JPH0797038B2 - タービン式流量計 - Google Patents

タービン式流量計

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JPH0797038B2
JPH0797038B2 JP26791588A JP26791588A JPH0797038B2 JP H0797038 B2 JPH0797038 B2 JP H0797038B2 JP 26791588 A JP26791588 A JP 26791588A JP 26791588 A JP26791588 A JP 26791588A JP H0797038 B2 JPH0797038 B2 JP H0797038B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はタービン式流量計、特に被計測流体として燃料
ガスを対象とし、家庭用のガスメータとして使用される
ようなタービン式流量計に関する。
従来の技術 従来、都市ガス用のガスメータとしては、一般にのう膜
式の乾式ガスメータが用いられてきたが、近時、建築物
との調和性の改善、計測データの隔測集中情報処理化の
要請、安全性の向上等から、超小型で上記諸要請に対応
しうる新方式のガスメータの開発が強く望まれるに至っ
ている。
このような要請から、超小型化の達成に対して至近距離
にあるものと考えられるタービン式の流量計による改良
が種々試みられている。即ち、被計測流体の流路中に、
流量に応じて回転するタービン式ローターを具備し、該
ローターに仕組んだ永久磁石とその近接通過を検出する
ピックアップによって、上記ローターの回転を磁気的に
検知し、その出力パルスにより流量を演算する方式の計
量器の開発がすゝめられている。
かゝるタービン式流量計は、ケーシング内に被計測流体
の貯溜計量室を必要としないことから、小型化の要請に
対応し易いことを見込み得るものゝ、都市ガス用メータ
ーとしての用途においては、それに具備すべき次のよう
な種々の諸機能、諸要請もあり、これらに十分対応しつ
ゝ、その小型化がはかられなければならない。即ち、ガ
スメータにあっては、例えば燃焼装置においてパイロッ
トバーナーのみを点火しているときと、メインバーナー
を点火しているときとの間で所要のガス流量が大きく変
動するから、このような変動にも支障なく対応して常に
精度の高い計量を用いうるものでなければならない。か
つまた、当然のことながら、流量計を通過するガス流に
大きな流通抵抗を与えることがないこと、即ち圧力損失
を可及的小さく抑制しうるものであること、ガス圧の異
常時、地震時等にあっては、安全のためにガス流路を完
全遮断してガス洩れ事故の発生を確実に防止しうるもの
であること、更には組立製作を簡易に行い得て量産性に
適合すること、等々が必要とされる。
上記のような諸要請のうちでも、特に大流量、小流量の
変動に支障なく対応して高精度の計量を行いうること、
非常時にガス流路を完全遮断して安全性を確保しうるこ
とは、ガスメータの機能上具備すべき必須の条件であ
る。そこで、このような機能を具現化するタービン式流
量計として、近時、タービンローターを介在した大流量
用の主流路のほかに、一端が該主流路から分岐して他端
がタービンローターの外周に臨んで開口した小流量用の
細いバイパス流路を設け、タービンローターの上流側に
おいて流量に応じて主流路を開閉する切換弁を設けると
共に、バイパス流路の上流側において同じく主流路を開
閉する安全用遮断弁を設けた流量計が開発されつゝあ
る。この流量計においては、小流量時には切換弁を閉止
し、被計測流体(ガス)をバイパス流路を通ってタービ
ンローターに高速に吹き付け、微小流量であるにもかゝ
わらずタービンローターを高速に回転させうるものと
し、また、所定流量以上に達すると、タービンローター
の回転数も相当な高速になり、バイパス通路のみではガ
ス供給が追いつかなくなるので、切換弁を作動して主流
路を開き、所要量のガス供給を行いうるものとなされて
いる。そして又、地震時等の何らかの異常事態の発生が
検知されたときには、バイパス流路の上流側に位置する
遮断弁をもって主流路をもとから完全に遮断するものと
している。
かつまた、上記バイパス流路は、これによって配管中で
の少量のガス洩れとか、ガス器具における種火の消し忘
れ等による長時間の連続使用等に対して、タービンロー
ターの回転によりそれらを検知し、例えば30日間連続し
てガスが流れ続けた場合に遮断弁を開いたまゝ警報を発
し、安全性を確保することにも使用するものとしてい
る。
発明が解決しようとする課題 ところが、上記の構想による流量計では、被計測流体の
主流路に遮断弁と切換弁とを介在して、それらの間で主
流路を曲折させるものであるため、両弁の通過時の流通
抵抗に加えて、流路の曲り部分が増え、かつその分流路
の全長も長いものとなり、結果的に被計測流体の蒙る圧
力損失が増大する傾向がみられる。更には又、上記遮断
弁、切換弁、及びタービンローターを内蔵した計測主機
の順次的配置によって、それらが比較的大きなスペース
を占め、計量器本体の小型化の要請に対して十分な満足
を与えることに苦慮されているのが実情である。
本発明は、上記のような技術的背景のもとに、計量器の
望ましい小型化、圧力損失の減少、計測精度の確保、安
全性の確保、組立製作の簡易性による量産性への適合等
々の諸要請に好適に対応しうるタービン式流量計の基本
設計構造を提案することを目的としたものである。
課題を解決するための手段と作用 本発明は、主として、遮断弁及び切換弁の配置構成、大
流量用の主流路及び小流量用のバイパス流路の各回路構
成に改善を加えたものである。
即ち、本発明は被計測流体の主流路内にタービン式計測
主機を有して、被計測流体の流量に応じたタービンロー
ターの回転を磁気的に検出して流量計測を行うタービン
式流量計において、左右に対向配置に流体入口と同出口
を備えた本体ケース内に水平状に仕切棚板が設けられ、
該棚板上において上記入口から出口に達する主流路が構
成されると共に、上記棚板に安全遮断弁と流量切換弁と
がそれぞれ前記入口側と出口側に近接する並列配置に設
けられ、切換弁の上方に同心的に前記計測主機が装備さ
れ、かつ前記遮断弁は一端が前記主流路から分岐して他
端が計測主機のタービンローターの外周に臨む小流量用
バイパス流路の開閉を司るものとなされる一方、前記切
換弁は計測主機の下面側流入口において主流路の開閉を
司るものとなされていることを特徴とするタービン式流
量計を第1の要旨とする。
この場合、主流路は、遮断弁を直接経由せず、切換弁の
みを経由して計測主機に達するものとなる。従って、そ
の流路は短く、しかも折曲個所の少ないものとなり、被
計測流体の圧力損失を小さいものとしゝつ、流量計のコ
ンパクト化を達成しうる。
また、遮断弁の好適な配置設計のために、上記小流量バ
イパス流路は、本体ケースの上壁部から棚板上に向けて
垂下された細孔管体の縦孔部と、その上端部から前記タ
ービンローターの外周に対向して開口した吹出ノズルに
連通して上記上壁部に穿設された横孔部とで構成し、遮
断弁は上記縦孔部の下端開口に対してその開閉を行うも
のとするのが有利である。
また、被計測流体の異常圧を検出して遮断弁の閉止動作
を起こさせる圧力センサーは、これを上記細孔管体の真
上位置において本体ケースの上壁部上に設置することに
より、バイパス通路をもって圧力検出用通路に兼用で
き、構造の簡素化をはかりうる。
更にまた、本体ケースは、略角筒状のダイカスト成形品
として製作されるが、その下面側を開放のものとし、内
部の棚板を別体に製作して、これを上記本体ケース内に
下面の開口から装入して気密に取付保持するものとする
ことにより、予め棚板に遮断弁、切換弁、その他自動水
平感震器等の機器類の取付けを行ったのち、棚板を本体
ケース内に取込むことで、組立を高精度かつ簡易に能率
的に行いうるものとなすことができる。
実施例 第1図は、ガスメータとしての本発明の実施例の概略構
成図であり、第2図はその構造の詳細を示す縦断面図、
第3図は第2図のIII−III線による断面図である。
(1)はケーシングであり、その本体ケース(2)部分
はアルミダイカスト成形品からなる。該本体ケース
(2)は、上部左右に対向配置に流体入口(3)と同出
口(4)を有すると共に、内部はその上部の後部寄りの
領域が、上壁部(5)と、垂直隔壁(6)(第3図)
と、水平状の仕切棚板(7)とで区画され、棚板(7)
上において上記入口(3)から出口(4)に達する被計
測流体の大流量用の主流路(A)が形成されている。
本体ケース(2)の上面の出口側近傍位置には、上壁部
(5)を凹陥させて計測主機用保持部(9)が形成さ
れ、これにタービンローター(11)を内蔵した計測主機
(10)がその下半部を気密に嵌合して保持されている。
そして、上記主機用保持部(9)の上方は、主機押えカ
バー(12)で気密状態に塞がれている。一方、本体ケー
ス(2)の下面側は開放状態に形成されており、該下端
開口から前記棚板(7)を本体ケース(2)内に装入し
て気密状態に取付固定したのち、上記開口面を下面蓋板
(13)で閉鎖している。
また、本体ケース(2)の上壁部(5)には、入口
(3)側の近傍位置において、仕切棚板(7)に向けて
その僅か上方の高さ位置まで垂下した細孔管体(14)が
設けられ、その縦孔部(15)と、その上端部に連続して
上壁部(5)内に穿設された横孔部(16)とをもって、
小流量用バイパス流路(B)が形成されている。このバ
イパス流路(B)は、一端が主流路(A)から分岐し、
他端が計測主機(10)の筒状ハウジング(8)に設けら
れたタービンローター(11)の外周に臨む吹出ノズル
(18)に連通している。仕切棚板(7)には、安全用遮
断弁(20)と、流量切換弁(30)とが取付られている。
これらは遮断弁(20)を流体入口(3)側に、切換弁
(30)を出口(4)側に近接されてそれぞれ前記細孔管
体(14)及び計測主機(10)の真下位置に同心的に並列
配置に置かれている。
上記遮断弁(20)及び切換弁(30)は、いずれも弁体
(21)(31)を常時は弁座(22)(32)から離間した開
弁位置に保持する磁石を有する自己保持型電磁弁からな
るものであって、電磁ソレノイド(23)(33)を励磁し
鉄芯を吸着することによって閉止用ばね(24)(34)に
抗して弁体(21)(31)を弁座(22)(32)から離間す
る方向に駆動し、その後はソレノイド(23)(33)の電
流を開放してもそのまゝ永久磁石で鉄芯を吸着しつヾけ
て開弁状態を保持する。そして、この開弁状態時から、
弁を閉じるときは、ソレノイド(23)(33)に前記と逆
方向の電流を加えて保持用永久磁石の磁界を打ち消す方
向の磁力を発生させることにより、ばね(24)(34)の
付勢力をもって弁体(21)(31)を弁座(22)(32)に
着座せしめ、以降電流を切っても上記ばねの力でそのま
ゝ閉弁状態を保持するものである。このような自己保持
型電磁弁を採用することは、それにより弁の開閉時に一
時的にソレノイドに電流を供給することで、ロッド(2
5)(35)を介して弁体(21)(31)を駆動し、以降そ
のまゝの状態に保持しうるので、省電力に有益なもので
ある。
安全遮断弁(20)は切換弁(30)より相対的に小型のも
のであるが、両弁はいずれも、そのソレノイド(23)
(33)部を棚板(7)の下面側に位置させ、ロッド(2
5)(35)を棚板(7)の孔(26)(36)を通じて棚板
上に突出させて、その先端に弁体(21)(31)を上向き
に装備したものとなされている。そして、ソレノイド
(23)(33)に一体に設けた取付板(27)(37)を、上
記孔(26)(36)を気密に塞ぐ態様において棚板(7)
の下面に当て、適宜ねじでそれに固定したものとなされ
ている。
遮断弁(20)の弁座(22)は、第4図に示すように、周
方向に複数個配置された連結ピラー(28)を介して前記
取付板(27)と一体的に連結されており、上部に突出し
た嵌合部(22a)を細孔管体(14)の下端に気密に嵌合
してバイアス流路(B)の入口(29)を形成している。
従って、遮断弁(20)は、その弁座(22)に弁体(21)
を着座せしめてバイパス流路(B)をその入口(20)に
おいて閉鎖しうるものであり、主流路(A)の流路開閉
に直線関与しないものとなっている。
一方、切換弁(30)の弁座(32)は、第5図に示される
ようにこれも前記同様複数個の連結ピラー(38)を介し
て取付板(37)に連結されており、上部に突出した嵌合
部(32a)を計測主機用保持部(9)の底板に穿たれた
孔に気密に嵌合して計測主機(10)への被計測流体の吹
上げ流入孔(39)を形成している。従って、切換弁(3
0)は、弁体(31)を弁座(32)に着座せしめることに
より、計測主機(10)の下面側の流入口(39)の部分で
主流路(A)を閉鎖遮断しうるものとなっている。
計測主機(10)は第6図にその詳細を示す。該主機(1
0)は非磁性材料からなる筒状のハウジング(8)内
に、上下1対のコーン(40)(41)を有し、両コーンの
対向面間中心部にタービンローター(11)が回転軸(4
2)によって回転自在に支承されている。タービンロー
ター(11)は、ハブ(11a)の外周部に羽根(11b)を有
する羽根車として構成されているものであり、ハブ(11
a)の上面には180゜間隔で対称位置に2個の小さい永久
磁石片(43)(43)が埋設されている。そして、この磁
石片(43)の回転軌跡に対向する位置において、下流側
のコーン(40)の下面に磁気センサーからなる回転検出
用のピックアップ(44)が埋設され、上記磁石(43)の
通過によりタービンローター(11)の回転を磁気的に検
出し、回転に応じたパルスを制御開路(45)(第1図)
に出力するものとなされている。
小流量用パイパス流路(B)の縦孔部(15)は、その上
端が本体ケース(2)の上壁部(5)を貫通している。
そして、これに連通して、上壁部(5)上に圧力センサ
ー(46)が設けられている。この圧力センサー(46)
は、バイパス流路(B)内の流体圧を監視し、これに異
常圧力を発生したとき制御回路(45)に信号を送って遮
断弁(20)に閉弁作動を起こさせるものである。バイパ
ス流路(B)を利用して上記の如く圧力センサー(46)
を設けることは、該流路を小流量流体の供給用と圧力検
出用とに共用できる点で構造の簡素化に役立つ。
また、棚板(7)の下面には、適当なスペースを利用し
て自動水平関震器(47)が取付けられる。そして、地震
時等において異常振動を感知し、制御回路(45)を介し
て遮断弁(20)及び切替弁(30)を閉じさせるものとな
っている。
上記のような異常時において閉じられた遮断弁(20)及
び切替弁(30)は、異常原因が除かれたのち、開弁状態
に復帰しなければならない。このための復帰ボタン(4
8)は、本体ケース(2)の上面側を覆って配置された
上記カバー(49)の一側面に装備されている(第2図参
照)。該ボタン(48)は、内部と遮断されたカバー(4
9)の凹所(52)内にあって進退作動自在に設けられ、
これをばね(50)に抗して押し込むことにより、その後
端に具備した永久磁石(51)の近接を近接スイッチ(5
3)で検知して、遮断弁(20)及び切換弁(30)に復帰
作動指示を与えるものである。
その他、第2図において、(17)は計測主機(10)の入
口側に設けられたバッファ部、(54)は流体入口(3)
の異物侵入防止用フィルター、(55)はセンサーのリー
ド線孔、(56)は短柱状の複数本の計測主機押え、(5
7)はその下端に取付けられたリンク状の弾性抑圧環で
あり、また第3図及び第7図において、(58)は本体ケ
ース(2)内の前部室に収蔵して取付けられた制御回路
用のプリント基板で、上部が上部カバー(49)内に達
し、その前面側には表示窓(59)に臨んで位置する液晶
表示板(60)が取付けられている。
上記実施例の計測機の組立は、予め棚板(7)に遮断弁
(20)、切換弁(30)、感震器(47)その他所要の機器
の取付けを行ったのち、該棚板(7)を本体ケース
(2)内に装入してその取付けを行う一方、計測主機
(10)を本体ケース(2)の主機用保持部(9)に嵌め
込んだのちその押えカバー(12)を取付けることによっ
て行われるものである。
次に、上記実施例の流量計について、その動作を説明す
る。
遮断弁(20)は圧力センサー(46)、感震器(47)等に
より何らかの異常が検出されたときはじめて閉弁作動す
るものであり、常時は開弁状態に保たれる。一方、切換
弁(30)はガスが消費側で使用されていないとき、閉弁
状態に保持されている。
そこで、この状態から今、ガスの使用が開始され、例え
ばガス器具のパイロット・バーナーの点火操作が行われ
た場合、このときのガス消費量は極く僅少であるので、
入口(3)から流量計内に導入されるガスは、開弁状態
の遮断弁(20)からバイパス流路(B)を経て、吹出し
ノズル(18)からタービンローター(11)の羽根(11
b)に直接吹き付けられる。従って、タービンローター
(11)は、ガス流量が少量であるにも拘らず、充分に高
速に回転し、磁石片(43)、ピックアップ(44)によっ
て回転数に応じたパルスが出力される。この出力は、制
御回路(45)で積算されて流量が算出され、液晶表示板
(60)によって表示窓(59)から表示されると共に、必
要に応じて遠隔地の集中管理ステーションに信号として
送られる。
制御回路(45)は同時にピックアップ(44)から入力さ
れるパルスのパルス間隔も検知している。
そこで、ガス消費側で例えばガス器具のメインバーナー
が点火され、あるいは複数個のガス器具の使用が同時に
行われて消費ガス量が増大すると、バイパス流路(B)
を高速に流れるガス流によってタービンローター(11)
の回転速度が増大する。従って、前記パルス間隔が所定
の設定値をこえて短くなった時点で、制御回路(45)か
ら切換弁(30)に開弁信号を出力し、そのソレノイド
(33)を励磁して弁体(31)をばねに抗して弁座(32)
から離隔させ、計測主機(10)の入口(39)側において
主流路(A)を開放する。
この切換弁(30)の開弁動作により、以降ガスは、弁座
(32)の開口による入口(39)からバッファ部(17)を
経て、すぐ真上の計測主機(10)に入り、コーン(41)
(40)による整流作用を受けつゝタービンローター(1
1)を経由してハウジング(8)の上方に抜け、主機押
えカバー(12)内で僅かに反転してのち出口(4)から
器外に流出する。このように入口(3)から導入される
ガス流は、主流器(A)に乗るとき、遮断弁(20)に直
接関与することなく、いきなり切換弁(30)に達し、そ
して計測主機(10)を経て出口(4)に至る。従って、
主流路(A)における曲折は少なく、かつ道程の短いも
のとなってガス流の圧力損失を僅少なものとする。
計測主機(10)のハウジング(8)内を上昇するガス流
は、それによってタービンローター(11)を回転させ、
ピックアップ(44)から出力されるパルスをもって制御
回路(45)により流量の算出が行われるものであること
は前述の場合と同様である。また、切換弁(30)は、ソ
レノイド(33)の一時的な励磁より、開弁作動した後
は、以降自己保持機能によって電力消費を伴う異なくそ
のまま開弁状態に保持されること、前述した通りであ
る。
次に、ガス器具のメインバーナーの消化により、そのガ
ス消費量が減少し、あるいは停止されると、計測主機
(10)内を流れるガス流速の低下により、タービンロー
ター(11)の回転速度も低下する。そして、これが一定
の設定限界速度にまで低下すると、その時点で、ピック
アップ(44)からの出力パスル間隔を読んでいる制御回
路(45)によって、切換弁(30)に閉弁作動指令が与え
られる。而して、該切換弁(30)はそのソレノイド(3
3)が前記の開弁時の場合とは逆方向の電流によって自
己保持用磁石の磁力を打ち消す方向の逆磁界を発生し、
鉄芯の吸引力を失って弁体(31)はばね(34)による付
勢力をもって弁座(32)に着座し、計測主機(10)の入
口側において主流路(A)を閉止遮断する。従って、以
降、バイパス流路(B)のみをもって流体入口(3)と
同出口(4)が連通を保ち、前記小流量のガス消費に対
応しうる状態を再現する。
なお、制御回路(45)では、切換弁(30)の弁体(32)
の開閉のバタツキを防止するため、その開弁動作と閉弁
動作にヒステリシスをもたせたものとしている。即ち、
閉弁動作を起こすときの前記パルス間隔を、開弁動作を
起こすときのパルス間隔より大に設定している。
また、バイパス流路(B)によるガスの流れは、これが
微少量であっても前述のように確実にタービンローター
(11)の回転を惹起する。従って、このタービンロータ
ー(11)の回転を制御回路(45)によって常時監視し、
配管系中での少量のガス洩れとか、ガス器具における種
火の消し忘れによる長持間の連続的な少量のガス消費を
検知して、たとえばその状態が30日間等の長期間継続し
た場合に、遮断弁(20)を開弁のまゝ警報を発すること
により高い安全性を確保しうるものとしている。
発明の効果 本発明は、上述のように、対向配置にある流体入口
(3)から同出口(4)に至るケーシング(1)内の主
流路(A)中に、遮断弁(20)が直接介在せず、切換弁
(30)のみが介在したものとなされており、しかも切換
弁(30)の真上位置において流路方向を曲折することな
く計測主機(10)が直列配置態様に設置されたものとな
されている。従って、入口(3)から出口(4)に至る
主流路(A)の曲折を極めて少ないものとなし得、かつ
弁座の開口を経由する回数も少なく、更には道程の短い
ものとなし得て、流通する被計測流体の圧力損失(Δ
p)を非常に小さいものとすることができる。このこと
は更に、計測主機(10)が出口(4)に近接した位置に
設置されることをもって更に一層助長される。
また、遮断弁(20)はバイパス流路(B)のみの開閉を
司るものであるから、主流路(A)の開閉を司る切換弁
(30)の如きに較べて極めて小型のもので足ること、か
つ遮断弁(20)と切換弁(30)とが入口(3)側から出
口(4)側に向かって棚板(7)の上に並列状態に配置
され、棚板上において主流路(A)を構成するものとな
されて、しかも切換弁(30)の真上位置に計測主機(1
0)が直列状態に設置されるという合理的な配置構成が
採られていることにより、ケーシング内に生じるデッド
スペースを極めて少ないものとして、流量計全体の超小
型化の達成を可能とする。
また、計測主機(10)の真上に切換弁(30)を上向きに
配置しているので、切換弁(30)の磁石と、主機(10)
のタービンローター(11)の磁石片(43)との間に充分
な距離を得ることができる。故に、切換弁(30)からの
漏れ磁界によってタービンローター(11)の回転に有害
な影響を生じるのを回避でき、殊に小流量計測時におい
てもローターに円滑な回転を生じさせて高い精度での流
量計測を行うことができる。
また、請求項(2)の如くにバイパス流路(B)を構成
することにより、棚板(7)上に設けた遮断弁(20)を
もって至近距離でバイパス流路の開閉を司ることができ
ると共に、バイパス流路(B)の作出も容易になし得て
製造上有利である。
また、請求項(3)のように構成することにより、安全
のために装備される圧力センサーのための圧力取出し通
路を、バイパス流路(B)の一部をもって兼ねさせたも
のとすることができ、構造の簡素化をはかり得る。
更にまた、請求項(4)により、棚板(7)を本体ケー
ス(2)と別体に製作し、これを本体ケース内にその下
面開放側から装入して固定するものとしたことにより、
予め棚板に器外で所要の機器類、即ち遮断弁(20)、切
換弁(30)、感震器(47)等の取付けを行ったのち、こ
れをケース内に組込むものとすることができるので、組
立作業を簡素化し、かつ組立精度を向上して生産性を改
善しうる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は流量計
の概略構成図、第2図は同縦断面図、第3図は第2図II
I−III線による断面図、第4図は遮断弁の取付部の断面
図、第5図は切換弁の取付部の断面図、第6図は計測主
機の縦断面図、第7図は上面カバーを取除いて示した流
量計の上面図である。 (A)……主流路、(B)……バイパス流路、(2)…
…本体ケース、(3)……流体入口、(4)……流体出
口、(5)……上壁部、(6)……垂直隔壁、(7)…
棚板、(10)……計測主機、(11)……タービンロータ
ー、(14)……細孔管体、(15)……縦孔部、(16)…
…横孔部、(18)……ノズル、(20)……遮断弁、(2
1)……弁体、(22)……弁座、(23)……ソレノイ
ド、(30)……切換弁、(31)……弁体、(32)……弁
座、(33)……ソレノイド、(43)……永久磁石片、
(44)……ピックアップ、(45)……制御回路、(46)
……圧力センサー、(47)……感震器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 駿 大阪府大阪市東成区東小橋2丁目10番16号 関西ガスメータ株式会社内 (72)発明者 山▲崎▼ 優 大阪府大阪市東成区東小橋2丁目10番16号 関西ガスメータ株式会社内 (72)発明者 上手 峰幸 千葉県船橋市旭町96番地の19 (72)発明者 松下 雅彦 東京都渋谷区広尾5丁目1番11号の301 (72)発明者 水越 二郎 富山県新湊市本江2795番地 東洋ガスメー ター株式会社内 (72)発明者 堀 富士雄 富山県新湊市本江2795番地 東洋ガスメー ター株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被計測流体の主流路内にタービン式計測主
    機を有して、被計測流体の流量に応じたタービンロータ
    ーの回転を磁気的に検出して流量計測を行うタービン式
    流量計において、 左右に対向配置に流体入口と同出口を備えた本体ケース
    内に水平状に仕切棚板が設けられ、該棚板上において上
    記入口から出口に達する主流路が構成されると共に、上
    記棚板に安全遮断弁と流量切換弁とがそれぞれ前記入口
    側と出口側に近接する並列位置に設けられ、切換弁の上
    方に同心的に前記計測主機が装備され、かつ前記遮断弁
    は一端が前記主流路から分岐して他端が計測主機のター
    ビンローターの外周に臨む小流量用バイパス流路の開閉
    を司るものとなされる一方、前記切換弁は計測主機の下
    面側流入口において主流路の開閉を司るものとなされて
    いることを特徴とするタービン式流量計。
  2. 【請求項2】小流量用バイパス流路が、本体ケースの上
    壁部から棚板上に向けて垂下された細孔管体の縦孔部
    と、その上端部から前記タービンローターの外周に対向
    して開口した吹出ノズルに連通して前記上壁部に穿設さ
    れた横孔部とで構成され、遮断弁が前記縦孔部の下端開
    口を開閉するものとなされた請求項(1)記載のタービ
    ン式流量計。
  3. 【請求項3】バイパス流路の縦孔部の上端が本体ケース
    の上端部の上面に貫通し、該縦孔部上端に連通して上壁
    部上に、異常流体圧を検出して遮断弁を閉弁作動せしめ
    る圧力センサーが設けられてなる請求項(2)記載のタ
    ービン式流量計。
  4. 【請求項4】本体ケースが下面側を開放したダイカスト
    成形品として形成される一方、棚板が該本体ケースとは
    別体に形成されて、前記本体ケース内にその下端開口か
    ら挿入されて気密状態に取付固定されてなる請求項
    (1)ないし(3)のいずれか1に記載のタービン式流
    量計。
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