JPH0794919B2 - 風路ダンパ−の開度調整装置 - Google Patents

風路ダンパ−の開度調整装置

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JPH0794919B2
JPH0794919B2 JP11239587A JP11239587A JPH0794919B2 JP H0794919 B2 JPH0794919 B2 JP H0794919B2 JP 11239587 A JP11239587 A JP 11239587A JP 11239587 A JP11239587 A JP 11239587A JP H0794919 B2 JPH0794919 B2 JP H0794919B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は厨房等における換気設備のフード、コンピュー
タ室、デパートの売場等における空調設備の給・排気ダ
クトその他の風路の内外の温度差に対応させて該フー
ド、該給・排気ダクトに介設されたダンパーの開度を調
整する装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種装置として、第7図に示すように厨房
(a)のフード(b)の内外に夫々設けた温度センサ
(c),(d)からの温度信号を信号変換装置(e)に
入力し、ガスコンロ等の燃焼器(f)を使用したとき、
該信号変換装置(e)から出力される該フード(b)内
外の温度差に応じた駆動信号を該フード(b)に介設さ
れたダンパー(g)の駆動部(h)に送つて、該ダンパ
ー(g)を開き、換気が行なわれるようにしたものは知
られる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のものは、温度センサ(c),
(d)、信号変換装置(e)、該温度センサ(c),
(d)を該信号変換装置(e)に接続する信号線
(i),(j)、該信号変換装置(e)を駆動部(h)
に接続する信号線(k)、該駆動部(h)を図示しない
動力源に接続する電力線(l)、該信号変換装置(e)
を図示しない制御用コンピュータ等に接続する外部信号
線(m)で構成されているため、その構成が複雑であ
り、高価で且つ故障発生率が高い不都合があり、さらに
信号変換装置(e)等は熱や水を嫌う各種の電子部品を
使用しているため、フード(b)から遠く離して設置し
なければならず、誤動作の危険があるばかりでなく、設
置工事、配線工事に多額の費用が必要となる不都合があ
つた。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記不都合を解消する装置を提供しようとする
ものであつて、その第1発明は風路と、これから離隔し
た温度環境の異なる位置との2位置に、夫々温度感知に
よる形状変形作動を駆動源として兼用させた形状記憶合
金から成る温度感知装置を設け、該2位置の温度を夫々
温度感知装置で検出し、その温度差に応じて変形する両
形状記憶合金の変形作動に連動して該風路に設けた開閉
ダンパーの開度を自動調整することを特徴とする。また
第2発明は、風路と、これから離隔した温度環境の異な
る位置との2位置に、夫々温度感知による形状変形作動
を駆動源として兼用させた形状記憶合金から成る温度感
知装置を設け、該形状記憶合金は変形作動温度を順次相
違させた複数の形状記憶合金ユニットを一連のコイル状
に連結して構成し、該2位置の温度を夫々温度感知装置
で検出し、その温度差に応じて変形する両形状記憶合金
の変形作動に連動して該風路に設けた開閉ダンパーの開
度を自動調整することを特徴とする。
(作 用) 本発明は上記構成によるもので、第1発明によれば、風
路を通る空気の温度が変化して該風路内と離隔した位置
との間において温度差を生じると、その温度差に応じて
2位置の形状記憶合金は夫々異なる変形を生じ、風路内
に設けた開閉ダンパーの開度が全開或いは温度差に応じ
た開度に拡開され、換気が行なわれる。この場合、形状
記憶合金は風路内外の温度を感知する機能と開閉ダンパ
ーの駆動機能とを兼ね備えているので、装置全体の構成
が単純化されると共に電子部品を使用しないので装置全
体を風路の近傍に設置することができる。
また第2発明によれば、前記の作用を行なうことができ
るばかりでなく、形状記憶合金として変形作動温度を順
次相違させた複数の形状記憶合金ユニットを連結したも
の用いるから、広い範囲の温度変化に対応して開閉ダン
パの開度を細かく調整することができる。
(実施例) 次に本発明を厨房のフードに介設されたダンパーに適用
した場合の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図において、(1)は燃焼ガス排出用の風路たるフ
ードを示し、該フード(1)にはその内部に多数の透孔
(2)を有するパンチング板(3)の2枚を上下に重ね
て成る開閉ダンパー(4)と、第1温度感知装置(5)
とを設け、その外部に第2温度感知装置(6)を設け
た。
該第1、第2温度感知装置(5)(6)は第2図に示す
ように筒状のケーシング(7)内にコイル状の形状記憶
合金(8)を収容し、該形状記憶合金(8)の一端を該
ケーシング(7)の一端面に固着し、該形状記憶合金
(8)の他端に該ケーシング(7)内をスライドするス
ライド部材(9)を取付け、さらに該スライド部材
(9)に該ケーシング(7)の他端面から突出するアー
ム(10)を固定して成るものとした。
該形状記憶合金(8)は4つの部分すなわちユニットに
区画して一端側から他端側に順に例えば15℃,20℃,25
℃,30℃で伸展するように熱処理加工する構成のものと
した。
該第1温度感知装置(5)はそのケーシング(71)を取
付台(11)に固定し、そのアーム(101)の屈曲させた
先端を上側のパンチング板(31)に固定した。
該第2温度感知装置(6)はそのケーシング(72)をフ
ード(1)の外面に固定し、その直線状に延びるアーム
(102)の先端を調整ねじ(12)を介して下側のパンチ
ング板(32)に一端を固定したロツド(13)の他端に接
続した。
上下2枚のパンチング板(31)(32)の夫々の下面には
スライドしやすいようにころ(141)(141)(142)(1
42)を設けた。
かくするときは、フード(1)の下方でガスコンロ等の
燃焼器(15)を使用したとき、該燃焼器(15)からの熱
気が上昇し、これにより該フード(1)内の空気が加熱
され、フード(1)の内外に温度差が生じるので、第1
温度感知装置(5)の形状記憶合金(81)が主に伸展し
て、上側のパンチング板(31)が一方に移動し、上下の
パンチング板(31)(32)の透孔(21)(22)が第3図
Bのように合致して開閉ダンパー(4)は全開し、換気
が十分に行なわれる。
尚、燃焼器(15)を使用しないときには調整ねじ(12)
により上下のパンチング板(31)(32)の透孔(21
(22)を第3図Aのように位置ずれさせ、開閉ダンパー
(4)を全閉或いは一部開の状態になるようにした。
尚、第1図中(16)は開閉ダンパー(4)の例えば全開
のときオンするリミツトスイツチを示す。
上記した実施例では、形状記憶合金(8)を単体で構成
したが、第4図に示すように形状記憶合金(8)を、変
形作動温度を順次相違させた複数の形状記憶合金ユニッ
ト(8a)(8b)…を一連のコイル状に接着等により連結
して構成しても良く、この場合、形状記憶合金(8)の
変形量を任意に設計・製作できるので、フード(1)内
外の温度差の大きさに応じて上下のパンチング板(31
(32)の透孔(21)(22)の重なり具合を細かく調整で
き、開閉ダンパー(4)を燃焼器(15)の能力に応じた
適正値に可変でき、理想的な換気を行なえる。これをさ
らに具体的に説明すると、各形状記憶合金ユニットを第
5図に示すように12.5℃,17.5℃,27.5℃,32.5℃,37.5
℃,42.5℃,47.5℃で伸展し、10℃,15℃,25℃,30℃,35
℃,40℃,45℃で収縮するように製作すると、形状記憶合
金全体の長さ(スライド部材(9)の移動量、パンチン
グ板(3)の移動量に等しい)と温度との関係は点線示
のようになる。すなわち上記のように変形作動温度を順
次相違させた7個の形状記憶合金ユニットを一連のコイ
ル状に連結して1つの形状記憶合金を構成した場合、周
囲温度が10℃から50℃に変化したとするとスライド部材
(9)及びパンチング板(3)が24mm移動することにな
る。
第6図は本発明をコンピユータ室に適用した場合の実施
例を示めすもので、この場合、空調設備の風路たる給気
ダクト(17)の複数に夫々第1図の実施例と同様の構成
の開閉ダンパー(4)を介設し、コンピユータ(18)の
稼動により室(19)内の温度が上昇したとき、該当する
形状記憶合金(81)(82)が伸展し、その該開閉ダンパ
ー(4)が開き、リミツトスイツチ(16)がオンし、空
調機(20)の給気フアン(21)が熱負荷たるコンピユー
タ(18)の運転台数や能力に応じた回転数で回転して、
温度上昇分に見合つた冷気を室(19)内に供給し、室
(19)内が設定温度になるようにした。この場合、コン
ピユータ(18)のレイアウトを任意に変更しても、この
変更に対応できるのは勿論である。
尚、第6図の実施例はコンピユータ(18)の稼動により
室(19)内の熱負荷が高くなつた場合において、室(1
9)内を設定温度に維持するために本発明を適用した
が、例えば百貨店のように人が局所的に多勢集まること
により熱負荷が高くなるような場合や日射により熱負荷
が高くなるような場合において、室内を設定温度に維持
するためにも本発明を適用できる。
(発明の効果) このように本願の第1発明によるときは、風路と、これ
から離隔した温度環境の異なる位置との2位置に夫々形
状記憶合金を設け、該2位置の温度差に応じて両形状記
憶合金を変形作動させ、これに連動して該風路に設けた
開閉ダンパーの開度を自動調整するようにしたので、両
形状記憶合金のみにより開閉ダンパーの開度を適切な開
度にすることができ、温度センサ、熱や水に弱い信号変
換装置、ダンパーの駆動部、信号線等からなる開度調整
装置によりダンパーの開度を適切な開度にする前記従来
のものに比して構成が簡単となり、安価で且つ故障発生
率が低くなると共に工事も簡単となる効果を有する。
また、本願の第2発明によるときは、形状記憶合金を、
変形作動温度を順次相違させた複数の形状記憶合金ユニ
ットを一連のコイル状に連結して構成したので、温度変
化の広い範囲において開閉ダンパーの開度を細かく調整
することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を厨房のフードに介設されたダンパーに
適用した場合の実施の1例を示す説明線図、第2図は第
1図の開閉ダンパーの開閉状態を説明する図、第3図は
本発明の温度感知装置の説明線図、第4図は本発明の温
度感知装置の説明線図、第5図は第4図の温度感知装置
の形状記憶合金の温度と全体の長さとの関係を示した特
性図、第6図は本発明をコンピユータ室の空調設備の給
気ダクトに介設されたダンパーに適用した場合の実施の
1例を示す説明線図、第7図は従来例の説明線図であ
る。 (1)……フード(風路)、(4)……開閉ダンパー (5)……第1温度感知装置、(6)……第2温度感知
装置 (8)……形状記憶合金、(17)……給気ダクト(風
路)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】風路と、これから離隔した温度環境の異な
    る位置との2位置に、夫々温度感知による形状変形作動
    を駆動源として兼用させた形状記憶合金から成る温度感
    知装置を設け、該2位置の温度を夫々温度感知装置で検
    出し、その温度差に応じて変形する両形状記憶合金の変
    形作動に連動して該風路に設けた開閉ダンパーの開度を
    自動調整することを特徴とする風路ダンパーの開度調整
    装置。
  2. 【請求項2】風路と、これから離隔した温度環境の異な
    る位置との2位置に、夫々温度感知による形状変形作動
    を駆動源として兼用させた形状記憶合金から成る温度感
    知装置を設け、該形状記憶合金は変形作動温度を順次相
    違させた複数の形状記憶合金ユニットを一連のコイル状
    に連結して構成し、該2位置の温度を夫々温度感知装置
    で検出し、その温度差に応じて変形する両形状記憶合金
    の変形作動に連動して該風路に設けた開閉ダンパーの開
    度を自動調整することを特徴とする風路ダンパーの開度
    調整装置。
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