JPH0798565B2 - コンベアローラ用弾性リング - Google Patents

コンベアローラ用弾性リング

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JPH0798565B2
JPH0798565B2 JP2251949A JP25194990A JPH0798565B2 JP H0798565 B2 JPH0798565 B2 JP H0798565B2 JP 2251949 A JP2251949 A JP 2251949A JP 25194990 A JP25194990 A JP 25194990A JP H0798565 B2 JPH0798565 B2 JP H0798565B2
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章 前田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、走行するコンベアベルトを下方から支承する
コンベアローラの外周に嵌装固着して使用するゴムのよ
うな弾性素材から成る弾性リングの改良に係る。
〔従来の技術〕
従来コンベアローラRは第7図のように一般に中空管状
のシャフトが用いられコンベア装置のフレーム下に両端
を固定した支承軸Sに対し、コンベアローラRはその両
端内側に固定したベアリング8を介して回転可能に支承
されている。そして、コンベアローラRの外周には、コ
ンベアベルトの横巾に応じて所要の間隔を置き、所要数
のゴムのような弾性可塑材から成る弾性リング1が嵌装
固着されて用いられている。
さらに、コンベアローラRに弾性リング1を固着するに
は接着剤による接着手段を採用し、内周面に接着剤を塗
布した弾性リング1をコンベアローラRの一端側から所
要位置まで圧嵌する手段を採用している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、この従来のコンベアローラRへの弾性リング
の圧嵌作業には強大な押圧力を必要とするもので、搬送
作業現場においては簡単に行えず、結局、前記の作業は
特殊な圧嵌設備を有する専門工場に依存している現状で
きわめて不便である。
他方、上記工程に成るコンベアローラRを入手した場合
も、故障の発生した弾性リングのみを現場において新品
と交換することは不可能であり、また、コンベアローラ
Rに内蔵したベアリング8に支障が発生した場合には作
用可能の弾性リングのすべてをコンベアローラRと共に
放棄しなければならない場合も生ずる。即ち、弾性リン
グ1のうちの一個のものに支障が起こっても、またコン
ベアローラRのベアリング8に支障が発生してもその都
度総ての弾性リングを接着した新品のコンベアローラR
と交換する必要があり、経済的にまことに不合理と言わ
ねばならないなどの多くの問題点があった。
本発明は、従来技術の諸問題点を適確に排除しようとす
るもので、コンベアローラRに対する弾性リング1の圧
嵌固着を専門工場に依存することなく、またコンベアロ
ーラRに対し各弾性リングを単独に固着したり取りはず
したりすることが可能であり、しかもこれ等の作業がす
べて特殊技術を必要とすることなく搬送現場において容
易に行え、さらに内装されるベアリングに支障のない場
合にはコンベアローラRを架設したままの状態において
弾性リング1の交換が行えるようにしたもので、甚だ簡
単な操作によりコンベア装置の機能を常に良好に維持す
ることを可能となしたコンベアローラ用弾性リングを提
供することを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記の従来技術の問題点を解決するためになさ
れたもので、コンベアローラに備える弾性リングの環状
部に開口を設け、該開口により弾性リングに形成する拡
開通路を通して弾性リングをコンベアローラの側方か
ら、これを跨いでその外周に嵌装するようになし、さら
に前記弾性リングにはコンベアローラに対し該弾性リン
グを固定したり或いは固定を解いたりする制御機構を配
備した構成において、弾性リングの内部に該弾性リング
の外周面に平行して延びる帯状金属板又は金属線条から
選ばれた補強条を埋設し、前記環状部の開口を挟んで互
いに対向する弾性リングの両端部に臨む前記補強条の端
部にそれぞれねじ孔部材を固着し、該ねじ孔部材に設け
たねじ孔と、弾性リングの開口内に配置した回動用操作
部のある操作ねじとにより、前記制御機構を構成し、該
制御機構により前記補強条を介して弾性リングを緊締自
在に構成したことを特徴とするコンベアローラ用弾性リ
ングに係るものである。
即ち、弾性リング1に設けた開口2によって弾性リング
1に形成する拡開通路21を通して弾性リング1をコンベ
アローラRの外周に嵌装するようにする構成を採用する
ことによって、従来技術の如く環状の弾性リング1にコ
ンベアローラRの一側端からその外周に圧嵌する構成を
廃止し、コンベアローラRがコンベア装置のフレームF
に架設されたままの状態において、弾性リング1がコン
ベアローラRの外側からこれを跨いでその外周に嵌装さ
れるようになし、さらに弾性リング1にはコンベアロー
ラRに対し弾性リングを固定したり或いは固定を解いた
りする機械的の制御機構Cを配備する構成を採用するこ
とによって、従来技術の如くコンベアローラRに対し弾
性リング1を化学的接着手段によって固着する構成を廃
止し、コンベアローラRに対し、弾性リング1を固定し
たり、また必要によって固定を解いて嵌装の場合と逆の
順序でコンベアローラRから弾性リング1を取りはずす
ことができるようにしたものである。
重ねて言えば、コンベアローラRがコンベア装置のフレ
ームFに架設したままの状態において弾性リング1をコ
ンベアローラRの外周に嵌装して固定することが可能で
あると同時に、必要の場合には固定を解いて弾性リング
1をコンベアローラRから取りはずすことが極めて容易
に行えるわけである。
〔実施例〕
本発明を実施例につき第1〜6図例で説明すると、コン
ベアローラRに嵌着配備される弾性リング1は、その環
状部に開口2を設け、該開口2により弾性リング1に形
成される拡開通路21を通して弾性リング1をコンベアロ
ーラRの側方からこれを跨いでその外周に嵌装するよう
になし、さらに前記開口2に弾性リング1を固定したり
或いは固定を解いたりする制御機構Cを配備してある。
そしてこの制御機構Cは、コンベアローラRの外周に対
し弾性リング1を締め付けたり緩めたりする制御機構
で、前記弾性リング1の環状部にある開口2を挟んで互
いに対向する弾性リング1の両端部11,11を互いに引き
寄せたり遠ざけたりする制御機構Cを持ったものが用い
られる。即ち、該制御機構Cが、互いに螺合した雄雌ね
じの一方を回動して長さの制御を行うねじ機構を含んで
いるが、環状部の開口2を挟んで互いに対向する弾性リ
ング1の両端部11,11にそれぞれ取り付けた互いにねじ
方向を異にするねじ孔3,3とこれらのねじ孔3にそれぞ
れ螺合するねじ杆4,4を持ち、かつ前記開口2内に配置
した回動用操作部5とで構成した操作ねじを用いるのが
よい。
この場合、前記弾性リング1はゴム又は合成樹脂からな
り、その内部に弾性リング1の外周面に平行して帯状金
属板6又は金属線条より選ばれた補強条を埋設するのが
有効で、この帯状金属板6にねじ孔3を形成したり、ね
じ孔3のある袋ナットを固着したりして環状部の開口2
を挟んで互いに対向する弾性リング1の両端部11,11
それぞれ取り付けたねじ孔3とし、このねじ孔3に螺合
するねじ杆4と、前記弾性リング1の開口2内に配置し
た回動用操作部5と、弾性リング1に埋設した帯状金属
板6とで弾性リング1の制御機構Cを構成して弾性リン
グ1を締付けたり緩めたりしやくすしてある。この実施
例では互いに弾性リング1の両端部11,11を引き寄せ、
または隔離するターンバックルのねじ機構を用いてある
が、必要に応じ一方をルーズに嵌挿する係支軸構造とし
てもよいし、ねじ孔3とねじ杆4とは相対関係にあるの
で前記構成と反対構成としてもよい。この場合回動用操
作部5のあるカラーを介在配備すればよい。
なお前記回動用操作部5には係脱自在に嵌着する充填部
材を兼ねた部材を付設してもよい。
また前記帯状金属板6は弾性リング1の芯金として用い
て補強並びに開口2の拡開通路21を形成する際に有効で
あるが、弾性リング1の可撓性のみを活用する場合には
省略して弾性リング1の両端部11,11のみに袋ナット或
いはねじ孔3のある金属板を埋設若しくは張着すること
もできる。
なお、前記弾性リング1の外周面にはセラミックス板な
ど耐摩性部材を張装したり、金属若しくはセラミックス
球体を埋設してもよく、また前記弾性リング1に設けた
開口2内の空隙部分に必要に応じ充填材(図示せず)を
充填配置することもできる。
さらに、前記弾性リング1はコンベアローラR上に複数
配備されるが、接近状態に並列配備してもよいし、さら
に断面形状の弾性リング1,1間に充填部材7としてV型
リング或いは割形詰物部材を介在させて所定巾の受面を
形成するようにすることも選んでできる。この場合並列
配備をコンベアローラの両端部側に採用するとベルトの
横振れ防止に有効である。
図中8はベアリング、9は支承軸である。
しかして、コンベアローラRに弾性リング1を装着する
場合、第5図及び第6図に示すように弾性リング1が自
由な状態にあるとき、即ち、弾性リング1がコンベアロ
ーラRに嵌装されていない場合、又はコンベアローラR
に嵌装されているが、制御機構Cが緩められて固定状態
は解かれている場合には、弾性リング1の開口2の対向
端面11,11は弾性リング1の中心軸線G,Gを含み開口2の
中央(対向する両端部11,11の間隔の中央)を通過する
平面に平行するようになっている(第5図の(I)、第
6図鎖線参照)。
この開口2を拡開通路21に変形させるには、第5図のII
(第6図実線)の如く、対向端面に平行に矢印K,Lの如
く互いに反対方向に押圧して開口2を横方向に開き、間
隔Nを保つ拡開通路21を形成するわけである。
この弾性リング1をコンベアローラRの外周に嵌装する
場合、或いはコンベアローラRに嵌装されている弾性リ
ング1を取りはずす場合には、上記の如く弾性リング1
に形成した拡開通路21を通してコンベアローラRを跨ぎ
越えるわけである。この際弾性リング1の対向する両端
部11,11を互いに引き寄せたり遠ざけたりする制御機構
Cを操作して弾性リング1のコンベアローラRに対する
強固な嵌着保持並びに離脱がきわめて容易迅速に行い得
るものである。
〔発明の効果〕
本発明は、弾性リングに設けた開口によって弾性リング
に形成する拡開通路を通して弾性リングをコンベアロー
ラの外周に嵌装するように構成を採用することによっ
て、従来技術の如く環状の弾性リングにコンベアローラ
の一側端からその外周に圧嵌する構成を廃止し、コンベ
アローラがコンベア装置のフレームに架設されたままの
状態においても、弾性リングがコンベアローラの外側か
らこれを跨いでその外周に嵌装されるようになし、さら
に弾性リングにはコンベアローラに対し弾性リングを固
定したり或いは固定を解いたりする機械的の制御機構を
配備する構成を採用することによって、従来技術の如く
コンベアローラに対し弾性リングを化学的接着手段によ
って固着する構成を廃止し、コンベアローラに対し、弾
性リングを固定したり、また必要によって固定を解いて
嵌装の場合と逆の順序でコンベアローラから弾性リング
を取りはずすことができるようにしたことによりコンベ
アローラに対する弾性リングの圧嵌固着を専門工場に依
存することなく、またコンベアローラに対し各弾性リン
グを単独に固着したり、取りはずしたりすることが可能
であり、しかもこれ等の作業がすべて特殊技術を必要と
することなく搬送現場において容易に行え、さらに内装
されるベアリングに支承のない場合にはコンベアローラ
を架設したままの状態において弾性リングの交換が行え
るようにしたもので、甚だ簡単な操作によりコンベア装
置の機能を常に良好に維持することを可能であり、しか
もコンベアローラをコンベア装置のフレームに架設した
ままでも弾性弾性リングの脱着が可能となる取扱いがで
き、コンベアローラを無駄に放棄しなければならない不
経済さもないし、更新の運転操作を停止させる時間空費
も少なくすることもできるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す使用状態の斜視図、第
2図はコンベアローラの部分を拡大して示した一部切断
正面図、第3図は第2図II線における縦断面図、第4図
はその一部の拡大切断側面図、第5図は弾性リングの開
口の部分のみを拡大して示した部分斜面で、図の(I)
は弾性リングが自由な状態にある場合を、(II)は拡開
通路を形成した場合をそれぞれ示したものである。な
お、両図とも制御機構の部分は除去してある。第6図は
装着作用状態の斜視図、第7図は従来例の使用状態の斜
視図である。 R……コンベアローラ、1……弾性リング、11……端
部、2……開口、21……拡開通路、3……ねじ孔、4…
…ねじ杆、5……回動用操作部、6……帯状金属板、7
……充填部材、8……ベアリング、9……支承軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンベアローラに備える弾性リングの環状
    部に開口を設け、該開口により弾性リングに形成する拡
    開通路を通して弾性リングをコンベアローラの側方か
    ら、これを跨いでその外周に嵌装するようになし、さら
    に前記弾性リングにはコンベアローラに対し該弾性リン
    グを固定したり或いは固定を解いたりする制御機構を配
    備した構成において、弾性リングの内部に該弾性リング
    の外周面に平行して延びる帯状金属板又は金属線条から
    選ばれた補強条を埋設し、前記環状部の開口を挟んで互
    いに対向する弾性リングの両端部に臨む前記補強条の端
    部にそれぞれねじ孔部材を固着し、該ねじ孔部材に設け
    たねじ孔3と、弾性リングの開口内に配置した回動用操
    作部5のある操作ねじとにより、前記制御機構を構成
    し、該制御機構により前記補強条を介して弾性リングを
    緊締自在に構成したことを特徴とするコンベアローラ用
    弾性リング。
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