JPH0798551A - ふっ素エラストマーで表面被覆された融着ロール - Google Patents

ふっ素エラストマーで表面被覆された融着ロール

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JPH0798551A
JPH0798551A JP3041140A JP4114091A JPH0798551A JP H0798551 A JPH0798551 A JP H0798551A JP 3041140 A JP3041140 A JP 3041140A JP 4114091 A JP4114091 A JP 4114091A JP H0798551 A JPH0798551 A JP H0798551A
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fusing
fluoroelastomer
roll
fusion
toner
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JP3041140A
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English (en)
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Rosario Chris Del
クリス・デル・ロサリオ
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Ames Rubber Corp
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Ames Rubber Corp
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Publication date
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    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 トナーを紙に融着させた後、紙上に記録する
ことができるトナーの融着ロールを提供する。 【構成】 中空金属コアに、ふっ化ビニリデン(V
2)と23.4モル%以上のヘキサフルオロプロピレ
ン(HFP)を含むふっ素エラストマー表面を形成した
融着ロール。VF2とHFPの共重合体よりなるふっ素
エラストマー材料のふっ素含有量は、少なくとも69重
量%以上である。 【効果】 メルカプト官能基含有剥離剤の作用に頼らず
に、オフセットを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般的に、加熱融着
部材に関するものであり、更に詳細にはトナ−を記録紙
に固着させるために熱と圧力をかけるためのふっ素エラ
ストマ−表面を有する融着ロ−ルに関するものである。
このふっ素表面は、オフセットを生じないでトナ−が記
録紙に固着されることを可能にし、許容し得ない物理的
劣化を受けること無く、高温やシリコ−ン油やトナ−や
トナ−添加物や紙製品残留物にさらされても、これに耐
えることができる。
【0002】
【従来の技術】乾式複写法によって像を形成する場合に
は、一般的に、熱可溶性粉状トナ−によって形成される
像が、静電力によって紙等の記録媒体のくもの巣状表面
の上に選択的に配置される。融着過程中に加熱されたロ
−ラ−等の融着部材によって熱と圧力をかけることによ
って、トナ−は紙に固着させられる。トナ−粉末は、普
通は、無定型(アモルファス)炭素と磁性粒子を含有す
る熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の混合物であり、従来
は、約200〜400゜Fの温度の融着ロ−ルとの直接
接触によって溶融させられる。好適な実際の温度範囲を
「融着ウィンドウ」と呼ぶ。融着ウィンドウはTw=T
off−Tminであり、Toffは「ホットオフセット」温度
であり、Tminは最低融着温度である。ホットオフセッ
トは、融けたトナ−層内の凝集力がトナ−とロ−ラ−表
面との間の接着力よりも小さい温度に関するものであ
る。Tminは、トナ−を記録紙にどうにか固着させるこ
とができる最低温度である。この温度範囲は、ロ−ル材
料、トナ−の種類、剥離剤および圧力によって左右され
る。重要な事は、「オフセット」が起こらないでトナ−
が固着されることである。最低30゜Fの融着ウインド
ウが利用されている機械商品も有るが、大きいほど良
い。従って、60゜Fの融着ウインドウが理想的であ
り、100゜Fが特に望ましい。トナーをその軟化点以
上まで加熱し、紙繊維の間隙中に軟化したトナ−を押し
込むために圧力を加えることによって、トナ−像を記録
紙に融着させる。熱可塑性樹脂トナ−は冷却するにつれ
て記録紙に固着される。融着過程は、従来、その上にト
ナ−を有する記録媒体を、二つの対ロ−ラ−が合うニッ
プ間に供給することによって行われる。両ロ−ラ−の温
度がトナ−の樹脂性担体の軟化点以上になるように、ロ
−ラ−のうちの一つまたは両方が内部から加熱される。
トナ−像に直接的な熱と圧力を加えるために、トナ−像
を有する記録媒体が、互いに押し合う二つのロ−ラ−間
に供給される。圧力量とトナ−が加熱される時間の長さ
が融着の程度を決定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の融着ロ−ラ−装
置は欠点を有する。軟化されたトナ−は、一般的に、そ
れが接する融着ロ−ルの表面に対して親和性を有する。
トナ−が融着ロ−ルの表面に付着すると、ロ−ラ−の次
の回転中に記録媒体の選ばれていない部分の上に、トナ
−が非意図的に沈着する可能性がある。オフセットを防
ぐために、普通は、ポリシロキサン液等の剥離剤の薄い
皮膜が、トナ−像を有する表面と接する融着ロ−ルの表
面に形成される。ポリシロキサン液は、ロ−ラ−表面の
表面自由エネルギ−を低下させ、ロ−ラ−に対するトナ
−の親和性を弱める。しかしながら、像の融着時に、剥
離剤が記録媒体の表面に移される。これは、場合によっ
ては、記録媒体の表面上に記録する能力を妨げる。更
に、ポリシロキサン液は、ロ−ル被覆層の表面中に吸収
されることによって或る種のロ−ル被覆材の早期の機能
停止を引き起こす。これは融着ロ−ルの耐摩耗性を低下
させ、ロ−ル被覆層の膨潤を引き起こし、それが二つの
ロ−ラ−間の不均一な圧力分布と不均一な融着を発生さ
せ、より劣った印刷特性を生じさせることがある。融着
ロ−ルは、普通、ポリフルオロカ−ボン樹脂とポリシロ
キサンエラストマ−とポリフルオロカ−ボンエラストマ
−の三種の材料のうちの一つの表面材料を使って作られ
る。これらの三種の材料の各々が適切なレベルの熱抵抗
と熱安定性を有するけれども、各々が或る不備な点を有
する。ポリフルオロカ−ボン樹脂は、十分な柔軟性と弾
力性に欠けるので、欠点を有する。融着ロ−ルの表面が
軟化させられたトナ−よりも硬く、トナ−によって変形
させられないことになるので、この事はコピ−特性に悪
影響を及ぼす。従って、この事から、トナ−像を変位さ
せ、不均一な像光沢と像の尖鋭さを低下させることがあ
る。ポリシロキサンエラストマーはその柔軟性と弾力性
が十分であり、それらの使用は高品質の融着像を生ず
る。ポリシロキサンエラストマ−ロ−ラ−に関連してポ
リシロキサン液を使用することは、ロ−ラ−のトナ−剥
離能力を高めるが、シリコ−ン油吸収のためにロ−ラ−
の寿命を縮める。ポリフルオロカ−ボンエラストマ−
は、普通、それらの表面張力が35−37nMnと高い
ことに起因する、容認し得ないトナ−剥離特性を有す
る。剥離剤液が必要である。いくつかの融着ロ−ル材料
の表面張力値を下記の表1に示す。
【0004】
【表1】
【0005】米国特許第4257699号、同第426
4191号および同第4272179号には、上記の不
備な点の多くを解決するように考案された様々な融着ロ
−ル構造について述べられている。これらの融着ロ−ル
は、コアとその上に設けられた少くとも二つのエラスト
マ−層を有する。好ましいエラストマーは残留金属化合
物を含有するふっ素エラストマーであり、少なくとも外
側エラストマー層が分散させられている追加の金属含有
充填剤を含有する。メルカプト官能基を有する高分子剥
離剤が融着ロールの表面に塗布されている。剥離「フィ
ルム」を生じさせるために、外側エラストマー層中の金
属含有充填剤は、融着ロールの作動面上の高分子剥離剤
と相互に作用し合うに十分な量だけ存在しなければなら
ない。このフィルムは、熱可塑性樹脂トナーがエラスト
マー材料自体と接触するのを防ぐ。このフィルムは、操
作温度でトナーの表面エネルギーよりも小さい表面エネ
ルギーを有さなければならない。この構造は満足のゆく
ものであるけれど、それには欠点がある。記載されてい
るメルカプト官能基を有する高分子剥離剤は、高価であ
り、融着後に紙の上に記録する能力を妨げる。それら
は、オフィス環境中で不愉快な臭いを与え、著しくより
高価であり、コピー装置の内部表面や外部表面および複
写機が備えられているオフィス環境をしばしば汚染す
る。従って、上記の従来の融着システムの欠点を克服す
る改良された融着システムの提供が望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】一般的に言うと、本発明
によれば、オフセットを防ぐためにメルカプト官能基含
有剥離剤の使用を必要としない、トナ−を記録媒体に融
着させるために熱と圧力を加えるためのふっ素エラスト
マ−表面を含む融着部材が提供される。ふっ素エラスト
マ−は、少なくともふっ化ビニリデン(VF2)と約2
3.4モル%以上、好ましくは約30.0モル%以上、
最も好ましくは約38.1モル%以上のヘキサフルオロ
プロピレン(HFP)を含有する。VF2とHFPの共
重合体では、これは少なくとも69重量%以上のふっ素
含量に相当する。ふっ素エラストマ−材料は、ヘキサフ
ルオロプロピリデンジフェノ−ルや塩化/臭化トリフェ
ノ−ルベンジルホスホニウムや酸受容体等の硬化添加剤
も含有していてもよい。このようなふっ素エラストマ−
材料は、メルカプト官能基含有ポリシロキサン剥離剤と
ふっ素エラストマ−中に含まれる酸化金属との間の反応
を必要としないでオフセットを防ぎ、単独でまたはメル
カプト官能基化合物を含有しないポリシロキサン液状剥
離剤と一緒に安定に使用することができる。従って、ト
ナ−を記録媒体に固着するための改良された融着ロ−ル
を提供することが本発明の一つの目的である。本発明の
他の目的は、高温やシリコ−ン油やトナ−やトナ−添加
剤や紙製品残留物にさらされることによって劣化を受け
にくい、改良された融着ロ−ルを提供することである。
本発明の更なる他の目的は、酸化金属とメルカプト官能
基含有剥離剤化合物との間の相互作用を必要としない融
着ロ−ルシステムを提供することである。本発明の更に
他の目的は、融着後に紙上に記録する能力を妨げること
なく紙にトナ−を融着させる融着ロ−ルを提供すること
である。本発明の更に他の目的と利点は明細書と図面か
らある程度理解され明らかになるだろう。従って、本発
明は下記に例証される特長と特性と要素関係を有する構
造からなり、本発明の範囲は特許請求の範囲に示されて
いる通りである。
【0007】本発明に従って構成される融着部材は、ふ
っ素エラストマ−材表面を含む。この融着部材は、ベル
トであっても平坦な表面であってもあるいは高温高圧下
で紙等の記録媒体に熱可塑性樹脂粉末像を固着させるの
に適する形を有する別の基体であってもよい。この融着
部材はふっ素エラストマ−材で覆われている中空金属コ
アを有するロ−ルであるのが好ましい。ふっ素エラスト
マ−表面を加熱するために発熱体がコアの内部に含まれ
ていてもよい。オフセットを生じないで金属酸化物とメ
ルカプト官能基含有剥離剤との相互作用に頼らないで紙
等の記録媒体に熱可塑性樹脂粉末像を固着させるため
に、この融着ロ−ルを使用することができる。融着ロ−
ル表面として好ましいふっ素エラストマ−材料は、融着
ロ−ル中に使われている従来のふっ素エラストマ−より
も高いモル含量のHFPを含む。HFPのモル含量は約
23.4モル%以上であり、好ましくは約30.0モル
%以上であり、最も好ましくは約38.1モル%以上で
ある。ふっ化ビニリデン(VF2)とヘキサフルオロプ
ロピレン(HFP)との共重合体は、重量%で69%以
上で約71%までの総量のふっ素を含む。ヘキサフルオ
ロプロピレンに対するふっ化ビニリデンの重量比(VF
2/HFP)が約1.40以下になるように、ふっ素エ
ラストマ−はふっ化ビニリデン・モノマーよりも多くの
ヘキサフルオロプロピレン・モノマーを含むのが好まし
い。VF2/HFP比は1.2以下で0.7以上である
のが好ましく、最も好ましい範囲は約0.70と0.8
0の間である。エラストマ−材料は硬化添加剤、ヘキサ
フルオロプロピリデンジフェノ−ル、塩化/臭化トリフ
ェニルベンジルホスホニウムおよび酸受容体も含んでい
てもよい。より高量のヘキサフルオロプロピレンが効果
的であるのは表面エネルギ−に関連していると思われ
る。ポリテトラフルオロエチレンとふっ化ポリビニリデ
ンの表面エネルギ−が18.5mNmであるのに較べ
て、ポリヘキサフルオロプロピレンは16.2−17.
1mMmの表面エネルギ−を有する。
【0008】
【実施例】二つの比較のための金属酸化物を充填された
融着ロ−ル表面用組成物AとB、二つの金属酸化物を充
填された融着ロ−ル表面材用組成物CとD、および金属
酸化物を充填されていないふっ素エラストマ−融着ロ−
ル表面材用組成物Eの組成を表2に示す。「金属酸化物
なし」という指定は、従来組成物を橋架するために活性
剤および酸受容体として必要とされかつ普通に使用され
ている金属酸化物を、活性剤および酸受容体として作用
させるには十分な量を含有しているとはいえず、トナー
剥離特性を高めるためのメルカプト官能基含有剥離剤化
合物と反応するには不十分な量を含有するエラストマー
のことをいう。
【0009】
【表2】
【0010】
【表3】
【0011】
【表4】
【0012】2ロール混合ミルを使って成分を混合する
ことによって、表2−4の5つの組成物A〜Eを調整し
た。「たまり」を得るために二つのミルロール間に重合
体を入れた。均一な粘度が達成されるまでミルからシー
トを切り離すことによってクロスブレンディングを得
た。次に、重合体たまり上に粉状成分を加えて、切り返
しとクロスブレンディングによってたまり中に分散させ
た。次に、硬化剤を加えて、組成物を切り返しクロスブ
レンドして全成分の完全で均質な分散混合物を得た。得
られた材料を、空気中で冷却させて、コンパウンド試験
にかけた後に融着ロールを覆うのに使用した。同業者の
間でバンバリーとして知られている密閉式混合機を使っ
て成分を混合することもできる。液状組成物を使って融
着ローラー材料を形成する場合には、「インシチュー」
混合法で組成物を効果的に調製することができる。イン
シチュー混合は、溶媒中に重合体を溶解させた後に活性
剤や硬化剤等の粉状成分を加えるものである。急速にゲ
ル化する傾向がある組成物では、水酸化カルシウムまた
は促進剤を隔離するために二成分系または三成分系を用
いるのが好ましい。本発明に従って形成される融着ロー
ルの実施例を下記の実施例によって説明する。これらの
実施例は、説明の目的だけのために紹介されているもの
であり、限定的な意味に解釈されるよう意図されている
ものではない。
【0013】実施例1 図2は、表面層202で覆われたインサート201を含
む単層融着ロール200の一部を説明するものである。
表2−4に記載されている組成の金属酸化物を補充され
ていないふっ素エラストマーEからなる0.020イン
チ厚の表面層で直径1.5インチのアルミニウム製コア
を覆うことによってロール200を作製した。表2−4
に記載されている組成物を2ロールミル中で混合し、シ
ートを予備成形し、エポキシ系接着剤(Thixon3
00−301)でそのシートをアルミニウム製インサー
トにラミネートすることによってサンプルの融着ロール
200を作製した。このサンプルを型に入れて350°
Fで30分間硬化させた。空気循環炉中で450°Fで
24時間までの間それを後硬化させた。表面層202の
所望の厚さと直径を得るために、硬化したふっ素エラス
トマー表面を最終表面研削にかけた。図1に示す融着試
験アセンブリー100には、融着ロール20と圧力ロー
ル30の間において一枚の紙13上の一定量のトナー粒
子12を融着させるための熱と圧力を加える融着ロール
200を設置した。融着試験アセンブリー100は、融
着ロール20の表面に剥離剤を塗布するためのウィック
15を含む剥離剤塗布装置11を備える。ウィック15
での剥離剤の沈着の前にストリッパフィンガー16がロ
ール20に当接する。トナー12を紙13に融着させる
ために、融着ロール200と圧力ロール30間に、8.
5×11.5インチの大きさで75g/m2の一枚の紙
で、表面上にトナー粒子を有する紙を通すことによっ
て、融着試験を実施した。融着ロール200の表面温度
は、300°Fの出発表面温度からホットオフセットが
明白になる温度である300°Fまでに調整された。ポ
リシロキサン化合物剥離剤を使用しない場合と、ポリシ
ロキサン化合物剥離剤を使用する場合の両方で、融着ロ
ール試験を実施した。液は、ゼロックスの融着剤106
5−8200、8700−V/9210、9500/9
700−Vおよび9900であると表示されたメルカプ
ト官能基含有ポリシロキサン化合物であった。メルカプ
ト官能基含有ポリシロキサン化合物を使って得られた結
果を、ダウコーニングDC200であると表示されたメ
ルカプト官能基非含有ポリシロキサン化合物と比較し
た。結果を下記の表5にまとめる。
【0014】
【表5】
【0015】本発明に従って調製された金属酸化物を補
充されていない組成物である組成物Eはメルカプト官能
基非含有液を使った場合には90°Fの融着ウィンドウ
を提供し、メルカプト官能基含有ポリシロキサン液を使
った場合には80°Fの融着ウィンドウを提供したこと
を、融着ロール試験の結果が示した。従って、トナー粒
子の剥離はメルカプトと金属酸化物との相互作用によっ
て左右されなかった。ゼロックス2830トナーが用い
られた場合には、ポリシロキサンメルカプト官能基液を
使わないで100°Fのウィンドウが得られた。
【0016】実施例2 図3の多層融着ロール300についても試験した。ロー
ル300は、基層303と、その上に設けられたつなぎ
層304と、つなぎ層304上の表面層302で覆われ
たインサート301を含み、直径1.5インチのアルミ
ニウム製インサート301を35ミル厚のシリコーンコ
ンパウンド基層303で覆うことによって調製された。
その上に1〜2ミル厚のふっ素エラストマーコンパウン
ドつなぎ層を設け、組成物Eで形成された5ミル厚の表
面層302をつなぎ層304上に設けた。この多層構造
は、デザイン/部品構成の面で、より大きいなじみやす
さと熱伝導性と可とう性を提供することができ、製品コ
ストを下げることができる。金属酸化物粉末等の熱伝導
性充填剤をシリコーン基層に含ませるのが好ましい。1
00部のシリコーンベース(SE6035)と、200
部の5ミクロン酸化アルミニウムと、100部の赤色色
素(K6270)と、4部のプロセス添加剤(S88
0)と、1.5部の硬化剤(バロックス)とを2ロール
ミルを使って混合することによって、基層303用シリ
コーンコンパウンドを調製した。混合の後に、アルミニ
ウム製インサート301に接着剤(プライマー18)を
塗布し、実施例1に記載されている方法に従って圧縮成
形によってシリコーンコンパウンドを施した。サンプル
を400°Fで4時間後硬化させた後に表面を研削し
た。シリコーン基層303の表面を溶媒で洗浄し、プラ
イマーを塗布して乾燥させた。メチルエチルケトン(M
EK)とメチルイソブチルケトン(MIBK)の50:
50混合溶媒中にふっ素エラストマーコンパウンドを溶
解させて作った15%固溶体をプライマー上に吹き付け
ることによって、ふっ素エラストマーつなぎ層304を
形成した。ケトン混合物は、溶媒乾燥速度に影響を及ぼ
すだけなので、欠くことのできないものではない。組成
物Eからなる表面層302をつなぎ層304上に吹き付
けて仕上がり厚5ミルを得た。融着ロール300を、2
4時間室温に保ち、循環熱空気炉中で450°Fで24
時間以内の時間で硬化させた。所望の表面厚と直径を得
るために、硬化させられた融着ロール300を最終表面
研削にかけた。多層融着ロール300を図1に示す融着
試験アセンブリー100中に設置し、実施例1に記載さ
れている通りに融着試験を行なった。組成物Eは、メル
カプト官能基非含有ポリシロキサン剥離液が使用された
場合には70−100°Fの融着ウィンドウを提供し、
ゼロックスのメルカプト官能基含有化合物を使った場合
には50°Fの融着ウィンドウを提供したことを、試験
結果が示す。従って、トナーを剥離する能力は金属酸化
物とメルカプトとの相互作用によって左右されなかっ
た。ゼロックストナー2830が紙に塗布された場合に
は、融着ロール300はポリシロキサン化合物の使用無
くしてトナー剥離性を示した。試験結果を下記の表6に
まとめる。
【0017】
【表6】
【0018】実施例3 組成物Eからなる2ミル厚の皮膜で覆われた4ミル厚の
ふっ素エラストマー基層で直径3インチのアルミニウム
製インサートを覆うことによって、融着ロールサンプル
を形成した。先ず、2ロール混合ミル中で基層材料と表
面層コンパウンドを混合することによって、融着ロール
サンプルを作製した。100部のビトンE60ふっ素エ
ラストマー、30部のサーマルカーボンブラック充填
剤、活性剤/酸受容体としての12部の酸化マグネシウ
ム、5部の色素(フェロV1106赤)および5.5部
の混合された硬化剤(キュラティブ20と30)を使っ
て基層コンパウンドを作った。混合された出発材料をM
IBKとMEKの50:50混合溶媒中に溶解させて約
15%濃度の固溶体を生じさせた。アルミニウム製イン
サートに接着剤(Thixon300/301)を予備
塗布してから、5−6ミルの厚さになるまで基層用固溶
体を吹き付けた。コーティングされたサンプルを、残留
溶媒が蒸発するように室温に維持し、その後に循環空気
炉中で150°Fで24時間以内の時間硬化させた。サ
ンプルを4〜4.5ミルの基層厚になるまで研削した。
サンプルを溶媒で洗浄した後に、サンプル上に15%表
面層用固溶体を吹き付けて4〜4.5ミルの厚さの皮膜
を生じさせた。残留溶媒を蒸発させて、サンプルに熱空
気循環炉中での450°Cで24時間以内の時間の最終
硬化を施し、表面層を1.5〜2.0ミルの厚さまで研
削した。融着ロールサンプルをゼロックス9500複写
機中に装着して、平均粘度が275cstksでメルカ
プト反応性が0.07%のメルカプト官能基含有ポリジ
チルシロキサン油と、ペリカン社によって供給されるゼ
ロックストナー(8200/9210/9500/99
00)を使ってサンプルを試験した。コピー試験が行わ
れたところ、ローラーはオフセットを生じないで非常に
優れたコピー特性を示した。操作者によってロール表面
に引き起こされた機械的故障のために、350000回
のコピーが行われた後にロールを取り除いた。ロール表
面を調べたが、トナー集結や摩耗の形跡は無かった。こ
のことは、ふっ素エラストマー組成物Eがオフセットを
生じることなくメルカプトと金属酸化物との相互作用に
頼ることもなく、非常に優れたコピーを提供することが
できることをはっきりと示した。この表面層組成物は、
金属酸化物充填剤を含まなかったのであり、硬化と活性
化に必要な残留金属酸化物のみでメルカプトと金属酸化
物との相互作用に至るには不十分な金属酸化物を含む。
融着ロール材料を熱源にさらすことによって硬化あるい
は架橋が達成され、様々な方法によってこれをやり遂げ
ることができる。加熱板を有するプレス、蒸気を導入す
ることによって加圧される容器中にゴム部品が投入され
る直接蒸気加硫器、熱空気炉、電子レンジ等を使用する
成形が実例である。硬化法の選択は、部品形態とゴム厚
に決定される。典型的には、0〜10ミルの厚さの場合
には吹き付けと熱空気硬化が用いられ、10ミル以上の
厚さの場合には押し出し、蒸気硬化または予備成形(型
成形)が用いられる。ふっ素エラストマー樹脂を架橋さ
せるための求核付加硬化は、フリーラジカル重合にとっ
て代わる硬化法であり、米国特許第4257699号中
の第9−11欄において論じられている。この方法は、
ふっ素エラストマー組成物Eを硬化させるのにその中で
論じられている同じ一般のメカニズムの次に好適であ
る。ポリマーFCは、混入硬化ポリマーとして知られて
いるビスフェノール架橋剤とホスホニウム塩促進剤を含
有する。酸受容体残留金属酸化物(MgO,PbO,C
aO,ZnO等)の存在は、特に高温抵抗に関して、実
際の加硫後特性を達成するのに必要とされる。MgOは
一般的に酸受容体として分類されており、Ca(OH)
2は活性剤または助促進剤として分類されている。これ
らのレベルの金属酸化物が安定な加工と加硫ゴム特性が
達成される汎用目的系の象徴となる。従って、組成物E
は、3部の酸化マグネシウムと6部の水酸化カルシウム
を含むが、追加の金属酸化物充填剤を含まない。硬化あ
るいは架橋の後に、痕跡量のふっ化水素(HF)と水が
吸収されるかもしれないことを除いては、MgOは変化
しないままである。重大なのは、組成物AやBやDと較
べて、組成物Eはメルカプト官能基含有油を使用しない
でも良好な剥離特性(オフセットなし)をはっきりと示
すことである。
【0019】実施例4(比較例) 表面層組成物が表2−4の組成物Aとしたことを除き、
実施例2に記載されている通りにして、金属酸化物を充
填した多層融着ロールを形成した。実施例1に記載され
ている通りに融着試験を行なったところ、メルカプト官
能基非含有ポリシロキサン液を用いた場合にゼロックス
トナー1055でのコピーで即時のオフセットが明白で
あった。しかしながら、メルカプト官能基含有ポリシロ
キサン融着剤(ゼロックス1065/8200、870
0−V/9210、9500/9700−V、990
0)の使用で300−400°F(100°F)の融着
ウィンドウが達成された。
【0020】
【表7】
【0021】結果に基づいて、組成物Aはオフセットが
生じるのを防ぐためのメルカプトと金属酸化物との相互
作用によって左右されると結論される。非メルカプトポ
リシロキサン油を使ってゼロックス9200トナーを試
験したところ300−330°F(30°F)の融着ウ
ィンドウが観察されたが、メルカプト官能基含有ゼロッ
クス融着剤を用いた場合には観察された融着ウィンドウ
は300−400°F(100°F)であり、オフセッ
トを防ぐためのメルカプトと金属酸化物との相互作用に
よって組成物Aが左右されることをはっきりと示す。
【0022】実施例5(比較例) 表2−4からわかる金属酸化物を充填されたふっ素エラ
ストマー組成物Bを使ってふっ素エラストマー表面層を
形成したことを除き、実施例2に記載されている通りに
して、多層の酸化金属を補充された融着ロ−ルサンプル
を作製した。実施例1に記載されている通りに融着試験
を行った。ゼロックストナ−1055と9200を使用
した場合に、メルカプト官能基非含有ポリシロキサンゼ
ロックス融着剤(1065/8200,8700−V/
9210,9500/9700−Vおよび9900)で
即時のオフセツトが明白であった。メルカプト油を使用
した場合には、ウィンドウは50°Fであった。これら
の結果に基づいて、組成物Bでの適切な性能はメルカプ
トと金属酸化物との相互作用に左右されると結論され
る。組成物Bに関する試験結果を下記の表8にまとめ
る。
【0023】
【表8】
【0024】実施例6(比較例) ふっ素エラストマー表面層が表2中に表示されている組
成物Dで形成されたものとしたことを除き、実施例2に
記載されている通りにして、金属酸化物を充填した多層
融着ロ−ルを作製した。ゼロックストナ−1055と9
200を使って融着試験を行った。メルカプト官能基非
含有ポリシロキサン融着剤を使用した場合に即時のオフ
セツトが生じた。メルカプト官能基ポリシロキサンゼロ
ックス融着油(1065/8200,8700−V/9
210,9500/9700)の使用で300−380
°Fの融着ウィンドウが達成された。これらの結果に基
づいて、組成物Dでの適切な性能はメルカプトと金属酸
化物との相互作用によって左右されると結論される。組
成物Dに関する試験結果を下記の表9にまとめる。
【0025】
【表9】
【0026】実施例7 ふっ素エラストマー表面層材料が表2−4中に表示され
ている組成物Cからなるものとしたことを除き、実施例
2に記載されている通りにして、金属酸化物を充填した
多層融着ローラーを作製した。実施例1に記載されてい
る通りに融着試験を行ったところ、ゼロックストナ−番
号1055と9200が使用された場合に、メルカプト
官能基非含有ポリシロキサンゼロックス融着油(106
5/8200,8700−V/9210,9500/9
700−Vおよび9900)で300−390°Fと3
00−380°Fの融着ウィンドウが観察された事を試
験結果が示した。ふっ素含有量69%のビトンを含むふ
っ素エラストマー組成物Cは、オフセットを避けるため
のメルカプトと金属酸化物との相互作用に、ふっ素エラ
ストマー組成物AやBほどは左右されないことをはっき
りと示した。このより低い依存性は、68%と66%の
ふっ素をそれぞれ含有する組成物AとBであるビトンB
−50とビトンE−45に較べて、ふっ素含有量が69
%と高いことによるものであると思われる。組成物Cに
関する試験の結果を下記の表10にまとめる。
【0027】
【表10】
【0028】実施例8 直径1.5インチのアルミニウム製インサ−トに接着剤
(Chemlok608)を塗布し、管状スチ−ル製の
型中でアルミニウム製インサ−トに0.020インチ厚
のシリコ−ンコンパウンド(SWS832)の被覆を施
すことによって、融着ロ−ルを作製した。コ−ティング
されたインサ−トの中心を決めるのにスチ−ル製スパイ
ダ−を使用した。100部のSWS832と10部の硬
化剤(KL触媒)を混合することによって、シリコ−ン
コンパウンドを調製した。この混合物を、空気駆動式撹
拌器で混合して、捕らえられた気体を除去するために真
空中で5分間脱気した。混合物を、型入れアセンブリ−
中にポンプで送り込み、熱空気循環炉中で212°Fで
1.5時間アセンブリ−を加熱することによって架橋さ
せ、その後に400°Fで4時間後硬化を行った。メル
カプト官能基非含有ポリシロキサン油を使わない場合と
使った場合の両方で、融着ロ−ルをアセンブリ−100
上で試験した。ポリシロキサン油を使用しなかった場合
には、シリコ−ンコンパウンドは、ゼロックストナ−9
200で300−330°Fの融着ウィンドウを、ゼロ
ックストナ−1055で即時のオフセットを、剥離添加
剤を含有するゼロックストナ−2830で300−40
0°Fの融着ウィンドウをはっきりと示した。ポリシロ
キサン剥離剤を使用した場合には、SWS832コンパ
ウンドはゼロックストナ−番号1055と2830と9
200で300−400°Fの融着ウィンドウを示した
が、この事は、オフセットを防ぐためのメルカプトと金
属酸化物との相互作用に左右されない事を証明し、ポリ
シロキサン油との高度の相容性を示す。このシリコ−ン
組成物をポリシロキサン油に連続的にさらすと、それは
膨潤する傾向を示し融着ロ−ルの融着特性を悪化させ
る。しかしながら、ふっ素エラストマー組成物は例によ
って事実上ポリシロキサン油に対して化学作用を起こさ
ないので、融着性能は変化しないままだろう。従って、
ふっ素エラストマー組成物Eの表面層はポリシロキサン
油に関して許容し得る湿潤特性をはっきり示したのであ
り、ポリシロキサン油を通さない。従って、表面層は、
首尾一貫した複写機の長い寿命を提供するはずであり、
メルカプトと金属酸化物との相互作用に依存しない。
【0029】実施例9 充填剤種類とポリシロキサン分子量と架橋メカニズムが
異なる点でSWS832とは違うシリコ−ン材料種であ
るLIM2700を被覆材料としたことを除いて、実施
例8に記載されている通りにして、融着ロ−ルを作製し
た。SWS832は、アルコ−ル反応副生成物を生じる
第1スズ石鹸触媒の存在下でのシラノ−ル−アルコキシ
縮合反応によって形成される縮合硬化である。LIM2
700は、反応副生成物を生じない白金塩の存在下での
付加硬化ビニル基−水酸化物機序である。試験結果を下
記の表11にまとめる。
【0030】
【表11】
【0031】縮合反応系の方が付加反応系よりも良い剥
離特性を提供することを、初期の研究が示唆する。サン
プルが、ポリシロキサンの助けを借りない試験マトリッ
クスで、ゼロックストナ−1055と2830と920
0の場合に即時のオフセットを示したという点で、融着
試験はこの初期の所見を裏付けた。LIM2700によ
るサンプルを金属酸化物が充填されていないふっ化エラ
ストマー組成物と比較すると、シリコ−ンコンパウンド
はポリシロキサン油によって劣化させられるのに対して
ふっ素エラストマ−組成物はポリシロキサン油によって
十分に湿潤させられるが油を通さないままであるという
顕著な差異がある。
【0032】実施例10 実施例8に記載されている通りに、直径1.5インチの
アルミニウム製インサ−トにシリコ−ンコンパウンドを
塗布してから、塗布層を0.010インチ厚のPFAチ
ュ−ブ層で覆うことによって、融着ロ−ルを作製した。
シリコ−ンコ−ティングされたインサ−トをチュ−ブに
挿入し、組立体を600°Fに加熱して、シリコ−ンコ
−ティングされたインサ−トのまわりにチュ−ブを熱収
縮させることによって、PFAチュ−ブをシリコ−ンコ
−ティングされたインサ−ト上にラミネ−トした。メル
カプト非含有ポリシロキサン剥離剤を使用しないで上記
のとおりの融着試験を行った。試験は300−340°
Fの融着ウィンドウをはっきり示したが、PFAロ−ル
の表面が研磨された後のみで剥離添加剤を含むゼロック
ストナー72830が使用された場合のみであった。ポ
リシロキサンの助けを借りた試験時には、300−40
0°Fの融着ウィンドウが達成された。従って、この金
属酸化物を充填していないふっ素エラストマー組成物
は、ポリシロキサン油によって湿潤される能力がフルオ
ロカーボン樹脂と同等であり、なじみやすさを更に提供
しながらオフセットの無い剥離特性を提供し、従って向
上したコピ−特性を提供する。PFAスリ−ブの試験結
果を下記の表12にまとめる。
【0033】
【表12】
【0034】3M社製FX2530等の69〜71%の
総ふっ素を含有するふっ素エラストマーを含む表面組成
物を有する融着部材は、許容し得るあるいは満足のゆく
融着幅で、金属−金属酸化物のポリシロキサン剥離剤の
メルカプト官能基との相互作用に依存することなく、熱
可塑性および熱硬化性トナ−粉末が基体の表面に固着す
ることを可能にすることができる。この組成物がオフセ
ットを防ぐ能力は、総ふっ素含有量が高くてヘキサフル
オロプロピレン単量体含有量がより高いことと、その結
果としての組成物表面が標準非反応性ポリシロキサン剥
離剤によって湿潤されて効果的で不透過性の低表面エネ
ルギ−PDMS剥離層として維持されるのを可能にす
る、ふっ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン比に
かかっていると思われる。このようなふっ素エラストマ
ー組成物は、適切な弾性を有し、40−80のショア
“D”硬さを有するフルオロカ−ボン樹脂に較べて、5
5−65のショア“A”硬さを有する。1〜5ミル厚の
表面層はコピ−特性の向上につながる特に望ましいなじ
みやすさ特性を提供する。本発明の融着ロ−ル構造は、
金属製基体にエポキシ系またはシラン系接着剤で組成物
を接着することができるという点でも有利である。
【0035】実施例11 オフセットが始まる前に融着ロ−ルを融着に使用するこ
とができるコピ−数も融着ロ−ルの重要な特性である。
例えば、融着ウィンドウが大きくても、オフセットが始
まる前に2〜3千のコピ−しか生じることができない融
着ロ−ルは、商品としては受け入られない。ゼロックス
1065複写機で使用できる剥離寿命を測定するため
に、エラストマ−皮膜を有する融着ロ−ルを作製した。
下記の表13中の結果が、試験2と試験3において使用
された、本発明に従ってHFPのモル%がより高い融着
ロ−ルは、剥離不全を生ずる前に遥かにより多くのコピ
−を融着する事をはっきりと示す。
【0036】
【表13】
【0037】微量の金属含有充填剤を含むビトンGH
(VF2,HFPおよびTFEのターポリマーおよび硬
化部位単量体のモノマー)の皮膜を有する米国特許第4
272179号の実施例VIIは、剥離剤としてポリジ
メチルシロキサン融着油が使用された場合に、剥離不全
を生ずる前に1000枚以上のコピ−に好適であった。
先の説明から上記の目的が効果的に達成される事がわか
る。また、本発明の趣旨と範囲から逸脱しない範囲内で
上記の構造を変えてもよく、上記の説明に含まれ添付の
図面に示されているすべての内容が説明的なものとして
解され、限定的な意味に解されるべきである。特許請求
の範囲は本明細書に記載されている発明の包括的な特徴
と実施態様的な特徴のすべてを含むものであり、本発明
の範囲のすべての記述は、その文言どおりに解されるべ
きである。前記の特許請求の範囲では単数で表わされて
いる成分または化合物は、可能な限りそのような成分の
矛盾のない混合物を含むように意図されたものであるこ
とが特に理解されるべきである。
【0038】
【発明の効果】本発明の融着ロールは、メルカプト官能
基含有剥離剤を用いなくとも、オフセットを防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】融着ロ−ル試験アセンブリ−の概要的断面図で
ある。
【図2】本発明の一具体例に従って構成された単層融着
ロ−ルの断面図である。
【図3】本発明の他の具体例に従って構成された多層融
着ロ−ルの断面図である。
【符号の説明】
11 剥離剤塗布装置 12 トナー粒子 13 紙 15 ウィック 20,200,300 融着ロール 30 圧力ロール 100 融着試験アセンブリー 201,301 インサート 202,302 表面層 303 基層 304 つなぎ層

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体と基体上の表面層からなり、表面層
    がふっ化ビニリデンと約23.4モル%以上のヘキサフ
    ルオロプロピレンを含有するふっ素エラストマ−で形成
    されていることを特徴とする、トナ−粒子を記録媒体上
    に固着させるための融着部材。
  2. 【請求項2】 ふっ素エラストマ−が約30.0モル%
    以上のヘキサフルオロプロピレンを含有する、請求項1
    に記載の融着部材。
  3. 【請求項3】 ふっ素エラストマ−が約38.1モル%
    以上のヘキサフルオロプロピレンを含有する、請求項1
    に記載の融着部材。
  4. 【請求項4】 ふっ素エラストマ−がヘキサフルオロプ
    ロピレンとふっ化ビニリデンの共重合体である、請求項
    1に記載の融着部材。
  5. 【請求項5】 約37モル%以上のヘキサフルオロプロ
    ピレンを含有する、請求項4に記載の融着部材。
  6. 【請求項6】 融着部材がロ−ルの形をしており、ふっ
    素エラストマ−がロ−ルの外側被覆層である、請求項1
    に記載の融着部材。
  7. 【請求項7】 基体が金属酸化物充填剤含有シリコ−ン
    材料の層をその上に有する金属コアの形をしている、請
    求項1に記載の融着部材。
  8. 【請求項8】 表面層と基体との間に設けられたふっ素
    エラストマ−のつなぎ層を含む、請求項1に記載の融着
    部材。
  9. 【請求項9】 ふっ素エラストマ−が求核付加硬化によ
    って硬化させられている、請求項1に記載の融着部材。
  10. 【請求項10】 求核付加硬化がMgOを受容体として
    使用し、Ca(OH)2を活性剤として使用している、
    請求項9に記載の融着部材。
  11. 【請求項11】 100重量部のエラストマ−当たりM
    gOが約2〜4部含まれ、Ca(OH)2が約4〜8部
    含まれている、請求項10に記載の融着部材。
  12. 【請求項12】 ふっ素エラストマ−が、100部のエ
    ラストマ−当たり約10部よりも少ない金属酸化物を含
    む、請求項10に記載の融着部材。
  13. 【請求項13】 基体と、ふっ化ビニリデンと約23.
    4モル%以上のヘキサフルオロプロピレンとを含有する
    ふっ素エラストマ−材料で形成されており基体上に設け
    られている表面層と、表面層の表面上に設けられている
    ポリシロキサン剥離剤液とからなる、トナ−を記録媒体
    に融着させるための融着システム。
  14. 【請求項14】 剥離剤液が、メルカプト官能基化合物
    を実質的に含まない、請求項13に記載の融着システ
    ム。
JP3041140A 1990-02-09 1991-02-12 ふっ素エラストマーで表面被覆された融着ロール Pending JPH0798551A (ja)

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US07/478074 1990-02-09

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