JPH0795873A - ワイン、ビール、清酒の製造方法 - Google Patents

ワイン、ビール、清酒の製造方法

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JPH0795873A
JPH0795873A JP4308126A JP30812692A JPH0795873A JP H0795873 A JPH0795873 A JP H0795873A JP 4308126 A JP4308126 A JP 4308126A JP 30812692 A JP30812692 A JP 30812692A JP H0795873 A JPH0795873 A JP H0795873A
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fermentation
temperature
ultrasonic waves
irradiated
wine
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JP4308126A
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Kazuo Matsuura
一雄 松浦
Keisuke Honda
敬介 本多
Masanori Sato
正典 佐藤
Hiroshi Sasaki
浩 佐々木
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OOZEKI KK
Honda Electronics Co Ltd
Seiko Corp
Ozeki Corp
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OOZEKI KK
Honda Electronics Co Ltd
Seiko Corp
Ozeki Corp
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  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、醸造工程において、醸造品を低温
に保持して微弱超音波を照射することにより、発酵を促
進し、芳醇な製品を製造するワイン、清酒の製造方法を
提供するものである。 【構成】 ジャファメンター1に醸造品を封入し、温度
制御装置6で醸造品の温度を摂氏15度以下に制御しな
がら醸造品を発酵させ、その発酵を促すために、発振回
路2から超音波振動子3に発振出力を供給して、超音波
振動子3からジャファメンター1内に微弱超音波を照射
する。このようにした製造方法で、醸造品を低温に保持
して微弱超音波を照射することにより、二酸化炭素がそ
の温度における飽和容量に減少するので、醸造品の発酵
が促進され、製造された製品は風味に好ましい影響を与
える香気成分が増加し、芳醇な製品が製造できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、果汁、麦汁とホップの
蒸煮液、白米を液化もしくは糖化したもの、蒸米及び麹
に水を加えた醸造品に微弱超音波を照射して発酵させる
ワイン、ビール、清酒の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイン及び清酒などの醸造酒を発酵させ
る場合、使用する発酵タンクの大小及び発酵中に操作す
る温度の高低に差異はあるが、原料をタンクに投入し、
製品の風味を好ましいものとするために、発酵中の温度
を所定の温度に管理する点で共通している。
【0003】この醸造酒で風味良好な製品を得るために
は、比較的低温で長期間にわたり発酵させることが好ま
しいが、発酵に必要な期間が長くなると、醸造酒を製造
する経費が嵩むので、発酵期間を短くすることが好まし
い。
【0004】しかし、発酵期間を短くするために、発酵
温度を上げると、製造の風味が損なわれ、又、色調の見
た目が悪くなることが知られている。
【0005】この醸造期間の短縮を図るために、ワイン
を醸造する発酵タンクの外壁に電気・機械変換器を取り
付け、発酵タンクが発酵する過程において、この電気・
機械変換器に低周波を流し続けることを特徴とするワイ
ンの醸造方法(特開平3−285670号公報参照)や
醸造過程において、醸造タンクの底部中央に音源を設置
し、醸造タンク内に音響を放出しながら醸造することを
特徴とするワインの醸造方法(特開平3−292877
号公報参照)が提案されている。
【0006】又、醸造酒の発酵は酵母が糖をアルコール
と二酸化炭素に変換し、その間に種々の代謝産物を生産
することにより進行され、さらに、酵母は発酵中の代謝
産物である二酸化炭素の溶存濃度が高レベルになると阻
害を受け、発酵の進行が遅延され、風味に好ましい影響
を与える脂肪酸エステルの生成が抑制されることが報告
されている(竹崎道代、日本醗酵工学会大会講演要旨
集、p152、1991)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たワインの醸造方法では、低周波の振動を醸造品に与え
るため、溶存二酸化炭素の低減の効果は少なく、又、脂
肪酸エステルの生成を促す能力は小さいという問題があ
った。
【0008】さらに、現在まで、超音波の照射による醸
造酒の熟成の実験報告は数多く提案されているが、従来
は、振動輻射面の面積当たりの出力が大きいため、化学
変化における分子結合をバラバラに離す作用を持ち、好
ましい醸造酒を得ることは不可能であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、醸造工程にお
いて、醸造品を予め決められた発酵温度より低くなるよ
うに温度制御して発酵させ、さらに、制御された温度に
おいて前記醸造品に微弱超音波を照射して、溶存する二
酸化炭素をその温度における飽和値以下に設定するとと
もに、脂肪酸エステルの発生を促進するものである。
【0010】
【作用】本発明では、ジャファメンターに半合成培地を
入れ、温度を摂氏15度以下に設定した後、半合成培地
に微弱な超音波を照射し、質量流量計で二酸化炭素の発
生を監視し、又、その後、風味に好ましい脂肪酸エステ
ルの量を計測した。
【0011】この半合成培地では、微弱超音波を照射し
たとき、二酸化炭素の発生量が多くなり、微弱超音波の
照射を停止すると、二酸化炭素の発生が少なくなった。
【0012】これにより、半合成培地の醸造中に微弱超
音波を照射し、二酸化炭素の発生がなくなるまで継続し
た後、醸造が停止されたので、その醸造時間を計測した
ところ醸造時間は自然醸造に比べて短縮され、又、好ま
しい脂肪酸エステルの発生量を計測したところ、脂肪酸
エステルが多く、風味の好ましい醸造酒を作ることがで
きた。
【0013】
【実施例1】図1は、本発明の方法を実施する醸造装置
の構成を示した図で、ジャファメンター1の底部に超音
波振動子3を接着し、この超音波振動子3に発振回路2
から電力を供給する。
【0014】又、二酸化炭素の発生量を計測するため
に、ジャファメンター1の上部に質量流量計4を装着
し、さらに、ジャファメンター1の内部の温度を計測す
る温度測定装置5を装着し、又、ジャファメンター1の
内部の温度を決められた温度に設定する温度制御装置6
をジャファメンター1に装着する。
【0015】このように構成したジャファメンター1
に、再現性を良く証明するために、グルコース100
g、ポリペプトン10g、リン酸カリウム5g、硫酸マ
グネシウム7水和物2g、を蒸留水に溶解させてpHを
5とした半合成培地を入れ、温度制御装置6により温度
を摂氏15度に一定に制御しながら酵母(Saccharomyce
scerevisiae、 日本醸造協会配布のk-701号)にて発酵
させた。この発酵開始から終了まで、発振回路2から超
音波振動子3に発振出力を供給し、輻射面当たりの音圧
が150mW/cm2の超音波を連続的に照射した。
【0016】又、同じ半合成培地を同様のジャファメン
ター1に入れ、同様の温度15度で一定に制御しながら
超音波を照射しないで発酵させた。
【0017】これらの発酵した半合成培地のアルコール
生成の経時変化を測定した所、図2の黒丸で示すよう
に、超音波を照射した半合成培地のアルコール濃度は4
0時間で発酵終了時点に達したが、超音波を照射しない
半合成培地は図2の白丸で示すように、70時間経過し
て発酵終了時点に達した。
【0018】又、超音波を照射した半合成培地の終了時
点における香気成分は、アセトアルデヒドが32.1p
pm、酢酸エチルが6.0ppm、イソブタノールが8.
9ppm、イソアミルアルコールが67.3ppm、酢
酸イソアミルが3.5ppm、カプロン酸エチルが1.0
であったが、超音波を照射しない半合成培地の終了時点
における香気成分はアセトアルデヒドが11.2pp
m、酢酸エチルが5.4ppm、イソブタノールが5.2
ppm、イソアミルアルコールが53.2ppm、酢酸
イソアミルが2.6ppm、カプロン酸エチルが1.1p
pmであり、官能に華やかな印象を与える酢酸イソアミ
ル及びイソアミルアルコールの濃度は超音波を照射した
半合成培地では、超音波を照射しない半合成培地に対し
て50%程度増加した。
【0019】次に、半合成培地をジャファメンター1に
入れ、質量流量計4で超音波照射による二酸化炭素の放
出を計測した所、超音波の照射期間Aでは、二酸化炭素
ガスの放出速度は大幅に増加し、超音波を照射しない期
間Bでは、二酸化炭素ガスの放出速度ガス減少した。
【0020】本発明では、このように半合成培地を低温
で一定に制御しながら超音波を照射すると、二酸化炭素
の放出が増加することによって溶存二酸化炭素濃度が低
下し、アルコールの発生時間が短縮され、又、低温で発
酵を促進させるので、風味に好ましい影響を与える香気
成分が増加するという利点がある。
【0021】
【実施例2】次に、図1の装置で、ワイン果汁(Cemilo
n、直糖濃度19.6w/v%)をジャファメンター1に
入れ、温度摂氏15度の一定条件で発酵させ、微弱超音
波を照射したワイン果汁と照射しないワイン果汁の2つ
の醸造品について二酸化炭素が減少した日数を計測し
た。
【0022】図4において、超音波を照射した醸造品で
は、黒丸で示すように二酸化炭素が19日で所定の量に
減少したのに対して、超音波を照射しない醸造品では、
白丸で示すように二酸化炭素は34日で所定の量に減少
した。
【0023】又、発酵終了後の成分を比較すると、超音
波を照射した醸造品は、アセトアルデヒドが14.5p
pm、イソブタノールは36.7ppm、イソアミルア
ルコールは123.9ppm、酢酸イソアミルは0.8p
pm、カプロン酸エチルは0.3ppmであるのに対し
て、超音波を照射しない醸造品はアセトアルデヒドが1
1.3ppm、イソブタノールは14.9ppm、イソア
ミルアルコールは95.1ppm、酢酸イソアミルは0.
1ppm、カプロン酸エチルは0.2ppmであり、官
能に華やかな印象を与えるイソアミルアルコールが超音
波を照射した醸造品では飛躍的に増加しているので、短
時間で非常においしいワインを醸造することができる。
【0024】
【実施例3】次に、図1の装置で、麦汁(直糖濃度12
w/v%)とホップの煮汁液をジャファメンター1に入
れ、温度摂氏15度の一定条件で発酵させ、微弱超音波
を照射した煮汁液と照射しない煮汁液の2つの醸造品に
ついて二酸化炭素が減少した日数を計測した。
【0025】図5において、超音波を照射した麦汁は黒
丸で示すように、9日で二酸化炭素発生により38g減
少したが、超音波を照射しない麦汁は二酸化炭素発生に
14日を必要とした。
【0026】
【実施例4】又、清酒の発酵工程における超音波照射の
影響を調べるために、掛米として山田錦(精米歩合50
%)、麹米として山田錦(精米歩合60%)を用い、2
段仕込み、踊り3日にて図1のジャファメンター1に仕
込みを行い、又、この時の温度は摂氏15度で一定と
し、超音波を照射した醸造品と超音波を照射しない醸造
品について、二酸化炭素の発生量を計測した。
【0027】その結果、「もと」と呼ばれる酵母を活性
化し、主発酵を行わせる誘導期間において、踊りから留
前にかけて、超音波を照射した醸造品では、黒丸で示す
ように二酸化炭素の減少量が白丸で示す超音波を照射し
ない醸造品の二酸化炭素の減少量に比べて非常に差があ
り、超音波を照射した醸造品は発酵が活発に進行すると
いう結果が得られた。
【0028】このように、清酒の醸造において、初期の
留までの段階で超音波を照射した場合、その醸造品の二
酸化炭素の発生が多く、発酵が促進され、そして、主醸
造が終了した清酒は非常に芳醇で、又、醸造期間が短
く、さらに、低温で醸造を行うことができた。
【0029】
【実施例5】図7において、留以降の清酒醪に対して超
音波を照射したもの(黒丸)と、超音波を照射しないも
の(白丸)の二酸化炭素発生を計測した。
【0030】その結果、所定量の二酸化炭素発生量に達
する為に必要とした時間は、超音波を照射した醪の方が
1日早かった。
【0031】
【実施例6】一夜水に浸漬した白米を粉砕し、白米1k
gに対して浸漬に使用した水も含めて水2.5Lを加
え、これに1.4CaCl2・2H2O/kg米、アミラ
ーゼ製剤であるコクゲン(大和化成)0.4g/kg米
及びプロテアーゼ製剤プロテアーゼアマノ(天野製薬)
0.g/kg米を加え、摂氏50度で、4時間液化し
た。
【0032】次に、摂氏97度で5分間煮沸し、摂氏5
7度に冷却した後、0.2kg麹/kg米とグルコアミ
ラーゼ製剤グルコアミラーゼアマノ(天野製薬)0.6
g/kg米を加えて摂氏57度で14時間加熱して糖化
を行った。
【0033】糖化した液を圧搾瀘過し、活性炭を加えて
30分放置し、0.45μmのフィルターで精密瀘過を
行い、最終的に乳酸にてpHを4.0に調整して仕込み
に供した。
【0034】このようにして得られた糖化液1Lを前記
ジャファーメンターに入れ、実施例1記載の酵母k−7
01を接種して摂氏15度にて発酵を行った。
【0035】この時、一方に出力150mW/cm2
超音波を照射し、もう一方は超音波を照射しなかった。
【0036】その結果、図8に示すように、超音波を照
射した場合(黒丸)は13日目に発酵が終了したのに対
して、無照射(白丸)の場合、イソアミルアルコール7
0.5ppm、酢酸イソアミル1.9ppmであった。
【0037】以上のように、糖化した白米を用いて清酒
を醸造させた場合にも超音波照射の効果が明らかであっ
た。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の醸造方法で
は、摂氏15度以下の一定温度に制御された醸造品に超
音波を照射することにより、発酵が促進され、溶存する
二酸化炭素がその温度における飽和含有量以下に制御さ
れるので、超音波を照射して発酵された製品は、低温で
発酵させるため、官能に華やかな印象を与える成分の生
成量が多くなり、芳醇で非常に質の高い製品を得ること
ができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する装置の構成図である。
【図2】本発明の実施例1の超音波を照射した半合成培
地と超音波を照射しない半合成培地のアルコール生成の
経時変化を示した図である。
【図3】本発明の実施例1の超音波を照射した半合成培
地と超音波を照射しない半合成培地に超音波を照射した
場合と、照射しない場合を示した図である。
【図4】本発明の実施例2の超音波を照射した果汁と超
音波を照射しない果汁の二酸化炭素の発生量を示した図
である。
【図5】本発明の実施例3の超音波を照射した麦汁とホ
ップの煮汁液と超音波を照射しない麦汁とホップの煮汁
液の二酸化炭素の減少量を示した図である。
【図6】本発明の実施例4の超音波を照射した掛米と超
音波を照射しない掛米の留の段階までの二酸化炭素の減
少量を示した図である。
【図7】本発明の実施例5の超音波を照射した掛米と超
音波を照射しない掛米の留以降の段階の二酸化炭素の減
少量を示した図である。
【符号の説明】
1 ジャファメンター 2 発振回路 3 超音波振動子 4 質量流量計 5 温度検出装置 6 温度制御装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月3日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する装置の構成図である。
【図2】本発明の実施例1の超音波を照射した半合成培
地と超音波を照射しない半合成培地のアルコール生成の
経時変化を示した図である。
【図3】本発明の実施例1の超音波を照射した半合成培
地と超音波を照射しない半合成培地に超音波を照射した
場合と、照射しない場合を示した図である。
【図4】本発明の実施例2の超音波を照射した果汁と超
音波を照射しない果汁の二酸化炭素の発生量を示した図
である。
【図5】本発明の実施例3の超音波を照射した麦汁とホ
ップの煮汁液と超音波を照射しない麦汁とホップの煮汁
液の二酸化炭素の減少量を示した図である。
【図6】本発明の実施例4の超音波を照射した掛米と超
音波を照射しない掛米の留の段階までの二酸化炭素の減
少量を示した図である。
【図7】本発明の実施例5の超音波を照射した掛米と超
音波を照射しない掛米の留以降の段階の二酸化炭素の減
少量を示した図である。
【図8】本発明の実施例6において、超音波を照射した
白米を糖化した液と超音波を照射しない白米を糖化した
液の発酵状態を炭酸ガスの減少量によって示した図出あ
る。
【符号の説明】 1 ジャファメンター 2 発振回路 3 超音波振動子 4 質量流量計 5 温度検出装置 6 温度制御装置
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項5】 前記醸造品は蒸米を原料としたものであ
り、前記微弱超音波は0.5mW/cm〜1W/cm
又は1リットル当たり0.5mW〜50Wであること
を特徴とする請求項1記載のワイン、ビール、清酒の製
造方法。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】又、醸造酒の発酵は酵母が糖をアルコール
と二酸化炭素に変換し、その間に種々の代謝産物を生産
することにより進行され、さらに、酵母は発酵中の代謝
産物である二酸化炭素の溶存濃度が高レベルになると阻
害を受け、発酵の進行が遅延され、風味に好ましい影響
を与える脂肪酸エステルの生成が抑制されることが報告
されている(竹崎道代、日本生物工学会講演要旨集、p
152、1991)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】このように構成したジャファメンター1
に、再現性を良く証明するために、グルコース100
g、ポリペプトン10g、リン酸−カリウム5g、硫酸
マグネシウム7水和物2g、を蒸留水に溶解させてpH
を5とした半合成培地を入れ、温度制御装置6により温
度を摂氏15度に一定に制御しながら酵母(Sacch
aromyces cerevisiae、 日本醸造
協会配布のk−701号)にて発酵させた。この発酵開
始から終了まで、発振回路2から超音波振動子3に発振
出力を供給し、輻射面当たりの音圧が150mW/cm
の超音波を連続的に照射した。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】又、発酵終了後の成分を比較すると、超音
波を照射した醸造品は、アセトアルデヒドが14.5p
pm、イソブタノールは36.7ppm、イソアミルア
ルコールは123.9ppm、酢酸イソアミルは0.8
ppm、カプロン酸エチルは0.3ppmであるのに対
して、超音波を照射しない醸造品はアセトアルデヒドが
11.3ppm、イソブタノールは14.9ppm、イ
ソアミルアルコールは95.1ppm、酢酸イソアミル
は0.1ppm、カプロン酸エチルは0.2ppmであ
り、官能に華やかな印象を与えるイソアミルアルコール
及び酢酸イソアミルが超音波を照射した醸造品では飛躍
的に増加しているので、短時間で非常においしいワイン
を醸造することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】図5において、超音波を照射した麦汁は黒
丸で示すように、9日で二酸化炭素発生により38g減
少したが、超音波を照射しない麦汁は同量の二酸化炭素
発生に14日を必要とした。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】その結果、母を活性化し、主発酵を行わ
せる誘導期間において、踊りから留前にかけて、超音波
を照射した醸造品では、黒丸で示すように二酸化炭素の
減少量が白丸で示す超音波を照射しない醸造品の二酸化
炭素の減少量に比べて非常に差があり、超音波を照射し
た醸造品は発酵が活発に進行するという結果が得られ
た。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【実施例6】一夜水に浸漬した白米を粉砕し、白米1k
gに対して浸漬に使用した水も含めて水2.5Lを加
え、これに1.4CaCl・2HO/kg米、ア
ミラーゼ製剤であるコクゲン (大和化成)0.4g/
kg米及びプロテアーゼ製剤プロテアーゼアマノ(天野
製薬)0.g/kg米を加え、摂氏50度で、4時間
液化した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】その結果、図8に示すように、超音波を照
射した場合(黒丸)は13日目に発酵が終了したのに対
して、無照射(白丸)の場合、24日目に終了し、さら
に、終了時点の香気成分を測定したところ、超音波を照
射した場合、イソミルアルコール72.6ppm、酢酸
イソアミル3.3ppmであったのに対して、無照射の
場合、イソアミルアルコール70.5ppm、酢酸イソ
アミル1.9ppmであった。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明の醸造方法で
は、摂氏15度以下の一定温度に制御された醸造品に超
音波を照射することにより、発酵が促進され、溶存する
二酸化炭素が低減されるので、超音波を照射して発酵さ
れた製品は、低温で発酵させるため、官能に華やかな印
象を与える成分の生成量が多くなり、芳醇で非常に質の
高い製品を得ることができるという利点がある。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する装置の構成図である。
【図2】本発明の実施例1の超音波を照射した半合成培
地と超音波を照射しない半合成培地のアルコール生成の
経時変化を示した図である。
【図3】本発明の実施例1の合成培地に超音波を照射
した場合と、照射しない場合の炭酸ガス発生速度を示し
た図である。
【図4】本発明の実施例2の超音波を照射した果汁と超
音波を照射しない果汁の二酸化炭素の発生量を示した図
である。
【図5】本発明の実施例3の超音波を照射した麦汁とホ
ップの煮汁液と超音波を照射しない麦汁とホップの煮汁
液の二酸化炭素の減少量を示した図である。
【図6】本発明の実施例4の超音波を照射したと超音
波を照射しないの留の段階までの二酸化炭素の減少量
を示した図である。
【図7】本発明の実施例5の超音波を照射した醪と超音
波を照射しない醪の留以降の段階の二酸化炭素の減少量
を示した図である。
【図8】本発明の実施例6において、超音波を照射した
白米を糖化した液と超音波を照射しない白米を糖化した
液の発酵状態すん炭酸ガスの減少量によって示した図
ある。
【符号の説明】 1 ジャファメンター 2 発振回路 3 超音波振動子 4 質量流量計 5 温度検出装置 6 温度制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本多 敬介 愛知県豊橋市三本木町字新三本木62番地の 1 (72)発明者 佐藤 正典 愛知県豊橋市大岩町字小山塚20番地 本多 電子株式会社内 (72)発明者 佐々木 浩 東京都中央区銀座4丁目5番16号 株式会 社服部セイコー事業開発室内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 醸造工程において、醸造品を予め決めら
    れた発酵温度より低くなるように温度制御して発酵さ
    せ、さらに、制御された温度において前記醸造品に微弱
    超音波を照射して、溶存する二酸化炭素をその温度にお
    ける飽和値以下に設定するとともに、脂肪酸エステルの
    発生を促進することを特徴とするワイン、ビール、清酒
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記制御される温度は赤ワインは摂氏2
    5度以下、白ワイン、ビール及び清酒は摂氏15度以下
    であることを特徴とする請求項1記載のワイン、ビー
    ル、清酒の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記微弱超音波出力は0.5mW/cm2
    〜1W/cm2であることを特徴とする請求項1記載の
    ワイン、ビール、清酒の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記醸造品は液化もしくは糖化した白米
    を原料としてものであり、前記微弱超音波は0.5mW
    /cm2〜1W/cm2であることを特徴とする請求項1
    記載のワイン、ビール、清酒の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記醸造品は蒸米を原料としたものであ
    り、前記微弱超音波は0.5mW/cm2〜1W/cm2
    であることを特徴とする請求項1記載のワイン、ビー
    ル、清酒の製造方法。
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