JPH0795101A - 合成樹脂ケースのシール構造 - Google Patents

合成樹脂ケースのシール構造

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JPH0795101A
JPH0795101A JP26180693A JP26180693A JPH0795101A JP H0795101 A JPH0795101 A JP H0795101A JP 26180693 A JP26180693 A JP 26180693A JP 26180693 A JP26180693 A JP 26180693A JP H0795101 A JPH0795101 A JP H0795101A
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case
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groove
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synthetic resin
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勝 和田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】合成樹脂ケースのシール構造を組立てが簡単で
確実なシール効果が得られるものとする。 【構成】熱可塑性ポリエステルエラストマーのシール部
材1bは2重成形により合成樹脂の前ケース1と一体に
作られる。後ケース2は合成樹脂により作られており、
シール部材1aが嵌まり込む溝2aが設けられている。
シール部材1aには溝2aの側面方向に延びる薄肉部1
bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は合成樹脂ケースのシー
ル構造に係わり、特に、携帯用無線機のケースに好適な
合成樹脂ケースのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、防水性が要求される携帯用無線機
のシール構造にはゴムパッキングが用いられていた。す
なわち、図5に示すように、後ケースと前ケースとの間
にゴムパッキングを配置し、後ケースと前ケースを合わ
せることによりゴムパッキングを合わせ面に設けた溝の
中に挟み込んでいた。
【0003】溝の形状とゴムパッキングの形状の例は図
6(a)に示すように角型のパッキングを前ケースに設
けた溝の中に嵌めるものや、図6(b)に示すように丸
型のパッキングを前ケースおよび後ケース双方に設けた
溝に嵌めるもの等があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のゴムパ
ッキングを用いるシール構造では、パッキングが細くて
柔らかい場合には、それを前ケースあるいは後ケースの
溝に嵌込む作業が困難であり時間がかかるという問題が
あった。
【0005】また、パッキングを嵌込む合せ面に段差が
ある複雑な構造となると、組立て作業が困難となるた
め、ケースの嵌め合い構造は単純な構造としなければな
らなかった。あるいは1つの合せ面で単純な構造とする
ことができないときは、必要箇所毎に分割して防水処理
する必要があった。
【0006】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、組立て作業が簡
単な合成樹脂ケースのシール構造を提供することにあ
る。
【0007】この発明の他の目的は合せ面に段差がある
複雑な構造においても1つの合せ面でシールすることが
できる合成樹脂ケースのシール構造を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の合成樹脂ケー
スのシール構造は、2つ割りの合成樹脂ケースの一方の
ケースの合せ面に溝または段差を設け、他方のケースの
合せ面にケース本体より硬度の低い樹脂のシール部材を
2重成形によりケース本体と一体に設け、これら2つの
ケースを合せたときに前記シール部材が前記溝または段
差の面に圧接されるように構成したものである。
【0009】また、前記合成樹脂ケースのシール構造に
おいて、前記溝または段差の側面方向に延びる前記シー
ル部材の薄肉部が前記溝または段差の側面に圧接される
ように構成したものである。
【0010】
【作用】この発明の合成樹脂ケースのシール構造によれ
ば、シール部材がケース本体の合せ面に一体となって付
いているので、シール部材をケースに取付ける手間が省
かれて組立て工数が減少する。特に、シール部材が細い
場合やケースの合せ面が複雑な構造である場合にその効
果が大きい。
【0011】また、ケース合せ面に設けた溝または段差
の側面方向に延びるシール部材の薄肉部を溝または段差
の側面に圧接するシール構造では、シール部材を圧接す
る圧力の作用方向がケースを合せる方向と異なるので、
その反作用がケースを離すように作用する力が小さく、
シール部材が比較的に硬い場合にも、ねじ等でケースを
止める力を小さくする、すなわち、ねじの本数を少なく
することが可能となる。
【0012】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1(a)はこの発明の第1の実施例である合成樹
脂ケースのシール構造においてケースを合せる直前の状
態を示す部分断面図である。
【0013】図において、1は前ケースでありABS樹
脂により成形して作られる。1aは2重成形により前ケ
ース1と一体に作られたシール部材である。2重成形で
は、まず前ケース1が合せ型の中に樹脂を注入して成形
することにより作られ、次に一方の型を取換え前ケース
1と型の間に空間を作りそこにシール部材の材料を注入
して、シール部材1aが前ケース1に一体に成形され
る。
【0014】シール部材1aの材質は熱可塑性ポリエス
テルエラストマーであり、JISのスプリング式固さ試
験での硬度は88程度である。この硬度では通常の合成
樹脂より柔らかいが、一般に使用されるゴムパッキング
の硬度(30〜40)に比べると相当に硬い。
【0015】後ケース2は合成樹脂により作られてお
り、シール部材1aが嵌まり込む溝2aが設けられてい
る。シール部材1aには溝2aの側面方向に延びる薄肉
部1bが設けられている。
【0016】図1(b)は上記前ケース1と後ケース2
を合せた状態を示す。図に示すように薄肉部1bは変形
し、溝2aの側面に対してF1の方向の接触圧力を及ぼ
す。この接触圧力によりシール効果が得られる。
【0017】接触圧力F1のケース合せ方向の成分はF
2となるがその大きさは接触圧力F1と比べて大幅に減
少している。従って、前ケース1と後ケース2を合せる
ためのねじの本数も少なくでき、組立て工数が少なくな
り、また、外観も優れたものとなる。
【0018】図2はこの発明の第2の実施例である合成
樹脂ケースのシール構造を示す部分断面図である。この
例では、後ケース2の合せ面には段差が設けられてお
り、第1の実施例と同様に前ケース1と一体に設けられ
たシール部材1aの薄肉部1bが前記段差の側面2bに
圧接される。
【0019】図3はこの発明の第3の実施例である合成
樹脂ケースのシール構造を示す部分断面図である。この
例では、前ケース1に2重成形で一体に設けられたシー
ル部材1cは後ケース2の溝2aに入り込む。シール部
材1cの先端が溝2aの底面に接触するときに前ケース
1と後ケース2の合せ面の間にはすきまが在り、合せ面
を密着させることによりシール部材1cを変形させてシ
ール効果を得ている。
【0020】シール部材1cを変形する圧力はケースの
合せ方向に作用するので、その反力に打勝つために必要
な締着力は大きくなるが、このような構成によってもこ
の発明の効果が得られる。シール部材1cを比較的に柔
らかい材質とすればケースを合せるための締着力をあま
り大きくしなくてもすむ。
【0021】この発明のシール構造では、ゴムのパッキ
ングをケース合せ面の溝に嵌込む必要がないために、合
せ面が例えば図4に示すように段差のある複雑な形状で
あっても、シール構造として前後のケースを合せること
ができる。
【0022】実施例は以上のように構成されているが、
発明はこれに限られず、例えば、前ケースにシール部材
を付ける代りに、後ケースにシール部材を付けて前ケー
スに溝または段差を設けてもよい。
【0023】
【発明の効果】この発明の合成樹脂ケースのシール構造
によれば、柔らかいパッキングをケースの溝に嵌めると
いう面倒な作業が省かれるので生産性が向上し製造コス
トを安くすることができる。
【0024】2重成形用の金型は高価であるが、大量に
生産する場合は金型代の償却費よりも組立て工数による
製造コストの方が全体の製造コストに及ぼす影響が大き
く、全体の製造コストは安くなる。
【0025】さらに、パッキングを手作業で溝に嵌込む
従来のシール構造に比べて、シール部材が金型で正確に
位置決めされるので、防水効果が確実に得られる。すな
わち、品質が安定する。
【0026】さらに、ケース合せ面に設けた溝または段
差の側面方向に延びるシール部材の薄肉部を溝または段
差の側面に圧接するシール構造では、シール部材を圧接
する圧力の作用方向がケースを合せる方向と異なるの
で、その反作用がケースを離すように作用する力が小さ
く、シール部材が比較的に硬い場合にも、ねじ等でケー
スを止める力を小さくすることができる。すなわち、ね
じの本数を少なくすることが可能となる。従って、ねじ
の材料費や締付けのための工数が削減され、外観も優れ
たものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の第1の実施例である合
成樹脂ケースのシール構造においてケースを合せる直前
の状態を示す部分断面図、図1(b)は同実施例におい
てケースを合せた状態を示す部分断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例である合成樹脂ケース
のシール構造を示す部分断面図である。
【図3】この発明の第3の実施例である合成樹脂ケース
のシール構造を示す部分断面図である。
【図4】この発明の合成樹脂ケースのシール構造が適用
されるケースの合せ面の例を示す斜視図である。
【図5】従来の合成樹脂ケースのシール構造の例を示す
斜視図である。
【図6】従来の合成樹脂ケースのシール構造の例を示す
部分断面図である。
【符号の説明】
1 前ケース 1a シール部材 1b 薄肉部 1c シール部材 2 後ケース 2a 溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つ割りの合成樹脂ケースの一方のケー
    スの合せ面に溝または段差を設け、他方のケースの合せ
    面にケース本体より硬度の低い樹脂のシール部材を2重
    成形によりケース本体と一体に設け、これら2つのケー
    スを合せたときに前記シール部材が前記溝または段差の
    面に圧接されるように構成した合成樹脂ケースのシール
    構造。
  2. 【請求項2】 前記溝または段差の側面方向に延びる前
    記シール部材の薄肉部が前記溝または段差の側面に圧接
    される請求項1の合成樹脂ケースのシール構造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008003332A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Chugoku Electric Power Co Inc:The ケーブル接続用クロージャ
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JP2014183102A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Fujitsu Ltd 電子機器
JP2016525049A (ja) * 2013-07-19 2016-08-22 ブラゴジェビッチ ステヴァン 密封可能容器
CN109965902A (zh) * 2017-12-27 2019-07-05 无锡触典科技有限公司 便携超声换能器密封结构

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