JPH0794958A - 電力増幅器の過負荷検出回路 - Google Patents
電力増幅器の過負荷検出回路Info
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- JPH0794958A JPH0794958A JP5233529A JP23352993A JPH0794958A JP H0794958 A JPH0794958 A JP H0794958A JP 5233529 A JP5233529 A JP 5233529A JP 23352993 A JP23352993 A JP 23352993A JP H0794958 A JPH0794958 A JP H0794958A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03F—AMPLIFIERS
- H03F1/00—Details of amplifiers with only discharge tubes, only semiconductor devices or only unspecified devices as amplifying elements
- H03F1/52—Circuit arrangements for protecting such amplifiers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保護動作に要求される検出機能を満たすと共
に、負荷電源の位相まわりに左右されず正確な過負荷検
出を行う。 【構成】 負荷SPL ,SPR に流れる負荷電流レベル
を検出する負荷電流検出部30と、増幅器出力端の出力
電圧を検出する出力電圧検出部40とを有し、出力電圧
が所定電圧レベル以下である場合にのみ負荷電流が所定
電流レベル以上であるときに過負荷と判別する。出力電
圧が所定電圧レベルを越える場合において負荷電流検出
を無効とする。 【効果】 出力端子電圧が所定値以上のときは、出力端
子がショートされている等、負荷が異常状態でないとみ
なして過電流検出を無視することにより、負荷のリアク
タンス分による位相まわりに左右されずに正確な過負荷
検出を行うことができる。定格電流値余裕の小さい増幅
素子にてアンプの出力段を構成できる。
に、負荷電源の位相まわりに左右されず正確な過負荷検
出を行う。 【構成】 負荷SPL ,SPR に流れる負荷電流レベル
を検出する負荷電流検出部30と、増幅器出力端の出力
電圧を検出する出力電圧検出部40とを有し、出力電圧
が所定電圧レベル以下である場合にのみ負荷電流が所定
電流レベル以上であるときに過負荷と判別する。出力電
圧が所定電圧レベルを越える場合において負荷電流検出
を無効とする。 【効果】 出力端子電圧が所定値以上のときは、出力端
子がショートされている等、負荷が異常状態でないとみ
なして過電流検出を無視することにより、負荷のリアク
タンス分による位相まわりに左右されずに正確な過負荷
検出を行うことができる。定格電流値余裕の小さい増幅
素子にてアンプの出力段を構成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力増幅器の、スピ
ーカ等のインピーダンスが変動する負荷に対する過負荷
検出回路に関する。
ーカ等のインピーダンスが変動する負荷に対する過負荷
検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーアンプでは、取り扱い上の不備な
どでスピーカの端子がショートしたり、また例えばスピ
ーカを負荷として多数使用しすぎて負荷インピーダンス
が相当低くなると、出力部の過大電流などでパワートラ
ンジスタを破壊してしまうことがあるため、これに対処
する保護回路が設けられている。保護回路は、かかる異
常動作時または過渡的な動作時にだけ働く回路なので、
通常の使用時では誤動作しないことと、保護動作しても
異常動作状態が解除されたときには自動的に復帰するこ
となどの機能が要求される。
どでスピーカの端子がショートしたり、また例えばスピ
ーカを負荷として多数使用しすぎて負荷インピーダンス
が相当低くなると、出力部の過大電流などでパワートラ
ンジスタを破壊してしまうことがあるため、これに対処
する保護回路が設けられている。保護回路は、かかる異
常動作時または過渡的な動作時にだけ働く回路なので、
通常の使用時では誤動作しないことと、保護動作しても
異常動作状態が解除されたときには自動的に復帰するこ
となどの機能が要求される。
【0003】かかる異常動作状態の1つを検出するもの
に過負荷検出回路がある。従来、過負荷検出回路として
は、例えば特公平5−16688号公報に開示されてい
るような過負荷検出回路がある。この回路は、パワーア
ンプにより駆動される負荷のいわゆるインピーダンス検
出回路であり、当該負荷を一辺に含むブリッジ回路構成
となっている。これによれば、パワーアンプが信号を出
力している時に負荷のインピーダンスが設定値以下にな
ると保護動作に入る。
に過負荷検出回路がある。従来、過負荷検出回路として
は、例えば特公平5−16688号公報に開示されてい
るような過負荷検出回路がある。この回路は、パワーア
ンプにより駆動される負荷のいわゆるインピーダンス検
出回路であり、当該負荷を一辺に含むブリッジ回路構成
となっている。これによれば、パワーアンプが信号を出
力している時に負荷のインピーダンスが設定値以下にな
ると保護動作に入る。
【0004】一方、実開昭55−144411号に係る
出願明細書には、上記公報の発明の詳細な説明,背景技
術の項において述べられているブリッジ形インピーダン
ス検出回路に、負荷電流検出回路を付け加え、これらを
同時に機能させて、保護動作の安全性をより高めること
が開示されている。しかしながら、かかるブリッジ形イ
ンピーダンス検出回路は、パワーアンプに繋がれる負荷
が純抵抗であれば設定通りに動作するが、実際のスピー
カはリアクタンス分による位相まわりや、機械的な振動
・共振によってインピーダンスが動的にかつ周波数特性
も有して変化するので、正確な過負荷検出には不十分で
ある。特に、低インピーダンススピーカを駆動する場合
に、大レベルの音響出力時において、誤動作(過剰検
出)する可能性が高いことが判明した。
出願明細書には、上記公報の発明の詳細な説明,背景技
術の項において述べられているブリッジ形インピーダン
ス検出回路に、負荷電流検出回路を付け加え、これらを
同時に機能させて、保護動作の安全性をより高めること
が開示されている。しかしながら、かかるブリッジ形イ
ンピーダンス検出回路は、パワーアンプに繋がれる負荷
が純抵抗であれば設定通りに動作するが、実際のスピー
カはリアクタンス分による位相まわりや、機械的な振動
・共振によってインピーダンスが動的にかつ周波数特性
も有して変化するので、正確な過負荷検出には不十分で
ある。特に、低インピーダンススピーカを駆動する場合
に、大レベルの音響出力時において、誤動作(過剰検
出)する可能性が高いことが判明した。
【0005】このような可能性は、パワーアンプが単品
の製品(つまり当該アンプに適応するよう予め用意され
たスピーカシステムとのセット品ではなく、他の任意な
スピーカシステムとの接続可能な製品)の場合には、こ
とさら考慮する必要がある。かかる誤動作は、音楽性を
著しく損ねるので、これを防止するために検出の感度を
下げることが行われる。すると、正常な範囲においてパ
ワートランジスタにかかる電流の最大値も上昇するか
ら、より定格電流の大きいパワートランジスタが要求さ
れる。
の製品(つまり当該アンプに適応するよう予め用意され
たスピーカシステムとのセット品ではなく、他の任意な
スピーカシステムとの接続可能な製品)の場合には、こ
とさら考慮する必要がある。かかる誤動作は、音楽性を
著しく損ねるので、これを防止するために検出の感度を
下げることが行われる。すると、正常な範囲においてパ
ワートランジスタにかかる電流の最大値も上昇するか
ら、より定格電流の大きいパワートランジスタが要求さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した点
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、保護動作に要求される検出機能を満たすとともに、
負荷電流の位相まわりに左右されずかつ、正確な過負荷
検出を行うことのできる電力増幅器の過負荷検出回路を
提供することにある。
に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、保護動作に要求される検出機能を満たすとともに、
負荷電流の位相まわりに左右されずかつ、正確な過負荷
検出を行うことのできる電力増幅器の過負荷検出回路を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による過負荷検出
回路は、増幅器出力端と基準電位点との間に接続される
負荷を駆動する電力増幅器の過負荷検出回路であって、
前記負荷に流れる負荷電流レベルを検出する負荷電流検
出手段と、前記増幅器出力端の出力電圧を検出する出力
電圧検出手段とを有し、前記出力電圧検出手段によって
検出された出力電圧が所定電圧レベル以下である場合に
のみ前記負荷電流検出手段によって検出された負荷電流
が所定電流レベル以上であるときに過負荷と判別するこ
とを特徴としている。
回路は、増幅器出力端と基準電位点との間に接続される
負荷を駆動する電力増幅器の過負荷検出回路であって、
前記負荷に流れる負荷電流レベルを検出する負荷電流検
出手段と、前記増幅器出力端の出力電圧を検出する出力
電圧検出手段とを有し、前記出力電圧検出手段によって
検出された出力電圧が所定電圧レベル以下である場合に
のみ前記負荷電流検出手段によって検出された負荷電流
が所定電流レベル以上であるときに過負荷と判別するこ
とを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明の過負荷検出回路によれば、出力電圧が
所定電圧レベル以下である場合にのみ負荷電流が所定電
流レベル以上であるときに過負荷と判別される。
所定電圧レベル以下である場合にのみ負荷電流が所定電
流レベル以上であるときに過負荷と判別される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面を参照して詳細に説明す
る。先ず図1は、本発明による過負荷検出回路の本質的
動作を示すための原理ブロック図である。同図におい
て、負荷電流検出ブロック1は、負荷に流れる電流のレ
ベルを検出し、検出したレベルが、異常動作が生じたと
判断される所定値を越えたときに負荷電流異常を示す高
レベルの信号を出力情報とするものである。出力電圧検
出ブロック2は、パワーアンプの出力端における電圧の
レベルを検出し、検出したレベルが後述する如き負荷電
流検出ブロック1の検出動作を無効とする必要があると
判断される所定値を越えたときに、負荷電流検出動作の
無効を示す高レベルの信号を出力情報とするものであ
る。これら出力情報が次段論理積ブロック3に送られ
る。
る。先ず図1は、本発明による過負荷検出回路の本質的
動作を示すための原理ブロック図である。同図におい
て、負荷電流検出ブロック1は、負荷に流れる電流のレ
ベルを検出し、検出したレベルが、異常動作が生じたと
判断される所定値を越えたときに負荷電流異常を示す高
レベルの信号を出力情報とするものである。出力電圧検
出ブロック2は、パワーアンプの出力端における電圧の
レベルを検出し、検出したレベルが後述する如き負荷電
流検出ブロック1の検出動作を無効とする必要があると
判断される所定値を越えたときに、負荷電流検出動作の
無効を示す高レベルの信号を出力情報とするものであ
る。これら出力情報が次段論理積ブロック3に送られ
る。
【0010】論理積ブロック3は、出力電圧検出ブロッ
ク2の出力情報が低レベルの信号を担うときのみ、負荷
電流検出ブロック1の出力情報を保護動作ブロック4へ
伝送する。逆に、出力電圧検出ブロック2の出力情報が
高レベルの信号を担うときは、負荷電流検出ブロック1
の出力情報を遮断する。よって保護動作ブロック4は、
パワーアンプの出力電圧が所定値を越えておらず、かつ
負荷電流が所定値を越えた場合にだけ保護動作をする。
保護動作の態様は、負荷へのアンプ出力ラインに介挿さ
れるリレー接点を開放するものの他、アンプ出力段の±
電源を同時に遮断するものや、アンプ出力段素子をカッ
トオフにするものなどがあり、種々のものが考えられ、
どの態様を採用しても良い。
ク2の出力情報が低レベルの信号を担うときのみ、負荷
電流検出ブロック1の出力情報を保護動作ブロック4へ
伝送する。逆に、出力電圧検出ブロック2の出力情報が
高レベルの信号を担うときは、負荷電流検出ブロック1
の出力情報を遮断する。よって保護動作ブロック4は、
パワーアンプの出力電圧が所定値を越えておらず、かつ
負荷電流が所定値を越えた場合にだけ保護動作をする。
保護動作の態様は、負荷へのアンプ出力ラインに介挿さ
れるリレー接点を開放するものの他、アンプ出力段の±
電源を同時に遮断するものや、アンプ出力段素子をカッ
トオフにするものなどがあり、種々のものが考えられ、
どの態様を採用しても良い。
【0011】このように、本発明においては、過電流検
出に出力電圧検出を加え、これらを有効に機能させるこ
とにより、以下順次明らかとされる特有の作用効果を発
揮する。図2は、本発明による一実施例の、2チャンネ
ルパワーアンプの過負荷検出回路を示す回路図である。
出に出力電圧検出を加え、これらを有効に機能させるこ
とにより、以下順次明らかとされる特有の作用効果を発
揮する。図2は、本発明による一実施例の、2チャンネ
ルパワーアンプの過負荷検出回路を示す回路図である。
【0012】同図において、アンプ10Lは、ステレオ
システムにおける左チャンネル用のパワーアンプであ
り、アンプ10Rは、右チャンネル用のパワーアンプで
ある。これらパワーアンプへの供給電圧は、電源回路2
0によって発生される。電源回路20は、電源トランス
21と、整流ダイオードブリッジ22と、互いに直列接
続される平滑コンデンサC1,C2とからなり、そのコ
ールド部すなわち電源中点としての電源トランス21の
センタータップ(C.T.)が両コンデンサの接続中点
に接続される。かかる接続中点の接続端とは異なるコン
デンサC1の他端からは、正側電源電圧+Bが導出さ
れ、コンデンサC2の他端からは、負側電源電圧−Bが
導出され、これら電源電圧がそれぞれアンプ10L及び
10Rに供給される。
システムにおける左チャンネル用のパワーアンプであ
り、アンプ10Rは、右チャンネル用のパワーアンプで
ある。これらパワーアンプへの供給電圧は、電源回路2
0によって発生される。電源回路20は、電源トランス
21と、整流ダイオードブリッジ22と、互いに直列接
続される平滑コンデンサC1,C2とからなり、そのコ
ールド部すなわち電源中点としての電源トランス21の
センタータップ(C.T.)が両コンデンサの接続中点
に接続される。かかる接続中点の接続端とは異なるコン
デンサC1の他端からは、正側電源電圧+Bが導出さ
れ、コンデンサC2の他端からは、負側電源電圧−Bが
導出され、これら電源電圧がそれぞれアンプ10L及び
10Rに供給される。
【0013】アンプ10Lは、図示せぬ信号生成系より
供給される左チャンネル(Lch.)オーディオ信号を
電力増幅してスピーカSPL の一方の入力端に供給し、
アンプRは、同信号生成系より供給される右チャンネル
(Rch.)オーディオ信号を電力増幅してスピーカS
PR の一方の入力端に供給する。これら2つのスピーカ
の他端は、先の図1における負荷電流検出ブロック1を
担う電流検出部30において互いに共通接続され、両ア
ンプの信号の基準電位点としての接地点に接地される。
なお、負荷電流は、この接地点には流れず、全てC.
T.ラインに流れる。
供給される左チャンネル(Lch.)オーディオ信号を
電力増幅してスピーカSPL の一方の入力端に供給し、
アンプRは、同信号生成系より供給される右チャンネル
(Rch.)オーディオ信号を電力増幅してスピーカS
PR の一方の入力端に供給する。これら2つのスピーカ
の他端は、先の図1における負荷電流検出ブロック1を
担う電流検出部30において互いに共通接続され、両ア
ンプの信号の基準電位点としての接地点に接地される。
なお、負荷電流は、この接地点には流れず、全てC.
T.ラインに流れる。
【0014】電流検出部30は、抵抗R1及びR2の並
列回路からなる電流検出抵抗31を有し、その一端が接
地点及び上述の如き各スピーカの他端と接続される。こ
の電流検出抵抗31に、2つの抵抗の並列接続構成を採
用している理由は、所望の抵抗値の設定や安全対策のた
めである。当該並列回路の他端は、C.T.ラインに接
続される。
列回路からなる電流検出抵抗31を有し、その一端が接
地点及び上述の如き各スピーカの他端と接続される。こ
の電流検出抵抗31に、2つの抵抗の並列接続構成を採
用している理由は、所望の抵抗値の設定や安全対策のた
めである。当該並列回路の他端は、C.T.ラインに接
続される。
【0015】アンプ10L及び10Rの出力信号はま
た、図1における出力電圧検出ブロック2を担う電圧検
出部40へも供給される。電圧検出部40は、アンプ1
0Lの出力信号ラインに接続される抵抗R3と、アンプ
10Rの出力信号ラインに接続される抵抗R4と、これ
ら抵抗の接続点に一端が接続される抵抗R5と、その抵
抗R5の他端にエミッタが接続されるNPN型トランジ
スタQ1及びPNP型トランジスタQ2とからなる。各
トランジスタのベースには、抵抗R5の一端したがって
抵抗R3及びR4の接続点が接続され、コレクタは抵抗
R0を介してC.T.ラインに導かれる。
た、図1における出力電圧検出ブロック2を担う電圧検
出部40へも供給される。電圧検出部40は、アンプ1
0Lの出力信号ラインに接続される抵抗R3と、アンプ
10Rの出力信号ラインに接続される抵抗R4と、これ
ら抵抗の接続点に一端が接続される抵抗R5と、その抵
抗R5の他端にエミッタが接続されるNPN型トランジ
スタQ1及びPNP型トランジスタQ2とからなる。各
トランジスタのベースには、抵抗R5の一端したがって
抵抗R3及びR4の接続点が接続され、コレクタは抵抗
R0を介してC.T.ラインに導かれる。
【0016】またトランジスタQ1及びQ2のコレクタ
接続ラインと接地間には抵抗R6と抵抗R7の分圧回路
が接続される。かかるコレクタ接続ラインは一方、NP
N型トランジスタQ3のエミッタに接続される。トラン
ジスタQ3のベースには抵抗R6及びR7の接続点が接
続され、コレクタはNPN型トランジスタQ4のコレク
タに接続される。さらにトランジスタQ1及びQ2のコ
レクタ接続ラインと接地間には抵抗R8と抵抗R9の分
圧回路が接続され、その分圧点がトランジスタQ4のベ
ースに接続される。トランジスタQ4のエミッタは接地
され、トランジスタQ4のコレクタはトランジスタQ3
コレクタと共通接続され、かつ抵抗R10を介して+1
2Vの電圧が印加される。このトランジスタQ3及びQ
4の共通コレクタラインは、保護動作指令信号を担うも
のとして図示せぬ保護回路へ導出される。
接続ラインと接地間には抵抗R6と抵抗R7の分圧回路
が接続される。かかるコレクタ接続ラインは一方、NP
N型トランジスタQ3のエミッタに接続される。トラン
ジスタQ3のベースには抵抗R6及びR7の接続点が接
続され、コレクタはNPN型トランジスタQ4のコレク
タに接続される。さらにトランジスタQ1及びQ2のコ
レクタ接続ラインと接地間には抵抗R8と抵抗R9の分
圧回路が接続され、その分圧点がトランジスタQ4のベ
ースに接続される。トランジスタQ4のエミッタは接地
され、トランジスタQ4のコレクタはトランジスタQ3
コレクタと共通接続され、かつ抵抗R10を介して+1
2Vの電圧が印加される。このトランジスタQ3及びQ
4の共通コレクタラインは、保護動作指令信号を担うも
のとして図示せぬ保護回路へ導出される。
【0017】かかる構成において、電流検出部30は各
スピーカに流れる負荷電流の瞬時における和を検出する
ものであり、電流検出抵抗31には当該負荷電流に応じ
た電流が供給され、ある所定の値以上の電流が流れる
と、その電圧降下分によって、トランジスタQ3または
Q4が極性に対応してオンする。そうすると、定常時に
おいて電源電圧+12Vによりプルアップされているト
ランジスタQ3,Q4のコレクタ電位が接地電位へと引
っ張られ、保護回路へ低レベルの信号を出力する。保護
回路はこれを受け保護動作に入ることとなる。
スピーカに流れる負荷電流の瞬時における和を検出する
ものであり、電流検出抵抗31には当該負荷電流に応じ
た電流が供給され、ある所定の値以上の電流が流れる
と、その電圧降下分によって、トランジスタQ3または
Q4が極性に対応してオンする。そうすると、定常時に
おいて電源電圧+12Vによりプルアップされているト
ランジスタQ3,Q4のコレクタ電位が接地電位へと引
っ張られ、保護回路へ低レベルの信号を出力する。保護
回路はこれを受け保護動作に入ることとなる。
【0018】すなわち、スピーカから電流検出抵抗31
へ向かう電流が流れると、C.T.ラインの電位は接地
電位よりも低くなり、トランジスタQ3のエミッタが低
電位、ベースが高電位となる。電流が当該所定値以上に
なるとトランジスタがQ3がオンとなり、過電流が発生
したとして保護回路への出力電圧は低電圧となる。この
ときトランジスタQ4のベースは低電位、エミッタは高
電位となっており、トランジスタQ4はトランジスタQ
3とは逆にオフとなっている。
へ向かう電流が流れると、C.T.ラインの電位は接地
電位よりも低くなり、トランジスタQ3のエミッタが低
電位、ベースが高電位となる。電流が当該所定値以上に
なるとトランジスタがQ3がオンとなり、過電流が発生
したとして保護回路への出力電圧は低電圧となる。この
ときトランジスタQ4のベースは低電位、エミッタは高
電位となっており、トランジスタQ4はトランジスタQ
3とは逆にオフとなっている。
【0019】また、電流検出抵抗31からスピーカへ向
かう電流が流れると、C.T.ラインの電位は接地電位
よりも高くなり、トランジスタQ4のベースが高電位、
エミッタが低電位となる。電流が当該所定値以上になる
と、トランジスタがQ4がオンとなり、過電流が発生し
たとして保護回路への出力電圧は低電圧となる。このと
きトランジスタQ3のエミッタは高電位、ベースは低電
位となっており、トランジスタQ3はトランジスタQ4
とは逆にオフとなっている。
かう電流が流れると、C.T.ラインの電位は接地電位
よりも高くなり、トランジスタQ4のベースが高電位、
エミッタが低電位となる。電流が当該所定値以上になる
と、トランジスタがQ4がオンとなり、過電流が発生し
たとして保護回路への出力電圧は低電圧となる。このと
きトランジスタQ3のエミッタは高電位、ベースは低電
位となっており、トランジスタQ3はトランジスタQ4
とは逆にオフとなっている。
【0020】電流検出抵抗31に流れる電流が所定値に
達していない場合は、トランジスタQ3もQ4もオフと
なるので、保護回路へは当該プルアップ電圧による高電
圧が出力され、保護動作の条件が満たされない。このよ
うに、電流検出部30は、負荷電流が所定値以上流れた
ことを検知すると低レベルの、そうでない場合は高レベ
ルの保護動作指令信号を保護回路へ発するのである。
達していない場合は、トランジスタQ3もQ4もオフと
なるので、保護回路へは当該プルアップ電圧による高電
圧が出力され、保護動作の条件が満たされない。このよ
うに、電流検出部30は、負荷電流が所定値以上流れた
ことを検知すると低レベルの、そうでない場合は高レベ
ルの保護動作指令信号を保護回路へ発するのである。
【0021】ところが、本実施例の所要な構成部の1つ
である電圧検出部40においては、抵抗R3及びR4に
よって左及び右チャンネルアンプ10L,10Rの出力
電圧の瞬時における平均値を検出しており、この値が、
所定値を越えると、トランジスタQ1またはQ2が極性
に対応してオンとなる。これによって、負荷に過電流が
流れても、過電流検出トランジスタQ3及びQ4がオン
となることができなくなり、保護動作を阻止することと
なる。
である電圧検出部40においては、抵抗R3及びR4に
よって左及び右チャンネルアンプ10L,10Rの出力
電圧の瞬時における平均値を検出しており、この値が、
所定値を越えると、トランジスタQ1またはQ2が極性
に対応してオンとなる。これによって、負荷に過電流が
流れても、過電流検出トランジスタQ3及びQ4がオン
となることができなくなり、保護動作を阻止することと
なる。
【0022】すなわち、抵抗R3及びR4によって検出
された電圧が正極性であってその絶対値が所定値以上と
なると、トランジスタQ1のベースが高電位、エミッタ
が低電位となるので、そのトランジスタQ1がオンとな
り、C.T.ラインの電位を抵抗R0を介して接地電位
とする。このとき、トランジスタQ2のベースも高電
位、エミッタが低電位となっているので、トランジスタ
Q1とは逆にオフとなっている。
された電圧が正極性であってその絶対値が所定値以上と
なると、トランジスタQ1のベースが高電位、エミッタ
が低電位となるので、そのトランジスタQ1がオンとな
り、C.T.ラインの電位を抵抗R0を介して接地電位
とする。このとき、トランジスタQ2のベースも高電
位、エミッタが低電位となっているので、トランジスタ
Q1とは逆にオフとなっている。
【0023】また、抵抗R3及びR4によって検出され
た電圧が負極性であってその絶対値が所定値以上となる
と、トランジスタQ2のベースが低電位、エミッタが高
電位となるので、そのトランジスタQ2がオンとなり、
C.T.ラインの電位を抵抗R0を介して接地電位とす
る。このとき、トランジスタQ1のベースも低電位、エ
ミッタが高電位となっているので、トランジスタQ1と
は逆にオフとなっている。
た電圧が負極性であってその絶対値が所定値以上となる
と、トランジスタQ2のベースが低電位、エミッタが高
電位となるので、そのトランジスタQ2がオンとなり、
C.T.ラインの電位を抵抗R0を介して接地電位とす
る。このとき、トランジスタQ1のベースも低電位、エ
ミッタが高電位となっているので、トランジスタQ1と
は逆にオフとなっている。
【0024】このように、電圧検出部40は、アンプの
出力電圧が所定値以上発生したことを検知したときのみ
負荷電流に応じて発生した電圧を抵抗R0を介して接地
する。これにより、電流検出抵抗に過電流が流れてC.
T.ラインが低電位もしくは高電位になっている場合で
もトランジスタQ3及びQ4のベース及びエミッタ電位
を強制的に略接地電位とすることができる。従って、当
該出力電圧が所定値以上のときは負荷電流の如何に拘ら
ずトランジスタQ3及びQ4はオフの状態にされるの
で、保護回路へはプルアップ電圧による高電圧が出力さ
れ、保護動作がなされなくなる。
出力電圧が所定値以上発生したことを検知したときのみ
負荷電流に応じて発生した電圧を抵抗R0を介して接地
する。これにより、電流検出抵抗に過電流が流れてC.
T.ラインが低電位もしくは高電位になっている場合で
もトランジスタQ3及びQ4のベース及びエミッタ電位
を強制的に略接地電位とすることができる。従って、当
該出力電圧が所定値以上のときは負荷電流の如何に拘ら
ずトランジスタQ3及びQ4はオフの状態にされるの
で、保護回路へはプルアップ電圧による高電圧が出力さ
れ、保護動作がなされなくなる。
【0025】かかる保護動作を出力電圧(信号)が所定
値以上ある場合に行わないのは、このような場合には負
荷端子間がショートしておらず、ある程度のインピーダ
ンスを持った何らかの負荷すなわち適正範囲の負荷が負
荷端子間に接続されていて、正常なアンプの動作範囲で
あるとみなすことができるからである。この思想に基づ
き、2つの検出部30及び40を組み合わせることによ
って、本来過負荷保護として保護すべき負荷端間のショ
ート時や、あまりにも負荷が低インピーダンスのときの
み、有効に保護することをこの様な簡単な回路構成にて
実現している。
値以上ある場合に行わないのは、このような場合には負
荷端子間がショートしておらず、ある程度のインピーダ
ンスを持った何らかの負荷すなわち適正範囲の負荷が負
荷端子間に接続されていて、正常なアンプの動作範囲で
あるとみなすことができるからである。この思想に基づ
き、2つの検出部30及び40を組み合わせることによ
って、本来過負荷保護として保護すべき負荷端間のショ
ート時や、あまりにも負荷が低インピーダンスのときの
み、有効に保護することをこの様な簡単な回路構成にて
実現している。
【0026】本発明の過負荷検出回路は、各チャンネル
毎に設けても良いことは当然であるが、上記回路のよう
に、複数のチャンネルの出力電圧及び負荷電流の合成値
によっても良いことについて補足する。上記回路は、左
右両チャンネルの出力電圧の平均値を検出し、その値の
大きさによって、電流検出部30を動作させたりキャン
セルしたりしている。そしてこの回路の本質は、出力電
圧を検出するところにある。いずれかのチャンネルの負
荷端間をショートすると、そのチャンネルの出力電圧が
立たなくなるため、左右両チャンネルの出力電圧の平均
値は、どんなことがあっても最大出力時の1/2以下の
電圧値になる。すなわち、ショート時片方の出力電圧が
ゼロになっても、もう片方の出力電圧が最大出力電圧V
max を発していれば、これらの平均電圧は1/2Vmax
となるし、もちろん両方がゼロとなった場合はゼロであ
り、ショートではなく低インピーダンス負荷であるとき
も同様である。このことを利用して、当該平均値が最大
出力電圧の1/2以上あるときは負荷電流検出部30を
キャンセルするようにして、負荷端間がショートしたと
きはもちろん、出力電圧の平均値が最大出力電圧の1/
2以下でも電流検出部30が動作するような低インピー
ダンス負荷をつけたときに動作させることに成功してい
る。
毎に設けても良いことは当然であるが、上記回路のよう
に、複数のチャンネルの出力電圧及び負荷電流の合成値
によっても良いことについて補足する。上記回路は、左
右両チャンネルの出力電圧の平均値を検出し、その値の
大きさによって、電流検出部30を動作させたりキャン
セルしたりしている。そしてこの回路の本質は、出力電
圧を検出するところにある。いずれかのチャンネルの負
荷端間をショートすると、そのチャンネルの出力電圧が
立たなくなるため、左右両チャンネルの出力電圧の平均
値は、どんなことがあっても最大出力時の1/2以下の
電圧値になる。すなわち、ショート時片方の出力電圧が
ゼロになっても、もう片方の出力電圧が最大出力電圧V
max を発していれば、これらの平均電圧は1/2Vmax
となるし、もちろん両方がゼロとなった場合はゼロであ
り、ショートではなく低インピーダンス負荷であるとき
も同様である。このことを利用して、当該平均値が最大
出力電圧の1/2以上あるときは負荷電流検出部30を
キャンセルするようにして、負荷端間がショートしたと
きはもちろん、出力電圧の平均値が最大出力電圧の1/
2以下でも電流検出部30が動作するような低インピー
ダンス負荷をつけたときに動作させることに成功してい
る。
【0027】なお、上記回路では、電流検出部30が各
チャンネル毎ではなく、両チャンネル分の負荷電流の大
きさを検出する構成とし、また電圧検出部40も各チャ
ンネル毎ではなく、両チャンネルの出力電圧の瞬時にお
ける平均値を検出する構成としているので、当該チャン
ネルのうち一方のアンプが定常動作していても他方のア
ンプが過負荷状態であれば検出が行われ、両チャンネル
アンプ共に保護するようにしている。こうすることによ
り、各チャンネル毎にそれぞれ電流,電圧検出部を設け
て保護動作させる構成に比べ、極めて簡単かつ回路規模
の小さいもので所期の保護機能を満たすことができる、
というメリットがある。
チャンネル毎ではなく、両チャンネル分の負荷電流の大
きさを検出する構成とし、また電圧検出部40も各チャ
ンネル毎ではなく、両チャンネルの出力電圧の瞬時にお
ける平均値を検出する構成としているので、当該チャン
ネルのうち一方のアンプが定常動作していても他方のア
ンプが過負荷状態であれば検出が行われ、両チャンネル
アンプ共に保護するようにしている。こうすることによ
り、各チャンネル毎にそれぞれ電流,電圧検出部を設け
て保護動作させる構成に比べ、極めて簡単かつ回路規模
の小さいもので所期の保護機能を満たすことができる、
というメリットがある。
【0028】また、2チャンネル分の負荷電流を検出す
る場合、単に電流のみの検出では、保護動作指令信号発
生の閾値であるいわゆる電流リミット値をそのセット
(ステレオアンプ)の2チャンネル分の最大電流値以上
にしなければならないが、上記回路においては、出力電
圧検出部40を設けることによりその必要がなくなり、
当該電流リミット値をずっと小さくでき、保護回路の感
度を上げることができる。これにより、パワーアンプに
使用する部品(半導体)においても定格電流の小さいも
の(すなわち安いもの)を使うことができる、というメ
リットがある。これは各チャンネル毎に設ける場合も同
様である。
る場合、単に電流のみの検出では、保護動作指令信号発
生の閾値であるいわゆる電流リミット値をそのセット
(ステレオアンプ)の2チャンネル分の最大電流値以上
にしなければならないが、上記回路においては、出力電
圧検出部40を設けることによりその必要がなくなり、
当該電流リミット値をずっと小さくでき、保護回路の感
度を上げることができる。これにより、パワーアンプに
使用する部品(半導体)においても定格電流の小さいも
の(すなわち安いもの)を使うことができる、というメ
リットがある。これは各チャンネル毎に設ける場合も同
様である。
【0029】すなわち、従来例えばパワーアンプの出力
段に用いられるパワートランジスタの仕様を決定すると
きには、保護回路との関係にも鑑み、当該ステレオアン
プセットの定格最大出力電流値がImax である場合、そ
れに電流変動上の余裕分Iαを加えてかかる電流リミッ
ト値Ilim をIlim =(Imax +Iα)として設定し、
さらに電流検出精度上の余裕分Iβを加えて該トランジ
スタのIcmax(コレクタ最大電流値)をIcmax=Imax
+Iα+Iβとして設定していた。これに対し本発明に
よれば、電流リミット値Ilim をImax に拘ることなく
それよりも相当低い値に設定することができるので、I
βを考慮する必要がなくなる分Icmax値の小さいトラン
ジスタを出力段に採用することができるのである。
段に用いられるパワートランジスタの仕様を決定すると
きには、保護回路との関係にも鑑み、当該ステレオアン
プセットの定格最大出力電流値がImax である場合、そ
れに電流変動上の余裕分Iαを加えてかかる電流リミッ
ト値Ilim をIlim =(Imax +Iα)として設定し、
さらに電流検出精度上の余裕分Iβを加えて該トランジ
スタのIcmax(コレクタ最大電流値)をIcmax=Imax
+Iα+Iβとして設定していた。これに対し本発明に
よれば、電流リミット値Ilim をImax に拘ることなく
それよりも相当低い値に設定することができるので、I
βを考慮する必要がなくなる分Icmax値の小さいトラン
ジスタを出力段に採用することができるのである。
【0030】なお、同様の原理により、3チャンネル以
上のアンプについても1つの過負荷検出回路を用いて同
様の効果を得ることができる。他方、当実施例における
出力電圧検出部40を上述したようなブリッジ形インピ
ーダンス検出回路と組み合わせると、低インピーダンス
負荷の駆動時、位相まわりによって、大信号再生をする
と保護回路が誤動作してしまう、という単品アンプなど
で特に問題になっている点を解消することが可能であ
る。このことは、図3に示される原理ブロック図によっ
て明らかとなるように、負荷電流検出としてブリッジ形
インピーダンス検出を用いたものに他ならず、図2の電
流検出部30が当該インピーダンス検出回路に代替えさ
れ、電圧検出部40の出力によってその検出回路の出力
を必要に応じて無効にする構成とすることを意味する。
上のアンプについても1つの過負荷検出回路を用いて同
様の効果を得ることができる。他方、当実施例における
出力電圧検出部40を上述したようなブリッジ形インピ
ーダンス検出回路と組み合わせると、低インピーダンス
負荷の駆動時、位相まわりによって、大信号再生をする
と保護回路が誤動作してしまう、という単品アンプなど
で特に問題になっている点を解消することが可能であ
る。このことは、図3に示される原理ブロック図によっ
て明らかとなるように、負荷電流検出としてブリッジ形
インピーダンス検出を用いたものに他ならず、図2の電
流検出部30が当該インピーダンス検出回路に代替えさ
れ、電圧検出部40の出力によってその検出回路の出力
を必要に応じて無効にする構成とすることを意味する。
【0031】このような構成にすれば、パワーアンプの
いわゆる大出力時には、位相まわりの生じてしまうイン
ピーダンス検出を行わないので、所期の目的である負荷
の位相まわりに左右されない正確な過負荷検出を行うこ
とが達成されることとなる。次に、上記電圧検出部40
において電流検出部30の動作を無効にする開始点たる
所定値(閾値)の設定の仕方及び条件について述べる。
いわゆる大出力時には、位相まわりの生じてしまうイン
ピーダンス検出を行わないので、所期の目的である負荷
の位相まわりに左右されない正確な過負荷検出を行うこ
とが達成されることとなる。次に、上記電圧検出部40
において電流検出部30の動作を無効にする開始点たる
所定値(閾値)の設定の仕方及び条件について述べる。
【0032】かかるアンプ出力電圧の所定値の設定は、
抵抗R3,R4と抵抗R5との分圧比で行う。ここで、
当該所定電圧値を決める際、既述したように2チャンネ
ルの出力電圧の平均値を検出する場合は、最低でも所定
電圧値を最大出力電圧の1/2以上にしなければならな
い。それ以下では、一方の負荷端をショートしても、他
チャンネルでフルパワーを出せば、その所定電圧値を越
えるので保護回路が動作しなくなるからである。かとい
って、その所定電圧値を大きくし過ぎると、電流検出部
30における負荷電流のリミット値をその所定電圧値に
対応して大きくしなければならないので、保護回路の感
度が悪くなる。それで、所定電圧値は、ステレオセット
であれば最大出力電圧の1/2よりやや高めの値が適当
である。
抵抗R3,R4と抵抗R5との分圧比で行う。ここで、
当該所定電圧値を決める際、既述したように2チャンネ
ルの出力電圧の平均値を検出する場合は、最低でも所定
電圧値を最大出力電圧の1/2以上にしなければならな
い。それ以下では、一方の負荷端をショートしても、他
チャンネルでフルパワーを出せば、その所定電圧値を越
えるので保護回路が動作しなくなるからである。かとい
って、その所定電圧値を大きくし過ぎると、電流検出部
30における負荷電流のリミット値をその所定電圧値に
対応して大きくしなければならないので、保護回路の感
度が悪くなる。それで、所定電圧値は、ステレオセット
であれば最大出力電圧の1/2よりやや高めの値が適当
である。
【0033】これとは異なり、各チャンネル毎に出力電
圧の検出を行うのであれば、当該所定電圧値はもっと小
さくすることができる。例えば、所定値を最大出力電圧
の1/10等と低く設定し、このときに最大流し得る電
流値を越えたとき、過負荷とみなすようにすれば良い。
すなわち、感度を高めることができる。以上の説明によ
って、出力電圧V、負荷電流I及び負荷RL の関係をま
とめると、図4に示されるが如くなる。
圧の検出を行うのであれば、当該所定電圧値はもっと小
さくすることができる。例えば、所定値を最大出力電圧
の1/10等と低く設定し、このときに最大流し得る電
流値を越えたとき、過負荷とみなすようにすれば良い。
すなわち、感度を高めることができる。以上の説明によ
って、出力電圧V、負荷電流I及び負荷RL の関係をま
とめると、図4に示されるが如くなる。
【0034】すなわち、負荷インピーダンスが4Ωまで
使えるアンプだとし、負荷電流によってのみ過負荷から
保護しようとすれば、電流リミット値はA点にしておく
必要があるが、本発明のように、(1/2)Vmax 以上
のとき検出しないようにすれば、電流リミット値はB点
にしても良くなる。また、各チャンネル毎に出力電圧の
検出手段を設けるようにすれば、例えばC点でも良い。
いずれの場合でも、出力電圧が相当あってアンプが動作
している際中にショートと等価な異常状態に遷移したと
きは、瞬時に当該出力電圧がゼロに下がるので、負荷電
流の異常を検出することができる。また、定格以上の重
い負荷(RL =2Ω)がアンプに繋がれたとき、A点を
電流リミット値とすれば出力電圧が(1/2)Vmax に
なったとき初めて異常検出されるが、B点やC点とすれ
ば、それより低い出力電圧のときに異常検出ができ、当
該異常状態の検出感度を高くすることができるのであ
る。
使えるアンプだとし、負荷電流によってのみ過負荷から
保護しようとすれば、電流リミット値はA点にしておく
必要があるが、本発明のように、(1/2)Vmax 以上
のとき検出しないようにすれば、電流リミット値はB点
にしても良くなる。また、各チャンネル毎に出力電圧の
検出手段を設けるようにすれば、例えばC点でも良い。
いずれの場合でも、出力電圧が相当あってアンプが動作
している際中にショートと等価な異常状態に遷移したと
きは、瞬時に当該出力電圧がゼロに下がるので、負荷電
流の異常を検出することができる。また、定格以上の重
い負荷(RL =2Ω)がアンプに繋がれたとき、A点を
電流リミット値とすれば出力電圧が(1/2)Vmax に
なったとき初めて異常検出されるが、B点やC点とすれ
ば、それより低い出力電圧のときに異常検出ができ、当
該異常状態の検出感度を高くすることができるのであ
る。
【0035】次に図2の如き回路構成の歪に対する影響
について述べる。図5は、図2のうち説明に必要な部分
の等価回路を示している。図5において、電源回路2
0、片方のチャンネルアンプ10L(10R)並びに抵
抗R0がそのままに、該アンプに対応するチャンネルス
ピーカSPL (SPR )が負荷インピーダンスRL に、
並列抵抗R1,R2がその合成された抵抗R12に、電
圧検出部40がスイッチ40として等価的に表すことが
できる。すなわち、電圧検出部40の動作として、アン
プ10Lの出力電圧が所定電圧値を越えると、スイッチ
40がオンとなる。
について述べる。図5は、図2のうち説明に必要な部分
の等価回路を示している。図5において、電源回路2
0、片方のチャンネルアンプ10L(10R)並びに抵
抗R0がそのままに、該アンプに対応するチャンネルス
ピーカSPL (SPR )が負荷インピーダンスRL に、
並列抵抗R1,R2がその合成された抵抗R12に、電
圧検出部40がスイッチ40として等価的に表すことが
できる。すなわち、電圧検出部40の動作として、アン
プ10Lの出力電圧が所定電圧値を越えると、スイッチ
40がオンとなる。
【0036】この図によれば、抵抗R12も抵抗R0も
電源インピーダンスに含まれ、所定電圧値以下では抵抗
R12のみで0.11Ωである。所定電圧値を越えてス
イッチ40がオンとなっても両抵抗の合成値は0.10
999Ωなので、インピーダンスの変化分は非常に小さ
いことが分かる。このように、上記実施例回路は、回路
的に信号系に対する影響度が少ないようになっているの
で、歪の発生は殆どないことが分かる。
電源インピーダンスに含まれ、所定電圧値以下では抵抗
R12のみで0.11Ωである。所定電圧値を越えてス
イッチ40がオンとなっても両抵抗の合成値は0.10
999Ωなので、インピーダンスの変化分は非常に小さ
いことが分かる。このように、上記実施例回路は、回路
的に信号系に対する影響度が少ないようになっているの
で、歪の発生は殆どないことが分かる。
【0037】なお、図2及び図5に記載された各抵抗の
値は、具体的な一例を示すものであり、これらに限定さ
れないことは勿論であり、また各検出部の構成も、本発
明の原理を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。
また、上記実施例においては、電流検出部30の出力信
号を保護動作指令信号として保護回路の起動をなす旨説
明したが、かかる出力信号はこれに限定されることな
く、例えば異常が発生したことを表示するための信号に
用いても良い。
値は、具体的な一例を示すものであり、これらに限定さ
れないことは勿論であり、また各検出部の構成も、本発
明の原理を逸脱しない限り、様々な変形が可能である。
また、上記実施例においては、電流検出部30の出力信
号を保護動作指令信号として保護回路の起動をなす旨説
明したが、かかる出力信号はこれに限定されることな
く、例えば異常が発生したことを表示するための信号に
用いても良い。
【0038】さらに、上記実施例においては、負荷電流
の検出を無効とする手段として負荷電流に応じて発生す
る電圧の検出回路の入力をショートするものを示した
が、負荷電流に応じた電圧そのものが発生しないように
負荷電流の経路を変えたり、検出用抵抗をバイパスさせ
るなどの方法によっても良く、また検出回路の電源を遮
断する方法によっても良い。
の検出を無効とする手段として負荷電流に応じて発生す
る電圧の検出回路の入力をショートするものを示した
が、負荷電流に応じた電圧そのものが発生しないように
負荷電流の経路を変えたり、検出用抵抗をバイパスさせ
るなどの方法によっても良く、また検出回路の電源を遮
断する方法によっても良い。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の過負荷検
出回路によれば、負荷に流れる負荷電流レベルが検出さ
れ、増幅器出力端の出力電圧が検出され、出力電圧が所
定電圧レベル以下である場合にのみ負荷電流が所定電流
レベル以上であるときに過負荷と判別される。
出回路によれば、負荷に流れる負荷電流レベルが検出さ
れ、増幅器出力端の出力電圧が検出され、出力電圧が所
定電圧レベル以下である場合にのみ負荷電流が所定電流
レベル以上であるときに過負荷と判別される。
【0040】このように、本発明においては、出力端子
電圧が所定値以上のときは、出力端子がショートされて
いる等、負荷が異常状態でないとみなして、過電流検出
を無視するようにしたので、保護動作に要求される検出
機能を満たすとともに、負荷のリアクタンス分による位
相まわりに左右されずかつ、正確な過負荷検出を行うこ
とができる。また、定格電流値余裕の小さい増幅素子に
てアンプの出力段を構成することができる。
電圧が所定値以上のときは、出力端子がショートされて
いる等、負荷が異常状態でないとみなして、過電流検出
を無視するようにしたので、保護動作に要求される検出
機能を満たすとともに、負荷のリアクタンス分による位
相まわりに左右されずかつ、正確な過負荷検出を行うこ
とができる。また、定格電流値余裕の小さい増幅素子に
てアンプの出力段を構成することができる。
【図1】本発明による過負荷検出回路の本質的動作を示
すための原理ブロック図。
すための原理ブロック図。
【図2】本発明による一実施例に対応する2チャンネル
パワーアンプの過負荷検出回路を示す回路図。
パワーアンプの過負荷検出回路を示す回路図。
【図3】図2の過負荷検出回路の変形例の本質的動作を
示すための原理ブロック図。
示すための原理ブロック図。
【図4】本発明の作用効果を説明するための出力電圧−
負荷電流特性図。
負荷電流特性図。
【図5】歪に対する影響を説明するための,図2の過負
荷検出回路の一部等価回路。
荷検出回路の一部等価回路。
10L 左チャンネル用パワーアンプ 10R 右チャンネル用パワーアンプ 20 電源回路 21 電源トランス 22 整流ダイオードブリッジ C1,C2 平滑コンデンサ SPL ,SPR スピーカ 30 電流検出部 40 電圧検出部 R0〜R10 抵抗 R12 抵抗R1とR2の合成抵抗 Q1〜Q4 トランジスタ
Claims (1)
- 【請求項1】 増幅器出力端と基準電位点との間に接続
される負荷を駆動する電力増幅器の過負荷検出回路であ
って、 前記負荷に流れる負荷電流レベルを検出する負荷電流検
出手段と、前記増幅器出力端の出力電圧を検出する出力
電圧検出手段とを有し、前記出力電圧検出手段によって
検出された出力電圧が所定電圧レベル以下である場合に
のみ前記負荷電流検出手段によって検出された負荷電流
が所定電流レベル以上であるときに過負荷と判別するこ
とを特徴とする過負荷検出回路。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5233529A JPH0794958A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 電力増幅器の過負荷検出回路 |
| GB9418979A GB2282016A (en) | 1993-09-20 | 1994-09-19 | Overload detecting circuit for a power amplifier |
| DE19944433528 DE4433528A1 (de) | 1993-09-20 | 1994-09-20 | Überlast-Nachweis-Schaltkreis für einen Leistungsverstärker |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5233529A JPH0794958A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 電力増幅器の過負荷検出回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0794958A true JPH0794958A (ja) | 1995-04-07 |
Family
ID=16956475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5233529A Pending JPH0794958A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 電力増幅器の過負荷検出回路 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794958A (ja) |
| DE (1) | DE4433528A1 (ja) |
| GB (1) | GB2282016A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007074119A (ja) * | 2005-09-05 | 2007-03-22 | Sony Corp | ショート検出回路 |
| JP2008521289A (ja) * | 2004-11-15 | 2008-06-19 | パイオニア株式会社 | 再構成可能な増幅器の保護装置及び方法 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US10256777B2 (en) | 2016-02-29 | 2019-04-09 | Qualcomm Incorporated | Audio amplifiers |
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