JPH0796883A - 船体二重殻建造法 - Google Patents

船体二重殻建造法

Info

Publication number
JPH0796883A
JPH0796883A JP5244794A JP24479493A JPH0796883A JP H0796883 A JPH0796883 A JP H0796883A JP 5244794 A JP5244794 A JP 5244794A JP 24479493 A JP24479493 A JP 24479493A JP H0796883 A JPH0796883 A JP H0796883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
slot
single block
floor
longe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5244794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2740729B2 (ja
Inventor
Yoshikatsu Kitamura
義克 北村
Nobukazu Kozai
延一 香西
Shinichi Murakami
新一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP5244794A priority Critical patent/JP2740729B2/ja
Publication of JPH0796883A publication Critical patent/JPH0796883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2740729B2 publication Critical patent/JP2740729B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下ブロック結合後の悪い作業環境下での作
業を最小限にするとともに、塗装工程を含め全体の工事
量ができる限り平準化するような船体二重殻建造法を提
供する。 【構成】 二分割したフロアに応力緩和型のスロットを
形成し、該スロットを下側に位置させた状態の上部フロ
アF2 に上部ロンジL2 をスロットを介して挿通して溶
接した後、別途単板を複数枚板継ぎして得られた内板I
に上部フロアF2及び上部ロンジL2 を溶接して上部一
重ブロックB2 を構築する。これに並行ないし連続して
同様に下部一重ブロックB1 を構築し、上下一重ブロッ
クを双方とも開放した状態でブラストおよび塗装を行っ
た後、上部一重ブロックB2 と下部一重ブロックB1
を、上下部フロア同士を突き合わせ溶接にて一体結成し
て所定の二重殻ブロックを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、荷油タンカー、コン
テナ船、バラ積運搬船等の船底部分ないし船側部分に形
成される二重殻構造を効率的に建造する方法に係り、特
に建造工程における工事量の平準化を図り、かつ、二重
殻構造内の作業環境の改善及びその容易化を図ることが
できる船体二重殻の建造方法に関する。
【0002】
【従来技術およびその課題】近年、荷油タンカーの油流
出事故に伴う海洋汚染が頻繁に発生するに及んで、海洋
汚染防止の必要性が国際的に強く求められるようになっ
た。そして、近時、国際条約によって海洋汚染の実効を
図る目的でタンカー等の船体の船側部分および船底部分
の二重殻構造が法規制化されるに至っている。かかる背
景の下、二重殻構造の効率的な建造方法が造船業界にと
って重要課題の一つとなっている。元来、造船は一品受
注生産方式を採っており、二重殻構造船、一重殻構造船
等の構造が異なった船を、基本的には同じ設備で建造し
ているが、いずれの場合にも建造工程における全体工事
量をできるだけ平坦化することが建造工程の効率化を図
るうえで必要とされる。
【0003】図8は従来の二重船殻構造図(左舷)であ
り、図9はこの二重殻構造の船底において外板20に立
設した船長方向に延びるロンジ21がフロア22を貫通
する部分の構造を斜視図にて示したものである。図示の
如く、ロンジ21とフロア22が結合するスロット部2
3での相互の取り合部は、応力集中を避けるため上下方
向に、即ち上下ブロックB2,B1 を跨ぐようにスチフナ
24やバックブラケット25が必要となる。そのためブ
ロック継手Wによって上下ブロックB2,B1 に二分割し
て上側開放の良い条件で製作しても、これらスチフナ2
4やバックブラケット25は上下ブロックB2,B1 結合
後の後付け作業となり、上下閉鎖後の悪い条件下での溶
接、ブラスト下地処理、塗装工事を行なわなければなら
ず、またこれら部材は数も非常に多く、従来の構造にお
ける上下二分割建造は効率が悪かった。図9中の矢印は
応力の流れを示す。
【0004】また特公平5−33197号、特開平4−
143187および特開平4−151393号公報に記
載の棚板二分割方式は、図10(a) に示す如く上下ブロ
ックB2,B1 の溶接継手部の形状が棚板Tであるため立
体的であり、溶接による焼損部のブラスト処理および塗
装工事がやりにくい。また図10 (b) に示す如く上下ブ
ロックB2,B1 のフロアF2,F1 に生じた目違いの矯正
にしても下部ブロックの下部フロアF1 が棚板(フラン
ジ)Tによって強固に固まっており、上部ブロックB2
の上部フロアF2 のみを曲げて矯正を行うため、なだら
かな矯正ができないし、また棚板であるため目違いが分
からない欠点もある。さらに下部ブロックB1 の棚板は
T字形に鋼板を溶接にして組んであるため歪みを起こし
やすく完全な歪み取り作業を行わないと上部ブロックB
2 と合わなくなるといった問題が生じる。特に特開平4
−151393号の下部ブロックには上下に棚板があ
り、溶接部材が多く歪みの発生も顕著である。これに加
えて、上下ブロックB2,B1結合後の溶接、ブラスト処
理、塗装の各作業は閉鎖された悪い作業環境での作業ゆ
え極力最小限にする必要があるし、また、作業も容易に
確実に行えるようにしなければならない。
【0005】かかる現状に鑑み、本発明の目的は、二重
殻構造の船体を効率的に建造するにあたって、上下ブロ
ック結合後の悪い作業環境下での作業を最小限にすると
ともに、またその作業も単純容易化することにあり、か
つ、塗装工程を含め全体の工事量ができる限り平準化す
るような船体二重殻建造法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明にかかる船体二重殻建造法は、第一に、ロンジとフ
ロアが結合するスロット部のスロット開口部応力をその
スロット形状によって緩和した船体構造において、該ス
ロットを下側に位置させた状態の上部フロアに上部ロン
ジを該スロットに挿通して溶接した後、別途単板を複数
枚板継ぎして得られた所定サイズの内板に前記上部ロン
ジ及び上部フロアを溶接して上部一重ブロックを構築す
る一方、この工程にほぼ並行ないし連続してスロットを
下側に位置させた状態の下部フロアに下部ロンジを該ス
ロットに挿通して溶接した後、別途単板を複数枚板継ぎ
して得られた所定サイズの外板に前記下部ロンジ及び下
部フロアを溶接して下部一重ブロックを構築した後、こ
れら上下一重ブロックを順次塗装工程に移送し、ここで
上下一重ブロックをそれぞれ双方とも開放した状態でブ
ラストおよび塗装を行った後、上部一重ブロックを吊り
上げて反転した状態で下部一重ブロック上に所定の位置
決めした後、上部一重ブロックと下部一重ブロックと
を、上下部フロア同士を突き合わせ溶接にて一体結成し
て所定の二重殻ブロックを形成し、両者のブロック継手
部分のブラスト及び塗装を行うようにしたことを特徴と
し、第二に、ロンジとフロアが結合するスロット部のス
ロット開口部応力をそのスロット形状によって緩和した
船体構造において、単板を複数板継ぎして形成した所定
大きさの内板に上部ロンジを溶接した後、上部ロンジに
前記スロットを介して上部フロアを挿入して所定位置に
結合溶接し上部一重ブロックを構築する一方、この工程
と並行ないし連続して単板を複数板継ぎして形成した所
定大きさの外板に下部ロンジを溶接した後、下部ロンジ
に前記スロットを介して下部フロアを挿入して所定位置
に結合溶接し下部一重ブロックを構築した後、これら上
下一重ブロックを順次塗装工程に移送し、ここで上下一
重ブロックをそれぞれ双方とも開放した状態でブラスト
および塗装を行った後、上部一重ブロックを吊り上げて
反転した状態で下部一重ブロック上に所定の位置決めし
た後、上部一重ブロックと下部一重ブロックとを、上下
部フロア同士を突き合わせ溶接にて一体結成して所定の
二重殻ブロックを形成し、両者のブロック継手部分のブ
ラスト及び塗装を行うようにしたことを特徴とし、第三
に、ロンジとフロアが結合するスロット部のスロット開
口部応力をそのスロット形状によって緩和した船体構造
において、内板を構成する複数の単板に上部ロンジを溶
接して取り付け、この上部ロンジを装着した複数の単板
同士を板継ぎし、該上部ロンジに上部フロアを前記スロ
ットを介して挿入して該内板の所定位置に結合溶接し上
部一重ブロックを構築する一方、この工程と並行ないし
連続して外板を構成する複数の単板に下部ロンジを溶接
して取り付け、この下部ロンジを装着した複数の単板同
士を板継ぎし、該下部ロンジに下部フロアを前記スロッ
トを介して挿入して該外板の所定位置に結合溶接し下部
一重ブロックを構築した後、これら上下一重ブロックを
順次塗装工程に移送し、ここで上下一重ブロックをそれ
ぞれ双方とも開放した状態でブラストおよび塗装を行っ
た後、上部一重ブロックを吊り上げて反転した状態で下
部一重ブロック上に所定の位置決めした後、上部一重ブ
ロックと下部一重ブロックとを、上下部フロア同士を突
き合わせ溶接にて一体結成して所定の二重殻ブロックを
形成し、両者のブロック継手部分のブラスト及び塗装を
行うようにしたことを特徴とする。
【0007】
【作用】従来の棚板構造との比較において作用を述べる
と、図10(a) に示す従来のものはブロック継手位置とな
っている棚板部分が立体的な構造を呈し焼損部のブラス
トや塗装作業が困難であるのに対して、上記いずれの発
明構成においても図11(a) に示すようにブロック継手部
は平面構造をなし、従って平板(上下部フロア同士)の
突き合わせ溶接となるため、平面的でブラストや塗装作
業が容易である。
【0008】また、図10(b) に示す如く、従来は上下フ
ロアの目違いが分かりにくいため、目違い防止用の治具
が必要となると共に、下側がTないしL字形で強固な構
造になっているため合わせ作業が困難で、上側の滑らか
な矯正ができず、また溶接時に歪みが生じ易く歪み取り
作業が必須となるのに対して、図11(b) に示すように本
発明構成ではブロック継手部が平板構造となるため上下
の( 上下部フロアの)目違いが一見してわかり、その合
わ作業は上下で行うため滑らかな矯正ができるし、平板
同士であるため容易に合わせが行える。
【0009】上記のような平面的なブロック継手が形成
されることに加え、応力緩和型のスロット形状の採用に
よる後付けスロットの不要化等により上下ブロック二分
割の容易化され、船殻工事および塗装工事の工事量の平
準化作用を発揮する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、船底部分および船側部分が二重殻構造B
となっている場合の船体中央部の横断面図(左舷)を示
すもので、点線は二重殻構造におけるブロック継手Wを
示す。船底部分および船側部分は、このブロック継手W
によって幾つかの二重殻ブロックに分かれている。図
中、1は上甲板、2は船側外板、船側外板付きのロンジ
2a、3はインナーハル、3aはインナーハル付きのロ
ンジ、4は縦通隔壁、5は内底板、5aは内底板付きの
ロンジ、6は船底外板、6aは船底外板付きのロンジを
それぞれ示す。また、Fはフロア、Gはガーダーであ
る。
【0011】説明の便宜上、船側外板2と船底外板6と
を一括して外板S、インナーハル3と内底板5とを一括
して内板I、外板Sに取り付けられるロンジを下部ロン
ジL1 、内板Iに取り付けられるロンジを上部ロンジL
2 と称することとする。また、図1に示すように二重殻
ブロックは、フロアFの略中央位置にブロック継手Wを
有しており、フロアFは(図2に示すようなガーダーG
がある場合このガーダーGも)、寸法的に当初は二分割
されて備えられている。そこで、工作段階において、外
板S側に固着されるものを下部フロアF1 、内板Iに固
着されるものを上部フロアF2 と称することにする。
【0012】以下、図1の船底部分におけるA部分の二
重殻ブロック( 図2が全体斜視図)を例にとって、図2
〜図5に基づき本発明にかかる二重殻建造法を経時的に
説明する。船側外板部分における二重殻ブロックについ
ても同様である。
【0013】まず、図3に示す如く、内業工程において
所定のサイズに裁断されたフロアFの一部を形成する上
部フロアF2 の一端にロンジ挿通用のスロット8を開設
する。また、図示していないが所定のスチフナも上部フ
ロアF2 に水平に取り付けておく。このスロット構造
は、応力緩和機能を有するよう図3(a) に示すように、
アップル( りんご) 型に形成されている。このスロット
構造の詳細を図4 に示す。図示するように、ウエブw と
フェースプレートf からなる上部ロンジL2 が上部フロ
アF2 を貫通する際にフェースプレートf を取り囲むよ
うに上部フロアF2 に開口し、フェースプレートf のレ
ベル近傍からウエブw 側に向かうスロット孔縁8aをウ
エブw と略平行な方向に長軸e がくるような楕円状に形
成されて、スロット孔縁8aの全体形状をみるとあたか
も逆さまに置いたりんごのような、つまりアップル形状
を呈している。かかる構成では、スロット孔縁8aの曲
率半径はフェースプレートf のレベル近傍が最大で、そ
こからウエブw 側に向かって漸進的に小さく形成される
こととなる。また、スロット孔縁8aの下端部が一定の
抉り深さd を有している。このようなスロット形状を採
用した場合には、スロット孔縁8aの応力が緩和される
と同時に、一定の抉り深さdを有することにより上部フ
ロアF2 が上部ロンジL2 のウエブw にソフトに接続さ
れ、ここでの応力集中が緩和される。このような作用を
有することから、本明細書ではかかるスロット構造を、
「応力緩和型」のスロット構造と称することとする。か
かる応力緩和型のスロット構造を採用することにより、
従来の必要としていたスチフナ24等(図9参照)が不
要となることから、ここの船殻ブロックが上下に二分割
し易くなり、本発明の二重殻建造法の工程を効率かつ容
易化する。なお、上記と同様に下部フロアF1 について
も応力緩和型のスロットを開設する。
【0014】図3および図5(a): 組立工程において、
ガーダーG( 図2)がある場合には(ガーダーGもフロア
に対応して二分割した寸法である)これを上部フロアF
2 に取り付けておく。上部フロアF2 に設けた応力緩和
型のスロット8を下側に位置させた状態で、各スロット
8に上部ロンジL2 を差し込んで上部フロアF2 と上部
ロンジL2 を溶接して上部枠組構造体b2 を構築する。
同様に、下部フロアF1 についても下部ロンジL1 を挿
通して溶接し、下部枠組構造体b1 を構築する( 図5(d)
参照) 。両者の工程は並行して或いは連続して行う。通
常は、同じ構造のものを順次ラインに流すことが製作上
効率的であるため、図(a) のものを製作した後、引き続
いて図(d) のものを製作するようにする。これが、連続
して流すことの意味である。
【0015】図5(b): また、組立工程では、別途複数
の単板の板継ぎによって所定の大きさの外板Sと内板I
とが製作してある。
【0016】図3 および図5(c): 内板I上に上記の上
部枠組構造体b2 を載せて、該上部ロンジL2 及び上部
フロアF2 を内板I上に溶接して取り付けて上部一重ブ
ロックB2 を構築する。この上部一重ブロックB2 をそ
のままの姿勢で次工程である塗装工程に移送する。同様
に、外板S上に上記の下部枠組構造体b1 を結合して下
部一重ブロックB1 を構築し、そのままの姿勢で塗装工
程に移送する( 図5(e)参照) 。連続的に流す場合には、
図(c) のものが出来上がった後に引き続いて図(e) のも
のが製作され、これらを順次塗装工程に送り込むことに
なる。
【0017】図5(f): まず、塗装工程に移送されてき
た上部一重ブロックB2 をこの開放した状態( 上方に外
板がない開放された状態) でサンドブラストおよび塗
装、即ち、サンドブラストによってスケール除去等の下
地処理をしたあとブロック継手W部分の一定範囲hを残
して塗装作業をする。塗装作業を終えた後、上部一重ブ
ロックB2 を屋外定盤まで搬送する。引き続いて送られ
て来た下部一重ブロックB1 を、同様に、開放した状態
でサンドブラストおよび塗装し、屋外定盤まで搬送する
( 図5(g)参照) 。この時、上部一重ブロックB2 はクレ
ーンによって反転された状態に持ち上げられている。
【0018】図5(h): 上部一重ブロックB2 をクレー
ンによって屋外定盤に置かれている下部一重ブロックb
1 の上方の位置までもってくる。
【0019】図5(i): 上部一重ブロックB2 を下降さ
せて下部一重ブロックB1 の所定位置に接合できるよう
に位置決めした後、上下の一重殻B1,B2 を一体結成し
て所望の二重殻ブロックBを完成させる。この場合、平
面的なブロック継手W(図2)が形成され、すなわち、
下部フロアF1 と上部フロアF2 とのブロック継手W部
を突き合わせ溶接( ガーダーがある場合も同様) するこ
とによって両者は結合される。この溶接部はブラストし
たあと塗装される。
【0020】なお、上下の枠組構造体を構築するまでの
工程には上述した方法以外に次のような方法がある。す
なわち、図6(a)〜(c) に示すように、内板または外板で
ある単板を板継ぎした後、ロンジ( 上部ロンジL2 、下
部ロンジL1 ) を所定位置に溶接して、その後フロア(
上部フロアF2 、下部フロアF1 ) 及びガーダーGを挿
入して溶接する。これにより、上部一重ブロックB2
いし下部一重ブロックB1 を構築する。
【0021】また、図7(a)〜(c) に示すように、単板
(内板I、外板S)にロンジ( 上部ロンジL2 、下部ロ
ンジL1 ) を溶接し、この複数のものを板継ぎした後、
フロア( 上部フロアF2 、下部フロアF1 ) 、ガーダー
Gを挿入して溶接し、上部一重ブロックB2 ないし下部
一重ブロックB1 を構築する。
【0022】
【発明の効果】請求項1〜3に係る発明はいずれも以下
の効果を奏する。
【0023】 図11(a) に示すようにブロック継手部
は平面構造をなし、従って平板(上下部フロア同士)の
突き合わせ溶接となるため、平面的でブラストや塗装作
業が容易となる。また、図11(b) に示すように本発明構
成ではブロック継手部が平板構造となるため上下の( 上
下部フロアの) 目違いが一見してわかり、その合わ作業
は上下で行うため滑らかな矯正ができるし、平板同士で
あるため容易に合わせが行える。
【0024】 ブロック継手部分が平面的に構成され
ることに加えて、応力緩和型のスロット形状を採用して
上下ブロックに二分割し易くし、後付けのスチフナを廃
止できたので、作業効率が高まり、船内作業が減少し、
結果的に工事量の平準化を達成することができる。
【0025】 二重殻構造を単板構造に分けて製作す
る工法は、上部が開放しておりロボット等による自動化
を図り易い。
【0026】 造船は一品受注生産方式であり、二重
殻構造船、一重殻構造船等、構造の異なった船を基本的
には同じ設備で建造しているが、本発明方法は、船殻ブ
ロックの作業負荷が高い二重殻構造を基本的には一重殻
構造と同様な要領で建造することができる。
【0027】 塗装作業は船の寿命を左右する重要な
作業であるが、本発明方法の場合、基本的にみて一重殻
構造と同様にオープン環境で作業でき、作業効率のみな
らず塗装品質面でも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船体二重殻構造を有する船体断面
図である。
【図2】本発明に係る二重殻ブロックの斜視図である。
【図3】(a) 〜(d) は本発明方法におけるロンジ、フロ
アおよび外板(内板)の結合手順を経時的に示す図であ
る。
【図4】本発明が前提とする応力緩和型のスロット構造
図である。
【図5】(a) 〜(i) は、本発明方法の全工程を経時的に
示す図面である。
【図6】(a) 〜(c) は本発明方法の一部工程に関する別
の実施例である。
【図7】(a) 〜(c) は本発明方法の一部工程に関する更
に別の実施例である。
【図8】従来の二重殻船体構造図である。
【図9】従来のロンジ貫通部構造図である。
【図10】(a) は従来の棚板方式によるブロック継手を
示す図、(b) は従来の棚板方式による上下ブロックの合
わせ具合を示す図である。
【図11】(a) は本発明に係る平面的なブロック継手を
示す図、(b) は本発明に係る上下ブロックの合わせ具合
を示す図である。 〔図面の簡単な説明〕 S…外板 I…内板 L…ロンジ L1 …下部ロンジ L2 …上部ロンジ F…フロア F1 …下部フロア F2 …上部フロア W…ブロック継手 B…二重殻ブロック B1 …下部一重ブロック B2 …上部一重ブロック b1 …下部枠組構造体 b2 …上部枠組構造体 1…甲板 2…船側外板 3…インナハル 4…縦通隔壁 5…内底板 6…船底外板 8…スロット 8a…スロット孔縁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロンジとフロアが結合するスロット部の
    スロット開口部応力をそのスロット形状によって緩和し
    た船体構造において、 該スロットを下側に位置させた状態の上部フロアに上部
    ロンジを該スロットに挿通して溶接した後、別途単板を
    複数枚板継ぎして得られた所定サイズの内板に前記上部
    ロンジ及び上部フロアを溶接して上部一重ブロックを構
    築する一方、この工程にほぼ並行ないし連続してスロッ
    トを下側に位置させた状態の下部フロアに下部ロンジを
    該スロットに挿通して溶接した後、別途単板を複数枚板
    継ぎして得られた所定サイズの外板に前記下部ロンジ及
    び下部フロアを溶接して下部一重ブロックを構築した
    後、これら上下一重ブロックを順次塗装工程に移送し、
    ここで上下一重ブロックをそれぞれ双方とも開放した状
    態でブラストおよび塗装を行った後、上部一重ブロック
    を吊り上げて反転した状態で下部一重ブロック上に所定
    の位置決めした後、上部一重ブロックと下部一重ブロッ
    クとを、上下部フロア同士を突き合わせ溶接にて一体結
    成して所定の二重殻ブロックを形成し、両者のブロック
    継手部分のブラスト及び塗装を行うようにしたことを特
    徴とする船体二重殻建造法。
  2. 【請求項2】 ロンジとフロアが結合するスロット部の
    スロット開口部応力をそのスロット形状によって緩和し
    た船体構造において、 単板を複数板継ぎして形成した所定大きさの内板に上部
    ロンジを溶接した後、上部ロンジに前記スロットを介し
    て上部フロアを挿入して所定位置に結合溶接し上部一重
    ブロックを構築する一方、この工程と並行ないし連続し
    て単板を複数板継ぎして形成した所定大きさの外板に下
    部ロンジを溶接した後、下部ロンジに前記スロットを介
    して下部フロアを挿入して所定位置に結合溶接し下部一
    重ブロックを構築した後、これら上下一重ブロックを順
    次塗装工程に移送し、ここで上下一重ブロックをそれぞ
    れ双方とも開放した状態でブラストおよび塗装を行った
    後、上部一重ブロックを吊り上げて反転した状態で下部
    一重ブロック上に所定の位置決めした後、上部一重ブロ
    ックと下部一重ブロックとを、上下部フロア同士を突き
    合わせ溶接にて一体結成して所定の二重殻ブロックを形
    成し、両者のブロック継手部分のブラスト及び塗装を行
    うようにしたことを特徴とする船体二重殻建造法。
  3. 【請求項3】 ロンジとフロアが結合するスロット部の
    スロット開口部応力をそのスロット形状によって緩和し
    た船体構造において、 内板を構成する複数の単板に上部ロンジを溶接して取り
    付け、この上部ロンジを装着した複数の単板同士を板継
    ぎし、該上部ロンジに上部フロアを前記スロットを介し
    て挿入して該内板の所定位置に結合溶接し上部一重ブロ
    ックを構築する一方、この工程と並行ないし連続して外
    板を構成する複数の単板に下部ロンジを溶接して取り付
    け、この下部ロンジを装着した複数の単板同士を板継ぎ
    し、該下部ロンジに下部フロアを前記スロットを介して
    挿入して該外板の所定位置に結合溶接し下部一重ブロッ
    クを構築した後、これら上下一重ブロックを順次塗装工
    程に移送し、ここで上下一重ブロックをそれぞれ双方と
    も開放した状態でブラストおよび塗装を行った後、上部
    一重ブロックを吊り上げて反転した状態で下部一重ブロ
    ック上に所定の位置決めした後、上部一重ブロックと下
    部一重ブロックとを、上下部フロア同士を突き合わせ溶
    接にて一体結成して所定の二重殻ブロックを形成し、両
    者のブロック継手部分のブラスト及び塗装を行うように
    したことを特徴とする船体二重殻建造法。
JP5244794A 1993-09-30 1993-09-30 船体二重殻建造法 Expired - Fee Related JP2740729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244794A JP2740729B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 船体二重殻建造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5244794A JP2740729B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 船体二重殻建造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0796883A true JPH0796883A (ja) 1995-04-11
JP2740729B2 JP2740729B2 (ja) 1998-04-15

Family

ID=17124037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5244794A Expired - Fee Related JP2740729B2 (ja) 1993-09-30 1993-09-30 船体二重殻建造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2740729B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100334006B1 (ko) * 2000-04-12 2002-04-25 신영균 절단전 플레이트 선판접 공정
KR100611017B1 (ko) * 2000-06-30 2006-08-09 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 이중선각블럭의 건조방법
US7278365B2 (en) * 2002-11-22 2007-10-09 Gaztransport & Technigaz Mechanically welded structure with stress-relieving slit and liquefied gas transport ship equipped with such a structure
WO2012141442A3 (ko) * 2011-04-15 2013-01-03 주식회사 동양강철 보강재 일체형 lng 저장 탱크의 제조 방법 및 그 lng 저장 탱크와 이를 이용한 lng 저장 탱크 모듈
WO2012141448A3 (ko) * 2011-04-15 2013-01-10 주식회사 동양강철 Lng 저장 탱크용 t형 보강재의 제조 방법 및 그 보강재와 이를 이용한 lng 저장 탱크 모듈
KR20200122060A (ko) * 2019-04-17 2020-10-27 김영진 이중선체블록 건조 공법

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143187A (ja) * 1990-10-02 1992-05-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 船の二重殻構造物及びその構築方法
JPH04151393A (ja) * 1990-10-15 1992-05-25 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 船体の二重殻構造の組立方法
JPH0533197A (ja) * 1991-07-30 1993-02-09 Toshiba Corp スパーク検出装置
JPH06107275A (ja) * 1992-09-28 1994-04-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 船舶の二重底ブロックの建造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04143187A (ja) * 1990-10-02 1992-05-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 船の二重殻構造物及びその構築方法
JPH04151393A (ja) * 1990-10-15 1992-05-25 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 船体の二重殻構造の組立方法
JPH0533197A (ja) * 1991-07-30 1993-02-09 Toshiba Corp スパーク検出装置
JPH06107275A (ja) * 1992-09-28 1994-04-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 船舶の二重底ブロックの建造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100334006B1 (ko) * 2000-04-12 2002-04-25 신영균 절단전 플레이트 선판접 공정
KR100611017B1 (ko) * 2000-06-30 2006-08-09 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 이중선각블럭의 건조방법
US7278365B2 (en) * 2002-11-22 2007-10-09 Gaztransport & Technigaz Mechanically welded structure with stress-relieving slit and liquefied gas transport ship equipped with such a structure
WO2012141442A3 (ko) * 2011-04-15 2013-01-03 주식회사 동양강철 보강재 일체형 lng 저장 탱크의 제조 방법 및 그 lng 저장 탱크와 이를 이용한 lng 저장 탱크 모듈
WO2012141448A3 (ko) * 2011-04-15 2013-01-10 주식회사 동양강철 Lng 저장 탱크용 t형 보강재의 제조 방법 및 그 보강재와 이를 이용한 lng 저장 탱크 모듈
KR20200122060A (ko) * 2019-04-17 2020-10-27 김영진 이중선체블록 건조 공법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2740729B2 (ja) 1998-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4712280B2 (ja) 改良された構造用サンドイッチ板部材
CN113401309B (zh) 一种散货船底边舱分段建造方法
CN112758276B (zh) 一种超大型集装箱船舱口围与抗扭箱一体化建造方法
JP4199217B2 (ja) 波型隔壁を有する船体ブロック建造法
CN118404172B (zh) 一种船舶高强度薄板部件焊接方法
JPH0796883A (ja) 船体二重殻建造法
CN114932988A (zh) 一种半潜船侧推分段的建造方法
US2368441A (en) Method of prefabricating ships
CN114802642B (zh) 一种集装箱船抗扭箱分段的建造方法及集装箱船
JPH111194A (ja) 中甲板ハッチカバーを有する船舶の建造法
CN212001585U (zh) 一种箱型钢梁内外搭接的结构
CN116021232A (zh) 一种控制薄板变形的方法
CN116765664B (zh) 一种辅钢桩抱箍结构的装焊方法
CN115593585B (zh) 一种大型lng船顶部分段的防止变形施工方法
RU2249532C1 (ru) Способ сборки корпуса судна из легкого сплава и стапель-постель для его осуществления
CN212401478U (zh) 一种船舶压载舱结构
CN119115146A (zh) 系泊吸力锚上锚链连接的焊接结构及焊接方法
CN120902903A (zh) 滚装跳板的制造方法
JPS6160388A (ja) ばら積貨物船の船側構造組立法
CN121425427A (zh) 一种超大型lng船横隔舱完整性建造搭载方法
CN118204661A (zh) 一种装载甲板系留轨道结构的装焊方法
CN117360720A (zh) 一种大型集装箱船非水密隔舱建造方法
KR20240167972A (ko) 선박의 해치코밍 및 상부갑판구조의 후판 용접구조
JP2005014857A (ja) タンカーのビルジホッパー部と波形隔壁との組立て方法
CN121799544A (zh) 一种船舶门窗孔及开孔方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090123

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100123

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees