業 株式会社 内 (56)参考文献 特開 平2−58700(JP,A) 特開 昭60−115797(JP,A) 特開 昭59−228598(JP,A) 特開 平3−96598(JP,A) 特開 平3−290597(JP,A) 実開 昭60−126600(JP,U)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のフォーム(2,3)によりトン
    ネルの一次覆工部(9)の内周面との間に二次覆工部
    (K)を成形するためのトンネル用型枠において、前記
    フォーム(2,3)を、その両側を構成する一対の側フ
    ォーム(39)と、両側フォーム(39)の上端間に連
    結される天フォーム(38)と、各側フォーム(39)
    の下端に支持される一対のインバートフォーム(40,
    41)とより構成し、その両インバートフォーム(4
    0,41)を成形位置から内側上方に折り畳み得るよう
    に側フォーム(39)に回動可能に支持するとともに、
    両側フォーム(39)を成形位置から内側へほぼ水平移
    動できるように両側フォーム(39)と天フォーム(3
    8)との間には、側フォーム(39)の水平移動を案内
    する案内手段(49,51)を設けたことを特徴とする
    トンネル用型枠。
  2. 【請求項2】 前記案内手段(49,51)は天フォー
    ム(38)に形成された長孔(49)と、側フォーム
    (39)の上端に支持され、長孔(49)に転動可能に
    係合するガイドローラ(51)とより構成されている請
    求項1に記載のトンネル用型枠。
  3. 【請求項3】 円筒状のフォーム(2,3)によりトン
    ネルの一次覆工部(9)の内周面との間に二次覆工部
    (K)を成形するためのトンネル用型枠において、前記
    フォーム(2,3)を、その両側を構成する一対の側フ
    ォーム(39)と、両側フォーム(39)の上端間に連
    結される天フォーム(38)と、各側フォーム(39)
    の下端に支持される一対のインバートフォーム(40,
    41)とより全体を折り畳み可能に構成し、前記フォー
    ム(2,3)の前方には一次覆工部(9)の内周面をス
    ライド可能なソリ台車(6)を設け、フォーム(2,
    3)の後方には二次覆工部(K)の内周面を転動可能な
    ローラ台車(8)を設け、側フォーム(39)の内周面
    には左右一対のビーム(4)を固定するとともに、それ
    らのビーム(4)をフォーム(2,3)の前端及び後端
    からそれぞれ突出させて、その突出部を前記ソリ台車
    (6)及びローラ台車(8)上に接近離間移動可能に支
    持し、前記ソリ台車(6)には一次覆工部(9)の軸線
    方向に延びる骨材(31)側面を転動してソリ台車
    (6)の移動を案内するガイドローラ(29)を設け、
    そのガイドローラ(29)の外周には一次覆工部(9)
    の外周方向に延びる骨材(32)との干渉を避けるため
    の溝(30)を形成したことを特徴とするトンネル用型
    枠。
  4. 【請求項4】 円筒状のフォーム(2,3)によりトン
    ネルの一次覆工部(9)の内周面との間に二次覆工部
    (K)を成形するためのトンネル用型枠において、前記
    フォーム(2,3)を、その両側を構成する一対の側フ
    ォーム(39)と、両側フォーム(39)の上端間に連
    結される天フォーム(38)と、各側フォーム(39)
    の下端に支持される一対のインバートフォーム(40,
    41)とより全体を折り畳み可能に構成し、前記フォー
    ム(2,3)の前方には一次覆工部(9)の内周面をス
    ライド可能なソリ台車(6)を設け、フォーム(2,
    3)の後方には二次覆工部(K)の内周面を転動可能な
    ローラ台車(8)を設け、側フォーム(39)の内周面
    には左右一対のビーム(4)を固定するとともに、それ
    らのビーム(4)をフォーム(2,3)の前端及び後端
    からそれぞれ突出させて、その突出部を前記ソリ台車
    (6)及びローラ台車(8)上に接近離間移動可能に支
    持し、前記ローラ台車(8)には二次覆工部(K)の下
    部において軸線方向に設けたレール(35)に係合して
    ローラ台車(8)の移動を案内するガイドローラ(3
    4)を設けたことを特徴とするトンネル用型枠。
  5. 【請求項5】 円筒状のフォーム(2,3)によりトン
    ネルの一次覆工部(9)の内周面との間に二次覆工部
    (K)を成形するためのトンネル用型枠において、前記
    フォーム(2,3)を、その両側を構成する一対の側フ
    ォーム(39)と、両側フォーム(39)の上端間に連
    結される天フォーム(38)と、各側フォーム(39)
    の下端に支持される一対のインバートフォーム(40,
    41)とより全体を折り畳み可能に構成し、前記フォー
    ム(2,3)の前方には一次覆工部(9)の内周面をス
    ライド可能なソリ台車(6)を設け、フォーム(2,
    3)の後方には二次覆工部(K)の内周面を転動可能な
    ローラ台車(8)を設け、側フォーム(39)の内周面
    には左右一対のビーム(4)を固定するとともに、それ
    らのビーム(4)をフォーム(2,3)の前端及び後端
    からそれぞれ突出させて、その突出部を前記ソリ台車
    (6)及びローラ台車(8)上に接近離間移動可能に支
    持し、前記両側フォーム(39)には二次覆工部(K)
    の両側において軸線方向に設けたレール(58)上を転
    動してフォーム(2,3)の移動を案内するガイドロー
    ラ(57)を設けたことを特徴とするトンネル用型枠。
  6. 【請求項6】 そり台車(6)及びローラ台車(8)に
    は左右一対の昇降ジャッキ(5,7)を立設固定すると
    ともに、その両昇降ジャッキ(5,7)の上端間に支持
    台(10,11)を架設し、前記両ビーム(4)を支持
    台(10,11)上に支持した請求項3〜5のいずれか
    に記載のトンネル用型枠。
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