JPH0798377B2 - ▲ろ▼紙成形法及び成形装置 - Google Patents

▲ろ▼紙成形法及び成形装置

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JPH0798377B2
JPH0798377B2 JP62215226A JP21522687A JPH0798377B2 JP H0798377 B2 JPH0798377 B2 JP H0798377B2 JP 62215226 A JP62215226 A JP 62215226A JP 21522687 A JP21522687 A JP 21522687A JP H0798377 B2 JPH0798377 B2 JP H0798377B2
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育雄 岩田
成司 森岡
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株式会社土屋製作所
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、濾紙成形法及び成形装置、特に、高速度で
かつ正確に濾紙を円形形状に成形する方法及び装置に関
連する。
従来の技術 現在、液体又は固体から固体粒子を分離して除去する濾
紙は、広範囲の技術分野で使用されている。このような
濾紙は使用目的に適合するように種々の材質で製造さ
れ、また多種形状に形成されている。一般に、工業用濾
紙は、所定の形状に形成された後、容器内に収容され、
濾過装置として使用される。従って、濾過装置の特性
は、フィルタエレメントの各部において流体が均一に濾
過されかつ高性能であることが望ましい。自動車用エン
ジンのエアフィルタとして使用される濾過装置が高性能
特性を発揮するには、濾紙はフィルタエレメントとして
常に所定の形状を保持する必要がある。
従来製造されるフィルタエレメントは、所定の形状に形
成した後、容器内に収容されるとき、自身の弾性でやや
拡張する。この状態では濾紙に形成された襞も一部分拡
張する。従って、、襞の間隔の大きい部分と小さい部分
とが形成される。このため、フィルタエレメントを通過
する流体の流れは、部分的に不均一になる。
一方、濾過装置の小型化の要求に応じて、小型の濾過装
置を製造する場合、基本的には、濾紙自体を小さく設計
すれば良いのであるが、単に小さくすると濾過面積が減
少し、濾過性能が低下する。濾過面積の大きい小型の濾
過装置を製造する目的で、濾過装置内に多層濾紙で形成
したフィルタエレメントを取付けると、フィルタエレメ
ントの前後で圧力差が大きくなり、このため濾過する液
体に高圧力を加えなければ、液体は濾紙を通過できなく
なる。また、このような濾過装置では、液体の循環に大
型ポンプが必要となるのである。従って、小型で高性能
の濾過装置を作るには、濾紙に多数の襞を形成し、濾過
すべき液体との接触面積を大きくすることが優れた濾過
装置を製造するための重要な条件となっている。従っ
て、濾紙の襞の形状及び間隔は、濾過すべき流体の性質
及び流量又は濾過固体のサイズ又は性質等によって決定
される。
多数の襞を有する濾紙を成形する従来の装置では、例え
ば、特公昭57−7806号公報に示されるように、濾紙に折
曲げ線を形成する2個のマーク付けローラと、これらの
マーク付けローラに対向して帯状物の反対側から押圧さ
れる2個の対向ローラと、上記マーク付けローラの後方
に配置されかつ上記帯状物を移動させる2個の駆動ロー
ラと、これらの駆動ローラの後方に配置されかつ進行方
向に次第に収斂する滑らかな2面を有する案内路と、上
記収斂する2面に設けられかつ進行方向に高さが高くな
る多数の案内リブとを有する。
また、特開昭61−291015号公報は、フィルタエレメント
の襞山部の一方の端部の山部を閉鎖して谷部を開放する
と共に、襞山部の他方の端部の山部を開放して谷部を閉
鎖し、濾過エレメントの襞山部の上面のみならず一方の
端部からも流体が流入し、襞山部の下面と他方の端部へ
流出できる濾過エレメントを示している。この濾過エレ
メントでは、濾過エレメントの内外の流体通過面を広く
確保することができ、しかも流体が濾過エレメントの襞
山部に沿って流れると共に、各襞山部内を斜め方向に流
れ、流体の流れ方向の急激な変化がない。従って、流体
の流れ抵抗を小さくすることができる。
発明が解決しようとする問題点 ところで、特公昭57−7806号公報に示されるフィルタエ
レメントは、所定の形状を保持できない欠点があった。
即ち、このフィルタエレメントでは、折曲げ線が形成さ
れた後、濾紙が駆動ローラで引き延ばされ、その後更
に、収斂する案内路で多数の案内リブと摩擦接触しなが
ら強制的に後方へ搬送される。従って、駆動ローラによ
る引き延ばし時に、濾紙の折曲げ線が弾性で平面状に回
復する傾向が強いので、折曲げ抵抗が大きくなり、折曲
げ線が形成されない部分で濾紙が強制的に折曲げられる
事故が発生する。また、濾紙が案内リブと摩擦接触しな
がら駆動ローラで強制的に移動されるので、特に正しい
折曲げ線で折曲げられないとき、濾紙の搬送中に、濾紙
が案内路に固着、即ちジャミングして、搬送できない故
障が発生する。このため、装置の作動を停止して、ジャ
ミングした濾紙を除去すると共に、装置各部を調整した
後、装置を再始動しなければならない。従来では、この
ような故障の修理に長時間を必要とする。更に、形成さ
れたフィルタエレメントは、装置から搬出されると、自
身の弾性で部分的に拡張し、全体として襞の間隔が不均
一になる。
一方、正しい折曲げ線以外の部分で折曲げられた襞付き
濾紙は、製品の品質管理上、不良品として廃棄されるた
め、製品歩留まりが低下する欠点があった。従って、濾
紙を所定の形状に正しくかつ確実に折曲げ、襞数の多い
濾紙を高速度でかつ正確に成形する技術が要求されてい
た。
上記従来の装置で形成されたフィルタエレメントは、濾
紙自体の強度でフィルタエレメントの形状を保持する構
造であるから、変形しやすい形状を有するので、取扱い
が不便であるのみならず、フィルタエレメントとして使
用している間に変形する可能性があった。従来製造され
るフィルタエレメントは、所定の形状に形成した後、容
器内に収容されるとき、自身の弾性でやや拡張する。こ
の状態では濾紙に形成された襞も一部分拡張する。従っ
て、襞の間隔の大きい部分と小さい部分とが形成され
る。このため、フィルタエレメントを通過する流体の流
れは、部分的に不均一になる。
他面、本出願人は濾紙に接着剤を塗布してフィルタエレ
メントを所定の形状に保持する濾過素子を開発した。こ
の濾過素子は、特開昭61−291015号公報に示される。濾
紙に接着剤を塗布して所定の円形状にフィルタエレメン
トを形成するには、濾紙の紙質及び折構造等の特性を考
慮して、フィルタエレメントを製造しなければならな
い。しかし、従来では、接着剤を塗布した濾紙を一定の
ピッチを有する襞状に成形する装置が全く提案されない
ため、本出願人の開発した濾過素子を自動的に製造する
ことができなかった。
そこで、この発明は、上記欠点を解消し高速度でかつ正
確に濾紙を所定の襞形状に成形できる濾紙成形法及び成
形装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 この発明による濾紙成形法は、帯状濾紙(6′)の表面
を部分的に押圧して、帯状濾紙(6′)の表面に線状凹
部(7)を形成するエッジング工程と、線状凹部(7)
を形成した帯状濾紙(6′)の表面及び裏面の縁部に沿
い接着剤(10)を塗布する接着剤塗布工程と、帯状濾紙
(6′)に対し進行方向の座屈力を与えて接着剤(10)
を塗布した帯状濾紙(6′)を線状凹部(7)で折曲げ
て濾紙(6)を形成する折曲げ工程と、濾紙(6)の搬
送方向に回転軸(11、12)を有しかつ濾紙(6)の両側
に配置されかつ回転する一対のスクリュードラム(13、
14)の減少するピッチで形成されたねじ山(15)間で濾
紙(6)の折曲げ部(6e)を搬送することにより、折曲
げられかつ重ねられた濾紙(6)の対向面(16、17)を
互いに圧着しかつ接着する圧着工程とで構成される。
また、この発明による濾紙成形装置は、帯状濾紙
(6′)の表面に形成すべき線状凹部(7)と相補的形
状を有しかつ帯状濾紙(6′)の長さ方向に対しほぼ直
角に突出する線状突起(8)を有する回転ドラム(9)
を備えたエッジング装置(2)と、帯状濾紙(6′)の
表面及び裏面の縁部に沿い接着剤(10)を塗布する接着
剤供給装置(3)と、接着剤(10)が付着されない帯状
濾紙(6′)の一部と接触しかつ帯状濾紙(6′)に対
し進行方向の座屈力を与えて線状凹部(7)で折曲げる
折曲げ装置(4)と、帯状濾紙(6′)の搬送方向に回
転軸(11、12)を有しかつ帯状濾紙(6′)の両側に配
置された一対のスクリュードラム(13、14)が設けら
れ、回転するスクリュードラム(13、14)の減少するピ
ッチで形成されたねじ山(15)間で濾紙の折曲げ部(6
e)を搬送することにより、折曲げられかつ重ねられた
濾紙(6)の対向面(16、17)を互いに圧着しかつ接着
する圧着装置(5)とで構成される。
作用 この発明による濾紙成形法では、帯状濾紙(6′)の表
面を部分的に押圧して、帯状濾紙(6′)の表面に線状
凹部(7)を形成した後、線状凹部(7)を形成した帯
状濾紙(6′)の表面及び裏面の縁部に沿い接着剤(1
0)を塗布するので、その後、帯状濾紙(6′)に対し
進行方向の座屈力を与えて接着剤(10)を塗布した帯状
濾紙(6′)を線状凹部(7)で円滑に折曲げることが
できる。また、帯状濾紙(6′)の搬送方向に回転軸
(11、12)を有しかつ帯状濾紙(6′)の両側に配置さ
れかつ回転する一対のスクリュードラム(13、14)の減
少するピッチで形成されたねじ山(15)間で濾紙(6)
の折曲げ部(6e)を搬送することにより、折曲げられか
つ重ねられた濾紙の対向面(16、17)を互いに確実に圧
着しかつ接着することができる。
また、この発明による濾紙成形装置では、折曲げ装置
(4)により帯状濾紙(6′)に対し進行方向の座屈力
を与えて帯状濾紙(6′)を折曲げ、圧着装置(5)に
おいて帯状濾紙(6′)の両側に配置されかつ回転する
一対のスクリュードラム(13、14)のねじ山(15)間で
接着剤(10)が付着された濾紙(6)の対向面(16、1
7)を互いに圧着するので、濾紙(6)は所定の形状を
有するフィルタエレメントに形成される。
実 施 例 以下、この発明による濾紙成形装置の実施例を第1図〜
第17図について説明する。第16図及び第17図に示すフィ
ルタエレメントは特公昭61−291015号に示される濾過エ
レメントと実質的に同一の形状を有する。即ち、フィル
タエレメントとして成形された濾紙6は山部6aと谷部6b
からなる多数の襞を形成し、襞の一方の端部の各山部の
両斜面(対向面16、17)を近接させ、その襞の山部内面
の頂部から所定位置までを接合して第一の接合部6cを形
成し、更に襞の他方の端部の各谷部の両斜面(裏側の対
向面16、17)を近接させ、その襞の谷部内面の底部から
所定位置までを接合して第二の接合部6dを形成した形状
を有する。第16図及び第17図に示すフィルタエレメント
は、第15図に示す帯状濾紙6′から製造される。帯状濾
紙6′は表面にV字状の上方線状凹部7aと裏面にY字状
の下方線状凹部7bからなる線状凹部7を有する。
この発明の濾紙成形装置1は、第1図に示すように、エ
ッジング装置2と、接着剤供給装置3と、折曲げ装置4
と、圧着装置5とを有する。エッジング装置2は、帯状
濾紙6′の表面に形成すべき線状凹部7と相補的形状を
有しかつ帯状濾紙6′の長さ方向に対しほぼ直角方向に
突出する線状突起8を有する一対の回転ドラム9を備え
る。接着剤供給装置3は、線状凹部7が形成された帯状
濾紙6′の表面及び裏面の縁部に沿って熱可塑性の接着
剤10を塗布する。折曲げ装置4は、接着剤が付着されな
い帯状濾紙6′の一部と接触しかつ帯状濾紙6′に対し
進行方向の座屈力を与えて線状凹部7で折曲げる。圧着
装置5は、第4図に示すように、帯状濾紙6′の搬送方
向と平行に配置された回転軸11、12を有しかつ帯状濾紙
6′の両側に配置された一対のスクリュードラム13、14
が設けられる。圧着装置5は、第6図に示すように、回
転するスクリュードラム13、14の減少するピッチで形成
されたねじ山15間で濾紙6の折曲げ部6eを搬送すること
により、折曲げられかつ重ねられた濾紙6の対向面16、
17を互いに圧着して接着剤10により対向面16、17を接着
する。
第2図に示すように、濾紙成形装置1は、フレーム20を
有し、フレーム20の前方には、フレーム20又は他の保持
装置により支持された軸上に回転可能に帯状濾紙6′の
ロール(図示せず)が支持される。ロールから引き出さ
れる帯状濾紙6′は、エッジング装置2に供給される。
エッジング装置2の回転ドラム9は、帯状濾紙6′の長
さ方向に対してほぼ直角方向の線状凹部7を帯状濾紙
6′に押圧成形する一対のエッジングドラム21、22を有
する。エッジングドラム21と22は、それぞれ帯状濾紙
6′の上方と下方でフレーム20に回転可能に取付けられ
た軸23と24上に支持される。
第15図に示すように、複数の線状凹部7は、帯状濾紙
6′の長さ方向に対してほぼ直角であるが、約θ=±3
〜10゜の角度で傾斜する線を有する。また、線状凹部7
は、エッジングドラム21の線状突起25とエッジングドラ
ム22の線状突起26とを帯状濾紙6′に上方及び下方から
一定角度間隔だけ分離して押圧することにより、帯状濾
紙6′の表面から線状凹部7が幅方向に交互に窪むよう
に成形される。線状凹部7は、それぞれ上方と下方から
押圧成形された上面線状凹部7aと下面線状凹部7bとを有
する。従って、エッジングドラム21には、第1図に実線
で示す上面線状凹部7aを形成する線状突起25が設けら
れ、エッジングドラム22には、第1図に点線で示す下面
線状突起7bを形成する線状突起26が設けられる。
エッジング装置2で線状凹部22と23が形成された帯状濾
紙6′は、接着剤供給装置3に送られる。接着剤供給装
置3は、フレーム20に固定され、第2図に示すように、
帯状濾紙6′の方向を反転する反転装置30と、一対の接
着剤塗布装置31とを有する。反転装置30は、帯状濾紙
6′の裏面を上方に向ける2個のローラ32及び33と、帯
状濾紙6′の表面を再び上方に向ける1個のローラ34と
を有する。接着剤塗布装置31は、ローラ33と34との間に
配置されかつ帯状濾紙6′の裏面に合成樹脂接着剤を塗
布する接着剤供給管35と、ローラ34の後方で帯状濾紙
6′の表面に接着剤を塗布する接着剤供給管36とを有す
る。接着剤供給管35、36には加圧かつ溶融された接着剤
が接着剤供給源(図示せず)から圧送され、帯状濾紙
6′の表面及び裏面の各々に線状に接着剤10が付着され
る。
このように接着剤10が塗布された帯状濾紙6′は、フレ
ーム20に取付けられた折曲げ装置4に送られる。折曲げ
装置4は、第4図及び第7図に示すように、水平同軸上
に取付けられた一対の対向ローラ40を有する。各ローラ
40は、それぞれ上下に対向する一対のローラ40を有す
る。ローラ40は接着剤10が付着されない帯状濾紙6′の
表面に接触して、帯状濾紙6′に対し進行方向の座屈力
を加える。折曲げ装置4の後方には圧着装置5がフレー
ム20に取付けられ、圧着装置5において濾紙6を搬送す
る速度は遅いため、折曲げ装置4のローラ40の回転によ
り、帯状濾紙6′は線状凹部7で襞状に折曲げられ、濾
紙6が形成される。
第4図及び第5図に示すように、圧着装置5の一対のス
クリュードラム13、14はそれぞれ互いに異なる高さの回
転軸11、12を有し、第6図に示すように、スクリュード
ラム13のねじ山15は濾紙6の表面の窪み50に係合し、ス
クリュードラム14のねじ山15は濾紙6の裏面の窪み51
(第16図及び第17図)に係合する。第7図に示すよう
に、スクリュードラム13、14に形成されたねじ山15のピ
ッチは、それぞれ濾紙6の進行方向に対し、徐々に減少
しする減少ピッチ部52と減少ピッチ部52の後方に形成さ
れた一定ピッチ部53とを有する。一定ピッチ部53のねじ
山15間で搬送される濾紙6の対向面16、17は圧着され、
接着剤10で強固に接着される。
次に、襞状の濾紙6は圧着装置5から矯正搬送装置60に
送られる。矯正搬送装置60は、第8図に示すように、濾
紙6の上面、下面及び両側面と接触し、濾紙6を進行方
向に搬送する駆動ベルト61、62、63及び64が設けられ、
濾紙6が円滑に移動する。第13図に示すように、矯正搬
送装置60は、濾紙6の搬送中に濾紙6に冷風及び温風を
供給する接着剤硬化装置65を有する。接着剤硬化装置65
によって5℃の冷風及び80℃の温風を濾紙6に供給する
ことにより、熱可塑性接着剤10の硬化を促進する。矯正
搬送装置60は、スクリュードラム13、14の圧着時に接着
剤が完全に硬化せず、更に襞状の濾紙6のピッチが不均
一になる可能性があるので、接着部の剥離防止のため、
接着剤10を短時間内に硬化して濾紙6を所定の形状に保
持する機能を有する。また、矯正搬送装置60の駆動ベル
トは、襞状の濾紙6の山部間ピッチを調整するため、モ
ータの回転数制御又はクラッチ及び減速機の切り換えに
より、駆動ベルトの搬送速度を調整することができる。
上記構成において、ロールから引き出された帯状濾紙
6′は、エッジング装置2のエッジングドラム21と22と
の間で線状凹部7が形成される。その後、接着剤供給装
置3の接着剤供給管35、36から、接着剤10が帯状濾紙
6′の表面及び裏面に線状に付着される。この状態で、
圧着装置5の方向に折曲げ装置4のローラ40は接着剤10
が付着されない帯状濾紙6′の表面に接触して、帯状濾
紙6′に対し進行方向の座屈力を加えるので、帯状濾紙
6′は線状凹部7で襞状に折曲げられる。折曲げられた
濾紙6は、徐々に減少しする減少ピッチ部52と減少ピッ
チ部52の後方に形成された一定ピッチ部53とを有する圧
着装置5のねじ山15により所定のピッチで圧着され、接
着される。その後、矯正搬送装置60により、濾紙6は、
搬送中に温風で加熱され、濾紙6の山部と谷部のピッチ
が矯正される。
本実施例では、濾紙6は更に加工される。即ち、矯正搬
送装置60から排出される濾紙6は、第9図及び第10図に
示す切断装置70に供給される。切断装置70は襞状の濾紙
60を所定の長さに切断する機能を有する。切断装置70
は、モータ71と、モータ71に駆動接続された正逆転クラ
ッチ66と、正逆転クラッチ66に駆動連結されたクラッチ
クラッチブレーキ67と、クラッチブレーキ67の駆動軸に
接続された送りボールねじ72と、送りボールねじ72に噛
合う可動支持装置73とを有する。更に、切断装置70は、
可動支持装置73上に取付けられたエアシリンダ74及び75
と、エアシリンダ74及び75に取付けられた回転可能なブ
レード76を有する。更に、第11図に示すように、切断装
置70は濾紙6の山部の頂部を検出する光反射型センサ77
と、濾紙6の山部の数を計数するカウンタに接続された
光透過型センサ78とを有する。
上記構成において、センサ78が濾紙6の所定の山数を計
数したとき、モータ71が作動され、ブレード76は濾紙6
の搬送速度と同一の速度でかつ濾紙6と同一方向に移動
される。これと同時に、ブレード76が回転され、またエ
アシリンダ74、75が作動されるので、ブレード76は上方
に垂直に移動すると同時に、一定の高さまで移動した
後、濾紙6の搬送方向と直角に、即ち第10図に示す位置
から右へ水平に移動される。ブレード76の搬送方向、垂
直方向及び水平方向移動により、濾紙6が切断される
と、図示しないリミットスイッチがブレード76の支持部
により作動され、運動を停止して、次の濾紙6の切断の
ため、下方左側でかつ前方の最初の位置へ戻される。
更に、第14図に示すように、所定の長さで切断された濾
紙6は、サークリング装置80で円形に形成される。これ
は、濾紙6から形成されるフィルタエレメントを金属製
環状ケースに収納するためである。サークリング装置80
は、一対のスクリュードラム81、82を有する。スクリュ
ードラム81は、等間隔に形成されたねじ山83と、ねじ山
83の後方に設けられかつ拡大する直径を有する円錐部84
を有する。円錐部84にはねじ山は形成されない。また、
スクリュードラム82は、等間隔に形成されたねじ山85
と、ねじ山85の後方に設けられかつ縮小する直径を有す
る円錐部86を有する。円錐部86には減少されたピッチ87
が形成される。このため、襞状の濾紙6は、第14図に鎖
線で示すようにほぼ一定の曲率で湾曲した形状となる。
サークリング装置80には、スクリュードラム81と82との
間に伸びる温風供給装置88が設けられ、スクリュードラ
ム81と82のねじ山で濾紙6の形状が変形されるとき、接
着剤10を一時的に軟化させる。
前記の説明から理解できるように、この発明により濾紙
6を成形する際に、帯状濾紙6′の表面を部分的に押圧
して、帯状濾紙6′の表面に線状凹部7を形成する。コ
イル状に巻かれたロールから引き出された帯状濾紙6′
は、エッジングにより表面及び裏面に折曲げ線となる線
状凹部7が一定間隔で形成される。その後、線状凹部7
を形成した帯状濾紙6′が搬送中に反転され、帯状濾紙
6′の表面及び裏面の縁部に沿い接着剤10を塗布する。
接着剤10は帯状濾紙6′の表面及び裏面の縁部に沿い平
行に線状に塗布される。この状態で、帯状濾紙6′に対
し進行方向の座屈力を与えて接着剤10を塗布した帯状濾
紙6′を線状凹部7で折曲げて濾紙6を形成する。この
状態では濾紙6に山部6aと谷部6bが形成される。更に、
濾紙6の搬送方向に回転軸11、12を有しかつ濾紙6の両
側に配置されかつ回転する一対のスクリュードラム13、
14の減少するピッチで形成されたねじ山15間で濾紙6の
折曲げ部6eを搬送することにより、折曲げられかつ重ね
られた濾紙6の対向面16、17を互いに圧着しかつ接着す
る圧着工程とで構成される。
帯状濾紙6′の表面を部分的に押圧して、帯状濾紙6′
の表面に線状凹部7を形成した後、線状凹部7を形成し
た帯状濾紙6′の表面及び裏面の縁部に沿い接着剤10を
塗布するので、その後、帯状濾紙6′に対し進行方向の
座屈力を与えて接着剤10を塗布した帯状濾紙6′を線状
凹部7で円滑に折曲げることができる。また、帯状濾紙
6′の搬送方向に回転軸11、12を有しかつ帯状濾紙6′
の両側に配置されかつ回転する一対のスクリュードラム
13、14の減少するピッチで形成されたねじ山15間で濾紙
6の折曲げ部6eを搬送することにより、折曲げられかつ
重ねられた濾紙6の対向面16、17を互いに確実に圧着し
かつ接着することができる。接着剤10を介して濾紙6の
対向面16、17を互いに密着させるので、濾紙6は所定の
形状に形成され、この形状は接着剤10の固化後変形しな
い。
発明の効果 この発明は、上述のように、接着剤により所定の形状に
保持された濾紙を高速度でかつ正確に形成することがで
きる。即ち、接着剤を塗布した濾紙を折曲げた後、濾紙
の対向面を互いに密着するので、濾紙は所定の形状に形
成され、この形状は接着剤の固化後長期間変形しない。
従って、この濾紙から成形されたフィルタエレメント
は、部分的に濾過性能が不均一にならない。また、折曲
げ装置により濾紙に対し進行方向の座屈力を与えて濾紙
を折曲げ、圧着装置において濾紙の両側に配置されかつ
回転する一対のスクリュードラムのねじ山間で機械的に
濾紙の対向面を圧着するので、濾紙は正確に所定の形状
を有するフィルタエレメントに形成される。従って、こ
の発明の濾紙成形装置は、所定の形状を有するフィルタ
エレメントの大量生産に適することが理解できよう。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による濾紙成形装置の概念を示す斜視
図、第2図は濾紙成形装置の側面図、第3図はエッジン
グ装置の側面図、第4図は折曲げ装置及び圧着装置の平
面図、第5図は圧着装置の端面図、第6図はスクリュー
ドラムで帯状濾紙を襞状に形成する状態を示す部分図、
第7図はスクリュードラムの側面図、第8図は矯正搬送
装置の断面図、第9図は切断装置の側面図、第10図は切
断装置の断面図、第11図は切断装置の斜視図、第12図は
矯正搬送装置の側面図、第13図は矯正搬送装置の断面
図、第14図はサークリング装置の平面図、第15図は線状
凹部を有する濾紙の平面図、第16図は形成されたフィル
タエレメントの一方向から見た斜視図で、第17図は他方
向から見たフィルタエレメントの斜視図である。 1……濾紙成形装置、2……エッジング装置、3……接
着剤供給装置、4……折曲げ装置、5……圧着装置、6
……濾紙、6′……帯状濾紙、6e……折曲げ部、7……
線状凹部、8……線状突起、9……回転ドラム、10……
接着剤、11、12……回転軸、13、14……スクリュードラ
ム、15……ねじ山、16、17……対向面、21、22……エッ
ジングドラム、25、26……線状突起、

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】帯状濾紙の表面を部分的に押圧して、帯状
    濾紙の表面に線状凹部を形成するエッジング工程と、線
    状凹部を形成した帯状濾紙の表面及び裏面の縁部に沿い
    接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、帯状濾紙に対し進
    行方向の座屈力を与えて接着剤を塗布した帯状濾紙を線
    状凹部で折曲げて濾紙を形成する折曲げ工程と、帯状濾
    紙の搬送方向に回転軸を有しかつ帯状濾紙の両側に配置
    されかつ回転する一対のスクリュードラムの減少するピ
    ッチで形成されたねじ山間で濾紙の折曲げ部を搬送する
    ことにより、折曲げられかつ重ねられた濾紙の対向面を
    互いに圧着しかつ接着する圧着工程とで構成されること
    を特徴とする濾紙成形法。
  2. 【請求項2】帯状濾紙の表面に形成すべき線状凹部と相
    補的形状を有しかつ帯状濾紙の長さ方向に対しほぼ直角
    に突出する線状突起を有する回転ドラムを備えたエッジ
    ング装置と、帯状濾紙の表面及び裏面の縁部に沿い接着
    剤を塗布する接着剤供給装置と、接着剤が付着されない
    帯状濾紙の一部と接触しかつ帯状濾紙に対し進行方向の
    座屈力を与えて線状凹部で折曲げる折曲げ装置と、帯状
    濾紙の搬送方向に回転軸を有しかつ帯状濾紙の両側に配
    置された一対のスクリュードラムが設けられ、回転する
    スクリュードラムの減少するピッチで形成されたねじ山
    間で濾紙の折曲げ部を搬送することにより、折曲げられ
    かつ重ねられた濾紙の対向面を互いに圧着しかつ接着す
    る圧着装置とで構成されることを特徴とする濾紙成形装
    置。
  3. 【請求項3】エッジング装置は、帯状濾紙の両側に配置
    されかつ濾紙の両面に線状凹部を形成する一対のエッジ
    ングドラムを有する特許請求の範囲第(2)項記載の濾
    紙成形装置。
  4. 【請求項4】接着剤供給装置は帯状濾紙を反転する反転
    ローラを有する特許請求の範囲第(2)項記載の濾紙成
    形装置。
  5. 【請求項5】圧着装置の位一対のスクリュードラムは互
    いに異なる高さの回転軸を有し、一方のスクリュードラ
    ムのねじ山は帯状濾紙の表面の窪みに係合し、他方のス
    クリュードラムのねじ山は帯状濾紙の裏面の窪みに係合
    する特許請求の範囲第(4)項記載の濾紙成形装置。
  6. 【請求項6】スクリュードラムに形成されたねじ山のピ
    ッチは、濾紙の進行方向に対し、徐々に減少する減少ピ
    ッチ部と減少ピッチ部の後方に形成された一定のピッチ
    部とを有する特許請求の範囲第(4)項記載の濾紙成形
    装置。
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