JPH0795176B2 - 光波長変換素子 - Google Patents
光波長変換素子Info
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- JPH0795176B2 JPH0795176B2 JP7275288A JP7275288A JPH0795176B2 JP H0795176 B2 JPH0795176 B2 JP H0795176B2 JP 7275288 A JP7275288 A JP 7275288A JP 7275288 A JP7275288 A JP 7275288A JP H0795176 B2 JPH0795176 B2 JP H0795176B2
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- Optical Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は光波長変換素子、特に詳細には入射された相異
なる波長の2種の基本波をそれらの和周波、差周波に変
換したり、あるいは同時に上記和周波、差周波、第2高
調波のうちのいずれか2つ以上の波長変換波に変換する
光波長変換素子に関するものである。
なる波長の2種の基本波をそれらの和周波、差周波に変
換したり、あるいは同時に上記和周波、差周波、第2高
調波のうちのいずれか2つ以上の波長変換波に変換する
光波長変換素子に関するものである。
(従来の技術) 従来より、基本波としての光を非線形光学材料に入射さ
せて、波長が1/2の第2高調波に変換する試みが種々な
されており、また、互いに異なる波長λ1、λ2の2種
の基本波を非線形光学材料に入射させて、波長λ3の和
周波(1/λ3=1/λ1+1/λ2)や、差周波(1/λ3=
1/λ1−1/λ2)を取り出す試みもなされている。上述
の非線形光学材料を用いて波長変換を行なう光波長変換
素子として具体的には、バルク結晶タイプのものや、
「応用物理」誌Vol.49(1980)p1234〜に示される3次
元光導波路タイプのものが知られている。
せて、波長が1/2の第2高調波に変換する試みが種々な
されており、また、互いに異なる波長λ1、λ2の2種
の基本波を非線形光学材料に入射させて、波長λ3の和
周波(1/λ3=1/λ1+1/λ2)や、差周波(1/λ3=
1/λ1−1/λ2)を取り出す試みもなされている。上述
の非線形光学材料を用いて波長変換を行なう光波長変換
素子として具体的には、バルク結晶タイプのものや、
「応用物理」誌Vol.49(1980)p1234〜に示される3次
元光導波路タイプのものが知られている。
(発明が解決しようとする課題) 上記バルク結晶タイプの光波長変換素子においては、入
射させる基本波のパワー密度を十分に上げることができ
ず、さらには、変換波取出しの点から相互作用長を長く
とることができず、そのため波長変換効率が極めて低い
という問題がある。
射させる基本波のパワー密度を十分に上げることができ
ず、さらには、変換波取出しの点から相互作用長を長く
とることができず、そのため波長変換効率が極めて低い
という問題がある。
また上記バルク結晶タイプの光波長変換素子は、結晶の
複屈折を利用して基本波と変換波との間の位相整合を取
るようにしており、位相整合条件は、第1、第2の基本
波の波数ベクトルを 和周波あるいは差周波の波数ベクトルを とすると、 である。なお第1の基本波の偏光方向の屈折率をn1とし
て、 であり、同様に である(λ1<λ2)。上述のような位相整合条件を満
足するためには、波長λ1、λ2、λ3に対して、屈折
率n1、n2(第2の基本波の偏光方向の屈折率)およびn3
(変換波の偏光方向の屈折率)が所望値となる必要があ
り、したがって、この場合は、極めて限られた波長範囲
しか利用できないことになる。
複屈折を利用して基本波と変換波との間の位相整合を取
るようにしており、位相整合条件は、第1、第2の基本
波の波数ベクトルを 和周波あるいは差周波の波数ベクトルを とすると、 である。なお第1の基本波の偏光方向の屈折率をn1とし
て、 であり、同様に である(λ1<λ2)。上述のような位相整合条件を満
足するためには、波長λ1、λ2、λ3に対して、屈折
率n1、n2(第2の基本波の偏光方向の屈折率)およびn3
(変換波の偏光方向の屈折率)が所望値となる必要があ
り、したがって、この場合は、極めて限られた波長範囲
しか利用できないことになる。
一方前述した3次元光導波路タイプの光波長変換素子に
あっては、LiNbO3を基板に用いて差周波を発生させた例
のみが確認されているが、この場合の位相整合条件は、
光導波路の第1、第2の基本波に対する実効屈折率をそ
れぞれ▲nω1 eff▼、▲nω2 eff▼、差周波に対する
実効屈折率を▲nω3 eff▼として、 である。このタイプの光波長変換素子にあっては、前述
のバルク結晶タイプのものと異なって、入射させる基本
波のパワー密度を上げることができるため、長さ1cmの
素子を用い、100mW入力で数%の波長変換効率が実現で
きることも理論的に示されている。しかしながら、上記
の位相整合条件は、素子温度を0.1℃以下の精度で制御
しなければ満足されないので、このタイプの光波長変換
素子も実用化されるには至っていない。
あっては、LiNbO3を基板に用いて差周波を発生させた例
のみが確認されているが、この場合の位相整合条件は、
光導波路の第1、第2の基本波に対する実効屈折率をそ
れぞれ▲nω1 eff▼、▲nω2 eff▼、差周波に対する
実効屈折率を▲nω3 eff▼として、 である。このタイプの光波長変換素子にあっては、前述
のバルク結晶タイプのものと異なって、入射させる基本
波のパワー密度を上げることができるため、長さ1cmの
素子を用い、100mW入力で数%の波長変換効率が実現で
きることも理論的に示されている。しかしながら、上記
の位相整合条件は、素子温度を0.1℃以下の精度で制御
しなければ満足されないので、このタイプの光波長変換
素子も実用化されるには至っていない。
また所望する波長の変換波(差周波)を得るためには、
光導波路の屈折率を制御する必要があるが、LiNbO3を基
板としたこのタイプの素子においては、屈折率は拡散
法、プロトン交換等によって制御するしかなく、したが
って光導波路設計の自由度が低いという問題もある。
光導波路の屈折率を制御する必要があるが、LiNbO3を基
板としたこのタイプの素子においては、屈折率は拡散
法、プロトン交換等によって制御するしかなく、したが
って光導波路設計の自由度が低いという問題もある。
さらに、以上述べた3次元光導波路タイプの光波長変換
素子は、差周波のみを取り出した例しか無く、またバル
ク結晶タイプの光波長変換素子にあっても、2種の基本
波の各第2高調波を同時に取り出したり、これら第2高
調波の一方あるいは双方と和周波および差周波の一方あ
るいは双方を同時に取り出せるような光波長変換素子は
未だ全く提供されていない。
素子は、差周波のみを取り出した例しか無く、またバル
ク結晶タイプの光波長変換素子にあっても、2種の基本
波の各第2高調波を同時に取り出したり、これら第2高
調波の一方あるいは双方と和周波および差周波の一方あ
るいは双方を同時に取り出せるような光波長変換素子は
未だ全く提供されていない。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであ
り、設計の自由度が高くて、高強度の和周波あるいは差
周波、さらにはそれらの双方を同時に取り出すことがで
きる光波長変換素子を提供することを目的とするもので
ある。また本発明は、上述のような和周波および/また
は差周波と、基本波の一方あるいは双方の第2高調波と
を同時に取り出すことができる光波長変換素子、さらに
は2種の基本波の各第2高調波を同時に取り出すことが
できる光波長変換素子を提供することも目的とするもの
である。
り、設計の自由度が高くて、高強度の和周波あるいは差
周波、さらにはそれらの双方を同時に取り出すことがで
きる光波長変換素子を提供することを目的とするもので
ある。また本発明は、上述のような和周波および/また
は差周波と、基本波の一方あるいは双方の第2高調波と
を同時に取り出すことができる光波長変換素子、さらに
は2種の基本波の各第2高調波を同時に取り出すことが
できる光波長変換素子を提供することも目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段及び作用) 本発明による光波長変換素子は、非線形光学材料からな
るコアをそれよりも低屈折率のアモルファス材料からな
るクラッド内に充てんさせたファイバー型の光波長変換
素子であり、さらに詳しくは、クラッドにおける波長変
換波の放射モードとコアにおける基本波の導波モードに
よって作られる非線形分極波との間で位相整合を取り、
コアに入射された相異なる波長の第1および第2の基本
波を波長変換してクラッド中に放射させるいわゆるチェ
レンコフ放射タイプの光波長変換素子である。
るコアをそれよりも低屈折率のアモルファス材料からな
るクラッド内に充てんさせたファイバー型の光波長変換
素子であり、さらに詳しくは、クラッドにおける波長変
換波の放射モードとコアにおける基本波の導波モードに
よって作られる非線形分極波との間で位相整合を取り、
コアに入射された相異なる波長の第1および第2の基本
波を波長変換してクラッド中に放射させるいわゆるチェ
レンコフ放射タイプの光波長変換素子である。
上記構成においては、波長変換波として和周波、差周
波、和周波および差周波、第1および第2の基本波の各
第2高調波、和周波と差周波の一方あるいは双方に加え
て一方の基本波の第2高調波、さらには和周波と差周波
の一方あるいは双方に加えて第1および第2の基本波の
各第2高調波を発生させ、それらの波長変換波と基本波
との位相整合を上述のようにして取ることができる。
波、和周波および差周波、第1および第2の基本波の各
第2高調波、和周波と差周波の一方あるいは双方に加え
て一方の基本波の第2高調波、さらには和周波と差周波
の一方あるいは双方に加えて第1および第2の基本波の
各第2高調波を発生させ、それらの波長変換波と基本波
との位相整合を上述のようにして取ることができる。
上述のようにして位相整合を取る場合の位相整合条件
は、和周波については、第1、第2の基本波の波長を各
々λ1、λ2、波長変換波の波長をλ3、波長λ1の基
本波の角周波数をω1、波長λ2の基本波の角周波数を
ω2とし、クラッドの和周波に対する屈折率を▲n
ω1+ω2 clad▼、和周波のクラッドへの放射角度(位
相整合角)をθω1+ω2、第1、第2の基本波に対す
るコアの実効屈折率を各々▲nω1 eff▼、▲nω2 eff
▼とすると、 であり、差周波については、クラッドの差周波に対する
屈折率を▲nω1−ω2 clad▼、差周波のクラッドへの
放射角度(位相整合角)をθω1−ω2とすると、 である。
は、和周波については、第1、第2の基本波の波長を各
々λ1、λ2、波長変換波の波長をλ3、波長λ1の基
本波の角周波数をω1、波長λ2の基本波の角周波数を
ω2とし、クラッドの和周波に対する屈折率を▲n
ω1+ω2 clad▼、和周波のクラッドへの放射角度(位
相整合角)をθω1+ω2、第1、第2の基本波に対す
るコアの実効屈折率を各々▲nω1 eff▼、▲nω2 eff
▼とすると、 であり、差周波については、クラッドの差周波に対する
屈折率を▲nω1−ω2 clad▼、差周波のクラッドへの
放射角度(位相整合角)をθω1−ω2とすると、 である。
一方、第1の基本波の第2高調波についての位相整合条
件は、クラッドのこの第2高調波に対する屈折率を▲n
2ω1 clad▼、第2高調波のクラッドへの放射角度(位
相整合角)をθ2ω1とすると、 であり、また第2の基本波の第2高調波についての位相
整合条件は、クラッドのこの第2高調波に対する屈折率
を▲n2ω2 clad▼、第2高調波のクラッドへの放射角
度(位相整合角)をθ2ω2とすると、 である。
件は、クラッドのこの第2高調波に対する屈折率を▲n
2ω1 clad▼、第2高調波のクラッドへの放射角度(位
相整合角)をθ2ω1とすると、 であり、また第2の基本波の第2高調波についての位相
整合条件は、クラッドのこの第2高調波に対する屈折率
を▲n2ω2 clad▼、第2高調波のクラッドへの放射角
度(位相整合角)をθ2ω2とすると、 である。
クラッドに放射する波長変換波の放射モードは連続スペ
クトラムを有するので、換言すれば、放射角度は任意の
値を取りうるので、クラッドの屈折率▲nω1+ω2
clad▼、▲nω1−ω2 clad▼、▲n2ω1 clad▼、▲
n2ω2 clad▼と、実効屈折率▲nω1 eff▼、▲n
ω2 eff▼について大きな自由度の下に上記(1)〜
(4)の各条件を同時に満足させることもできる。つま
り位相整合角を一般的にθとすれば、 cosθ<1 であるから、条件(1)については、 でありさえすれば位相整合が取れ、また条件(2)につ
いては、 でありさえすれば位相整合が取れ、また条件(3)につ
いては、▲n2ω1 clad▼>▲nω1 eff▼ でありさえすれば位相整合が取れ、また条件(4)につ
いては、▲n2ω2 clad▼>▲nω2 eff▼ でありさえすれば、位相整合が取れることになる。
クトラムを有するので、換言すれば、放射角度は任意の
値を取りうるので、クラッドの屈折率▲nω1+ω2
clad▼、▲nω1−ω2 clad▼、▲n2ω1 clad▼、▲
n2ω2 clad▼と、実効屈折率▲nω1 eff▼、▲n
ω2 eff▼について大きな自由度の下に上記(1)〜
(4)の各条件を同時に満足させることもできる。つま
り位相整合角を一般的にθとすれば、 cosθ<1 であるから、条件(1)については、 でありさえすれば位相整合が取れ、また条件(2)につ
いては、 でありさえすれば位相整合が取れ、また条件(3)につ
いては、▲n2ω1 clad▼>▲nω1 eff▼ でありさえすれば位相整合が取れ、また条件(4)につ
いては、▲n2ω2 clad▼>▲nω2 eff▼ でありさえすれば、位相整合が取れることになる。
また上記(1)〜(4)式のうちの複数を同時に満たす
屈折率▲nω1+ω2 clad▼、▲nω1−ω2 clad▼、
▲n2ω1 clad▼、▲n2ω2 clad▼と、実効屈折率▲
nω1 eff▼、▲nω2 eff▼が設定できれば、複数の波
長変換波を同時に取り出せることになるが、本発明の光
波長変換素子においては、クラッドにアモルファス材料
を用いているので、そのようなことも可能となる。つま
りこのクラッドを例えばガラスから形成する場合、その
屈折率は1.4〜1.9(波長587.6nmのナトリウムd線に対
する値)と広範囲に亘り、また屈折率の波長分散もνd
=20〜85と広範囲に亘るので、上記(1)〜(4)の位
相整合条件を複数満足しうるクラッドを形成することが
可能となるのである。また実効屈折率▲nω1 eff▼、
▲nω2 eff▼は、クラッドの屈折率と基本波波長等が
決まればコア径次第で一義的に決まってしまうが、上述
のようにクラッドの屈折率および屈折率の波長分散の選
択の自由度が大きいため、このコア径を精密に制御する
ことなくかつ任意に変えても、所望の実効屈折率を得る
ことができる。
屈折率▲nω1+ω2 clad▼、▲nω1−ω2 clad▼、
▲n2ω1 clad▼、▲n2ω2 clad▼と、実効屈折率▲
nω1 eff▼、▲nω2 eff▼が設定できれば、複数の波
長変換波を同時に取り出せることになるが、本発明の光
波長変換素子においては、クラッドにアモルファス材料
を用いているので、そのようなことも可能となる。つま
りこのクラッドを例えばガラスから形成する場合、その
屈折率は1.4〜1.9(波長587.6nmのナトリウムd線に対
する値)と広範囲に亘り、また屈折率の波長分散もνd
=20〜85と広範囲に亘るので、上記(1)〜(4)の位
相整合条件を複数満足しうるクラッドを形成することが
可能となるのである。また実効屈折率▲nω1 eff▼、
▲nω2 eff▼は、クラッドの屈折率と基本波波長等が
決まればコア径次第で一義的に決まってしまうが、上述
のようにクラッドの屈折率および屈折率の波長分散の選
択の自由度が大きいため、このコア径を精密に制御する
ことなくかつ任意に変えても、所望の実効屈折率を得る
ことができる。
また高い波長変換効率を実現するためには、第1の基本
波もまた第2の基本波もシングルモードで導波させるこ
とが必要となるが、このことも、上述のようにクラッド
にアモルファス材料を用いることによって実現可能とな
る。すなわちこのアモルファス材料の屈折率の波長分散
は上述のように広範囲の値をとるから、第5図に示すよ
うに、コアの材料と同じような波長分散をとるクラッド
材料を選択することも可能となる。こうすれば、第1の
基本波の波長λ1に対するコアとクラッドとの屈折率差
Δn1と、第2の基本波の波長λ2に対するコアとクラ
ッドとの屈折率差Δn1とを略等しくすることができ
る。したがって第6図に示すモード分散曲線から分かる
ように、波長λ1の光もまた波長λ2の光もシングルモ
ードで導波させることができるコア径が容易に設定可能
となる。なお第6図中、ncoreはコアの屈折率である。
波もまた第2の基本波もシングルモードで導波させるこ
とが必要となるが、このことも、上述のようにクラッド
にアモルファス材料を用いることによって実現可能とな
る。すなわちこのアモルファス材料の屈折率の波長分散
は上述のように広範囲の値をとるから、第5図に示すよ
うに、コアの材料と同じような波長分散をとるクラッド
材料を選択することも可能となる。こうすれば、第1の
基本波の波長λ1に対するコアとクラッドとの屈折率差
Δn1と、第2の基本波の波長λ2に対するコアとクラ
ッドとの屈折率差Δn1とを略等しくすることができ
る。したがって第6図に示すモード分散曲線から分かる
ように、波長λ1の光もまた波長λ2の光もシングルモ
ードで導波させることができるコア径が容易に設定可能
となる。なお第6図中、ncoreはコアの屈折率である。
また上記のようにクラッドの屈折率の選択の自由度が高
いので、各波長λ1、λ2に対するモードフィールド径
の設定の自由度も高くなる。したがって、このモールド
フィールド径が極端に小さくならないようにして、素子
への光入力を容易化することもできる。
いので、各波長λ1、λ2に対するモードフィールド径
の設定の自由度も高くなる。したがって、このモールド
フィールド径が極端に小さくならないようにして、素子
への光入力を容易化することもできる。
(実施例) 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を詳細に説明
する。
する。
第1図は本発明の一実施例による光波長変換素子を示す
ものである。この光波長変換素子10は、コア11がそれよ
りも低屈折率のクラッド12内に充てんされてなる光ファ
イバーであり、波長1300nmの第1の基本波と波長800nm
の第2の基本波を入射させて、赤、緑、青の3色の波長
変換波を得るように構成されている。コア11は下記の分
子式 で示される非線形光学材料(3.5−ジメチル−1−(4
−ニトロフェニル)ピラゾール:以下PRAと称する)の
単結晶から形成され、またこのコアを構成するPRAの結
晶配向方向は、そのc軸が略コアの長軸方向に延びる向
きに設定されている。なお第2図に、このPRAのバルク
結晶構造を示す。このPRAの結晶は斜方晶系をなし、点
群はmm2である。したがって非線形光学定数のテンソル
は、 となる。ここでd31は、第2図に示すように結晶軸a、
b、cに対して定まる光学軸X、Y、Zを考えたとき、
X方向に直線偏光した光(以下、X偏光という。Y、Z
についても同様。)を基本波として入射させてZ偏光の
波長変換枚を取り出す場合の非線形光学定数であり、同
様にd32はY偏光の基本波を入射させてZ偏光の波長変
換波を取り出す場合の非線形光学定数、d33はZ偏光の
基本波を入射させてZ偏光の波長変換波を取り出す場合
の非線形光学定数、d24はYとZ偏光の基本波を入射さ
せてY偏光の波長変換波を取り出す場合の非線形光学定
数、d15はXとZ偏光の基本波を入射させてX偏光の波
長変換波を取り出す場合の非線形光学定数である。各非
線形光学定数の大きさを下表に示す。
ものである。この光波長変換素子10は、コア11がそれよ
りも低屈折率のクラッド12内に充てんされてなる光ファ
イバーであり、波長1300nmの第1の基本波と波長800nm
の第2の基本波を入射させて、赤、緑、青の3色の波長
変換波を得るように構成されている。コア11は下記の分
子式 で示される非線形光学材料(3.5−ジメチル−1−(4
−ニトロフェニル)ピラゾール:以下PRAと称する)の
単結晶から形成され、またこのコアを構成するPRAの結
晶配向方向は、そのc軸が略コアの長軸方向に延びる向
きに設定されている。なお第2図に、このPRAのバルク
結晶構造を示す。このPRAの結晶は斜方晶系をなし、点
群はmm2である。したがって非線形光学定数のテンソル
は、 となる。ここでd31は、第2図に示すように結晶軸a、
b、cに対して定まる光学軸X、Y、Zを考えたとき、
X方向に直線偏光した光(以下、X偏光という。Y、Z
についても同様。)を基本波として入射させてZ偏光の
波長変換枚を取り出す場合の非線形光学定数であり、同
様にd32はY偏光の基本波を入射させてZ偏光の波長変
換波を取り出す場合の非線形光学定数、d33はZ偏光の
基本波を入射させてZ偏光の波長変換波を取り出す場合
の非線形光学定数、d24はYとZ偏光の基本波を入射さ
せてY偏光の波長変換波を取り出す場合の非線形光学定
数、d15はXとZ偏光の基本波を入射させてX偏光の波
長変換波を取り出す場合の非線形光学定数である。各非
線形光学定数の大きさを下表に示す。
なお上の表においてはX線結晶構造解析による値、
はMakerFrige法による実測値(ともに波長1.064μmの
基本波に対する値)であり、単位は双方とも[x10-9es
u]である。
はMakerFrige法による実測値(ともに波長1.064μmの
基本波に対する値)であり、単位は双方とも[x10-9es
u]である。
クラッド12はSG8ガラスから形成され、その外径は約5mm
とされている。一方コア11の直径は、1μmとされてい
る。
とされている。一方コア11の直径は、1μmとされてい
る。
ここで、上記光波長変換素子10の作成方法について説明
する。まずクラッド12となる中空のガラスファイバー1
2′が用意される。このガラスファイバー12′は上記のS
F8ガラスからなり、外径が5mm程度で、中空部の径が1
μmのものである。そして第3図に示すように、炉内等
においてPRAを融液状態に保ち、この融液11′内にガラ
スファイバー12′の一端部を浸入させる。すると毛細管
現象により、融液状態のPRAがガラスファイバー12′の
中空部内に進入する。なお該融液11′の温度は、PRAの
分解を防止するため、その融点(102℃)よりも僅かに
高い温度とする。その後ガラスファイバー12′を急冷さ
せると、中空部に進入していたPRAが多結晶化する。
する。まずクラッド12となる中空のガラスファイバー1
2′が用意される。このガラスファイバー12′は上記のS
F8ガラスからなり、外径が5mm程度で、中空部の径が1
μmのものである。そして第3図に示すように、炉内等
においてPRAを融液状態に保ち、この融液11′内にガラ
スファイバー12′の一端部を浸入させる。すると毛細管
現象により、融液状態のPRAがガラスファイバー12′の
中空部内に進入する。なお該融液11′の温度は、PRAの
分解を防止するため、その融点(102℃)よりも僅かに
高い温度とする。その後ガラスファイバー12′を急冷さ
せると、中空部に進入していたPRAが多結晶化する。
次いでこの光ファイバー12′を、PRAの融点より高い温
度(例えば102.5℃)に保たれた炉内から、該融点より
低い温度に保たれた炉外に徐々に引き出すことにより、
溶融状態のPRAを炉外への引出し部分から単結晶化させ
る。それにより、50mm以上もの長い範囲に亘って単結晶
状態となり、結晶方位も一定に揃ったコア11が形成さ
れ、光波長変換素子10を十分に長くすることができる。
周知のようにこの種の光波長変換素子の波長変換効率は
素子の長さに比例するので、光波長変換素子は長いほど
実用的価値が高くなる。
度(例えば102.5℃)に保たれた炉内から、該融点より
低い温度に保たれた炉外に徐々に引き出すことにより、
溶融状態のPRAを炉外への引出し部分から単結晶化させ
る。それにより、50mm以上もの長い範囲に亘って単結晶
状態となり、結晶方位も一定に揃ったコア11が形成さ
れ、光波長変換素子10を十分に長くすることができる。
周知のようにこの種の光波長変換素子の波長変換効率は
素子の長さに比例するので、光波長変換素子は長いほど
実用的価値が高くなる。
上述のようにしてPRAをガラスファイバー12′内に単結
晶状態で充てんさせると、その結晶配向状態は第4図図
示のように、c軸(光学軸はX軸)がコア軸方向に延び
る状態となる。
晶状態で充てんさせると、その結晶配向状態は第4図図
示のように、c軸(光学軸はX軸)がコア軸方向に延び
る状態となる。
なお上記のようにしてPRAを単結晶化させるためには、
例えば本願出願人による特願昭61−075078号明細書に示
されるようなブリッジマン炉を用いる方法が利用可能で
ある。またガラスファイバー12′の引出し速度は、例え
ば5mm/h程度とするとよい。
例えば本願出願人による特願昭61−075078号明細書に示
されるようなブリッジマン炉を用いる方法が利用可能で
ある。またガラスファイバー12′の引出し速度は、例え
ば5mm/h程度とするとよい。
以上述べたようにしてコア11が充てんされた後、ガラス
ファイバー12′の両端をファイバーカッターで切断し
て、長さ10mmの光波長変換素子10を形成した。
ファイバー12′の両端をファイバーカッターで切断し
て、長さ10mmの光波長変換素子10を形成した。
この光波長変換素子10は、第1図図示のようにして使用
される。第1の半導体レーザー20から発せられた波長λ
1=1300nmのレーザービーム(第1の基本波)21は、コ
リメートレンズ22によって平行ビーム化された上でビー
ムスプリッタ25に通され、また第2の半導体レーザー30
から発せられた波長λ2=800nmのレーザービーム(第
2の基本波)31も、コリメートレンズ32によって平行ビ
ーム化された上で上記ビームスプリッタ25に通され、こ
うして第1および第2の基本波21、31が1本のビームに
合波される。なお基本波21、31は、ダイクロイックミラ
ー等を用いて合波させることもできる。合波された両基
本波21、31は、集光32ンズ26によって小さなビームスポ
ットに絞られ、コア11の端面11aに照射される。それに
より、両基本波21、31がコア11内に入射する。なお一例
として、第1の半導体レーザー20には光通信用の出力10
0mWのものを用い、第2の半導体レーザー30にはオプテ
ィカル・ディスク用の出力80mWのものを用いた。
される。第1の半導体レーザー20から発せられた波長λ
1=1300nmのレーザービーム(第1の基本波)21は、コ
リメートレンズ22によって平行ビーム化された上でビー
ムスプリッタ25に通され、また第2の半導体レーザー30
から発せられた波長λ2=800nmのレーザービーム(第
2の基本波)31も、コリメートレンズ32によって平行ビ
ーム化された上で上記ビームスプリッタ25に通され、こ
うして第1および第2の基本波21、31が1本のビームに
合波される。なお基本波21、31は、ダイクロイックミラ
ー等を用いて合波させることもできる。合波された両基
本波21、31は、集光32ンズ26によって小さなビームスポ
ットに絞られ、コア11の端面11aに照射される。それに
より、両基本波21、31がコア11内に入射する。なお一例
として、第1の半導体レーザー20には光通信用の出力10
0mWのものを用い、第2の半導体レーザー30にはオプテ
ィカル・ディスク用の出力80mWのものを用いた。
上述のようにしてコア11に入射した第1、第2の基本波
21、31は、このコア11を構成する非線形光学材料である
PRAにより、各々の第2高調波21′、31′および和周波4
1に変換される。ここで第1の半導体レーザー20は、第
1の基本波21の直線偏光の向きがY軸方向となるように
配置されており、一方第2の半導体レーザー30は、第2
の基本波31の直線偏光の向きがZ軸方向となるように配
置されている。したがって第1の基本波21は、非線形光
学定数d32の下に波長λ1/2=650nmの赤色の第2高調波
21′に変換され、一方、第2の基本波31は、非線形光学
定数d33の下に波長λ2/2=400nmの青色の第2高調波3
1′に変換される。また基本波21、31は、非線形光学定
数d24の下に波長λ3=495nm(1/λ3=1/λ1+1/
λ2)の緑色の和周波41に変換される。すなわち、Y偏
光の第1の基本波21の電界の強さを▲Eω1 Y▼とし、
Z偏光の第2の基本波31の電界の強さを▲Eω2 Z▼と
すると、Z偏光の第2高調波31′の分極▲P
2ω1 Z▼、Z偏光の第2高調波31′の分極▲P2ω2
Z▼、Y偏光の和周波41の分極▲Pω1+ω2 Y▼はそ
れぞれ、 となる。
21、31は、このコア11を構成する非線形光学材料である
PRAにより、各々の第2高調波21′、31′および和周波4
1に変換される。ここで第1の半導体レーザー20は、第
1の基本波21の直線偏光の向きがY軸方向となるように
配置されており、一方第2の半導体レーザー30は、第2
の基本波31の直線偏光の向きがZ軸方向となるように配
置されている。したがって第1の基本波21は、非線形光
学定数d32の下に波長λ1/2=650nmの赤色の第2高調波
21′に変換され、一方、第2の基本波31は、非線形光学
定数d33の下に波長λ2/2=400nmの青色の第2高調波3
1′に変換される。また基本波21、31は、非線形光学定
数d24の下に波長λ3=495nm(1/λ3=1/λ1+1/
λ2)の緑色の和周波41に変換される。すなわち、Y偏
光の第1の基本波21の電界の強さを▲Eω1 Y▼とし、
Z偏光の第2の基本波31の電界の強さを▲Eω2 Z▼と
すると、Z偏光の第2高調波31′の分極▲P
2ω1 Z▼、Z偏光の第2高調波31′の分極▲P2ω2
Z▼、Y偏光の和周波41の分極▲Pω1+ω2 Y▼はそ
れぞれ、 となる。
次に、上述の各変換波と、それらに変換される前の基本
波との位相整合について述べる。まず、コア11を構成す
るPRAの第1の基本波21(λ1=1300nm:Y偏光)に対す
る屈折率▲nω1 Y▼、第2の基本波31(λ2=800nm:
Z偏光)に対する屈折率▲nω2 Z▼、そしてクラッド1
2を構成するSF8ガラスの第2高調波21′に対する屈折率
▲n2ω1 clad▼、第2高調波31′に対する屈折率▲n
2ω2 clad▼、和周波41に対する屈折率▲nω1+ω2
clad▼は、以下の通りである。
波との位相整合について述べる。まず、コア11を構成す
るPRAの第1の基本波21(λ1=1300nm:Y偏光)に対す
る屈折率▲nω1 Y▼、第2の基本波31(λ2=800nm:
Z偏光)に対する屈折率▲nω2 Z▼、そしてクラッド1
2を構成するSF8ガラスの第2高調波21′に対する屈折率
▲n2ω1 clad▼、第2高調波31′に対する屈折率▲n
2ω2 clad▼、和周波41に対する屈折率▲nω1+ω2
clad▼は、以下の通りである。
また前述のようにコア径を1μm、クラッド径を約5mm
としたときの、第1の基本波21、第2の基本波31に対す
るコア11の実効屈折率▲nω1 eff▼、▲nω2 eff▼は
ともに1.68である。
としたときの、第1の基本波21、第2の基本波31に対す
るコア11の実効屈折率▲nω1 eff▼、▲nω2 eff▼は
ともに1.68である。
以上の条件の下では、 前述の(1)式はθω1+ω2=約10° (3)式はθ2ω1=約3° (4)式はθ2ω2=約14° のとき成立する。先に述べたように、波長変換波のクラ
ッドへの放射モードは連続スペクトラムを有するので、
上記のような放射角度θω1+ω2、θ2ω1、θ
2ω2はすべて実現され、よって(1)、(3)、
(4)の位相整合条件がすべて満足される。
ッドへの放射モードは連続スペクトラムを有するので、
上記のような放射角度θω1+ω2、θ2ω1、θ
2ω2はすべて実現され、よって(1)、(3)、
(4)の位相整合条件がすべて満足される。
以上より、第1の基本波21の第2高調波である波長650n
mの赤色の光ビーム21′、第1の基本波21と第2の基本
波31の和周波である波長495nmの緑色の光ビーム41、お
よび第2の基本波31の第2高調波である波長400nmの青
色の光ビーム31′がそれぞれ高強度の状態で素子端面10
bから取り出されうる。これら3色の光ビーム21′、3
1′および41は、混合状態で素子端面10bから出射する
が、フィルターに通す等により、各々単色のビームに分
離されうる。なお特に、第1の基本波と第2の基本波と
してそれぞれ波長1300nm、900nmの光を用いることによ
り、それぞれの第2高調波および和周波として650nm、4
50nm、532nmの赤、青、緑の3原色の波長変換波を得る
こともできる。
mの赤色の光ビーム21′、第1の基本波21と第2の基本
波31の和周波である波長495nmの緑色の光ビーム41、お
よび第2の基本波31の第2高調波である波長400nmの青
色の光ビーム31′がそれぞれ高強度の状態で素子端面10
bから取り出されうる。これら3色の光ビーム21′、3
1′および41は、混合状態で素子端面10bから出射する
が、フィルターに通す等により、各々単色のビームに分
離されうる。なお特に、第1の基本波と第2の基本波と
してそれぞれ波長1300nm、900nmの光を用いることによ
り、それぞれの第2高調波および和周波として650nm、4
50nm、532nmの赤、青、緑の3原色の波長変換波を得る
こともできる。
なお上記の実施例においては、波長1300nmの第1の基本
波21もまた波長800nmの第2の基本波31もシングルモー
ドで導波する。また第1の基本波21、第2の基本波31の
モードフィールド径はそれぞれ2μm、3μmと、各波
長に比べて十分大きな値となっている。前述の集光レン
ズ26で基本波21、31をこの程度まで絞ることは簡単であ
り、したがって基本波21、31の素子10への入力は容易に
なされうる。
波21もまた波長800nmの第2の基本波31もシングルモー
ドで導波する。また第1の基本波21、第2の基本波31の
モードフィールド径はそれぞれ2μm、3μmと、各波
長に比べて十分大きな値となっている。前述の集光レン
ズ26で基本波21、31をこの程度まで絞ることは簡単であ
り、したがって基本波21、31の素子10への入力は容易に
なされうる。
以上述べた実施例においては、相異なる波長の2種の基
本波の各第2高調波と、和周波との計3種の波長変換波
を同時に得るようにしているが、前述した通り本発明の
光波長変換素子においては、クラッドを、屈折率および
屈折率の波長分散の選択性が極めて広いアモルファス材
料から形成するようにしたので、任意の非線形定数(例
えば前述のd32、d33、d31等)を使うこともでき、前記
(1)〜(4)の位相整合条件が容易に満たされるよう
になる。したがって、これら(1)〜(4)の位相整合
条件の中のある1つ、あるいは複数を選択的に満足させ
ることも容易であり、それにより、所望する波長変換波
を随時に得ることが可能となる。以下に、各場合の基本
波波長、クラッド材料、クラッド屈折率、コアの実効屈
折率、コア径等の例を示す。
本波の各第2高調波と、和周波との計3種の波長変換波
を同時に得るようにしているが、前述した通り本発明の
光波長変換素子においては、クラッドを、屈折率および
屈折率の波長分散の選択性が極めて広いアモルファス材
料から形成するようにしたので、任意の非線形定数(例
えば前述のd32、d33、d31等)を使うこともでき、前記
(1)〜(4)の位相整合条件が容易に満たされるよう
になる。したがって、これら(1)〜(4)の位相整合
条件の中のある1つ、あるいは複数を選択的に満足させ
ることも容易であり、それにより、所望する波長変換波
を随時に得ることが可能となる。以下に、各場合の基本
波波長、クラッド材料、クラッド屈折率、コアの実効屈
折率、コア径等の例を示す。
位相整合条件(3)と(4)を満足させて2種の第2高
調波を取り出す場合。
調波を取り出す場合。
基本波波長はλ1=1300nm、λ2=800nmとする。クラ
ッドにはSF15ガラスを用いてクラッド径は2mmとし、コ
アには前述のPRAを用いてコア径は1.0μmとする。PRA
の非線形定数はd32のみを用い、その屈折率は である。上記の両基本波をY偏光で入力すると、Z偏光
で同時に2種の第2高周波を取り出せる。
ッドにはSF15ガラスを用いてクラッド径は2mmとし、コ
アには前述のPRAを用いてコア径は1.0μmとする。PRA
の非線形定数はd32のみを用い、その屈折率は である。上記の両基本波をY偏光で入力すると、Z偏光
で同時に2種の第2高周波を取り出せる。
位相整合条件(1)と(3)あるいは(1)と(4)を
満足させて和周波と1つの第2高調波を取り出す場合。
満足させて和周波と1つの第2高調波を取り出す場合。
基本波波長はλ1=1300nm、λ2=800nmとする。クラ
ッドにはSF5ガラスを用いてクラッド径は5mmとし、コア
には前述のPRAを用いてコア径は1.1μmとする。PRAの
非線形定数は、波長λ2の基本波を第2高調波に変換す
るためにはd33を用い、和周波発生用にはd24を用いる。
PRAの屈折率は である。波長λ1の基本波はY偏光で、一方波長λ2の
基本波はZ偏光で入力すると、上記第2高調波をZ偏光
で、また和周波をY偏光で取り出すことができる。この
場合、λ1=1300nmの基本波のパワーを極力大きくする
一方、λ2=800nmの基本波のパワーを極力小さくする
ことにより、第2高調波のパワーを小さくして、和周波
のみを強く取り出すこともできる。
ッドにはSF5ガラスを用いてクラッド径は5mmとし、コア
には前述のPRAを用いてコア径は1.1μmとする。PRAの
非線形定数は、波長λ2の基本波を第2高調波に変換す
るためにはd33を用い、和周波発生用にはd24を用いる。
PRAの屈折率は である。波長λ1の基本波はY偏光で、一方波長λ2の
基本波はZ偏光で入力すると、上記第2高調波をZ偏光
で、また和周波をY偏光で取り出すことができる。この
場合、λ1=1300nmの基本波のパワーを極力大きくする
一方、λ2=800nmの基本波のパワーを極力小さくする
ことにより、第2高調波のパワーを小さくして、和周波
のみを強く取り出すこともできる。
位相整合条件(1)と(2)と(3)あるいは(1)と
(2)と(4)を満足させて和周波、差周波と1つの第
2高調波を取り出す場合。
(2)と(4)を満足させて和周波、差周波と1つの第
2高調波を取り出す場合。
基本波波長はλ1=1300nm、λ2=800nmとする。クラ
ッドにはSF8ガラスを用いてクラッド径は5mmとし、コア
には前述のPRAを用いてコア径は1.4μmとする。PRAの
非線形定数は、波長λ2の基本波を第2高調波に変換す
るためにはd33のみを用い、和差周波発生用にはd24を用
いる。PRAの屈折率は である。波長λ1の基本波はY偏光で、一方波長λ2の
基本波はZ偏光で入力すると、両第2高調波をZ偏光
で、また和差周波をY偏光でとりだすことができる。こ
の場合、和周波の波長は495nm、差周波の波長は2080nm
である。
ッドにはSF8ガラスを用いてクラッド径は5mmとし、コア
には前述のPRAを用いてコア径は1.4μmとする。PRAの
非線形定数は、波長λ2の基本波を第2高調波に変換す
るためにはd33のみを用い、和差周波発生用にはd24を用
いる。PRAの屈折率は である。波長λ1の基本波はY偏光で、一方波長λ2の
基本波はZ偏光で入力すると、両第2高調波をZ偏光
で、また和差周波をY偏光でとりだすことができる。こ
の場合、和周波の波長は495nm、差周波の波長は2080nm
である。
位相整合条件(1)と(2)と(3)と(4)を満足さ
せて和周波、差周波と2種の第2高調波を取り出す場
合。
せて和周波、差周波と2種の第2高調波を取り出す場
合。
基本波波長はλ1=1300nm、λ2=800nmとする。クラ
ッドにはSF8ガラスを用いてクラッド径は5mmとし、コア
には前述のPRAを用いてコア径は1.8μmとする。PRAの
非線形定数は、波長λ1の基本波を第2高調波に変換す
るためにはd32を用い、波長λ2の基本波を第2高調波
に変換するためにはd33を用い、和差周波発生用にはd24
を用いる。PRAの屈折率は である。波長λ1の基本波はY偏光で、一方波長λ2の
基本波はZ偏光で入力すると、両第2高調波をZ偏光
で、また和差周波をY偏光でとりだすことができる。な
おこの場合、波長λ1の基本波の導波モードは、1次モ
ードとなる。
ッドにはSF8ガラスを用いてクラッド径は5mmとし、コア
には前述のPRAを用いてコア径は1.8μmとする。PRAの
非線形定数は、波長λ1の基本波を第2高調波に変換す
るためにはd32を用い、波長λ2の基本波を第2高調波
に変換するためにはd33を用い、和差周波発生用にはd24
を用いる。PRAの屈折率は である。波長λ1の基本波はY偏光で、一方波長λ2の
基本波はZ偏光で入力すると、両第2高調波をZ偏光
で、また和差周波をY偏光でとりだすことができる。な
おこの場合、波長λ1の基本波の導波モードは、1次モ
ードとなる。
なお、本発明においてコアを形成する非線形光学材料と
しては、非線形光学定数が大きい有機非線形光学材料を
用いるのが好ましく、そのような材料としては前述した
PRAの他に、例えば下記の分子式 で示される非線形光学材料(3,5−ジメチル−1(4−
ニトロフェニル)−1,2,4−トリアゾール)が好適に用
いられうる。
しては、非線形光学定数が大きい有機非線形光学材料を
用いるのが好ましく、そのような材料としては前述した
PRAの他に、例えば下記の分子式 で示される非線形光学材料(3,5−ジメチル−1(4−
ニトロフェニル)−1,2,4−トリアゾール)が好適に用
いられうる。
(発明の効果) 以上詳細に説明した通り本発明の光波長変換素子は、波
長変換波のクラッドへの放射モードが連続スペクトラム
を有するようになるチェレンコフ放射タイプのものとし
て形成した上で、クラッドを、屈折率および屈折率の波
長分散の選択の自由度が極めて高いアモルファス材料か
ら形成したことにより、相異なる波長の2種の基本波を
共にシングルモードで導波させることができ、そして波
長変換波と基本波との位相整合条件が容易に満たされる
ものとなる。したがって本発明の光波長変換素子によれ
ば、2種の基本波の和周波あるいは差周波、和周波と差
周波、あるいは2種の第2高調波、さらには第2高調波
と和周波、第2高調波と差周波等を随時に取り出すこと
ができる。
長変換波のクラッドへの放射モードが連続スペクトラム
を有するようになるチェレンコフ放射タイプのものとし
て形成した上で、クラッドを、屈折率および屈折率の波
長分散の選択の自由度が極めて高いアモルファス材料か
ら形成したことにより、相異なる波長の2種の基本波を
共にシングルモードで導波させることができ、そして波
長変換波と基本波との位相整合条件が容易に満たされる
ものとなる。したがって本発明の光波長変換素子によれ
ば、2種の基本波の和周波あるいは差周波、和周波と差
周波、あるいは2種の第2高調波、さらには第2高調波
と和周波、第2高調波と差周波等を随時に取り出すこと
ができる。
また本発明の光波長変換素子はファイバー型のものであ
るため、入射させる2種の基本波のパワー密度を上げ、
そして相互作用長を十分に長くとることも可能であるの
で、高い波長変換効率を実現できるものとなる。
るため、入射させる2種の基本波のパワー密度を上げ、
そして相互作用長を十分に長くとることも可能であるの
で、高い波長変換効率を実現できるものとなる。
さらに本発明の光波長変換素子は、上記のように屈折率
および屈折率の波長分散の選択の自由度が極めて高いア
モルファス材料でクラッドを形成するようにしたので、
モードフィールド径の設定の自由度が高くなり、したが
ってこのモードフィールド径を大きく設定して基本波の
入力を容易化できるという効果も奏する。
および屈折率の波長分散の選択の自由度が極めて高いア
モルファス材料でクラッドを形成するようにしたので、
モードフィールド径の設定の自由度が高くなり、したが
ってこのモードフィールド径を大きく設定して基本波の
入力を容易化できるという効果も奏する。
第1図は本発明の一実施例を示す概略図、 第2図は上記実施例のコア材料のバルク結晶構造を示す
概略図、 第3図は上記実施例の光波長変換素子を作成する方法を
説明する説明図、 第4図は上記実施例の光波長変換素子におけるコアの結
晶配向を示す概略図、 第5図は本発明に係るコアとクラッドの屈折率波長分散
の関係を示すグラフ、 第6図は本発明に係る光ファイバーのモード分散を示す
グラフである。 10…光波長変換素子、10b…素子端面 11…コア、11a…コア端面 12…クラッド、20…第1の半導体レーザー 21…第1の基本波 21′…第1の基本波の第2高調波 30…第2の半導体レーザー、31…第2の基本波 31′…第2の基本波の第2高調波、41…和周波
概略図、 第3図は上記実施例の光波長変換素子を作成する方法を
説明する説明図、 第4図は上記実施例の光波長変換素子におけるコアの結
晶配向を示す概略図、 第5図は本発明に係るコアとクラッドの屈折率波長分散
の関係を示すグラフ、 第6図は本発明に係る光ファイバーのモード分散を示す
グラフである。 10…光波長変換素子、10b…素子端面 11…コア、11a…コア端面 12…クラッド、20…第1の半導体レーザー 21…第1の基本波 21′…第1の基本波の第2高調波 30…第2の半導体レーザー、31…第2の基本波 31′…第2の基本波の第2高調波、41…和周波
Claims (6)
- 【請求項1】非線形光学材料のコアがそれよりも低屈折
率のアモルファス材料のクラッド内に充てんされてなる
ファイバーであって、コアに入射された相異なる波長の
第1および第2の基本波をそれらの和周波に変換してク
ラッド中に放射させ、その際クラッドにおける和周波の
放射モードとコアにおける第1および第2の基本波の導
波モードによって作られる、コア内の非線形分極波との
間で位相整合を取るように構成された光波長変換素子。 - 【請求項2】非線形光学材料のコアがそれよりも低屈折
率のアモルファス材料のクラッド内に充てんされてなる
ファイバーであって、コアに入射された相異なる波長の
第1および第2の基本波をそれらの差周波に変換してク
ラッド中に放射させ、その際クラッドにおける差周波の
放射モードとコアにおける第1および第2の基本波の導
波モードによって作られる、コア内の非線形分極波との
間で位相整合を取るように構成された光波長変換素子。 - 【請求項3】非線形光学材料のコアがそれよりも低屈折
率のアモルファス材料のクラッド内に充てんされてなる
ファイバーであって、コアに入射された相異なる波長の
第1および第2の基本波をそれらの和周波および差周波
に変換してクラッド中に放射させ、その際クラッドにお
ける和周波および差周波の放射モードとコアにおける第
1および第2の基本波の導波モードによって作られる、
コア内の非線形分極波との間で位相整合を取るように構
成された光波長変換素子。 - 【請求項4】非線形光学材料のコアがそれよりも低屈折
率のアモルファス材料のクラッド内に充てんされてなる
ファイバーであって、コアに入射された相異なる波長の
第1および第2の基本波を各々の第2高調波に変換して
クラッド中に放射させ、その際クラッドにおける第2高
調波の放射モードとコアにおける基本波の導波モードと
の間で位相整合を取るように構成された光波長変換素
子。 - 【請求項5】前記和周波および/または差周波に加え
て、前記第1および第2の基本波の一方をその第2高調
波に変換してクラッド中に放射させ、その際クラッドに
おける第2高調波の放射モードとコアにおける基本波の
導波モードとの間で位相整合を取るように構成されたこ
とを特徴とする請求項1、2または3記載の光波長変換
素子。 - 【請求項6】前記和周波および/または差周波に加え
て、前記第1の基本波と第2の基本波をそれぞれの第2
高調波に変換してクラッド中に放射させ、その際クラッ
ドにおける第2高調波の放射モードとコアにおける基本
波の導波モードとの間で位相整合を取るように構成され
たことを特徴とする請求項1、2または3記載の光波長
変換素子。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7275288A JPH0795176B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 光波長変換素子 |
| EP89105257A EP0334363B1 (en) | 1988-03-25 | 1989-03-23 | Optical wavelength converter device |
| DE68924188T DE68924188T2 (de) | 1988-03-25 | 1989-03-23 | Optischer Wellenlängenkonverter. |
| US07/328,266 US4952013A (en) | 1988-03-25 | 1989-03-24 | Optical wavelength converter device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7275288A JPH0795176B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 光波長変換素子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01244433A JPH01244433A (ja) | 1989-09-28 |
| JPH0795176B2 true JPH0795176B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=13498399
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7275288A Expired - Fee Related JPH0795176B2 (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 光波長変換素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0795176B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100568504B1 (ko) * | 2004-03-29 | 2006-04-07 | 한국전자통신연구원 | 공진 구조를 이용한 순차적 차주파수 생성장치 |
| JP5354582B2 (ja) * | 2009-03-04 | 2013-11-27 | 国立大学法人名古屋大学 | テラヘルツ波発生装置 |
| CN114984462B (zh) * | 2022-04-15 | 2024-03-26 | 南京航空航天大学 | 一种基于多通道成像的切伦科夫光剂量监测方法与装置 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP7275288A patent/JPH0795176B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01244433A (ja) | 1989-09-28 |
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