JPH0796830B2 - 割肌タイルの製造法、同タイル、同タイル割り機 - Google Patents

割肌タイルの製造法、同タイル、同タイル割り機

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JPH0796830B2
JPH0796830B2 JP1207662A JP20766289A JPH0796830B2 JP H0796830 B2 JPH0796830 B2 JP H0796830B2 JP 1207662 A JP1207662 A JP 1207662A JP 20766289 A JP20766289 A JP 20766289A JP H0796830 B2 JPH0796830 B2 JP H0796830B2
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豪 谷崎
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、各種の建築物にタイル壁を構築するのに使用
するタイルであって特にその表面を割肌面にしてなる割
肌タイルの製造法と同タイル及びその製造法の実施に直
接使用するタイル割り機に関する。
【従来の技術】
タイル壁として、建築物に取り付けたパネル等専用の支
持部材にタイルを装架固定して構築する所謂乾式タイル
壁がある。 この乾式タイル壁は、パネル等の支持部材の表面に突起
部体を、またタイルの裏面に嵌合溝をそれぞれ形成して
おき、その突起部体に嵌合溝を嵌合することにより支持
部材にタイルを所要の配置において装架固定し構築する
ものである。 上記のタイルは、たとえば、第7図に示すように、裏面
の嵌合溝1,1を相対向させるとともに連結部2,2で連結し
た左右1対のものを、公知の真空土練成型機から抜き出
し、上記連結部2,2の部分において左右に割って2個の
タイル3,3とするものである。
【発明が解決しようとする課題】
上記のようにして製造したタイル3,3は、その表面が成
型板によって均一な平坦面に形成され、したがって、こ
のタイル3,3を使用して構築したタイル壁は全体として
単調なものとならざるを得なかった。 また、上記タイル3,3は、割ったときに連結部2,2の根元
の部分が残存したり、反対に欠落して、そこに凹凸を形
成してしまうことがあり、そのために、タイル3,3をパ
ネル等の支持部材の表面に安定するように密接させるこ
とができず、タイル3,3の装架固定が不十分になるとい
う問題があった。 本発明の目的は、上記の単調さを克服するために表面を
割肌面とするとともに、裏面に上記のような凹凸を発生
させないタイルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明製造法は、要するに、得ようとする2個の割肌タ
イルを背合わせにした大きさのタイル素体を、その中央
縦線に沿い複数個の貫通孔を所要の間隔で設けるととも
に、両タイルの裏面を外側にして一体にした状態に成型
し、それを乾燥したところで、あるいは、乾燥・焼成し
たところで、中央から二つ割りするものである。 上記タイル素体としては、中央縦線に沿い複数個の貫通
孔を設けるほかに、各タイルとしては裏面になる外側を
パネル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝を有
する段付き成型面として一体成型しておくのが好適であ
る。 本発明割肌タイルは、上記製造法で製出した構成のもの
である。 本発明タイル割り機の構成は、次のとおりである。 台板12の左右に起立した側枠板14上に軸承した駆動軸16
の先端に固定した回転円板15の偏心位置に上端を軸支し
て吊りシャフト17を吊り下げ、その吊りシャフト17の下
端に吊り金具19を介して割り刃cを吊り下げ、その割り
刃cが、両端に固着の嵌合筒20を上記左右の側枠板14に
垂設固定のガイドシャフト18に摺動自在に嵌合してい
る。 さらに、上記台板12にはタイル支持箱d及びそのストッ
パーeを乗載している。 台板12には、上記タイル支持箱d及びそのストッパーe
に代えて、タイル支持板33を所要の間隔で列設したベル
トコンベアfを装架する構成にしてもよい。
【作用】
本発明割肌タイルは、表面が割肌面、すなわち不規則で
かつ小さく複雑な断割面の連続したものなので、従来の
型枠で成型された表面のような単調さを克服し、変化に
富んだタイル壁を構築できる。 また、裏面が、パネル等のタイル支持部材の突起に嵌合
する嵌合溝を有する段付きではあるが成型面をなし、支
持部材の表面に当接する部分に従来のような凹凸を発生
させることなく、該支持部材の表面に対し安定する。 本発明製造法によれば、上記構成の割肌タイルを同時に
2個ずつ簡単に製出できる。 また、本発明タイル割り機によれば、本発明方法におけ
るタイル素体の二つ割り作業を正確かつ容易に実施でき
る。
【実施例】
〔割肌タイル〕 第1図は、本発明割肌タイルの実施例として、該割肌タ
イルの一対を示す斜視図で、この割肌タイルb,bは、表
面7に複数本の成型溝8を所要の間隔で配置するととも
に、その各成型溝8の間の部分を割肌面とし、かつ裏面
9を鳩尾形の嵌合溝10を有する段付き成型面としてい
る。 この割肌タイルbは、表面7の複数本の成型溝8の間の
部分を割肌面、すなわち不規則でかつ小さい断割面を連
続させた粗面としているので、それが上記成型溝8と相
俟って、このタイルで構築する当該タイル壁を一層変化
に富んだものとすることになる。 各割肌タイルbは、その裏面9を成型面、換言すると、
成型板で成型した面として、さらに詳しくは、嵌合溝10
を区画形成する脚部10′,10′の裏面9′,9′を成型面
として平坦に形成されているから、パネル等の専用の支
持部材に装架するときその表面によく密接し安定する。 〔製造法〕 この実施例の割肌タイルb,bを製造するには、タイル素
体Bとして、第2図に示すように、割肌タイルb,bを背
合わせにした状態のもの、さらに具体的には、中央縦線
上に、2分されて上記成型溝8を形成することになる貫
通孔11を所要の間隔で列設することになるとともに、裏
面9を形成することになる外側を鳩尾形の嵌合溝10を有
する段付き成型面を形成し、得ようとする当該割肌タイ
ル2個を互いの裏面を外側にして一体にした状態のも
の、を従来公知の原料を使用して真空土練成型機で成型
し、それをトンネルドライヤーで慣行にしたがい乾燥
し、そこで、所要の装置例えば後記タイル割り機Cの割
り刃cで所定部位を叩打することによって、中央から二
つ割りし、その二つ割りしたものを同じく慣行にしたが
いトンネルキルンで焼成する。 あるいは、乾燥後、引き続きトンネルキルンによって焼
成し、その後でタイル素体Bを上記したタイル割り機C
により中央から二つ割りする。 上記貫通孔11は、タイル素体Bを二つ割りするときに
は、タイル割り機Cの割り刃cによる叩打で発生させる
亀裂をその貫通孔11に向けて誘導走行させることにな
る。 したがって、貫通孔11を設置する位置を適宜決定するこ
とにより、上記亀裂を所望の線に沿って発生させること
ができるものであり、反対に当該タイルを不良品にして
しまうようなところに亀裂を発生させるおそれがない。 〔タイル割り機〕 第3〜6図に示すバッチ式タイル割り機Cの構成は次の
とおりである。 12は四隅を4本の支脚13により支持した台板、14は台板
12の左右に起立した逆L形の側枠板、15は一方の側板枠
14上に軸承した駆動軸16の先端に固定した回転円板、17
は上端を回転円板15の偏心位置に軸支して吊り下げた吊
りシャフト、18は左右の側枠板14の垂設固定したガイド
シャフトである。 cは割り刃で、それは中央部に設けた吊り金具19を上記
吊りシャフト17の下端に軸連結しているとともに、左右
端に固着の嵌合筒20を上記ガイドシャフト18に嵌合して
いる。 したがって、回転円板15をモータ(図示していない)に
より駆動軸16を介し回転すると、割り刃cは吊りシャフ
ト17を介し上下動する。このとき嵌合筒20がガイドシャ
フト18に沿って上下摺動するので、割り刃cの上記上下
動は横振れ等することなく正しく垂直に行われる。 dは台板12の中央上面に乗載したタイル支持箱で、それ
は、手前側に把手21を備えた有底の函体からなり、その
後側底部に形成した堤体22の上面に下刃c′を設け、例
えば、前記のタイル素体Bを該タイル支持箱dの後側壁
に沿って収容することによって、そのタイル素体Bは、
下刃c′及び堤体22を跨ぎ、その下刃c′にタイル素体
Bの貫通孔11を列設した中央線を一致させる。 23は堤体22の前後に敷設したスポンジ等の緩衝材、24は
タイル押え板、25は板スプリングで、それはタイル支持
箱体dの手前側底部に設置した取付け片26に基端を進退
自在に挿入し、しかも所望のところで螺子27によって緊
締できるように設置されている。 上記タイル押え板24は、板スプリング25の遊端側弾発力
により上記タイル素体Bが手前側に倒れることのないよ
うに支持する。 eはストッパーで、それは台板12の後側上面に乗載した
軸承体27に軸部28を前後動自在に挿入し、しかも所望の
ところで螺子29によって緊締できるように設置されてい
る。 このストッパーeに後側壁が当接するところにタイル支
持箱dを位置させると、核タイル支持箱d内のタイル素
体Bの貫通孔11を列設した中央線を前記割り刃cに正確
に一致させるようにしている(第5図)。 この状態において、割り刃cを上記のようにして上下動
すると、該割り刃cがタイル素体Bの上面所定部位すな
わち中央縦線上を叩打し、それによって列設の貫通孔11
に誘導されながら所要の亀裂が発生し、該タイル素体B
は、前記のように2個の割肌タイルb,bに分割される。 分割された割肌タイルb,bは、タイル支持箱体dを手前
所要位置に引き出したところで取り出され、そのタイル
支持箱体dは、これに新たなタイル素体Bを収容し後再
び所定の位置すなわちストッパーeによって規制される
前記位置にセットされる。 第6図に示す連続式タイル割り機C′の構成は次のとお
りである。 この連続式タイル割り機C′は、タイル支持箱体d及び
ストッパーeを備えることなく、後記ベルトコンベアf
を備えていることにおいて上記のバッチ式タイル割り機
Cを大きく相違するが、その他の構成は両者同じなので
共通部分には同じ符号を付して説明を省略する。 ベルトコンベアfは、台板12の前後に延出した枠体30の
前後に軸架したプーリー31,31に装架され、図示しない
所要のモーターによって台板12及び枠体30上を手前側か
ら後側に向かって矢印32方向に走行する。 33はベルトコンベアf上に所要の間隔をおいて列設した
タイル支持板で、例えば、各タイル素体Bはこのタイル
支持板33の進行方向前側すなわち上記矢印32側に起立乗
載され、所定の速度で搬送される。 割り刃cは、その下方に達したタイル素体Bの上面であ
って、かつ丁度その中央縦線上に降下してそれを叩打す
るタイミングで運転され、上記搬送されているタイル素
体Bを順次分割していくものである。 したがって、この連続式タイル割り機C′によれば、そ
の手前側でタイル素体をベルトコンベアfの所定位置に
順次搭載しさえすると、それを自動的に分割し、後側に
割肌タイルとして連続的に搬出できるものである。
【考案の効果】
以上述べたところから明らかなように、本発明割肌タイ
ルは、表面が割肌面、すなわち不規則でかつ小さく複雑
な断割面の連続したものなので、従来の型枠で成型され
た表面のような単調さを克服し、変化に富んだタイル壁
を構築できる。 また、裏面が、パネル等のタイル支持部材の突起に嵌合
する嵌合溝を有する段付きではあるが成型面をなし、支
持部材の表面に当接する部分に従来のような凹凸を発生
させないので、該支持部材の表面に対し安定する。 また、本発明製造法によれば、上記構成の割肌タイルを
同時に2個ずつ簡単に製出できる。 さらに、本発明タイル割り機によれば、本発明方法にお
けるタイル素体の二つ割り作業を正確かつ容易に実施で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明割肌タイルの実施例の一対の斜視図、第
2図はその一対の割肌タイルを製出するためのタイル素
体の側面図、第3図は本発明タイル割り機の第1実施例
の側面図、第4図はその要部の正面図、第5図は同じく
要部の断面図、第6図は本発明タイル割り機の第2実施
例の側面図、第7図は従来のタイル製造法を説明するた
めの側面図である。 9……裏面、10……嵌合溝、7……表面、8……成型
溝、b……割肌タイル、B……タイル素体、11……貫通
孔、12……台板、14……側枠板、15……回転円板、16…
…駆動軸、c……割り刃、17……吊りシャフト、18……
ガイドシャフト、19……吊り金具、20……嵌合筒、d…
…タイル支持箱、e……ストッパー、33……タイル支持
板、f……ベルトコンベア、C……バッチ式タイル割り
機、C′……連続式タイル割り機。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】得ようとする2個の割肌タイルを背合わせ
    にした大きさのタイル素体を、その中央縦線に沿い複数
    個の貫通孔を所要の間隔で設けるとともに、両タイルの
    裏面を外側にして一体にした状態に成型し、それを乾燥
    したところで、中央から二つ割りし、その後に焼成する
    ことを特徴とする割肌タイルの製造法。
  2. 【請求項2】得ようとする2個の割肌タイルを背合わせ
    にした大きさのタイル素体を、その中央縦線に沿い複数
    個の貫通孔を所要の間隔で設けるとともに、両タイルの
    裏面を外側にして一体にした状態に成型し、それを乾燥
    するとともに焼成したところで、中央から二つ割りする
    ことを特徴とする割肌タイルの製造法。
  3. 【請求項3】得ようとする2個の割肌タイルを背合わせ
    にした大きさのタイル素体を、その中央縦線に沿い複数
    個の貫通孔を所要の間隔で設けるとともに、パネル等の
    タイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝を有する段付き
    成型面とした裏面を外側にして一体にした状態に成型
    し、それを乾燥したところで、あるいは焼成したところ
    で、中央から二つ割りすることを特徴とする割肌タイル
    の製造法。
  4. 【請求項4】得ようとする2個の割肌タイルを背合わせ
    にした大きさのタイル素体を、その中央縦線に沿い複数
    個の貫通孔を所要の間隔で設けるとともに両タイルの裏
    面を外側にして一体にした状態に成型し、それを乾燥し
    たところで、あるいは焼成したところで、中央から二つ
    割りしてなることを特徴とする割肌タイル。
  5. 【請求項5】得ようとする2個の割肌タイルを背合わせ
    にした大きさのタイル素体を、その中央縦線に沿い複数
    個の貫通孔を所要の間隔で設けるとともに、パネル等の
    タイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝を有する段付き
    成型面とした裏面を外側にして一体にした状態に成型
    し、それを乾燥したところで、あるいは焼成したところ
    で、中央から二つ割りしてなることを特徴とする割肌タ
    イル。
  6. 【請求項6】台板の左右に起立した側枠板上に軸承した
    駆動軸の先端に回転円板を固定するとともに、この回転
    円板の偏心位置に上端を軸支して吊り下げた吊りシャフ
    トの下端に割り刃を吊り金具を介して吊り下げ、かつ該
    割り刃の両端に固着の嵌合筒を、上記左右の側枠板に垂
    設固定のガイドシャフトに摺動自在に嵌合し、さらに、
    上記台板にタイル支持箱及びそのストッパーを乗載して
    なることを特徴とするタイル割り機。
  7. 【請求項7】台板の左右に起立した側枠板上に軸承した
    駆動軸の先端に回転円板を固定するとともに、この回転
    円板の偏心位置に上端を軸支して吊り下げた吊りシャフ
    トの下端に割り刃を吊り金具を介して吊り下げ、かつ該
    割り刃の両端に固着の嵌合筒を、上記左右の側枠板に垂
    設固定のガイドシャフトに摺動自在に嵌合し、さらに、
    上記台板にはタイル支持板を所要の間隔で列設したベル
    トコンベアを装架してなることを特徴とするタイル割り
    機。
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