JPH0796505B2 - インダンの製造方法 - Google Patents

インダンの製造方法

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JPH0796505B2
JPH0796505B2 JP62324711A JP32471187A JPH0796505B2 JP H0796505 B2 JPH0796505 B2 JP H0796505B2 JP 62324711 A JP62324711 A JP 62324711A JP 32471187 A JP32471187 A JP 32471187A JP H0796505 B2 JPH0796505 B2 JP H0796505B2
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indene
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catalyst
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利英 鈴木
時男 飯塚
卓司 原岡
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川崎製鉄株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、医薬、農薬などの原料として重要な化合物で
あるインダンの製造方法に関し、特にインデンを含む留
分から高純度のインダンを製造する方法に関する。
<従来の技術とその問題点> インダンは、一般にインデンの接触還元によって得られ
るが、インデンを含むコールタール留分から蒸留、ある
いは蒸留および晶析によって高純度のインデンを得るこ
とが困難であるため、高純度のインダンを得ることが困
難であった。
すなわち、インデンを含むコールタール留分中には、イ
ンダンおよび不純物として主としてベンゾニトリルが、
その他クマロン、アニリン、フェノール等が含まれてお
り、これらのうちアニリンおよびフェノールはアルカリ
又は酸で洗浄することによって除去されるが、ベンゾニ
トリルは中性であるためアルカリ又は酸で洗浄しても除
去できず、第3物質を加え共沸蒸留して精製する方法も
あるが、インデンの純度を90重量%以上に高めることが
困難であるため高純度のインダンが得られなかったので
ある。
なお、液体クロマトグラフィを用いてベンゾニトリルを
除く方法があるが、工業的には実施困難な方法である。
さらに、インデンを含むコールタール留分を接触還元し
たものを精製してインダンの純度を高くすることも困難
であった。
一般に試薬として市販されているインデンは、高純度の
ものが要求されるが、例えば第1表に示すようにその純
度は90.9重量%(和光純薬(株)製)に止まり、これを
接触還元して得たと考えられる市販のインダン試薬(和
光純薬(株)製)のインダンの純度は92.7重量%で2.8
重量%のベンゾニトリルを含んでいる。
<発明の目的> 本発明は、従来技術におけるこれらの問題点を解決し、
インデンを含むコールタール留分を接触還元してインデ
ンを水添してインダンとすると同時に不純物として含ま
れているベンゾニトリルを水添したのち、酸洗すること
によってインダンの純度を大幅に向上したインダンを簡
便に製造する方法を提供することを目的とする。
<発明の構成> すなわち、本発明によれば、インデンを含むコールター
ル留分を、前記インデンがインダンに、不純物として含
むベンゾニトリルがそのベンジルアミン類になるよう接
触還元したのち、酸洗浄して前記ベンジルアミン類を除
去することを特徴とするインダンの製造方法が提供され
る。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明で用いるインデンを含むコールタール留分は、脱
酸、脱塩基したコールタール油を蒸留、あるいは蒸留お
よび晶析などによってインデンを濃縮したものを用いる
こトができる。
この留分にはインダンおよびベンゾニトリルが多く含ま
れてもかまわないが、それ以外の成分は少い方が好まし
い。蒸留は常圧、減圧のいずれで行ってもよく、エチレ
ングリコールなどの第3物質を加えた抽出蒸留や共沸蒸
留でもよい。
また、脱酸、脱塩基は蒸留前でなく蒸留後に行ってもよ
い。
本発明で用いる触媒は、通常の接触還元用の触媒、例え
ばニッケル/けいそう土またはこれに銅、クロムおよび
モリブデン、前記各金属の酸化物、アルカリおよびアル
カリ土類金属の中の1種または2種以上を加えた触媒、
銅−クロム酸化物またはこれにアルカリ金属およびアル
カリ土類金属の中の1種または2種以上を加えた触媒、
あるいはルテニウム、ロジウム、パラジウムまたは白金
を活性炭またはアルミナなどに担持させた触媒を用いる
ことができる。原料である前記インデンリッチ留分に対
する触媒比は0.01〜10重量%好ましくは0.5〜5重量%
である。これより少ないと反応速度が低下し、多いと過
剰水添されることがある。
本発明における接触還元の反応条件は、インデンに対し
てはインダンを生成するがパーヒドロインデンまでは水
添されず、ベンゾニトリルに対してはベンジルアミン、
ジベンジルアミンあるいはトリベンジルアミンまで水添
されるように選定することが必要である。
すなわち、接触還元の反応温度は90〜200℃好ましくは9
0〜150℃であり、かつ水素圧力は常圧〜200kg/cm2好ま
しくは10〜50kg/cm2である。この理由は90℃未満の温度
で、かつ常圧の水素圧力ではベンゾニトリルの水添を完
全でなく、200℃超で、かつ200kg/cm2超の温度および水
素圧力ではパーヒドロインデンが生成するためである。
溶媒は特に必要としないが、炭化水素類やアルコール、
エステル等を溶媒として用いてもよい。
接触還元用の装置としては、オートクレーブなどを用い
た回分式でも流通式でもよい。
インデンリッチ留分を接触還元して得られた水添油は、
酸水溶液と混合することにより水添油中のベンジルアミ
ン、ジベンジルアミンおよびベンジルアミンなどの塩基
性成分が水層に抽出され分離される。酸水溶液として
は、通常の酸抽出に用いられる酸、例えば、硫酸、塩
酸、硝酸などを用いることができ、その濃度は数〜数十
重量%、好ましくは10〜25重量%である。水層に抽出さ
れて分離されたベンジルアミン、ジベンジルアミンおよ
びトリベンジルアミンなどは、アンモニア水などを加え
反応させることにより油層として回収できる。
酸で洗浄したあとの水添油には、全くベンジルアミンも
ジベンジルアミンもトリベジルアミンも存在せず、これ
らが除去された分だけインダンの純度が向上する。イン
ダンの純度は、インデンリッチ留分中のインダンおよび
ベンゾニトリル以外の不純物の量によって制約される
が、これらの不純物は通常インダンやベンゾニトリルに
比べて少量であるため、本発明により95〜99重量%純度
のインダンを工業的に得ることが可能となる。
<実施例> 以下に、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。
(実施例1) 脱酸、脱塩基したコールタールナフサ油を蒸留および晶
析して得たインデン90.2重量%、インダン4.4重量%、
ベンゾニトリル3.5重量%、その他1.9重量%からなるイ
ンデンリッチ留分150gとニッケル/けいそう土触媒1.5g
を内容積400mlの誘導回路攪拌式オートクレーブに入
れ、気相を窒素でバージしたのち、120℃の温度および
水素圧力30kg/cm2で2時間反応させた。得られた水添油
の組成は、インダン94.6重量%、ベンジルアミン、ジベ
ンジルアミンおよびトリベジルアミンの合計が3.4重量
%、その他が2.0重量%であった。この水添油を25重量
%硫酸溶液50mlで処理した水層を分離した油層には、9
8.2重量%のインダンを含まれていた。水添後および酸
洗後の各組成は第2表の通りであった。
また、前記水層をアンモニア水で処理し、ベンジルアミ
ン、ジベンジルアミンおよびトリベンジルアミンあわせ
て5.3gが得られた。
(実施例2) 脱酸、脱塩基したコールタールナフサ油を蒸留して得た
インデン80.2重量%、インダン9.5重量%、ベンゾニト
リル6.9重量%からなるインデンリッチ留分150gとニッ
ケル/けいそう土触媒1.5gを用いた以外は実施例1と同
様の操作で水添および酸洗を行った。
酸洗後の各組成は第2表の通りであった。
(実施例3〜8) 実施例1と同じインデンリッチ留分を用い、第3表に示
す触媒および反応条件を用いた以外は、実施例1と同様
の操作で水添および酸洗を行った。酸洗後のインダ純度
な第3表の通りであった。なお、各実施例の触媒量はい
ずれも用いたインデンリッチ留分に対して1重量%とし
た。
(比較例1) 実施例1と同じインデンリッチ留分を150gとニッケル/
けいそう土触媒1.5gを用い、80℃の温度および水素圧力
10kg/cm2とした以外は実施例1と同様の操作で水添およ
び酸洗を行った。水添後および酸洗後の各組成は第2表
の通りであった。
第2表および第3表から明らかなように、本発明の実施
例ではいずれも高純度のインダンが得られており、実施
例2のようにインデンが80重量%のインデンリッチ留分
からも高純度のインダンが得られた。
<発明の効果> 本発明によれば、インデンを含むコールタール留分を接
触還元してインデンを水添してインダンとすると同時に
不純物のベンゾニトリルを水添したのち、酸洗するとい
う簡便な操作によって高純度のインダンを製造すること
ができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/44 X 23/46 301 X 311 X 23/755 23/78 X C07B 61/00 300 (56)参考文献 特開 昭52−85109(JP,A) 特開 昭60−87230(JP,A) 特公 昭40−15001(JP,B1)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インデンを含むコールタール留分を、前記
    インデンがインダンに、不純物として含むベンゾニトリ
    ルがそのベンジルアミン類になるように接触還元したの
    ち、酸洗浄して前記ベンジルアミン類を除去することを
    特徴とするインダンの製造方法。
  2. 【請求項2】接触還元用触媒がニッケル/けいそう土ま
    たはこれに銅、クロムおよびモリブデン、前記各金属の
    酸化物、アルカリおよびアルカリ土類金属の中の1種ま
    たは2種以上を加えた触媒、銅一クロム酸化物またはこ
    れにアルカリ金属およびアルカリ土類金属の中の1種ま
    たは2種以上を加えた触媒、あるいはルテニウム、ロジ
    ウム、パラジウムまたは白金を活性炭またはアルミナに
    担持させた触媒である特許請求の範囲第1項記載の製造
    方法。
  3. 【請求項3】接触還元反応の温度が90〜200℃で、かつ
    水素圧力が常圧〜200kg/cm2である特許請求の範囲第1
    項または第2項記載の製造方法。
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